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2005年03月23日
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テーマ: 沖縄民謡(152)
カテゴリ: 沖縄関係
八重山古典民謡 「桃里(トザトゥ)節」(本調子)

1、桃里(トザトゥ)てぃる 島(スィマ)や
  果報(カフ)ぬ 島(スィマ)やりば
  柄岳(カラダギ)ば 前(マイ)なし
  うやき 繁昌(ハンジョウ)

  ヤゥ サティ ヤゥ ヒーヤゥン ナ

〔桃里と言う島は、果報の島、柄岳を前にして「うやき(富貴)」繁昌〕

2、柄岳(カラダギ)に 登(ヌブ)てぃ
  押(ウ)し 下(クダ)し 見(ミ)りば

  弥勒世果報(ミルクユガフ)

  ヤゥ サティ ヤゥ ヒーヤゥン ナ

〔柄岳に登って、眼下の田畑を見おろすと、稲や粟がたわわに稔り、見事豊穣である〕

3、赤(アカ)よらぬ 花(ハナ)や
  二 三月(ニサングワチ)どぅ 咲(サ)ちゅる
  我(バ)がけーらぬ 花(ハナ)や
  いつぃん 咲(サ)ちゅさ

  ヤゥ サティ ヤゥ ヒーヤゥン ナ

〔「赤よらぬ花(デイゴの花)」は、二月~三月頃に真っ赤に咲く、我が(青春の花)は、いつ何時でも咲いている〕

4、花(ハナ)ぬ 色美(イルジュ)らさ
  桜花(サクラバナ)でむぬ 

  我島(バスィマ)でむぬ

  ヤゥ サティ ヤゥ ヒーヤゥン ナ

〔花の中でも一番美しいのは、桜の花である、乙女達の色艶の優れているのは、我が島 桃里村の乙女達である〕


桃里村は、「1732年」880人の村民から創建されるが、
「1771年」明和の大津波で過半数の村民が溺死、

「1914年(大正3年)」に廃村(183年の村の歴史を閉じる)

政府は、「1953年(昭和28年)」
沖縄本島 大宜味村から135人を開拓民として送り込み、
入植させて「大里村」と改名し、現在に至る。

この歌は、「1732年」に桃里村創建当時、繁栄・五穀豊穣を祈願して作られた。





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最終更新日  2005年03月23日 07時41分50秒
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