型に はまらぬ 型屋の話
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久しぶりにブログを更新です。忙しさにかまけて、なかなか筆が進まずにいました。すいません。墨田区観光協会で開催された「まち映像プロデューサー講座」(以下「まちプロ」)に参加して半年が過ぎようとしています。この半年の私の時間はこの「まちプロ」なしでは語れないほどに大きな変化をもたらしました。そもそも「まちプロ」とは、墨田で生活する、会社を経営している一般の人々を映像プロデューサーに育て上げ、映像コンテンツを通して企業や団体の魅力を発信していこうという活動です。現在2期生が修了式を迎え、映像数は30を超えるまでになりました。(そろそろ二期生の制作映像が、これに追加されます)最初は自社のPR映像が、講座を通して制作できればこんな安上がりなことはないという、いつもの貧乏性が参加の動機なのですが、PR映像って言うのは、その会社の魅力を掘り起こし、それを具象化する大変な作業なのです。私は日頃、いかに技術を高め、それを評価されて仕事につなげるかそればかりを追求していた20年間でしたので、会社の魅力を掘り起こすという作業は、まったく違う目線を生み出さなければならず、それはそれは大変でした。長年使っていなかった筋肉を、いきなり動かすようなものでしょうか。この講座で講師をつとめる榎田竜路先生の許(もと)、その鍛錬から始まり、一期生、二期生は見事映像を作り上げるに至りました。単にPR映像を作り上げるんじゃなく、映像を見た人の感覚を掴むものにする。技術を磨き、部品を作り、報酬によって評価されてきた町工場に新たな光を与える活動です。沢山の町工場がある墨田の親父達は、自分達がいかに優れたものを作っているかを、じつは未だに知らないでいます。映像を作って皆さんに観てもらうことで、「すごい、格好いい、クールだ」なんて言われたら、最初は驚き、戸惑うほどに心外なことです。人に認められるってのは、それだけ大きな喜びなのです。しかしそれがやがて自信となり、後継者問題など、町工場が抱える悩みに波及していくと信じて疑いません。これからスカイツリーが益々注目され、その地場である墨田がそれに伴って目に留まることでしょう。実際すでに沢山のムーヴメントがこの墨田に起こってます。その一つである「TokyoDownTownCool」の映像発信は、墨田の魅力をより一層伝えるための必須アイテムとなることでしょう。
2010.07.19
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