May 27, 2020
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カテゴリ: 気になるTV番組
2020年NHK大河ドラマ 『麒麟がくる』 の感想です。

美濃を追われた明智十兵衛光秀(長谷川博己さん)たちの
生活も越前で落ち着き、この回は特に大きな見どころとか
感動はなく淡々と過ぎるかと思っていました。

しかし以外な名場面がありました。
登場以来ずっと野心に燃えて苛立ちやあせりばかりだった
斎藤義龍を演じる伊藤英明さんが、表情や物腰が柔らかく
なって、ガラリと変わったのでした。


殺してしまったことを今は心から悔やむ思いと、父が
「誰も手出しができぬような大きな国をつくれ」という
大きな志を、嫡男の自分にではなく十兵衛に託したのを
自分も認めた思いは、義龍を優しい表情に変えました。

そして十兵衛を縛るのをやめて自由にしようと「行け」と
行ったとき、義龍自身の心も開放されました。

目に涙をにじませながら優しい眼差しを十兵衛に向けて語り
合う伊藤さんの演技は、それまでの義龍像を180度変える
もので、いい場面だと感じました。

さて新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全面解除に
なったことを受け、各地の大河ドラマ館も再開されました。

   ↓   ↓   ↓
岐阜 大河ドラマ館 ぎふ恵那 大河ドラマ館
可児 大河ドラマ館 京都 大河ドラマ館

そして『麒麟がくる』の全国巡回展ですが、6月の上旬に
予定されていた甲府が消えていたので、どうやら甲府は
全国巡回展

※こちらも盛り上がってます。 ⇒  #麒麟がくる


元はといえば弟の信勝が自分に毒入りの水を飲ませようとしたために信勝をもう許せなく
なった織田信長(染谷将太さん)でしたが、弟を溺愛する母・土田御前(檀 れい さん)
からは信勝が死んだことでただ恨まれ責められるだけでした。
たしかに親子でも互いの相性があり、親としてはつい相性のいい子のほうを可愛がって
しまうしょうが、これだけ露骨な兄弟差別をされ続けてきた信長のことを思うと、実際に
きょうだい差別をされてきた視聴者の方にとってはキツイ場面だった・・でしょうね。



永禄元年(1558)、越前に逃れている明智十兵衛光秀たちでしたが、朝倉義景の援助を
断り、子供たちに手習いを教えて生計を立てていました。
称念寺の和尚(野口雅弘さん)が十兵衛殿の教え方は評判が良いと語るのを嬉しそうに
聞く母・牧(石川さゆりさん)と、あの子は子供が好きだからと牧が語るのを隣で嬉し
そうに聞く妻の煕子(木村文乃さん)がいました。
実は熙子のおなかには十兵衛の子が宿っていて、それを聞いた十兵衛は狂喜乱舞でした。



三好長慶と和睦した将軍・足利義輝は近江の朽木から5年ぶりに京に戻っていました。
将軍・義輝は諸大名たちに上洛を求めたものの応じる大名は少なく、越前の朝倉義景も
京に行けば面倒に巻き込まれるからと、十兵衛を自分の代わりに京に行かせました。
将軍に献上する鷹を持参して京に入った十兵衛は、三淵藤英(谷原章介さん)や細川
藤孝(眞島秀和さん)との再会を心から喜びました。



将軍・義輝が公家の二条家に招かれて能見物をするので(室町幕府幕臣の)三淵から
同道するようにと言われた十兵衛は、二条家で将軍・義輝と9年ぶりに再会しました。
義輝は十兵衛と朽木で会ったことを覚えていて、一緒に能を見るよう声をかけてくれました。



ところが二条家での能見物には、十兵衛とかつては友であり主従関係であったものの
今は敵対する斎藤義龍(高政・改め)も招かれていました。
能見物の後で十兵衛と細川藤孝が二人で語らう時間を持ったときに、十兵衛は藤孝から、
上洛する織田信長が斎藤義龍の刺客に命を狙われていると情報を得ました。
何としても信長を守ろうとする十兵衛を見て藤孝は、ならば松永久秀殿に相談すると
よいと十兵衛に助言をくれました。



松永久秀(吉田鋼太郎さん)の元に行った十兵衛は、実に11年ぶりの再会となりました。
十兵衛の主君であった斎藤道三を高く評価し、また十兵衛自身も気に入っている松永は、
11年前に自分たち主従を助けてくれた(三好長慶襲撃事件)十兵衛への借りを返すべく、
十兵衛の頼みを快く引き受けてくれました。



松永は斎藤義龍(伊藤英明さん)の元を訪れ、義龍が信長の命を狙っていることを
知っていると暗に伝え、義龍の動きを封じました。
松永との話の後で義龍は十兵衛を呼び、二人だけで話をしました。
次に会ったら殺すとまで言っていた義龍でしたが、美濃を大きくしたい義龍は十兵衛に
再度、自分に仕えるよう伝え、十兵衛は改めてそれを断りました。
しかし義龍にはかつてのような殺気が感じられず、十兵衛が一体どうしたのかと訊くと・・



義龍は美濃を手中にするために弟たちや父・道三を殺したことを心底悔いていました。
そして「我が父にあらず」とあれほど拒絶し周囲にもそう触れていた道三を、今は父と
認める義龍の目には涙が浮かんでいました。
道三が「誰も手出しができぬ大きな国をつくれ」と遺した言葉をしっかりと受け止め、
暗中模索ではあるものの前に進もうとしている十兵衛を義龍は優しい眼差しで見つめ、
十兵衛に別れを告げて気持ちよく送り出しました。



京に到着した織田信長は将軍・義輝に謁見し、挨拶の後で義輝から「わしに何かしてほしい
ことはあるか」と言葉をもらったので、駿河の今川が今にも尾張に攻め込もうとしている、
民のためにも兵を退くよう上様から命じてほしい、と信長は伝えました。
しかしそれに対する義輝の言葉は、信長に今川よりも上の官職を授けるというものであり、
今の将軍には武家を束ねる器量も実権もないことを信長は察しました。



信長が退出したとき十兵衛が挨拶に追いかけてきたので、二人で少し話をしました。
今川が尾張の領内に入って出城を築こうとしている、自分では手も足も出ないから将軍に
取りなしてもらおうと思ったけどそれは無理だった、尾張が心配だから帰るーー
将軍が頼れないならもう自分でやるしかないと、信長は急ぎ去っていきました。



信長は京に来て、実は松永久秀とも会っていました。
突然「尾張を差し出す代わりに摂津をくれ」なんてとんでもないことを言い出した信長を、
松永は「あの男はただのうつけではない」と直感しました。
そして十兵衛も、亡き道三が信長のことを買っていて、信長から目を離すなとまで言って
いたことを松永に伝えました。






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Last updated  May 27, 2020 09:17:31 PM


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