September 16, 2020
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カテゴリ: 気になるTV番組
2020年NHK大河ドラマ 『麒麟がくる』 の感想です。

今回から佐々木蔵之介さん演じる木下藤吉郎が百姓から
侍となって登場でしたが、もう最高です。
いささか大袈裟な素振りとか『超高速!参勤交代』を
思い出す部分があって気になるものの、佐々木さんの
藤吉郎はすごく魅力的です。

侍として出世という目標をきっちりと掲げ、字を読める、
歌を詠めるなど、そのために必要なことを人から聞けば、


わからないことは近くにいる誰かに教えてもらい自分の
中にとりいれる素直さがあり、行商時代の苦労で情報を
収集することや人間関係の大切さも知っています。

相手の言葉や表情から思惑を読み取るカンの良さとか、
苦労人らしい抜け目のなさが随所に出ていて、これから
織田信長のもとでどんどん出世して、やがて明智十兵衛
光秀(長谷川博己さん)の前に出てくるであろうと、
ドラマへの期待が高まります。

各地の大河ドラマ館もオープンしています。
(それぞれにコロナ拡散防止のための注意事項はあります)
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こちらも鋭い意見や素晴らしい絵がたくさん出ています。
 ⇒ ⇒  #麒麟がくる


永禄7年(1564)9月、室町幕府13代将軍の足利義輝に、自分が織田信長を説得して
京に連れてくると約束した明智十兵衛光秀(長谷川博己さん)は、張りきって尾張の
小牧山城に行って信長と会い、上洛の話を進めようとしていました。



しかし美濃攻めの真っ最中で、それも思うように事が進まず忙しい日々を送っていた
織田信長(染谷将太さん)は、明日の出陣のことで頭がいっぱいです。
十兵衛の話を聞くだけでも時間が惜しく面倒くさいことでした。



信長は十兵衛の接待役を木下藤吉郎(後の豊臣秀吉;佐々木蔵之介さん)に命じました。
尾張の百姓から百人組の頭まで出世してきた藤吉郎を信長は評価していて、十兵衛への
接待にも余念がありません。
信長は京に上洛する話の続きを十兵衛とするよう、藤吉郎に命じていました。



十兵衛が上洛の話をしようとすると藤吉郎はいきなり和歌に話題を変え、自分が信長の
奥方の帰蝶にも目をかけてもらっていることをさりげなく語ったり、帰蝶から十兵衛の
話をよく聞いているとか、自分のペースに引き込んであれやこれやと喋ります。
そして最後に、京で将軍・義輝を闇討ちする計画がある、これは確かな情報、闇討ちを
裏で糸を引いているのは松永久秀、という話を十兵衛に伝えました。



そのころ京の二条御所では、将軍・足利義輝(向井 理さん)は自分の宿直をする近習も
いなくなってしまった、孤高の日々を送っていました。
かつて征夷大将軍として世を平らかにしようと誓ったのは遠い昔で、今では自分の傍に
誰もいない、自分を支える強い大名もいない、虚しいときが流れていました。



松永久秀(吉田鋼太郎さん)が将軍・義輝を闇討ちしようとしていると聞いた十兵衛は、
急ぎ大和の多聞山城に向かい、松永に会って話をしました。
松永は義輝を茶器になぞらえ、「物の値打ちは人が作るもの。将軍の値打ちも人が決め、
人が作っていく。将軍も同様(意訳)。値打ちが下がれば壊したくなる。」と。
さらに十兵衛に「義輝を討ちはしない、都から追い払うだけだ」と説明しました。



それでも松永に食い下がる十兵衛に松永は「義輝様を支える大名は誰もいない。幕府の
身内の者でさえ義輝様から離れた。長慶様が亡くなった今このままでは世は治まらん。
これまで自分が長慶様の代わりに義輝様を支えてきたが、もう疲れた。」と。



そして松永は「三好一族の皆が義輝様を除こうと動き出している。それを止める力は
自分にはない」と言い、十兵衛が「我ら武士の棟梁たる将軍はどうすれば」と問うと、
松永は細川藤孝(眞島秀和さん)を呼びました。
自分と志が同じだと思っていた藤孝は「都の人心は義輝様から離れてしまった。私も都を
離れ次の将軍をお助けせねば・・やむなく。」と本心を語りました。



京の二条御所に戻った十兵衛は将軍・義輝に謁見しました。
義輝は信長が上洛しないことも、自分が大名たちに戦をやめよと命じても誰も従わない
こともわかっていて、もはや側近も離れてしまい寂しさを隠せませんでした。
義輝は十兵衛に、これまで仕えてくれたことの礼を言い、そしてもっと早く十兵衛に会い
たかったと自分の心の内を語り、十兵衛を越前に返しました。
このドラマはときどきハッとするような美しい映像を魅せてくれます。
烏帽子が透ける向こうに見える紅葉の赤と風ではらはらと舞う紅葉は、本当に綺麗です。



十兵衛は越前で待つ家族の元に半年ぶりに帰りました。
朝倉家に来たときに十兵衛が当主・義景からの援助を断ったため、明智家はずっと耐乏
生活を送っていましたが、この半年間は義景が約束通り明智家の面倒をみてくれていて、
十兵衛の家族は落ち着いた暮らしをしていました。



十兵衛は帰宅の前に義景と会って京での仔細を報告していました。
その折に義景から「国の外のことはもう考えるな。この地で家族と共に暮らしてじっと
しておれ。」と言われていて、十兵衛もふとそう思いました。
しかしそう聞いた妻の煕子(木村文乃さん)は「そうしてくれれば嬉しいけど、今こう
していてもどこかで戦が起こって誰かが命を落としているのが辛い。どの国からも戦が
無くなり、子たちが大きくなったときに穏やかな世であってほしい。」と述べました。
自分が東奔西走しても何も変わらぬ現実に疲れ果てていた十兵衛でしたが、妻・熙子の
言葉で志への気力が少しよみがえりました。






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Last updated  September 16, 2020 11:47:36 AM


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