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Perfumeが登場しているダンスシーンが観てみたくて、とは言いながら2ケ月もの間見そびれていた作品。ドラマが放映されていた頃から、すごい評判になっているのは何となく知っていましたが…映画も本当に大ヒットしているのですね。地元のシネコンでもまさかのロングランで、今更ながら観てくることが出来ました。原作のマンガもテレビドラマも知らないので、恋愛に縁のない男子が急に女の子にモテだす話、なんだよね…?くらいの予備知識しか持たなかったのですが、厳密に言うと映画はそういう話でもなかった(笑)人脈図もストーリーの展開も、よく考えたら「ありがち」な青くさいラヴストーリー(その割には主人公は31歳だけど)。ただ散りばめられたサブカル系の小ネタ、絶妙にはまっている選曲(岡村靖幸の“カルアミルク”とくるりの“東京”がこんないい曲だと思いませんでした)、スマホ片手に人々が行きかう時代の気分がきれいにパッケージされていて、結構のめり込んで観てしまいました。便利で楽しい情報源だったり、コミュニケーションの場なのは確かだけれど、一方ではただの自意識タレ流しツールでもあるtwitterの、それゆえのイタさ加減の描写が巧いなぁ…と感心。今から10年後には、この映画に登場している小道具の数々はどんな変貌を遂げているのかな、と思ったり。一緒に観た夫は、お気に入りの麻生久美子さんが演じたのが「なんで、あの女の子の役だったんだっ!」とオカンムリ。そ、そんなに本気でプンプンしなくても(笑)それだけ上手だったということかな?私にとっては、本当にダメな男の子(もう31歳だけど)の恋物語が、ギュッ!とエネルギーを注入された感じの爽快な後味だったのはうれしい誤算でした。一言でいえば“「人肌」の魅力を余すところなく描ききってる”、という感じ。こんなに輝いている姿を永遠に映像に残してもらえるなんて、長澤まさみちゃんは幸せね~と恐れ入りました。そういえば森山未來くんはダンサー出身だったんですね。Perfumeファンとしては納得、大満足のコラボレーション!私もこの曲、振付の4割くらいは踊れます(早いところはついていけない・笑)
2011.11.30
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新工場再開のご挨拶弊社は今回の巨大津波により工場、店舗、社屋、倉庫とも全て流出致しましたが、幸い社員、役員全員無事で現在は一丸となって復興に邁進致しているところでございます。お蔭様をもちましてこの度、登米市佐沼の新工場にて再出発に向け生産、営業を開始できる運びとなりました。ご存知の通り当地南三陸町は甚大な被害に見舞われ、ライフラインの復旧も遅れ余震も続いておりますが、全員で心をひとつにして頑張って行く所存でございますので、今後とも尚一層のご支援、ご指導の程宜しくお願い申し上げます。***小口の出資を募って、被災企業を支援する「セキュリテ被災地応援ファンド」の存在を知ったのは5月のこと。一口10,500円の出資額で、自分が支援したい企業を直接支えていけるという仕組みは、その後テレビなどでも大きく取り上げられました。笹かまぼこが大好物の私がささやかながら協力したのは、南三陸の老舗という、かまぼこの及善商店さんでした。その後、無事に募集口数が満額に達して、再開した工場で出来たばかりの笹かまぼこ「「リアスの秘伝」」(すごいネーミング!)を出資者向けに送っていただいたのが、先月のこと。フワッとした絶妙の食感、美味しかった!夫も、東北ホップとの相性ばっちり、と大喜びでした。そしてこの度、冬の贈答用の商品の案内と一緒に、冒頭の手紙が送られてきたのでした。ファンドの運営元からは、その後も様々な新しい企業が出資を募っているというお知らせが来ます。震災から8ヶ月が過ぎ、政府や銀行による助成や融資の枠も見えてきたことで、逆に「いくら不足するか」が顕在化してきたこと。補助金に外れてしまったり、震災による二重ローンや、担保となる土地の消失などから、銀行からの借入が思うようにいかないケースが多いことなど、まだまだ多くの「応援」が必要とされている現実があるのですね。3月のあの日がなければ生まれなかった関わりですが、微力ながらも、確かな「お手伝い」の一端となれたことを大切にしたいと思ったお便りでした。
