逆説の日本史 <全X> 0
ローマ人の物語 <全X> 0
全44件 (44件中 1-44件目)
1
新・堕落論評価:★★☆☆☆ --- 梗概 -------------列島を揺るがせた未曾有の震災と、終わりの見えない原発事故への不安。今、この国が立ち直れるか否かは、国民一人ひとりが、人間としてまっとうな物の考え方を取り戻せるかどうかにかかっている。アメリカに追従し、あてがい扶持の平和に甘えつづけた戦後六十五年余、今こそ「平和の毒」と「仮想と虚妄」から脱する時であるー深い人間洞察を湛えた痛烈なる「遺書」。(「BOOK」データベースより)-----------------------最近やけに出産する夢をみます。潜在意識の中では子供欲しいのかなーーー??確かに、今産んでおけば母ちゃんに子育て手伝ってもらえるから仕事も続けられるし、いい時期だとは思いますが。でもやっぱり子供は30過ぎてからでもいいやーーというのが今の本音。とか言ってる間に産期(こんな言葉あるか知りませんが)逃す気がしますけど(笑) さて。石原氏の著書ですが。うーーーむ。石原氏と言えば、何事にも一家言持った人物で、決してぶれない姿勢には尊敬を禁じえないのですが。さすがは芥川賞作家だけあって、論文と言うよりはとても文学的な印象を受けました。ただ、これは文学作品ではないので(笑)もう少し論理的で硬質な文章の方が読みよく、説得力があるんじゃないかなぁと思います。内容ですが、鋳型にはまったとまでは申しませんが、ステレオタイプに近い言説が多い。私が石原氏に期待するのは、独自の鋭い視点。だから期待はずれ感が否めない。そして、なんとなーーく総体的に衒学的。いや、博識な石原氏からすれば普通に書いてらっしゃるだけなんでしょうが、そこはかとなく漂うペダンティックなアトマスフィアーー。それがちょっぴり鼻についちゃう。なんやかんやで、私の思う石原氏らしくない一冊でした。ステレオタイプな意見を文学的に表現したらこの本になる。そんな感じ(笑)=== 85冊目 読了 ===
2011年08月22日
日本人の誇り評価:★★★☆☆ 今週金曜日が本番です。毎日頑張ってますが、全く最低ラインに届かない日々が続いてました。でも、金曜日、突如最低ラインを突破!!わからないものです。諦めないって大切なことなんだなぁ。ただ、昨日と今日は少し不調でしたけど(;ω;)明日以降は最低ライン以上をコンスタントにとれるよう頑張ります!! ★三つとしましたが、内容はとてもわかりやすく我が意を得たりなものばかり。素晴らしいと思います。ただ、どれもこれも知っているというかわかっていることで、私にとっては当たり前なことばかりでした。でも、日教組教育に浸った自虐史観を持つ人々にはぜひ読んでもらいたいです(笑)日本人に誇りを取り戻させてくれる一冊。=== 68冊目 読了 ===
2011年06月05日
中国の核戦力に日本は屈服する 今こそ日本人に必要な核抑止力 評価:★★★★☆ --- 梗概 -------------「勢力圏拡大」を国家目標にしている中国。2020年代、その軍事費は世界一になる。片やアメリカは財政破綻に瀕し、東アジアから後退する。著者が米高官らと激論して得た本音は「アメリカを核攻撃できる中国とは戦争しない。日本に核の傘はない。日本は中国の勢力圏に吸収される。しかし日本に核武装させたくない」であった。そもそも核を持たぬ国は核武装国に服するしかないし、発言権もないのが国際的常識なのだ。「自らを守り戦争を起こさせぬために核を保有する」─これは21世紀の日本人に課せられた道徳的義務でもある、と著者は説く。(「BOOK」データベースより)-----------------------国家にとって、結局、頼りになるのは自国だけだ。国際法や同盟関係が、国家を救ってくれるわけではない。国際社会とは、『神は自ら助くものを助く』という自助努力社会だ。アメリカにとって同盟関係とは、しょせん、『短期的な便宜上の結婚』にすぎず、今日の同盟国が明日の敵国になる、ということは、よくあることだ。(P31より) 日本は、ロシア・中国・北朝鮮・アメリカ、と核保有国に囲まれている。そのことに危機感を持つべきなのは至極当然のことである。日本が他国に侵略されることなく独立国として在り続けるにはどうすればよいのか?結論から言えば、日本は日米同盟を維持しつつも(現在と同じ形という意味では決してない)、核を保有すべきである。核保有国への抑止力となりうるのは、核でしかありえないからだ。 露・中・朝・米の中でいま最も警戒すべきは中国であることは自明であろう。今後、世界の覇権の構図は、米対中である。現在はなんとかアメリカが優位にあるが、中国がアメリカを凌ぐ日はそう遠くはない。この本によれば、2020年頃までには、中国の軍事費はアメリカを抜く。しかし、この時点ではまだかろうじてアメリカが優位である。なぜならば、軍事技術においては中国はまだアメリカに追いつけないであろうと予測されているからだ。しかし、2030年頃には、中国は軍事費はもとより、軍事技術においてもアメリカを凌ぐことになる。そうなったとき、ようやく中国は隠していた牙をむく。核で恫喝し、台湾を併合して、さらに沖縄から日本全土をのみこむ。そしてアジア最大の覇権国家となるのである。そうならないために、果たしてアメリカは中国と核戦争をしてまで台湾・日本を守るだろうか?答えはノー。そうならないためにも、日本は核を保有すべきだと著者は主張する。 日本を中国から守るための要となるのは台湾である。台湾が中国に併合されることは即沖縄、ゆくゆくは日本全土を併合されることを意味するからだ。だからこそ、台湾を中国から守るためにどこよりも奔走すべきは日本なのである。アメリカなんぞは当てにはならない。現に、中国の恫喝に屈し、アメリカは、台湾へ武器を売らない、仮に台中間に戦争が起こっても台湾を支持しないとしている。もちろんアメリカは自国の利益のために動いており、それは当然のことだから日本がアメリカを責めるのはお門違い。日本がすべきはアメリカを非難するのでなく、自国日本を守るためには何としてでも台湾を中国の併合から死守することである。そのためにもやはり核保有は不可避の選択であることは明白だ。 この本では、中国の狡猾な情報操作、外交手腕。アメリカの思惑。等々についてかなり緻密な分析がされている。さらに、日本が自国を守るためにどうすべきか具体的な対策も示されており非常にためになる。日本の官僚・政治家たちに是非一読ならず二読三読させたいほどだ。 私は、日米同盟を反故にし、アメリカを敵に回すのは得策ではないと思う。日米同盟は維持しつつも日本が核を保有するというのがベストという結論は著者と軌を一にする。ただ、日本にとって最もよい核の保有の仕方については、正直不勉強の致すところでわからない。著者の主張する方法がベストであるかどうかは判断のしようがない。浅識を恥じるばかりであるけれども。 とりあえず、今後のためにざっと今ある知識をまとめてみる。(間違いがあれば是非ご教示ください。)日本が弾道ミサイル攻撃に対抗するための武器として所有するのは、MDシステム(ミサイル防衛システム)である。イージス艦から迎撃するのがSM3。地上から迎撃するのがPAC3。アメリカから購入。しかし、実際にはMDシステムが弾道ミサイルを迎撃できる可能性はほぼゼロ。仮に、何月何日何時にどの方向へ何発打ちます、とご丁寧に教えてもらえれば、迎撃可能性はあるものの、そんなものは全くもって無意味な話で、実戦で使うにはお粗末な代物である。また、MDシステムが機能するための要である軍事衛星を破壊することに中国は成功しているため、もはやMDシステムの使用さえも敵国に封じられる公算が大きい。(MDシステムは実際には機能しないにもかかわらず、とてつもなく高額で、買い替えも頻繁に必要。ではなぜそれをアメリカは日本に売るのか?著者は、これはアメリカが日本に核を保有させずに自衛の体裁を保たせるためであると分析。ここらの詳しい解説は割愛。本書を一読ください。)MDシステムは、導入に一兆円ほどかかるが、実用性はゼロである。また、核保有国には抑止力にもならない。 では、日本が覇権国家から自国を防衛するために最も適した武器は何か?核である。では、どんな核がいいのか?大陸間弾道ミサイルICBM、潜水艦発射弾道ミサイルSLBM、巡航核ミサイル。これらの違いを大まかにいうと、ICBM・SLBMは射程距離が長く、自国またはその周辺の安全な場所から確実に敵国を攻撃できる。それゆえに主に先制攻撃に使われる。対して、巡航核ミサイルは主に報復核攻撃に使われる。著者は、日本は巡航核ミサイルを保有するべきだと言っている。なぜならば、仮に日本が攻撃された場合、即座に敵国に報復するには、報復攻撃に適した巡航核ミサイルがベストであるからだ。(日本は他国を侵略・先制攻撃することはないため、先制攻撃に使用するICBM・SLBMは不要である。)また、巡航ミサイルにかかる費用は一基一億円ほどであり、MDシステムの一兆円と比較しても、その費用対効果は歴然である。というのが著者の主張である。 ふむ。確かにそうだなぁと思う。でも、色々と分からないことがある。もし抑止力を重視するならば、ICBM・SLBMを保有した方が効果は高いのではないか?(相互確証破壊)これだとさすがに世界からの反発が不可避だからなのか?アメリカが射程圏内に入ってしまうからなのか?まぁ確かに、先制攻撃されたらこっちも核で報復するぞ!!っていうだけでも抑止力になるだろうけれど・・・。 あと、もし日本が核を持たないならば、中国が日本にニュークリア・ブラックメール(核による脅迫)をつきつけたとき、アメリカは中国と核戦争をしてまで日本を救わない。ということだが、それは否定しないけれども、アメリカは果たして中国がアジアを征服するのをただ指をくわえてみているだけだろうか?と思う。つまり、台湾・日本が中国にのみこまれて中国がアジアで台頭することはアメリカにとってとてつもなく不都合なことで。もしそうなったら、中国はアジアだけでなく世界を牛耳ることになるだろうに、果たしてアメリカが何もせずにいるもんだろか?と思うのです。それとも、中国の提案通り、アメリカと中国が太平洋を東西で分割管理する(これをジョークと一笑に付す状況にあらず、ですよ。)つもりなのか? ・・・とまぁ色々わからないことが多いもので、勉強しないとだめですね。私みたいな不勉強な人間も、日本をダメにしている一人なのでしょう・・・多分、日々勉強してらっしゃる憂国の士からみれば、私の疑問は一笑に付されるか苦笑されるか呆れられるもんなんでしょうねぇ・・・勉強します・・・。=== 19冊目 読了 ===
2011年02月09日
日教組評価:★★★☆☆ 今日こそは、洗車してーー、部屋の掃除してーー。あっでもランチに五右衛門行かなきゃ♪しかもおごりでっ(笑) 日教組・・・。まぁおもしろかったし、正鵠を射た意見にも納得。著者は色々おっしゃってますが、私は思う。日教組が悪いと(笑)書きだしたらきりがないけど。日教組の組織率は確かに低下しているが、奴らの政治への影響力は低下しては決していない。実際民主党の支持基盤には日教組があるわけだしさ。日教組や日本の教育については、過去の記事で散々語ってきたので今日はここまで。=== 12冊目 読了 ===
2011年01月27日
