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またまた「羽鳥慎一モーニングショー」からのネタで恐縮だが、先週末の東京・渋谷や高田馬場の駅周辺で、”路上飲み”する若者たちの姿を紹介していた(きょう31日放送分)。 なかにはダンスしたり、大声で歌ったり、スケボーをしたりするグループも。当然のように、飲み過ぎて酔いつぶれて路上で寝込んでしまう者、上半身裸になって、車道にフラフラと飛び出す輩…。救急車まで出動する事態にも。 緊急事態宣言の再三の延長で、そしてリモートワークや自粛生活で、もやもやとフラストレーションがたまっていることは理解できる。私のようなジジイでも、仕事ができない日々が長くなって最近は少々イライラしている。でも、若者には言いたい。「一緒に飲みたいなら、誰かの部屋で飲みなさい!」と(もちろん、換気はよくして、あまり「密」にならないように人数は絞って、距離をとって…)。 少人数での適度な”路上飲み”は(個人的には)許せても、大声で騒いで泥酔するような集団飲みは、ただ周りの迷惑でしかない。何よりもそこは公共の空間であり、貴方たちだけの空間ではないのだ。欧米諸国や一部のアジア諸国のように、公共空間で酒を飲む行為には罰金を科すべきだと強く思う。改正特措法ではそこまで法制化すべきだった。 コンビニチェーンの会社やコンビニのオーナーにも言いたい。夜はアルコール類の販売を止めてください。バーや飲食店は、お上から「店で酒を出すな」と言われ、事実上の休業に追い込まれている。なのに、貴方がたは一晩中アルコールを売って、”路上飲み”を助長している。飲食業に関わる人間としては、極めてアンフェアで、憤りさえ感じる。 各知事の皆さん、我々飲食業界に「アルコールを提供するな」と言うなら、コンビニ業界にも同じことを言ってほしい!せめて、「夕方以降は酒を売るな」と要請してほしい!
2021/05/31
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(233) 謡曲の義経(下)弓流&船弁慶(静の舞) 1994年 ※3回に分けて「(能楽の)謡曲に登場する源義経」をテーマにした作品を紹介している(すべて、月刊誌「ノーサイド」=1991~96年、文藝春秋・刊行=に掲載された半藤一利さんの鼎談「新・歴史よもやま話」での挿絵<1994年8月号誌上>)。 本日は最終回。まずは「弓流(ゆみながし)」。これは前回も紹介した「屋島」の中で演じられる。馬上の義経が波打際で戦ううち、落とした弓が潮に流され、敵船近くまで馬で追いかけ取り戻したという故事に由来する。家臣らは「残念なお振舞い。千金を延べて作った弓であろうとも、お命には代えられませぬ」と具申したが、義経は「弓を惜しんだのではない。この弓を敵に取られてしまい、弱い武将だと思われるのが無念なのだ。武士の名(恥)は末代まで残る」と語ったので、家臣らは皆涙を流したという。 もう1枚は「船弁慶」に登場する「静の舞」。兄・頼朝に疑念を抱かれた義経は、弁慶ら忠実な従者や愛妾の静(しずか)御前を伴い、西国に逃れようと摂津の国・大物(だいもつ)の浦に着く。しかし、女の身の静をこれ以上同道することは難しく、弁慶の進言もあって、静は都に戻ることになった。別れの宴席で、静は義経の無事を祈り、再会を願い舞を舞う(いずれも史実かどうかは否定的な見解が多数派だが…実に泣かせる話である)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/31
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(232)
2021/05/30
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(231) 謡曲の義経(上)船弁慶 1994年 ※3回に分けて「(能楽の)謡曲に登場する源義経」というテーマでの作品を紹介する。すべて月刊誌「ノーサイド」(1991~96年、文藝春秋・刊)に掲載された半藤一利さんの鼎談「新・歴史よもやま話」での挿絵(1994年8月号誌上で)。 まずは有名な「船弁慶」から。壇ノ浦の合戦に向けて船出した義経一行。向かう波間に、屋島や一の谷で滅んだ平家の怨霊が現れるという筋書き。一徹氏は、髪を振り乱す平忠盛の舞(立ち回り)の静謐な一瞬を見事にとらえている。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/29
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(230) レトロなビル 1980年代前半 ペン画 ※スケッチブックに残されていた1枚の絵。ささっとペンで描いているようだが、レトロな雰囲気を巧みにとらえているのはさすがである。何かの媒体で使うために描いた絵ではなく、スケッチの練習のつもりで描いたのであろう。 ところで、この建物はどこのビルなのだろう。神戸の居留地にある昔の銀行か何かの古いビルかと思ったが、調べても似たような表情のビルは見当たらない。一徹氏の好きだった倉敷・大原美術館の本館でもない。どなたかこのビルに心当たりがある方は、ご教示願いたい。【追記】友人から貴重な情報が寄せられました。写真で確認したところ、大阪市北区天満橋1丁目で現存している「旧桜宮公会堂」に間違いないと思われます。旧桜宮公会堂は昭和8年(1933年)に明治天皇記念館として建設されました。ギリシャ建築風のデザインで、 竜山石造りの正面玄関は、明治4 年(1871年)に建設された造幣寮(現造幣局)の玄関を移築したものです。 国の重要文化財にも指定されています。ネット情報によれば、建物は現在、大阪府から民間企業に貸し出され、結婚式場(https://produce.novarese.jp/kyusakuranomiya-kokaido/) や宴会場、レストラン(http://restaurant.novarese.jp/smk/ )として使われているようです。ランチ利用もできるとのこと。そのうち、一度行ってみたい気分になりました。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/28
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今朝の羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日系)で、 朝野和典氏(大阪健康安全基盤研究所理事長、阪大医学部教授)という感染症専門家の見解を紹介していました。曰く。「コロナの新規感染者の数は、お酒の出荷量(消費量)に比例する。だから第5波を起こさないためには、お酒の消費量を抑える必要がある」と。聞いていて、ほんとに呆れて腹が立ちました。朝野氏は「専門家」を自認する人かもしれませんが、こういう根拠ない、誤解を招くような見解を取り上げないでほしいです。言わずもがなですが、コロナウイルスはお酒の中に潜んでいる訳ではありません。だからお酒の消費が増えたからと言ってただちに、ウイルスが広がっていく訳ではありません。実際、メーカー側の発表資料によれば、コロナ禍の家飲み需要増のおかげで、低価格帯のビール、ワイン、酎ハイ、ウイスキーの消費量(出荷量)は、いずれも対前年比で増えているそうです。新規感染者は第1波から第2波、第3波、第4波までの間で増減を繰り返していますが、アルコール飲料の出荷量は微増ながらほぼ一貫して伸び続けているというのです。(しつこく言いますが)問題にすべきは、お酒そのものや飲食店ではなく、お酒の「飲み方(飲むスタイル)や距離・空間や騒ぎ方、(飲食店等での)滞在時間等」であるはずです。さすがに、番組にオンラインで出ていた松本教授(専門家)や別のコメンテーターが「お酒の飲み方の問題も大きい」「必ずしもそうとは言えないのでは…」などと否定的なコメントをしてくれたので少し救われましたが、科学的根拠も薄弱な見解を公共の電波で流さないでほしいと強く思います。こういう「一見もっともらしいけれど、直接の因果関係のない」見解が、お酒を造ったり、売ったりして生計を支えている人たちをどれほど傷つけ、悪影響を及ぼすのか、そういうことも考えて番組をつくってほしいです。「午後8時まで営業はできるが、アルコールの提供は禁止」という現状の規制は、バーにとっては事実上の”休業命令”で、ほとんど「禁酒法」と呼べるものです。私は、エビデンスもない非科学的なもので、理不尽な規制だと考えています。非科学的なアルコール規制や科学的根拠に乏しい見解・発言には、メーカー各社だけでなく酒販店、バー業界が一致して、もっと異論を唱えていくべきだと思いますが、残念ながら、声を上げるメーカーも業界団体も少ないのが悲しいです。
