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2012.10.30

目立たない歯列矯正 Invisalign (インビザライン）の話 (1)

テーマ：歯の矯正(560)

カテゴリ：美容・健康

　歯と歯茎は見た目ばかりではなく、身体の健康を左右するものですので、常日頃からケアしていきたいものです。

　以前、当ブログでは着飾る前に歯を何とかしようや、脱ケミカルで美しく健康に (5) 塩を賢く使おうなどで、あまりお金をかけずに歯と歯茎のケアをする方法について紹介してきましたが、今回は敢えてお金をかけて口腔ケアする方法について紹介します。

　それは歯並びを良くすること、つまり歯列矯正です。
　「芸能人は歯が命」というフレーズが過去に流行したように、ルックスを商売にしている人たちにとっては、白く美しい歯並びが不可欠といっても過言ではありません。

　欧米（特に北米）では、歯列矯正はごく一般的に行われていますので、子供の頃はすきっ歯でも、大学生になる頃までには俳優並みの歯並びに整えてしまうことが多かったりします。

　日本でも歯並びを気にする人が増えてきていることは確かですが、歯列矯正は一般的に保険が適用されず自由診療となるため、その治療費の高さに歯列矯正を断念する人が多いことはとても残念に感じています。

　しかしながら、歯列矯正は審美的な側面よりも、機能的な側面の方が大きいため、何とか治療費を工面できそうな方は是非検討していただきたいと思っています。

【歯並びが悪いと……】

2. 噛み合わせが悪いと顎に不規則に負担がかかり、慢性的な肩こりや頭痛の原因になります。
3. 歯ブラシがうまく当たらない部位が増えるため、虫歯や歯周病に掛かりやすくなります。
4. 食べ物が歯間に挟まりやすくなります。
5. 良く咀嚼してから嚥下することが難しくなるため、胃腸が悪くなりやすくなります。
6. 滑舌が悪くなるため、会話によるコミュニケーションに支障がでます。

　ざっと挙げてみましたが、歯列矯正をすることによって、上記の項目がすべて改善されます。
　審美的な理由は 1. のみであることがお分かりいただけるでしょう。

　それでは、一般的な歯列矯正のタイプ、長所、短所、費用を比較してみましょう。
　以下の表は私自身の体験を含んでいますので、結構参考になるのではないかと思います。

タイプ	主な特徴	費用（あくまでも目安）	長所	短所
唇側矯正	もっとも一般的な矯正	50万～100万	最も速く歯が動く	歯列矯正中であることが他人にバレる歯磨きがしにくい器具によって口内が傷つきやすくなるため、口内炎が出来やすい
舌側矯正	歯の内側に矯正装置を設置	70万～100万	大口を開けなければ矯正器具は殆ど見えない	唇側矯正よりは矯正期間が長く掛かる技術のある矯正歯科医を吟味する必要あり歯磨きがしにくい器具によって口内が傷つきやすくなるため、口内炎が出来やすい
マウスピース矯正	プラスチック製のマウスピースによる矯正	80万～150万	目立たない食事のときはマウスピースを取り外し可能	一日20時間以上装着する必要あり複雑な歯列には対応できない滑舌が悪くなるマウスピースの自己管理が求められる

　上表の他、2～3週間おきに矯正歯科医院での調整が必要（マウスピース矯正は殆どの場合、マウスピースを貰いに行くだけ）になります。費用の相場は一回 5,000円～10,000円程度になると思います。

　先に費用の方に目が行くかもしれませんが、費用の方は現在の歯並びと歯の動かしやすさに左右されますので、元々全ての歯が大体正しい位置にある人であれば低コストでできるでしょうし、抜歯が必要だったり、歯をいろいろな方向から大幅に動かしたりする必要がある人なら、それだけ難易度の高い施術になりますので高額になるといえるでしょう。

　対応期間は次のとおりです。
　全体の歯並びとしては悪い方ではなかったようですが、顎が普通より小さかったため、全体的に顎のスペースを広げるためにワイヤーブラケットを使用した矯正を時間をかけて行いました。

　舌側矯正＆ときどき唇側矯正（1年3ヶ月）→ マウスピース矯正（インビザライン）（6ヶ月）

　下書き中に書いている内容がごっそり消えてしまい、今日は続きを書く気が失せてしまったため、インビザラインの詳しい説明は次回にしたいと思います。

　インビザラインのスターターキット（次回もこの画像を使い回す予定です）