Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2004/12/16
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カテゴリ: ピアノ&ギター
 中年から始めたピアノで、一番最初に弾き語りの練習したのは、ビートルズの「Let It Be」だった。この曲ははっきり言って、コードも簡単(C、G、F、Am、Emの5つだけ)だから、初心者の入門編としてぴったり。メロディーも覚えやすい、というよりも、超有名だから、誰でも(?)知っている!

 ピアノBARで遊びで弾いていると、たまに、見知らぬお客さんから、「弾き語りをしてみたいんですが、どの曲からまず練習したらいいですか?」という質問を受ける。そんなとき、僕は「Let It Beがいいよ」と教えてあげる( 写真 は、名曲「Let It Be」をおさめたビートルズ晩年の傑作アルバム「Let It Be」。プロデューサーだったフィル・スぺクターが手を加える前のオリジナル版、「Let It Be:Naked」が2年ほど前初めて発売されたが、聴き比べると面白い)。

 ビートルズは、ポールが結構器用にピアノを弾くもんだから、他にもピアノ伴奏がの名曲が数多くある。有名なところでは、「Hey Jude」「Long And Winding Road」「Lady Madonna」、ほかにも「Oh、Darling」「Martha My Dear」「Fool On The Hill」などたくさんある。Beatles/Let It Be

 僕も何曲かをレパートリーに入れているけれど、「Lady Madonna」はアップテンポで、結構テクニックが要るので、僕向きではなかった(笑)。「Oh、Darling」は音域が結構広い曲(とくにサビのキーがものすごく高い)なので、歌いこなせず、ギブアップしてしまった。

 解散後も、ポールの「My Love」や「Maybe I’m Amazed」、ジョンの「Imagine」や「Love」など、ピアノをフィーチャーした名曲が、たくさん生み出されている。だが、僕の一番好きなジョージはなぜか、ピアノをフィーチャーした曲をほとんど作らなかった。

 91年の来日公演直前のインタビューで、ジョージは「ビートルズが聴きたい人はポールのコンサートへ行けばいい」と、やや過激な発言をしていた。ジョンやポールへの敵愾(がい)心からか、同じような曲はつくりたくないという意地があったのかもしれない。

 ジョージは、「Something」「While My Guitar Gently Weeps」「Here Comes The Sun」のような、ギターの音色を生かした、美しい曲を残した。ビートルズの4人の中で、ジョージが一番好きな僕は、「Something」と「While My Guitar…」の2曲を、無理矢理、ピアノの弾き語りのレパートリーに含めてしまった。

 後者はやっぱりギターの方が合う曲と思うが、前者はピアノ伴奏でも結構はまる、素敵なバラードだ。ジョージは不本意かもしれないが、亡き彼に感謝しながら、僕はときどきピアノで歌わせてもらっている。





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Last updated  2005/05/07 12:41:03 PM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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