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「あまちゃん」、早くも第3週を終えて絶好調におもしろく、毎朝がとても楽しみ。まずはあの主題歌の軽いノリ、吉本新喜劇風なちゃらんぽらんさが好き。今だから言えるけど前作の主題歌の、地声がお腹の底から出てきたような発声が好きじゃなかった。「が」が鼻濁音じゃないのもきつかったけど、なんか沖縄の人を悪く言ったらいけないような、不文律みたいなのがある気がして、言いそびれてしまっていました。でも今回は、昨夜の夢を忘れ頭をからっぽにして今日をスタートだよっ、て気持ちになれる。そして主人公の能年玲奈さん、北三陸では元気な子だけれど、実は影があって、東京では引きこもりがちだった、しかもそこがはっきり描かれていない、というのがよい。朝ドラの主人公といったら底ぬけに明るかったり無邪気でお転婆とかドジッ子とか、一つの夢に向かってがむしゃらに頑張るとか、まあ単純明快だったのに。今回は、解りやすいのに謎があり、言葉ではなく表情で演技する所がいい。能年さんだけではなく、登場人物全員にはっきりした個性があって、硬軟とりまぜ、笑わせたり泣かせたり、ほんとに盛りだくさんで飽きさせない。東京にまったく魅力を感じない能年さんに対して、東京にあこがれる橋本愛さん。暗めな彼女がアイドルになりたいと、笑顔を振りまく無理やりな感じもよい。宮藤官九郎さんのなんと手練れであることか、毎朝脱帽です。NHKドラマ・ガイド【1000円以上送料無料】あまちゃん 連続テレビ小説 Part1/宮藤官九郎/NHK...価格:1,155円(税込、送料込)
2013年04月20日
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「雲の階段」第一話、崖っぷちな長谷川博己さんをじっくり鑑賞できSな気分。それにしても人口500人の島に、手術もできるし一応の人手もある診療所があるって。従順そうな事務職員をつかまえて医師の真似事をさせる大友康平さんって。このままじゃ患者が死ぬからって事務職員に手術をさせる看護師・稲森いずみさんって。どうにか盲腸の手術をやったと思ったら、どさくさにまぎれ子宮外妊娠の手術も成功って。にせ医者って(もちろん許せないんだけど)ブラックジャックみたいな超名医か、にこにこ人情派で患者に好かれるけど、内科を名乗って手術なんかしないか、だと思っていたのに、ものすごく押しの強い大友さんの言うなりな長谷川さん。無資格とは言ってもせめて医学生だったとか看護師だとかならわかるけど高卒って。話の前提からあふれる無理やり感が、長谷川さんを全包囲し追い詰める。素質があると持ち上げられて悪い気はせず、自ら勉強したりする屈折感とか、稲森さんに二者択一を迫られて断れない優柔不断さとか、人を殺した罪悪感に苦しむ姿とか。そして、木村文乃さんのお腹を引っ掻き回したと思ったら、血の海の中手術は成功。失敗だったら長谷川さんも観念し、犯罪捜査の話でもう終わってしまうのに。木村さんの婚約者に説明する長谷川さんは、すっかり医師の気分になっており、人の命を救った充足感やら高揚感やらで別人格を得たかのよう。これは、初回から破滅への道を転がる長谷川さんの悲劇を楽しむドラマ。それに、稲森さんと木村さんとの三角関係がからんで、昼メロみたいになるのかな。久々にレビューを書く気になった私は、たしかに、他人の不幸が大好きなおばさん。【送料無料】雲の階段(上)新装版 [ 渡辺淳一 ]価格:730円(税込、送料込)
2013年04月18日
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