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もう2週間も前の話ですが、着付け教室の夏の恒例行事で今年もゆかた会が行われました。「ゆかた会」といっても、ドレスコードは“何でもあり”…という訳で、私は例のごとく居内商店のゆかたを着物風にその他薄物をお召しの方あり、涼しげなゆかたと半幅帯の方あり…と、それぞれの着こなしで集合しました。暑い、暑いとこぼしながらも、この夏も度々「キモオデ」を楽しむことが出来ました。先日出かけた船場でお得に入手した装道の「美容汗とり襦袢」(人呼んで“焼豚ネット”)が、秘密兵器になってくれる予感…♪いつも着付けの際は、教室のメソッドで自作したさらし製の補正キャミソールをつけるのですが、気温が上ってくるとさすがに辛い。そこで、ガーゼ手ぬぐいを2枚使い、V字に折って胸元+四角く折ってお腹に当て、簡易補正兼汗対策にしていました。でも、この汗取り襦袢についているメッシュ素材の裏打ちがあれば、もう手ぬぐい補正もいらないかも…(凹凸のない平坦な身体だから、という説もありますが・泣)。毎シーズンの試行錯誤の積み重ねで、夏はこの汗とり襦袢+ゆかた屋つゆくささんの大うそつきスリップ、着物は腰ひも一本+高島クレープの夏用伊達締めのみ、という完成形に到達した!…気がしておりますが、次の夏にはまた、新たな発見(=買い物)をしている可能性は大です(笑)あぁ、着物道はケモノ道…ゆかた会で結んだのは、この日のコーディネートと同じ帯。知人からお譲りいただいたのですが、目立つシミを隠すため、いつもと逆向きに巻く必要がありました。そのせいか、前回は手先が短くて、お太鼓の中で所在不明になっていた(!)のをご指摘いただき(汗)今日は反省を生かしてリヴェンジしたのですが…後ろ姿を撮ってもらってびっくり。前回(右写真)に比べ、ちょっとお太鼓が小さすぎました。 まだまだ修行が足りませぬ。反省を糧に精進いたします。話は変わって…この夏、街角で「半襟付き」「お太鼓」そして「素足にゲタ」という組み合わせの女性に二度ほど遭遇し、いずれも着物と帯のコーディネートは大変おしゃれな感じの方だったので、足袋なしの足元とのアンバランスさに仰天してしまったのですが…そこに激しい違和感を感じるのは、もはや時代遅れなのでしょうか?しょせん着るもののこと、法律でルールが決まっているわけではないのは百も承知で、でも(あれはやっぱり、見た目におかしいと思う…)と、後々まで首をひねってしまった次第です。おまけゆかた会の前にちょっと寄り道。ミニストップの「白桃パフェ」はなかなかのクオリティでした。(手前は同行のあとむちゃんのアップルマンゴーパフェ)
2011.08.28
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今年は、夫の職場の夏期休暇は9連休のスケジュールでした。私はお盆の時期も出勤だったので、夫には一足先に帰省してもらい、お弁当作りからも解放されて、つかの間の一人暮らしを満喫しました。朝、自分だけのために時間を使える…それだけで、仕事に行くのにも関わらずすっかり夏休み気分になれるのはなぜ?(笑)その後、わずかな間でしたが私も休暇を取り、地元に巡業公演に来たボリショイサーカスを鑑賞したり、夫の実家で親孝行に励んだり。昨年末からの入院生活を終えた義父が戻った家。介護する側、される側…口には出しにくいそれぞれの思いをはきだしてもらう役には、たまに帰る遠方の息子夫婦は適任なのでしょう。少しでも、肩の荷を分かち合えたのであればいいけれど。前日までの猛暑がウソのように肌寒い雨の日、皆で出かけたのはこちら。駐車場から入り口までのスロープでは、係りの方が車椅子を押してくださいました。昨年千葉市にオープンした、写実絵画専門の美術館です。NHK「日曜美術館」など、テレビでよく紹介されていて、一度来てみたかった!収蔵絵画の一つひとつを、時間を忘れて丹念に観てまわりました。美術館の美しく個性的な外観は、ぜひこちらの公式HPでご覧ください。アルポルトがプロデュースした館内のレストランでランチ。前菜のサラダもアクアパッツァもパスタも、本当に美味しかったです。今は、バリアフリーで楽しめる場所には事欠かないのがありがたい。車椅子を押す当事者になってみて、改めてわかる街の便利さや不便さを実感した数日間でした。帰省の最終日は、夫婦で学生時代の仲間の集まりに出席。首都圏で3.11に直面した皆の話は、それぞれに大変な体験談でした。最終的には酔っぱらい中年の集団と化し、二次会に選んだのはこんなお店。あ!私が生まれて初めて買ったレコードがある!店内のBGVは懐かしい昭和の歌謡曲。夫はキョンキョンに釘付けでした(笑)ちなみに、今年の夏休みに読んだ本はこちら。有名すぎて、すっかり読んだつもりで実は未読、という本が色々ありますが、R・チャンドラーのマーロウシリーズもその一つ。村上春樹版で読んでみました。「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」…夏の終わりのビタースウィートな気分にぴったりの一冊でした。
