全3件 (3件中 1-3件目)
1

本日のワインは、ミエ・イケノ・ピノノワール2015年、生産者はドメーヌ・ミエ・イケノです。八ヶ岳裾野の丘陵地に醸造所にある地上1階、地下2階の醸造所にて、重力を利用したグラヴィティ・フロー・システムで葡萄に負担を掛けないワイン造りを行っています。(フォンテルートリがそうでした!)さて、感想です。透明感のあるガーネット色。グラスからはローズウッドの華やかな香り。口に含むと、タラゴン、デイル、甘草等の清涼感のあるハーブミックス、果実はへびいちご、木苺、オレンジ等の野生の小さな赤い果実系の香りがします。タンニンはしっかり、ミルキーでウッディ。バランス的には少し酸が若干弱く感じますが、良い意味で瑞々しく葡萄の美味しさがストレートに伝わってきた感があります。ピノノワールらしさが表現できていたと思います。フォンテルートリのグラヴィティ・フロー・システムの一部。(地上階から地下一階のステンレスタンクへ)破砕、発酵、熟成の段階の推移において、果実や果汁の移動をポンプでではなく地球の重力を使って葡萄に負担を掛けないように行うシステムです。
2018.01.28
コメント(0)

本日のワインは、ペルラート・デル・ボスコ2006年、生産者はトゥア・リータです。イタリアワイン最高のメルロのひとつ、レディガフィの生産者として有名です。92年にサンジョベーゼ100%で生まれたこのワイン、ニシノさん調べでは、2002年でシラーと、2003年よりカベルネ・ソーヴィニョンとの混醸となり、2011年からまたサンジョベーゼ100%に戻っているようです。この2006年は35%カベルネが混ざっています。非常に濃い、すこしくすんだルビー色。グラスからはバニラ、インクとスミレの花。口に含むとブラックカラントやブルーベリーやチェリー等の赤黒果実がしっかり、セパージュ以上にカベルネを感じる味わいと香りです。9年前のリリースとは思えない程いきいきとした果実味を残していますが、リリース当時の厚化粧的なトゥア・リータらしいパワフルな外殻は、全体的に柔らかくまろやかに変化してきており、かなり飲みやすくなってきている印象です。
2018.01.26
コメント(0)

本日のワインは、ジュスティーノB・プロセッコ・エクストラ・ドライ2015年、生産者はルッジェーリです。プロセッコとはヴェネト州にてグレーラ(旧名:プロセッコ)という土着品種で造られるシャルマ方式のスパークリングワインです。気軽に飲みやすいという事で、世界需要はシャンパーニュを上回るプロセッコですが、その中でもこのワイン、2017年度のガンベロ・ロッソのスパークリング・オブ・ザ・イヤーに輝いています。さて、感想です。明るいライトストロー色。泡は中程度の大きさですが持続性はなかなか良いです。グラスからは白い花や青りんごの香り、口に含むとやはり青りんごの酸味と共にレモネードや蜜の多いリンゴの甘味と後味が印象的です。他にはビワ、洋ナシに白桃など。とても柔らかく優しく、そしてフルーティな飲み口で、するすると杯を重ねてしまいます。イタリアNo1と言われると、う~んとも思いますが、美味しいの(とお安い事)は間違いなし。更新は超ゆったりペースですが、本年もよろしくお願いいたします。
2018.01.11
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1


