おしゃれ手紙

2002.07.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ううーん・・・。こういう、テーマでも、小説が書けるのだなと、うなった。

幸田文の「台所のおと」(講談社:2000円)を読んだ感想だ。

~暮らしのなかのなにげない音に絡み合う男と女の意気地。
生きる哀しみを捉える確かな視線と透視した感性。~

うう~ん。言えてる。


●台所のおと●濃紺●草履●食欲●祝辞●呼ばれる

●おきみやげ●ひとり暮らし●あとでの話

この本は、これらの短編集からなっている。
いずれも、ここに、すべての感想を書きたいが、ひとつだけ、あげるとすれば

ひとりで暮らせるようになったら、
自分の思いどうりの食器で、
思いどうりの家具の配置で、
思いどうりの花を活け、
思いどうりの時間を過ごせるだろうと思っていた。

でも、「ひとり暮らし」を読んで、気が変わった。

~~~~~~~

ある、未婚の青年。彼は、容姿は普通だ。見苦しくない。紺の上下も型は崩れていないし、靴下も、靴もよごれていない。
若いから若さの美しさの一通りは、持っている。
けれども、若い女性は彼を軽んじる。
ものを食べるのがいやに早いのがいやだ、とみんな言う。熱いものも、冷たいものも、辛いものも、塩辛いものも、なんでも一気にたいらげるのが嫌悪感を促すという。



          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私が、もし、ひとり暮らしができたとしたらどうだろう。
電球が切れても、直せない、あかんたれの私が・・・。


上手なひとり暮らしの練習と思って思わず、部屋の掃除を念入りにした。







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Last updated  2002.08.11 12:12:43
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