マネジメント信仰が会社を滅ぼす評価:★★★★★ 【内容情報】マネジメントが下手だから会社が傾くのではない。マネジメントなんかに頼ろうとするから会社が傾くのである。本業で稼げない時に人事制度や情報システムを精緻化させて何の意味があるのか。どんなに見栄えのよい事業計画を作っても、経営者に「意志」がなければ机上の空論である。日本企業は今こそ、「マネジメント信仰」をすてて、愚直に「ビジネス」と向き合うべきなのだ。組織人に覚悟を促す警世の書。(「BOOK」データベースより)【目次】序章 マネジメントがビジネスをダメにする/第1章 症状(1)意見はあっても意志はなし/第2章 症状(2)都合のよいことばかりを考える/第3章 症状(3)管理はするけど無責任/第4章 症状(4)顧客よりも組織を重視する/第5章 日本企業の危機的状況/第6章 経験と勘と度胸を重視せよ/第7章 他人を変えるより自分が変われ(「BOOK」データベースより) 他人のモチベーションをコントロールできる手法があるのならば、親や教師はその方法を使い、世の中は優等生ばかりになっているはずだ。現実に、そうなっていないということは、他人のモチベーションをコントロールできる方法はないということを証明している。 (中略) マネジメント信仰も同じことだ。企業の業績を確実に向上させるマネジメント理論や手法など存在しない。マネジメント理論や手法自体は、どこかの会社で成功した事例に基づくものかもしれないが、それがあらゆる会社に通用するとは限らない。セミナーやマネジメント本で紹介されている理論や手法を真似したところで、成功するとは限らない。(P148より) 閉塞感で満ち、混沌とした現代日本には慧眼の書。著者は、会社の最終目的はビジネスの成功であり、マネジメント理論はその目的実現のための手段に過ぎない。ビジネスが“主”であり、マネジメントはあくまで“従”にすぎない。という至極当たり前のことを主張している。ご留意いただきたいのは、著者は決してマネジメント理論を全否定しているわけではないことだ。マネジメント理論はうまく使ってなんぼなのに、現在は会社がマネジメントという言葉に踊らされ本来の目的(=ビジネスの成功)を見失い迷走していることに著者は警鐘を鳴らしている。 この主張は、ビジネスだけでなく政治にも通底している。卑近な言い方であるが、政治とは本来、日本国・日本国民のあるべき姿、向かうべき方向の確たるビジョンがあり、それを実現するためにはどうするべきかを多角的に検討しながら、目的を実現していくものである。マニフェストやアジェンダなんてのは、目的実現のためにどうすべきかの手段や目標をまとめた従的ものであるはずだ。目的実現(=主)ありきのマニフェスト(=従)であるにも関わらず、現状は、“従”に踊らされ、耳目に入りやすい文言をうたい、目先の支持を得ることだけに終始する。主客転倒甚だしいのが現状だ。本来の目的を見失い、みな保身にばかりとらわれている。長期的ビジョンを持たず、繰り返される近視眼的な主張、議論。他を批判するばかりで実現可能性のある対案出せず。出口の見えない状況を打破しなければならないのに、その手段が分からず。また、分かっていても、何か行動して失敗・批判されることから逃げ、相手を蹴落とし己の現状を維持することに終始する。誰もがこの閉塞感に満ちた現状を脱却したいと思っているはずなのだが、現況を打破してくれる誰かが現れるのを待っているだけなのだ。自分がその誰かになることはしない。すっかり守りの姿勢が染み付いてしまっている。 ・・・すっかり脱線していつのまにやら政治論になってしまってる(笑)本題に戻って。かなり溜飲が下がる一冊です。マネジメント本、マニュアル本が巷間に溢れるいま、ここまではっきりと、マネジメント理論やらマニュアルに踊らされてるなんて愚の骨頂!!(いや、ここまではっきりは言ってないですけど(笑))って主張されているので、すんごくすっきりします!!ビジネスでも政治でも、自縄自縛に陥った日本社会に一石を投じる一冊ではないでしょうか。=== 9冊目 読了 ===
2011年01月24日
【送料無料】テレビの大罪 === 56冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2010年12月27日
【送料無料】衆愚の時代 === 55冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2010年12月27日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“日本を貶めた10人の売国政治家”評価:★★★★☆ 学者やコラムニスト等々から選ばれし憂国の士20人が考える売国政治家とは?彼らへのアンケートで数多くいる売国政治家のうちワースト10を選ぼう!!というなんともおもしろい本です(笑)どれも非常に妥当な結果ですね。もっと順位上じゃない?とかその逆とかはあるけれど、概ね納得の結果。民主党が政権をとった今、ますます売国政治家が発言力を増しておりますのは、非常にゆゆしき事態ですね。日本を内部から崩壊させることが目的の政治家のいかに多いことか!!もはや彼らは反日ロビイストの走狗と言っても過言ではないですもの。民主は外国人参政権を!!とか言い出してるから、あな恐ろしや(ノ◇≦。)日本の国益は今やだだぼだに垂れ流されている状態です。民主党の支持基盤は日教組やら在日等々が多いですからね・・・。多くの人々はそういうことも知らずに、美辞麗句に踊らされて投票してしまったのかもしれないですね。民主党は羊頭狗肉政権だと私は思ってますが。かといって自民党に安心して全て託すのも不安ですけどね(笑) どの方の論文も非常におもしろかったですが、個人的に一番好きだったのは、第三部のアンケート公開です。ユーモアたっぷり・皮肉たっぷりで総括的に書かれたみなさんの文章はもうおもしろくって(笑)思わず笑ってしまうものがたくさん(笑)勝谷誠彦さんが“河野洋平”さんを“江之傭兵”って書くのは、毎度毎度噴き出します(笑)江沢民のために働いているという皮肉たっぷりのこの表現・・・笑わずにはいられないっ(≧∇≦)うーーんおもしろかったーーー♪=== 57冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2009年10月22日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“凛とした母親が日本を救う”評価:★★★★☆ うんうんとうなずきながら読んでしまう一冊(o^∇^o)親のあり方について書かれています。下手な育児書よりよっぽど役に立つ。 親は子供に対して首尾一貫した態度をとること。親は決して子供の友達ではない。そんな当たり前のことが書かれています。最近多い、友達親子や子供に阿る親。意見がころころかわりスタンスがぐらつきまくりの親。そんな親にきつい金さん節がさく裂しています(笑)金さんの子育てについても多く書かれています。さすがに私はあそこまではできないけれど(笑)子育てに大切なのは、親がしっかりしたポリシーを持つことだと思います。例えそれが世間では異端的なことであったとしても、親が信念を持って行う子育ては絶対失敗なんてしないと思います。一番ダメなのは親が何のポリシーも持たず、軽佻浮薄に子供に接すること。情報が氾濫する現代では、子育てマニュアルもたくさんある。あるときは○○のように子育てするといいと言われそうする。しかし、今度は××な育て方をするといいと聞くと今度は××のやりかたに。親のスタンスが定まっていないと子供は混乱するだけなんですよね。親は、自分の子育てに対して断固とした信念を持ち、世間がなんといおうとそれを貫くことが肝要なのではと感じます。そうすると、ゆるぎない親の背中をみた子供は親を信頼し、まっすぐ育つんだと思います。私も子供ができたらそういう信念をもった親になりたいと強く感じた一冊でした(o^∇^o)でもその前に旦那探ししないと・・・(笑)=== 56冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2009年10月21日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“凛とした生き方 -自分の人生自分で決める”評価:★★★★☆ 台湾人である著者が、日本へ留学し、そこで結婚・就職・出産する・・・。一口にそう言っても、当時の時代背景などを鑑みれば、それがいかに困難に満ちた厳しい道のりだったかは想像に難くない。台湾独立運動を推進したことから、母国台湾への帰国が実質不可能な境遇におかれ、身内の葬式にもいけなかったという。しかし、彼女は自分が選んだ人生だからと全てを受け入れ、まっとうしておられます。素晴らしいですね。まさに“凛”とした生き方です。現在の彼女を拝見しても、凛々しさが溢れていますもんね(o^∇^o)この本では、彼女がどういった人生を歩んできたか、どんな信念を持って苦難を乗り越えてきたのか?そういったことが書かれています(●´ω`●)なかなか舌鋒鋭く(笑)おもしろいです(o^∇^o)=== 55冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2009年10月21日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“日本の難点”評価:★★☆☆☆ ・・・可もなく不可もなく?正直言うと、読んだのがずいぶん前なのでもうほとんど覚えてない(笑)ただ、それほどおもしろくなかった記憶が。首をひねってしまうようなロジックも多くあったし。大分前に読んだ本があと少しありますので、しばらくはこんな調子になるかもしれないことをお詫びしておきます(*_ _)ノちなみに今日は読書がはかどり、『心臓と左手』・『赤い指』の二冊読み終えました(o^∇^o)ノ近いうちに感想書きますね~(●´ω`●)=== 53冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2009年10月20日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“「おひとりさま」で幸せですか”評価:★★★★★ 「おひとりさま」を唱道する人たちは、「子供だって、最後は親を捨てる」「死ぬときは、みんな一人」なんて言いますが、本当にそうでしょうか?家庭という「居場所」があるからこそ人はどんな困難も乗り越えていける。 (「BOOK」データベースより) 人は一人では生きられない・・・そういうことに心底気づかされるようになった今日この頃。誰にも頼ってないなんて嘯く人も、その人が歩く道路は税金で作られているんだし、売ってる食べ物だって、誰かが作ってくれたおかげで食べられる。これらも見えない支え合い。自分の生活を振り返れば、一見一人で生きているように見えても、どこもかしこも支え合いで成り立っていることに気がつきます。 この本では、家族の素晴らしさに改めて気付かされます。何があっても最後に自分の支えになる、帰れる場所っていうのはやはり家庭なんだと思います。親の子への愛情というのは唯一見返りを求めない究極の愛。そこは心底安心できる場所であるはずです。子はその安心できる場所で育ち、巣立ち、新たな家庭を築き、そこで今度は無償の愛を注ぐ親になる。その繰り返しで人間は成り立っているんですよね。その家族というものを軽んじ、自分の好きなように生きるのをよしとする人が増えることは、長い目で見れば、日本の、ひいては人間世界の崩壊につながるのだと思います。 「子供だって、大きくなって遠くへ行けば将来面倒みてもらえないし。それなら育てるのにお金がかかるだけ。」と言って子供を欲しがらない夫婦、いますよね。それってこのご時勢正論に聞こえますが、そもそも子供を将来面倒みるための人という感覚で生もうとしていることがおかしいんですよね。自分たちの今の生活レベルを維持したまま子供を生み育てようとしている。生活レベルを下げてまで子供を生みたくない。そこまでして育ててもリターンがある保証がないから。いわゆる投資感覚ですよね。投資して返って来るなら投資するけど、そうでないならやめておこう、みたいな。でも、子供を生み育てるって、独身時代のように自分のためだけに時間やお金を使えるわけない。そんな当たり前のことを当たり前と思えない。