2011.11.28
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少し前の話になるのですが、帰省中に実家の母のお供をして、お茶会へ行く機会がありました。母の誘い文句は「A子さんのお席持ちなの、B子さんも一緒に行くから何でも教えてもらえるし大丈夫」とのこと。A子さんB子さんは私もよく存じ上げている母の同級生で、裏千家の先生をしていらっしゃいます。去年の冬から、諸事情によりお茶のお稽古は中断したままになっているので、粗相があっては…と怯む一方、久しぶりに茶席の凛とした雰囲気も味わいたくなって、出かけてきました。いつもは洋服だけど着物が着たい、という母に着付けたのは一つ紋のついた紬に菊の模様の袋帯。私は手抜きをして(というか力尽きて)名古屋帯にしました。会場は世田谷区の羽根木公園。梅が丘の駅に降りたのなんて、昔むかし会社帰りに美登利寿司に行った時以来(笑) 緑に囲まれた公園の一角に「星辰亭」「日月庵」という茶室があります。いただいた会記を実家に置いてきてしまい、手元にないのでお道具の記録が残せず残念。この日のお茶会では、薄茶席二つ、濃茶席一つをまわりました。引率の(?)先生のサポートのおかげで、無事終了。何がありがたかったかといって、お茶席につきものの「お正客イス取りゲーム」を鮮やかにさばいてくださったこと(笑)お稽古以外で濃茶をいただくのは初めてだったので、小間のにじり口でつっかえてくまのプーさん状態になったらどうしよう、とかバカな心配ばかりしていましたが、お濃茶のまったりとした味わいはとても美味しくて、飲み終えてあやうく舌なめずりするところでした(!)お茶席も時と場合によっては、妙にピリピリと張り詰めた空気ばかりが印象に残ることもありますが、小春日和の陽射しにぴったりな、和やかな席でありがたかったです。母がいつの間にか「らくらくホン」で写真を撮っておいてくれました。初めに荷物をまとめた後は、スリッパで茶室の間を行き来したので…珍しいショット。この日着た長襦袢と小紋は、別々の知人から母が「お嬢さんに着てもらって」と譲り受けたモノ。帯と小物は私がいただいたもの。「いただキモノ」でフルコーディネートです。自分の手首が着物の袖にすっぽり収まるのが好きな私は、裄が合わないことを理由に「人が私に着物をくれると言っても、勝手に受け取らないように」と母に厳命してきたのですが…最近になって、どうしても断りきれないケースが重なった模様。そろそろ本気で「身辺整理」がしたいんだなぁ、と近頃の母自身を見ていても思うだけに、今回は自分の節を曲げて、ありがたく着させていただいたのでした。ついでに肘と手首も曲げるだけ曲げて、無理矢理袖の中に押し込めました。こういう時は、袖が短いのは便利だったりする…モノは考え様!来年は古希を迎える母とそのお友達。茶席では頼もしい面々も、そこを離れれば「あ、ショール落としましたよ」「ほら、あれは先ほどこちらにしまってたでしょ」「乗り換えはこちらの改札ですよ~」…とすっかり立場は逆転、今日はおばさん達の引率ありがとうね~、助かったわ~と御礼を言われての解散となりました。かつて「おばさんとお嬢さん」だった母娘は、いまやすっかり「おばあさんとおばさん」になったんだなぁ…と現実を悟った秋の日でした(笑)
2011.11.22
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先週までの冷え込みや、前の日のザァザァ降りがウソのような上天気の日曜日となりました。また20℃近くまで気温が上るとの予報に、あれこれ悩んだ末、今年着納め!と伊勢木綿でお出かけ。今日は地元の着物仲間、mayさんあとむちゃんとランチ会です。mayさんと、今日は絶好のサングラス日和!もう11月も後半戦なのに…わが家の最寄駅で待ち合わせ。人気の高いケーキ屋さんに併設されたイートインスペースで、物メニューで数量限定の「ブランチセット」をいただきます。