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前回更新から実に5ヶ月ぶり。もはや開店休業状態ですが、それでもご覧頂いてる方がいれば幸いです・・・。さて、本日は噂の舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』の神戸公演に行ってきた。何かと賛否はあるだろうが、実際に見てみないとなんとも言えないし、演出の鴻上尚史氏がそこまで自信を持っているのなら観てみようと思い、行くことにした。舞台自体、観に行くのは初めてだったけど。13時30分開場。主に家族連れの観客が多かったが、中には制服姿の女子高生の姿も。客の入りはホール全体のだいたい8割ぐらい。ロビーでは、『アニマル惑星』の映画DVDや原作本、そして今回の舞台版のパンフレットが販売されていた。そして14時に開演。舞台の幕が上がる・・・。本編の内容については「藤子系ブログ。―Futaride hitori」さんが詳しく説明してくれているのでそちらを参照していただくとして、自分の感想としては、思っていた以上に面白かった。のび太を演じる坂本真らのキャスト陣も、みんな役にハマっており、ストーリーも原作にほぼ忠実。舞台演出もなかなかのもの。テーマ音楽もイメージにぴったり合っていて好感が持てた。ちなみに音楽プロデュースは森雪之丞氏。『キテレツ大百科』の「お料理行進曲」の作詞もこの人です。いい人を選びましたね、鴻上さん。また自分の席は、前から10列目とわりと舞台に近かったこともあり、客席から突如出現したりといった演出では、目の前で俳優の演技を見ることができた。ただ、子供たちの反応はというと、、、楽しんでいた子ももちろんいたけど、あまりの演出のリアルさや音響の大きさに怖がる子供もチラホラ・・・。今までのぬいぐるみショーのようなノリで来ちゃうと、辛いところがあるかと。お子様を連れて行かれる予定の方はご注意を。公演は2時間ほどであったが、純粋に楽しませてもらった舞台だった。これぐらいのクオリティならば、また第二弾もやってほしいと思う。なお、この舞台版ドラえもんだが、秋にDVDが発売される予定で、劇場入り口で予約申し込み書も渡された。近日行なわれる東京公演のを収録し、スタンダード版とスペシャル版(特典映像付)をリリースするとのこと。舞台に行けない方はこちらのDVDで楽しんでみてはいかが?
2008年08月16日
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わさドラ初の劇場オリジナル作品となる『のび太と緑の巨人伝』を先日観に行ってきた。興行面では、今年も初登場1位を記録して好調のようだが、評価の面ではファンのブログや某巨大掲示板などを見るかぎり、一転微妙な空気が漂っている。まず、自分の正直な感想を言わせていただくと、個人的には面白かったと思っている。あちこちでジブリっぽさを指摘する声もあるが、私個人は「アレのパロディだな」と思った程度で、そんな気にするほどではなかった。もっとも、某ブログがジブリ作品との類似点を列挙している点を見ると、逆に自分がジブリ作品をそれほど見こんでいないからかもしれないが。今回はキー坊のかわいらしさに圧倒された。前半部のキー坊とのび太たちの友情、ふれあいはとても心暖かく描かれ、素直に楽しませてもらった。キー坊を演じたのは子役だったが、ほとんど違和感は覚えず、むしろハマリ役だった。はっきり言ってしまうと、リーレ役の堀北真希よりも上手かったと思う。(彼女は一応ゲームで声優経験はあるのだが、ちょっと期待はずれだったかな?)日常描写もとても緻密に描かれいて、日常世界の中の「非日常」をリアルに感じさせるものだった。その点は『のび太の恐竜2006』を超えていると思う。こういうシーンはもっと増やしてもよかったのではと思ったし、むしろ異世界に飛ばさんでも、日常世界の舞台にした小冒険の物語のほうがよかったんじゃなかろうか。原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』のような。渡辺監督版の『河童のクゥ』を観てみたい気もする。ただ、こうやって「面白い」と思えたのは、キー坊のかわいさが、後述するような不満点を打ち消してくれるぐらいに強い印象を残したためであって、では、一歩ひいて、これを「ドラえもん映画」として、あるいは「子供向け映画」として観た場合はどうだろうか。もうすでに随所で指摘されているが、ストーリー展開については、終盤あたりはあまりにも不可解で、大人の自分さえも理解し難かった。こういう哲学的(?)な話というか、難解な話が出てくる映画は、押井守作品などで経験済みなのだが、結局、話についてこれなかったパターンが多かった。(自分が不勉強なだけかもしれないが。)もっとも、「子供向け映画」でも『ポケモン』の第1作の『ミュウツーの逆襲』のような映画もあるが、それとは比べ物にならない。とにかくよくわからない映画なのである。