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10月16日からTVで始まった『のだめカンタービレ』。音大を舞台にしたマンガのドラマ化とのことで見始めたが、これは面白いと、直ぐにマンガ単行本(16巻分)を注文し、一気に読んでしまった。(マンガの単行本を買ってまで読むのは十何年ぶりか)あくまでもマンガなので、こんなに旨く行くはずの無いストーリーなのだが、オケ練習やピアノ指導がそれなりに本格的に書かれているのでその気にさせる。これまではオーケストラとピアノが主体で、声楽の出番がほとんど無いのが残念。ぜひ今後はオペラの指揮を希望。ドラマの方は「のだめちゃん」がイメージにピッタリで、後の配役はこんなものか。竹中直人の怪演に期待。またドラマ中は数々のクラッシック曲が流れるのが楽しい。竹中直人登場でドンジョバンニの騎士長のアリアは笑ってしまった。しばらくは月曜の夜が楽しみだ。End
2006.10.29
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鑑賞日:2006年10月22日(日) 15:00開演入場料:E席3,000 5階席(R1列17番)主催:(財)日本オペラ振興会藤原歌劇団公演ロッシーニ作曲「ランスへの旅」オペラ1幕会場:東京文化会館大ホール指 揮:アルベルト・ゼッダ管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団フォルテピアノ:小谷彩子公演監督:岡山廣幸演出美術:エミリオ・サージ衣 装:ペーパ・オハングレン 照 明:石川紀子 振 付:麻咲梨乃 出 演コリンナ: 高橋 薫子メリベーア: 森山 京子フォルヴィル伯爵夫人: 佐藤 美枝子コルテーゼ夫人: 小濱 妙美騎士ベルフィオール: 小山 陽二郎リーベンス伯爵: マキシム・ミロノフシドニー卿: 彭 康亮ドン・プロフォンド: 久保田 真澄トロボノク男爵: 折江 忠道ドン・アルバロ: 牧野 正人ドン・プルデンツィオ: 柿沼 伸美ドン・ルイジーノ: 川久保 博史デリア: 小林 厚子マッダレーナ: 河野 めぐみモデスティーナ: 向野 由美子ゼフィリーノ: 石川 誠二アントーニオ: 立花 敏弘ジェルソミーノ: 納谷 善郎感想初めての藤原歌劇団公演として、ロッシーニ作品とのことで5階天井桟敷で鑑賞。これまで聞いたことの無い作品だが、当時上演後に楽譜が失われ幻の作品となったものを資料を集め1984年ロッシーニ・フェスティヴァルで上演されたものとのこと。物語はフランス新国王シャルル10世のランス大聖堂での戴冠式に列席するため、フランス保養地の温泉ホテルに集まったヨーロッパ各国の紳士淑女の繰り広げる恋愛模様。と言っても深い内容は全くなく、とにかくロッシーニの美しいメロディにのせ如何にコロラトゥーラだらけのアリアや重唱を旨く歌えるかを聞くもの。一幕もので舞台もホテルの木製バルコニーのみで幕引きも無し。まずはオーケストラが素晴らしい。これぞイタリアオペラとの印象で指揮者の功績か。聞き所は中盤の14人によるアカペラの重唱で、これはオーケストラにも負けない音量で大変素晴らしい。その他、フィナーレの各国の歌の披露も楽しめた。出演者の中ではコリンナ(即興詩人)役、ソプラノ高橋薫子が断トツに良かった。ハープのみの伴奏によるアリアは最高音まで澄んだビブラートの無い声質で、音量も抜群。フィナーレの新国王に因んだ即興詩のアリアは、舞台から降りハープの側での独唱で、5階席でも鼓膜が振るえる歌唱だった。その他、騎士ベルフィオール役、テノール小山 陽二郎も良く通る声で、同じテノールのマキシム・ミロノフよりも良かった。観客は5階席まで9割以上の満席状態。あまり有名でない作品でも満席とは、さすがは藤原歌劇団。来年1月の「ラ・ボエーム」も楽しみだ。End
2006.10.22