だから子供を生み育てることをマイナスとしかとらえられない。こういう感覚の、見返りなしに行動できない人が増えていることが「おひとりさま」の増加の根底にあるのでは?と思います。見返りを求めてばかりだと、結婚相手を選ぶ時も条件だけで選びがちになるし、子育ても親のエゴイスティックなものになる。子を思うようにしたいと思い、思うようにいかないと腹を立てる。そんな環境で育った愛されない子供は、温かい家庭を思い描けず、「おひとりさま」がいいんだと思うようになる。悪循環な気がします。 ところで、著者自身は、娘夫婦・息子夫婦・自分たち夫婦の三世帯同居をしたそうです。著者曰く、非常にうまくいったと。ただ、これを読んで単純に子供夫婦と一緒に暮らせたら楽しいだろうな♪と思うととてつもない陥穽に落ちることになると思います。というのも、やはり子供と言えども、結婚し新しい家庭を作ったらそれはもはや昔の子供と同じではありません。だから、同居の際、親が昔の感覚で子供に接したりするとうまくいかない。子供といえど節度を保ち干渉しすぎない。子供の家庭・自分たち夫婦、そういう単位でものをみられないと絶対同居はうまくいかないと思います。お財布も絶対ごちゃまぜにしたらダメ。著者は三世帯のために購入した宅地・住宅を出資割合に応じてきっちり持分割合を決めたそうです。これって大切。よくお金出すだけださされて二世帯住宅建てたのに子供夫婦に追い出された~なんて聞きますもんね。子供と言えど結婚すれば子供であって子供でない。お金等々、シビアに考えないといけないこともあると思います。世帯単位でものは考えないと。親しき仲にも礼儀あり。親は子の家庭に干渉しない。子も自分の親だからと甘えない。個々の家庭が自分のフィールドであると考えられずに、親子ごたまぜ単位で考える人はきっと同居に失敗しますね。ほどよい距離。節度。不干渉。これらは二世帯以上の同居の必須条件なんだと思います。ただ、世の中に二世帯同居でこじれる家庭があるのを見聞きすると、ここがうまくできてないからなんでしょうね。・・・とは言うものの、言うは易し行うは難し。自分を律し行動するのは難しいのでついいらぬ世話焼いたり、干渉したりしちゃうんでしょうけど(;^ω^A 散々家族論を展開してきながら、一生「おひとりさま」のような予感が大いに感じられるワタクシなのです(笑)(でも、結婚したくてもできないのは仕方なくない!?←逆ギレ(笑))=== 48冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2009年08月27日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“明治人の姿”評価:★★★★★ --- 梗概 -------------激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(一八七二‐一九五〇)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、十三歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。その本はたちまち大きな反響を呼び、世界七か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り-名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。 (「BOOK」データベースより)----------------------改めて感じる、日本人の素晴らしさ。現代では明治時代の女は男に傅き、人間扱いされていなかったかのように言われたりしますが、これを読むとその考えが必ずしも正しくなく、むしろほとんど間違っていたということに気づかされます。また、日本というのは、白人のおかげで文明化したかのように思われていますが、まったくそうではなく、日本は昔から独自の文化・文明をもち、秩序正しく生きていたことを知ることができます。日本人というのは、遍く賢く・礼儀正しく・道徳観があった。貧乏人も金持ちも、みな平等に教育を受けていたので、貧乏人の子も読み書きそろばんが普通にできた。白人たちは、鎖国をしている日本に来て、その清潔さ、日本人の秩序正しさ、賢さ、独自の文明の発達ぶり・・・そういったことを目の当たりにしてひどく驚いたという。彼らは、日本という国は、野蛮で文明もない猿に近いものたちが住んでいると思っていたのだろう。だからこそ、なお文明の発達した日本をみて仰天した。あぁ~日本人であることがなおいっそう誇らしく思える本です(o^∇^o)これからも、日本人であることに誇りを持ち、過去の日本人が持っていた素晴らしい美徳を忘れることなく生きていきたいと強く思います。過去の素晴らしい日本人たちによって、今日日本は世界でも評価の高い国となっている。その素晴らしさを損なわぬよう、日本人として恥ずかしくない挙措を身につけていきたい。ただ、今日の日本人の魯鈍化は著しい。モラルの崩壊・利己主義の蔓延・・・過去の日本人たちが築いてくれた信用や評価も、愚鈍化している日本人のせいであっという間に瓦解してしまうのかもしれない。そう考えると、寒心に堪えない。今一度、日本人の素晴らしさを知り、日本人であることをに誇りを持てる人が増えたら、日本はよりいっそう素晴らしく・世界に誇れる国になると思います♪あっ、蛇足ですが、みーちゃんはーちゃんな私は(言い方古っ(笑))早々に『武士の娘』を購入しました(笑)=== 42冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2009年07月24日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“環境活動家のウソ八百”評価:★★★★☆ 興味深く読めました。世界の著名人をバックに持ち跳梁跋扈する環境活動家。グリーンピースが決して真の環境活動家ではなく、単に環境というお金のなる木を利用したテロリストたちなのだということは、最近はよく知られてきていると思います。では、どんな著名人・富裕者たちが環境活動家たちと繋がっているのか?そして、彼らが環境活動家を支援する理由とは?そういうことが詳細に書かれています。また、現在環境破壊と多くの人が信じて疑わない行為・現象を、科学的な根拠を示しつつ反証しています。とてもおもしろかったです。環境問題!環境問題!と人々は声高に叫びますが、地球温暖化の原因は本当に二酸化炭素の増加が原因なのか?そもそもそこが科学的に証明されていないのに(むしろそれを否定する科学者も多いようです。)世界中が二酸化炭素排出制限に躍起になっているのにはどうも疑問があります。確かに地球の気温は上昇している。しかし、それも地球の長い歴史を見れば自然な流れなのかもしれない。過去、地球は温暖化と寒冷化繰り返してきている。その環境変化についていけない植物・動物は淘汰され、そして、新たな環境に適応するものが生まれる。それを繰り返す中で人間が登場した。それなのに、現在の人々は、近現代の地球環境こそが地球のスタンダードだと考える。そして、その環境を維持しようとする。しかし、46億年の地球の歴史からみれば、近現代の地球環境も変化するバイオリズムのほんの一部にしか過ぎなくて、その状況をずっと維持しようとする方が地球のリズムをねじ曲げる不自然な行為のように思えます。地球の温暖化が地球自身のバイオリズムの一つなのだとすれば、暖かくなることによって減少していく動物も、植物も、それは自然淘汰の一部なのだから嘆く必要はないと思います。それを保護するために躍起になることも、むしろ反自然的な行為です。地球の環境変化についていけないものは淘汰され、そして、新しい環境に適応する動植物が現れる。地球は長い歴史こういった淘汰を繰り返して現在があるのです。もし、本当に人間の活動が全ての原因で地球が温暖化し、その結果地球が持つバイオリズムをねじまげているのだとすれば、確かに問題がある。でも、現段階ではそれさえも証明されていないし、懐疑的な見方も多い。そんな段階で、人々が何にも優越して環境問題環境問題とヒステリックに叫び、貧困で苦しむ国をさしおいて、食物をエネルギーにしたりするのには疑問を禁じ得ません。非常に読み応えのある本でした。ただ、そこはかとなく漂うカトリック信仰が鼻につかないといえばウソになります(;^ω^A 人工中絶を暗に批判するあたりなんか特に・・・。それ以外はとてもおもしろかった♪お薦めです。末筆ながら、この本を紹介して下さった日向永遠さんに感謝申し上げます(*´ー`) === 92冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年09月10日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“偽善エコロジー”評価:★★★★★ 私たちが“エコ”だと思っていることが、本当は単なる“エゴ”なのかもしれない・・・。今まで環境にいいとされてきたことは、実は環境に悪いことで、なおかつ一部の人間が富むためにしかなっていなかった!!以前読んだ、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』と重複する箇所が多くあります。しかし、新しい事実もあったり、前述の書よりさらに簡にして要を得ていて、非常におもしろいです。たくさんの間違ったエコをわかりやすく説明してくれます。私は武田氏の考えは正しいと思っています。説得力があるし、メディアなどの洗脳を抜きにして、冷静に自分の頭で考えれば、武田氏の考えの方が普通ですもん。エコバックも、業者が儲けようと目論んでいるのが見えるようですしね・・・。目から鱗が落ちます。環境利権を守るために、国民を騙し、負担を強い、あまつさえ環境も悪化させる。許しがたいことですよね。まさかお上はウソをつかないだろう、という考えがありますから、国が大々的に主張していることは正しいに違いないと思いがちです。しかし、利権を守るためには、お上もメディアもウソをつく。それに気が付かなければならないのだと思います。いや~本当にいい本です。間違ったエコを教えられている多くの日本人に読んで欲しいです。=== 71冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★ ---雑記---------------------------------------気が付けば、このブログも今日(7月24日)で二周年です。早いですね~(*´ー`) あっという間でした。最初は、自分がどのくらい本を読んでるのか知るために、また、その本を読んだ感想を認めるために始めた自己満足ブログ。だから、頑張って続けてきたって感じは全然ないですね~。自分が本を読んで、思ったことを書き連ねる作業ってのは、苦痛どころかかなり楽しい作業です♪思ったこと、感じたことを文章という形で整理する。この作業は非常に自分にとってプラスになっています。人に読んでもらうんだから、正しい日本語を使うように気をつかいます。だから、ボキャブラリも増えますし、論理的に述べようとしますから、文章構成力もちょっとはついてきてると思います。(増上慢かな?(笑))最初は自己満足の日記のようなブログでしたが、今ではたくさんの仲間ができ、コメントもいただけるようになりました。それが励みになって、ブログ仲間との橋渡し役である読書が、益々楽しく思える毎日です(*´ー`) 三周年、四周年・・・それこそ死ぬまで続けられたらと思っていますので、拙いブログですが、これからもよろしくお願いいたします(*´▽`*)