2021/05/27
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(229) エッセイ「お金について」のための挿絵 1993年 ※直木賞作家・阿刀田高さん(1935~)のエッセイ「お金について」(月刊誌「愛’s」1993年8月号掲載)のための挿絵として制作。内容は、株式投資に熱中し始めた知人女性の目的が、当初の「金儲け」から「政治や経済の仕組みを学ぶこと」に変わっていった話を中心に展開される。切り絵は、新聞の株式欄をコピーした紙をベースにつくられており、一見コラージュ風にも見える。一徹氏にしては、一つの実験的な作品だったのだろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/27
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皆さま、ご承知の通り、政府による「緊急事態宣言」(現状では5月31日期限)は、6月1日以降も再々延長されることが確実となってまいりました。 従って、再々延長の期限(6月20日?)までは、バーUKは非常に不本意で残念ですが、引き続き休業とさせて頂くこととなります。 6月21日以降の営業予定につきましては、国内(とくに大阪府)の新規感染者が大幅に減少し、宣言解除の目途が立った頃、改めてお知らせしたいと思います。以上、何卒ご了承くださいませ。
2021/05/26
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昨夜の報道ステーション(テレビ朝日系)を観ていたら、アルコールも提供して、午後8時までの営業時間要請も守らず、午前5時まで営業している大阪の(たぶんミナミの)居酒屋のオーナーが、堂々と顔出しで登場し、「去年の300%くらい儲かってます」と嬉しそうに喋っていました。 観ていて、実に不愉快でした。外食産業で働く人間は、みんな普通に働きたい。けれど、ほとんどの店は悔しいけれど国や自治体の要請に応じ、アルコールの提供は控えて、午後8時までの営業時間も守っています。アルコールを提供できないバーは、営業する意味が「ほぼゼロ」なので、ほとんどが休業しています。 なのに、このオーナーはコロナ禍のルールを無視してやっています。同じ飲食業界で働く人間として、許せないし、憤りさえ感じます。 私も、条件付きでアルコールを提供するバー営業を一日も早く再開したい。でも、現在の感染者数や医療の逼迫状態を考えて、我慢して休業しています。非科学的なアルコール規制にはとても腹が立ちますが、耐えています。なのに、なぜこの店主は…? 大阪府はすぐにでも、特別措置法に基づく休業命令を出し、この店に限らず、ルールに従わない店は警察の協力を得て摘発し、どんどん名前をさらして、罰金を科してほしいと強く願います!
2021/05/26
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(228)芳味シリーズ「味の匠」「味極め」のために(商品パッケージ6点) 1987~88年 ※プロデビュー1年前の1987年と翌年の1988年、一徹氏は(どういうルートかは不明だが)東京の食品製造会社から、商品パッケージに使う切り絵の依頼を受けた。日本名門酒会の芳味シリーズ「味の匠」「味極め」。スープご飯3種(蟹、鶏、青梗菜)と、しめじのオイル煮、香茹焼売、肉包子の中華風味の6点。原画は残っていないが、商品パッケージは終生そばに持ち続けていたので、おそらく、本人にとっては忘れられない嬉しい仕事だったに違いない。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/26
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(227) 「露天風呂にいた女」のための挿絵(2点) 1995年 ※週刊小説(1974~2001年、実業之日本社刊)誌上で、1995年3月に掲載された薄井ゆうじ氏(1949年~)作の官能小説「露天風呂にいた女」(読めば、官能小説とまでは言えない”おとなしくて上品な”筆致だが…)のための挿絵。生前、一徹氏は「僕はエロチックな絵は基本的に苦手」とよく言っていたが、絵からは艶めかしい雰囲気がよく伝わってくる。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/25
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親しい友人の家に、行きつけのオーセンティック・バーから、親展で手紙が届いたという。その手紙にはこう書かれていたとか。「いつも弊店をご愛顧頂き、本当に有難うございます。さて、"禁酒法"が幅を利かせている昨今ですが、常連様だけへの内緒のお知らせです。緊急事態宣言が再々延長されそうな雰囲気ですが、弊店は6月1日から、毎週、月・水・金曜日の午後5時〜9時だけこっそり営業致します。お一人でお越しの場合のみ、アルコールも提供致します。 ただし、店のドアには鍵が掛かってます。看板も出さず、門灯も消しています。ご来店時にはドアを5回ノックして、合言葉を言ってください。合言葉は『ワクチン』です。ご入店の際は必ず、周りに誰もいないことをご確認ください。 お客様の受け入れは座席数の半分までで、店内にいることが出来るのは、原則1時間以内です。私や他のお客様との会話も厳禁です。私も注文の際以外、一切話しかけません。飲む酒の量は、時間内であれば制限はありません。 弊店が闇営業していることを誰かに話すのは厳禁です。もし、貴方が口外されたことが分かれば、未来永劫”出入り禁止”となりますので、予めご了承ください。もし、自治体に知られて店が営業停止となれば、罰金(過料)を払わねばなりませんが、その罰金は当然、貴方に肩代わりして頂きます。 以上の"約束(ルール)"をお守り頂ける場合は、ご来店を歓迎いたします。あっ、最後に一つ。帰宅時にご家族に『顔が少し赤いわねぇ…』と言われたら、『公園で一人で飲んできた』と答えてください。くれぐれも宜しくお願い致します」 *************************** もちろんご推察の通り、この手紙は架空の産物だ。しかし、エビデンスもない、非科学的で、理不尽なアルコール規制(オーセンティック・バーにとっては、事実上の"休業要請")が、際限もなく続いていくならば、そのうちきっと、こんなお知らせをこっそり常連客だけに送る店主が出てきてもおかしくない。 米国に「禁酒法時代(the Prohibition era 1920〜33)」を生み出した要因は、ウイルスではなく、宗教的(飲酒やアルコールを嫌悪するピューリタニズム)、政治的(第一次世界大戦に際しての勤労重視の風潮)、人種的(ビール業界、ウイスキー業界を牛耳っていたドイツ系国民への反感)要因が絡まった複雑な時代状況だった。 だが、当時(この手紙のような)「もぐり酒場(Speakeasy)」が次々と増えていった背景には、間違いなく、理不尽なアルコール規制に対する飲食業界や大衆の反発があったに違いないと私は想像している。