私が劇場に観に行ったときは見受けられなかったが(逆に右隣に座っていた女の子は大泣きしてたけど)、「つまんない」「いつ終わるの?」とか言う声が子供たちから聞かれてもしょうがないように思う。やはり「子供向け映画」というのは、最低でも子供たちが楽しめる作品を前提として作られるべきものである。『オトナ帝国』や『戦国大合戦』のような冒険も時にはすべきかもしれないが、メインの観客層である子供たちを満足させられないようでは、「子供向け映画」としては失敗ではないか。「駄作」「最低映画」の声も聞かれるが、私個人はそこまで酷評はしない。むしろ「問題作」と見るべきだろう。他にも思うことはあるが、そこらへんは「はなバルーンblog」さんや「藤子不二雄ファンはここにいる」さんの批評が的確なのでそれに委ねるとして、こうなれば、監督や脚本の責任論も出てきそうだが、それ以前に誰か止める人はいなかったのだろうか?こういう意味難解なストーリーとわかっていたのなら、普通なら総監督の楠葉宏三氏やプロデューサーらがストップをかけるだろうに。それなのに作られてしまった。なぜか?一つ考えられるのは、現場のスタッフを信用しすぎたということか?新シリーズに入ってからは興行収入も30億超と好調だったために、締め付けというのが現場にあまり課せられなかったのではないか?かつて、『クレヨンしんちゃん』の劇場版が興行収入で落ち込んだときは、原恵一監督の責任を問う声も上がったという。シナリオ作りも相当揉めて二転三転していたという。(これは2000年の『嵐を呼ぶジャングル』のときのことで、結局、興行収入は上がりシリーズは存続された。)もし、興行収入がそれほど良くなかったら、現場にもある程度の締め付けが課せられ、スタッフの暴走を止められたのかもしれない。しかし、興行収入が好調で余裕のある状況で、そこまで締め付けようとすれば、かえって作品自体が面白みのないものになってしまいかねない。現に視聴率を求められているTVシリーズを見ると、とても無理していて余裕のなさを感じさせる。どこまで現場の裁量に任せて、どこまで制限を加えたらいいのか、そこのバランスが今回は崩れてしまったのだと思う。そこらへんはたぶんシンエイ動画の社風によるところも大きいだろう。『河童のクゥ』を3時間分作りながら、2時間18分にカットするという業界ではありえないことを平然とやらせてしまうあたり、クリエイターにある程度自由にやらせているんだなという気がする。ただ、「子供向け映画」としての前提は守ってほしかった。今でこそ傑作といわれている『オトナ帝国』や『戦国大合戦』でさえも、社長から苦言を呈されたことを思うと、今回はそれ以上にシンエイ的にもアウトのような気がしてならない。そうなると気になるのは渡辺歩監督の今後である。興行収入の結果によるところもあるだろうが、今作に対する評価を受けて、上層部が渡辺監督を『ドラえもん』から外すということもありえるのではないか。「監督としてその域に達していない」云々言われたりなんかして(笑)賛否両論あるが、自分は渡辺監督の演出は好きだし、今後も応援していきたいアニメ監督の一人だ。まだ『ドラえもん』をやってほしい気もするが、一方で渡辺監督のオリジナル作品も見たい気もする。さて、どうなることやら?<以下ネタバレあり。観たい方は反転させてください。>映画の最後には次回作の予告が流れた。チャミーが出てきたところを見れば、次回は宇宙開拓史のリメイクとなりそう。個人的には、81年版では映像化されなかったギラーミンvsのび太の決闘シーンを観たいものだ。さすがに次回はやり過ぎないようにしていただきたい。以上。(3/14追記)実際に観た方のブログを見て回っているが、やはり賛否両論といった感じか。やや好意的な評価をしている記事を見つけたので、ここにリンクを貼っておく。「『のび太と緑の巨人伝』其の一」「『のび太と緑の巨人伝』其の二」 (『修魑』流ブログ 魑道をゆく)
2008年03月13日
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というわけで『チンプイ』のDVD-BOXが昨日Amazonより届いた。まさか二年連続で藤子アニメのDVD-BOXを買う事になろうとはちょっと予想外。私自身は、『チンプイ』はリアルタイムでちょくちょく観たことがある。印象に残っているのは『ドラえもん』との合同スペシャルかな?ドラえもんとチンプイがお互い猫・ネズミだということを知って逃げ回るブリッジアニメが(笑)(←それかよ!!)今回改めて見直して、当時の記憶を呼び起こしておきたい。ちなみに今回は、予算の都合上、Amazonで安く購入したのと、少し遅れて予約したため、予約特典のラーメンどんぶりはなし。手に入れた方は、それで美味しいラーメンを食べてくださいね。ところで、この『チンプイ』のチーフディレクターを務めていた本郷みつる監督。来年の『クレヨンしんちゃん』劇場版で監督復帰するそうだ。一体、何ゆえ『クレしん』に戻ることを決めたんだろうか・・・?ちょっと楽しみかも。TVアニメーション「チンプイ」メモリアルDVD-BOX映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
