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寒気団が入っていて、ものすごい寒波といわれ、びびっていたのですが、こちらではそれほどのことはなかったです。まだ、寒さが続くというので、ちょっと心配ですが・・・この映画1日に見たのですが、こちらに書いておきます。☆オペラ座の怪人☆(2004)ジョエル・シューマカー監督ジェラード・バトラー・・・・ファントム エミー・ロッサム・・・・・・クリスティーヌ パトリック・ウィルソン・・・ラウルストーリーあまりにも有名なミュージカルの映画化。~~~~~~~~~~まず、徹底的にミュージカルだった!セリフがほとんどないしね~。これは曲を楽しみ、舞台で見られない役者の表情を見ることができると言うことなんだろうね。それが映画化の醍醐味だろう。そして、『オペラ座の怪人』と言う舞台を映画に残した事、それが一番素晴らしいのかもしれないね。豪華な衣装と舞台は圧巻である。マスカレードの場面は、素敵だった。といったところで、私の感想。ダメダメ鑑賞記だと思って欲しい(笑)正直に言って、申し訳ない、そんなに入り込めなかった。こういう感想は、きっと少数派だろうな~~^^)ミュージカルが苦手だと思っていないのだが、わかりずらいかも。もともとの舞台はどうなの?舞台でわかりずらい部分も映画になってわかったと言うコメントも見たのだが。しかし、ミュージカルがそのまんま映画になったのだろうな~。違った切り口で作ってみるのも面白いと思うのだけどね。舞台を見たりして思い入れのある方には、とにかく素晴らしいミュージカル映画だと思う。ただ、見終わってからも、曲がぐるぐると頭の中を渦巻いているのは確かなのだ。思わず口ずさんだりしている。やっぱり、いい曲なんだよね。後半佳境に入ってくると、ファントムの気持ちを思うとかわいそうにもなる。ファントムの生い立ちを思うとね。あの見世物の場面は「エレファント・マン」を思い出すね・・・クリスティーヌは、ファントムにはどんな気持ちを持っていたのかな?父のような存在?ファントムの歌声に聞きほれる彼女を見ると、よろよろとファントムに行ってしまいそうだったりもするんだけど。しかし、ファントムがたとえ誰にせよ、ああいう愛し方をしてしまったら、誰でもみんな苦しくなってしまうだろう。サルのオルゴールはポイントだけど、あれはかなり、リアル猿だね。サルのおもちゃって、シンバルをバシバシたたくのをすぐに思い浮かべるんだけど、このオルゴールはかなり精巧だ。~~~~~~~~~~あの豪華さはホント素晴らしい。そして、フルオーケストラだって?なので、これは音響効果の良い大きなスクリーンの映画館で見ることがお勧めなのだ。もっとあの豪華さをじっくり見たいところだったが・・・オークションに入る前、古い映画のニュース画面のような白黒。ああいうところも素敵だった。もちろん予告編で見られる、鮮やかによみがえるオペラ座の場面は、圧巻だった!個人的には、やはりクリスティーヌが一番良かったかな。そうそう、カルロッタ役ミニー・ドライヴァーはクセのある顔だけど、よかったなあ。ミュージカルというのに入り込めなくても、そういうところは見てよかったと思う映画だった。
2005.01.31
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この映画は原作を読んだ後に映画化を知り、はてさてどうしたものかと思っているうちに、映画は終ってしまった。しかし、漏れ聞く評判は悪くなかったはず。☆ジョゼと虎と魚たち☆(2003)犬童一心監督田辺聖子・・原作妻夫木聡・・・恒夫池脇千鶴・・・ジョゼ(クミコ)ストーリー大学生の恒夫は、ある日噂のおばあさんが押す乳母車と遭遇する。その中には、包丁を持った女の子がいた。彼女は、足が不自由で歩けないので、おばあさんに頼み乳母車で散歩しているのだった。彼女は自分をサガンの小説の主人公ジョゼと呼べと言う。そんなちょっと不思議な彼女に、恒夫はだんだん惹かれていく。~~~~~~~田辺さんの原作も良かった。そしてこの映画も、いい映画ではないか~。恒夫は、普通の大学生、彼女もいるしまた他の女の子をベッドに誘ったりもする。軽いし、いい奴でもないかもしれない。しかし、ジョゼとの出会いは彼を成長させたね。この恒夫の揺れ動く心が自然だし、それを妻夫木君がホント自然に演じているように感じるのだ。特に、海辺のシーン。映画ではなく、そこらへんにいるカップルのようなごく自然なところが好感を持った。ちょっと情けない奴、恒夫だけど彼の気持ちはいつも本当だったと思う。別れはいつだって徐々に静かにやってくる。しかしその別れをいつにするのか決めるのは難しい。彼女は最初から、別れを知っていたのかもしれない。ジョゼは、自分の魅力を知っている。だから、恒夫が自分にほれるのはよくわかる。そしてそれがだんだん恒夫にとって辛くなるだろうということも。暗い海の底しか知らなかったジョゼは、もう海の底には戻れない。太陽の光が揺らめき七色に色を変える、そんな中に出てきたのだから。彼女は、車椅子で突っ走る。カッコイイ。そして、彼女をかっこよくしたのは、やっぱり恒夫だったのだ。~~~~~~~~~原作ではどうだったか忘れたんだけど、ジョゼの幼友達の口の悪い男、あれが結構面白く、気になる人物だった。そして頑固なばあさんであるジョゼの祖母、そんなに多くは出てないんだけど、インパクトありだった。恒夫の恋人である、上野樹里はぽっちゃりしているね~。彼女の演じる香苗は、ちょっと薄っぺらい女の子だ。でも、かくいう私も、この薄っぺらさを実はよく知っている・・・ジョゼの池脇千鶴は独特のしゃべり方で、大阪弁がなにやらいい感じだった。そして、とにかく妻夫木君、こういった役が上手いんだね。今まで見た(と言っても3本ぐらいだけど)の中では、この作品がいいなあと思う。あ。「ウォーターボーイズ」も良かったけどねいつまでも学生の役が似合いそうな気もするね。
2005.01.30
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今日は、レイトショーで「オールド・ボーイ」が始まったのです。こちら、地方なんで遅いでしょ。しかも、一週間しかやらないし、毎晩レイトショーなんですよ。たぶん、若い人を目当てに時間を設定してあると思うんだけど、ちょっと時間が遅くてね~~、私にとっては。しかも、季節は冬、雪が降ったら夜なんか私は出かけませんて!今日は、晴れてわりと暖かい日でした。しかも明日あたりから、寒波が襲ってくるんですって~~。そしたら、今夜行かなくては見れないじゃない。そんなわけで、行ってきました。その劇場は二つの部屋があって、なぜだか「ハウルの動く城」のほうに入り込んじゃって、(時間がそちらのほうが早く始まる)キムタクが出てくるまで、しっかりそっちを見てました。予告編をしているんだと思って、「おかしいな~~。こんなに長い予告編てあったかな~?」って思っていたのです(大笑)「オールド・ボーイ」が始まる時間の一歩手前、ハタと気がつきました。「これは違う!」ハイ、慌てて部屋を移動して事なきをえました。まったく、ヾ(--;)ぉぃぉぃでした。☆オールド・ボーイ☆(2003)パク・チャヌク監督チェ・ミンシク・・・・・ オ・デス ユ・ジテ・・・・・・・・ イ・ウジン カン・ヘジョン・・・・・ ミド発売は05/4/2ですね。ストーリーある日突然誘拐され、わけもわからないまま15年間監禁された男オ・デス。そして突然解放された。いったい誰が?何の目的で?彼はふらりと立ち寄った日本食の店の従業員ミドの助けを借り、監禁した相手の正体を突き止めようとする。そして、そんな中でミドを愛するようになる。やっと見つけたその男イ・ウジンは、「監禁した理由が知りたいのなら、自分を殺す事はできない」と5日間の期限を区切って謎を解き明かすように提案する。お互いの「命」 をかけた戦いだった・・・~~~~~~~~~ご存知のように日本のコミックがもとになっている。しかし、私は読んだ事が無いのでそっくり同じに作ってあるのかは不明。ラストは違うと言う話だけど・・・?また、タランティーノ監督が絶賛していたね。彼好みかな~?彼が作ったら、もう少しアクションが増えるかしらね。この韓国風なウェットな感じは、タラちゃんだと変わってくるかもしれないな~~。監督は「JSA」の監督。「JSA」は面白かった!オ・デス役チェ・ミンシクは、私は、「ハッピー・エンド」で見たナ~。同じように、出だしは平凡な中年のおじさんだった。イ・ウジン役ユ・ジテは、「春の日は過ぎゆく」「リメンバー・ミー」で知ってます~。今回の映画では、今まで見せない顔を見せてくれていますね。ミド役カン・ヘジョンは、この映画がデビュー作です。すでに次回作は「美しい夜、残酷な朝」(日本/韓国/香港)に出演しているみたいですね。この映画はそれぞれの国で作る三つの話でできているようです。韓国ではイ・ビョンホンが出ているのですね。ちょっと興味あるな・・・~~~~~~~~衝撃の秘密・・・これはそれほど、衝撃でもなかった。ただ、これを韓国で作ったと言うことが、あの国では衝撃なのかもしれない。前半のわけのわからないまま、部屋に閉じ込められているオ・ジテ。見ているほうも、「監禁の目的は?その人物は?」さらに、監禁されている彼の絶望感や、徐々にめばえる復讐心に引き込まれる。そして解放されてから。彼は解放されても、常に行動をチェックされている。ようやくイ・ジテに会っても「監禁された事よりも、なぜ解放されたか」考えるべきだといわれるのだが、その言葉はその後を考えるとすごい重みがある言葉だった。残酷な場面もあるのだが、ちょっとコミカルなところもあって、笑っちゃったな。うまいかもね。謎が徐々に明かされると、衝撃の真実は容易に想像がつくのだが、ラストをどうするのか・・・これは、やっぱり「愛」なんですね。ラストはハッピーエンドと取るか、残酷なバッドエンドと取るか、見る人にゆだねられているのかな?丁寧に作られていて、やはりチェ・ミンシクは上手いです。見ごたえありました。さらに、新人のカン・ヘジョンは、どこか哀れな感じがする幼い表情など、上手いのだろう。かなり評価は高いですよね。誰にでもお勧めはできないけれども。「他人から見たら、些細な出来事の恐ろしさ」もじわじわとくるし、見終わって時間がたつほどいろいろ感じる物がある映画でした。鑑賞後、なんともざらざらする気持ちがした事を、付記しておきます。