2008年07月24日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“日本史を変えた夫の戦い 妻の戦い”評価:★★★★☆ 世の中には男と女の二種類しかいないわけで。歴史はその中で作られるんだから、その影には男女のいざこざによって大きく変えられた歴史もあってしかるべき。おもしろいですね。学校の授業ではみえてこないおもしろさがあります。例えば、学校の授業だと、○○の乱が発生、って学んで終わりなんだけど、じゃぁ~その乱の原因になったのは何?それは実は妻の嫉妬だったりするわけです。歴史って平面的なもんじゃないんですよね~。色々な角度からみることができるし、深みもある。同じ事象も、みる角度によっては全くちがった面がみえてきたりして。ん~たくさんの角度から歴史を勉強していきたいなと改めて思いました(*´ー`)=== 63冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年07月04日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“日本の10大新宗教”評価:★★★☆☆ 日本には色々な宗教があるんですねーー。知らなかったです。有名なものは聞いたことがあるけれど、その誕生やら教義やらは全くといって言いほど知らなくて。知っている宗教に関しては非常に興味深く読めました。ただ、知らない宗教はほぼ斜め読み(^~^;)ゞ 基本的に私は宗教に興味はないです。かといって、何らかの宗教を信仰する人々を否定する気もないですけど。でも、自分を律したり、他を思いやるような信仰はいいなと思います。反対に、この宗教を信じれば救われる、とか、無理な勧誘をする宗教、他を否定する宗教なんかは好きじゃないです。ほんとたくさん宗教ってあるんだな~。色々勉強するとおもしろいかも?=== 62冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年06月30日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“断末魔の中国”評価:★★★★★ いかに中国が自国の利益しか顧みず、他の国はもとより、自国民さえも経済成長のために蔑ろにしてきているかが書かれています。こんな国に明るい未来があるわけがありませんよね。偽装、汚職、汚染・・・中国は本当にぎりぎりの状態まで来ています。食品偽装だけでなく、粉飾決算など、様々な面でいかにつなわたりてきなことをやっているか、近視眼的に行動をしているか、書かれています。第一章 深刻化の一途をたどる環境破壊第二章 食糧問題がアキレス腱に第三章 超インフレーション国家第四章 自殺的投資に走る民衆第五章 汚職は底なし沼のごとし第六章 偽造・贋造・コピー天国第七章 一人っ子政策が暴動に発展第八章 エネルギー至上主義の限界第九章 格差社会が国家の亀裂を招く第十章 断末魔の国家に水不足が止めを刺す第十一章 オリンピック開催の資格なしどの章も非常に興味深く読めました。中国の怖ろしいところは、内部の正確な情報が出てこないことですね。著者は中国が公式に発表する数字さえも信頼するに足りないと主張しています。私もそれには同感ですね。情報統制し、正しい情報を隠す国が出す数字が真実なわけがないですもん。まぁ~どの章も全て驚くべき話ばかりです。日本を始め世界常識からは考えられないようなことを中国という国はやるんだという前提に立たないと、あの国にはダマされます。自分たちの常識で考えれば「さすがにそこまでやらないだろう、嘘をつかないだろう」と思えることを平気でやるのが中国。昔は中国をみなが平等な天国のような国と主張してはばからなかった左の人達。ようやく中国の真実が明るみに出始めた今、いかに彼らの主張、読みが間違っていたか、彼らが中国の思うままに洗脳されていたかがわかります。そして、未だに中国を危険な国でないなどとほざくバカな政治家を始めとする左翼たち。十年後、二十年後、日本が中国の属国に成り下がってから彼らの主張が間違っていたことに気が付く、なんて皮肉な結果にならないよう、日本は今中国という国の危険性を認識し、対応をとらねばならないと思います。=== 59冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年06月22日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“新・戦争論”評価:★★★★☆ むやみやたらに戦争を煽るわけでもなく、かといって、理想ばかりの平和論を述べるわけでもない。緻密な戦争史の研究・分析から、今どうすることが必要なのかを冷静な視点から明言しておられます。非常に興味深く読めました。特に、思わずうなってしまうのは、副題にもなっている『消極的平和主義から積極的平和主義への提言』です。今の日本は、戦後の左翼教育のおかげ(!?)ですっかり似非平和主義が瀰漫しています。左の方々は『憲法9条のおかげで日本は平和』だとか『みんな仲良くしましょう。話し合いで全て解決』なんて、俗耳に入りやすい甘い言葉ばかり。著者はこれを、自分がよければ他はどうなってもいいというなんとも身勝手な『消極的平和主義』と一刀両断しています。そして、日本が世界の中でなすべきことを、世界が不戦時代に突入した今すべきことを、緻密な世界戦争史の分析から述べておられます。これを著者は『積極的平和主義』と言い、日本は消極的平和主義から積極的平和主義へとシフトすべきだと主張しています。そして、日本が積極的平和主義にシフトすることが真の世界平和にも貢献していくのです。非常におもしろいです。特定のイデオロギーに支配されていない冷静な分析。冷静な提言。だからこそ説得力がある。なぜ積極的平和主義に移行すべきなのか?これがとても冷静に、論理的に説明されてますので、是非読んでみてください。まさしく慧眼の書です。=== 57冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年06月19日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“日本人の美徳”評価:★★★★★ ・・・(ρ_;)(ρ_;)感慨無量。感動しすぎて呆然としてしまいました!!これは私の人生の書となりました。買ってよかった。買わなかったら人生かわってただろうと思えるぐらいいい本です。いつもの硬質な櫻井節ではなく、柔らかい優しい言葉で櫻井さんが語りかけてきます。胸にスーーッと染みいる文章(*´ー`)どれも、一昔前の人間なら当たり前と思えたことなのに、現代ではすっかり忘れ去られてしまった日本人の美徳。それをもう一度見直そうと櫻井さんはおっしゃっています。本当に様々なことに言及されています。女性として、人として、社会人として・・・。色んな立場立場でかくあるべき姿がみえてきます。私はずっと櫻井さんは私のような凡人とは違い、完璧な女性であり人であると思ってきました。私とは別次元の人なんだって。でも、そんなわけないんですよね。彼女は自分を厳しく律し、彼女が考える理想の人間像に近づくためにはどうすべきか、考え、そうなれるよう努力されているのです。だからこそ、あの美しい挙措、言葉遣い・・・そういうものが身に付いているのですね。本当に本当に尊敬します、櫻井さん。憧れてやまない女性であり、人です。櫻井さん自身は決して完璧な人間ではない、と自分を評されてますが、私にはやはり理想の完璧な人に思えますね(*´ー`) 少しでも彼女に近づけるよう日々精進ですね。他人を妬んだり、他人を責める前に、まず自分を省みようと思います。そして、他人をかえようとするのではなく、自分がかわろうと努力しようと思う。うんうん(*´ー`)櫻井さんのように、自分の考えをしっかり持って、凛として生きられたらいいな(^―^)本当に本当に本当に!!!すばらしい本です。人生の書として何度も何度も読み返したいと思います。=== 33冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年04月12日
【Amazonで購入】 【楽天ブックスで購入】“日本人の遺書”評価:★★★★☆ 人間が生きるとは、なんと悲しいものか。遺書にすべて本心が書かれているかどうかはわからない。死に臨んでもそこにわずかな虚栄が混入していないとはいえない。書ききれなかった万言が放棄されたかもしれない。死に臨んだ気持ちに言葉が追いつくはずはないのだ。にもかかわらずそれは、読む者をなぜか粛然とさせる。生と死を取り替えた覚悟の言葉、その言葉のなかにその人の生が閃光のように現出する。覚悟の言葉に接して、自分の現在の生が遺書の前に引きずり出される。おまえの生はどうなのだ、おまえの死はどうなのだ、と。(カバーより) 時代、階層、そういった垣根を越えた、様々な日本人の遺書が解説を加えて収録されています。思想のために死を自ら選んだ人。愛のために死を選ぶ人。予期せぬ事故で死を受け入れざるを得なかった人・・・。涙がでてきます。特に、御巣鷹山の飛行機事故で残された遺書。これには涙を抑えることができません。カバーにあるように、死を覚悟して、自ら死を選ぶ場合には、多少の虚栄がまじってしまうこともある。でも、突発的な事故で目の前に死が迫っているときに殴り書きされたものっていうのは、真の、何の混じり気もない遺書なんじゃないかと思います。だからこそ、胸に来る。自分が突如死に直面したとき、果たして家族を思う言葉を書けるだろうか?冷静に状況を分析しそれを認めることができるだろうか?色々と考えさせられました。とてもいい本です。また読み返したい(*´ー`)=== 32冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★
2008年04月11日
“なぜ夜に爪を切ってはいけないのか”評価:★★★★☆ 信じるか、信じないか------。言葉の裏に隠されていたのは、日本の伝統文化としきたりだった!(帯より) 「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」、「夜に口笛を吹くと蛇が出る」、「三人で写真を撮ると真ん中の人が死ぬ」・・・などなど、誰もが幼い頃親から言われたことがある日本の迷信76個。これらの迷信の由来を教えてくれます。おもしろいですっ!!「夜に口笛を吹くと蛇が出る」とか「朝蜘蛛は殺すな」とか、私も幼い頃言われましたね~母親に。今思うと、なぜ蛇が口笛吹くと来るのかとか、朝の蜘蛛は殺しちゃダメで夜の蜘蛛は殺さねばならないのはなぜなのかとか、色々疑問ですよね。その疑問に答えてくれるのがこの本です。おもしろいです。最近は「単なる迷信だろ」なんて歯牙にもかけぬようになってきましたが、その由来を知ると、見直してしまいますね。ちゃんと意味があるんですよね、一見わけのわからぬ迷信にも。なるほどと、日本文化の勉強になったり、日本人の知恵を痛感したりします。たくさんの迷信のうち、聞いたことがあるものもありましたが、全く知らないものもわりとあって、その迷信を母に聞いてみると母は「聞いたことある」と。やはり時を経るうちにどんどん親が子に迷信を話すことが減っているのかな~。何世代かあとにまで、日本人の知恵としきたりが詰まった迷信が残っているかどうか・・・危うし、迷信。そういや、以前テレビで「バチがあたるよ!!」、「お天道様が見てるよ!!」等と親に言われたことのない10代から20代の若者が多くいるっていってましたね。私は20代前半ですが、幼い頃、ご飯残せばこう言われ、悪いことこっそりやって見つかってはこう言われ・・・。結構言われましけど、言われてない同世代の方が多いことに驚きました。あと、ちょっと迷信からは脱線しますが、私は、お茶碗にご飯粒つけたままごちそうさますると「お百姓さんが一生懸命つくってくれたものを粗末にするな!!バチがあたるよ!!」って言われて育ちました。だから小学校の給食でも一粒残さずご飯を食べてたんですが、ふと周りをみると、8割くらいの子供がご飯粒つけたままごちそうさましてたりして、子供ながらに衝撃を受けました。むしろ自分の方がおかしいんじゃないかとまで思ったりして( ̄~ ̄;) きっと自分の親世代が小学生の頃はご飯粒つけたまま箸を置くこどもは、私世代よりうんと少なかったと思います。なんか大切なことが失われてきているような気がしてちょっと悲しかったり(;-_-;) なんでもかんでも革新革新ばかりなのも変だし、かといって保守的すぎて狷介固陋なのもどうかと思うし。迷信のように、大切に残して伝えていくべきところは伝えて、変えていかねばならぬところは柔軟な姿勢で変えていく。そういうことが大切なんじゃないかなと思ったり。ん?だいぶ脱線しました(^~^;)ゞ 閑話休題。日本独自の迷信。これはもう文化ですよね。後世にまで残したいものですね。私の子供には一日一迷信のつもりで話していこう!!と決意しました!!・・・って、その前に結婚しなくちゃ、だな(笑)=== 216冊目 読了 === ← ランキング参加中デス♪よろしければポチッとお願いします★ ---雑記---------------------------------------先月・今月は小説ばかり読んできましたが、明日からはノンフィクションをたくさん読んでいこうかな~とおぼろげに思っております。ってなわけで、明日以降小説を読む割合が低くなりそうです。小説好きの方、堪忍を~~(笑)