2007年12月08日
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およそ2ヶ月ぶりの更新。といってもドラえもんネタに非ず。ヤクルトファンとしてはこのネタを取り上げないわけにはいかない。小学校のころからヤクルトファンをやってきて20年近く経つが、自分の中では、もはやこの男の存在なしにヤクルトスワローズは語れないと思う。背番号27、古田敦也。しかし、その古田もとうとうユニフォームを脱ぐときがやってきた。正直、古田が球界から去るというのは考えられなかった。というより考えたくなかった。現役引退だけならまだいいのだが、監督まで辞める必要はなかったのに。今シーズン、ヤクルトは21年ぶりの最下位に沈んだとはいえ、まだ2年目だし、専任ならばまだやれそうだと思っていたのだが、彼の意思は固かったようだ。記者会見のときのあの涙。古田自身も無念だっただろう。現役生活18年間で、5度のリーグ優勝、4度の日本一。当然だが、自分もファンとして経験した優勝はこの限りである。守りでも好リードでピンチをしのぎ、打ってもチャンスに強いところを見せる。ファンのことも常に考えていて、ファンサービスを大事にして、テレビでも明るい表情を振舞う。正直、一言では言い表せない、言葉にするのも難しいほど、古田敦也という選手は魅力があり、ヤクルトにはなくてはならない存在だった。一方で、2004年のプロ野球再編問題の折、選手会長として奮闘した古田の姿。選手だけじゃなく、ファンのために戦ったその姿はとてもカッコよかったし、感動した。選手という枠を超えて、古田は球界にはなくてはならない存在となっていた。その古田が引退するのだ。そうなると、その古田の引退試合をしっかりと見届けなくてはという思いが芽生え、私はネットオークションでなんとかチケットを手に入れ、7日の神宮球場に足を運ぶことにしたのだった。13時30分、神宮球場に到着。プレイボールは18時20分からだったが、応援グッズや選手達を一目見るためにこの時間に着いた。恥ずかしながら、実は神宮に来るのは初めてなのだ。いつかは行かねばなるまいと思っていたが、その日が古田引退試合というのは・・・皮肉なものだ。球場前にはすでに外野自由席の確保のために長い行列ができていて、その距離は1km以上はあっただろうか。私は三塁側の内野席(指定席)のチケットだったので並ばずにグッズ売り場にて、古田引退記念Tシャツ・タオルと、メガホンを買って応援準備を整える。そのあと、球場近くのクラブハウスに。このクラブハウスから選手達が練習場に向かうため、それまでの間が選手と触れるチャンスなのだ。しかし、この日は引退試合とあって、クラブハウス前には古田を観ようと多くのファンが待ち構えていた。その群衆に私も交じることに。14時30分、古田兼任監督がクラブハウスから出てくる。当然のごとく、ファンから大歓声が上がる。さすがにこの日は警備員がついていて、警備員に守られて、古田は自転車に乗って練習場に向かっていった。古田だけでなく、真中や高津、木田、石井一久、石川、藤井、ラミレス、田中浩康などなどヤクルトの主力選手がクラブハウスから室内練習場に入っていった。また選手だけでなく、フジテレビの三宅正治アナウンサーや、元ヤクルトの巨人キラー、川崎憲次郎氏も生で見ることができた。特に川崎氏のところには、サインを求めるファンが多く群がっていた。引退から数年経ったとはいえ、未だに人気は根強いようだ。 16時。今度は練習場から球場に入る選手達をたくさんのファンが待ち構える。選手と触れ合う二度目の機会だ。そして、古田が練習場から出てくると、一気にファンが古田のところに押し寄せ、もみくちゃに。古田が押しつぶされそうな殺到ぶりに、近くにいたおばちゃんが「ちょっと通してあげなさいよ」と激昂する場面も。周りは古田を撮ろうと携帯やデジカメを構えるファンの姿でいっぱい。総マスコミ状態である。17時ぐらいになって入場したが、まだ大学野球が続いており、2イニングだけとはいえ、大学野球も観戦することができた。結局、この大学野球が長引いた影響で、プレイボールが10分遅れの18時30分からとなった。そしてスターティングメンバーの発表。4番に青木を置き、注目の古田は5番で先発出場だった。ヤクルトの先発は石川。対する広島の先発は長谷川。その初回、石川がいきなり3失点で、流れは広島に・・・。2回裏にリグスの犠牲フライで1点を返すも、5回表には新井に2ランを打たれ、5-1とリードを許す。しかし、6回裏、ガイエルのフライを捕ろうとしたショートの梵とレフト井生が交錯。 ボールは外野を転々し、その間にガイエルが一気にダイヤモンドを駆け巡り、そのままランニングホームランで3点差。 さらに2アウト2・3塁という場面でこの試合3打席目の古田に打順が回る。一発が出れば同点。 すると、(何球目か忘れたが)レフトスタンドへ大きな当たり。これはいくか~!?