2005.01.29
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今日はTVで、「猿の惑星」ティム・バートン監督の方ですね。私は、これを見たときに、リアルに猿の動作をまねした事、そのスピード感は面白かったなと思いましたよ。しかし・・・マイケル・ジャクソンの顔がちらついたんだよね。ラストを見ると、続編ができるはずだけど、この続編は・・まだだよね?もともとの「猿の惑星」もその後見直して、チャールトン・ヘストンが意外とタカビーな感じでしたが、ハラハラ感はもとのほうがあったような気がするな。さて、1月ももう終わりですね。早いものです、あっという間!韓国映画をまとめて。2月はバレンタインですし~。☆ホワイト・バレンタイン☆(1999)ヤン・ユノ監督パク・シニャン・・・・ヒョンジュン(鳥専門のペットショップをやっている)チャン・ジヒョン・・・ジョンミン(本屋さんの孫娘)ストーリージョンミンは子供の頃に、大人のふりをして男性と文通していた。しかし、彼女に会いにやってきたその男性に会えず、その後手紙も来なくなってしまった。そして、20歳になった彼女は、白い伝書鳩を見つけた。その足に手紙が付いていた。最愛の人を事故で亡くした男性が、亡くなった彼女に届かぬ思いをつづっていたのだ。ジョンミンは、その彼に向けて手紙を付けて鳩を放した。こうして伝書鳩を通して、その男性と文通が始まる。~~~~~~~~~~「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」で主演している、さらさらヘアーがかわいいチョン・ジヒョンのデビュー作なんだって。今だって若いと思うけれども、ちょっとぽっちゃりした彼女はまたかわいいかも。ストーリーは実は、どうせたいした事無いだろうと思ってみ始めたのだ。(すみません)どうせ、ふたりが上手くいくんでしょって・・・しかし、コレはちょっと違いましたね。このヒョンジュンは、最愛の恋人を忘れられないんだよね。そのために、彼女が住んでいた町でペットショップを始めちゃったのだ。ペットショップと言っても鳥専門でしかも、あんまり流行っていないみたい。友人から「いつまでもこんな田舎で引きこもっているんじゃない」といわれたりしている。ジョンミンはこのヒョンジュンを知っているけれども、最初はこのお店をやっている人とは気がつかないのだ。すれ違いばかりで、彼の店で会う事がなかったからね~。ほのかな恋心と彼女の成長と、チョン・ジヒョンが素直に演じている映画だね。彼女の本屋の家はちょっと懐かしいような家で、赤いポストが家の前にあって、いつも郵便配達がやってきておじいちゃんと話をしたり・・ほのぼの・・映像も、結構綺麗だしね。しかし、鳥の嫌いな人は見れないね~。そうそう、日本でもハスキー犬がブームになった事があったけど、韓国でもブームがあったのかな?ハスキーが出てくるんだよね。かわいいのだ。「ホワイト・バレンタイン」は、ラストになるとわかる。それまでは、なんでこのタイトルなのかよくわからなかった。バレンタインらしい事が何もないもので・・・ね。ラストはすれ違いもあるんだけど、この先の物語が目に浮かぶような感じで、よかったね~。**************さて、もうひとつの映画は☆ラン・アウェイ☆(1995)キム・ソンス監督イ・ビョンホン・・・・イ・ドンヒキム・ウンジョン・・・チェ・ミランイ・ギョンヨン・・・・チャン刑事チャン・ドンジク・・・オ・ヨンジ刑事チャン・セジン・・・・ヌクテ(殺し屋)ストーリー一夜限りだと思っていた男女が、偶然殺人事件を目撃した事で、謎の組織に追われることになる。~~~~~~~~殺人事件を目撃し、警察に電話するが何故か殺し屋が命を狙ってくるのだ。なぜ?しかも、執拗な追跡は警察内部にいても、病院にいても!警察も頼りにならないし、何故か警察内部にもこの事件に関係している人間がいるようだ。殺人事件がどんな意味があったのかという謎が、なかなかわからない。~~~~~~~私は、ビョンホンは「JSA」で映画にデヴューしたんだと思っていたのですよ。違いましたね。この作品は彼の二作目かな・・ビョンホンの鍛えられた体が見られますぞ。アクション、ありですから。ビョンホンは25~6歳の頃の映画なんでしょうかね。ちょっと若いかなと思いますし。まじめだけど、ちょっとニヒル。でも彼女を守ろうと頑張る姿は、なかなかかっこよいですよ。で、ヒロインのキム・ウンジョンは、この映画しか映画には出て無いのかもしれないです。化粧をすると、孤独を愛する都会の女って感じだけど、化粧をしないと若い感じですね~。逃げる場面が多いので、彼女も走る、襲われる、殴られると、結構大変そうな映画です。ラストは、あらま!っと言う感じですが、ラストの殺し屋の一人ヌクテ役のチャン・セジンがなかなかいいのです。チャン・セジンは、「花嫁はギャングスター」にも出ていたと思うんだけどこういった殺し屋とかが、似合う顔なんですよ(笑)
2005.01.28
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スイミング・プールでも、またアバウトシュミッツでも熟女のヌードが見れたということで(笑)☆カレンダー・ガールズ☆(2003)ナイジェル・コール監督ヘレン・ミラン・・・・・・クリスジュリー・ウォルターズ・・アニーストーリー99年イギリスの片田舎の町で、世界最初の「婦人会ヌード・カレンダー」が制作され、30万部を売り上げた話題を元に作られた映画。主婦達の社交の場は、地元の婦人会。アニーの夫が白血病で亡くなり、彼女を励まし、また病院にソファを送る資金集めにクリスが考えついたのが「婦人会メンバーのヌードカレンダー」婦人会を説得し資金を集め、メンバーを募りカレンダーを発表するまでの奮闘と、発表後のマスコミの騒動に巻き込まれたクリスやアニーたち。~~~~~~~~~~最初、これは熟女たちが痛快に奮闘しながら、カレンダーを撮影し発表するそんなコメディタッチのパワフルな映画かと思っていた。しかし、発表後マスコミがこの小さな町に大挙してやってきて、彼女達が、本来の目的も忘れ舞い上がる様子はなんとも皮肉だった。この騒動がきっかけでギクシャクしたり、新たな自分を見つけたり、回りに踊らされ自分を見失いそうになったり・・・とにかく、こんなにすごい反響になるとは、彼女達も思いもかけなかったんだろう。そんな様子がよくわかる映画だった。しかし、何でヌードカレンダーになったのかしらね。面白いと思うけれども、確かに話題になりそのおかげで、病院にソファだけでなく医療器具なども送る事ができるようになったのだけどね。その目の付け所は脱帽ですね。アニーの夫が書き残した文がもとになっているみたいだけど「ヨークシャーの花は女性に似ている。年を重ねるごとに美しさをましていく。」そして、「今撮らなくてどうするの!」と言う彼女達のパワーも素敵だった。撮影風景は楽しそうだった。夫達が酒場で、寄り集まって事の成り行きをうかがっている間、和気藹々と撮影は進む。なかなか、素敵なカレンダーになったものね~。やっぱり、あのセピア色がいいのじゃないかしらね。しかしその後の騒動も、なかなかだった。クリスの場合、息子が一番の被害者か。あの年頃の息子にとっては、がけから飛び降りたくなるくらいのこっぱずかしい事だろうしね。また、良い反響もあれば悪い事も言われる。これは目立ったらなんでもそうなんだろうね。それに対してどう対処するかは、この普通のおばさん達は慣れていなかった。普通に戻る事の難しさも感じるね。しかし、なかなか面白い映画だった。*********************「朝の分の日記」朝、クリックして変化に気がついたので。新着情報(お気に入りの日記)の表示が変わった~~。画像が出るようになったのですね?プロフの画像が出るようになったんだ~~。慌てて自分のプロフに何を載せていたか確認。あ~~、この画像だったか・・・(すっかり忘れている)
2005.01.27
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なんだか、デカプリオが主演男優賞で、有力そうですね~~。◎作品賞 「アビエイター」 「ネバーランド」 「ミリオンダラー・ベイビー」 「Ray/レイ」 「サイドウェイ」◎ 監督賞 マーティン・スコセッシ(「アビエイター」) クリント・イーストウッド(「ミリオンダラー・ベイビー」) テイラー・ハックフォード(「Ray/レイ」) アレクサンダー・ペイン(「サイドウェイ」) マイク・リー(「ヴェラ・ドレイク」) ◎主演男優賞 ドン・チードル(「ホテル・ルワンダ」) ジョニー・デップ(「ネバーランド」) レオナルド・ディカプリオ(「アビエイター」) クリント・イーストウッド(「ミリオンダラー・ベイビー」) ジェイミー・フォックス(「Ray/レイ」) ◎主演女優賞 アネット・ベニング(「ビーイング・ジュリア」) カタリーナ・サンディノ・モレノ(「そして、ひと粒のひかり 」) イメルダ・スタントン(「ヴェラ・ドレイク」) ヒラリー・スワンク(「ミリオンダラー・ベイビー」) ケイト・ウィンスレット(「エターナル・サンシャイン」) ◎助演男優賞 アラン・アルダ(「アビエイター」) トーマス・ヘイデン・チャーチ(「サイドウェイ」) ジェイミー・フォックス(「コラテラル」) モーガン・フリーマン(「ミリオンダラー・ベイビー」) クライブ・オーウェン(「クローサー」) ◎助演女優賞 ケイト・ブランシェット(「アビエイター」) ローラ・リニー(「キンゼイ」) バージニア・マドセン(「サイドウェイ」) ソフィー・オコネドー(「ホテル・ルワンダ」) ナタリー・ポートマン(「クローサー」) ◎外国語映画賞 「As it is in Heaven」(スウェーデン) 「コーラス」(フランス) 「Downfall」(ドイツ) 「海を飛ぶ夢」(スペイン) 「Yesterday」(南アフリカ) ほとんどわからない映画だわ~(笑)もっと情報が欲しいですね~。主演男優賞にドン・チードルが入っているのが、私的には嬉しいな~。(ゴールデンG賞にもノミネートされていたけど)でも、デカプリオが有力なのね。混戦模様になると面白いのにね。もう少し先になると、映画の内容なども紹介されるようになるかなあと思うのだけど。そしたら、また予想ができるかな?楽しみですね。でも、去年もほとんど当たらなかった(笑)からきっと今年も私の予想は当たらないだろうな^^)ちなみに今年のゴールデングローブ賞去年のアカデミー賞は76回アカデミー賞でした。