ミニサラダと、サンドイッチにクロワッサンやスコーン等のプレート、ショーケースから選べるケーキと飲み物まで…mayさんからは、先日私が参加できなかったココロヤさんの「大阪ディープツアー」の模様を色々と教えていただきました。その場にいられなかったのは未だに残念だったけれど、ブログやお話を通じてレポートを聞かせていただけるだけでも嬉しいことです。さらに喜ばしいことに、ココロヤさん主催の文楽鑑賞ツアーは今後もお続けになる予定とのこと。この次こそはぜひ、ご一緒しましょう!と固く誓ったのでした。その後も宝塚、フィギュアスケート、地元ネタからNHKアナの話題(!)まで、汲めども尽きぬ話の泉…ブランチからアフタヌーンティーまで通してしまいそうな勢いでした。mayさんが気づいて促してくださらなければ、ティータイムとなって空席待ちの人の列が出来始めたことに気づかなかったかも(恥)いくら季節をさかのぼったような気温になっても、日が暮れる早さは変わらない…ということで、早めの解散といたしました。日差しは強くても、吹き付ける風は結構冷たかった…ア~レ~裾が~私の足元は、朝ドラ「カーネーション」の糸子ちゃんを意識して(夫にはウケていた)。来週も怒涛の展開が繰り広げられるのかしら。月曜日が楽しみになるのはありがたいです。どれだけおしゃべりを満喫しても、後になって「あ!あのお話もしようと思っていたんだった」と気づく自分に呆れますが(苦笑)、こんな風に好きな世界から人のつながりが生まれて、心弾む時間が持てていることに改めて感謝です。着物で「地元お出かけ」…略してキモジモオデ?の楽しい休日でした。ケーキ屋ランチにちなんで、マカロンストラップを帯飾りに装着!
2011.11.20
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先週半ばから1週間ほど、所用で横浜の実家に帰省していました。本当は、週末に催されたココロヤさんのお出かけイベントに行きたくてたまらなかったのですが、分身の術を使う訳にもいかず(泣)親孝行週間の合間、この1日だけはフリーに使わせてもらうと決めて、取ったチケットは「平成中村座 十一月大歌舞伎」でした。せっかく浅草まで来たから…と、やや遠回りですが雷門をくぐり、仲見世の和装小物のお店「かづさや」さんで、帯枕と帯板を購入(なぜこんな買い物が必要だったか、理由はまた別項で…)。隅田公園へ向けて大きな通りの横断歩道を渡ったら、わぁ!いきなり目の前に現れました!ど~ん!何度目にしてもスカイツリーは、その「高さ」よりも「大きさ」を強烈に感じて、圧倒されます。開演時間ギリギリの到着になってしまった、平成中村座の芝居小屋。仮設の建物と言っても非常にしっかりした作りで、この木戸をくぐって客席に近づくにつれ、タイムスリップ感覚を味わえました。…しかし、席について前方を見た瞬間、ガックリと力が抜ける思い。小規模な空間で、客席と舞台の距離感が近いのは素晴らしかったのですが、目の前にも、その前の列にも、とても背の高い(その上背筋がピンと伸びた)女性が座っておられ、私の視界の中央部分は完全にその方々の後姿に独占されておりました…自分の後ろに座っている方には申し訳ないと思いつつ、ついつい首を右に左に動かして役者の動きを追ってしまいました。上げ底になるクッションでも持参するべきだったか。名物の、舞台奥の大扉を開けて戸外を見せる演出でも、後方の私たちの席からは、スカイツリーの足とマンション群が見えるだけだったという…花道の上はよく見えたので、一番いい席と同額の料金はその分だ、と自分を納得させましたが。正直、終わってから身体がくたびれました(苦笑)この日の夜の部の演目は、 猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら) 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく) 沼津 弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 浜松屋より勢揃いまで「沼津」は、前回のブログに書いた文楽公演でも上演されていたものです。立て続けに文楽と歌舞伎で同じ演目を鑑賞できるなんて、幸運でした。