酔いどれ詩人、トム・ウェイツ。 真夜中の詩人。 昔大好きだった、ARBの凌さんが最後のツアーで歌った『I Wish I Was In New Orleans』 トム・ウェイツを聴くと、昔ARBキッズだった頃の自分を思い出す。 カットアップするバロウズも。 らもさんもトムが好きだったなあ。 イーグルスのものも有名な『Ol' 55』 このトムのものがオリジナルだ。 声の渋さがなんともいえない。 うめくようなヴォーカル(笑) 水溜りでおぼれて死んでしまいそうな男の歌う、心の声。 恋なんて憂鬱だとうそぶいて歌う『I Hope That I Don't Fall in Love With You』 でも、最後は君に惚れたと吐露する、情けない男。 いやいやかっこいい。 男にはその心情がわかる。 長い月日がたって昔の恋人に電話をかける『Martha』 なんともいえない歌だ。 『Grapefruit Moon』のメロディの美しいことよ。 言葉にするとくさくてかっこ悪いけど、この音はいい。 『Closing Time』 そのタイトルが似合う曲。 音楽を言葉に置き換えることなどできないなと。 自分のつたない表現力ではこの曲を言葉にすることは出来ない。
01.Ol' 55 02.I Hope That I Don't Fall in Love With You 03.Virginia Avenue 04.Old Shoes (& Picture Postcards) 05.Midnight Lullaby 06.Martha 07.Rosie 08.Lonely 09.Ice Cream Man 10.Little Trip to Heaven (On the Wings of Your Love) 11.Grapefruit Moon 12.Closing Time