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2005年10月14日
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テーマ: 沖縄民謡(152)
カテゴリ: 沖縄関係
まずは九州地方から奄美そして八重山の六調です。

九州地方「六調」又は「六調子」

エー 若松様よ 枝も栄える葉も茂る
唄いますます憚りながら 唄ぬ過ち御免なされ
あなた百までわしゃ九十九まで 共に白髪の生ゆるまで
様はいくつか二十二か三か いつも変わらぬ二十二、三
立てば芍薬 座れば牡丹 歩む姿は百合の花
長い刀は差しよがござる 後ろ下がれば前あがる
花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは 桜島

君と僕とは枕は要らぬ 互い違いの腕枕
磯ぬ夜光貝と 田ぬタンミャと 夫婦なろちば 田ぬタンミャや
穴ぬいべさぬ あまいじコッコ こまいじコッコ
エー 君と僕とは羽織の紐よ 固く結んで 胸のうち
わたしゃお前さんに 七惚れ八惚れ 今度惚れたら命がけ
千両万両の金には惚れぬ 私ゃ貴方の気に惚れる
様が踊れば地謡は要らぬ 足の踏みよで地謡なる
踊れ踊れよ三十まで踊れ 三十越ゆれば子が踊る
踊り好きなら早う出て踊り 三味線が止まれば踊ららぬ
刀自の貧乏者な 面やにっちゃ面 鍋や歪すぃぎ 膳な横膳
箸やいきゃなが 漬物な鼻はっち 噛まらん噛まらん


踊り好きなら はよ出て踊れ 踊り上手を嫁にとる
うたいましょうか はばかりながら うたのあやまり ごめんなさい
踊り踊るなら30まで踊れ 30越えれば子が踊る
さまはいくつか22か3か やがて25の生まれ年 よいや


八重山地方では、オープニングは「鷲ぬ鳥節」または「赤馬節」、


八重山古典民謡「六調子・サマーヨ」(二揚)

サマヤゥ 幾つか二十二か三か「サヤゥーサンカー」
やがて二十五の生まれ年「ヨイヤナーヨイヤサマーヤゥ」

お前(マエン)が振袖と私(ワタシン)が袖と「サヤゥーサンカー」
二つ併せて四つの袖「ヨイヤナーヨイヤサマーヤゥ」

嬉し嬉しや若松サマヤゥー「サヤゥーサンカー」
枝も栄えて葉も繁る「ヨイヤナーヨイヤサマーヤゥ」

人の結びは枯木の枝を「サヤゥーサンカー」
上り下りの危なさよ「ヨイヤナーヨイヤサマーヤゥ」

以下省略

北は西日本から南は八重山諸島まで「六調」は流れています。
八重山に至っては、幕締めの総踊りは「六調」で締めくくります。
宮古島では、クイチャー踊りです。

黒潮の流れに沿った唄の漂流。
いやいや、人の流れに乗った唄ではないでしょうか。
南の端八重山でも「ヤマトクチ(共通語)」ですね。





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最終更新日  2005年10月14日 09時46分08秒
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