February 22, 2022
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カテゴリ: 気になるTV番組
2022年NHK大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』 の感想です。

今回は物語の本筋としては、主人公の北条義時(小栗 旬
さん)が戦の命運を左右する上総広常(佐藤浩市さん)を、
いかにして味方につけるかになると思います。

もちろんその流れも見どころだったのですが、私としては
源頼朝の従者の安達盛長を演じる野添義弘さんと、頼朝に
味方して参陣した下総の千葉常胤を演じる岡本信人さんの、
お二人の絶妙な表情を笑いながら見ていました。


人物の思いを感じさせてくれます。
これがベテラン役者さんなんですね。

そしてラストで登場した、奥州藤原氏の藤原秀衡を演じる
田中 泯さん。
東北の王者らしい凛としたたたずまいも見事なのですが、
源 義経(菅田将暉さん)の旅立ちを見送るときの演技は、
義経を我が子同様に可愛がったであろう奥州での時間を
想像するに十分なものでした。

それにしても、命の危機にさらされかけても次々と難を
逃れていく源 頼朝(大泉 洋さん)。
今回のは頼朝の危機回避の本能とかじゃなくて、これは

「こういう流れがあるのか!」と思わず感心しましたよ。
三谷さん、よくこんなことを思いつくなあ。

こちらではいろいろな感想で盛り上がっています。
 ⇒ ⇒  #鎌倉殿の13人

大河ドラマ館、伊豆の国市ではオープンしました
こちら

鎌倉市の大河ドラマ館は現在準備中で、鶴岡八幡宮の
境内に、3月1日にオープンの予定となっています。
 ⇒ ⇒  こちら


治承4年(1180)8月末、源頼朝が石橋山の戦の後になんとか安房に逃れた頃、
平清盛(松平 健さん)は福原に幽閉した後白河法皇に頼朝の死を伝えました。
しかし平宗盛(清盛の正室・時子の長子;小泉孝太郎さん)が父・清盛にどうやら
頼朝が生きているようだと伝えると、清盛は宗盛にすぐに頼朝を追討して必ず首を
とるよう厳命しました。



一方、安房では上総広常(佐藤浩市さん)を味方につけるよう頼朝に命じられた
和田義盛(横田栄司さん)と北条義時(小栗 旬さん)が広常の館に来ていて広常を
説得していましたが、このとき同時に敵方の梶原景時(中村獅童さん)もこの館に
来ていて広常を味方につけようとしていました。
自分は損得勘定で動くと言う広常は両者に味方についた時の得を語らせました。
話が終わって両者が別れるとき、義時は石橋山の戦で景時が頼朝を見逃してくれた
ことの礼を言い、あの時なぜ頼朝を助けたのかを訊きました。
景時は義時と同じく頼朝には天運があると感じたと言い、頼朝の元に来てはどうかと
言う義時に「刀は斬り手の腕次第」と謎の言葉を残して景時は去っていきました。



密かに伊豆山権現に行き、そこで我が子の千鶴丸の死を知った八重(新垣結衣さん)は、
父・伊東祐親(浅野和之さん)に千鶴丸の最期のことが知りたいと訊ねます。
祐親は千鶴丸の殺害を自分が善児に命じた、頼朝の子を生かしておくわけにはいかな
かったと言い、そのことで八重はさらに父を追及しようとします。
そんな八重を兄の伊東祐清(竹財輝之助さん)は、父上とて断腸の思いであったのだ
とたしなめますが、八重は祐親に父・娘の訣別を伝えて去ろうとしました。
しかし頼朝との大戦を控えた今、八重が頼朝方に情報を漏らすと考えた祐親は八重を
館に閉じ込めるよう家人たちに命じました。



伊豆山権現で身を隠す北条政子(小池栄子さん)たちのところに仁田忠常が来て、
頼朝たちは安房に逃れて弟・義時も父・時政も無事であることを伝えてくれました。
政子は安堵して嬉しいのだけど、怒って泣きながら仁田に当たっていました。
そして仁田は頼朝の異母弟の阿野全成(新納慎也さん)を連れてきていて、全成は
京の醍醐寺で兄・頼朝の挙兵を聞き伊豆に駆けつけたのでした。
そんな時に数人の僧兵が武器を手に乱入し政子たちを敵方に連れていこうとしたので、
全成は20年の修行を積んだ自分が追い払うと呪文を唱えました。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前! 急急如律令! ごう!」
・・・でも、その後がね(笑)