と思いきやファール。結局、古田はセンターフライに倒れた。8回表には石井一久がマウンドに上る。しかし、7番廣瀬にソロホームランを浴び、再び4点差。その裏、ガイエル、今度はライトスタンドに35号ソロ。再び3点差に戻す。そして2アウト1塁という場面で、古田を迎える・・・と、ここで広島はピッチャーを交代。なんと前日に引退試合を終えたばかりの佐々岡がマウンドに上がったのだ。聞けば志願登板だったという。佐々岡GJ。そしてブラウン監督GJ。広島はこの試合で公式戦を終えるため、佐々岡はこれが現役最後の登板となる。古田と同期で入団し、同期で引退する者同士の異例の対決。場内は最高潮の熱気に包まれる。結果は、古田がショートゴロに倒れ、結局古田はこの試合無安打に終わった。その直後、佐々岡に古田が直々に花束を渡し、球場全体が沸いた。そして、そのすぐあと9回表には高津が登板。 ヤクルト黄金期を支えた高津―古田の黄金バッテリーも今夜限りだ。 ここでブラウン監督はこの場面にふさわしいバッターを次々と送り出してくる。 まずは、前田智徳が代打で登場。 しかし、ここはきっちりファーストゴロに抑える。続いて東出選手が見逃し三振。 そして二番の井生の代打に登場したのは緒方孝市。しかし、ここも見逃し三振に抑え、この回は2三振三者凡退。 さすがは黄金バッテリーだ。結局、試合は敗れたが、それでも十分満足のできる試合だった。そして引退セレモニーが始まり、オーロラビジョンに古田選手のメモリアル映像が流される。その映像で場内が特に沸いたのが、古田入団当時の映像。黒縁メガネの初々しい古田の姿に、場内は爆笑の嵐。 その映像が終わって、ついに古田がファンにメッセージ。記者会見のときは涙を流していたが、ここでは笑顔でファンに向けてメッセージを送った。「18年間、本当にありがとうございました。また、また会いましょう。」そのあと、古田がホームベース上で胴上げされ、そしてグラウンドを一周し、観客に手を振って感謝の気持ちを伝えた。三塁側をまわったとき、私は古田に声をかけた。「また戻ってこい。いつでも待ってるぞ!」一周してしばらくしたのち、古田が高津とラミレスに促されるように、ライトスタンドのフェンスによじ登ってファンの歓声に応えていた。 古田のフェンスよじ登り・・・・・もう観ることはできないんだね…。 セレモニーが終わったあともしばらくは席を立てず、私は余韻に浸っていた。 いっそ、ほかのみんなが帰るまで浸っていたかったが、清掃作業があるため、結局球場をあとにした。 8000円でチケットを落札してこの試合を観に行ったが、むしろ8000円が安く思えるくらいに満足できる試合だったし、これから一生の思い出になりそうないい試合だったと思う。古田敦也選手。18年間感動をありがとうございました。 そして本当にお疲れ様でした。 さて、そうなると、次期監督候補は誰になるかだよな?高田繁日ハムGMの就任が有力視されているが、監督としてはどうなのかな?もしそうだとしたら。GM時代での手腕を上手く発揮してもらいたいものだが。でも、それよりも気になるのが・・・ラミレスの動向。放出なんてバカげたことやったら、戦力ダウンはおろか、チームの人気も下がるぞ・・・。そしてこれに加えて、高津が戦力外通告。古田に続き、高津までも抜けるのか・・・。これからヤクルトはどうなっちまうんだ…?引退セレモニー終了後の神宮球場入場者全員に配られた古田応援ボード
2007年10月10日
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ほぼ月刊化している当ブログ。皆様いかがお過ごしでしょうか?さて、今日は京都で開催中の「みんなのドラえもん展」と、「コロコロコミック創刊30周年展」に行ってきた。それにしても、関西でドラえもん関連のイベントがあるときは、決まって京都なんだよね。大阪だと会場がとれないとかいろいろ問題があるんでしょうか?まずは「みんなのドラえもん展」。「藤子・F・不二雄ミュージアム(仮称)」の開館プレイベントとして全国を巡回している展覧会。ようやく関西にもやってきた。会場はJR京都駅ビルのジェイアール京都伊勢丹7階にある、美術館「えき」KYOTO。3年前のGWに開かれた「藤子不二雄A展」と同じ会場である。会場はやや中規模で、壁面には数々の作品の原画が飾られていた。(ほとんどがてんコミ収録作品のものだったが。損傷の激しい原画についてはレプリカでの展示となっている。)その間に、「THEドラえもん展」で出品された現代作家とのコラボ作品が展示されているという会場構成になっている。さすがに、「THEドラえもん展」ほどの規模を期待してしまうと、物足りなさを感じるかと思う。だいたい普通に見回れば、30分~40分くらいで終わる程度。原画だけじゃなくて、藤子F先生の仕事場再現とかそんなのもあったらよかったのだが、入場料600円だったらこんなものだろう。それと同時に伊勢丹10階の催物場では、ドラエティショップ「ドラや」も開催されていた。六本木ヒルズで開催された人気イベントが、ついに関西に初上陸したということになる。