歌舞伎や文楽の物語は、多くが「義理」や「しがらみ」に絡め取られて、人生を大きく変えられてしまう人々が主人公。そのあまりの理不尽さに、自由で合理的な現代に生まれ育った私などは、文章で筋書きを読んでも「な、なぜにその選択??」と、登場人物の行動原理が理解できないこともしばしばです。それなのに、いざ舞台で同じあらすじが演じられてみると、思いっきり感情移入して泣けてしまうのが不思議です。不条理を飛び越えて、理屈抜きで心の深い部分に訴えてくる、芸の持つ力なのでしょうか。今回の中村座鑑賞の最大のお目当ては、今月ご出演の仁左衛門さんでした。「沼津」では、ご自分より年下の勘三郎さんを相手に、その生き別れになった息子を演じて、まったく違和感のない若々しさ。端正で凛々しいお姿…「客席降り」もあって、間近に拝見できたのはまったく目の保養でした。心根が優しく、気持ちの温かい仁左衛門さん。病気休養明けで、半年以上のロングラン興行に挑む勘三郎さんへの思いは大変に強いのでは、とお察しします。本音を言うと、勘三郎さんは100%の本領発揮とはいかないようにお見受けしました。でも、多くの人の支えとエネルギーを吸収して、前に進んで行かれることでしょう。舞台の上で抱きあうお二人の絆は、お芝居と現実の二重写しに見えました。一方で、目を見張ったのが勘太郎、七之助のご兄弟のピチピチのイキのよさです!これまで「イケメン枠」認定してこなかった勘太郎さんですが(ごめんなさい)、本当に化粧栄えするお顔にきびきびとメリハリのある動き、とってもカッコ良くて、胸がときめきました。七之助さんが演じた弁天小僧も素晴らしかった!ちょっと倒錯的な、だからこそ見る側をゾクッとさせるワルのキャラクターを、すっかり自分のものにされていて、ハマリ役、当たり役だと思います。薄幸の女子を演じさせたら天下一品と思う孝太郎さんも、「沼津」で相変わらずいいお仕事をされていましたし、次に控える世代の活躍ぶりが大変に印象的だった「平成中村座」でした。終演後、人気もまばらな浅草寺の屋根越しに見上げたお月様です。それにしても、帰り道につくづく思ったこと。歌舞伎では大勢の俳優さんがそれぞれに語るセリフの部分も、地の文のいわゆる「ナレーション」の部分も、すべて一人で語りつくす、文楽の浄瑠璃語りの凄まじさ。先日の文楽劇場では、「沼津」の切場(クライマックス)は人間国宝の竹本住大夫さんが語られました。その気迫のこもった熱演は、歌舞伎役者4人分と十分に釣り合うエネルギーでした。「おやじさまァ!」という、呉服屋十兵衛の胸を引き裂く絶叫は、住大夫さんの声と仁左衛門さんの表情の合わせ技で、強く今の私の心に残っています。人形浄瑠璃の若手演者が主人公。三浦しをんさんのこの小説は文楽入門にもお勧めです。
2011.11.12
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前回のブログに書いたようなことで、急に思い立って出かけた(そしてその割にはすんなりチケットがとれてしまった)、国立文楽劇場。錦秋文楽公演、夜の部の演目は下記の3つでした。思いはあってもなかなか足を運べない文楽公演、久しぶりの空間に心が弾みました。 恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな) 道中双六の段 重の井子別れの段 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく) 沼津の段 紅葉狩(もみじがり)「恋女房…」では母と子の、「伊賀越…」では父と子の、生き別れになっていたお互いが巡り合えたと同時に訪れる、哀しい永遠の別れが描かれます。私はいずれの演目でも、ハンカチで溢れでる涙をおさえるのが大変でした。おしまいの「紅葉狩」は打って変わって、錦秋公演の名にふさわしく、一面の紅葉の下で繰り広げられる鬼退治の物語。お姫様の舞いの華麗な扇子使い、そして驚きの特殊効果(?)も見られる立ち回りのシーンまであって、目を見張りました。「重の井子別れの段」を語る予定だった嶋太夫さんが、病気休演となったのは残念でしたが、この段が始まるとき、印象的な出来事がありました。