ご先祖様を大切にしろと、
ずっと父親から言われてきた。
父親の言う大切にしろは、
ご先祖様が残してくれた土地や家を大切にし、
お墓を守っていくということだった。
あくまでも「守り」の姿勢だ。
ぼくは反発した。
ご先祖様が一番喜ぶのは、
子孫が思う存分生きていることだ。
子孫が楽しく、生き生きしているのが先祖孝行だ。
家を守るために縛られるというのは間違っている。
よく父と議論したものだ。
ぼくは「攻め」の姿勢だったわけだ。
実は両方とも大事なのだと、
今になってわかる。
ぼくは長男でありながら家を出た。
やりたいことをやらせてもらって、
これまでの人生にあまり悔いはない。
実家にときどき帰る
一時は空き家になるのを覚悟したが、
次女が結婚して住み始めてからは、
犬に猫にヤギににわとり。
おかげさまでにぎやかな家になった。
「ご先祖様喜んでいるな」と感じる。
ほんとうにありがたいことだ。
縁のある人たちが集まる家になるといい。
我が実家を拠点に、村が活性化すればいい。
そうなれば、
「守り」「攻め」の両方面からのご先祖様孝行が実現するわけだ。
ご先祖様は、
ぼくに何を期待しているのかわからないが、
いろいろ仕掛けてきている気がする。
変化には痛みが伴う。
痛みが消えたとき、
大きな光に包まれることがある。
どんなことが起こってくるのか、
楽しみにしていたいと思う。
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