会場では、最近物議を醸し話題を集めている、Doraemon's Pocketのグッズも発売されていた。ちなみに、私は東京ヤクルトスワローズの新ユニフォームバージョンのストラップを購入したのでありました。(今持っているのは旧ユニフォームのもの。)なお、開催期間は6日(月)までとなっている。そのあとは、地下鉄で烏丸御池に向い、京都国際マンガミュージアムへ。開館したてのころに一度行ったことがあり、今回が二度目。「コロコロコミック創刊30周年展」の会場がここである。ここの「マンガ壁」には、数多くの漫画本がところ狭しと並べられており、手にとってゆっくり読むこともできる。この2階のメインギャラリーで「コロコロ展」が開催されていたが、そこには、これまで発売されたコロコロコミックがぎっしり詰まったおみこしがあり、それを囲んでコロコロコミックからヒットした、数々のホビー、ゲームなどが展示されていた。「スーパードッジ」「バーコードバトラー」か・・・懐かしいなあ~。そして、コロコロに連載されていたマンガの原画も展示されていたが、点数としては比較的少なめ。藤子先生の原画も展示されていて、A先生の『忍者ハットリくん』、F先生の『のび太の恐竜』(レプリカ)のが展示されていた。ほかにも、『つるピカハゲ丸』『おぼっちゃまくん』『ドッジ弾平』などの数々の人気漫画の原画もあった。だけど、それよりもよかったのは「コロコロ図書館」。なにせ、発売当時のコロコロコミックを実際に手にとって読むことができるのだ。もっとも、おそらく読者が持っていたものをなんとか集めてきたものらしく、損傷も若干激しいのだが。それでも、当時の雰囲気を直に感じることができて、とても懐かしく嬉しい。目次ページ一つにしても、懐かしさを感じる。当時はこんなにシンプルだったんだね。時間が許せば、ゆっくり読みたい気分だ。なお、同時開催で、竹宮惠子先生の『地球へ・・・』展も開催中。興味のある方はぜひ。それと、先週は、原恵一監督の最新作『河童のクゥと夏休み』をついに鑑賞してきた。何と言うか、原監督の今までの集大成をやっているなという感じがした。四人家族やら東京タワーやらは、もろに『クレヨンしんちゃん』だけど、オッサンの過去なんて、ありゃ『ドラえもん』の「ドロン葉」だし、クゥの不思議な能力に人々が恐れるあたりは、『エスパー魔美』でも描かれていたし、ほかにも『魔美』と似たような演出やシーンがちらほらと・・・。とにかく藤子・ドラえもんファン的に楽しめそうな作品であることは間違いないでしょう。そんなわけで、原恵一監督の恩恵を『ドラえもん』や『魔美』で、少しでも受けたという方は、ぜひ一度劇場に観に行ってほしい。これは傑作ですよ。いえ、本当に。
2007年08月04日
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またしてもいつの間にか一ヶ月以上更新してなかった。ついこの間、書いたと思ったんだけど。月日が流れるのが早くなっている気がする。さて、この夏、私が楽しみにしている原恵一監督最新作『河童のクゥと夏休み』。公開まであと3週間を切り、いろんなメディアで原監督がインタビューに登場し、モチベーションも上がりつつある今日この頃だが、ここにきて一つ意外な事実が判明。 20年間かかわってきたものが終わって、実はものすごい喪失感を味わっているんです。「次は何を作るんですか」と聞かれても、「そんなにすぐに立ち直れるわけないだろ!」という感じですね。並行して温めている企画があるわけでもなくて、本当に「クゥ」一本でしたから。フリーになったので、お声がかかればいろいろやっていきたいですけどね。実写にも興味はあります。(「インタビュー:「20年、この一本に懸けてきた」 「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督」(まんたんウェブより))いつの間にかフリーになってたのね・・・原監督。う~ん、以前は「社員でもいい」というようなことを言っていた気がするんだけど、一体なにゆえ???でもまあ、フリーになったってことは、これからいろんな作品で原恵一監督の活躍が見られるということでしょうか?でも、20年間暖めていた企画がついに実現しちゃったとなると、次回作のことで相当悩むのも無理もないかも。そんな状況でフリーになって大丈夫ですか、原監督??ま、とにかく今は、『河童のクゥ』がヒットしてくれることを強く祈ります。(7月11日追記)もう一つ意外な事実が判明。午前中に松竹の関西支社にて、クゥと大山さんと3ショットで取材をこなして頂きました。朝日放送の番組「ホップステップシャンプー」の収録があったのですが、監督が実は「探偵!ナイトスクープ」の大ファンということで、番組の方がわざわざステッカーと探偵手帳をプレゼントしてくれました。手放しに喜ぶ監督を横目に見る大山さんに、監督はこんこんとその貴重さを説いていました。(「原監督と大山百合香さんと行く、名古屋&大阪」(『河童のクゥと夏休み』公式ブログ~河童探検隊のびっくり旅~)より)毎週のように見ている関西人の私としては、かなり親近感沸きます。