2005.01.26
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☆ぼくセザール10歳半 1m39cm☆(2003)リシャール・べり監督ジュール・シトリュックストーリーちょっと太目の10歳半セザール・プチ。父親の同僚がなくなったお葬式の日から変化(大人はそれを成長と言う)が起こった。パパは毎日忙しそうだし、すぐ命令するし何も教えてくれない。ママは今妊娠中。ぼくは二人の希望でスイミング、空手、ピアノ、絵画と習い事に忙しい。ぼくの親友モルガンは、スポーツマンでかっこよく成績もいいし、しかも自立している。そんな彼に気がありそうなのが、クラスのマドンナ、サラ。このモルガンの見たことのない父親を探しに、サラと3人でイギリスに行く事になった。~~~~~~~~このセザール君、パッチリおメメで、ぽっちゃりおなか(でも本当は何か詰め物しているかも?)のちょっと太め。かわいい♪甘い物に目がない。この彼が、父親の同僚がなくなったことで、想像が膨らむ。父親が旅行に出かけると言うのを聞いて、すっかり刑務所に入っちゃったんだと思い込む。しかも、それをみんなに知られたら、学校では英雄扱いだもの。ちょっと、笑えちゃうね。彼は憧れのサラと仲良くなりたいけど、親友のモルガンのようにかっこよくないし・・・今ひとつ自信がない。しかも、10歳の女の子に、男は顔じゃない心だよなんてわからせるのは難しい。(大人だって場合によっては難しいものね(笑)日々、ちょっとした冒険が大人に近づいていくんだね。大人になるにはまだ早いけど、ちょっと成長した子供たちだった。******************************☆アバウト・シュミット(2002)アレクサンダー・ペイン監督ジャック・ニコルソン・・・・ウォーレンキャシー・ベイツ・・・・・・ロバータストーリー定年を迎えたウォーレンは、翌日から所在無い。新たな人生を迎えるのだが、手持ち無沙汰だ。そんなある日妻ヘレンが突然亡くなってしまった。そして娘ジーニーの結婚式のために、キャンピングカーで出かけることになった。~~~~~~~~~~~ニコルソン、いつも何かしてくれそうで、実はどきどきしてしまう。ここの彼は、ビデオのパッケージを見ると、『いっちゃってる風』だから、もしかしてと思ったのだが・・いっちゃっていたのは、キャシー・ベイツだったかも?ニコルソンは、キャシーベイツからもらった痛み止めで、ラリラリしちゃった場面が笑わせてくれたけれども、全体を通してコミカルだけれども、なかなか哀愁のある演技だった。定年を迎え会社人間だった彼が、この先どうしようかと悩み、イライラしている様は、世の会社人間の男性は考え込んじゃうんじゃないかな。そして娘の選んだ彼はなんとも面白い家族がいた。その婚約者の母親が、キャシー・ベイツだ。結婚式の準備は大変なんだろう。しかし、大声で怒鳴り散らし、イライラしてまあ、強いお母さんだこと。こういう役もキャシーは結構やるよね。でも、どちらかと言うとやっぱり元気がいいけど、ちょっとお人よしなという役が、彼女には似あうんじゃないかな~~。そして彼女のダイナミックバディが見られるとは聞いていたが・・・見ました(笑)ニコルソンには、負けてないわ~。養子にした子供に愚痴ともつかない手紙を出すニコルソン。しかし手紙に書きながら、自分の半生を振り返り、そしてこれからの人生をどんな風に過ごそうか考え始める。こういう時期っていつかどこかで、みんなが通るんじゃないかな。最後は家族に戻るのだろうね・・・ジャック・ニコルソン恋愛適齢期N・Y式ハッピー・セラピー恋愛小説家
2005.01.25
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韓国映画がどんどんレンタルショップの棚に並んでいますね。新作なんで、なかなか借りられないんだけど。でも、ドラマや人気俳優の映画が多いみたい。似たような内容かな?と思って最近借りてないなあ~。しかし、いいものもあるので、そういうものがビデオになったら借りてこようと思っているけど。とにかく、一度は見てごらんといわれる『8月のクリスマス』をやっと友人から借りました。☆8月のクリスマス☆(1998)ホ・ジノ監督ハン・ソッキュ・・・・ジョンウォンシム・ウナ・・・・・・タリムストーリー小さな写真館を営むジョンウォン、難病で余命わずか。彼の店にふらりときては写真を頼むタリムは駐車違反の取締官。ふたりは次第に心惹かれあうのだが・・・~~~~~~いろんなところで、紹介されている通り淡々とした映画。セリフよりも、セリフの無い部分で気持ちが伝わるそんな映画だ。そして泣ける映画と紹介されるが、全編泣けるということは無いだろうな。コミカルな場面もあるし、じわっと来るところもあるし、それを上手く混ぜ合わせてラストに持っていく。後からじわじわと来る映画だね。ジョンウォンは自分の病を知っているし、見ているほうも早い時期に彼の病を知ってしまう。隠す事が無いのだ。しかし、日常はいつもと変わらず淡々と、盛り上げようとすればいくらでも盛り上がるのをあえて淡々と・・・それが・ホ・ジノ監督だよね。彼が時々見せる躁鬱。生きていることのいとしさ。そんなものを静かに感じる事ができる。父親にビデオの操作を教える場面は、コミカルであるがジョンウォンの気持ちを十分に表している。これと同じような場面が「Over Summer」(香港)にもあったなあ。こちらは、ボケたばあさんにマッサージ機の操作を教えるのだけど最終的にそれをビデオで撮ってあったっけ・・・この映画もいい映画だった。何よりも、ジョンウォンのにこやかなやさしい眼差しが、なんともいえない。そっと別れを告げる喫茶店での硝子ごしの場面は、いい場面だった。ホロリと泣ける。そして、彼が入院した事を知らないタリムが写真館の前でずっと待っている場面も、せつないものがあった。さてそしてこちらはアメリカから劇場未公開だけど。☆マイ・ファースト・ミスター☆(2001)クリスティ-ン・ラーチ監督アルバート・ブルックス・・・・・ランダルリーリー・ソビエスキー・・・・・ジェニファーストーリー周りになじめず、心を閉ざした17歳の少女ジェニファー。彼女は髪を染めタトゥー、ピアス。そして爪を噛むのがクセ。双眼鏡を逆に見て世の中を眺める。そんな彼女も学校を卒業し仕事を探さなくてはいけない。お金を溜めて早く家を出たい、誰も知らないところに行きたい。彼女を雇ったのは、紳士服のお店のラックス。ラックスは、彼女の服装や、行動、言葉使いをチェックする。最初は反発していたジェニファーだが、ラックスの孤独を知り、二人は奇妙な友情を感じ交流が始まる。~~~~~~~~~~彼女は双眼鏡で周りを見回し、空想で楽しむ。この空想が時にコミカルで、笑えてしまう。そして彼女の母親が、彼女のスネップリに困っているのだけれども、ちょっと能天気なのだ(かわいい、でも側にいたらうっとうしいかもしれない)。しかし、母親なりに娘を心配しているのがよくわかる。だが、娘にとっては『なんにもわかっていない母親』なんだ。彼女は、この中年男ラックスにちょっと恋心も抱き『恋人』などということも浮かんでくる。ラックスもこの娘のようなジェニファーの若さや、たわいの無いおしゃべりを楽しむようになる。ラックスのユーモアのある会話や、ジェニファーの斜めったセリフも笑える。だが、ジェニファーの真摯な眼差し、それを受け止めるラックスのやさしさが泣けてくるのだ。ラストは泣けるな~。でも、これはハッピーエンドなんだろうな。ジェニファーたちが家族を集めてディナーを取る。そこでのジェニファーの乾杯の言葉。『Fで始まる言葉に乾杯』『友達、家族、運命、寛容、永遠』なんて上手い事言うんだろうか。~~~~~~~~~八月のクリスマスが、静かに見せてくれた『生のいとしさ』こちらは、孤独な少女の成長も見せながら、『活きる』事を見せてくれたように思う。かなり良い映画でした。
2005.01.24
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☆エレファント☆(2003)ガス・ヴァン・サント監督ストーリー1999年に起きたコロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフにした映画。高校のある朝、酔払い運転の父親に代わってジョンは自分で車を運転して学校に向かう。写真部のイーライは、カップルの写真を撮る。食堂で女の子達は、ダイエットや、買い物の話に夢中だ。そして二人の少年がマシンガンなどを用意して高校に入っていった。~~~~~~~~とにかく、普通のいつもの高校の様子が淡々と続く。間延びしているみたいに、ただ延々とフィルムが回っていく。時々、同じような場面が何度となく出てくるのだが。それにどんな意味があるのかはわからない。不思議な映画だった。81分の映画なのだが、そういう場面がほとんどなのだ。そして彼ら犯人の少年の『さあ始めよう』というその場面はラスト15分ぐらい。しかも、血生臭い場面は写さない。少年達は素人なんだね。だからカメラを意識しないようにするそぶりが、なんか素人映画みたいだった。そして、冒頭に出てくる少年が犯人の少年なんだろうかと思ってみていると、そうではなかったり・・・ダサ~イと言われる女の子が、関係するのかと思えば違うし・・・女の子というのは、私の知る日本の女の子達よりも過激だ。目に付く女の子全て『ダサ~イ』だ。挨拶代わりかい?アメリカの高校の様子が見れるのは面白い。こういう生活をしながら大人になるアメリカ人って、自由ではあるけれども、大変だな~~。かといって日本の高校生が幸せともいえないし・・・などと、見ていた。どこにいても、楽しく過ごせる人もいれば、自分の居場所がなくて苦しむ人がいる。これは高校生だろうが、大人だろうが同じだ。犯人の少年達が、淡々と銃を撃ち、ゲームのように数を競う。もっと自分のこの犯行の正当性を主張するのかと思ったが、そういう事もなく、本当にゲームのように・・かえってこの血のあんまり見せない演出に恐さを感じる。彼らがこんな事になったのはなぜ?どうして?答えはここには出てこない。こういう事があった、ということだけがわかる。~~~~~~で、『エレファント』ってどういう意味なんでしたっけ?
