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2005年01月18日
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テーマ: ニュース(95862)
カテゴリ: コラム
本日のYahooニュースより
『「ゆとり」転換、主要教科の授業時間拡大…中山文科相』(読売新聞)

学力低下が問題になり、「ゆとり教育」そのものが悪といわれるようになっている昨今ではあるが、しかしちょっと待て。そもそも「ゆとり教育」の主旨を知っている人はどれくらいいるのだろうか?

文科省 によると、2002年度の新学習指導要領のねらいとして次の4つを挙げている。

(1)豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成します。
(2)自ら学び、自ら考える力を育成します。
(3)ゆとりのある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実します。
(4)各学校が創意工夫を生かして特色ある教育、特色ある学校づくりを進めます。

つまり、人から与えられるばかりでなく、自分から自主性をもって学び、そして一人ひとりの個性を伸ばすことが「ゆとり教育」の狙いといえるのだ。もちろん、その目的を果たすための方法として、学習内容の削減が結果的に間違っていたのかもしれない。だが、今後の社会においては、そういったところが強く求められてきており、それには、ただ単に決められたとおりの学習を学ぶだけでは育たないと思う。普段ではできないようなことをでき、そして学べる機会が、総合学習にあるのではなかろうか。


子供の自主性について、印象深い話がある。もう7年以上前だが、ある現役の校長先生が『ドラえもん』を教育的視点から捉え、それをもとに自身の教育論を書いた『 大事なことはみんなドラえもんに教わった

当時、6年生の担任をしていた著者は、社会科の奈良の大仏の授業を終えたときに、ある児童が、大仏がどのくらいの大きさなのか実際に作ってみたいと言い出したのだ。クラスメートもこれに賛成し、何千枚も貼り合わせた紙に実物大の大仏の絵をみんなで書いて、それを校舎の屋上から吊り下げたのだった。(これを完成させるには相当の時間を使ったことだろう。)そのときの感動があって、以来子供たちは歴史が好きになったという。

著者はこの話をもとに、(当時の)学習時間一律の指導要領の問題点を指摘。このような形での学習時間を確保することは、(当時の)このカリキュラムでは難しく、休日や放課後を利用しないとできないのが現状だと語っている。

子供たちが自主性を持って、何かに取り組むようになるまでの過程をどうすればいいのかということも挙がってはくるだろうが、しかし、子供たちは何かに興味を持てば、それに意欲的に取り組むのだ。総合学習の時間は、そのための時間ではなかろうか。さっきの大仏作りのようなことも、総合学習の時間で十分にできるし、当時もしそれがあったら、それ以上のこともできたかもしれないのだ。それこそ、文科省が目指していた「ゆとり教育」ではなかったのか?


確かに基礎学力を身につけるというのも大事ではあるし、そのための方法も確立しなければならない。だが、気になるのは、中山文科相は、教育をどのように考えているのだろうか。この人は、互いに競争することで学力を伸ばそうと考える、いわば「ゆとり教育」以前の教育方針である。だが、教育は競争か?人間には個性というものがあるのに・・・。どんなに競争したところで、人にはそれぞれ向き不向きがある。算数ダメでも、サッカー得意。国語ダメでも、化学得意。それはさまざまだ。だったら、テストの総合点が低い人はダメ人間とでも言いたいのか?また学歴・偏差値優先主義に戻す気なのだろうか?

むろん、学力低下の要因は、何も指導要領だけではない。教える先生の質の低下というのもあるし、それはさまざまである。だが、子供たちの自主性を、そして個性を伸ばす教育だけは守ってほしい。日本中の小学校で、奈良の大仏が建てられる教育を。


こんな感じですが、前回レスくださったポコタさん。現場から見て、これはどう思いますか?またまたご意見お願いします。

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最終更新日  2005年01月19日 01時27分15秒
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Re:総合学習削減反対!!(01/18)  
ポコタ さん


うちの学校は全体的に思いっきり派のようですが、学校によって、教師のモチベーションによってさまざまです。
総合の名の下に教科の補充や意味のない体験をさせているところも多くあります。
ようは、現場の先生も試行錯誤の総合学習です。
だからこそおもしろいことができる可能性が残されるのですが、それも難しい世の中です。
親も子どもも総合学習の意義があまり感じられないのかも知れません。
学力低下議論の学力はやはりテストで測れる見える学力です。
総合で求めるのは人と人との関わり、コミュニケーションといった目に見えにくい学力。
だからこそ生きていくには大切なんだけど、やっていることは今ではわかりにくいことでしょう。
ただ、時間的なゆとりに関しては土曜日に授業をするのはいいのではないかと思います。
実際、現場の先生方は土曜日の午後にできた分を平日の勤務外に押し込めている感があります。
子どもにも教師にもゆとりがないのが現状のような気がします。
総合にしてももっと時間的なゆとりがあれば、子どもたちの意見を待ったり、話し合いに十分時間も取れます。
ただ、いまさら土曜日に授業をするという意見には賛同できません。
結局、えらいさん方は世論に弱いことを証明しているからです。
子どものための改革にはなっていないのではないでしょうか。
もっと現場の意見を聞けよって感じです。
ただ、子どもたちは毎日4時間授業なら土曜日が授業でもいいよっていってましたよ(笑)。

学力低下が言われる昨今ですが、それよりも学ぶことに意義が見いだせなかったり、学ぶことがめんどくさいという姿勢の方が問題だと思います。

と考えながらも、日々、目の前の子どもたちとなんとか過ごしているポコタでした。 (2005年01月20日 22時54分55秒)

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