2011.08.21
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コスタ・デル・ソルの昼下がり。白壁に反射する夏の太陽がまぶしい。ここはラ・マンチャ?ドンキホーテの像は、ロシナンテに乗って突撃準備?夜になって、満月に照らされるグラナダの広場。おや、パレードの列に並んでやってきたのは闘牛?それにしても、牛の鼻先で踊っているあの奇妙なキャラクターは何者?さて、ここは一体どこなのでしょう?…はい、深く考えるまでもなく志摩スペイン村です(笑)自称「スパニッシュリゾート」の近隣のホテルでお茶してから、格安のナイトチケットでパレードや花火を鑑賞してきました。夕方近くに出かける日帰りのお出かけでは、とてもイベリア半島まで足を伸ばすことは出来ず…円高の恩恵を受けることもなく過ぎていく、我が家のバケーションでありますが、蒸し暑さを忘れさせてくれる花火の美しさを堪能しました。
2011.08.13
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昨年に引き続き、今年もお伊勢参り&かき氷を味わうキモオデを決行してまいりました。スタート地点は、同行のmayさんいわく「美しいアチチュード」をキメた猫ちゃんの像です。こちらは、おかげ横丁近くの「浪曲茶屋」前。先月、三輪そうめんがいただける甘味処としてリニューアルしたばかりのお店。文字通り、店内のBGMは浪曲オンリーです。コンセプトは今ひとつ謎ですが、お味は確かでした。遅いランチに、梅じゃこ素麺の冷たいのどごしを堪能!その勢いのまま「私、ほうじ茶氷にもチャレンジするわ」とmayさん。氷の下にはほうじ茶ゼリーに白玉、あんこ…と盛りだくさんで、お宝発掘の楽しみが続々。おすそ分けいただきごちそうさまでした♪その後、レンタル着付けのボランティアを終えたあとむちゃん&N嬢と合流。朝からがんばっていたお二人、今のご気分は?と聞くと「即、氷!」とのお答え。実は、今日のメインテーマは赤福の出す「甘夏氷」をキモオデメンバーで食べに行くことだったのです。いまや、赤福氷は名古屋や大阪のデパ地下でも食べられるようになりましたが、おかげ横丁の一角でだけ出している、果汁シロップの氷も伊勢の夏の風物詩。ちょっとだけ並んで、無事に縁台に陣取ることが出来ました。私はメロン氷、皆さんは初志貫徹の甘夏氷。立秋も間近というのに、まさに「滝のような汗」が出る猛暑日!今日2回目のかき氷とは思えないほど、あっという間に完食してしまいました。しみわたるおいしさだった…一息ついたところで、伊賀くみひものお店などのぞきつつ、ここまで来たら…と内宮へお参り(ついでに参るな、ついでに)。宇治橋を前に、衛士さんに撮影をお願いしました。あとむちゃん、N嬢、私、mayさん。夏休み真っ盛りとあって、この日も大変な人出でした。それでも、玉砂利の参道を少し脇に入って、「瀧宮」や「風日祈宮」に足を踏み入れると、ウソのように人の気配が静まります。川面を渡る風、そして目に映る木々の緑が、一瞬の涼を運んでくれました。真剣に手を合わせ、遷宮に向けて着々と造営が進んでいる様子を見ながら、再び宇治橋に帰り着く頃には若干、ヘロヘロ状態。もう、どれだけ汗をかいたのだろう…ステテコにも汗取り機能付きのものがあればいいのに。そんなことを思いながら歩く脳内には、またもや、冷たいものへの誘惑が。…という訳で、おかげ横丁までたどり着いて、まさかの氷のハシゴです!この日のラストを飾るのは、ジューススタンド「フルーツラボ」の“ふるーつ氷”。氷もシロップもたっぷり、シロップ漬けのフルーツとの組み合わせも最高でした。胃薬のCM並みに冷たいものばかり食べていた一日でしたが、おかげで熱中症にも脱水症状にもならず、それぞれのかき氷の評価を賑やかに語り合って解散となりました。今日は綿麻しじらの浴衣にいただきものの夏帯。すずめのトランクの「こけしのきもち」帯留め、デビューさせました。こけしちゃんも暑い中、お疲れさま(笑)