2021/05/24
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(226) バーでの談笑 1990年代前半 ※比較的大きなキャパのバーのテーブル席。そこで談笑する6人の男女。階段が見えることから、二階にも席があるようだ。これも小説かエッセイの挿絵として制作された作品だが、制作時期以外の情報は現時点では得られていない。初期の作品によく見られる特徴だが、服やソファの柄にスクリーントーンを使って絵の全体に変化を与えている。 PS. この切り絵はどこのバーをモデルにしたのか、心当たりがある方はぜひご教示くださいませ(情報は、arkwez@gmail.com までお願いします)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/24
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(225) 駿馬三頭 2000年 ※カクテルグラスと何かのモチーフを組み合わせる切り絵は、この頃(2000~2003年)、新聞連載でのエッセイのために毎月制作していた。この作品もその「流れ」でつくったものだが、最終的にはエッセイには使われず、オリジナルのグリーティング・カードのための絵として使用された。躍動感あふれる馬の後脚が「グラスのステムに変化した部分」のスパッタリング(霧吹き手法)が実に効果的である。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/23
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コロナ禍で9都道府県に出ている政府の緊急事態宣言(5月31日期限)が、どうやら再延長されそうな雰囲気です。 大阪の新規感染者は若干減ってきているものの、まだ「高止まり」でとても、宣言が解除できる段階ではありません。ワクチン接種率も一向に増えていませんし、変異株がこれからどう変化していくのかも不透明です。なので、延長することは私もやむを得ないとは思います。 しかし、菅首相以下の関係閣僚や各知事の皆さんが「お酒の提供や飲食店の営業を禁止するのが一番効果的だ」というような言い方には、とうてい納得できません。お酒の中や飲食店内にコロナウイルスが潜んでいる訳ではありません。特定の屋内に誰かが持ち込んで、そこで拡散させることが問題なのです。それは飲食店以外だってあり得る話ですが、相変わらず、お酒や飲食店は悪者扱いです。 くどいと言われるかもしれませんが、私はしつこく言い続けます。問題にすべきは、お酒の提供の有無や営業時間帯ではなく、「飲み方(飲むスタイル)や距離・空間や騒ぎ方、滞在時間等」であるはずです。現状での飲食店へのアルコール規制(バーにとっては事実上の”休業命令”)は、エビデンスもない非科学的なもので、理不尽というしかありません。 政府や各知事は、再延長するにしても、ぜひ条件付きでの飲食店営業&アルコール提供を認めてほしいと思います。私が感染症対策の責任者なら、以下のように提案します(これなら、バーや飲食店側も、営業的にも相当なメリットがあり、喜んで受け入れるでしょう)。 ★バーを含む飲食店には、以下の5条件のもとで、アルコール提供を伴う営業を認める。(1)午前10時から午後10時までの間で、任意の5時間だけ営業を認め、アルコールの提供も認める(2)入店客は1人客に限るものとし、在店する総客数は常に店の座席数の50%以下とすること。(3)在店中の会話は店側、客側ともに極力控えること(4)客間は最低1.5mあけ、在店時間は1時間以内とすること(5)店側・客側ともに手指の消毒を徹底し、店側はドアを開放し、サーキュレーター、客の間を仕切るアクリル板や、CO2センサー設置など対策を講ずること 最高の英知を集めたはずの専門家会議の皆さんが、非科学的な規制を推奨するばかりで、このような現実的な提案をしてくれないことに憤りすら感じ、ただ、悲しいと言うしかありません。現状では、バーを含む飲食店経営者のモチベーションは下がる一方で、このままでは外食産業は衰退するしかありません。
2021/05/22
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(224) 猫も食わん不味いメシ 1990年代後半 ※雑誌掲載でのエッセイ(何の雑誌、誰の作品かは残念ながら不明)のための挿絵として制作したもの。日本各地で刑務所生活を経験した筆者が、刑務所内での食事についてその思い出を記した内容。この「猫でも食わん」不味い食事は、岡山刑務所の食事。平均年齢の高い長期受刑者が多いため減塩食が中心で、例えば「ほとんど味のない焼き魚と茹でモヤシ。めちゃくちゃ薄味だった」という(逆に、前橋刑務所の食事はレストラン並みのレベルだったとか)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/22
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(223) 江戸の美女 2003年 ※雑誌での特集記事(「文庫本と新書で楽しむ江戸」というタイトル)の挿絵として、依頼されて制作したもの。残念ながら、何の雑誌だったのかの記録はない。制作時期も最初は不明だったが、その記事の冒頭にあった「今年は江戸幕府開府400年…」という一文が決め手となった。浮世絵を下敷にした切り絵は、それまで何度か手掛けていた一徹氏なので、江戸の美女を描くのはお手の物だった。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/21
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(222) 銀座の路地Ⅱ 2000年頃 ※昨日に続き、バー・ルパンがある銀座5丁目の路地を描いた作品。おそらくは、男性誌の銀座特集のために依頼されたのだろうが、ルパン以外の店の看板については、一徹氏は若干、想像を交えて描いているような気もする。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/20
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(221) 銀座の路地 2004年 ※銀座を象徴する光景(場所)と言えば、銀座和光のある交差点や銀座和光ビルそのものをイメージする人が多いだろう。だが、一徹氏にとっては、やはり、バー・ルパンもある銀座5丁目の細い路地がそれだったらしい。この切り絵は、2004年の「八・一トリオ銀座展」の案内はがき用に制作されたもの。この路地とルパンの看板を描いた切り絵を、一徹氏は生涯に何度か制作しているが、カラーの作品は珍しい。昨年12月に改訂版が刊行されたバー切り絵作品集『NARITA ITTETSU to the BAR』に収録されているのはその最初の作品(1989年作)である=下の画像ご参照。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/19
