June 7, 2022
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カテゴリ: 気になるTV番組
2022年NHK大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』 の感想です。

今回とても印象に残った2つの場面がありました。
1つは、日ごろ誰かと会うときには、相手の心を読み、
策略を巡らして、身体は座していても頭の中が忙しい
後白河法皇(西田敏行さん)と源 頼朝(大泉 洋さん)が、
心からの笑いを見せた場面でした。

法皇は人に対しては大天狗だったけど、東大寺を修復
して大仏再建に力を入れ、開眼供養では足場の上から

よほどあれがやりたかったのでしょう。
あんなに嬉しそうで楽しそうな法皇を初めて見ました。

そして征夷大将軍となった頼朝は、初めは平静を装って
いたけど本音はやっぱり嬉しくて、政子と二人で喜びを
分かち合うというか、大はしゃぎしていました。
周りに丸聞こえになる大きな声でまあ、嬉しさ全開で。
でもこのドラマは暗い緊張の場面も多いから、こういう
気持ちの明るさもあっていいと思います。

もう1つ印象深かったのは、北条義時(小栗 旬さん)の
子である金剛(森 優理斗くん)と北条家で世話を受ける
鶴丸(佐藤遙灯くん)との関係です。


「若様」とか呼ばせたかもしれませんが、八重も義時も
金剛をそのまま名前で呼ばせていました。

また金剛は両親から、一緒に暮らす孤児たちに優しく
するよう、弱い立場の者を守ってやるよう言いきかされ、
素直にそれを受け入れていました。


きちんと言えるようになっていました。
大人たちから愛情をもって育てられ、衣食住が安定して
提供されるようになると、子供は真っすぐになるのですね。
言葉遣いの良さから察するに、鶴丸は読み書きもしっかり
学んでいることでしょう。

互いを思い合う金剛と鶴丸、そして二人の心の成長。
二人の子供たちを慈しんで両の腕に抱っこする義時。
感動の場面でした。

こちらではいろいろな感想で盛り上がっています。
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前年に奥州合戦で藤原氏を滅ぼして日本中の武士を平定した源 頼朝(大泉 洋さん)は
建久元年(1190年)の
11月に大軍を率いて上洛し、後白河法皇(西田敏行さん)を訪ねました。
頼朝の行動に法皇は自分たちを亡き者にするつもりかと警戒しましたが、頼朝は
新しい世のために朝廷は欠かせないと答え、さらに戦がなくなった後の武士どもを
おとなしくさせるための力添え、すなわち朝廷が与える誉れを法皇に願い出ました。
頼朝は法皇から全国の守護を請け負うことの許しを正式にもらいましたが、謁見後に
九条兼実と話をしたときに、法皇が病がちで先は長くないと内々の情報を得、また
自分の姫を帝にしようと思っていたけどそれができないことも知りました。



頼朝に同行して上洛した有力御家人たちは集まって膳を囲んでいました。
共に祝いたい肝心の頼朝が工藤祐経と一緒に歌会のほうに行ってしまいここにいない
ことを不満に持ちつつも、都から鎌倉に下った大江広元(栗原英雄さん)が坂東の
勇者のおかげで今の自分の地位ができたと一同に頭を下げて礼を述べると、和田義盛
(横田栄司さん)はご機嫌になって広元を気に入りました。
ただ北条義時(小栗 旬さん)が座を外したときに畠山重忠(中川大志さん)も後から
来て、今自分たちと別に集まっている宿老たちは頼朝への不信が膨らんでいるようだ
と義時に伝えてくれ、その者たちは頼朝の弟の源 範頼に愚痴をこぼしていました。



最愛の妻の八重を突然失った義時は、京から戻っても政務に戻る気力が起こらず、
八重が世話をしていた孤児たちの面倒を見ていて、てんやわんやしていました。
たしなみの烏帽子も付けていられなくて髪も乱れ、その話を聞いた北条の身内たちは
義時を手伝った方がいいのかと考えましたが、今はそっとしておこうという全成の
考えに皆も納得し、義時の姉で御台所の政子も「けっして家を覗きにいかないように」
と皆に釘をさしていました。



ところがその政子(小池栄子さん)は、やっぱり弟が心配でたまらないのか、下女の
なりをして義時の家を覗きに行ってしまいました。
御台所の姿でなくても義時にとっては姉の声です。
すぐに義時にバレましたが、可愛い甥の金剛のために作らせた美味しい餅を手土産に、
しばしの間二人で昔語りをしながらきょうだいの時間を過ごしていました。
政子のさりげない心遣いを義時は嬉しく思い、帰る姉の後姿に一礼していました。



頼朝との対面からしばらくして後白河法皇は倒れ、建久3年(1192年)の春、
いよいよ最期のときを迎えていました。
枕元にはべる丹後局が、法皇が東大寺の再建に力を入れ、開眼供養では大仏の開眼を
法皇が自ら行った話をすると、幸せの記憶で法皇は少し意識が戻りました。
法皇は枕元に幼い後鳥羽天皇を呼んで「守り抜かれよ。楽しまれよ。」と言葉を遺し、
乱世をかき乱すだけかき乱した後白河法皇はあの世に旅立ちました。