2007年11月19日
“宇宙はどこまで明らかになったか” 評価:★★★☆☆ 普通に生活している分には、ビッグバンが何だろうが、宇宙が膨張しようが、知らなくてもいい。でも、宇宙は神秘に満ちあふれ、壮大で・・・そういった、人間には計り知れないスケールの大きさを思うと、それだけで何だが心がむずむずします♪それにしても、すごいですねーー。宇宙研究は日進月歩と言われますが、この本は、そんな中での最新の研究成果を教えてくれます。ほんっと、不思議ですよね、宇宙。大学の一般教養の授業で、浦島理論について学んだことがあるのですが、理解はできるんだけど納得がいかなかったんですよねーー。そんな私には宇宙理論は難しい(笑)色々思います。例えば、ビッグバンの前の状態はどんなだったのか。宇宙の果てはあるのか?あるならば、宇宙の果ての果てには、さらには、宇宙の果ての果ての果て・・・には何があるのか?考えだすと頭がパニックです。きっとこういうのも時間と空間の小難しい理論とかで答えがでる日もくるんでしょうが、私には理解できそうにもないですね(笑)そういや、清岡卓行さんのエッセイに、「ミロのヴィーナス像には両腕がなかったからこそ、ここまで人々を惹き付けるのではないか。」という内容の話がありましたが、これって宇宙にも言えるのかも。つまり、神秘、謎に満ちていて分からないからこそ、人々は宇宙に思いを馳せ、ロマンを抱くのではないかと思うのです。未知の部分があるからこそ、様々な、それこそ無限の空想、想像をすることが可能なわけで。いつか宇宙の全てが解明されてしまったら、ロマンも霧消し、宇宙の魅力も激減してしまうのかも?ダラダラ長い駄文を書いてきましたが、つまり、宇宙は未知だから魅力的ってことです(笑)=== 166冊目 読了 === ---雑記---------------------------------------楽天ブログでやるのは忍びない・・・と思いつつ、今日からAmazonへのリンクを貼ることにしました。タイトルクリックでAmazonに飛びます(*´▽`*)それと、かなり今更ながら感がありますが(笑)各々の評価がどんな意味合いか、書いておきました。気になる方はご参照くださいませ♪
2007年07月16日
“竹島は日韓どちらのものか”評価:★★★★☆ 竹島は日本のもの。以上。そもそも『どちらのものなのか?』なんて論争が起こること自体おかしいですね。この本、竹島入門にぴったり。竹島問題について知りたいあなた!!是非一読を!!韓国っていう国は、妄言を喚き散らすのが好きなお国柄のようで。外務省も言っているように、竹島はどう考えても日本固有の領土です。韓国のものだとする正当な根拠なんて芥子粒ほどもない。韓国側が主張する根拠も、全く客観性に乏しく、恣意的にその当時の体制に与するよう作成した史料を根拠としていたりと、根拠と主張するに値しない史料ばかり。(その他様々な歴史認識においても、似たような蛮行が繰り返されてますよね。)それなのに、竹島を不法占拠し、漁業をし、さらには警備隊まで駐留させている。こういった蛮行は今に始まったことではない。1952年1月18日、韓国は、勝手に「平和線(李承晩ライン)」なるものを宣言した。そして、1953年2月4日には、李承晩ラインを越えて漁業を行っていた日本漁船を拿捕し、漁労長を射殺。同年7月12日には、独島守備隊が、日本の海上保安庁の船舶に発砲。こういった事件は他にもたくさん。こんなことあり得ないですよね?普通なら日本が武力を行使してもおかしくない事例でしょ。係争中の(日本のものなのは厳然たる事実ですが)領土でこういった行いをするなんて、もう開いた口が塞がらない。さすが韓国ってか。このように、長年にわたって既成事実を作りあげて韓国領土であると主張する。韓国人の得意な手ですね。(なんでも大仰に叫び、その意見が多数になったときそれは事実と見なされることはよくあることです。)とはいうものの、日本にも今日の混乱を招いた責任があると思います。事なかれ主義外交を行った日本政府も、混乱の一因といえるでしょう。『事なかれ主義』は日本国内では通じるかもしれないけれど、世界では通じない。世界ではもっとばんばん主張すべきところは主張しないと。また、日本人で竹島問題を知らない人、関心がない人が多すぎる。こういう人達は一度韓国人に「独島(竹島)は韓国領土!!」と主張され、激しいデモなんかされるとおろおろし、「あんなに強く主張しているんだからきっと韓国領土なんだろう」なんて思ってしまう嫌いがある。こういう無知も罪であると思う。竹島が日本領土である根拠は五万とあるが、何よりも、その証左であるのは、韓国が日本政府からの、国際司法裁判所への提訴の提案に全く応じないこと。もし本当に韓国領土だという根拠と自信があるのなら、堂々と提案に応じればいい。それを拒否してばかりのくせに、竹島を実効支配するなんて、蛮行としか言えない。他にも、対馬も今かなり韓国人の蛮行によってひどいことになっている。観光客によって汚される土地、観光客を装って、漁業を行うも者などなど。あげればきりがない。いい加減、韓国人の蛮行を看過するのはやめにしようではないか。=== 125冊目 読了 ===
2007年05月10日
“偽装国家”評価:★★★★★ 勝谷誠彦さんもとっても好きな方の一人です。あの歯に衣着せぬ物言い。テレビで拝見していて溜飲が下がりますね(笑)この本は勝谷さん好きというのを差し引いたとしてもおもしろいです。掛け値なしにいい。平易な語り口だが、内容は深い。鋭く深層に切り込んでいて、さすが勝谷さんです。明敏犀利で慧眼鋭く、正鵠を射た主張。言うことなし(笑) 時には辛辣な口調だったりしますが、そこがまた妙味と言いましょうか。思わず「よくぞ言ってくれた!!」と拍手喝采です(笑)平生溜まりに溜まった鬱憤が霧消し溜飲が下がります。この本を読むといかにこの国が欺瞞に満ちているかがわかります。やはり騙されないためにも私たち国民自身が賢くなる必要がありますね。ここでは様々な『偽装』について言及されてます。その中でも私が興味深く思ったのは、『メディアの偽装』ですね。ここを読んで、私たちが真実を知るためにはテレビや新聞から得る情報だけでは不十分だと痛感しました。だってメディア自体にも偽装や利権があるんですもん。やはり活字は大切ですね。(もちろん活字にも限界はあるでしょうけど) 他にも竹島問題や、ミサイル問題、同和利権等、メディアからでは知ることのできない事件の深層を忌憚なく語ってくれてます。一読、二読の価値ありっ!! === 116冊目 読了 ===
2007年04月26日
“裁判官の爆笑お言葉集”評価:★★★★☆ この本も売れてるみたいですね~。今日も本屋で結構積まれてました。右ページで裁判官の言葉とその言葉がでた事件の概要が。左ページでその判決に触れて著者の諧謔を弄した、時には皮肉まじりの解説が書かれています。『爆笑お言葉集』とは言うものの、実際に発せられた裁判官の言葉自体が笑いを誘うというよりも、それについて解説する著者の言葉がおもしろかったりします(*´ー`)軽くてさくさくっと読める。休日に午睡をまどろみながら読むのにもいいかもしれません(笑)=== 111冊目 読了 === ---雑記---------------------------------------今週もまた本屋に行って来ました。そしてまた本を5冊も買い込んでしまった(^~^;)ゞ これはもう病気ですね。欲しい本があると我慢できないんです。(いや、ある程度はするんですけど、どうしても欲しい本は買わずにはいられないっ!!)また本の山が増えたな~・・・これで確実に300冊はあります、未読本(笑)今年中に読み切れるかどうかは疑問(;^ω^A 多分無理だろうな・・・。誰かこの病気を治して下さい(笑)
2007年04月22日
“「ニッポン社会」入門”評価:★★★★★ 14年間日本に住んでいる英国人記者による日本のレポート。いや~副題にある通り、まさに『抱腹絶倒』ですっ!!ε=(>ε<) プッー!ユーモアたっぷりで笑わずにはいられません!!それなのにちゃんと正鵠を射てたりするからすごい。これ読んで思った。『日本人よ!!もっと自国に自信をもとう!!もっと日本人ってことを誇ろうじゃないか!!』って。日本人ということに劣等感を持ってる人。日本が嫌になってる人。そんな人に特に読んでみて欲しい!!『日本ってなんて素晴らしい国なんだ!!』ってことに気が付くはずです!!以前大学の授業で『日本人が日本人であると気が付くためには、他の国の人をみてみなくてはならない』ってな趣旨のことを聞きましたが、まさにその通り。日本がどんな国かを知りたければ、少なくとも他の一カ国と比較してみることですね。この本ではおもにイギリスと比較して日本のいいところ(時には変なところ)、日本独自の文化をおもしろおかしくレポートしてます。(比較してみないと、普段当たり前だと思ってることが外国から見れば驚くべきことだったりしますもんね。)最近はよく『アノ国はこんなにいいのに日本と来たら・・・』とか言われますけど、そんなに外国ナイズドされずに(もちろんいいところは取り入れたらいいけど)日本という国に自信をもったらいいのに、と思います。そうそう。中学生のときにイギリスから英語の教師が来たのですが、そのとき『外国の人は人と話すときに相手の目をみるので、あなたたちも目をそらさず話しましょう』って言われたのですが、この時ちょっぴり疑問に思ったんですよね~。だってさ、日本に来てる以上日本のしきたりに倣うべきですよね?ってこんなひねたこと思う嫌な中学生だったんだな~私って(笑)なんか愚痴みたいだけど、もう少し言わせてください(笑)以前テレビで、日本を訪れた外国人(この時はアメリカ人)観光客が『日本人は英語が話せず観光に不便。日本は遅れている。』みたいな趣旨のことを言っているのを観ました。みなさんどう思います?たいていの日本人は『あぁ日本は遅れてるな~』と思うんでしょうが、ひねくれ者の私は違う!!(笑)こう思いました。『あんたら日本に来て、当たり前の顔して日本人に英語で道を聞くな!!』ってね。(フランス人なんてその点フランス語に自信持ってるからすごいと思う)そうでしょう?日本人が海外旅行行く時なんて、そこが英語圏でなくても、『旅行の会話』ってな本を片手に、少なくとも現地の言葉でコミュニケーションとろうと頑張るでしょう?