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ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹(201)~(220) バー・シーンを描いた切り絵で有名な成田一徹(1949~2012)ですが、実は、バー以外をテーマにした幅広いジャンルの切り絵も、数多く手掛けています。花、鳥、動物、職人の仕事、街の風景、庶民の暮らし、歴史、時代物(江戸情緒など)、歴史上の人物、伝統行事・習俗、生まれ故郷の神戸、小説やエッセイの挿絵、切り絵教則本のためのお手本等々。 今回、バー・シーンとは一味違った「一徹アート」の魅力を、一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと願って、膨大な作品群のなかから、厳選した逸品を1点ずつ紹介していこうと思います(※一部、バー関係をテーマにした作品も含まれますが、ご了承ください)。 ※故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします。(201)飛べるよ、ボクは! 1990年代前半 ※何かのエッセイのための挿絵のために制作された作品だろうが、切り絵技法書の「作例」としても収録された。石段の上からのジャンプ。一見、危険な遊びだが、男性なら、幼い頃に一度や二度はやった経験があるのではないだろうか。それにしても、一徹氏の描く子どもたちの表情は生き生きして、可愛い。(202)ユリと女 1990年代前半 ※これも、おそらく何か小説かエッセイの挿絵のために制作されたのであろう作品。斜め上から見下ろすような構図、対象も画面全体には描かず、見る人の想像力に任せる。一徹氏の絵の配置ではよく見られる手法である。(203)熱帯魚たち 1990年代前半 ※動物や植物の切り絵はあれこれと数多く手掛けた一徹氏だったが、魚類をモチーフにした作品は意外と少ない。nこれは、切り絵技法書の「作例」として制作したもの。上下で反対方向を向いた熱帯魚たち。その間には白い空間。元々は本の表紙用に作って白い部分はタイトルなど文字スペースのための余白だったのか、それとも別の意図があった構図だったのか…。(204)円空仏 1993年 ※江戸時代の修業僧・円空(1632~1695)が手掛けた荒削りな仏像彫刻は「円空仏」とも呼ばれ、生涯に10万体以上の仏像を制作したと言われ、全国で約5300体が確認されているという。その荒削りな質感を表現するために、一徹氏はスクリーントーンをコピーした紙を切って、黒い紙に貼り付けるという手法を選んだ。その狙いは見事に成功している。この作品も93年に出した切り絵技法書の「作例」として収録された。(205)ごろ寝でテレビ(常盤新平氏の連載エッセイのために) 1990年 ※ビールを飲みながら、ごろ寝でテレビのゴルフ番組をのんびりと観る男性。まるで「緊急事態宣言」期間で家にこもっている我が身を見るような切り絵(私の場合は野球中継が多いが…)。プロデビュー(1988年)直後から、常盤氏とは何度もコラボした一徹氏なので、絵のタッチにもなんとなく、ほのぼのとした余裕が感じられる。(206)森の小川で水遊び 1986年 ※プロデビュー前の一時期(1年間ほど)、一徹氏は灘神戸生協(コープこうべ)の広報紙の表紙を担当していた。フルカラー印刷だったので、時間も手間もかかり大変だったが、毎回一生懸命取り組んだ。この切り絵も、森の奥行きや多様性を表現するために、バックに様々な同系色を使うなど手の込んだ作品になっている。(207)鯉のぼり 1995年 ※作家・半藤一利氏の連載エッセイ「歴史探偵かんじん帳」(毎日新聞日曜版掲載、1994~95年)の1回(95年5月7日付)に使われた作品。一徹氏の手にかかれば、風に泳ぐ3匹の鯉も、かように生き生きと表現される。この回の内容によれば、「端午の節句」自体は中国からの伝来らしいが、「鯉のぼり」の風習は日本発祥らしい。ただし、最近は鯉のぼりを立てる家も少なくなった。(208)海辺のプールサイド 1980年代前半 貼り絵&切り絵 ※プロデビュー前の、1980年代前半。まだサラリーマンだった一徹氏は、「美大卒ではない自分には、基礎的な画力、表現力、デッサン力が決定的に不足している」と痛感、講談社フェーマススクールズの通信講座で、プロの講師からデッサンや配色の基礎から画面上での素材配置、画材の使い分け術などを学び始めた。講座では年に数回、講師から直接教えてもらえるスクーリングも開催された。 これは「夏らしい風景を、数種類の色紙を使って表現しなさい」という提出課題として制作したもの。一徹氏は、4色(種類)の紙をデザインナイフとハサミを使って切り、貼り絵の手法で制作した。カッティングや素材の配置には、後の切り絵のような味わいや雰囲気が感じられる。まさに一徹切り絵の「原点」と言えるような作品かもしれない。ここからアーチスト・成田一徹の人生(画業)が始まった。(209)密 談 1990年代後半 ※本棚の前で、何やら真剣な表情で話し合う学者風の男性3人。ミステリー・マガジンか何かの雑誌の依頼を受けた作品。おそらくは推理小説ための挿絵の一つだろう。3人のうち2人の服の柄には、それぞれ違う模様のスクリーントーンをコピーした紙を使い、画面全体にメリハリを付けている。モノクロームの切り絵とは言っても、時には単純に白、黒だけで仕上げないのは一徹氏ならではの拘り(小技)なのだろう。(210)ビリヤード・チャンピョンA氏 2011年 ※作家・村山由佳さんのエッセイ「世界チャンプから学ぶこと」(「あんしんLife」2011年10月号掲載)のための挿絵。エッセイでは、村山さんが交友を持つビリヤードの世界チャンピョン・赤狩山幸男さんのことを取り上げ、プロのアスリートの「人に見えないところでの地道な努力の凄さ」について綴っている。 私はこれを読んで、一徹氏にも同じ「努力の凄さ」を見たことを思い出していた。バー巡りする時間以外はほぼ机に向かい、新作の切り絵を次々生み出していった。新たな技法や画材も試し、常に勉強・研究を怠らず、人に見えないところで努力し、プロとして仕事への真摯な態度と矜持を、終生持ち続けた一徹氏だった。(211)大海原を往く帆船 1993年 ※その年に顕著でユニークな業績を上げた人や企業を表彰した「パイオニア・オブ・ザ・イヤー」(関西テレビ主催)の第5回記念としてつくられたテレホンカード。この年(1993年)の受賞者が誰だったのかは、残念ながら、テレカの表面からは確認できないが、このような図柄を一徹氏に依頼したことからしても、海関係の人物か企業、団体だったのだろう。ちなみに、この「パイオニア…」という表彰制度は今も続いているのだろうか…(ネットで検索しても確認できなかった)。(212)コウベハイボール(テレカ) 1984年 ※昨日に続き一徹氏が手掛けたテレカ(テレホンカード)を紹介。今ではほとんど見かけなくなったテレカだが、個人用の携帯電話がまだ登場していなかった80年代は人気アイテムの一つで、記念品として制作する会社や店舗が多かった。 これは、氷無しハイボールで有名だった神戸のバー「コウベハイボール」(1990年に閉店)が、創業30周年の記念品として1984年に制作したもの。一徹氏はその生涯で、他にも数多くのバーから「周年記念テレカのための特別な切り絵」を頼まれた(例えば、銀座の老舗バー「ダルトン」→ 下の画像ご参照)が、大好きなバーからの仕事とあって、いつも喜んで引き受けていた。(213)ザ・シガー・ストーリー(テレカ) 2002年 ※しつこくてすみません(笑)。3日連続で一徹テレカをご紹介。これは一徹氏と城アラキさんの共著「ザ・シガー・ストーリー 葉巻をめぐる偉人伝」(2002年、集英社刊)出版の際の記念品。私の手元にはこの1枚だけ残っている。 おそらくは、販促ツールとして集英社側が制作したものだろう。