2005.01.23
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もう~また見てしまった(笑)しかし、今回はもうソダーバークのお遊び的感覚で作ったと思っているので、そういうもんだと軽く見ていられた。なんだろうな~。前作もヒットしたと言うのでこれもお金を稼ぐ為に作ったのかしら??☆オーシャンズ12☆(2004)スティーブン・ソダーバーグ監督ジョージ・クルーニーブラッド・ビットジュリア・ロバーツキャサリン・ゼタ=ジョーンズヴァンサン・カッセルブルース・ウイリス他、豪華メンバーストーリー公式HPオーシャンズ11の続編、3年後の彼ら。奪った金を分割し、足を洗いまっとうな生活を送っている彼らの元にカジノのオーナー、ベネディクトが現れた。そして、奪った金を返済するように迫る。そこで、彼らオーシャンズの面々は金を工面する為にアムステルダムへと飛ぶのだ、大きな山を求めて。~~~~~~~~笑って気楽に見れる映画。しかし、結構くたびれるのも確か。ラストの作戦を見るために我慢してみたわりには、あっけないのは仕方ないか。そういう映画だからね。11の金庫の作戦は、今から思えば面白かったんだな~~。しかし、よい事もある。●マッド・デイモンブラビ、ジョークルふたりと共に、仕事を斡旋してくれる男の元にマッド・デイモンがくっついていくのだが、あの場面はくすくす笑ってしまった。(周りは笑ってなかったが・・面白いと思うんだけどな)ふたりは、デイモンに忠告していた。『隠語を覚えなくては、話しにならない』みたいなことを。そこで交わされた会話は、ほとんどデイモン、ちんぷんかんぷん。しかし、真剣な?彼らの会話に何とかついていかなくてはと・・マッドは、まだまだ坊やという感じがうまかったね~。●ジュリア・ロバーツ彼女は、前作よりも何ぼか良いよ♪あのおかしな歩き方をしないし(周りを囲まれて、できないんだけど(笑)そして、彼女のコメディタッチの演技は笑えるし~。もちろん、いろんな要素があるからこそ、笑えるのだけど。やっぱり、ジュリア・ロバーツはジュリア・ロバーツなんだもんね!♪●ヴァンサン・カッセル今回登場のカッセル、『ナイト・フォックス』という華麗な泥棒の役だ。華麗なダンスが見られる。しかし、あれで本当にOKだったか、見ている限りではチト疑問。ラストを見ると、もし(あくまでも「if」だけど)さらに続編が作られたら、またカッセルが見られそうだね。●人数にこだわらない前作で『こんなに人数が要らないんじゃない?』と思ったわけだが、今回は、もうそういう事は言わない。そういう事は別に関係ないんだよね。これだけの俳優を、上手にそれぞれにちょっとずつ見せ場を作って上手くまとめたと、そういう所がすごいんじゃないかと思うのだ。軽く作っているように見えて、なかなかなものだと。~~~~~~~ところで、12って・・結局誰?普通まともに考えれば・・・・だけど~~私は、マッド・デーモンのママかと思っちゃった(笑)とにかく、おしゃれに豪華に愉しく作った映画。私にとってソダーバーグ監督は、謎です(笑)そうそう、これってテレビシリーズの特番(2時間ドラマ)みたいなもんだという感想もチラッと浮かんだっけ。
2005.01.22
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こちらは、今朝は、ものすごい雪だったのです。一日降ったら、またお正月のようになっちゃう、と心配していたのですが、昼前から晴れてきて、雪も溶け始めました。良かった・・・とはいえ、家の前にはカマクラができるくらいの雪の山ができていますが。こんな雪の量は、ほんと初めてですよ~。で、レンタルにいったら、「スイミング・プール」が入っていました。新作だけど、これは絶対見逃せない。早速借りてきました。☆スイミング・プール☆(2003)フランソワ・オゾン監督シャーロット・ランプリング・・・・・・・サラリュディヴィーヌ・サニエ・・・・・・・・ジュリーストーリー官能的サスペンスドラマ。スランプ気味の人気推理作家サラ。出版社の社長ジョンは、そんな彼女に自分の南仏にある別荘に行く事を勧める。彼女はロンドンを離れ、明るく静かな別荘に向かった。仕事も順調に進みそうだ。そう思っていたのだが、その別荘にジョンの娘ジュリーがやってきた。ジュリーは裸でプールで泳いだり、毎晩違う男を連れ込んだり。サラは彼女の奔放さにいらだちながらも、ジュリーの行動から目が離せない。口うるさく注意するサラに、ジュリーは「うるさいおばさん(ババア)」と気にする様子もない。そんなジュリーにいつしかサラは目を奪われ刺激を受け、ジュリーの物語を書き始める。~~~~~~~~~「まぼろし」のシャーロット・ランプリング。ここでも、イギリスの中年女の堅苦しい感じがでているなあ。でもイギリスって固いってイメージで良いのかわからないけど・・・彼女は、ここで全身ヌードも見せている。まったく年齢を感じさせないヌードだ。かたや、リュディヴィーヌ・サニエ。彼女は「焼け石に水」の若い女の子、そして「8人の女たち」でのボーイッシュな女の子。この映画では、ほとんど上半身裸だよ。もう大サービスといって良いのかも?ついついそんなところばかり目が行く、いつもながらのオゾン監督の映画だけど、やっぱりラストにひねってきた。「まぼろし」はわりとわかりやすかった、また「8人の女たち」は面白い映画だったが、ひねりがあったわけではないしね。そう考えると、初期の映画に近いのかもしれない。いろいろと悩ませるのが得意なオゾン監督は、今回も答えは用意してない。私としてはラストがなければ、そんなに悩まないんだけどナ~。以下、こんな話(ネタバレあり)↓一番の謎は、ラストだろう。ラストに別荘のベランダで、にこやかに手を振るサラ。プールサイドにはジュリーらしき後姿。しかし顔が映ると、それはジュリアだった。そして、また次に顔が映るとそこにいるのは、ジュリー。サラはにこやかに手を振り続ける。ジュリアは、ジョンの娘だ。執筆を終えジョンにゲラを持っていくラスト近くの場面に、このジュリアが出てくる。しかし、そのジュリアを見てサラは納得した顔をしていた(と思うのだ)これがジョンの娘のジュリアかと。彼の愛すべき娘。ではサラが、ジョンの娘と思っていたジュリーは何者なのか?ジュリーは、ジョンの愛人の娘だったのだろう。ジュリーの母親は、結婚を迫ったけれどもジョンは彼女を選ばなかった。ジュリーは母親が自分を捨てるのではないかという強迫観念があった。男を作って?又は、母親は実際に交通事故でなくなったというので、自分の前から消えてしまう恐怖をサラに対しても持った。そこで、サラに気があるように見えたフランクを殺したのかな?ジュリーは「あなたの作品の為よ」と殺人の動機を言ったのだが、それだけではないと思うんだけどね。ジュリーは自分の父親に家族として認められず(ファザコンでもあるし)、母親の事故死のショックもある、そんなことで巻き込まれた形なのが、サラだと思うのだ。しかし、サラに狂気が潜んでいるという見方もあるようだ。このジュリーとジュリアのあのラストを見て。サラは現実と小説の世界とけじめがつかなくなって・・という風に見るらしいのだが。私にはそれがどうもよくわからない。つまり、ジュリーはまぼろし、サラの創造、またはサラの分身。殺人は小説の中の出来事・・しかし・・やっぱり、そんなにひねらなくてもいいのじゃないかな。ラストで手を振るサラが、至極幸せそうなのは確かだ。ちょっと不気味なくらいにね・・・・ジョンに気があるサラにとって、ジュリアは彼が愛する娘、ジュリーは父を慕う娘。どちらもジョンに関係しているのじゃないかしらね。まとまらないけど、いろんな事を楽しめるオゾン監督の映画だね。プールの水のブルーと、ビーチマットの赤が素敵なコントラストだ。色の美しさも、オゾン監督だなあと思ってみていた。私はビデオで見たのだが、DVDだと未公開シーンが見れるみたいだ。DVDで見てみたいね~。
2005.01.21
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☆トスカーナの休日☆(2003)オードリ-・ウェルズ監督ダイアン・レイン・・・・フランシスサンドラ・オー・・・・・パティリンゼイ・ダンカン・・・キャサリンストーリー「イタリア・トスカーナの休日」の映画化。作家、フランシスは、突然夫の浮気が発覚し離婚。傷心の彼女に友人が、イタリア・トスカーナへの旅行をプレゼントする。こうして訪れたトスカーナで、衝動的に彼女は一軒の古い家を購入してしまう。彼女は、職人を探し家を修理し始める。~~~~~~ラストは、ハッピ~が基本だよね。でもそのラストは、おまけみたいなもんかな。傷心の彼女が、時間とそしてトスカーナという場所と周りの人々によって立ち直って前進していく姿がいいのだ。再生には時間がかかるものだから、丁寧に書かれているのも好感が持てる。ところで、トスカーナの旅行が、ゲイばかりのツアーというのがアメリカらしいね。フランシスの友人パディは女性と暮らしているのだけど、赤ちゃんが欲しくて人工授精して妊娠中。そのためにチケットをフランシスに渡す事にしたのだ。パディ、中国系の女優さんなのかな。森村桂さんに似ているんだ~。とにかくイタリアの豊かな緑と、暖かな光良いよね。素敵な景色を見ることができる。行ってみたいよね。(今ここは大雪の日本だときているからなおさらだ)彼女は、家を元夫に慰謝料として取られてしまった。だから家に固執するのかと思った。しかし家は象徴で、やっぱり暖かい「ホーム」が欲しいんだよね。それに気がつくのは、若い恋人達を応援していてだろう。彼女もまた彼女の周りも、決して順風満帆幸せ一直線ではないのだ。彼女は、やっぱりイタリア男にほれちゃうし。イタリア男の、挨拶言葉には気をつけよとわかっていてもね。~~~~~~~~ラストはハッピー。じゃ、一体誰が彼女の心を射止めるのかな~?どうしても、それが気になる映画だね。緑豊かな自然がいっぱいのところだから、さそりがいたりふくろうがいたり、蛇がいたり!蛇が部屋に入った場面があって、その蛇が見つからなかったのが最後まで気になったな~。あの蛇、後から何処かから出てこなかったのかな。さそりがいるのも、驚きだけどね。
2005.01.20
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以前、aoさんのところで紹介されていた映画です。☆キッチン・ストーリー☆(2003)ノルウェー/スウェーデンストーリー50年代初頭、スウェーデンでは近代化をすすめるために、キッチンでの行動パターンを調査していた。そして、今度は独身男性のキッチンでの行動パターンを調べる為にスウェーデンで調査を開始する。独身男性の台所に観察台を置き、そこで観察する。そして対象者と一切交流をもってはいけない。応募した事を後悔しているイザックは、調査員のフォルケに不信感と敵対心でいっぱいだ。わざと電気を消して食事をしてみたり・・・そんなふたりがいつしか心を通わせていくようになる。真冬の北欧での心温まるちょっとおかしな交流だ。~~~~~~~~~映画の最初、ちょっとB級SFのような、近代的な台所におかしなボンベをつけて実験している姿。あら?これはSFだったのかしらと・・・(笑)しかし、この観察というのは50年代に実際におこなわれたんだってね。「独身男性の台所での行動パターン調査」もちろん、こんな風にやったかどうかは定かではないけど。かなり、あの観察台は反感かうよね。反感をかうというよりも、おかしいよね~変だよね。見るほうも、見られるほうも・・ここで、イザックという老人は、いろいろこの調査員に意地悪するのだ。その気持ちもわからないわけでもない。やはりコミュニケーションは必要だ。言葉を交わさず、ただ観察って、苦痛だろうな。この彼らをイザックの友人(これも独身男性)が途中から、やきもちやくのがかわいかったね。なにやらイザックと調査員が仲良くし始めたらね~くすっと笑えるけれども、交流ができるようになると心温まるものがある。aoさんも書いていたのだけれども、バースディケーキのろうそくは、笑えました。ろうそくだらけのケーキをぱくつくふたり、幸せそうだった。調査の間は、真冬の厳しいスウェーデン。ラストは、花が咲き緑豊かなのだ。いい風景でした。
2005.01.19
