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October 11, 2016
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カテゴリ: 思わず納得!
浦沢直樹さんの『漫勉』という番組、現在の日本を代表する漫画家の方たちの仕事現場を丹念に撮影し、その撮影したものを見ながら、当該の漫画家さんと浦沢さんでトークする、という内容なんですが、私は最初のシーズンから見ていて、今シーズンも堪能しておりました。

 それで今日は、録画しておいた今シーズンの最終回、浦沢直樹さんご本人の回を見たのですけど、やっぱり面白かった。

 今回は、浦沢さんが現在連載中の作品『ビリー・バット』の最終回の制作過程を、ネーム(構成)の段階から見せるという、いわば創作のエッセンスが詰まったような、本来なら決して表に出さないようなところから見ることができた回で、見ていて唸りましたね。

 漫画の創作って、ストーリーを紡ぐだけではなく、それをコマ割りして、絵に描いて・・・といった作業まで全部含まれるわけでありまして、言ってみれば、何百人ものスタッフで作り上げる映画を、たった一人で(もちろんアシスタントが入ることもありますが)作ってしまうような、しんどい作業であるはず。その修羅場を、黙々とこなしていく浦沢さんのカッコいいこと! 

 大事な場面だからといって、変な気合を入れたらダメで、「いつものお絵描き」のつもりで描く、という浦沢さんですが、しかしその反対に、「好きなお絵描きを職業に選んだ時点で、それは単に楽しいとか、そういうレベルを越えざるをえない」という覚悟も持っていらっしゃる。その辺のことっていうのは、もう子供の頃から何十年も漫画を描き続けている中から浦沢さんだからこそ言えることで、そういうコメントの一つ一つがものすごく重みがある。

 それから、仕上げをしている段階で、アシスタントの仕事に瑕瑾を見つけ、「この仕事に手抜きなんてことはないんだからな」と、若干、怒気を含んで叱りつける浦沢さんの姿なんかも、良かったねえ。

 そして、8年連載を続けた『ビリー・バット』の最終回に込める情熱。これがまたねえ、いいんだなあ。

 ほんと、この番組、見せるわ~。見る度に、俺も俺の仕事の中で、日本の凄腕の漫画家さんたちに負けないだけのことをしなくちゃ、という気になるねえ。

 今回のシリーズはこれでおしまいで、次のシリーズは来年の3月になるようですけれども、また面白い『漫勉』を作って、勉強させて下さいと言いたいですね。





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Last updated  October 12, 2016 07:06:39 AM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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