絵の舞台(モデル)となったのは、今はなき銀座の名バー「ボルドー」のように見えたが、カウンターに椅子があるので違う(ボルドーのカウンターは、スタンディングだった)。これは何処のバーを描いたのだろうか?(214)くいだおれ太郎の休息 2000年 ※一徹氏は、仲の良かった同業のアーチスト、ウノ・カマキリ氏、楢喜八氏と3人で、1995年からほぼ毎年「八・一(はちいち)トリオ原画展」を全国の大都市で開催し続けた。これは2000年に大阪で開催した際、案内はがき用に制作した切り絵。 モチーフは、言わずもがなだが、大阪ミナミ・道頓堀の飲食レストラン「くいだおれ」(現在は閉店)の名物人形「くいだおれ太郎」である。ただし、トレードマークの「太鼓を叩いている姿」ではなく、「ちょっとひと休み」している姿をユーモラスに描いたのは、やはり一徹氏ならではの”遊び心”だろう。(215)くいだおれ太郎 1999年 ※昨日に続いてもう1枚、「くいだおれ太郎」の絵を。1974年から2001年まで発行されていた「週刊小説」(実業之日本社刊)の1999年4月2日号掲載。この号に掲載された「推理小説のための挿絵」ということは残された資料から判明しているが、残念ながら、誰の作品のための挿絵かは、現時点では不明。(216)飛田の踏切 1984年頃 ペン&デッサン用黒鉛筆 ※飛田(とびた)と言えば、大阪市内南部のディープなエリア。どういうエリアなのかは、ここでは敢えて説明を省く。これは飛田界隈の駅(飛田本通駅?)のそばの南海電鉄の天王寺支線(天王寺~天下茶屋間)の踏切を描いたスケッチ。一徹氏はかなり時間をかけて、細かく描き込んでいる。ただし、残念ながらこの支線は1993年に廃線となって、駅も今はない。 いつ頃描かれたスケッチかは、踏切のそばに立つ映画館の看板の上映作品が決め手になった(看板の左側にある3つの作品は、それぞれ1977年<成龍拳>、1980年<土佐の一本釣り>、1984年<月の夜星の朝>の封切り公開)。(217)森 鷗外 2001年 ※言わずと知れた明治・大正期の文豪(1862<文久2年>~1922<大正11年>)である。本名は、林太郎。石見国津和野(現・島根県津和野町)出身。東京帝国大学医学部卒。陸軍省派遣留学生としてドイツで4年間医学を学んだ後、陸軍軍医(最後は軍医総監=中将に相当=まで昇任)を務めながら、小説、評論、翻訳と幅広い分野で執筆活動を続けた。代表作に小説「舞姫」「ヰタ・セクスアリス」「雁」「阿部一族」「高瀬舟」、訳詩編「於母影」、翻訳「即興詩人」(アンデルセンの小説)など。 この切り絵は、「ザ・シガー・ストーリー 葉巻をめぐる偉人伝」(城アラキ氏との共作。隔週刊の漫画雑誌「スーパー・ジャンプ」連載。2002年に集英社から単行本化)で、森鴎外を取り上げた回のために制作したもの。(218)傘を開いて学校へ 1990年代前半 ※各地域で梅雨入りのニュースも聞かれる昨今。出かける際は傘が欠かせない季節になってきた。これは、何度か登場している毎日新聞の「休刊日お知らせチラシ」のための作品。後ろ姿で学童を描いて、後は「見る人に想像力に任せる」のは一徹氏の得意の手法(構図)である。(219)あした天気になーれ! 1990年代前半 ※昨日に続いて「雨」をテーマにした絵。これは、切り絵技法書の作例(お手本)として制作したもの。バックに使っているスクリーントーンをコピーした紙が効果的だ。それにしても一徹氏が描く子どもたちの何気ない表情は、ほんとピュアで可愛いと思う。(220)雨の紫陽花 1995年頃 ※「梅雨入り」したということもあって、一昨日から「雨」をテーマにした作品を紹介している。で、梅雨時に一番ぴったりくる花は?と考えた場合、やはりこれだろうということで、本日は紫陽花の切り絵をご紹介(96年に出版した自著「切り絵12カ月1000カット」にも「作例」として収録された)。※絵の制作時期については正確に分からないものも多く、一部は「推定」であることをお含みおきください。★過去の総集編ページをご覧になりたい方は、こちらへ。 【Office Ittetsuからのお願い】成田一徹が残したバー以外のジャンルの切り絵について、近い将来「作品集」の刊行を計画しております。もしこの企画に乗ってくださる出版社がございましたら、arkwez@gmail.com までご連絡ください。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/18
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(220) 雨の紫陽花 1995年頃 ※「梅雨入り」したということもあって、一昨日から「雨」をテーマにした作品を紹介している。で、梅雨時に一番ぴったりくる花は?と考えた場合、やはりこれだろうということで、本日は紫陽花の切り絵をご紹介(96年に出版した自著「切り絵12カ月1000カット」にも「作例」として収録された)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/18
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(219) あした天気になーれ! 1990年代前半 ※昨日に続いて「雨」をテーマにした絵。これは、切り絵技法書の作例(お手本)として制作したもの。バックに使っているスクリーントーンをコピーした紙が効果的だ。それにしても一徹氏が描く子どもたちの何気ない表情は、ほんとピュアで可愛いと思う。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/17
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(218) 傘を開いて学校へ 1990年代前半 ※各地域で梅雨入りのニュースも聞かれる昨今。出かける際は傘が欠かせない季節になってきた。これは、何度か登場している毎日新聞の「休刊日お知らせチラシ」のための作品。後ろ姿で学童を描いて、後は「見る人に想像力に任せる」のは一徹氏の得意の手法(構図)である。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/16
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きょうのサタデー・ステーション(テレ朝系午後9時~)を見ていたら、コロナワクチン接種を巡って、ほとんど混乱していない新潟県上越市の素晴らしいアイデアを紹介していました。 聞けば、上越市の65歳の高齢者は、電話やインターネットで予約する必要はいっさいないということです。上越市では市内の会場ごとに、市の方で日程と対象者を振り分け、郵送で通知されます。 自宅から会場までの交通費(公共交通機関を利用)は市が全額負担します。公共交通機関が少ない地区には、市が専用バスを用意するとのことです。 市が決めた日程で都合が悪い場合だけ、対象者の方から市へ電話連絡してもらう方法が採用されています(これだと返信用はがきを送る手間と費用も節約できます)。 今のところ、対象者から「都合が悪いから変更してくれ」という連絡は、ごくわずかだということで、行政側、市民側の双方にとって非常にメリットが大きいことが分かります。 なお、郵送された案内によれば、集団接種ではなく(医院での)個別接種の予定している人や、ワクチン接種を希望しない人は必ず、案内に同封した返信用はがきで連絡してほしいと指示されています(用意したワクチンを無駄にしないため)。 上越市はこの方法がうまく機能しているため、今後実施される64歳以下への集団接種でも同じ方法を採用する方向で検討しているそうです。 全国の自治体は、この上越市のやり方を真似すればいいと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