さて義時はというと上総広常をなんとか説得すべく、近くの寺にずっと泊まり、
広常の館に何度も足を運んでいました。
そんな義時を広常はどこか気に入ったのか、奥州の藤原秀衡が贈ってくれたという
砂金を義時にも分けて土産にくれました。
広常は頼朝に味方するにはもう一つ決定的な何かがあれば自分は動くのだがと考え
ていて、義時は亡き兄・宗時のことを語りました。
「兄は北条のため、頼朝のために力を尽くし討ち死にした。自分は戦は合わないと
思っていたけど、兄の思いを引き継いでようやくわかった。平家を坂東から追い出し、
新しい坂東をつくる。こんなに面白いことはない。」
義時は広常に胸を躍らせながら語り「愉快だと思いませんか?」と、さらに「必ず
勝てる」とまで広常に言い切るので、広常もかなり気持ちが動いてきました。



そのころ頼朝は上総広常の返事が待てなくて安西景益の館を出て北上していました。
進まない戦況に苛立つ頼朝でしたが、宿の掃除をしていた女(亀)がふと気に入り、
従者の安達盛長に頼んで夜こっそり連れてこさせていました。
でも頼朝が亀と共に寝ていたら盛長が突如来て、亀の夫・権三(竹内まなぶさん)が
乗り込んできたからすぐに逃げるように言われ、頼朝と亀は物陰に身を隠しました。
権三が亀を探して部屋を荒らしていると、そこへ大庭景親に命じられて頼朝を夜討ち
しにきた長狭常伴(黒澤光司さん)たちが来て「頼朝が首、もらいに参った」と。
権三と長狭の双方が探す頼朝が不在のまま、両者の間で乱闘が始まりました。



自分の命を狙う両者が突如おっ始めた乱闘を、物陰に身を潜めてただ
成り行きを見守るしかなかった頼朝のところに、頼朝の動きを怪しんで
一部始終をずっと見ていた三浦義村が助けに来てくれました。
盛長が義村に口止めを頼み、頼朝は今度もまた危機を脱出できました。



自分は頼朝に付くと決め、実は上総広常に助言もしてくれていた千葉常胤(岡本
信人さん)が頼朝のところに参陣して挨拶に来ました。
頼朝の姿を見て亡き・源義朝を思い出すという常胤を、頼朝は「これより父と思う」
と歓待し、常胤もまた頼朝に喜んでもらおうと手土産で甕を持ってきていました。
でも甕の中身は、来る途中に下総で討ち取ってきたという平家方の・・。
(このサイズの桶や甕を見ると先が想像できてしまう方も多かったと思われます)



頼朝の並外れた強運にようやく重い腰を上げた上総広常でしたが、大軍を誇る進軍の
歩みはゆっくりで、そのため頼朝をかなり長い時間待たせることになりました。
そんな広常を頼朝は「無礼にもほどがある、帰れ!」と。
さらに「遅参する者など戦場では役に立たん。お前の軍勢は敵に回れば恐ろしいが、
だからどうした。礼儀を知らぬ者とは天下草創の志を同じにはできん」と、広常を
相手に臆することなく言い放ちました。



「さっさと帰れ!一戦を所望なら受けて立とう。」ーー大軍を擁する自分にひるむ
ことのない、頼朝の迷いのない言葉に広常は決断しました。
遅参した無礼を頼朝に手をついて詫び、これより自分は身命を賭して頼朝に仕える
と広常は表明、それを聞いた頼朝も広常にこれからの助力を頼み、共に平家を打ち
果たそうと言葉を送りました。



義時は館に戻る広常を追いかけ、味方に付いてくれたことの礼を言いました。
そして広常も、頼朝が棟梁の器じゃなかったらその場で討ち取り首を平家に差し出す
つもりだったと頼朝に伝えてほしい、と義時に頼みました。
「なかなかの男よのう、源頼朝。これで平家も終わったぞ!」ーー広常は満足そうに
そう言うと、自軍を率いて館に帰っていきました。



坂東武者たちがいよいよ平家打倒の機運で盛り上がってきた頃、奥州の平泉では
頼朝の異母弟の源 義経(菅田将暉さん)が、兄・頼朝の軍に加わるべく、長年世話を
受けてきた藤原秀衡(田中 泯さん)の元を去ろうとしていました。
長年可愛がってきた義経だから心の内もわかっている、引き止めても仕方がない。
別れの挨拶でひざをついて礼をとる義経に秀衡は「時が来れば我が兵も送ろう。思う
存分、戦ってくるがよい。」と言葉を送りました。
義経は「行ってまいります」と応え、弁慶たちを連れて旅立っていきました。






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Last updated  February 22, 2022 08:19:29 PM


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