2013.11.04
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 楽天ブログの運営が長くなるにつれ、気になっていくことがあります。
 それは、自分の運営方法が規約違反にならないかどうかということです。

 楽天ブログは無料サービスですので、規約違反があれば警告・削除対象になることは仕方のないことです。

 規約を決めているのは楽天側ですから、規約を守ってくれないのなら、楽天ブログを使う権利はないということになります。
 これは、楽天ブログユーザとして規約に同意した以上は、そういうことになってしまうのです。


 ごくまれに、楽天から警告が来たとか、削除されたとかで騒いでいる方がおられますが、残念ながらたいていの場合は、Google のキャッシュを使ってブログの内容を確認してみると、何らかの形で規約に抵触していたりします。

 もちろん、楽天スタッフの勘違いの可能性もゼロではありませんので、万が一、そのような事態になった場合は異議を申し立てることは重要です。
 しかし、規約に抵触していれば復旧は難しいといえましょう。


 私は、無料ブログサービスは、始めるときのはハードルは低く、だんだんそのハードルが高くなっていくものだと思っています。



 無料サービスの場合は、企業側の裁量によっていくらでも規約の内容が変化しますから、昨日までは規約上問題視されなかったことでも、今日は規約違反になっているかもしれません。
 また、突然サービスが終了してしまう可能性もあります。


 以下、楽天ブログの規約を引用させていただきます(引用元へのリンクは文末に掲載)。


"
第9条(本サービスの変更、終了)
当社は、本サービスについて、利用者に対する事前の通知なく、変更を加えるこ
とができるものとし、これにより利用者に損害または不利益が生じたとしても、一
切責任を負わないものとします。

当社は、2週間前までに、利用者の登録電子メールアドレス宛にまたは楽天ブ
ログのウェブサイト上で通知を行うことにより、本サービスの提供を終了すること
ができるものとし、これにより利用者に損害または不利益が生じたとしても、一
切責任を負わないものとします。
"



 このようなリスクを十分に考慮したうえで利用するのが無料サービスなのです。


 誰でも気軽に始められるというハードルの低さから、規約違反に気付かずに時間が経過し、ブログ運営が軌道に乗り始めてきたところでいきなり削除されてしまったというケースをリアルタイムで何度も見てきました。


 ブログを作って運営するには何ヶ月も何年もかかるにもかかわらず、消えるのは一瞬です。
 そうならないためにも、日頃からきちんと規約の方をご覧になることを強くおすすめします。


 今回は、楽天ブログの禁止事項のひとつ、楽天ブログから外部サービスの報酬を発生させることについて、簡単にまとめてみることにします。


まずは規約の解釈から


 まずは、楽天ブログの規約を引用部分をご覧ください(引用元へのリンクは文末に掲載)。

"
第11条(禁止事項等)

(中略)

(7) 製品またはサービスの販売、販売の誘引、広告掲載その他の営業活動
(但し、当社が承認する広告またはアフィリエイトサービスは除くものとします。)
"



 上記を踏まえると、以下の行為は楽天ブログの規約に抵触してしまうことになります。


1. 楽天ブログから、外部のアフィリエイトサービスのアフィリエイトリンクを張っている。


 楽天ブログでは、楽天アフィリエイトのみが許可されています。


2. バナークリックによって誘導した読者を会員登録させると、報酬がもらえるようになっているシステムを使っている。

 大手の例では、マクロミル、げん玉、ECナビ、リサーチパネル あたりに ID 入りのリンクやバナーを配置しているとアウトです。


3. 楽天ブログから、他社向けの営業活動をしている。

 事業をしている方がやってしまいそうなミスですが、楽天ブログから自分の持っている営利団体や、外部営利サービスに販売目的で読者を誘導するとアウトになります。




 楽天ブログでブログライターをすることによって、外部のサービス団体から報酬を得ると営業活動とみなされアウトになります。

 当方で確認した中でも、違反が発生する可能性のあるサービスでは、モラタメ(下記追記参照)、レビューブログなどが挙げられますが、その他にも、記事を書いて報酬が得られるようになっている場合、楽天がそれをビジネスと解釈するのならアウトと考えたほうが安全でしょう。

 この辺については、曖昧性が高いため、引き続き調査をつづけてまいります。

2013/11/05 追記:
 以前から楽天がモラタメ登録キャンペーンを行っていた関係で、モラタメに関しては比較的寛容なスタンスを取っているのではないかと思い、楽天のモラタメの扱いに関して、楽天側に問い合わせてみました。

 回答によると、記事を書いてトラックバックを張る程度の利用であれば問題ないそうです。
 ただし、楽天ブログから会員登録を促したり、宣伝行為を行ったりすると楽天アフィリエイトの規約に抵触するそうですので、サービスをご利用の方は、その辺に注意されるとよいのではないかと思います。



5. 動画サイトへのリンクを貼り、動画ビューにより報酬を得ている。

 代表的な例では、YouTube 画像を埋め込んで Adsense 広告を表示させ、自分のところに報酬が入るようになっていると、アウトです。


楽天はすべてのブログを逐一チェックしているわけではない


 今まで何年もブログを続けていて何も問題がなかったと思っていたのに、今回の記事をご覧になって驚いた方もいらっしゃることでしょう。
 あるいは、同じようなことをしている人は他にもたくさんいるのだから、きっとこのままでも大丈夫だろうと思った方もいらっしゃるかもしれません。


 楽天はすべての会員のブログをいちいちチェックしているわけではありません。
 しかしながら、今まで大丈夫だったということは、たまたま楽天スタッフの目に留まらなかっただけという可能性が高いのです。


 実際、人気サイトが次々と削除されるようなことも起こっています。
 人気サイトを対象にした抜き取り調査が行われている可能性もありますが、それよりも可能性が高いのは、他のブロガーや外部の人間による通報だと思っています。


 特に、ブログ管理者に報酬が入るようなブログ(もちろん楽天ブログもそうです)の場合は、記事数やアクセス数が増えるにつれ、多くの人の目に晒されることによって、そのブログを快く思わない人が違反を通報する可能性があるのです。


 楽天ブログで使える報酬サービスは楽天アフィリエイトのみです。


 規約に抵触するバナーやリンクを撤去するのはもちろんのことですが、規約に抵触している可能性のある記事をお持ちの方は、他社のブログサービスで問題のないものを探し、そちらに当該記事を移動しておくとよいでしょう。
(その後、楽天ブログからは当該記事を撤去することをお忘れなく。)


 当方は楽天の回し物ではありませんが、楽天ブログを続けている方には、このようなことで悲しい思いをしてほしくないと強く思っています。






 上記の情報は、投稿時点(2013/11/04)のものです。
 今後規約の変更により、上記の内容とかみ合わない部分が出てくることがありますので、規約の方をまめにご覧になることを強くおすすめします。




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最終更新日  2013.11.05 23:46:18
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