2021/05/15
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(217) 森鷗外 2001年 ※言わずと知れた明治・大正期の文豪(1862<文久2年>~1922<大正11年>)である。本名は、林太郎。石見国津和野(現・島根県津和野町)出身。東京帝国大学医学部卒。陸軍省派遣留学生としてドイツで4年間医学を学んだ後、陸軍軍医(最後は軍医総監=中将に相当=まで昇任)を務めながら、小説、評論、翻訳と幅広い分野で執筆活動を続けた。代表作に小説「舞姫」「ヰタ・セクスアリス」「雁」「阿部一族」「高瀬舟」、訳詩編「於母影」、翻訳「即興詩人」(アンデルセンの小説)など。 この切り絵は、「ザ・シガー・ストーリー 葉巻をめぐる偉人伝」(城アラキ氏との共作。隔週刊の漫画雑誌「スーパー・ジャンプ」連載。2002年に集英社から単行本化)で、森鴎外を取り上げた回のために制作したもの。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/15
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(216) 飛田の踏切 1984年頃 ペン&デッサン用黒鉛筆 ※飛田(とびた)と言えば、大阪市内南部のディープなエリア。どういうエリアなのかは、ここでは敢えて説明を省く。これは飛田界隈の駅(飛田本通駅?)のそばの南海電鉄の天王寺支線(天王寺~天下茶屋間)の踏切を描いたスケッチ。一徹氏はかなり時間をかけて、細かく描き込んでいる。ただし、残念ながらこの支線は1993年に廃線となって、駅も今はない。 いつ頃描かれたスケッチかは、踏切のそばに立つ映画館の看板の上映作品が決め手になった(看板の左側にある3つの作品は、それぞれ1977年<成龍拳>、1980年<土佐の一本釣り>、1984年<月の夜星の朝>の封切り公開)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/14
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(215) くいだおれ太郎 1999年 ※昨日に続いてもう1枚、「くいだおれ太郎」の絵を。1974年から2001年まで発行されていた「週刊小説」(実業之日本社刊)の1999年4月2日号掲載。この号に掲載された「推理小説のための挿絵」ということは残された資料から判明しているが、残念ながら、誰の作品のための挿絵かは、現時点では不明。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/13
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WEBマガジン「リカル(LIQUL)」連載 【カクテル・ヒストリア第16回】 名著『コクテール』が残した謎 日本で初めての体系的かつ実用的なカクテルブック『コクテール』を著したのは、前田米吉氏(1897~1939)=写真左下=である。今から96年前、1924年(大正13年)のこと。今なおバーテンダーの教科書とも言われる『サヴォイ・カクテルブック(The Savoy Cocktail Book)』(ハリー・クラドック著)が出版されるまだ6年前だった。 『コクテール』には、287種のカクテルが紹介されてが、それまでのカクテルブックが文章だけでレシピを表現していたのに対して、前田氏は「***2分の1、***3分の1」というように、今風の分かりやすい分量表記で示したのが画期的だった。 ◆あの『サヴォイ…』よりも進んだ内容 不思議なことに『コクテール』には、『サヴォイ・カクテルブック』で欧米で初めて紹介されたカクテルがいち早く、約30数種類(末尾【注】ご参照)も!登場している。その中には著者クラドックのオリジナルも含まれている。『サヴォイ…』出版より6年も前に、遠い東洋の日本で、どのように最新カクテルのレシピを知り得たのか? 大きな謎であり、カクテル史を学ぶ私のみならず、非常に興味をそそられるだろう。 私は、数年前に復刻版『コクテール』と題して、その全内容をブログ上で現代語訳で紹介したが、その際、「(前田氏は)日本で働いていた外国人バーテンダーを通じて、あるいはカフェ・ラインを訪れていた来日外国人客から直接、サヴォイ・ホテルのバーで1920年代につくられていたカクテルについて最新情報を得ていたのではないか」などと記したが、これはあくまで想像でしかない。 ◆ご子孫から予期せぬ嬉しい連絡 前田氏は著書刊行当時、東京・四谷の「カフェ・ライン」という店に勤めるバーテンダーということ以外、経歴等がまったく不明の謎の人物だった。私はご遺族と連絡をとって、前田氏のことをもっと知りたいとずっと願ってきた。 ところが2017年のある日、予期せぬ、大変な幸運が巡ってきた。ブログを見たという前田米吉氏のご子孫が、私が働くバーUKにまで直接ご連絡をくださったのだ。そして、直系のご遺族ではなかったが、米吉氏の姪に当たる女性(当時76)と、そのご長男(同46)が、それぞれ東京と栃木からわざわざ大阪の店までお越しくださったのだ(写真右=前田米吉氏著の『コクテール』=1924年刊)。 御二人からは、故・前田氏の経歴や親族に伝わっている人柄について、興味深いお話(情報・データも含め)がたくさん聞けた。嬉しいことに、貴重な未公開の写真も何枚か頂けたうえ、ご持参してくださった戸籍謄本や死亡届の写しからは、前田氏の生没年が正確に判明した。 ◆若干27歳で『コクテール』を著し、酒類ビジネスも 明治30年(1897年)生まれで、「コクテール」刊行時はまだ27歳の若さ。そして、亡くなったのは昭和14年(1939年)11月。42歳という夭折だった。鹿児島県の出身。四男三女の三男として生まれた。実家は造園業だった。23歳の時、2歳年上のユワという名の女性と結婚。戸籍を見ると子供が一人いたことが分かるが、すぐに亡くなっている。少なくとも直系の子孫はいないという。 上京した正確な時期は分からない。しかし、『コクテール』の前書きにも、「多年コクテールの研究者」だったと記されていることからも、結婚後まもない時期(少なくとも1921年までには)には東京でバーテンダーとして働いていたことは間違いない。上京後、前田氏は「カフェ・ライン」で職を得てカクテルの研鑽につとめ、その成果は数年後に『コクテール』という本に結実する(写真左=酒類販売店を開業した頃の前田氏)。 「カフェ・ライン」を退職後、昭和の初め、銀座に自らの酒類販売店を興した。洋酒だけでなく、瓶詰めのカクテルも販売し、1925年当時の新聞に広告を出すなどビジネスは順調だったことが伺える。しかし残念ながら御二人の話には、前田氏がなぜ、1924年の時点で海外のカクテルについて、あれほど詳しい情報(レシピなど)を入手できたのか?という長年の疑問に対する正確な答えはなかった。 ◆海軍から感謝状、欧州訪問に同行か? しかし、持参された未公開写真の一つに、その答えにつながるかもしれない驚きのヒントがあった。おしゃれな白っぽいスーツを着た前田氏が、なにやら額入りの感謝状のようなものを自慢げに手にした記念写真=写真右下=だが、その写真には旧海軍の軍艦が映っている。大正末期か昭和初期か時期は不明だが、この頃、海軍は欧州に「親善訪問」という名目で艦隊をたびたび派遣している。 このような感謝状をもらうということは、前田氏はひょっとしてこの艦に乗船して、料理や酒を振る舞う仕事をしたのではないか。そして欧州にまで同行したのではないか。