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☆アパートメント☆(1996)ジル・ミモーニ監督ロマーヌ・ポーランジェ・・・・アリスヴァンサン・カッセル・・・・・マックスモニカ・ベルッチ・・・・・・・リサストーリー商社マンのマックスは、婚約者との結婚も間近。何の問題もない生活だ。そんなとき、パリのカフェの公衆電話でかつての恋人、そして失恋の相手リザの声を聞く。謎の会話と、ホテルのカギを残し彼女はその場から姿を消した。彼は出張をこっそり取り消してリザを捜し求める。しゃれたアパートメントにリザの住まいがあると確信したのだが、そこにいたのはリザという女だったが、マックスの捜していたリザではなかった。しかしマックスは、このリザの魅力に惹かれていくのだが・・・一人の男を巡るかつての恋人リサ、看護婦のアリス、婚約者ミュリエル3人の女性たち。(実際はリサとアリスのふたりがメインなんだけど)~~~~~~~~サスペンス風ロマンスかな?電話ボックスからかつての恋人の声が聞こえ、なにやら謎めいた言葉。素敵な婚約者がいるのに、彼はかつての恋人を探し始める。マックスとリザの過去も織り込まれる。そしてマックスの友人の現在進行中の恋も。それらが、サスペンスのように絡まっていくのが面白い。このヴァンサン・カッセルって、実は初めて。タラちゃんの映画に出てきそうなちょっと粗野なところと繊細なところがあるそんな顔だね。そして肩幅が広いからコート姿が似合うんだね。モニカ・ベルッチとこのカッセルは夫婦なのね。マックスはリサと付き合いたいからと、ストーカーのようにリサの後をついて歩いていた。そして、もうひとつのストーカー。こちらは、かなりすごいものだけど。それをロマーヌ・ボーランジェが、恐ろしいくらいに演じているのだ。恋とは恐ろしいものだ。リサを探し出せればいいなあと思っていたのだ。婚約者はどうするんだ?と心配しつつね。私は、リサを捜し求めるマックスを応援していたんだけどな~。ラストのラストは、なんじゃらほい!で、驚きましたよ。でも、考えてみるとマックスとアリスは、似たもの同士だということだったのだね。しかし、一番ワリを食ったのは、婚約者のリュシアンだね。あんなに美人なのに、なにがなんだかわからないうちに婚約者は心変わりしてしまった。ラストは、ええ~そりゃないよ!と思ったけど、この謎めいた話の展開など、面白かった。ヴァンサン・カッセルDVDジェヴォーダンの獣バースディ・ガールリード・マイ・リップスクリムゾン・リバー
2005.01.18
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発表されましたね~~。アカデミーの前哨戦といわれるゴールデングローブ賞。主演男優賞はデカプリオ君です♪★が受賞【作品賞(ドラマ)】★「アビエイター」 「クローサー(原題)」 「ネバーランド」 「Hotel Rwanda」 (テリー・ジョージ監督) 「Kinsey」 (ビル・コンドン監督) 「ミリオン・ダラー・ベイビー(原題)」【作品賞(コメディ/ミュージカル)】 「エターナル・サンシャイン」 「Mr.インクレディブル」 「オペラ座の怪人」 「レイ」★「Sideways」 (アレクサンダー・ペイン監督)【主演男優賞(ドラマ)】 ハビエル・バルデム 「The Sea Inside」 ドン・チードル 「Hotel Rwanda」 ジョニー・デップ 「ネバーランド」★レオナルド・ディカプリオ 「アビエイター」 リーアム・ニーソン 「Kinsey」【主演女優賞(ドラマ)】 スカーレット・ヨハンソン 「A Love Song For Bobby Long」 ニコール・キッドマン 「Birth」★ヒラリー・スワンク 「ミリオン・ダラー・ベイビー(原題)」 ユマ・サーマン 「キル・ビル Vol.2」 イメルダ・スタウントン 「ヴェラ・ドレイク(原題)」【主演男優賞(コメディ/ミュージカル)】 ジム・キャリー 「エターナル・サンシャイン」★ジェイミー・フォックス 「Ray/レイ」 ポール・ジアマッティ 「Sideways」 ケヴィン・クライン 「五線譜のラブレター DE-LOVELY」 ケヴィン・スペイシー 「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」【主演女優賞(コメディ/ミュージカル)】★アネット・ベニング 「Being Julia」 エミー・ロッサム 「オペラ座の怪人」 アシュレイ・ジャッド 「五線譜のラブレター DE-LOVELY」 ケイト・ウィンスレット 「エターナル・サンシャイン」 レニー・ゼルウィガー 「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」【助演男優賞】 デヴィッド・キャラダイン 「キル・ビル Vol.2」 トーマス・ヘイデン・チャーチ 「Sideways」 ジェイミー・フォックス 「コラテラル」 モーガン・フリーマン 「ミリオン・ダラー・ベイビー(原題)」★クライヴ・オーウェン 「クローサー(原題)」【助演女優賞】 ケイト・ブランシェット 「アビエイター」 ローラ・リニー 「Kinsey」 ヴァージニア・マドセン 「Sideways」★ナタリー・ポートマン 「クローサー(原題)」 メリル・ストリープ 「クライシス・オブ・アメリカ」【監督賞】★クリント・イーストウッド監督 「ミリオン・ダラー・ベイビー(原題)」 マーク・フォースター監督 「ネバーランド」 マイク・ニコルズ監督 「クローサー(原題)」 アレクサンダー・ペイン監督 「Sideways」 マーティン・スコセッシ監督 「アビエイター」【脚本賞】 チャーリー・カウフマン 「エターナル・サンシャイン」 ジョン・ローガン 「アビエイター」 デヴィッド・マギー 「ネバーランド」 パトリック・マーバー 「クローサー(原題)」★アレクサンダー・ペイン&ジム・テイラー 「Sideways」【外国語映画賞】 「コーラス」 「LOVERS」 「モーターサイクル・ダイアリーズ」★「The Sea Inside」 (アレハンドロ・アメナバール監督) 「ロング・エンゲージメント」~~~~~~~~「アビエーター」ってどんな映画だ?そうでした、ハワード・ヒューズの伝記映画ですね。デカプリオが、なかなかの好演なのだそうです。というわけで、作品賞と主演男優賞をこの作品が取ったんですね~~!「ミリオン・ダラー・ベイビー」はどんな映画?イーストウッドが、娘を女性ボクサーに育て上げていくのだそうです。明日のジョーですね~(違うって・・(笑))これで、監督賞と主演女優賞ですね。「クローサー」って何?群像劇だということですが、ちょっと内容はわからないです~~。ナタリー・ポートマン=ファンなら必見ということなんでしょうね。ジェイミー・フォックス 「Ray/レイ」は、レイ・チャールズの映画ですよね。ジィミー・フォックスは「コラテラル」で、タクシードライバーを演じていました。~~~~~~~~ということで、デカプリオがなかなか好評なんですね~~。どんな、ハワード・ヒューズを演じているのか、見たいですね~~♪そして!・・・ジョニー・Dはアカデミー賞が取れないのかも~~。う~~ん、残念だな~~。********酉年ということで、久々にビーズをいじってみました。作り方を忘れていなくてよかった~~(笑)酉のようにあっちこっちつつきながら、今年も頑張ります。
2005.01.17
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☆ウェルカム トゥ コリンウッド☆(2002)アンソニー&ジョー・ルッソ監督(兄弟)ジョージ・クルーニー・・・・・・制作スティ-ブン・ソダーバーグ・・・制作サム・ロックウェル・・・ペロウィリアム・メイシー・・ライリーイザイア・ワシントン・・レオンルイス・ガスマン・・・・コジモストーリークライム・コメディ。なんとも頼りない5人の小悪党達がベリーニと呼ばれるおいしい話に飛びつき、計画を実行していくのだが・・・~~~~~~~~ソダーバーグと、クルーニーが設立したプロダクションの第一作。DVDで借りたので、ソダーバーグやジョークルのインタビューなどが聞けたのだが、この二人の「若い映画制作者たちに道を作ってあげたい」というコメントには、なかなか二人ともいいなあと思ったのだった。ソダーバーグって、初めて顔を見たけれども若いんだね~~。そう、たぶんジョークルと同じぐらいの年齢なんじゃないかしら・・・わからないけど。油の乗った年齢ということだよね。そしてこの映画は、「オーシャンズ11」の華麗でゴージャスなプロ達の仕事とまったくの正反対で、華麗に?惨めなかわいい小悪党たちの仕事っぷりが見れるのだ。生活に困窮してとにかく金がほしいというこの悪党達。金が手に入ったら、妻を保釈させたいだの、死んだ妻の墓を買いたいとか・・・・それらを演じる俳優達は、コジモ役のルイス・ガスマンや、妻が刑務所に入っていて赤ん坊を抱えたライリー役のウィリアム・メイシーを始め、曲者達がそろっている。コジモは実は、この計画には実際には関われなかったのだけどね。とにかくそういう俳優達のおかげで、狙っているところはかなり面白い映画だったなあと思った。出だしもコミカルで、面白くなりそうと思ったのだけど、これが以外とそれほどの事もなかったのは、なんででしょうね~~。ジョークルは、ここでは友情出演的に金庫破りを教える元金庫破りという役柄。しかし、作りすぎなんだよね~(笑)わざと控えめに出ているのに(と思うのだけど?)茶目っ気があるのがあだとなり、周りを食っちゃうという気がするのだ。この映画のコミカルな感じは、ソダーバーグもジョークルも気にいっていると思う。似た感じだから。このルッソ兄弟、これからどんなものを作ってくれるのか、この一作を手始めにさらに飛躍して欲しいと期待するわけです~。
2005.01.16
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☆ネバーランド☆(2004)マーク・フォースター監督ジョニー・デップ・・・・・ジェームズ・バリケイト・ウィンスレット・・・シルヴィア・ディヴィズラダ・ミッチェル・・・・・・メアリー・バリジュリー・クリスティ・・・・デュ・モーリエ夫人ローラ・ドゥグッド・・・・・・劇場の客公式HPネバーランドストーリー実在の劇作家ジェームズ・バリ。その彼が発表した『ピーター・パン』には、ある女性とその息子達との交流があった。~~~~~~~~~~~『ピーター・パン』のメイキングムービーと言ってもいいのかしら。こんな背景があって、バリはこの物語を生み出したのだ。ピーター・パンの住むネバーランド。大人にならない少年ピーター・パン。バリ本人がこのピーター・パンであった事はもちろんだ。時として、『大人になりきれない』と言う事をマイナスにとらえる事があるのだけれども、この映画では純粋に心の中にネバーランドを持っている大切さを見せてくれる。やはり、ジョニー・デップがいい!彼がこのバリにほれ込んでいるのがよくわかる。この映画を見て『妹の恋人』でジョニー・Dが演じた、コミカルなパントマイムなど、思い出す方も多いのではないだろうか。もちろん、この映画では控えめだ。空想の世界で子供たちと遊ぶ『ごっこ遊び』姿を見せてくれるのだ。そして、ただ、空想の世界に遊んでいるわけではないバリは、劇を成功させないといけないという劇作家の面も見せてくれる。これは劇場の興行主(ダスティン・ホフマン)の無言の圧力などで、十分に感じる。子供向けのこの劇を(着ぐるみの犬が出てきたり、子供が空を飛んだり)果たして、芸術的な劇を鑑賞しようとする大人たちに、受け入れられるだろうか?それに対してのバリの賭けは、彼の劇作家としての成功の一端を見た気がした。かれはなかなかのアイデアマンだったんだね~。バリと子供たちとの関係、またその母親とのプラトニックな愛情。これはとにかくメインなので、じっくり見ていただきたい。この子供たち、かわいい~。重要な役どころの3男ピーター、泣ける。また、長男ジョージはかわいいのだが、『30秒で大人になった』とバリがいう場面がある。そして確かに彼は大人になるのだ。この子供から大人への変化を捉えているところもすごい。バリの妻メアリー。彼女の悲しみ、葛藤、孤独。ラダ・ミッチェルが、きちんと見せてくれる。彼女も素晴らしい。もちろん、子供達の母親、ケイン・ウィンスレッド。良かったよ。子供に振り回されながら、そんな生活を心から楽しんでいる。そして彼女は幸せだった。そこが一番嬉しいところだ。後半は涙目。ラストの場面は、心にしみこむ、いい場面だった!ジョニーの真剣なまなざしが、あってこそだな~~。~~~~~~~~ジョニーのファションがとてもいいことにも注目。グレーのセーターに、クビに巻いたスカーフなど、シンプルな服装が、非常に良いのだ。そして、子供達の服装もかわいいので、良く見たいね。そして、緑のベンチに緑豊かな公園、森林浴しているような気持ちよさを感じた。~~~~~~~~ここでの兄弟は4人なのだが、実際は5人兄弟だったそうだ。そして、初演後のパーティのシーンで、このディヴィズ家の5男坊の娘、ローラ・ドゥグッドが出演しているのでお見逃しなく。ピーターに「あなたが、ピーター・パンね」と話し掛ける場面だ。~~~~~~~~ジョニー・デップがアカデミー主演男優賞の候補に上がっているというのも、十分に頷ける映画だった。オスカーがとれればいいね~!
