November 26, 2025
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カテゴリ: 気になるTV番組
2025年NHK大河ドラマ
『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』 のあらすじ及び感想日記です。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

寛政5年(1793)店先に置かれた『一人遣傀儡石橋』と書かれた
謎の書き物によって安徳寺に呼び出された蔦屋重三郎(横浜流星
さん)を待っていたのは失脚した老中の松平定信(井上祐貴さん)
他、亡き田沼意次の側近の三浦庄司(原田泰造さん)たちでした。

そこにいる者たちは結果的には一橋治済(生田斗真さん)の傀儡

たい者たちです。
謎の書き物は三浦の話を元に定信が書き写したものでした。

重三郎は定信から「我らは宿怨を超えて、共に仇を討つべく手を
組んだ。共に仇を討たぬか。」と誘われ、他の皆も口々に「世の
ために悪党を成敗するのだ。」と言いました。

そんな危ない話に乗る気になれない重三郎が帰ろうとすると襖が
一斉に開き、刀を構えた家臣たちが出てきました。
定信は重三郎に、そなたはこの件にもう関わってしまったから
引き返せないと言い、世の人に源内が生きているのではないか



帰宅した重三郎は妻のてい(橋本愛さん)に話を報告しました。
ところがていは意外にもこの計画に賛成で、それどころか「この
際だから蔦屋重三郎らしい、うんとふざけた騒ぎにしてはどうか。

起こす。それが恋川春町への供養にもなる。」とまで言います。

重三郎はていの考えを受け入れ、案を考えて浮かびました。
平賀源内が書いたとしか思えない新作の浄瑠璃本を重田七郎貞一
(後の十返舎一九)に書いてもらい、歌舞伎小屋で演じてもらう
というものでした。


寛政5年(1793)10月、倹約令と風紀粛清により「江戸三座」
と呼ばれた歌舞伎小屋は経営困難になって三座すべての経営が
控えの座に委託され、芝居町は大きな打撃を受けていました。

芝居町を訪れた重三郎は仙太(岩男海史さん)と出会い、潜入
捜査のために磯八(山口祥行さん)と共にやっている蕎麦屋に
行って長谷川平蔵宣以(中村隼人さん)と会いました。

平蔵は葵小僧の事件から、世間を煽りたてて事を大きくするのは
一橋治済のやり口であり、治済から何か命じられているであろう
大崎(映美くららさん)が芝居町に潜んでいると推測して探して
いる、とのことでした。
そんな話をしていたら重三郎が市川門之助(濱尾ノリタカさん)
とばったり会ったので、平蔵はその場を離れました。


重三郎は門之助から思いがけない話を聞きました。
三座の経営難は控櫓にしたら三座にとって代われるまたとない
好機なので鼻息が荒く、控櫓は「曽我祭(曽我ものが当たった
ときに楽屋で内々にやるお祝い)」をやろうと言い出している。
しかもそれを町内に出て派手にやろうという話で、通りで役者を
総踊りさせる、というものでした。

菊之丞、宋十郎、鬼次、鰕蔵らも通りに踊り出てくるという話
であり、これは役者の素の顔を民衆がお天道様の下で拝めると
いう、またとない機会になります。

「役者の素の顔」を描いて平賀源内が作ったと噂を流す。
そうすれば源内が生きていると人々は思うだろう。
ーー重三郎はひらめきました。


重三郎は源内が描いたと思われるような役者絵を出すために、
北尾重政(橋本淳さん)や朋誠堂喜三二(尾美としのりさん)
ら、長年一緒に仕事をしてきた絵師や戯作者や狂歌師を集めて
話をしました。

今は地味な役者絵ばかり出回っているから何をやっても目立つ、
と源内が描いた蘭画絵を皆に見本に見せました。

曽我祭で役者っが通りに踊り出てくる。
そこに役者の素の顔の似絵があれば、人々は買い求める。
再び芝居に客が戻り、絵も売れる。
しかもその絵が死んだはずの源内なら、江戸中が祭りになる!

重三郎の話に集まった皆はすっかり乗り気になりました。
そして画号はどうするかとなり、喜三二の「しゃらくさい」の
案に重三郎が『写楽』と字をあて、決まりました。


重三郎はこの話を定信に報告し、定信も了承しました。
あと肝心なのはこれをやるための費用のこと。
重三郎は「質素倹約と身上半減のために金がない」と定信から
受けた仕置きのせいでと匂わせ、かかりを要求しました。

重三郎の要求を定信が断ると「ではこの話は他の本屋に。金が
ないと愚痴が出るかも(計画が漏れるよ)。この仇討ちの件は
奉行所のほうに届け出は?」と定信の痛いところを突きました。
結果、定信は折れて多額の資金を提供してくれました。


さて重三郎から離れた喜多川歌麿(染谷将太さん)はというと、
自分の描いた絵を弟子の菊麿(久保田武人さん)も本屋たちも
誰も品評してくれず、物足りなさで苛立っていました。

逆に重三郎から仕事を頼まれた絵師たちは、重三郎の望む絵に
なるよう何度も何度も描き直しをさせられていました。
重政はしまいには頭にきてしまい、もうつきあいきれない!と
言い作業を中断して帰ってしまいました。

残った者たちも画風を言葉で表すのは至難の業だと感じていて、
でも歌麿ならなんとかなるのにと思っていました。
重三郎も反省し、頭に浮かぶ絵を言葉にする努力を始めました。


そのころ江戸城では一橋治済が、実子でもある第11代将軍の
徳川家斉(城桧吏さん)に、将軍の務めとしてもっと子を成す
よう要求しいました。
また治済は老中の本多忠籌(矢島健一さん)と松平信明(福山
翔大さん)には大奥にもっと金を入れるようしました。
二人の老中が「今は異国の備えに金が要る」と難色を示すと、
治済は「将軍の子こそ日本を強くする。一橋の血で染め上げて
こそ謀叛のおそれもなくなる。」と強く主張しました。

治済と老中たちとの間に、治済と家斉との間に溝ができ始めた
頃、尼となった大崎が治済の元にやってきました。
尼寺に身を潜めていたが、どうやら自分は探られているらしい、
ここでもう一度奉公したい、と治済に訴えました。


さて絵師たちのほうですが、歌麿は一人では自分に納得がいく
絵が描けなくて何度も描き直しをしていて、そんな時にていが
『歌撰恋之部』の絵を持って訪ねてきました。

歌麿が下絵を描いたものに重三郎が色付けしたもので、歌麿の
好みになるよう何度も何度も摺師にやり直させて摺師と大喧嘩
し、版元印の位置も何度も考えぬいたものだと言いました。

ていは「これは重三郎からの恋文の返し」と言い、素晴らしい
本屋は他にもいるけど歌麿のことを考えぬく本屋はのは重三郎
しかいない、今、重三郎は誰よりも歌麿を望んでいる、どうか
戻ってほしい、と訴えました。

そして何よりていの本音として
と心の底
から強く訴えました。


重三郎は自分が描いて欲しいと思い描く絵を言葉にしたものを
持って、重政のところに詫びに行きました。
重政も言い過ぎたと詫び、ではこれから打ち合わせをと思った
とき、ていが歌麿を連れて現れました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇





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Last updated  November 26, 2025 04:49:20 PM


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