2024.12.01
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落ち着かない気分。

まだ荷物に入れるものがあるけど明日の朝でないと入れられないものがあるのでメモをかいている。

今回の腎生検はどの先生かな?

腎臓に針を刺して細胞を取って来るんだけどピストルみたいな音のする機械でおなかに打ち込む。毎回その音にちょっとびっくりする。

もちろん部分麻酔はあるけどチクリとくらいの痛みはある。

前回まではY先生だった。

移植の時執刀医はI先生。後はY先生とO先生。

I先生は今定年になられて開業された。私もそちらに移ったらと言われたけど家から
遠すぎるので断った。

I先生は今も外来に来られているけど診察で当たったことはない。

移植外来は3人の先生がやられていていつもほぼY先生だった。

ところがO先生は転勤になって残っているのはY先生のみ。

Y先生は最近診察でも会う事がなくなり新しく転勤してきたH先生が今の主治医。

なんだかおしゃべりで冗談が多くて軽い感じ。最初は慣れなかった。

今まであまり見ないタイプの先生だったので。

なんだか軽すぎて信用できない感じがして。でもそれは先生なりのコミュニケーションの手段だと最近は思うようになった。

聞いたことはちゃんと答えてくれるし第一印象とは違って結構まじめなところもあるようだ。

先日の講演会では講師を務められたけど、日ごろの先生とは打って変わって講演内容が
素晴らしかった。

意外にと言ったら失礼だけど長年移植に携わって来てそれなりの実績もある先生だったようだ。

ちょっと見直した。

患者と主治医の信頼関係は結構大事だと思う。

亡くなった父は自分の主治医を全く信用していなかった。

点滴が始まると看護師に薬剤の名前を聞いてメモした。

信用していないから使った点滴も記録しておかないとと言っていた。

最後肺がんで亡くなった父の主治医は若い女医さんで専門は皮膚科だという。

肺がんで入院した父に水虫の治療を始めましょうか?と言ったらしい。

父もあきれていた。余命宣告された父に水虫の治療を勧めるなんてとわたしもあきれた。

自分の皮膚科医としての経験を積むことだけをかんがえていたのだろうか?

その先生が父に余命2か月と宣告した。同時に手術も勧められたけど父は全く信用していなかった。

父は自分は高齢だからガンの進行は遅いと思う。あと2年くらいは行けると思うから手術はしないと言った。

2か月たっても結構元気だったけど最終的には8か月後に亡くなった。

最後は病院で亡くなったという連絡を受けて夜中に駆け付けたらその主治医がちょうど
当直だった。

最後父の遺体が病院を出て行くときその主治医が見送ってくれた。

自分が余命宣告した患者の死。彼女はどう受け止めたのだろう。

もしかしたら自分の患者が亡くなったのは初めてだったのかもしれない。

こんな経験を何度もしてだんだん患者に信用されるような医師に育っていくのかもしれない。

若い医学部を出たばかりの医師の卵が一人前の医師に育って患者と信頼関係を築けるようになるには結構長い年月がかかるに違いない。

昔はずいぶんと偉そうでろくに説明もしてくれないような先生も結構いたけど最近の先生たちは親切で説明も丁寧にしてくれる。

言葉遣いや態度も信用される医師には必要不可欠。

どうかしたら自分の親世代とかそれ以上の年代の患者もいるからコミュニケーションを
上手にとって相手から信頼される関係を築くのは治療の第一歩だろう。

さて明日からの検査入院、頑張ってきます。

予定通りなら水曜日には退院の二泊三日の予定です。(^^♪





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最終更新日  2024.12.01 11:29:27
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