日本人って勤勉で、『郷に入っては郷に従え』って言葉に忠実だし、すごいでしょう?他にも、『日本人は答えに窮するとただ微笑する』とか『話すとき目を合わせない』『表情がない』『自己主張しない』などなど、色々外国の人から変だと言われる(ひどいと気持ち悪いなんて言われたりして!!)そんなのどうよ?そりゃ外国に行って上記のことを日本人がしたら批判されてもしょうがないでしょうけど、日本にいるのにそういったことを外国人から批判されるのは変じゃないですか?だってここは日本だもん。あなたたちが日本の文化、民族性質を理解して合わせるべきっしょ。『郷に入っては・・・』です。自国と比較して他国の文化が劣っているとうのはまったくナンセンス。文化は比較して優劣つけることは基本的にはできません。(そういや昔アメリカの女優が、犬を食べる民族を批判してたな~あれも自国優位主義者のいい例だな。うん。)まだ言いたい(笑)よくヨーロッパに人は少なくとも母国語の他に少なくとも英語は話せるのに日本人は一カ国語しか話せないっていう批判。それは比較するのは酷でしょう。だってさヨーロッパのたいていの国って英語と同じアルファベット使ってるし、文法体系も似てたりするわけで。(仏語と西語、伊語の酷似していることといったら!!)日本人がアルファベットなんてまったく日本語と異なる文字から始めて言語を習得するのとはそもそもスタート地点が違うわけで。その証左?として、日本語ペラペラの外国人ってあんまりいないでしょう?(まっこれは日本語を学ぶ必要性があまりないのも関係あるんだろうけど)日本人っていまだに欧米コンプレックスから抜け出せない。外国でいいって言われる制度をそのまま日本に持ち込んでしまいがちですよね。最近では『WE(ホワイトカラーエグゼンプション)』ああいうのは自己主張がよしとされる外国だからこそ機能するのであって、日本のように『同僚が残業してるのに自分の仕事は終わったからと行って帰れずに、つい他人の残業を手伝ってしまう』タイプのサラリーマンが多い国では機能しないんじゃないかな?やっぱり、海外の制度をそのまま日本に移植するのは簡単じゃないと思う。その国の文化的、民族的背景など様々なバックグラウンドがあってその基に成立してるもんだから、あっちの国で成果がでたからってこっちの国で真似しても成果が出るかは甚だ疑問です。ふぅ~。めずらしく(いつものごとく?)しゃべりすぎました(笑)まとめていうと、『日本人よ自国に自信をもち、卑屈にならずにいいとこはがん×2維持し、伸ばしていこう!!』ってことです(笑)
2007年04月05日
“個人情報「過」保護が日本を破壊する”評価:★★★★★ いや~とってもおもしろく、しかも「よくぞ言ってくれた!!」って感じで、読後にかなり溜飲が下がる本です(笑)私が幼稚園、小学生のときの卒業アルバムには確か卒業者の氏名と住所、電話番号が記載されてました。これのおかげで、卒業後も年賀状やりとりしたり、同窓会の相談したり、とっても役に立ったんですが、中学以降はこういうのもなくなりましたね~。驚いたのは、個人情報保護の名の下に、本来なら考えられないような事態が起こり始めていること。例えば、記憶に新しいところでいうと、JR福知山線の事故の際に被害者の家族が病院に自分の身内がいるかどうか尋ねたところ、『個人情報なのでお答えできません』と言われたっていうこと。あと、驚いたのは、2005年に起きた集中豪雨の被害にあった中野区の800世帯に、税務署とNHKが減免処置を周知するために被害者情報の提供を区役所に申し出て、これがなされた後、なんと・・・この被害者世帯から『区が個人情報を勝手に流した』と抗議・非難がきて、区が謝罪するに至ったとか。しかもこの文句をつけた方はちゃっかり減免してもらったそうで。まぁ~ここで謝罪しちゃう区も区で、もっと毅然とした態度で自分たちの行為が正しかったと主張すればいいんだよな~。(そうするとまたマスコミがうるさく騒いだりするんだろうけど(笑))なんか変な世だな~。人の善意を平気で踏みにじって権利の濫用。法律も名前ばかりが一人歩きし、その法律が何のために施行されたのか、顧みることもなされず。原点に立ち返ってその法律の意味を考えれば、上記のようなことは起こりうるはずがないんだけどね。筆者はこういった事態に警鐘をならしており、個人情報として保護される権利をもっと明確に記述すべきと主張されてます。もっともですよね。(こんな当たり前のことをわざ×2主張しなくてはならない現代って・・・病んでるな~(笑))この例に限らず、最近の世の中は権利×2と自己主張ばかり。個人の利益も大切だけどそれってやっぱり公共の利益に鑑みてある程度制限されてもしかたないと私は思うけど。人は一人で生きてるわけじゃないんだから、周りの人と譲歩しあわないと。最近譲歩なんてなんのその、自分さえよければいいって人が、自分の利益になるようにするため都合良く『権利』って言葉を濫用しすぎる場面をよく見かけます。そういう人に限って、自分の個人情報は一切教えないくせに、人のこと知りたがったり、芸能人のスクープが掲載された雑誌を食い入るように読んだりしてんだよね~(笑)はぁ~それにしても、殺伐とした世の中になったもんじゃのぅ・・・(ρ_;)
2007年03月12日
“マネーロンダリング入門”評価:★★★☆☆ CASIO詐欺事件、ライブドア事件等の具体例を用いてマネーロンダリングについて教えてくれます。正直、一章~三章は私には理解することいと難し(笑)これは私の頭が悪いからであって、著者の責任ではないのですが、自分が楽しめなかったということで★3つとしました。でも、第四章、五章は興味深く読めました。一番衝撃的だったのは第五章で挙げられていた、『税金逃れのために日本国籍を捨てる人もいる』とうい話。はぁ~びっくり。でも確かに、これから一生困ることのないくらい潤沢な財産があるなら、税金の心配しなくいい国に行っても別になんの問題もないよな~。そんな金満家たちは医療保険も、年金もまったく必要ないんだろうし。そうなったら日本国籍にこだわる理由はほとんどないもんねぇ・・・。それにしても、人間お金のためなら国籍さえも捨てられる時代になったんだな~としみじみ実感。あぁ~この本絶対おもしろいのに、根性なくて読みこなせなかったのが残念。また力を蓄えてから再読します・・・きっと(笑)
2007年03月11日
.“「月給百円」サラリーマン”評価:★★★★☆ 戦前のサラリーマンの生活実体調査?みたいな感じ。なか×2おもしろく読めました。当時の給料を現在の価値に直してみてみると、わりあい今より家賃が安く、ほどよい余裕があってよかったみたいですね~。あと、当時の学生について書かれた文章があるんですけど、「えっこれって現代の文章?」っていうくらい昨今言われる学生像と同じだったりして、やっぱりいつの時代も学生って同じなんだなってちょっと笑えた(笑)他にも、当時はかなり学歴差別が厳しかった実情とか、女性が働くことがいかに厳しく、女性が一人で食べて行くということは不可能に近かったかとか、色々と興味深く読めました。新書だからお手ごろだし面白い。お勧めです(*´ー`)
2007年03月09日
“欲ばり過ぎるニッポンの教育”評価:★★★★☆ 対談形式でニッポンの教育について書かれています。いや~いち×2首肯しながら読んでしまいました(笑)私の考える教育論(と言ってはおこがましいですが)となんらかわらない主張がされてて、ひたすら納得。書き出すとキリがないからあまり書かないでおこうと思うが、一つだけ。『子供の将来のため』『英語くらい話せないと』と言って、自分の子供をインターナショナルスクールに入れたり英語漬けにする、自分たちは全く英語が話せない両親。いますよね?あれってどうなのっていつも思う。英語が話せなくてもちゃんと生活してるのに、あなたはなぜ子供に英語を教えたがるの?英語が自分は話せなくて、損したからという人たち。あなたたち、まだ30代でしょ?今からでも十分英語は話せるようになるでしょう、努力すれば。こんだけ英語教材がある日本にいるんだし。それなのに自分はもう英語を習得することを諦めて子供に夢を押しつける。それってどうよ?自分が努力しなかったのに子供に『英語が話せるように努力しなさい』って言えますか?それに、そんなに必死になって小さいうちから外国語教えなくたって、いざビジネスでも必要とされたら意地でも人間できるようになるって。実際、バリ×2理系大学出て英語はからっきしでも、仕事で必要となり習得し、今では海外出張ばっかりしてる人知ってます。英語ペラ×2です。あと、急にフランス語圏の国へ仕事で行かされて、それでも努力して今ではフランス語検定2級取得してる人も知ってます。ね?人間必要に迫られれば、年齢関係なくやるって!!問題は、いざというときに、諦めるんじゃなくて、死ぬ気で努力できる人間に育てられるかどうかでしょ。変に物わかりのいいふりして、皮相的なことしか知らないくせに、もっともらしいこという親が多い気がします。『子供のために英語を』ってさ、じゃ英語を使って何をさせたいの?そういう具体的な目的が一切話されてない。英語が話せることは手段にすぎないのに、目的になってしまってる親が多すぎる。ただ自分がバイリンガルの人みて感じた劣等感を唾棄すべく、子供に自分が得られなかった夢を押しつけてるだけっしょ。ま、両親も英語なり何語なりが話せてそのメリット・デメリットもよくわかったうえで第二外国語を教えるとかならまだしも納得がいくんだけどさ。深く考えずに単なる流行に流されてるだけの人が多すぎます。こういう親は『次にくるのは韓国語』っていったらこぞって韓国語教えたりするんだよ(笑)子供は親がぶれてばっかじゃ混乱するって(笑)大事なのは周囲に流されるんじゃなく、自分は○○だから××という教育方針を貫きますっていう自分のスタンスを(世間がどういうおうと、流行がかわろうと)貫徹することだと思います。おっと、熱く語っちまったい(笑)風邪ひいてるのにPCいじくってる場合じゃないか(笑)でもこんなときくらいしか本一日中読めないもんね(f^^)
2007年03月08日
“右翼と左翼”評価:★★★★★ タイトル通り、右翼と左翼という概念の誕生から、思想の変遷等を世界と日本という点から教えてくれます。すんごく勉強になった。右翼と左翼の誕生から現在に至るまでを俯瞰しており、そのあらましを知ることができる。もちろんこれは入門書的なものであり、専門書等ではないので、深く掘り下げて右翼と左翼について知りたいっていう人には向かない。しかし、新書であるということからもわかるように、その分野を知悉することはできないが、通暁するためのあしがかりにするには最適である。余談になるが、たまに、新書のレビューで『知っていることしか書いてなかった』とか『広く浅いだけで、掘り下げが足りない』なんてのをみかけるが、新書に深く広い知識を求めること自体がなんか間違ってるような・・・。新書って、最近話題のこととかを知るための入門書っていうか、糸口っていうか、そういうスタンスで存在するものだと私は思うんですが・・・。まぁ~どうでもいいことですけどね(笑)次読むのは・・・また新書だ(笑)
2007年03月08日
“日本共産党”評価:★★★★☆ 現在の日本共産党の内実を忌憚なく綴った書。なるほどね。大半はメディアでみる共産党をじっくり観察しているとわかることだが、ブラウン管、紙面からは見ることが出来ない共産党の実態も綴られており、なか×2興味深く読めた。共産党を盲信している方々に是非読んでいただきたい。彼らは巧みな話術、立て板に水の弁舌で、もっともらしいことをしゃべってはいるが、冷静に、よく考えればかなり無理のある主張、または矛盾した発言がほとんど。こういった例は枚挙に遑がないが、彼らは理想を述べるばかりで、その理想に到達するプロセスが全く見えてこない。現実味がないんだよね。増税反対・手厚い福祉の実現ってのも、実際これからの少子高齢化でどうやって財源を確保するのか?とか疑問だし、日本を永世中立国にし、日米安保を破棄するってのも、一見もっともらしいんだけど、現実問題何の軍備もなく軍事費ゼロってありえないでしょ?だってさ、あのスイスの軍事費みてよ?すんごい額でしょ。中立国を維持するってことはそれだけ金もかかるんだって。そういうことは一切出さず、いいとこだけチョコだししてしかつめらしい話をしてしたり顔になってる共産党議員たちをみると、反論どころかもはや呆れて笑ってしまいます(笑)こういった彼らの抱える矛盾をズバリ指摘しているこの書。元共産党議員が書いただけあってかなり深層に迫っておりおもしろい。是非一読あれ~(´ー`)