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鑑賞日:2006年10月15日(日) 14:00開演入場料:B席8,000 5階席(5CB列13番)主催:(財)横須賀芸術文化財団制作:(財)東京二期会横須賀芸術劇場モーツァルトイヤー 宮本亜門演出モーツァルト オペラ「フィガロの結婚」 会場:横須賀芸術劇場指 揮:現田茂夫管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団合 唱:二期会合唱団演 出:宮本亜門 装 置:ニール・パテル 衣 装:前田文子 照 明:大島祐夫 振 付:麻咲梨乃 出 演アルマヴィーヴァ伯爵:黒田博伯爵夫人 : 佐々木典子ケルビーノ: 林美智子フィガロ : 山下浩司スザンナ : 薗田真木子バルトロ : 鹿野由之マルチェリーナ:竹本節子ドン・バジリオ:上原正敏ドン・クルツィオ:牧川修一アントニオ: 村林徹也バルバリーナ:里中トヨコ花娘1 : 赤羽佐東子花娘2 : 岩田真奈感想東京二期会オペラ劇場としての9月オーチャード公演を、指揮者、管弦楽を代えて横須賀での公演。宮本亜門演出は原作通りの設定で、劇団流の細かい部分での演出はあったが全体的にはオーソドックスなもの。3幕から4幕へは幕を下ろさず、3幕の廊下の壁(門状)を回転移動させ夜の森の情景にした所は物語がとぎれずに良かった(TVで見たシャンゼリゼ劇場では回転舞台だったが)。出演者の中ではスザンナ役薗田真木子、ケルビーノ役林美智子がビブラートが少なく若々しい声で大変良かった。フィガロ役山下浩司、伯爵役黒田博も存在感ある声量。フィナーレのアンサンブルも迫力があり聴きごたえあり。観客は1階席は7割程度の入りだったが、3階以上の席は空席が目立ち2~3割程度か。これだけのレベルのコンサートで空席が多いのは残念。今回B席でも5階であり、座席料金体系を見直しては。宮本亜門演出、東京二期会公演は11月に「コジ・ファン・トゥッテ」を鑑賞の予定。End
2006.10.15
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鑑賞日:2006年10月08日(日) 14:00開演入場料:S席14,000 1階席(9列22番)主催:ジャパン・アーツ錦織健プロデュース・オペラVol.III モ-ツァルト歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫全2幕会場:東京文化会館大ホール 指 揮:現田茂夫管弦楽:ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団合 唱:ラガッツィチェンバロ:服部容子演 出:伊藤隆浩 美 術:天野喜孝舞台装置:古口幹夫衣 装:スティーブ・アルメリーギ照 明:喜多村貴舞台監督:堀井基宏出 演ドン・ジョヴァンニ(Br):大島幾雄ドンナ・アンナ(S):佐藤しのぶドンナ・エルヴィラ(S):澤畑恵美ツェルリーナ(S):足立さつき レポレロ(B):池田直樹 ドン・オッターヴィオ(T):錦織健 マゼット(Br):志村文彦 騎士長(B):三浦克次 感想テナー歌手「錦織健」プロデュースオペラの第3弾。先日の「徹子の部屋」出演時にも言っていたように自称「お茶の間のテナー歌手」としてオペラ鑑賞初級者を対象に分かりやすい作品で、日本全国を2ヶ月間12公演することで、地方の新たな顧客の開拓と演奏者自身の技術向上を目指しているとのこと。さすが「お茶の間のテナー歌手」と言っているだけあり、客席は本当の満席(1階での空席は当方の斜め後ろだけか)の人気であり、当人のアリアの後の拍手は凄かった。本日の公演が7回目に当たり、トラブルや演奏にミスは全く見られず、長期間公演の良さが出ていると思った(そこを狙って初日の座間公演は避けたのだが)。出演者の中ではやはり錦織健が一番良かったか。合唱は「ラガッツィ」と称し他ではソリストとして歌っている若手歌手の集まりで演技含めこれが良かった。演出はオーソドックスなもので、もう少し遊びがあって良いかと思ったが、今回の出演者達の技量で十分か。佐藤しのぶや澤畑恵美の声も聴けたしチケット代に見合う大変満足できたコンサートだった。当人曰く長期間、日本全国でのオペラ公演巡業は他にない試みであり、地方で日本トップクラスのオペラ公演を聴けることは今後のクラシック・オペラ界の顧客を増やす意味でも重要。東京、大阪以外は地元関係財団、会館が主催となっており、地方のニーズはあるはず。と言っても現在日本でこのような企画を出来るのは錦織健だげでしょう。次回(2009年2~3月で3年後なんだ)はぜひご当人主役のオペラを聴きたいものだ。End
2006.10.08
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