仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.01.18
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カテゴリ: 国政・経済・法律
今週末は3県で知事選挙の投票がある。愛媛は現職で決まりだろうが、他の2県は非常に興味深い戦いだ。

山梨県知事選挙は、現職山本氏と横内元衆院議員が前回と同様に対決する構図で、互角の戦いを展開している。山本氏は父子2代の甲府市長から知事に転身、方やの横内候補は実弟が韮崎市長と、地域対決の構図でもあるようだ。民主党は県連レベルで山本氏を推薦したが、自民は国会議員と県議が両陣営に分裂しており、接戦だ。山本知事の1期4年の評価が問われるのだろうが、明確な大争点もなく、政界の怨念合戦のような印象を受ける。草の根を強調する横内氏に勢いがあるように感じる。

宮崎は、そのまんま東と川村前林野庁長官が横一線というのが、宮崎日日新聞や全国紙の評だ。出直し知事選挙の特殊性で、みんなが改革を訴えるから却って争点がぼける。そこへ来て、表面上は持永氏自公推薦で一本化したが、持永氏と元出納長との「しがらみ」払拭問題や一本化の手法への反発で、離反も生じて保守も分裂。無難な行政経験イメージと、保守の組織戦が前面に出ないこと、更に民主が支援することで、川村氏が優位のようだが、組織を引き締めて持永氏の追い上げも可能だろう。

いずれにしても、知名度にまさる東候補は保守層の取り合いによる影響も少なく優位と言える。県民も斬新さを求める。街頭やTVで弁舌が有権者に響けば、リードする可能性も。

保守組織戦、手堅い官僚リーダー、タレントという三者三様の候補者像に、出直し選挙という目に見えない有権者心理が渦巻く土俵が与えられ、最後までどこに流れるか不透明だろう。選挙としては極めて面白いと思う。





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最終更新日  2007.01.18 01:14:32
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はじめまして  
宮崎県知事選。
最後の最後まで流動的みたいですね。
保守王国という性格からタレントそのまんま東氏を受け入れる土壌は育っていないのではないかと思っていたのですが、保守内の分裂により思わぬ展開になるかもですね。
タナボタ知事誕生か? (2007.01.19 17:53:57)

Re:はじめまして(01/18)  
yon-special-2006さんコメントありがとうございます。
本当に目が離せませんね。私は仙台にいるので、地元の課題や候補者の肉声がわからないのですが、かなり接戦なのでしょう。明日の開票を注目します。 (2007.01.20 06:30:29)

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