2011.08.07
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お友達と仕事の休みを合わせて、ゆったりとランチを楽しんできました。以前の職場で一緒だったご縁が今につながっていて、2~3ケ月に一度、こんな風に美味しいものを食べに行く顔ぶれ。名づけて「水瓶座の妻の会」(偶然、全員の配偶者がみずがめ座生まれだった!)とはいっても、どこか現実離れしたところのある夫の愚痴をこぼしあう…というのが主旨ではなくて(笑)実は、メンバーのお一人がコミックに関しては相当の博覧強記で、彼女からオススメのマンガを借りてまわし読みする間柄なのです。美味しいものを食べながら、作品の感想を述べ合うのが楽しみで。つ、次の「大奥」の展開はどうなるのかしら…っ?などなど。最近、彼女が貸してくれた中でも特に面白かったのが、「花のズボラ飯」。三十路にさしかかったばかりの奥さん「花」ちゃんが、単身赴任の留守宅で一人暮らしをする様子を、食生活(=ひとり手抜きごはんのオンパレード)を中心に描いた連作なのですが、これが美味しそうだわ笑えるわ。「私は、ここまでひどくない!」と内心思いつつも、なぜか「あるある…」と同調してしまうのはどうしてかしら?(笑)夫が今の土地に転勤した際、わが家も1年間単身赴任してもらったので、人生初の一人暮らしを思い出し、細かいディテールが懐かしかったです。脳内で自分を実況中継しながら、「あぁ誘惑に負ける!」と“手抜き道”や“食べすぎ道”を突っ走ってしまう感覚。その後、色々な言い訳をさらに実況して自分をごまかす、この感じ。ヨックモックのお菓子で食事を済ませちゃうとか、美味しく出来た鍋の料理を際限なくお代わりしてしまうとか、身につまされてもう…ね。その昔「東電OL殺人事件」が大ニュースになった時、同僚の男性に「どんな女性にも堕落願望はあるっていうけど、本当にそうなの?」としつこく聞かれて閉口したものですが、ダメな自分に溺れるなんて簡単なのよ…とこのマンガを読むとしみじみ思う。今でも、平日は帰りの遅い夫を待たずにひとりごはんがほとんどなので、度を過ぎたズボラで身を滅ぼさない程度に、時折自分を甘やかしてあげよう…(時折?)
2011.08.05
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「目玉焼きが美味しそうに見えないなぁ(ジブリなのに…)」「人間の歩き方がギクシャクしてるなぁ(ジブリなのに…)」…と、最初のうちは妙にアラばかり目に付きました。その上、高校生の純愛!熱く燃え上がる学園の青春!出生の秘密もアリ!と、「ベタ」な要素のオンパレード(少女漫画が原作なので、当然といえば当然なのですが)。私の好みから言えば、ジブリの映画じゃなかったら、あらすじを見ただけで拒否反応…と思われるところです。ところが。いつの間にか、主人公の若者達に強く惹きつけられていき、まっすぐ映画に向かい合っていました。描かれる恋の甘い切なさに、自分の胸がキュンキュン締め付けられる音が聞こえてくるようで(笑)手嶌葵嬢の歌う主題歌「さよならの夏」が流れるエンディングには、目頭が熱くなってしまいました。故郷の横浜が舞台になっていたことも、私の思い入れを強くした理由の一つだと思います。さすがに生まれる6年前の話なので、描かれる情景は自分の記憶とは重ならないけれど、山下公園のあたりは今も変わらない印象。昔の桜木町駅も懐かしかった!私が、映画の主人公達と同じ高校生だった頃は、みなとみらい地区の開発プロジェクトがスタートした時期。海を見下ろす校舎の窓から、ベイブリッジが出来ていく様子を日々眺めていたものでした。澱んだ潮風に、錆びた鉄の匂いが混じってくる、子どもの頃に見ていた横浜港。その頃は、あの戦争がなければ違う生き方をしていた、そういう大人の存在も間近だった…と、映画と重ねて色々なことを思い出しました。主人公の海と俊。清く正しく美しい若者達が安っぽく見えないのは、その存在感の明るさが、時代の影の部分と背中合わせであることが伝わってくるから?それでも、無条件に希望を信じて進んでいく、未来に心を開いた姿がまぶしかったです。もう十代の少女には戻れないけれど(笑)こんな風に生きなければ人生もったいないよね、と素直に思ってしまった。「上を向いて歩こう」というコピーに込められた、作り手のメッセージ。この時期に出会えてよかった、と思えた作品です。心洗われる90分でした。
2011.08.01
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