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評価: ★★★☆☆
ミステリー長編。
--- 梗概 -------------
口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに...。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?警察は犯人をとめることができるのか。(「BOOK」データベースより)
親知らずを四本全て抜くことになりました・・・怖すぎるっ(゚´ω`゚)
明日の自分はどうなっているのか、明後日の自分はどうなっているのか。今日と同じ日が、これからも毎日毎日続いていくのか・・・・・・。人間って不安になると、心の奥底に確かなものがあっても揺らいだりしますよね。
(P40より)
ぶんこちょビーズクッション欲しいがために買った本のうちの一冊。
がっ!!(´゚д゚`)はからずもおもしろく、得した気分です(笑)
刑法39条をテーマにしたミステリー。最近同じテーマを扱った本として薬丸岳さんの『 虚夢
テーマもさることながら、ミステリーとしても非常に素晴らしい!!最後の最後まで展開が読めなかった!!ここまで驚天動地の結末が待っている作品は久々だったのでなおさら結末がわかったときの驚きといったら・・・(*゚∀゚)=3 感無量♪♪
二転三転する・・・とはよくいうが、まさにこれがそう!!すっかりやられました!!
ここまで絶賛しておいてなぜ星三つか?理由は主に二つ。
一つは、少し説明口調のセリフが気になったから。参考文献をそのまま引用して無理やりセリフにしちゃった感じがあって、セリフが冗長になり疲れてしまった。
もう一つは、主人公の刑事の上司でのキャラクター。なんだか完璧すぎる人間性と該博さ。博学な刑事というキャラクターにしたかったのだろうが、如何せんそのインテリぶりが少し気取って感じられる。完璧すぎてキャラに入り込めず、若干鼻につきさえする。
もう少し人間味があってもよかったのかもなーーーと思いまする。
あと、この本、装丁とタイトルで損している気がします(笑)ジャケットとタイトルだけみてると少しふざけてるような気がしますが(笑)内容はすごくシリアスで重厚で、グロいです(笑)もっとおどろおどろしいジャケとひねりのあるタイトルだったら更によかったのではないかしら?素人の僭越な意見ですけどね。
=== 78冊目 読了 ===
野沢尚 『リミット』 2011年10月16日
貫井徳郎 『修羅の終わり』 2011年09月26日
法月綸太郎 『犯罪ホロスコープ<1>』 2011年01月17日