July 3, 2018
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カテゴリ: 気になるTV番組
2018年NHK大河ドラマ 『西郷どん』
第25回の部分的な感想です。

川口雪蓬を演じる石橋蓮司さん。
前回のときはラストになるまでは、ただの飲んだくれで
退屈しのぎで身動きのとれない吉之助に皮肉や意地悪を
言う、ほとんどしょうもない流人のオヤジでした。

でも今回の雪蓬@石橋蓮司さんはカッコ良かったですね~。
薩摩がイギリスと戦うことになると知ると、武器もなく

防衛のために先頭に立って働いていました。

なってても、男が国事に奔走して女子供ばかりの西郷家で川口雪蓬が
留守居を務めることにも納得がいきます)


特にラストで薩摩に戻る吉之助を見送る場面での大旗振り。
吉之助に惜しみなくエールを送る姿に感動でした。

ただやはり、薩英戦争関しては、島でのあれこれだけじゃ
なく、もう少し戦いが起こって薩摩隼人たちが戦っている
イメージが欲しかったですね。
CGでいいから薩摩の城下が砲弾で焼けているシーンとか、
薩摩隼人たちが大暴れしてイギリス側をびっくりさせる
シーンとか、あと和議の交渉のシーンとか。

今回もテンポよくドラマが流れていきましたが、終わった
後で「あれ?何か足りない・・?」と気がつきました。



衰弱死寸前のところで川口雪蓬(石橋蓮司さん)と島役人の土持政照らに
助けられた西郷吉之助(鈴木亮平さん)。
天と人が自分を生かしてくれたと思ったのは、後の『敬天愛人』の考えに
なっていくのでしょうか。



吉之助が回復してもまたあの野ざらしの牢に戻してはいけないと考えた
土持政照(斎藤嘉樹さん)は、藩からの通達を上手に解釈して、自費で
今度は住み心地のいい座敷牢を作ってくれました。
上役の黒葛原源助(下総源太朗さん)は、この座敷牢のことと吉之助の
食事をふつうのものにすることを、しぶしぶ許しました。



土持政照とその母の鶴の優しさに心から感謝する吉之助は、そのお礼にと
島の子供たちに学問を教えます。
「この家の下では、下人の子も役人の子も皆同じ」ーー吉之助は、家の中に
上がることが許されない下人の子たちも呼んで、一緒に学問を学ばせました。



しかしこの頃、江戸を出て西へ向かっていた島津久光の一行が武蔵国生麦村
(横浜市鶴見区)に差し掛かったとき、行列と遭遇したイギリス人を藩士が
殺傷するという事件が起きてしまいました。(生麦事件)



生麦事件の賠償金として、幕府はイギリスから30万両を要求されました。
しかし将軍後見職の一橋慶喜(松田翔太さん)は、これは薩摩が勝手にした
こととして、要求には応じませんでした。



その後イギリスは世界に誇る艦隊を薩摩に向かわせました。
知らせが入った薩摩は、艦隊からいつ砲弾が飛んでくるかと大混乱に。



国父・島津久光(青木崇高さん)は、イギリスと戦うか降参か決断を迫られます。
しかし大久保一蔵が、薩摩はどの藩よりも早くこの事態(外国の艦隊が
日本を攻めてくる)を想定し、亡君の頃より準備を進めてきた、勝てるか
どうかはわからないけど戦わずして負けるよりはと進言したので、久光は
イギリスと戦うことを決めました。
一蔵は精忠組の皆をまとめ、皆は大暴れしてやると意気込んでイギリス艦隊に
立ち向かっていきました。



一方、吉之助がいる沖永良部島では、薩摩の民を自分が守ってやりたいと
川口雪蓬が島抜けを図って騒動になっていました。
雪蓬の言う「今は異国の強さを学び、日本を異国に負けない国にするとき」
ーーこれは吉之助が慕う亡君・島津斉彬の理念でした。



