仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.01.05
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カテゴリ: 雑感
今朝車を運転中のこと。大きな交差点で信号待ちしていると、眼前を車たちが左から右へ、あるいは右から左へ動いていく。正月の土曜日とあって数もまばらだ。その中に一台のトラックが左から右へ、つまり車体の右側をこちらに見せて流れていった。

そこにある社名とおもわれるカタカナが、なんと、裏文字(鏡文字)なのだ。

以前も書いたが、車体右側の社名は右横書きの表記が今でも少なくない。しかし、長文だったり、ローマ字だったりすると、意味が分からず当惑してしまう例も多い。

裏文字は、すぐれたアイデアではないか!と一瞬思ったのだ。進行方向の先頭から書くという伝統的な右横書きの作法を守りつつ、左横書きという戦後からの我々の文字感覚も生かすとしれば、これしかないだろう。

でもよく考えると、カタカナの裏文字にすると別の文字に見えたりもするし、そもそも裏文字で書いていると言うことが瞬時にわからないと意味がないから、逆に読解難易度が上がってしまって、一般には無理だろう。見慣れたロゴのように構成している文字列なら、瞬時にわかる可能性も高いだろうが。

おそらく、この運送会社(たぶん)はシャレでやっているのだろう。それはそれで楽しいが。
(車体左側は見ていないが当然通常の表記だろうけど、もし鏡文字なら相当上級のシャレだ。パネルの中の荷物に見せているんデス、とでも。)

■関連する過去の記事
車の右側面のテキストは左右どちら向きに書くか
車体右側の「社名」をどう書くか (07年5月24日)


ところで、車体と裏文字(鏡像文字)と言えば、救急車両を思い出す。あれは車体前面だ。

かなり昔のことだが、乗用車のターボエンジン搭載が流行した頃は、なぜかボンネットのあたりにturboの裏文字があるのがシンボルだったように思う。

また、人間の脳の左右の半球の働きのメカニズムや認識構造との関係で、人が裏文字を書くことが知られているという話がある。以前TVでやっていたのでは、遺伝的に鏡像運動をする一族がいるということだった。

幼児が裏文字を書くということも良く聞く。我が子のうちひとりが左利きだが、たしかに、平仮名を裏文字で書いていたように思う。やはり何か関係があるのだろうか。





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最終更新日  2013.01.05 12:14:07
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