2005.01.15
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幹線道路はエンカルをじゃんじゃん撒いているので、雪も解け車の通行には支障がないのだけれども、歩道やわき道などはまだまだ雪の塊が。我が家の前の道も、日陰のせいでがちがちの雪が残っている。またこれから雪も降るというのに・・・今日は気温が上がったので、ジャミジャミしてきた部分をスコップで取り除いたんだけど、腕と腰に来るのだ!☆フォーチュン・クッキー☆(2003)マーク・S・ウォーターズ監督リンゼイ・ローハン・・・・・・・・アンナ(娘)ジィミー・リー・カーティス・・・・テス(母)マーク・ハーモン・・・・・・・・・ライアン(母の婚約者)ストーリーひょんなことから心と体が入れ替わってしまった、母と娘。それぞれの生活を送る事で、お互いの気持ちに気がついていく。~~~~~~~~「フリーキー・フライデー」のリメイク版。ちょうどこの映画も、TVでやるので、元のほうも見てみたいと思っている。「フリーキー」では、ジュディ・フォスターが主演しているんだね。さて、この「フォーチュン」のほうは、リンゼイ・ローハンが、ロックに入れ込む高校生の娘を演じている。先日、ワーストドレッサーに彼女選ばれていたね。でもかわいい子だよね。最初、母親のテスが主役なのかと思っていたんだけど、リンゼイ演じるアンナのほうが主役なんだね。(実際は、心が入れ替わっているから、母親テスのドタバタがメインみたいなんだけど)テスは、母親であり精神科医であり常識的な大人なわけ。だから、娘の言動などに、どうしても口うるさくなるのだ。そんな母親に、反抗し自分を理解してくれないと思っているアンナ。また、母親は2日後に再婚する予定。この再婚相手ともなかなか打ち解けないアンナ。この母と娘、なかなか会話をしてもお互いの主張ばかりで、かみ合わない。そして、心が入れ替わる。入れ替わってから、アンナは母親の体を使って、したいほうだい(笑)大人としての常識を超えた行動はそりゃ、騒動を巻き起こすよね。ただ、それを演じるジィミー・リー・カーティス(心は娘よ)は・・う~~ん・・・魅力は、あんまり感じないのだが。不気味でもあった・・しかし、そう思わせたら成功なのだろうか?子供っぽい表情やら行動って、いい大人がすると、不気味だよ・・でも、心が入れ替わっているという事を表現する為にはあれくらいしないといけないのかもね。それにしても、もうちょっと魅力的にして欲しかったな。ギターを弾くリンゼイは「あら、かっこいいかも~」と思ったが。ラストは、お互いの立場を理解して、ハッピーエンド。アンナは少し大人になり、母親のテスは娘の気持ちを少し理解することができた。めでたし、めでたし~フォーチュン・クッキーって、中国の「おみくじクッキー」の事なんだね。以前「クッキー・フォーチュン」という映画を見たけど、クッキーばあさんの話だった。おみくじは出てこなかったなあ~。
2005.01.14
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☆幸せになるためのイタリア語講座☆(2000)デンマークロネ・シェルフィグ監督ストーリーそれぞれに悩みを抱えた6人の男女が、イタリア語講座を通じて生きる喜びを見つけ出していく。~~~~~~~~デンマークか~~。デンマークって何語なの?デンマーク語?新任牧師アンドレアスは、妻を無くしたばかり。説教などもまだ慣れずにへまもある。町のホテルのフロント係ヨーゲンは若い頃の傷がもとで、少々女性と付き合うのが恐い。でも、今気になる彼女がいる。やはりホテルのレストランに働くフィンは、客に対して説教したり暴力的言動で、ホテルの上司からクビを言い渡される。パン屋に勤めるオリンピアは、偏屈な父親と暮らしているし、仕事はへまばかり。美容院のカーレンは、アルコール依存症の母親が病院に入院している。ホテルのレストランに勤めるジュリアはイタリア人だ。彼女は朴訥としたヨーケンに思いを寄せている。~~~~~~~~~以外なところで、人の繋がりがあったりするものだけど、オリンピアとカーレンの関係は、なんともいえないね~。アルコール依存症は、妊娠しているとやっぱり子供に影響を及ぼすんだね・・・・・何で、イタリア語講座なのか?やっぱり、寒さにいてつくデンマークでは南のイタリアって、憧れだよね、きっと~~。それで、イタリア語なのかも。それぞれに、この6人がくっついていくんだけど。一人で抱えていた孤独を分かち合える人ができてよかったなと思う。しかし、喧嘩早そうなフィンはこれからもきっと変わらないんだろうな~なんて思っちゃった。そして、朴訥で人のよさそうなヨーケンも、きっと尻に敷かれるんだろうな~~(笑)~~~~~~~地味な映画だけれども、「大人の恋」はそんなにハデでなくてもいいわけだと思った映画でした。
2005.01.13
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ヤフーを見ていたら、アメリカ人の好きな俳優が発表されていました。1. トム・ハンクス 2. メル・ギブソン 3. ジュリア・ロバーツ 4. ジョニー・デップ 5. ハリソン・フォード 6. デンゼル・ワシントン 7. ジョン・ウェイン 8. クリント・イーストウッド 9. ショーン・コネリー 10.ジョージ・クルーニー わ~い、わ~い!ジョニー・Dが4位だわ~♪何が、アメリカ人の心を捉えたんでしょ~。去年のジョニー・Dの映画って・・・やっぱり、「ネバーランド」の評価かしら??男女一緒の評価なので、ジュリア・ロバーツだけですね、女優さんは。しかし、ジュリアは強いんだ~~。そうそう、「モナリザ・スマイル」みたいなあと思っているのです。探してこなければ・・・!トム・ハンクス、メル・ギブソン・・ここらへんやっぱり強いのよね。そこに、ブルース・ウィルスが来たら、揃い踏みって感じがするんだけどな~~。ハリソン・フォードが来ていることも注目!彼のピークは過ぎたかな、なんて勝手に思っているんだけど、彼の場合、スターウォーズ、インディ・ジョーンズなどが、やっぱり、心を捉えているのでしょうね。デニーロがいない・・去年は、結構私は彼の作品を見たので、彼がいないのはチトがっかり、かな~。
2005.01.12
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☆夢見る頃を過ぎても☆(2002)(未公開)P・J・ホーガン監督キャシー・ベイツ・・・・・・グレースルパート・エヴェレット・・・ダークダン・エイクロイド・・・・・マックス(グレースの夫)ジョナサン・プライス・・・・ビクター・フォックスメレディス・イートン・・・・モーディジュリー・アンドリュース・・本人役バリー・マニロウ・・・・・・本人役ストーリー結婚25年グレースと、マックス。平凡な専業主婦グレースはとにかく世界の女性の憧れ歌手の「ビクター・フォックス」にめろめろ。そんな彼女が、夫から離婚したいといわれる。「生きている実感を確かめたいんだ」という理由で。そんな中、彼女の憧れのビクターがボウガンで殺された。離婚されて呆然としていた彼女だが、ビクターの事ならばとにかく葬式に駆けつけなければならない。そして、彼女はビクターの実家のあるイギリスに渡った。ビクターの家には、若い男が友人と一緒に立てこもっていた。この男ダークは、ビクターと一緒に生活をしていたという。~~~~~~~~~平凡な主婦キャシーベイツが、ビクター殺人事件を追いかけるちょっとサスペンスありの、女性が元気なかわいい物語。そうそう、所々歌も入るのだ。ミュージカルではなくてね。ビクターは歌手なので、バニーマニロウやトムジョーンズの歌など歌っているしね。(バニー・マニロウももちろん歌っている)ジュリー・アンドリュースも、もちろん♪そして、キャシー・ベイツも歌っている。素敵な声だよ。夫のマックスの離婚の理由が「生きている実感を確かめたい」というもの、ちょっとわかりずらい理由だと思ったのだが、つまり、冒険をしたいということなのだとわかってくる。その言葉に触発され、グレースは「私の冒険をしよう」と一歩足を踏み出すのだ。それもこれも、愛しいビクターの為に・・だが。人生の応援歌だね。彼女のポジティブな行動力や考え方は、みんなを変えていくのだ。「人生は安全だからいいってもんじゃない」「恐れて生きる人生は楽しくない」こんな言葉が出てくる。何かを始める時には、今までの安心しきった生活から一歩足を踏み出さなくちゃならないものね。彼女の子供の頃からの夢、「歌を歌いたい、大勢の人の前で」というのに対して夫は、「そういうのは、若い頃にやるものだろう。若いうちなら、挫折しても何度でもやり直しがきくよ。でももう我々はそんな時期は過ぎたじゃないか」と答えるのだ。しかし、グレースは、その言葉を聞いてビクターを殺した殺人者を探しに行くのだ。明るくて、キャシーの歌も聞けるし、なかなか楽しい映画だった。~~~~~~~~~~ジョナサン・プライス・・・「未来世紀ブラジル」で有名になったんだね。「パイレーツ・オブ・カリビアン」最近は「五線譜のラブレター」ルパート・エレヴェレット・・ここでは、キャシーに触発されて、自分らしさを取り戻す役。なかなか長身でかっこいいではないですか。彼もいろいろ出ているけれども私が知っているのは「二番目に幸せなこと」ぐらいかな・・。「シュレック2」では声の出演をしているんだね~。ダン・エイクロイド・・は「ゴーストバスターズ」が有名だよね。ここでは、いつものおトボケなしで、「冒険したいけどできない夫」を演じている。画像が無くて残念~。
2005.01.11
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久しぶりに、小説の話。なかなか映画見ていると、本を読むところまでいかずに居たのですが、この宮部みゆきの時代小説は好きなんですよね~~。「ぼんくら」の続編ですね。登場人物はそのまんまですから。でも前作よりも、格段に筆が滑らかになっているなあと思いました。すべるというのではなく、乗っているという感じですね。「ぼんくら」は実は前半が入り込めずに苦労したんです。しかし、これはするするとこの世界に入り込んでしまいました。もちろん、「ぼんくら」の登場人物を知っているからこそなのかもしれないけれどもね。のほほ~んとしているような平四郎も、時にゾクッとするようなあでやかさを見せる弓之助も、もちろんおでこも、そうそう口は悪いが面倒見の良いお徳も、みんな健在で・・・ほんとに彼女の登場人物は、くっきりと人物像が浮かびますよね。もちろん、下町の情景も・・・時々この小説をドラマ化したら、誰がやるかなあと思うのですが、平四郎は私の中では、内藤剛志(この字でいいかな・・)。暇つぶしにごろごろしているのが大好きというこの同心、しかし人を見る目はさすがに鋭い、こんな感じは、この内藤さんが結構いい味出すんじゃないかなあと。まだ子供だというのに、子供から大人までメロメロにしてしまうほどの男前の弓之助。ちょっと前なら、玉三郎といいたいところだけど、さすがに子供ではこの役は出来ないわ~~。となると、ジャニーズのなかに、きっとこの手のやさしいお人形さんのような女顔の子が一人ぐらいいそうなもんですね。玉三郎や、下町の玉三郎などは、きっと、妖艶なおみねやら、葵様がいいかもしれない~。などと、そんなところも楽しんでみるのです。でも、宮部さんの小説をドラマや映画にして今までに良かったと思うものって少ないんで、あんまりドラマにならなくてもいいかな~(笑)今回も、手始めに小さな話を繰り出しながら、それが大きな一つの話にまとまっていくところがさすがだと思いました。捕り物帳ではなく、人情話ですね。愛すべき彼らの活躍をまた書いてくれないかな~。もうすでに、次作を期待している私です。
2005.01.10
