いきなりのドン・フェルダーのギターがいい『Already Gone』 やっぱり今度の来日ではこのギターが聴けないってのはな… ジョー・ウォルッシュもいいんだが。 ジョン・デビッド・サウザーとドン・ヘンリーの作品、『You Never Cry Like Lover』 次作「One Of These Nights」に通じる部分がある音。 少しにがーいラブソング。というかハッピーエンドはこのアルバムには歌われていない。 過ぎ去ってしまった恋愛、言い換えると消え去ってしまったロックスピリッツを歌っている。 スピリッツを失ったロックは二度と私には微笑みかけないと・・・ グラム・パーソンズに捧げられた『My Man』 バーニー・リードンらしいカントリーフレイバーあふれるいい曲だ。
ドン・ヘンリーのリードヴォーカルにしては珍しくR&B色の強いナンバー『On The Border』 ムカシ、ディーンというタバコのCMで使ってたのを耳にしたことのある『James Dean』 ジャクソン・ブラウン、ジョン・デビッド・サウザー、グレン・フライの3人によるロックンロールナンバー。 今度の来日公演では演奏されないだろうな、こういうのは。 こういうノリノリも当時のウエストコーストの醍醐味だったと思うのだが。 アル・パーキンスのスティールギターにのるハーモニーがいい、『Ol'55』元はトム・ウェイツの作品だ。 これをイーグルスの作品と勘違いしてる人もいるが、前年にアルバム「クロージングタイム」でトムが歌っている。 はにかんだ笑顔が印象的なランディ・マイズナーの作品『Is It True?』 泥臭いドン・フェルダーのスライドギター、『Good Day In Hell』 BTOに代表されるサザンロック的なフレイバーがちょと。 この曲のギターで、グレンはドン・フェルダーに惚れ込んで、イーグルスへの参加を要請する。 最後は初の全米ナンバーワンHIT『The Best Of My Love』 ドン・ヘンリーが持つ”言葉に対する愛情”が一番よく出ている曲じゃないだろうか。
01.Already Gone 02.You Never Cry Like Lover 03.Midnight Flyer 04.My Man 05.On The Border 06.James Dean 07.Ol'55 08.Is It True? 09.Good Day In Hell 10.The Best Of My Love