騒動を起こした雪蓬は吉之助と共に牢へ。(今度の牢は広いから問題ナシ)
しかし島民たちが島代官に、イギリスの攻撃からどうやって島を守ったら
いいのかわからないと訴えているのを聞き、施錠されていない牢から雪蓬は
勝手に出てきました。
そして、ここを本陣にする、吉之助にも牢から出てこいと。



島代官の黒葛原は雪蓬がまた島抜けを図るのかと身構えます。
しかし雪蓬は、逃げはせん、島民を守りたいだけだ、事が収まればまた牢に
入るから今は見逃してくれと黒葛原に頼み、黒葛原も黙認しました。



吉之助の案で、丸太に墨を塗って遠目には大砲に見えるようにしようという
ことになりましたが、最初は島民は誰も手伝ってくれませんでした。
でも後から、まず吉之助が優しくした下人の子たちが手伝いを申し出て、
次に役人の子たちが加わり、そして大人たちも手伝いを申し出てきました。



作業の合間に子どもたちには、雪蓬先生のお話がありました。
「遠い遠いフランスという国で、身分の低い一人の童が学問を学んで、
大人になって民を苦しめる国を変えた。」
そんお人の名は?と吉之助が尋ねると・・・



雪蓬は首にかけていた手ぬぐいを外し、子供たちに背を向け何やらごそごそ
始めて、そして振り返ったらコレでした。
「ナポレオンじゃ。革命の大英雄じゃ!」
雪蓬先生@石橋蓮司さん、一発芸、お見事です!(笑)



後日、吉之助のもとに薩英戦争が終わったという知らせが。
この戦いでは、薩摩側が受けた被害は思いのほか少なく、逆にイギリス側は
薩摩隼人の大暴れで予想以上に被害を受け、また燃料や弾の補給ができない
ために早々に戦いを打ち切りました。
(要するに、必死に抵抗する薩摩と戦うのが面倒くさくなった?)
これでイギリスからの攻撃がなくなり、島民たちは大喜びでした。



程なくして吉之助に、薩摩から召還命令が下されました。
吉之助の性分を知る雪蓬は召還を祝う会で吉之助に、自分の赦免運動は
しなくてよいと念を押しました。
戦争を通じて島の皆と馴染みになったと理由もつけて。



吉之助は雪蓬から餞別で『那波列翁伝初篇』という本をもらいました。
民衆の力で絶対権力者である王族を倒したフランス革命があり、その後に
ナポレオンという英雄が皇帝にまでなったという話は、当時幕府が庶民に
知られないようにしていたことでしたが、実は密かに広まっていました。



薩摩に帰るまでの残された時間の中で吉之助は、島の人たちに学問だけでなく
非常食を蓄えておくことなど、できるだけのことを教えていきました。



そしてついに薩摩からの迎えの舟が来ましたが、その使者はなんと、吉之助の
弟の信吾(錦戸 亮さん)でした。
寺田屋騒動の後で無事だった弟を、謹慎の後に赦免された弟を、吉之助は
愛おしく抱擁しました。(ちょっと荒っぽいやり方だったけど)
送別会の夜、信吾は薩英戦争の折の残念な武勇伝を酒宴のネタで自慢気に
披露し、皆の笑いを誘っていました。



いよいよ吉之助を乗せた舟が薩摩に向かいます。
吉之助は島の人々に篤く礼を述べました。特に命の恩人の土持政照には。
そして見送りの場にいなかった川口雪蓬は、高台から海に向かって大声で
「西郷ど~ん!」と名を呼び、「革命」の大旗を振って見送りました。
(旗の柄の部分を木で作ったりして、小道具さん、細かい部分も配慮してます)



薩摩に向かう船は喜界島で村田新八を乗せ、そのまま薩摩に直行かと
思ったら、信吾の計らいで奄美大島にも寄りました。(義姉ですからね)
島妻の愛加那(二階堂ふみさん)とひと時を過ごす中で吉之助は、自分は
西郷吉之助として薩摩に戻ることを愛加那に詫びました。
でも愛加那は「私のからだの中はあなたでいっぱいだ!」と、涙と笑顔と
愛と感謝で吉之助を送ってくれました。






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Last updated  July 4, 2018 08:49:33 AM


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