July 26, 2023
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カテゴリ: 気になるTV番組
2023年NHK大河ドラマ 『どうする家康』 の感想です。

この回はいよいよ天正10年(1582)の本能寺の変で、
徳川家康(松本 潤さん)が想像だにしていなかった形で
織田信長(岡田准一さん)と永遠の別れを迎えることと
なり、心の中でそれぞれの思いが交錯した回でした。

家康が信長を恨んだまま本能寺の変で別れてしまうのか
と思ったけど、あまりにも突然の別れと、そして自分が
襲われて必死に戦うことによって、信長が自分に授けて

理解できて、信長に感謝の思いが持てました。
見ていて正直、ホッとした場面でした。

家康の子役・竹千代をやった川口和空くんは収録当時は
13歳(中学1年)なので、信長役の岡田准一さんに
立ち向かっていく体力はそこそこありましたが、史実的
には、家康が織田家の人質だったのは年齢が6~7歳で、
その年齢の子が大人の男に立ち向かうのは無理です。

でもまあ、それが家康と信長の結びつきを作り、今生の
別れの場面で意味のあるものになったのなら、他の作品
ではどう思うかはわかりませんが、今作ではそれも悪く
ないかなと思いました。


岡田准一さんは織田信長としてこれまで、頂上に立つ者
としての恐さ、強さ、決断、隙のなさ、唯一心を許した
家康への見せかけじゃない実のある優しさなど、随所で
存分に魅せてくれた、実に魅力的な織田信長でした。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
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天正10年(1582)5月29日、織田信長はわずかな手勢で本能寺に入りました。
徳川家康(松本 潤さん)は京で信長を討って自分が天下を取る決意をして、家臣
たちも一旦はそれに従ったものの、やはりその先のことを案じていました。
6月1日、家康はその先の戦に備えて堺に入り、そこで多くの有力者たちと親交を
深めていたら、町中で市(信長の妹;北川景子さん)と出会いました。
再会を懐かしみつつ市は家康に、兄を恨んでいるだろう、でも兄は決して貴方には
手を出さない、たった一人の友だから、と語りました。
さらに市は、兄は孤独で貴方にも恨まれて哀れ、兄の人生で楽しかったのは貴方が
人質として織田にいたあの頃だけ、兄は常に周りに誰かいて支えてくれる貴方が
羨ましいのだと家康に語り、隣室で控えていた家臣たちも市の話を聞いていました。



本能寺に入った織田信長(岡田准一さん)は、ふと父・織田信秀(藤岡弘、さん)が
まだ生きていたときのことを思い出していました。
幼い頃から織田家の次期当主として父や傅役の平手政秀に厳し過ぎる教育を受け、
我慢の限界を超えて初めて反抗したあの日は父にはまだかなわなくて、それから
城を飛び出して父をしのぐ力をつけて戻ってきたあの日。
自分の死期を悟っていた信秀は信長に家督を継げと、そして孤独が耐え難ければ
心を許す者を一人だけ持てと信長に心構えを授けていました。



明けて6月2日未明、眠っていた信長は鎧武者が近づく気配で目が覚め、襲撃を
受けて応戦しましたが、背中から刺されて深手を負いました。
しかしその後も信長は敵襲に気がついた家臣たちと共に、獅子奮迅の戦いをして
多勢を相手に応戦を続けました。(槍で3人を一度に串刺し!)



「上様をお守りしろー!」ーー寝込みを襲われた織田家の家臣たちは防具を付ける
暇もなく敵に立ち向かい、信長を守るために必死に戦いました。
そしてただ一人、家康になら討たれてもいいと思っていた信長は、深手を負って
朦朧とする意識の中で、このどこかに家康がいないかと探し、庭から建物の中に
入っていきました。



