きんちゃん、こんにちはー。

>今回の新作は初期のボンドのように、ちゃらちゃらした所が無くて、結構見応えがありました。ピアーズ・ブロスナンが出演料で交渉決裂、今回の抜擢となったようですね。私としてはジョージ・クルーニーの007を一度は見てみたいと思ってたのですが。。どうでしょうか? でも、若大将が加山雄三しか適役でないように、やっぱりボンドもショーン・コネリーなんでしょうね。

 僕も歴代のボンド役俳優では、ショーン・コネリーが一番好きで、その次がピアーズ・ブロズナンかなぁ。ロジャー・ムーアはあまり好きになれませんでした。ジョージ・クルーニーはボンド役に向いているかもしれませんね。ちょっぴり女たらし的な雰囲気が合ってるかも(笑)。

 今回の「カジノロワイヤル」もそうですが、最近のシリーズは、敵役の設定がマンネリ気味なのが少し気になりますね。次回作に期待しましょうか…。 (2007/07/18 08:16:38 AM)

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2007/07/17
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カテゴリ: 映画・TV・演劇
 最近観た映画の感想などをあれこれと。とは言っても、最新作を映画館で観たというのではなく、DVDレンタルとテレビです。何をいまさらという映画もありますが、ご容赦を。

◆007カジノロワイヤル (2006年公開)007カジノロワイヤル
 ボンド映画シリーズの第21作。今回は、「若きジェームズ・ボンドが『007』になるまでの物語」というのが映画のキャッチ・コピーである。

 仕事ぶりが認められたボンドは「00(ダブルオー)」に昇格する。そして最初に対決する相手は、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフルで、高額掛金のポーカーで資金を稼いでいる。ボンドは直接勝負するため、モンテネグロのカジノへ向かう。

 新ボンド役に抜擢されたのは、S・スピルバーグの映画「ミュンヘン」にも出演していたダニエル・クレイグ。冷徹でクールで、ロシアのスパイのような雰囲気。知的で強靱だけれど、色恋には弱いといった過去のボンド役とは少し違うため、公開前から「イメージと違う」という異論もあった。しかし、クレイグは全編で体を張った危険なアクションも見せる一方で、スパイの苦悩など心の複雑な内面を見せる演技も上手くこなしている。

 お馴染みのボンドガール役には仏の女優、エヴァ・グリーン(これも僕は初めて観る女優)。ボンドが持参の掛金1500万ドルの監視役(美貌の財務省職員)として登場するが、歴代ボンド映画の中でも、最も知的な雰囲気を漂わせる一人。最近はいつも上司の「M」役を演じるジュディ・デンチも相変わらずいい。

【マイ評価】★4つ (5つで満点) 凝った小道具がやや少ないのは不満だが、ウィットに富んだ会話はボンド映画ならでは。ボンド役のクレイグは好みは分かれる(僕はやはりS・コネリーのボンドが好き)だろうが、デビュー作としてはまぁ合格点だろう。観て損はないよ。


◆父親たちの星条旗 (2006年公開)父親たちの星条旗
 太平洋戦争中、日米最大の激戦地となった硫黄島。この島での戦いでは日米合わせて3万人近い犠牲者が出た。米側の島占領時に撮られた1枚の写真=すり鉢山に星条旗を立てる米兵=は、その後歴史に残る有名な写真にもなった。



 監督は、ご存じクリント・イーストウッド。このブラッドリーの息子が書いた原作を読み、ただちに映画化権を取得したという。そして、本格的な戦争映画を初めて撮るイーストウッドは、「プライベート・ライアン」「シンドラーのリスト」で戦争映画の経験豊富なスティーブン・スピルバーグに協力を求め、このリアリティ溢れる映画が見事完成した。

 帰国後「英雄」に祭り上げられ、国民の士気高揚や戦費調達(国債購入)のために利用され、苦悩する3人の元兵士たち。硫黄島の戦いは、勝者であったはずの米国の兵士にもさまざまな悲劇を生んだ。