そして、寄港した欧州各地で最新カクテルの情報を入手したという可能性があったとしても決しておかしくない。 日本のカクテル史の空白を埋める作業はまだ道半ばであるが、近い将来ひょっとして、どこからか前田氏の貴重なカクテルノート等が発見されることを、今は心から願っている。 【注】『コクテール』で6年早く登場する『サヴォイ…』収録のカクテル(29種):London Cocktail、Rosington Cocktail、Palmetto Cocktail、Nick’s Own Cocktail、White Cocktail(クラドックのオリジナル)、Trocadero Cocktail、Thistle Cocktail、Tipperary Cocktail、Chocolate Cocktail、Olivet Cocktail、Wax Cocktail、Raymond Hatch Cocktail、Racquet Club Cocktail、Whizz-Bang Cocktail、Velocity Cocktail、Vanderbilt Cocktail、Coopers Town Cocktail、Fairbank Cocktail、Froupe Cocktail、Coronation Cocktail、HPW Cocktail、Diabolo Cocktail、RAC Cocktail、Irish Cocktail、Sunshine Cocktail、Chicago Cocktail、Morning Cocktail、Monkey Gland Cocktail、September Morn Cocktail・WEBマガジン「リカル(LIQUL)」上での連載をご覧になりたい方は、こちらへ ※掲載写真は、『コクテール』の表紙以外は、ご子孫の前田英樹氏の提供です(無断転載・利用は固くお断りします)。・連載「カクテル・ヒストリア」過去分は、こちらへ
2021/05/12
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(214) くいだおれ太郎の休息 2000年 ※一徹氏は、仲の良かった同業のアーチスト、ウノ・カマキリ氏、楢喜八氏と3人で、1995年からほぼ毎年「八・一(はちいち)トリオ原画展」を全国の大都市で開催し続けた。これは2000年に大阪で開催した際、案内はがき用に制作した切り絵。 モチーフは、言わずもがなだが、大阪ミナミ・道頓堀の飲食レストラン「くいだおれ」(現在は閉店)の名物人形「くいだおれ太郎」である。ただし、トレードマークの「太鼓を叩いている姿」ではなく、「ちょっとひと休み」している姿をユーモラスに描いたのは、やはり一徹氏ならではの”遊び心”だろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/12
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(213) ザ・シガー・ストーリー(テレカ) 2002年 ※しつこくてすみません(笑)。3日連続で一徹テレカをご紹介。これは一徹氏と城アラキさんの共著「ザ・シガー・ストーリー 葉巻をめぐる偉人伝」(2002年、集英社刊)出版の際の記念品。私の手元にはこの1枚だけ残っている。 おそらくは、販促ツールとして集英社側が制作したものだろう。絵の舞台(モデル)となったのは、今はなき銀座の名バー「ボルドー」のように見えたが、カウンターに椅子があるので違う(ボルドーのカウンターは、スタンディングだった)。これは何処のバーを描いたのだろうか?◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/11
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(212) コウベハイボール(テレカ) 1984年 ※昨日に続き一徹氏が手掛けたテレカ(テレホンカード)を紹介。今ではほとんど見かけなくなったテレカだが、個人用の携帯電話がまだ登場していなかった80年代は人気アイテムの一つで、記念品として制作する会社や店舗が多かった。 これは、氷無しハイボールで有名だった神戸のバー「コウベハイボール」(1990年に閉店)が、創業30周年の記念品として1984年に制作したもの。一徹氏はその生涯で、他にも数多くのバーから「周年記念テレカのための特別な切り絵」を頼まれた(例えば、銀座の老舗バー「ダルトン」→ 下の画像ご参照)が、大好きなバーからの仕事とあって、いつも喜んで引き受けていた。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/10
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(211) 大海原を往く帆船 1993年 ※その年に顕著でユニークな業績を上げた人や企業を表彰した「パイオニア・オブ・ザ・イヤー」(関西テレビ主催)の第5回記念としてつくられたテレホンカード。この年(1993年)の受賞者が誰だったのかは、残念ながら、テレカの表面からは確認できないが、このような図柄を一徹氏に依頼したことからしても、海関係の人物か企業、団体だったのだろう。ちなみに、この「パイオニア…」という表彰制度は今も続いているのだろうか…(ネットで検索しても確認できなかった)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/09
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延長後の緊急事態宣言。蓋を開けてみれば、大阪と東京と京都、兵庫で大規模商業施設やイベントに対する対応(規制基準)が分かれました(大阪が一番厳しい)。でも、飲食店に対する規制は4都府県とも従来通り。相変わらず、お酒は悪者扱いです。 政府や大阪府は「お酒を出さないなら午後8時までは営業できる」と言いますが、お酒を楽しむことがメインの目的であるオーセンティック・バーは、お酒を出せなくては事実上営業などできません。誰も来店してくれません。 くどいと言われるかもしれませんが、私はしつこく同じことを言い続けます。真に問題にすべきは、お酒の提供の有無や営業時間帯ではなく、「飲み方(飲むスタイル)や距離・空間や騒ぎ方、滞在時間等」であるはずです。 時短営業はかえって「密」を生み出すだけで、お酒の提供禁止そのものは、コロナ感染拡大にはほとんど効果はないというのが現場での実感であり、常識です。同一時間帯の入店人数を制限したうえで、距離をとった飲み方、騒がない飲み方を徹底する方がよほど効果的なはずです。 飲食店のお酒の提供行為そのものや営業時間の長い・短いが新規感染者の増加に結び付いていると言うのなら、ぜひ「エビデンス(科学的・疫学的根拠)」を示してほしいと思います。エビデンスもない非科学的な決定は理不尽で、”バーを含む飲食店虐め”でしかありません。 最高の英知を集めたはずの専門家会議の皆さんが、なぜ、非科学的な規制を推奨するのか、私にはまったく理解できません。ただただ悲しくて、憤りすら覚えます。★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/08
