青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2021.09.23
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21日の夜書いてやっとまとめた話です。
話が違う方向に行くし、長いので
先にお断りしておきます。


この話は
『近所のおばちゃんと アパ社長のカレー』という題で
こんな話してもしょうがないかなと思いながら
書いていたのですが、
途中で
母がいてくれるのかな、という

題名を変えました。

書き始めたのはこんな話です。

******

どうでもいい話ですが、ちょっと笑っちゃったので
書いておきます。

近所の80代のおばちゃんの家に用事で行ったら
段ボールゴミの前日だからと
紙箱をまとめていました。

菓子箱やラップの箱、お線香の紙箱
ラップの芯などを
全部丁寧に分解し


とてもきれい好きな人で
紙ゴミは毎回ぴちっと耳を揃えて
出しています。

私が行ったときは
レトルトカレーの箱を


用件を聞きながら手は動かしているので
ふとその手元を見ると
アパ社長の写真が載っている
カレーの箱が一番上にあり、
分解した他のカレーの箱は
その下に次々差し込んでいます。

一番上はアパホテルカレーに
しておきたいようなんです。

豪華な帽子をかぶって
ネックレスをつけたアパ社長の顔写真が
ど~んと印刷された
謎のゴージャス感漂うパッケージなので、
一番上にしてまとめると
なんか素敵だし体裁もいい、って
思ったのかもしれません。

ちょっと可笑しくなりましたが、
ゴミでも見た目も少しでも綺麗に
自分も楽しくって
素晴らしい事かもしれないなって思いました。

おばちゃんは
4~5年前から足腰が不安定になり
運動のためまだ薄暗い時間帯に
近所を散歩しています。

ふらふら歩いているのを見かねて
新品だった母の杖を数本あげたら愛用しています。

母は出先で杖を置き忘れる事がよくあって、
都会で杖を置き忘れると
誰かすぐ持って行ってしまい、出てこないので
(人の使っている杖を持って行くかな?と
思うんですけどね)
良いのを見つけたらプレゼントするようにしていて
沢山買い置きしてあったので
数本を残し、身近な方に差し上げました。

散歩の際、私の実家のすぐ横も通るので
足元が見えるようセンサーライトも設置しました。

おばちゃんも
普段は無人の私の実家の様子を見てくれています。

今朝はたまたま私も散歩していたら、
おばちゃんが歩いてくるのが見えたので
ちょっと隠れて
びっくりしすぎない程度に脅かして
笑って一緒に歩きました。

そう書くと、仲が良いご近所さんのようなんですけど
このおばちゃん、
気性が強いのか、変に負けず嫌いなところがあって
母も私もずっと良くしているのに
時々、ありえないようなひどい事言ったり、
勝手に自分の記憶をすり替えて
変な思い込みをしているところも
結構あるんですけど

私は残念なことはしたくないから
自分にできる範囲でおばちゃんを大事にしてます。

と * のあるところまで書いていた時の事です。

おばちゃんの悪口を書くつもりはないんだけど
どうしようかな、と思いながら、
でもね、ほんとの事だし、
でもおばちゃんとの楽しい事も書いておこうと
思った時
開け放しの玄関の戸がガタンと音をたてました。

まるで誰が手で少し押したような音で
普段はしない音です。
風は吹いていません。

用事でおばちゃんでも来たのかと
(普段は夜来ることはありません)
すぐに玄関に行ったら
誰もいませんでしたが、
玄関につけたセンサーライトがついていたから
猫でもぶつかった?

いや、野良猫って
玄関にぶつかったりしないと思う。

この辺には野良猫位しか
野生動物はいないので、
何だかわからないけど
お彼岸の2日目だし
今夜は祖母が必ずお供えをしていた、
母がいつも眺めていた、中秋の名月だし
母か誰か来てくれたのかもしれないと思いました。

おばちゃんの愚痴を書いたから、
「そんなこと言うもんじゃないよ。」
って母が言ったのかもしれません。

人の悪口は言わない
祖父母と父母でした。

と、話をしめようとして、
ふと、もう一度玄関を見てみよう、と
なぜか思いました。

玄関まで出て、やっぱり誰もいないよね、と
外を見、なぜか庭に出てみようと思いました。

私は怖がりなので
普段は夜、暗い庭に出る事はほとんどありません。

でもなぜか庭に出ると、
すぐ前のちょっと見上げたところに
真ん丸のお月様が輝いていました。

あ、さっきの音は、お月様が出たから
見なさいっていう音だったのかなと
思いました。

今日は中秋の名月なので
数時間前に外を眺めたのですが、
木々に隠れていたのか
お月様は見えなかったので
見るのを諦めていたのです。

母はお月様を見るのが好きで
いつも私を呼んでくれたのですが、
私は暗いところが苦手だったし
高校生くらいになると
いつもの満月でしょう、と
ちょこっと見上げてすぐに家に入っていました。

暗い庭で母は立ちっぱなしで
しばらくお月様を眺めていましたが、
今思うと、心の中で
若くして亡くなった父に
話しかけていたんでしょうね。

母の代わりに、お月様を眺めて
母の代わりに
「綺麗だねえ~」と声を掛け、
「お月様見せてくれてありがとう」と
お礼を言いました。

それから急いで家に戻って
生のままだけど、地元の里芋があったので、
丁度出してあった兎の絵の塗盆に載せて
祖母がしていたように
廊下を開けて、お月様にお供えしました。

祖母はススキと里芋と
胡麻のお団子をお供えしていました。

たぶん、曾祖母やその先祖がしていたのと
同じお供えだと思います。

調べてみると中秋の名月には
稲穂に見立てたススキと
里芋をお供えして豊穣を感謝したそうで、
お団子は里芋に見立てたお供えだそうです。

たまたま里芋の買い置きがあって
祖母の代わりにお月様にお供えできて良かった。

お月様のように澄んだ気持ちになれました。




お月見団子ではないけれど
長寿祝いや敬老の日に
贈る方が多いようで
ベストセラーみたいです。



味に定評があるみたいで
レビューはとても良いです。

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2021.09.23 12:40:46
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