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小森のおばちゃまがお亡くなりになったのですね。彼女の独特の語り方、髪形からファッションまで、みていたも楽しい方でした。そして何よりも映画を愛した方でしたね~~。心よりのご冥福をお祈りいたします。また、そろそろアカデミー賞候補作が発表になりますね。今年は何が候補になるのかな??日本からは、「ハウル」「隠し剣 鬼の爪」が出るのかな~~。「下妻物語」とかは出ないのかしらね~、出ないか??面白かったんだけどなあ。さて、映画は☆クライム&ダイアモンド☆(2001)クリス・ヴァーヴェル監督クリスチャン・スレイター・・・・・・トレバー・フィンチティム・アレン・・・・・・・・・・・毒舌ジム(殺し屋)リチャード・ドレファス・・・・・・・マイコーボーシャ・デ・ロッシ・・・・・・・・テス(マイコーの娘)ストーリーホテルの一室、フィンチは殺し屋の毒舌ジムに自分の話を始める。映画フリークのジムを満足させる話ができるだろうか。フィンチは刑務所で知り合ったマイコーと共に脱獄する。マイコーが隠しているダイアモンドを手に入れるためだ。死んだ男の身分証などを手に入れて、別人に成りすまそうと計画したのだが、フィンチが手に入れた男は、マフィアに狙われている男だった。彼らは、ダイヤを手に入れることができるのか?そして、ホテルの一室につかまっているフィンチはどうなるのか??~~~~~~~~ダイアモンドに泥棒に、マフィアとくればクライム、サスペンス&アクションと思って見始めた。最初っから、つかまっているのが気になったが・・(笑)しかも、なにやら捕まえた毒舌ジムが、映画の名セリフを口にする。かなりの映画フリークなのだ。こういう人物が出てくるのはタランティーノ監督がお得意だ。~~~~~面白い映画だった。脱獄までは上手く行ったし、あとは手に入れるだけ。しかし身分を偽証しようとした相手(死人だけど)が悪かった。マフィアが執拗に狙っていた相手だったのだ。死亡したならいいじゃないかと思うのだが、殺したはずが生きていたと思われてしまったのだ。そして、お決まりの間抜けな二人の手下に狙われ、さらに殺し屋毒舌ジムにも狙われてしまったのだね。この、お間抜けな手下が、すっとぼけていてかわいいのだ(笑)ジムとのスリリングな追いつ追われつは、見せ場でもある。しかしこのジムの映画に対するマニアックなところが、また面白いのだ。~~~~~~クリスチャン・スレイター、ティム・アレン、リチャード・ドレファス。この3人いいね~~。しかし、リチャード・ドレファスがやや早めに死んじゃったのが、残念だったなあ。もうちょっと見ていたかった。ヒロインであるテスとのロマンスも、ちゃんと織り込まれた、面白い映画だった。映画フリークの引用には、全てがわかるわけではないのだが、それを差し引いても、結構めっけもんだったなと思う。ラストの「雨に歌えば」は、やっぱり踊りたくなるんだな~~と笑いながら見てしまった。楽しいラストだった♪
2005.01.09
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以前から、見ようと思いつつ年を越してしまった一作です。☆天国の口、終りの楽園。☆(2001)アルフォンソ・キュアロン監督ガエル・ガルシア・ベルナル・・・・フリオ マリベル・ヴェルドゥ・・・・・・・ルイサ ディエゴ・ルナ・・・・・・・・・・テノッチストーリー17歳の高校生のフリオとテノッチ。この二人、考える事はセックスのことばかり、しかしガールフレンドが旅行に行ってしまい、さえない夏になりそうだ。ところが、偶然テノッチの従兄弟の妻ルイサと出会う。そして彼女と共に伝説のビーチ「天国の口」を目指し旅に出かけていく。~~~~~~~メキシコというと先日見た「マイ・ボディガード」もそうだった。あの映画のダコタちゃんもお金持ちの娘だ。こちらのテノッチも、いいとこのどら息子。なんだか、メキシコのイメージって貧しい・・というイメージがあるのだけど、この二人の坊ちゃん達見ていると、金持ちはどこの国でも一緒だねというかね~。テノッチがどら息子でその友人フリオは、金持ちではなさそうだが生活に貧窮という感じでもないみたい。さらにこのルイサもお金持ちの奥さんだ。こんなお金に困らない3人のロードムービーは、どうも自分の「メキシコ」のイメージとしっくりしないなあと最初思ってみていた。少年二人は頭の中セックスでいっぱいという感じで、この時期の男の子ってこんなもんかいな~?(笑)人妻ルイサも明るくセックスについて少年達と話し、これは国民性かしらと思う。ここまで、開けっぴろげで日常会話になっていたら、むしろ清々として気持ち良いかもしれないね~。ちゃんと、人妻の指導というのもあるし(笑)全編、そんな感じの夏の旅行。このままいったら、たいした映画じゃないよねって思っていた。~~~~~~~~~見ているときは若者のひと夏の青春だよねと思って見ていたが、見終わると、結構じわじわ来るのはなぜだろうか。伝説のビーチでの、漁師一家とのふれあい。海も綺麗だし・・ブタが、テントを荒らしちゃうところは面白かったが・・(笑)そして、この夏が終わり、フリオとテノッチがそれぞれの道を歩き始める。これを淡々と見せるのが良かったのだ。ルイサのその後を話題にする二人。みんなあのばかばかしいような夏のひと時を、アルバムに収めて二人は歩き始めたんだなと実感させられる。二人のよそよそしさとか、ちょっと大人になった顔つきなど見ると、やけにしんみりしてきてしまうのだ。おばかな夏とこのしんみり度が上手い具合に溶けあって、見終わった後に、じわじわと来るのだなと思うのだった。~~~~~~そうか、この監督が「ハリーポッター アズカバンの囚人」を撮ったんだね。少年を生き生きと自然に撮るのが上手いという事かな。ガエル君、いろいろ話を聞いておりましたが、確かにあの浅黒い肌といい注目ですね♪アルモドバル監督の「バッド・エデュケーション」でも主役を演じているそうですね。見てみたいなあ~。日本ではこの春に映画館に来るのでしょうか・・地方は来ないかな~??
2005.01.08
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スリランカのあの津波で、身内を亡くした子供達が人身売買の危険があると、今ニュースで見ました。そういったブローカー達がすでに動きがあるのでしょうか・・・さて、映画ですが☆ビッグフィッシュ☆(2003)ティム・バートン監督アルバート・フィニー・・・・エドワードユアン・マクレガー・・・・・若き日のエドワードジェシカ・ラング・・・・・・妻サンドラアリソン・ローマン・・・・・若き日のサンドラビリー・クラダップ・・・・・息子ウィルストーリー死期の近づく老いた父エドワードの看病に帰ってきたウィルと妻ジョセフィーン。父の得意な「ほら話」ではなく本当の父の姿を知りたいと願うウィルに、父は彼の得意な「ほら話」を始める。~~~~~~ティム・バートン監督私の知っている映画って「エド・ウッド」、「スリーピー・ホロウ」「猿の惑星」・・・この作品とは、また違いますね~。でもどこかに、ユーモアがありますよね?この映画はティムの個人的なものが大いに反映されているという話ですね。彼とその父親の関係、そして父親の死がこういう映画を作らせたのでしょう。~~~~~~~~~~現実的な息子ウィル、そして、現実の辛い事をユーモアに包んで話してしまう父。父の「真実なんてつまらない」というのが、こういうほら話になったのだとわかります。しかし、息子は何でもかんでもほら話にしてしまう父に、「ふざけている」と思っていたのでしょうね。普通はそこまでほら話だけで通せないと思うのだけど、徹底的に「ほら」で通した親父なんでしょうか。そして息子も、「またほら話が始まった」とほうっておいてもいいのだけれども、そこにこだわるには何かがあるのだと思わせます。小さい頃のウィルは、ほら話は「おとぎ話」だったはずです。それがいつしか、「ほら話」となり何か真実を隠しているのだと思うようになったのですね。そう思わせる行動が、この人の良い親父にあったということです。これは、ウィルの立場から見るとやっぱり気になりますね。母親に聞いてもよさそうな事なら良いのですが・・・そうで無い場合はね~~。現実の場面と、ファンタジックな冒険の場面と、平行して進んでいきます。ファンタジックな場面は、たのしかったですね~。特に、妻サンドラとの出会いのサーカスのストップモーション。「時が止まる」くらいなときめきの瞬間を、見せてくれていました。あのポップコーンを手で払い落とすところなんか好きだな~~。そしてその「時を止めた」結果、その後が加速されるというおまけは面白いね。父はずっと変わらないんですよね。結構頑固なんです。というよりも、本当に彼はあの物語の中で生きてきたのでしょうか。ですから、息子のほうが父を理解するのです。下手なほら話を自ら作る、あの病院の場面は泣けましたよ。ラストの葬式の場面は、こんないいお葬式を見れて良かったと思いました。お葬式に懐かしそうに語ってもらえる父エドワード、いい人生だったなあ~と思いますね。~~~~~~~~~~ビートルシュースナイトメアー・ビフォア・クリスマススリーピー・ホロウ猿の惑星エド・ウッド
2005.01.07
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サルサって、セクシーですよね~。詳しい事はわからないんだけど、サルサ、サンバ、ボサノバ、言ってしまえばタンゴも、み~~んな情熱的。ラテンの血が騒ぐのでしょうか。☆サルサ☆(1999)ジョイス・シャルマン・ブニュエル監督ヴァンサン・ルクール・・・・・・・レミ(モンゴ)クリスティアンヌ・グー・・・・・・ナタリーストーリークラッシックのピアニスト、レミの中に15年間隠されていた情熱は、コンクールの日に抑えきれなくなった。彼がどうしてもやりたいのは、「サルサ」だったのだ。「生粋のフランス人がどこでそんなものに、かぶれた!」と驚かれ、嘆かれても、彼の決意は変わらない。とにかく彼は、パリのサルサのバンドをやっている友人フェリペの元を訪ねる。しかし、フェリペは「肌の色が違いすぎる。見てみろ、そのバニラ色の肌を」と断られてしまった。しかしフェリペに教えられた老人チューチョの元で、彼はサルサの世界に。肌を浅黒くし髪を染め、名前もモンゴと変え、レミはキューバ人として、サルサダンス教室を開き始める。そこに、ナタリーが通い初める。ナタリーに恋するモンゴ(レミ)、ナタリーには、まじめなフランス人の恋人がいるのだが・・・~~~~~~~~~このレミ役ヴァンサン・ルクール、美形です!!肌を浅黒くした彼はセクシーです。バニラ色(上手い事言いますね)の彼もいいですが、私的には、この浅黒い肌をお勧めします。また、このナタリー役のクリスティアンヌ・グーは、この映画しかでていないのかも。しかし彼女はここで、かなりサルサを踊るシーンが出てきますから、踊れる女優さんを探したのでしょうね。そして、彼女は、肉感的です~~。バニラ色の肌で踊るサルサも、こりゃいいもんじゃないですか・・(ちょっとオヤジ的感想か(笑)とにかく、サルサがいっぱいです。サルサって、キューバだったのですね。そして、パリにこんなにキューバ人が居るとは知りませんでした。革命で亡命してきた難民なのでしょうか?~~~~~~~~~レミは、フェリペに尋ねます。「なんでそんなにキューバ人は陽気なんだ?」それに対してフェリペは「苦しみを笑いで隠すキューバ人を忘れるな」と答えます。陽気な彼らの歌や踊りには、悲しみも喜びもすべてくるまれているんですね。~~~~~~~~モンゴ(レミ)が、ナタリーの家に招かれる場面が出てきます。第三国の人間は~とか、黒人はとか彼ら白人至上主義の彼らの偏見が見られるところです。しかし、レミの苦悩は自分の肌の色、髪の色が、白人だと言う事なんですよね。キューバ人でなくちゃピアノも弾かせてもらえない、踊りも教えられない。何より受け入れてもらえない。こんなところは、面白いと思いました。そしてなによりも、自分の肌の色、歌、踊りを誇りに思うキューバ人達が、素敵なんですね。レミはナタリーにキューバ人であると嘘をついている。サルサを愛しているこの気持ちが高じてこうなったと、彼女はわかってくれるのだろうか?こんなところが見所ですかね~。そこに、ナタリーの家族も絡み、さらにチューチョも絡んでくるのですけど。とにかく、時に哀愁のこもったそして陽気なサルサのリズムに、酔いしれてみるのもいいのではないでしょうか。 「恋はサルサで」・・3人の男が、意中の女性を射止めるためにサルサ教室に通い初める。ラブコメディ。「サルサ・プリンス アレクシスのサルサ・レッスン 初級から中級まで」・・サルサ・プリンスですよ~♪踊りを習いたくなったらいかが?
