仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.06.16
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カテゴリ: 東北
藤原嘉藤治(1896-1977)は岩手県紫波町の出身。音楽教員などを経て開拓農家の指導者に。宮沢賢治の親友で最大の理解者。郷土を愛した偉大な先人だ。

嘉藤治と賢治が出会った時は、嘉藤治が花巻高等女学校の音楽教師、賢治は花巻農学校の教員。既に新聞や雑誌で著名だった嘉藤治に、賢治が自作の詩の批評を求めて、学校の宿直室を訪ねたのだそうだ。やがて嘉藤治は賢治の人格や作品を高く評価し、音楽活動などをともにし、賢治の没後は全集の編集に取り組む。さらに戦後は開拓農民として地域活動に功績を残した。

賢治の才能を初めて正当に認め、賢治の作品を世に紹介し、そして賢治の精神を体現して開拓農民の指導に尽力する。偉業の先人だが、岩手出身の私も不勉強で実はよく知らなかった。

嘉藤治が開拓した東根山麓では毎年6月に、かとうじ山の音楽会が開かれる。今年も16日に行われるという(岩手日報 記事 )。郷土の先人を顕彰し、ふるさとを考える、すばらしい活動だと思う。





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最終更新日  2007.06.16 09:48:03
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