いっそのこと、顧問として番組に出てくれないかなあ??(もっとも原監督はTV向きじゃないかも。)P.S.「ドラえもん」関連情報を。7月20日(金)~8月27日(月)まで京都国際マンガミュージアムにて、「コロコロコミック創刊30周年展」が開催されるようです。(詳しくはこちら)7月26日(木)~8月26日(日)には、美術館「えき」KYOTOにて「みんなのドラえもん展」が開かれます。「みんなのドラえもん」展を観に行かれる方は、ついでに京都国際マンガミュージアムにも足を運んでみてはいかがでしょうか。美術館「えき」KYOTOはJR京都駅伊勢丹ビルの中にあるので、そこからマンガミュージアムへは地下鉄一本で行けます。
2007年07月09日
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気づいたら、いつの間にか1ヶ月以上サボってた(笑)取り上げるべきネタはあったんだけど、時間の余裕がなかったもので・・・(あと気力も)とりあえず今後もこんな感じで不定期更新になると思います。ところで、今、Yahoo!動画のオンライン試写会で、覆面試写会というのをやってます。当然、作品名は秘密なんだけど・・・「今年の夏に公開されるファミリー映画で、家族の大切さや、自然の大切さを描いた映画」で、お知らせ映像に主人公の声を演じている子役俳優が登場しているので、どう考えても、あの映画ですな(笑)そんなわけで、いち早く見たい方は今すぐ応募されたし。当選者は2000名なんで、当たる確率高いかも・・・?(外れても24時間後にもう一度抽選できます。)でも、、、これ、当選して24時間以内でしか見られない上、この映画、上映時間が2時間を超えてるから、金曜か土曜に応募するのが妥当かなあ?(でも当たるとは限らんし・・・)
2007年06月05日
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「チンプイ:DVDボックス年内発売へ 藤子・F・不二雄の名作アニメ」(まんたんウェブ)・・・マジッすか!!まさか2年連続で藤子アニメのDVD-BOXが発売されるなんて夢にも思いませんでした。『チンプイ』は一応リアルタイムで見てましたね。(当時小学校低学年)問題は価格。やっぱり魔美と同程度の金額になるのかなあ?でも、これからいろいろお金が必要になってくるから、ちょっと慎重にならないと・・・。う~ん、どうしよう。買うべきか、それとも・・・。っていうか、単巻DVDも発売してもらえないですかね?フロンティアワークスさん。(それかレンタル)
2007年04月28日
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もうあちこちで語られていることなので、伝えるまでもないと思うが、とりあえずOP主題歌が変わるのと、のび太たちの衣装が変わるということになったようで。(こちら参照)これについては各ブログで賛否が分かれているようで、いろいろ話題にはなっているようだけど、この際、ここではその主題歌&衣装変更の賛否についてあれこれ言うつもりはない。それより問題にしたいのは、昨年度からこうして続いている「話題性」主体の番組制作について言わせていただきたいと思う。なお、今回のエントリーは、かなり感情的になっている部分も出てくると思う。ご指摘などがあれば、コメント欄に書き込んでいただければ幸いである。そもそも、ここまで露骨な「話題づくり」を行なって、製作サイドは『ドラえもん』を今後どうしたいと思っているのか、さっぱりわからない。もちろん、昨年度から畑違いの放送作家・安達元一を起用しているところを見れば、「視聴率」狙いということは十分推測できるが、そもそも少子化や生活習慣の変化で、アニメの視聴率は低下傾向にある中、まだ映画もヒットしていて十分な人気は保っているのに、そこまでして視聴率を上げていこうとするテレビ局側の制作姿勢には理解に苦しむ。もっとも、『名探偵コナン』でも諏訪道彦プロデューサーが自身の日記などで「生で見てほしい」などと、視聴率を上げてほしいともとれる書き込みをしているところからも、ゴールデンタイムのアニメ番組では、どんなに人気があっても「視聴率」が求められているようだね。それも含めて、「視聴率」のことまで踏み込んで話したいところだが、業界のことをまだよく理解していない自分があれやこれや言うのもなんなので、それはまた次の機会に話すとする。ただ、一つだけもっとも強く言いたいのは、『ドラえもん』を「アニメ」番組としてしっかり放送しているのかどうかである。そもそも「アニメ」番組というのは、「ドラマ」と同じく作品そのものを見せる番組だ。だいたい『ドラえもん』がどうして30年以上も長く親しまれて、愛されてきたのか、それを製作サイドは理解しているのだろうか。それは『ドラえもん』という作品そのものが素晴らしいからである。