2007年03月05日
“新書365冊”評価:★★★★☆ 好きなんです、宮崎さん(笑)もちろん新書も好きですけどね。私の好きな二つをドッキングさせたこの本はまさに理想の書籍です(笑)宮崎さんって幅広い分野に通暁してて博識だし、コメントは私のような馬鹿にも分かりやすく租借して説明してくれるし、人としても、ブラウン管から感じる限りは、かなり高尚な方っぽい(笑)それなのにユーモアセンスもあったり。毒舌っぷりも好きだし、とにかくもう好きなんです(笑)おっとっと、かなり話がずれている(笑)閑話休題。この本は宮崎さんが読んだ新書とその感想を、ジャンル別、評価別に記したものです。(この時、月に60~100冊近く読んでたそうで。その渉猟ぶりには脱帽です。)私はこの本、実は全部余すことなく読んだわけではなくて、自分が好きな分野でなおかつおもしろそうなところだけ読みました。これは、私が思うに、読み物というより「なんかおもしろい新書ないかな~」ってときにガイドブック的に使うもんじゃないかな?あっ、もちろん、読み物としてもおもしろいですけどね(笑)早速ここで読みたい新書が10冊くらい見つかりました♪ただ、購入して読むのはいつになるやら・・・(笑)
2007年02月23日
“世界ビジネスジョーク集”評価:★★★☆☆ 以前読んだ“少子化「必毒」ジョーク集”と“世界の日本人ジョーク集”がひどくおもしろかったので、家にたま×2あったこの本も読んでみました。玉石混淆かな?めっちゃくちゃ笑えるものもあればそうでないのもあったり。じわじわっときますね、笑いが(笑)ただ、世界の政治的・経済的立場や関係、国際政治に疎い人にはちょっと分かりにくいかも?かくいう私もそういうものに聡い人間ではないので、一生懸命頭を使いながら読みました、ジョーク集というライトな読み物にも関わらず(笑)中公新書のジョーク集いいよね。このシリーズ、これからも読んでいきたいなぁと思った。
2007年02月23日
“死にたくないが、生きたくもない。”評価:★★★★☆ 『人生、終盤にさしかかれば、心身にガタがくるのは自然の定め。しかし、いまや六十になっても、なかなか「老人」と認めてもらえず、やれ「生涯現役」だ、「アンチエイジング」だと、世間は喧しい。」もう一花咲かせる気力や体力はもちろんないが、残り時間は、なるべく不幸せでなく埋めていきたい----そんなささやかな願いはどうしたらかなえられるのか?自らの老いの真情を吐露しつつ問う、枯れるように死んでいくための哲学。』 (裏カバーより)文章から滲み出てくる著者の人間性がとってもいい。飄々としてて、どこか達観(もしくは諦観(笑))してる感じ。そこからは現在巷間で言われている理想の老人像とは大きく異なった老人感が読み取れる。今は「元気な老人」「生涯現役」「若い者に負けない」・・・そういったことが求められている。また、それがよいことで、理想の老人の姿だと言われている。そのことに対して、著者は忌憚なく独自の見解を繰り出す。一言で言えば、著者は「枯れるように死にたい」と言っている。生涯現役なんて勘弁。趣味を持てと迫らないでくれ。一人ボーっと年をとって死にたい。そう言っている。これってでも、とっても正鵠を射た意見かも。実際に著者は団塊の世代で、老人と言われる年齢にさしかかろうとしているだけに、やけに説得力があるし。また、最近の顕著な健康ブームにも、著者は言及する。そんなに健康にばかり気を使い、長生きして一体何がしたいのか?今は、○○がしたいから長生きしたいなど、目的があって長寿を願うのではなく、ただ、長生きすることを目標に健康に異常なまでに気を使い、長寿を願う。それって何の意味があるのか?見苦しい悪あがきはやめたらどうか?と。かといって決して現役並みに働いたりする人を否定してるわけでもない。目標があって生きがいを感じるならば働けばいいし、趣味に生きたい人は生きればいいと言っている。でも、マスコミや社会の風潮に踊らされ、ひたすら健康でいることを目標にしたり、趣味を持たねばならないと必死になってカルチャースクールに通ったり・・・そういうのは何か違うんじゃないか?そんなに躍起にならずに、ゆったり枯れて行こうとではないか。趣味に励み、生涯現役でがよしとされ、趣味も持たず、現役のように働きもせず、ボーっと老後を過ごす人=隠遁生活者がなんだか肩身の狭い思いをしなければならないのはなんかおかしくないか?と主張しているのである。決して堅い読み物じゃなくってさくさくっと読める。とってもおもしろい。
2006年12月30日
“日本残酷死刑史”評価:★★☆☆☆ 日本の死刑の歴史を振り返る。それとともに、死刑は必要なのかを考える。半分ぐらいで飽きてきた。ひたすら死刑史を縷々と綴る平板な文章。また、どうもいくつか詭弁が潜んでる。本の大半を残酷な死刑羅列にさき、そして後半は死刑囚の悲惨さをとき、例に挙げる死刑囚は、たっぷり反省した善人にみえるような者ばかり。そういった前提のもとに、「死刑はいかに残酷か」「死刑囚は死刑執行の日まで毎日怯えて暮らしている」と記し、あたかも死刑=残忍な人権蹂躙であるかのように述べている。これはまさしく詭弁。この本から読みとるべきは、「死刑は残酷だから死刑廃止しましょう」ではなく、「犯した罪に見合わない死刑が行われてきた歴史を知ろう」である。死刑は絶対必要。(最近は代替刑として終身刑もありかなと思うけど、そうすると、また刑務所の予算とか施設数とか、たくさん問題が出てくるんだよなぁ。)ただ、方法を誤ってはならないということが大切。つまり、公的な機関が、公平な裁判を通じて、しかるべき方法で執行するということである。よく、死刑囚は死刑執行の日まで怯えて暮らしているから人権侵害なんていう愚かな人権派の人間がいるが、そんなの当たり前。無辜の人間の人権を侵害どころか奪った人間が、いまさら自分の人権尊重を主張するなんてちゃんちゃらおかしい。また、反省して、毎日自分の罪を悔いている死刑囚がいるのだから、死刑で命を奪わなくてもいいではないかという人間がいる。それは論理のすり替えでしょう。だって、自分の罪を反省し悔いることと、自分の罪の責任をとることとは、全く別次元の話なんだし。それをごちゃまぜにして論じるから、死刑廃止論が出てくるんだよ。あと、「誰にも人の生命を奪う権利はない」という人間。そんなこといったら、法律なんて無意味じゃん。その理論でいけば、誰も人が好き勝手する自由を奪う権利もないってことになるじゃん。公共の福祉もくそくらえってこと?中絶も駄目なのか?刑法だって、法律自体が誰かが誰かを裁くためにあるんだから、無法の国づくりをしろってことかい?たまに聞くのは、被害者遺族が加害者の死刑を願わず、減刑を嘆願してる例などを、鬼の首をとったように掲げて、「被害者遺族さえも望んでないことをなぜ執行するのか」と口角泡を飛ばして語る人。えー!!って感じ。それなら、自殺幇助なんて罪はなんであるの?本人が頼んで殺してもらっても、当人の意志とはうらはらに裁かれてるじゃん?これはどう説明するんでしょうか?それと、冤罪があったら取り返しがつかないから死刑は駄目という理論。それも論理のすり替え。じゃ、誤認逮捕があったら駄目だから刑法廃止すんの?モラルハザードが起こるから生活保護制度を廃止するの?未納が増えてるから年金制度なくすの?投票率低いから民主主義やめるの?反論は枚挙にいとまがありません。誰も、被害者遺族に復讐を認めろと言ってるわけじゃないんだし、公的機関による公平な刑の執行は最低限必要でしょ。反省することと責任をとることは全然違う。人の生命を奪った者は自分の生命をもって償うしか道はない。それを「人権」がどうこうとしかつめらしい顔で語る人間みてると吐き気がします。
2006年11月07日
“若者はなぜ3年で辞めるのか?”評価:★★☆☆☆ 光文社新書は「なぜ~なのか?」って題名のつけ方が好きだね~。さおだけ屋で味をしめたのかな?(笑)閑話休題。筆者は結局どういった雇用形態ならうまくいくと思っているのか?最後までよくわからなかった。筆者は、かなり年功序列を批判している。しかし、これは筆者自身が突出した才能の持ち主ゆえに成果主義を評価しすぎていることから生じる批判であると思う。彼の主張にはいくつか疑問点があった。まず、【もはや「何でもやります」という人間は必要なく、「○○ができます」という人間でなければならない】という主張。私は、若者の離職率が高いのは、後者のような人間を是とする風潮が瀰漫してきたからこそ、「私はこんな能力があるのにそれを活かしてくれないから辞める」となっているからだと思う。実際に、大卒の若者にどんな能力があろうとも、それは実践的ではないし、即戦力とはなか×2なりにくいものである。ゆえに、「なんでもやります」という姿勢は大切だ。また、たとえ突出した能力があろうとも、それが会社が求めている能力とは限らないのである。自分が持てる能力を会社に与えるという姿勢ではなく、会社側から求められる能力を体得すべく努力すること、つまり、自分の力を誇示する手段として仕事をするのでなく、会社が求める力を身につけ、その力をつかって、会社ならびに社会へ貢献することが大切なのではないか。つぎに、【年功序列は能力ある若者が力を発揮する場面を奪う。だから成果主義がいいのだ】という主張。これにも?である。大半の若者は即戦力になるような突出した能力なんかないのである。だからこそ、年功序列によって、きちっとしたOJTを受け、スキルが継承される必要がある。実際、成果主義を導入しているアメリカなどでは、スキルの継承はできないという。なぜならば、成果というのは個人のものなので、他人に自分のスキルを継承することは自分の成果を小さくすることになるからだ。また、成果主義は、自分がどん×2スキルアップし、転職を重ねるため、愛社精神が培われない。最後に、【公務員志望が増えているのは年功序列のせい】という主張。これにいたってはハァ?という感じ。公務員志望が増えているのは、どう考えても成果主義を推し進めた結果、突出した才能の無い大半の人々が、将来確実に昇給する見込みも無く、さらには定年まで勤められる保障もないということに不安を抱いているからである。私は、どちらかというと年功序列はいいと思っている。なぜならば、大抵の人々は突出した才能などないのだから、立派な功績を残すことはなか×2できない。だからこそ、長年同じ会社でこつ×2と勤務、努力したことを評価されるべきだと考えるからだ。そして、突出した才能のある人は、それを活かして起業するなり、ヘッドハンティングされてよりよいところへ転職するなりすればいいのである。筆者は自分が能力があってそれが活かされなかったから年功序列を批判しているが、筆者のような若者はほんの一握りしかいない。それを全ての若者は自分と同じように能力があると普遍化して論じるのはいかがなものか。昨今批判を受けがちな年功序列だが、技術継承がスムーズにいくことや、将来確実に昇給するので長いスパンでのライフプランがたてやすいこと、愛社精神が培われることなど、利点も多く存在する。ゆえに、私は、能力ある人間はそれを活かせる成果主義を採用している道へ、その他大勢の人々はこつ×2働くことを評価してもらえる年功序列を採用している道へ進めばいいと思う。さて、みなさんはどう考えますか?
