人生の楽しみは後半にあり!

人生の楽しみは後半にあり!

2022年05月18日
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カテゴリ: Oの人生論
今日は父親の命日。
2018年に88歳で亡くなった。

職人で、
絵にかいたような頑固おやじ。

何でも自分でやった。
仕事も、
人がやっているのを見て覚えてしまう器用さがあった。

子どものころ、
父親に髪の毛を切ってもらい、

「自分にはこんなことできない。大人になれるんだろうか」
そう不安に思ったものだ。

8人兄弟で、
今残っているのは、90歳になる父の妹だけ。
彼女の話によると、
父は四男坊だったが、愼一郎という長男のような名前だった。
長男は戦死、
次男は幼いころに亡くなり、
三男は養子にいった。

奇しくも長男の役割を背負わされることになったのが、
父は、


父の父(ぼくの祖父)に、
「上の学校へ行かせてくれ」と頼んだらしい。

勉強する意欲はあった。
姉が優秀だったようで、自分からすすんで教えを請うていたらしい。

だけど、


悔しかったと思う。

自分の夢を息子に託した。
ぼくは、長男でありながら、父から田んぼを手伝えとは一回も言われなかった。
勉強をして大学へ行って、いい会社か県庁に勤める、
いわゆるホワイトカラーで生きることを求めた。

大学生のころ、
父の運転する車で駅まで送ってもらうとき、
父が言った。
「あのブロック塀は俺が作ったんや」
駅までの20分ほどの間に、いくつもある。

ぼくは思った。
「子どもに、これは俺がやった仕事や、と言えることをやりたい」

それが今のぼくの生き方の原点になっている。

父の期待にある程度はこたえられたと思う。
そして、
本を書くという仕事をして、「俺が書いた本や」と言えるものは残せた。

今、ヤギを飼って畑をやっているが、
どうあっても父のようにはできない。
ただ、
父に言いたいのは、
「百姓はあほではできへんで」ということ。

父の時代、
農業は虐げられていた。
これからの日本に農業は必要ないというような政策だった。
とんでもないバカなことを、
政治家は平気でやっていたし、
庶民も、農業なんてと思っていた。

息子にはそんな底辺の仕事をさせたくないと、切実に思ったのだろう。

だけど、
こんなにも奥深い仕事はないぞ。

ぼくには、
父のように、農業で飯を食べていくだけのセンスはない。
でも、
農業の大切さを伝えることはできるはずだ。

あるいは、
ぼくがやっているような、
家庭菜園レベルで自分と家族の腹を満たすくらいの農業なら、
だれでもその気になったらできるわけで、
片手間農業を啓蒙することはできるのではないか。

ぼくに、
父のような器用さと観察力、集中力があったらと思うこともあるが、
それがないからこそできることもある。

父に自慢できることをやって、
それから父に会いに行けばいい。

「ようやった。がんばったな」
と、ほめてもらいたいね。






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Last updated  2022年05月18日 09時25分37秒
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