大山ドラの方がいいやら原作の方がいいやら、人それぞれは好みはあるだろうけれども、全体的に見れば、みな『ドラえもん』という作品が好きだからこそ、こうして長く続いてきたのではないのか。『クレヨンしんちゃん』にしたって『名探偵コナン』にしたって、作品が面白いからこそそうやって支持されてきたはずだ。ファンや視聴者が『ドラえもん』に求めているのは、いい「作品」そのもの。だったら「作品」本位の番組づくりを行なうべきだ。それなのに、製作サイドときたら、こうしたあからさまな話題づくりに走り、いい「作品」を作るということに力を注いでいないように感じられる。もちろん視聴率をとらなければならないと焦る気もわからないでもないが、「作品」そのものをないがしろにしてまで、やらなければならないことなのだろうか。だいたいそんな露骨な話題づくりが、そのまま視聴率に直結するのかどうか疑問だ。話題を作ったところで、少なくともインターネット上では盛り上がるだろうが、そんなのは単なる一過性に過ぎない。そうやって盛り上がる人たちのみんながみんな、ドラえもんの熱烈なファンというわけではなかろう。某巨大掲示板でネタとしてあれやこれやといじられて終わるのがオチだ。その中から19時に、わざわざチャンネル合わせて、『ドラえもん』を見ようなんて思う視聴者はどのくらいいるんだか。いても、どうせ1回位しか見ないだろうに。一方、熱心なファンはどう思うか。そのテコ入れの内容にもよるだろうが、不快に思うようであれば、もう彼らはアニメの『ドラえもん』から離れるリスクも孕んでいる。ただでさえ、少子化で視聴者が今後も減る可能性があるというのに、これではますます視聴者が減っていくだけではないか?これほどまでに露骨な「話題づくり」を続いているとなると、今後もますます続けていくことは容易に想像できる。そうなると、度を超えたテコ入れや番組構成にされてしまうのではという懸念を抱いている。去年の大晦日スペシャルだって、某女性タレントが電話してきた女児に対して不適切な発言をしていたことがごく一部で騒がれたが、それ以上に酷いことをやらかすかもしれない。客観的に見ても、仮にも「青少年に見てもらいたい番組」と指定されている以上、番組の質にももう少し配慮が必要ではなかろうか?「オーラの泉」なんかとコラボされたりなんかしたら、たまったもんじゃないよ。今の『ドラえもん』は「2世代から3世代、さらにそれ以上の世代に伝えていく」という大前提を忘れ、目先の視聴率ばかりにこだわり、作り手の自己満足で放送している番組と評価されても仕方がない。これはまさしく、放送の意義を見失い、目先の視聴率のために平気で「捏造」や「ヤラセ」を繰り返す業界体質の縮図ではないか。もはや、これは『ドラえもん』だけの問題ではない。放送倫理にも関わる問題だ。だからこそ、こういうことに対してもっと視聴者は厳しく見るべきだと思うのだが、どういうわけか真剣に怒る人が少ないことにがっかりさせられる。別に『ドラえもん』の作品自体にイチャモンをつけろというわけではなく、一アニメ番組としての『ドラえもん』の放送の仕方に改めて疑問を持つべきだということだ。現に、昨年のリニューアル1周年スペシャルで「大山ドラえもん復活」とワイドショーなどで告知しながら、実際には旧作の名場面ランキング内だけでの登場という「インチキ」まがいのことが行なわれており、客観的に見ても、演出上問題のある行為だ。こういったことが子供向けの番組で行われていいものではない。オールドファンの身勝手な意見として片付けるべき問題じゃないぞ、これは!『ドラえもん』が好きなら、もっと怒れよ、ドラえもんファン!!ま、あるある大辞典にコロッと騙されるような日本人のことだから、そこまでテレビ局や業界やらに疑問を持たない人が多くなるのも無理はないけどね。困ったものだよ、まったく。現時点で、一アニメ番組としての放送の仕方に問題がある(と思われる)以上、正直私は本編や企画などに対する賛否や是非といった評価などはしたくない。番組を放送する意義、前提を見失っているようにしか思えないからだ。それができていないうちは、評価するのはもちろん、まともに見る気にもなれない。今後も何かしら問題が出てくるようであれば、再度BPOや雑誌などへの「告発」も検討している。今回の主題歌・衣装変更については静観する方向だが、昨年以上に厳しく観ていくからそのつもりで。それに応じて、製作サイドも自重してもらいたいものだ。P.S. 関西ローカルネタだけど、昨日放送の『探偵!ナイトスクープ』で、『キテレツ大百科』の「お料理行進曲」に合わせて料理が作れるのかというのをやっていた。結果は当然・・・・作れるわけねえだろ!!(笑)
2007年04月20日
