I once knew a man,a very talented guy He'd sing for the people and people would cry They knew that his song came from deep down inside You could hear it in his voice and see it in his eyes And so he traveled alone
先ずはインターナショナル・サブマリン・バンドのアルバム『Safe At Home』から6曲。 軽快なナンバー『Blue Eyes』は後にザ・バーズのアルバムでも取り上げる。 ”いかにもカントリー”というほのぼのとした、いい曲だ。 『Do You Know How It Feels (To Be Lonesome)』はその後ブリトーのアルバム『The Gilded Palace Of Sin』でも歌っている。 邦題『僕の淋しさを知って』 これはその名のとおりGPの心情を歌ったものなのか。 重厚な音のつくりの『I Must Be Somebody Else You've Known』 これ結構好き。
続いてザ・バーズの『Sweetheart Of The Rodeo』から5曲 GPはバーズに雇われてたはずだけど、作品はGPの意向が濃い。 録音もGPの強い希望でナッシュビルで行われた。(カントリーの聖地) 作品は全体的にカントリー色が強い。特にここに選ばれているナンバーはそうだ。 このコンピにはディランの作品が選ばれていないから当然ともいえるが。 全編ストリングベンダー(ペダルスチールとギターの親戚ってかな)が印象的。 牧歌的な『Hickory Wind』から深いストーリーを持つ『One Hundred Years from Now』まで、名盤からのチョイスは難しかっただろうが、ベストに近いと思う。 いずれバーズについては別途書いてみよう。
フィドルの音色がいかにもって感じの『Still Feeling Blue』。 そこに乗る2人のハーモニーがいい。 『We'll Sweep Out The Ashes In The Morning』での二人が入れ替わるところも。 まだメインとして張るだけの力量がなかったエミールの使い方を心得ているGPによって、彼女の魅力が引き出されている。 まだ完全に飲酒癖からは立ち直ってないが(永遠に立ち直れなかったか)GPは体調的にはいいようだ。 かなりのお気に入り『She』 ディープサウスに置き去りにしたものへの郷愁…ハレルヤ!!
『Live1973』から3曲。 これは『GP』リリース後のツアー音源。 『Drug Store Truck Drivin' Man』はバーズ時代のGPの作品だが、バーズがこの曲を録音したのはGP脱退後。
GPの死後発表された『Grievous Angel』から10曲。 このアルバム、もうGPはボロボロだったと思うのだが、声の調子はいいという評価だ。 いやいや、これは体調ではなく心から来るものだろう。 自らが望んだ音を、望んだバンドで出来るという。 エミール・ハリスの存在感は前作よりも上がっている。 それまでのヒルマンやリードンとのハーモニーとはまた違い、カントリーロックに乗る女性ヴォーカルってのもいいと思う。 ルーツミュージック定番のロードソング、『Return of the Grievous Angel』で幕を開ける。 ピアノの使い方が効果的な『Brass Buttons』 初期のイーグルスの音が好きな人にはこの曲なんかGPの入り口としていいだろう。 彼女-亡き母が縫ってくれた真鍮のボタン…GPはどうしてここまで無防備になれるのか。 ここまで自分をオープンにしてしまっては生きづらかっただろうに。 悲しいエンディングを迎える『$1000 Wedding』。 なんと感情的に無防備なことよ。
1.Blue Eyes 2.Luxury Liner 3.Do You Know How It Feels (To Be Lonesome) 4.I Must Be Somebody Else You've Known 5.Miller's Cave 6.Knee Deep in the Blues 7.Hickory Wind 8.You're Still on My Mind 9.Christian Life 10.You Don't Miss Your Water 11.One Hundred Years from Now 12.Christine's Tune (A.K.A. Devil in Disguise) 13.Sin City 14.Do Right Woman, Do Right Man 15.Dark End of the Street 16.Wheels 17.Juanita 18.Hot Burrito #1 19.Hot Burrito #2 20.High Fashion Queen 21.Older Guys 22.Cody, Cody 23.Wild Horses 24.Sing Me Back Home
1.To Love Somebody 2.Still Feeling Blue 3.We'll Sweep Out the Ashes in the Morning 4.Song for You 5.Streets of Baltimore 6.She 7.New Soft Shoe 8.Kiss the Children 9.How Much I've Lied 10.Drug Store Truck Drivin' Man [Live] 11.That's All It Took [Live] 12.California Cotton Fields [Live] 13.Return of the Grievous Angel [Remix] 14.Hearts on Fire 15.Brass Buttons 16.$1000 Wedding 17.Love Hurts 18.Ooh Las Vegas 19.In My Hour of Darkness 20.Brand New Heartache 21.Sleepless Nights 22.Angels Rejoiced Last Night