2006年10月19日
“愛国者は信用できるか”評価:★☆☆☆☆ 鈴木邦男さんは、「たかじんのそこまで言って委員会」という、なんでもありの討論番組にゲスト出演されてるのを見て知りました。余談ですが、この番組は日曜日のお昼にかかわらず、視聴率が20%を超える超人気番組です。あまりにも明け透けな発言ばかりなのと、司会者のやしきたかじんさんの意向もあって、関東では放送しない、というか、できないそうです(笑)関東在住で、この番組をどうしても見たい方は、DVDが出ていますので是非どうぞ。ちなみに私も買いました。TVで見てたのにも関わらず(笑)閑話休題。正直に言って、まともに読んだのは初めの50ページぐらい。あとは流し読みしちゃいました・・・。なんていうか、何が言いたいの?って感じでした。著者の考える「愛国」を、縷々と綴っているだけの平板な文章にしか思えなくてつまんなかった。愛国心といえば、教育基本法に「愛国心」という表現をもりこむという改正案が出ていましたが、そうしたところで愛国心が本当に育まれるのでしょうか?私はそれには懐疑的です。ただ「国を愛しなさい」というだけでは愛国心は芽生えません。国を愛する心を持てと言う前に、愛される国をつくることの方が大事なんじゃないかな。最近の日本人は、英語教育ばかりに力を入れて国語をおろそかにしたり、欧米に迎合して日本独自の文化やよさを無下にしている気がします。もっと日本語とか、日本の文化の素晴らしさを教えることに重点を置くようにしていけば、自ずと自分の国を愛するようになるのでは?
2006年09月02日
“世界の日本人ジョーク集”評価:★★★★★ 日本という国は、世界からどうみられているのかを、ジョークの世界からみてみようというものです。いやぁ~笑った。すごくシニカルで、ウィットに富んだブラックジョークばかり。思わずクスリッ・・・というか爆笑してしまった(笑)私たちは平生、自分たち日本人が、外国からはどうみられているのかと考えることはあまりなように思います。また、自分のことを客観的にみるというのは、かなり難しくもありますよね。(余談ですが、大学の授業で、日本人が日本人であると気づくには、外国人と接することなしにはなし得ないと聞きました。敷衍して言えば、日本という国は、外国と比較したとき初めて本当に知ることができるということです。)そこで、著者は世界に散らばっている日本に対するジョークを、いくつかのテーマに分けて説明してくれます。ちなみに、こういった、とある国民や民族をステレオタイプで捉えて表現したジョークを、「エスニックジョーク」というそうです。これらのジョークから、日本人は「ハイテクを持っている」、「仕事人間」、「金持ち」といった印象をもたれていることがよくわかります。また、ジョークは日々変化するようで、最近では、「まんが」、「アニメ」といったものが入ったジョークもよくみられるようです。ジョークって風刺が効いてるだけに、如実に世相を反映してますねぇ。ジョークを見れば世界がわかるといっても過言ではないかも!?笑
2006年08月31日
“県民性仕事術”評価:★★★★☆ 出身都道府県が、人間行動にどんな影響を与えるかを、科学的・歴史的に分析し、それを知ることにより、仕事を始めとする人間関係を円滑にするヒントをくれます。好きだなぁ~、国民性とか県民性とか。ミクロレベルでみたら、もちろん人なんて千差万別なんだけど、マクロレベルでみれば、あながち外れてないのかも。この本に書いてあった通り、日本は明治に入るまでは、藩で区分されててそれぞれが独立してたわけで、だから、各々の文化・経済から県民性みたいなものが生まれたとしても不思議じゃないと思う。実際、私の知ってる範囲の県なんかは、わりとどんぴしゃって感じだったもん(笑)よく聞く話で、秋田は気候の関係で閉鎖的な土地柄だから自殺者が多いとか、筑波大学は恋人がいる率がNo.1なのは、自然に囲まれているため娯楽が少なく、他にすることがなくて恋愛するからだとか。これって、科学的根拠はないんだけど、妙に説得力あるんだよね。ただ、著者は県民性の分析結果に基づいて、「彼は○○県人だから~だ」と強引に結論付けている感が否めない。まっ、私はそんなことに目くじら立てて怒るほどキャパの小さい女ではありませんが(笑)この本のように、人格を類型化しようとすると、きまって「人はそんな風には分けられない」などの批判を受けがちです。しかし、僭越ながら、私個人の意を述べるならば、私はこの本に書かれてるデータを妄信して、人間関係の潤滑油にしようとか、また、これがその役割を果たせるとは全然思ってません。でも、愚にも付かぬ話であると一蹴するのもつまらないと思う。是非を問うのではなく、血液型占いみたく、娯楽として享受すればよいのではないでしょうか?そうすれば、最高にこの本を楽しめるハズですょ♪さて×2、あなたの出身県はいかに?
2006年08月30日
“格差社会の結末”評価:★★★★☆ 格差がマスコミで取り上げられるようになって久しいですが、この本は、格差を是とするでも、非とするでもなく、冷静に分析し、これから格差社会はどうなっていくのかを、様々なデータを基に予測しています。一昔前の日本は、大きな政府であって、あまりにも平等を重視しすぎたために、様々な問題を抱えていました。そこで、世界的な流れもあって小さな政府へとシフトしてきたのですが、そのことにより、規制緩和などが行われ、競争が激しくなったことから、格差が顕著になってきたと言われています。実際に、下層階級の人が増えており、格差が拡大していると言われていますが、非自発的にそうならざるを得ない人たちももちろんいるだろうけれど、自発的にフリーターなどのライフスタイルを選ぶ人が増えているのも、格差の要因の一つだと思います。(『下流社会』という本のなかにも、低所得の生活に満足している人が増えていると書いてありました)そういう人のために、はたして、手厚い福祉政策が必要なのでしょうか?しかし、実際には、頑張っても報われない人たちがいることも確かでしょう。そういう人たちには救済処置が必要です。では彼らを救うためにどうすればよいのか。この本にも書かれているのですが、格差を固定させないためには、消極的な雇用政策(日本では主にこちらに重きをおいて雇用政策がなされてきました)ではなく、積極的な雇用政策にお金を投入していくべきだと思います。消極的な雇用政策(例えば、失業保険を長期間受給できるようにするなど)はモラル・ハザードを招きかねませんし、根本的な解決にはなりません。例えば、職業訓練を受けさせるなどの積極的な雇用政策を実施するためには、多くの財源が必要となるでしょう。これを負担するのは、高額所得者だけでは間に合いません。ゆえに、中間層にも負担をしてもらうことになります。一部の人々だけでなく、日本国民全体で負担をすることで、やがては、自分たちに富が還元されることになるのです。私たちは、近頃、「日本のために働く」という観念が乏しくなってきていると、筆者は語っています。確かにその通りです。自分の利益ばかりを追求しているので、「増税反対」「所得税をあげたら、海外へ逃げるぞ」などという利己的な意見が出てきてしまうのです。国民全体が負担を負い、積極的雇用政策をうまく実施することにより、誰もが不満を持たずに納得できる格差社会、すなわち、ただ高所得者から多く税金を巻き上げるのではなく、また、低所得層の人々でも、頑張れば這い上がれる社会、格差間の移動がスムーズに行われる社会ができるようになるのだと思います。・・・となぜか熱く語ってしまいましたが(笑)この本には、もっと理論的に、わかりやすく格差社会の行く末が書かれていますので、興味のある方は是非どうぞ。
2006年08月23日
“天晴れ!筑紫哲也NEWS23”評価:★★★★★すんごくおもしろかった!!ただまくし立てるだけの筑紫哲也批判じゃなくて、ちゃんと他の対象と比較検討してるし、かなり深く、詳細に研究してあった。感服デス。筑紫さんって、結構方々から批判のある人だよな。エセジャーナリスト!!とか言われちゃってるしね(;´д` ) この本読むまでは、NEWS23をなんとなく左っぽいな~と思いながらも漫然と見てたけど、これを読んじゃった後では、ある意味、超能動的に見ちゃうよね~23を(笑)確かに、他のニュース番組とは取り上げる事件が全然違ったり。異常なくらいに韓・朝・中を擁護&日本を全面的批判。中国で反日デモが起これば、「日本がもっと中国がなぜこのような行動に出たか考えねばなりません」だもんね。呆れるのを通り越して失笑もんだよ(笑)中国の内政干渉には触れもせず、ひたすら日本批判。彼らがデモ中に破壊したもんを、修理すらしない。しかも、中国政府がそれを当然とばかりに言ってるのに、なんでそのことを批判しないんだ?筑紫さん(笑)最近は、日本政府でもハト派がハバきかせて、世論もそれに同調する方へ傾きかけて、石原信太郎さんや桜井よしこさんのようなばり×2のタカ派がおされ気味じゃねーの!?と思ってたとこにこういう本読んで、あぁまだちゃんとこういう人もいるんだと安心しました(笑)まったく余談だけど、これまたタカ派の安部さんには、ぜひ次期総理としてがんばっていただきたく思います\(^▽^@)ノ
2006年07月28日
“少子化「必毒」ジョーク集”評価:★★★★★おもしろい「(≧ロ≦)ジョークって大好きなのよね。特にブラック・ジョークがε=(>ε<) プッー!この本は、少子化に対する疑問などに、皮肉たっぷりに、独自の見解で答えてくれてます。中公新書から出てる、『ジョーク』シリーズもっと読みたいな~と思っている今日この頃。早速『世界の日本人ジョーク集』を買ったので、また感想など、後日綴りたいと思います。蛇足ですが、やっぱり日本人は欧米に比べてユーモアセンスが極端にないような気がする。イギリスなどをはじめとするヨーロッパでは、知識人と評価されるにはユーモアセンスがあることは必須条件だとか。確かに、日本の首相や(小泉さんは例外かな?)閣僚って、真面目で、いっつも堅苦しいことしか言わないように思う。それに比べて、欧米の大統領とか閣僚とかは、例えば、超シリアスな問題に対する質疑応答にも、ウィットに富んだジョークを交えたりして、その場の空気をなごましたりしてる。日本のオエライ様方もこれくらい言えればな~って思ってるんだけど、日本って、国民性なのか、欧米のように、大事な場面でジョークとか言うと「なんてふざけた奴だ」とか思ってしまうから、オエラ方も真面目な受け答えしかできないのかもな~とかも思ったり。真相はいかに・・・?
2006年07月26日
全44件 (44件中 1-44件目)
1