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(210) ビリヤード・チャンピョンA氏 2011年 ※作家・村山由佳さんのエッセイ「世界チャンプから学ぶこと」(「あんしんLife」2011年10月号掲載)のための挿絵。エッセイでは、村山さんが交友を持つビリヤードの世界チャンピョン・赤狩山幸男さんのことを取り上げ、プロのアスリートの「人に見えないところでの地道な努力の凄さ」について綴っている。 私はこれを読んで、一徹氏にも同じ「努力の凄さ」を見たことを思い出していた。バー巡りする時間以外はほぼ机に向かい、新作の切り絵を次々生み出していった。新たな技法や画材も試し、常に勉強・研究を怠らず、人に見えないところで努力し、プロとして仕事への真摯な態度と矜持を、終生持ち続けた一徹氏だった。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/08
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緊急事態宣言は(5月末まで)延長するけれども、大型商業施設への休業要請は緩和し、イベントの有観客開催も上限の50%(または5千人まで)で認める方向で政府が検討しています。 一方で、酒類を提供する飲食店への休業要請は継続するということです。「人流を抑制したい」と言いながら、このチグハグな政策。結局、お酒を悪者にしたいんですね…。時短営業やお酒の提供禁止は、コロナ感染拡大にはほとんど効果はないというのが現場での実感です。 飲食店の(お酒の提供を含む)営業行為や営業時間の長い・短いが感染拡大に影響していると言うなら、ぜひ「科学的根拠(エビデンス)」を示してほしいと思います。 何度も言いますが、なぜ、お酒やオーセンティック・バーが悪者にされるのか、ほんとに理解に苦しみます。問題にすべきは、お酒の提供の有無や営業時間帯ではなく、「飲み方(飲むスタイル)や距離・空間や騒ぎ方、滞在時間等」であるはずです。かえって「密」を生み出す時短営業を求めるより、(同一時間帯の)入店人数を制限する方がよほど効果的なはずです。 それが分からない菅首相以下政府閣僚たち、知事の皆さん、そして専門家と言われる方々。私たち飲食業側の問題提起を深く考えもせず、いま、期間延長の議論だけが先行しています。ただただ、理不尽で不愉快で、悲しいと言うしかありません。★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/07
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(209) 密 談 1990年代後半 ※本棚の前で、何やら真剣な表情で話し合う学者風の男性3人。ミステリー・マガジンか何かの雑誌の依頼を受けた作品。おそらくは推理小説ための挿絵の一つだろう。3人のうち2人の服の柄には、それぞれ違う模様のスクリーントーンをコピーした紙を使い、画面全体にメリハリを付けている。モノクロームの切り絵とは言っても、時には単純に白、黒だけで仕上げないのは一徹氏ならではの拘り(小技)なのだろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ
2021/05/07
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(208) 海辺のプールサイド 1980年代前半 貼り絵&切り絵 ※プロデビュー前の、1980年代前半。まだサラリーマンだった一徹氏は、「美大卒ではない自分には、基礎的な画力、表現力、デッサン力が決定的に不足している」と痛感、講談社フェーマススクールズの通信講座で、プロの講師からデッサンや配色の基礎から画面上での素材配置、画材の使い分け術などを学び始めた。講座では年に数回、講師から直接教えてもらえるスクーリングも開催された。 これは「夏らしい風景を、数種類の色紙を使って表現しなさい」という提出課題として制作したもの。一徹氏は、4色(種類)の紙をデザインナイフとハサミを使って切り、貼り絵の手法で制作した。カッティングや素材の配置には、後の切り絵のような味わいや雰囲気が感じられる。まさに一徹切り絵の「原点」と言えるような作品かもしれない。ここからアーチスト・成田一徹の人生(画業)が始まった。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/06
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(207) 鯉のぼり 1995年 ※作家・半藤一利氏の連載エッセイ「歴史探偵かんじん帳」(毎日新聞日曜版掲載、1994~95年)の1回(95年5月7日付)に使われた作品。一徹氏の手にかかれば、風に泳ぐ3匹の鯉も、かように生き生きと表現される。この回の内容によれば、「端午の節句」自体は中国からの伝来らしいが、「鯉のぼり」の風習は日本発祥らしい。ただし、最近は鯉のぼりを立てる家も少なくなった。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ
2021/05/05
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(206) 森の小川で水遊び 1986年 ※プロデビュー前の一時期(1年間ほど)、一徹氏は灘神戸生協(コープこうべ)の広報紙の表紙を担当していた。フルカラー印刷だったので、時間も手間もかかり大変だったが、毎回一生懸命取り組んだ。この切り絵も、森の奥行きや多様性を表現するために、バックに様々な同系色を使うなど手の込んだ作品になっている。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/04
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(205) ごろ寝でテレビ(常盤新平氏の連載エッセイのために) 1990年 ※ビールを飲みながら、ごろ寝でテレビのゴルフ番組をのんびりと観る男性。まるで「緊急事態宣言」期間で家にこもっている我が身を見るような切り絵(私の場合は野球中継が多いが…)。プロデビュー(1988年)直後から、常盤氏とは何度もコラボした一徹氏なので、絵のタッチにもなんとなく、ほのぼのとした余裕が感じられる。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ
2021/05/03
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(204) 円空仏 1993年 ※江戸時代の修業僧・円空(1632~1695)が手掛けた荒削りな仏像彫刻は「円空仏」とも呼ばれ、生涯に10万体以上の仏像を制作したと言われ、全国で約5300体が確認されているという。その荒削りな質感を表現するために、一徹氏はスクリーントーンをコピーした紙を切って、黒い紙に貼り付けるという手法を選んだ。その狙いは見事に成功している。この作品も93年に出した切り絵技法書の「作例」として収録された。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2021/05/02
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(203) 熱帯魚たち 1990年代前半 ※動物や植物の切り絵はあれこれと数多く手掛けた一徹氏だったが、魚類をモチーフにした作品は意外と少ない。nこれは、切り絵技法書の「作例」として制作したもの。上下で反対方向を向いた熱帯魚たち。その間には白い空間。元々は本の表紙用に作って白い部分はタイトルなど文字スペースのための余白だったのか、それとも別の意図があった構図だったのか…。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ
2021/05/01
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