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“流星ワゴン”
★★★★☆
長編。
--- 梗概 -------------
死んじゃってもいいかなあ、もう...。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして-自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか-?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。 (「BOOK」データベースより)
分かれ道は、たくさんあるんです。
でも、そのときにはなにも気づかない。
みんな、そうですよね。
気づかないまま、結果だけが、不意に目の前に突きつきられるんです
(P123より)
かーーーーー(*´ェ`*)人生ってやつは・・・。
後になって考えると、「あそこがターニングポイントだったな」って思うことってよくありますよね?でもその時は「今が人生のターニングポイントだ!!」って気付かない。人生ってそういうもんなんですよね。
で、後になって「あの時あぁしてれば(´;ω;`)」って悔んだりして。
人生ってそういうことの繰り返し。それでこそ人生なんだけど。
この小説の主人公は、不思議なワゴンに乗って、自分の人生のターニングポイントへ戻ります。そして、人生をやり直そうとするのですが・・・。
さすが重松さんです。そんじょそこらの本とは一線を画してますね。結末はすごく納得いくものです。だって人が生きるってそういうことですもの。
やり直したくても戻れなくて。誰も救ってくれない。だからこそ自分自身で変えるしかないんです。変わるしかない。
後悔するから前進もできるわけで。いつまでも過去にこだわって絶望していても何にもならない。
不思議な旅の中で主人公は実に様々なことを経験します。そしてこうつぶやくのです。
どうしようもないことなんだ。
あとになって、結果が出てから振り返ったって、
そのときにはそれしかできなかったんだから、しょうがないんだよ
(P166より)
そう思えたら少し前進。過去にしばられず、これからいかに生きるか、変わるか、変えていくか。
人生って切なくて苦しくてやるせなくて・・・。身もだえするような日もある。でも、立ち止まって振りかえってばかりいても詮無いこと。なんとか未来をよりよく変えていこうとしないといけないですね。
ってなかなかそれが難しくてまた悩むんですけど・・・。でもそういうのなにもかもひっくるめて人生ですからね・・・(*'ω'*)
=== 69冊目 読了 ===
新堂冬樹 『君が悪い』 2011年08月20日
薄田泣菫 『完本 茶話 (下)』 2011年07月03日
笹本稜平 『恋する組長』 2011年06月28日