2005.01.06
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今日は、日中気温が上がるというのだけれども、雲が厚くお日様が見えません。これで、気温が上がるのかしら・・・道路の雪少しは解けて欲しいのだけど・・・また週末雪マークだし~~!!☆スナイパー☆(2002)カリ・スコグランド監督ウェズリー・スナイプス・・・・・ジョーリンダ・フィオレンティーノ・・・リバティマーティン・カミンズ・・・・・・ラッセルストーリー公園の真ん中で、スナイパーに狙われる女リバティ。スナイパーとの会話は携帯電話。この電話が切れるか電池が切れれば、仕掛けられた爆弾が爆発すると警告する。彼女は夫共に、銃を製造する会社を経営している。彼の目的は何か?~~~~~~~~~~~スナイプスは「3人のエンジェル」で見てます~。普通の映画(笑)だとどんな感じかな~~と興味があって見ました。この映画は、公園での彼女と、どこかのビルの一室にいるスナイパー、さらに、リバティの浮気相手役者のラスティの楽屋が主な舞台でしょうか。スナイパーのジョーは、娘を学校の銃乱射事件で亡くした結果、このような事件を起こす事になったとわかってくるのです。メッセージ性は強いですね。先ほど検索していたら、高校での銃乱射事件で娘を亡くしたという設定になっているようなんだけど、ここに出てくる娘はもっと幼いみたいね。狙いをつけている銃につけられている髪留めでもそう思ったんだけどね。この復讐は、「マイ・ボディガード」よりは犯人の気持ちはわかりやすかったかも。それでも、今ひとつという気がしないわけでもない。ジョーの目的は、あんなもんでいいのか?騒ぎを起こして、世間を注目させ銃社会に銃の危険性を訴える。娘を奪った銃がにくい!わかります!その気持ち。そして単に感情に走っていないのもよくわかる。かなり、ジョーは冷静に計画を立てているもの。しかし、そこまでの彼の苦悩やらが、ちょっと表現しきれてないかもね。さてリバティのほうだが、公園に一方的に留め置かれ狙われる。スナイパーとの駆け引き、捨て鉢になったり、懇願したり、苦悩したり・・こういうところはうまかったですよね。「フォーン・ブース」と比べられる事が多いと思うのだけど、「フォーン・ブース」での犯人の目的がわからないという不安さに比べると、目的がはっきりしている分わかりやすかったかなあ。リバティも交渉の目的がはっきりしているのだからね。~~~~~~~~~~~しかし、心理的サスペンスということで、そこそこ面白い映画でした。時間的には96分の映画なんだけど、何故か長く感じられましたが。同じような画面の連続だからかな・・?しかし、ジョーがリバティに心理的圧力をかけ、彼女自身に納得させる為にはそれくらいじわじわとしないと、だめなのかもしれないね。(真綿でじわじわって感じ)とにかく、スナイパーには狙われたくないもんだと思いました。
2005.01.05
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お正月があけ、仕事も始まった方多いのではないでしょうか。我が家も、主人も私も仕事始めでした。主人は朝イチの新幹線で、そのまま職場へ。私は、雪道を出勤(こんな日は家にいたいよね~とぼやきながら)息子が、正月中の暴飲暴食、および不規則な生活がたたって、ダウンしました~。風邪かな?胃に来ているみたいですよ。皆様も気をつけましょうね。さて、お正月中、テレビは暮れの紅白から始まって、まあ恒例の漫才やらお笑い系があって、かくし芸見て・・・大学駅伝を見て~~。その間、何とか録画しておいた「スナイパー」をみました。さらに、韓国ドラマ「パリの恋人」見ましたよ。イ・ビョンホンの、「遠い道」も見ました。なかなか、いいドラマでしたね。家族のドラマです。そしてまだ、我が家はいつもの状態ではない上に、この雪で、思うように身動きが取れないのが、辛いです。これから見たい映画って今、ヤフーを見ていたら「ネバーランド」・・ジョニーデップだもの~~♪いつもの切れちゃったデップではない、なかなかいい映画みたいですね。あ♪もちろん切れちゃいましたデップも好きなんですよね~「カンフーハッスル」・・もう上映されているので、見た方もいるのだろうな~。でもたぶんこれは私は、レンタルになりそう。「オーシャンズ12」・・・嫌いだといいながらジョークル見るんだな・・・というよりも、ブラビ見るのだ。ここでのブラビは、楽しそうだと思うのです~~。でも、見たあとまたつまらない映画だと言いそうな気もする・・・(笑)「大統領の理髪師」・・・これ、韓国映画ですね。ソン・ガンホの映画ですね。やっぱり、彼の映画は、見たいなあと思うのです。でも残念ながら、こちらには来るのか・・来ないのか・・・「アレキサンダー」・・・コリン・ファレル。彼が歴史物でどう出るか。ちょっと楽しみですね~~。「ボーン・スプレイマシー」・・・マッド・デイモン。前作、結構私は好きだったんで。今回も頑張って欲しいと思うのです。皆さんは、なにご覧になりますか?
2005.01.04
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昨年は、秋からレンタルに足繁く通うようになったので、まだまだ見ていない映画がど~~んとあるわけですが。それでも昨年、ええな~と思った映画をまとめておこうと思います。それぞれの感想は、トップにあります映画インデックスからご覧ください。~~~~~~~~~~~「レザボア・ドッグス」・・タランティーノ監督が低予算でタイトに作った映画ですね。でもとても面白かった。好きです。「キル・ビルvol1.2」・・2のほうは映画館でで見たのでレンタルとは違いますが、こちらはタランティーノが『もう、やりたいこと詰め込んじゃいました』という入れ込み方が、楽しい。「デスペラード」・・マリアッチ監督。映画館で、「レジェンド・オブ・メキシコ/ディスペラード」を見て、これまた『好きなんだよ、これが~~』という入れ込み方が楽しくて、こちらも借りてきた。どんどんやって~という感じで、二重丸です。「誘拐犯」・・これはデルトロです。ここでのデルトロ、良いです。ラストも良かったし~。~~~~~~~~~~「コンフィデンス」・・騙し騙され~。こういうコンゲーム好きなんですよね。「ザ・フェイク」・・ドイツ映画。最初は、『もう。みえみえなんだもの~』と思って見ていたら、あら!って感じ。騙されるのが楽しい。「シェイド」・・・ギャンブラー達の騙し騙され。シルベスター・スタローンが、こういう役もするのかと、でもなかなかの貫禄でした。~~~~~~~~「プリシラ」・・・3人のドラック・クィーンたちのロード・ムービー。とにかく、3人がいいのだ!「フローレス」・・これは今年見たのではなかったかも・・まあいいか。デニーロが、元警察官。彼のリハビリのために歌のレッスンをするドラック・クィーン、ラスティとの話。こういうデニーロも良いよな~って思った。「バッファロー'66」・・ヴィンセント・ギャロ。このギャロの顔とストーリーのギャップが面白い。いろんな見せ方も面白かったし、ギャロがかわいい~?♪「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」・・男二人のロードムービー。ラストの海の場面は、良かったね~。「ミッドナイト・ラン」・・デニーロ。こちらも、二人の男のロード・ムービー。こちらの関係は、賞金稼ぎと横領犯の組み合わせ。~~~~~~~~~~~「パリ空港の人々」・・パリ空港から出られなくなった男の話。男の子とのかかわりなど、じっくり書いていて良いですよ。「メルシィ!人生」・・・会社をクビになりそうな男がとった行動の波紋。イキですね、フランス映画。「列車に乗った男」・・これもまたとにかく、いいのですよ。ロシュフォールも、ジョニー・アリディも。渋いしね~~♪~~~~~~~「女はみんな生きている」・・・一押しに面白かった!!元気が出ます!「しあわせの孤独」・・・なかなか考えさせられる映画。「フライド・グリーン・トマト」・・・これも、元気が出る映画。好きな映画ですね。キャシー・ベイツかわいい!「オール・アバウト・マイ・マザー」・・・なかなか重い話。しかし、それを淡々と描いている所が良いのです。「17歳のカルテ」・・・これは演じている、ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリーが良かったなあ~。「まぼろし」・・・オゾン監督、やっぱり注目しちゃいます。一人の女性をじっくりと見せてくれますね。~~~~~~~~「スクール・オブ・ロック」・・・楽しい、楽しい~~映画でした。曲も良いですしね~~。
2005.01.02
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大晦日からの雪、さらに元旦も雪!あわせて・・・50センチぐらい?久しぶりの、ここのところ、ここまで降る年はありませんでしたので。まったく2004年最後までビックリさせられる年でした。そして年の初めも、そんな感じで、印象深い年になるのかもしれません。悪い事ではなく、よい事で印象に残る年になって欲しいものですねでは、雪の中、初詣に参ります!
2005.01.01
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