おしゃれ手紙

< 新しい記事

新着記事一覧(全6043件)

過去の記事 >

2025.01.04

私にふさわしいホテル★アールデコ

テーマ：映画館で観た映画(8803)

カテゴリ：映画

私にふさわしいホテル ■

文壇下剋上が始まる！

新人賞を受賞した加代子は、大御所の東十条宗典に酷評され華々しいデビューを飾る場を失う。
憧れの「山の上ホテル」に宿泊した加代子は、東十条が上階に泊まっていることを知り、大学時代の先輩で編集者の遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を落とさせることに成功。
文壇への返り咲きをねらう加代子と原稿を落とされたことを恨む東十条の対決は、予測不能な方向へ進んでいく。

文壇を舞台に大御所の酷評を受けた不遇な新人作家の逆襲を描いた柚木麻子の同名小説を映画化。
監督は『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦がメガホンをとる。主人公の加代子を『さかなのこ』ののん、編集者の遠藤を『そして、バトンは渡された』の田中圭、大物作家の東十条を『極主夫道ザ・シネマ』の滝藤賢一のほか、田中みな実、服部樹咲、高石あかり、橋本愛らが出演する。

　映画のチラシでみた主演ののんが可愛らしいので見に行った。
もちろん、のんは可愛らしいし、着ている服装が素敵だったけど、舞台になったホテルの素晴らしさにビックリ！

▲（ニュージーランドのアールデコ様式のホテル）
アールデコの素晴らしいホテル！！
「山の上ホテル」が映画のための張りぼてかと思っていたが、実在するという。
■ 山の上ホテルHP ■

ホテルのシンボルとも言えるアールデコ様式の建物は、 建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計による。
この建物は日本初の美術館である東京都美術館を寄付したことで有名な九州の石炭商佐藤慶太郎氏が設立。

当初は財団法人日本生活協会の管理下に置かれ、西洋の生活様式、マナー等を女性に啓蒙する施設として利用されておりましたが、太平洋戦争中には帝国海軍に徴用、日本の敗戦後には連合国軍最高司令官総司令部（GHQ）に接収されて陸軍婦人部隊の宿舎として用いられました。

ホテルとしての開業は1954年（昭和29年）1月20日。
GHQの接収解除を機に、山の上ホテル創業者吉田俊男が同財団から建物を譲り受け、ホテルとしての営業を開始いたしました。
創業時、戦後復興間もない東京には、わずか４～５つのホテルがあるだけで、ホテルと言いましても普通一般の人々にはなじみの薄い、縁遠い存在である時代です。

アールデコとは1920年代のパリで生まれた折衷的装飾様式。
幾何学モチーフや直線、波線形が多用されているのが特色で、クラシックでありながらどこかモダンな雰囲気を持ち合わせます。
正面から見て左右にセットバックされた外観、立体的な塔のジグザグファザード、螺旋階段、さりげない意匠が、ここにしかない特別なホテルを飾ります。