仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.12.22
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カテゴリ: 東北
黒石市の純金こけしを落札したのは仙台市の健康食品販売会社だった。社長が青森県出身なのでお手伝いしたい気持ちで入札したとのコメントが報道されていた。

このときの報道では、入札は仙台市青葉区の健康食品販売会社「ジャパンヘルスサミット」の1件のみで、開札の結果入札の最低価格1億9000万円を上回るなど入札基準を満たしており、この会社の落札が決まった。入札価格は1億9100万円から1億9500万円以下と見られている、との内容だった。また、黒石市では12月議会の議決を経て売却することになっている。

金額はいくらなのか、気になっていた。先月の報道で「1億9100万円から1億9500万円以下とみられる」とあったのは、取材に対して「最低価格にいくらか上乗せしたよ。百万円単位だね。片手くらい? まあそこまで行くかねえ」なんてやりとりがあったのだろうか。勝手に想像していた。

そしてその議決が昨日(21日)にあった。東奥日報の記事によると、
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黒石市が十一月に行った一般競争入札で売却先が決定した「純金・純銀こけし」の財産処分に関する議案が二十一日の市議会に追加提出され、可決された。これで、財政難を理由に市が手放すことを決めたこけしの売却が正式決定した。

落札価格はこれまで明らかにされていなかったが、市によると一億九千百万円(税込み二億五十五万円)で売却される。

落札したのは健康食品会社ジャパンヘルスサミット(本社・仙台市、島川隆哉社長)。売却金が入金され次第、早ければ年内にも「純金・純銀こけし」は同社に引き渡される。
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ちなみに、黒石市の「議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」の第3条(議会の議決に付すべき財産の取得又は処分)によると、予定価格2千万円以上の不動産又は動産の買入れ又は売払いは、議会の議決になる。

さて、あとはこの会社でどう使うのでしょうか。

■関連する過去の記事(あまり関連もしないが...)
白石市と黒石市の交流を考える (06年12月6日)

白石と黒石の交流として囲碁の対局を続けているという記事だが、このアイデアは本当に素晴らしいと感じた。仙台のこの社長さんも、純金こけしを白石のこけし館に展示するとか、そんな粋な計らいがあれば、東北人としてこの上なく嬉しいのだけれど。





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最終更新日  2007.12.22 17:15:41
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