仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2023.10.17
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カテゴリ: 東北



■渡部史絵、結解学『鉄道写真 ここで撮ってもいいですか』オーム社、2023年

鉄道写真を撮るためのマナー、なぜそれが違反になのか、などをくわしく解説してくれる本なのだが、手にしたのは、掲載されている写真が楽しいから。

いくつか東北地方の写真もでていた。

釜石線(平倉-足ヶ瀬)でひまわり畑の傍らを走るSLの美しい写真がある。この畑のひまわりは、油の採取のために育てているのだが、農家の方の好意で農道や駐車場を開放している。撮影は、畑に入らず、農道から行うこと。そして、厚意に感謝するため、鉄道愛好家がひまわり栽培の募金箱を設置している(その写真もあり)。

花輪線赤坂田駅を出発したキハ110を真っすぐ正面から撮影した写真がある。線路上から待ち構えて撮影したようにも見えるが、アウトカーブの外側から望遠レンズで撮ったもの。発表されている写真はこの方法で撮られている。線路に立ち入ったりカメラを設置するのは、違法だ。

風の強い日の五能線(広戸-追良瀬)。写真は、列車が波しぶきを上げる海沿いを走る迫力がある。強風時は荷物が飛ばされたり三脚が倒れることに注意だ。

かつてのような窓が大きく開く車両はなくなったが、撮影のため窓から手や顔を出すのは、危険でNGだ。2006年に花輪線と山田線で窓枠に置いたカメラで撮影された、美しい山河の写真がある。





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最終更新日  2023.10.17 08:16:40
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