一方、堺にいる家康は、あれほど信康を討つと決めてここまで来たのに、市から
言われたことや亡き妻・瀬名のことが頭をよぎり、迷いが生じていました。
そして今の自分には到底成し遂げられない、無謀なことで家臣の皆を危険にさらす
わけにはいかないと結論が出て計画を取りやめ、自分の未熟さを皆に詫びました。
そんな家康を石川数正(松重 豊さん)は「今はまだその時ではないということ。」
と言い、他の者たちも口々に「いずれ必ず!」と言葉を続けました。
「いずれ必ず、天下を取りましょうぞ!」ーー本多忠勝(山田裕貴さん)は力強く
言い、家康も皆も次節の到来を待とうと決意を新たにしました。



家康は京を通って浜松に帰ることにし、その道中で穴山梅雪(田辺誠一さん)と
会い別れの挨拶をかわしていました。
するとそこへ茶屋四郎次郎(中村勘九郎さん)が火急の知らせだと、息を切らして
駆け込んできました。
茶屋の報告によると、本能寺に明智光秀の軍勢が押し入り信長は討ち死に、光秀は
家康の首を取るよう号令を出しているから名を上げたい兵や浪人や褒美目当ての民
百姓たちが家康を狙っている、早く逃げるように!とのことでした。



前々からいつか家康を亡き者にと考えていた明智光秀(酒向 芳さん)
だったけど、鯉の刺身の件では(家康の別の意図でたまたま)家康に
万座の中で大恥をかかされたので、恨み骨髄になってます。
(その仕返しで、こんなことが思いつくとは・・)



そのころ備中にいた羽柴秀吉は、弟の秀長から信長が光秀に討たれたとの報を受け、
突然逝った信長を嘆き悲しんだ後、自分が仇を討つと決め、急ぎ毛利と講和を結ぶ
よう、秀長に命じました。
(何かとストレスのたまる上司だったけど、百姓だった自分をここまで引き立てて
くれた人だし、信長の才に秀吉自身も男惚れしていたと思います。)
そして明智の包囲網をかいくぐって堺から領国の三河を目指していた家康でしたが、
途中で何度も野武士や農民たちに襲われて命からがら逃げていました。



燃え盛る本能寺の中を、信長はすでに戦う力もなく意識朦朧としながら家康を
求めて姿を探していました。
そして庭に面した障子を開けたときに目の前に現れたのは、最期に一目でも会い
たかった家康ではなくて明智光秀。
信長は心底がっかりしました。
光秀は「貴公は乱世を鎮めるまでのお方。平穏なる世では無用の長物!そろそろ
お役御免で。」と自分の正統性を口上で述べました。



それを聞いて頭にきた信長は再び力をこめて「お前に俺の代わりが
やれるのか!」と言い返しました。
(信長、今生の最期の悪口で光秀に置き土産です。)



光秀がいよいよ全軍に信長の首を取るよう命じたので、明智軍が一斉に信長に
襲い掛かってきました。
主君・信長の首を敵に取られないよう、信長が自害できる時間を作るために、
信長の家臣たちも最後の力を振り絞って明智勢をくい止めていました。
小姓の森 乱(大西利空さん)は自分の槍を信長に渡し、槍を受け取った信長は
自分と運命を共にする家臣たちの戦う姿を見渡して、炎に包まれた建物の中に
入っていきました。



そして家康は自分に襲い掛かってくる敵と必死に戦いながら、心の中では幾度も
信長の名を呼び、信長との日々を思い返していました。
今まで心を許すことなんて到底できなくて常に警戒して、一時は殺すことまで
考えた信長だったけど、家康は「あなたがいたから。あなたに地獄を見せられ、
あなたに食らいつき、あなたを乗り越えねばと・・。弱く臆病なわしがここまで
生きてこられたのは、あなたがいたからじゃ。」と気持ちが変わっていました。



『弱ければ死ぬだけじゃ。地獄を生き抜け。』ーー信長の教えを胸に、家康は皆に
「皆の者、誰も死ぬな。生き延びるぞ!」と命じました。
家康は今一度、信長がいた本能寺のほうを向き、心の中で「さらば・・、狼。」と、
そして「ありがとう。」と礼を述べ、再び三河への道を急ぎました。






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Last updated  July 26, 2023 11:13:46 AM


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