そして建久3年(1192年)7月、頼朝は自らを大将軍とするよう朝廷に要求、そして
朝廷は数ある将軍職の中で頼朝を征夷大将軍に任命しました。
戻ってきた夫・頼朝に政子が祝意を述べると、頼朝は「大したことではない。御家人
どもを従わせる肩書にすぎん。」とさほど嬉しくなさそうなふりをしていました。
でもそんなわけはなく、二人で見つめ合っているうちに互いに口元が緩み、やっぱり
嬉しくて、「征夷大将軍じゃぁ!政子、呼んでくれ。」「征夷大将軍!」ーー人目も
はばからず二人で大きな声で喜びを爆発させていました。



翌8月、政子は第4子を出産し、千幡と名付けられました。(後の実朝)
そして千幡の乳母父には政子の妹の実衣と全成がなったのですが、千幡の兄で頼朝の
嫡男・万寿の乳母父である比企能員と妻の道は、権力が北条に奪われると大騒ぎに。
そこで比企の姪の比奈(堀田真由さん)が頼朝の側室になって男子を産めばと期待し、
比奈を頼朝に近づけました。
若く美しく賢い比奈に頼朝はぞっこんでしたが、でもその噂はすぐに政子の耳に。
夫・頼朝がどんな様子なのか政子が見にきたら頼朝はずいぶんと楽しそうで・・。



政子は比奈を下がらせ頼朝に強い視線を送ると、頼朝は取り繕って
比奈には興味がないというそぶりを。
そして義時(の後妻)にぴったりだと言いだしました。
比奈を義時にと強調する頼朝の言葉は政子にとっては好都合です。
早速話を進めると言って朗らかに笑って退出していきました。
(政子はニヤリと笑って勝利宣言。頼朝はかなり残念そうでした。)



鶴丸(佐藤遙灯くん)のために母の八重は命を落とし、金剛(森 優理斗くん)は
突然母を失った悲しみと、それでも鶴丸を恨んではいけないと父・義時から言われた
ことで複雑な思いを抱えていました。
ある日、金剛が安達盛長の子の弥九郎と喧嘩になり、義時が理由を聞いても金剛は
言わなかったのですが、義時が謝罪から戻るのを鶴丸が待っていました。
弥九郎が鶴丸の悪口を言い金剛は鶴丸の代わりに弥九郎を殴った、鶴丸を守った。
鶴丸から事情を聞いた義時は、弱い者を守るために信念で行動した我が子の金剛と、
自分を守ったために叱られた金剛が気になって事情を言いに来た鶴丸の、どちらの
少年たちも愛おしく思い、二人の心の成長を感じました。
そしてもう片方の腕で鶴丸を抱っこして、3人で一緒に夕餉に向かいました。



建久4年(1193年)5月、義時の父・北条時政(坂東彌十郎さん)のところに
曽我十郎(田邊和也さん)と曽我五郎(田中俊介さん)の兄弟が来ました。
二人は父の仇である工藤祐経を討ちたいと言い、時政もそれを快諾、さらに時政は
五郎の烏帽子親でもあるので力になれるなら何でもやってやると言いました。
一方、頼朝は富士の裾野で巻狩りを行いたいと考えていて、それは嫡男・万寿の
披露目の場であり、戦が遠のいた御家人たちに武芸で名を上げる機会でもあるので
大江広元に手配を命じ、仕切りは時政に任せるとしました。



ところがこの兄弟は、仇討ちの話を育ての父・曽我祐信の幼馴染である岡崎義実
(たかお鷹さん)にも別の形で相談していて、3人は比企能員(佐藤二朗さん)の
ところに来て話をしました。
兄弟は実は源頼朝にも強い恨みを持っていて、巻狩りのときに混乱に乗じて頼朝を
襲う計画があり、自分たち宿老を大事にしない近頃の頼朝に反発を感じる岡崎は
二人の計画に乗ってしまい、比企のところに相談に来たのでした。
この襲撃には北条の兵も加勢する、しかし時政は頼朝を襲う話は知らないと聞いた
能員は、もし成功して頼朝が亡くなれば次は自分たちが育てた万寿の天下であり、
もし失敗しても北条に責任を取らせることができる、つまりどんな結果になっても
比企には都合が良いと、妻の道と二人で笑いが止まりませんでした。



家人の善児から曽我兄弟のたくらみを聞いていた梶原景時(中村獅童さん)は密かに
義時を呼び出し、曽我兄弟が怪しい動きをしていて、そのことに五郎の烏帽子親の
時政が関わっていることを義時に伝えました。
父・時政が関わっていると知った義時は、早く手を打たなければと考えました。






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Last updated  June 7, 2022 12:44:38 AM


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