【マイ評価】★4つ半  上陸時の迫真の戦闘シーンだけでも見応えは十分だが、「米国の良心」とも言われる映画人2人が協力し、知られざる歴史の裏側(=戦争の実相や醜さ)に光を当てた秀作。日本人もぜひ観るべき映画だろう。


◆犯人に告ぐ (2007年秋公開)犯人に告ぐ
 2000年の暮れ、6歳の少年が誘拐された。事件の指揮をとる刑事の巻島は、身代金の受け渡しの混乱で犯人を取り逃してしまう。少年は殺害死体で発見される。失敗の責任を問われ、巻島は別の署に異動させられる。

 そして6年後、川崎で連続児童殺害事件が発生し、巻島は昔の上司で、県警本部長となった曾根から再び事件の指揮を命じられる。巻島はマスコミ(テレビ)を通じて「BADMAN」と名乗る犯人に対して問いかけ、挑発するという異例の捜査手法をとるが…。

 衛星放送の「WOWOW」がつくった劇場用映画の第1弾ということで、先日、劇場公開(ことし秋)に先立って「一夜限り」のテレビ先行放映があった。僕も大好きな推理作家、雫井脩介氏のベストセラー作品の映画化。

 主役の巻島を演じる豊川悦司は好きな俳優の一人だ(以前取り上げた「大停電の夜」にも出ていたなぁ…)。「刑事役は初めて」と本人は言うが、ハードボイルドな作品にぴったりの、渋いキャラを好演している。他に共演者は石橋凌、笹野高史、小澤征悦、熊谷美由紀、井川遙ら。

【マイ評価】★4つ半  複雑な原作を2時間半ほどの映画にきちんとまとめた瀧本智行監督の力量はさすが。ミステリー・サスペンスの邦画としては、久々にかなり完成度の高い作品に仕上がっている(原作を読まないで観ても十分面白いよ)。劇場公開されたら、ぜひもう一度観てみたいと思う。

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Last updated  2007/07/22 08:11:37 PM
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Re:最近観た映画あれこれ/7月17日(火)(07/17)  
カピタン さん
007カジノロワイヤル

 僕もボンドシリーズは大好きです。最近の軟弱男達になってからはあまり見てません(ロジャームーア辺りから)。今回のはちょっと硬派に戻ったかなと思ってました。ま、確かにロシアンチックなのは気になってましたが。
 どうしてもショーンコネリーが基準になってしまってるようです。彼は好きです。

父親たちの星条旗

 これもかなり気になってました。日本側から描いたものと合わせて見てみたいと思ってます。

犯人に告ぐ

 これは知りませんでしたが、面白そうですね。心に傷のある中年が主人公という設定は個人的に好きですし。 (2007/07/17 12:39:32 AM)

Re:最近観た映画あれこれ/7月17日(火)(07/17)  
今回の新作は初期のボンドのように、ちゃらちゃらした所が無くて、結構見応えがありました。

でも、若大将が加山雄三しか適役でないように、やっぱりボンドもショーン・コネリーなんでしょうね。
(2007/07/17 01:05:45 AM)

カピタンさんへ  
 カピタンさん、こんにちはー。

>007カジノロワイヤル、僕もボンドシリーズは大好きです。最近の軟弱男達になってからはあまり見てません(ロジャームーア辺りから)。今回のはちょっと硬派に戻ったかなと思ってました。ま、確かにロシアンチックなのは気になってましたが。どうしてもショーンコネリーが基準になってしまってるようです。彼は好きです。父親たちの星条旗、これもかなり気になってました。日本側から描いたものと合わせて見てみたいと思ってます。犯人に告ぐ、これは知りませんでしたが、面白そうですね。心に傷のある中年が主人公という設定は個人的に好きですし。

 3作とも観て損な気持ちはしない映画だと思います。「007」は若干ワンパターン気味ですが、まぁ単純に楽しめますし、「星条旗」はメッセージ性に富んだ、内容のある映画だと思います。「犯人に告ぐ」、これはもう、公開されたら必見ですよ。 (2007/07/18 08:09:59 AM)

きんちゃん1690さんへ  

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