太夫さんと三味線が交代する間、舞台の上では、それまで演じていた場面がひとまず終わり、数体の人形がそのまま残っていました。人形遣いさんたちは完全に動きを止めて人形を支えています。その、ぴくりとも動かず、いわば「ただ持たれているだけ」の人形たちを眺めていたら「あ、目があってる…」と思いました。舞台上から、人形たちの瞳に凝視されている実感があったのです。巧みに作られた頭のせいなのか、遣い手さんが取らせたストップモーションの姿形のせいか、私があまりにも舞台にのめりこんでいたからか…恐らくそのすべてが理由なのでしょう。普段は、遣い手が巧みに動きをつけてみせることで、人形に命が吹き込まれている印象がありましたが、微動だにせぬ人形たちが確かに生きていた、この数十秒が、この日の舞台で最も心に残った時間でした。
2011.11.07
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日曜日は早朝の特急に乗って、今年も「正倉院展」を鑑賞してきました。一昨年、昨年に続けて、足を運ぶのは3回目。少しでも混雑を避けようと、これまでは平日に出かけていたのですが、夫がどうしても休暇が取れず…初めて経験する週末の混雑はどれほどか、と覚悟の上での奈良行き。ただ、開館の少し前に入場待ちの列に並んだところ、それから30分ほどで館内に入ることが出来ました。織田信長や明治天皇が切り取った部分に印がついている、名香「蘭奢待」を初め、今回も様々に興味深い展示がありました。まず調度品があり、それを包む布があり、さらにそれを納める箱があり、その上それを載せる台があり…そのすべてが、1300年の時を越えて、私たちの目を愉しませてくれる美しさを保っている、という事実。何度目にしても驚嘆、感動です。まるで雑貨屋を覗き込む若い子のように「カワイイー、カワイイー」を連発せずにはいられない、凝った意匠のハコ物や蓋物を見るのが楽しみ。毎回通って、その年によって異なる展示品をコンプリートしたくなる気持ち、わかります。そうなると、行列も混雑ぶりも仕方ないかと思うのでした。会場を後にしたのが11時過ぎ。奈良公園の中では、正倉院展の会期に合わせてか?フードフェスティバルらしきものを開催中。残り野菜をもらって、鹿さんも一人フェスティバルいかにも奈良、という感じの葛もちやお寿司を売っているお店もありましたが、看板を見た瞬間、強烈に食べたくなってしまって…少し早いランチは、マルゲリータに決定!雨が降らなくてよかった。夫は午前中からグラスワイン。テントに薪で焼く窯を持ち込んで、あっという間に焼き上げてくれた美味しいピザを頬張りつつ、さてこれからどうしよう?と相談。想像以上に早く鑑賞を終えてしまったので、思いきって、あきらめていた文楽の錦秋公演を観に大阪へ出ることに決めました。チケットセンターに確認すると、幸いにも夜の公演のチケットにはかなり余裕があるとのこと。そんな訳で、1時間後には日本橋の駅に降り立っていました。国立文楽劇場の窓口でチケットを購入したら、当日ふらりと立ち寄ったにも関わらず、前方のとてもいい席が取れてしまって…うれしいやら、これでいいのだろうか?と心配になるやら。開演までの中途半端な空き時間。せっかく近くまで来ているから、と、夫婦でハマっている朝ドラ「カーネーション」のロケ地を見にいってきました。高島屋東別館。かつてこの建物は松坂屋だったそうです。洋服作りで身を立てる女性が主人公なのに、見れば見るほど着物の良さ、美しさを再確認させられる「カーネーション」です(笑)先週の、心斎橋百貨店で店員の制服を作らせてもらうエピソードはまだ鮮やかに心に残っていて、あぁ、あれはこの場所だ…!と興奮してしまいました。現在は結婚式場とオフィスとして使われています。ドラマのポスターを発見!ドラマに描かれている、昭和初期の心斎橋は、モボやモガが行き交うおしゃれな雰囲気で、あの街角へ行ってみたい、と連日夢見てしまいます。現実には、この建物の周囲にあるのはエネルギッシュな電気街。すでに日本なのかどうかもよくわからない光景が広がっていました。文楽鑑賞の感想については、また改めて…
2011.11.06
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