Web サーバというと、単体で動作する機械のようなものを想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、Web サーバプログラムというソフトウェアがインストールされたコンピュータを指すものですので、やろうと思えば個人のノートパソコンでも Web サーバプログラムをインストールして設定すれば、個人のパソコンを Web サーバとして全世界に公開することができます。
Web サーバプログラムには様々な種類がありますが、その中でも大手サイトが好んで使う Web サーバプログラムに Apache があります(楽天も確か Apache だったと思います)。
Web サーバに実装できる OpenSSL という暗号化ライブラリ群があるのですが、Apache Web サーバの半数近くに OpenSSL が実装されていると言われています。
今回、その OpenSSL に重大なバグ(通称 Heartbleed)が見つかり、クラッカーにより攻撃を受けた Web サーバは、SSL を搭載していてもアカウント情報、パスワード情報、個人情報を含むサーバコンテンツの盗難被害に遭う危険性が指摘されています。
Web サービスを利用している方は、いますぐパスワードの変更を
一般訪問者は、Web サービス提供側がどんな Web サーバプログラムを使っているのかを知ることはほとんどないでしょう。
ごくまれに、Web サーバが吐き出すエラーメッセージでプログラム名とバージョンを知ることもできますが、大手の Web サーバはオリジナルのエラーページを返すようにしているところが多いため、そのサーバが安全かどうなのかを部外者が判断するのは難しいといえましょう。
サーバが攻撃を受ける可能性を考慮すると、大切な個人情報を Web サーバに預けている以上は、どうしても各人のセキュリティ対策が必要になってきます。
昨晩、楽天プロフィールの方でご紹介した記事の殺害予定リストに挙げられていた大手 Web サービスのなかから、特に注意が必要と感じたものを挙げてみます。
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