仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2012.01.02
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カテゴリ: 仙台
もう昨年のことになってしまうが年末の頃の河北新報に出ていた。仙台駅西口のバスプールなどと言うが、バス乗り場をバスプールと呼ぶのは仙台など東北に限られているのだそうだ。

恥ずかしながらこれは気が付かなかった。私の感覚では、バスターミナル、バス乗り場、バスプールなどそれぞれニュアンスの違いはあっても、あるいは行政やバス会社がどれを公称しているかの問題はあっても、どの都市に行ってもあまり気をせずにいずれも共通に使える用語だと思っていたからである。

あえて言えば、「バスターミナル」は一点あるいは一つの建物に集約された感じ。名古屋のような場合や、仙台でも広瀬通の中長距離バス専門の乗り場。「バスプール」は、次の発車時刻までバスが何台も待機している平面的な広がりを想起させる言葉で、仙台駅前で「プール」というならタクシープールがより相応しいと思うのだが、なぜか仙台ではあまり言わないように思う。

さて、仙台では以前から駅前のバスターミナル構想が持ち上がっては消えるのを繰り返してきたように思う。市内や郊外団地に伸びる路線の停留所が「仙台駅(前)」と呼べないほどに周囲に分散してしまっていること、また、中長距離路線の発着場が駅前に確保されないこと、更に言えば、ここに物販店など商業要素も盛り込んで一大「ターミナル」を設けようじゃないか、という話が経済界などから持ち上がるのだ。

こうした論調からすれば、来るべき(?)ターミナルが実現するまで、プールと呼んでおくのが「自然」だったのかも知れない。これは当ジャーナルの勝手な邪推だが。





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最終更新日  2012.01.02 22:58:15
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