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もう1週間以上も前の話になってしまったが、先週末の3月24日・25日は「東京国際アニメフェア2007」に行ってきた。アニヲタほどアニメを見ているわけではないのだが、やっぱり最近のアニメの動向なんかは気になるタチなので、半ば視察(?)目的で行ってきた。もちろん、純粋に声優さんや監督さんを生で見たいってのもあったけど。さすがに、自分が見てきたイベントやブースのことを全ては書ききれないので、藤子・ドラえもん関係のことに絞って書くが、一番のトピックは、今年の功労賞に『ドラえもん』の旧声優チーム(大山のぶ代さんら5人)が選ばれたことだろう。功労賞の展示ブースには、声優陣の功績や、アフレコで使われた台本が展示されていた。また、アニメシアターでは、功労賞を受賞された方々の作品が上映され、『ドラえもん』も上映されたらしいが、当日になってそれを知ったため、残念ながら見ることはできなかった。2日目のステージイベントの「ボイス玉手箱」では、肝付兼太さんが出演されていたようで(自分は未見だったけど)、そのあと「声優アワードスペシャルステージ」では、声優アワードの功労賞を受賞された小原乃梨子さんが、池田昌子さん、向井真理子さんとともに登場され、アフレコ失敗談や秘話、そして名セリフも披露してくれた。短い時間だったため、『ドラえもん』の話はあまり出なかったけど、それでも貴重な話が聞けてとてもいい時間だった。(小原さんらが退場されたあとは、とんでもねえステージになっちゃったけど(笑)→くわしくはこちらを参照)もう一つ大きなトピックといえば、『エスパー魔美』のチーフディレクターで、『オトナ帝国』の監督を務めた原恵一監督の最新作『河童のクゥと夏休み』のミニトークイベントだろう。会場では前売り券が先行発売されていて、先着50名には、宛名入りの原監督のサイン入りオリジナルイラストがもらえた。去年のロフトプラスワンで、直々に原監督からサインを貰った身ではあるが、前売り券をいち早く購入して、再び原監督からサインを頂戴しました。原監督、本当に有難うございました。原監督によれば、最新作の出来については「自分にウソのつかない作品が作れた」と満足しているようで、『オトナ帝国』『戦国大合戦』につづく傑作になりそうな予感。7月28日の公開が本当に楽しみです。ところで、この『河童のクゥ』のキャスト陣なんだけど・・・ココリコ田中に、西田尚美に、なぎら健壱に、ゴリ・・・。公式サイトやチラシじゃ、このキャストをウリにしているようだけど、あんたら、脇役だろ!?脇役が目立ってどうすんだよ!!メインをもっと前に出しなさいよ!んで、そのメインのキャスト陣はというと、どうやら子役が演じるようだ。どれも知らない子ばかりだけど(笑)そのクゥ役の冨沢風斗くんなんだが、どうも最近『コードギアス 反逆のルルーシュ』に出演したらしい。(自分は普段見てないけど。)で、その演技力はというと、、、視聴者からは酷評の嵐だそうで・・・(汗)う~ん、予告編でのクゥの演技はそんなに悪くなかったんだけどなあ。『コードギアス』ではどんな演技したんだ?っていうか、なぜ『コードギアス』に出演?アフレコスタジオが『河童のクゥ』と同じ、オーディオ・プランニング・ユーだから?実際に見てみないと何とも言えんので、近くネット配信されるからチェックしてみるとしよう。しかし、そうなると『河童のクゥ』に観客動員とかの面で悪い影響が及ぶんじゃないかと、ちょっと心配。ホント、どうなっちゃうんでしょうか??
2007年04月02日
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何やらかんやら言いつつも、今日(土曜日)『新魔界大冒険』を観に行ってきた。先日も言ってたように、本当はレイトショーが上映されるのを待ってから観ようと思っていたけど、さすがにあちこちのブログで感想・レビューが語られているのを見ると、すっかり話題に乗り遅れた気分になってしまったわけで・・・(笑)とりあえず割引券使って、1500円で観ることにしましたよ。テレビ放送でネタバレしすぎだとか何とか言われていたけど、そもそも僕は最近、テレビドラの視聴を控えるようになったし(理由は、わかる人はわかるよね?)、たまに気分次第で見ることはあっても、ネタバレ部分は飛ばしていたし、とにかく、極力情報は取り入れないようにしていたので、なんとか既視感は取り除くことはできた。そのせいもあったのかどうかは知らないけど、今回の映画はなかなか見応えのある作品だったと思う。もちろん原作そのものが素晴らしいというのもあるだろうけど、真保裕一さんが原作の良さを活かしつつ、映画オリジナルのストーリーをうまく描いていて、美夜子の人物像に深みが出てきたこともあってか、(84年版好きの方には申し訳ないが、)84年版よりもキャラに感情移入できる作品に仕上がっていると思う。あと、寺本監督が言っていた「やわらかドラ」。観ていて「なるほど」と思った。前作はどちらかといえば、動きの激しさが強調されている作画だったと思うが、それとは一味違っていて、まさしく「柔らかさ」というのが強く出ている作画だったと思う。そこらへんは金子作画監督の技術が良かったのだろう。欲を言えば、もう一山という展開が欲しかったかなあ?最初のシーンに代表されるように、せっかく現実世界とのリンクを描いているんだったら、そこらへんももう少し描きこんで欲しかった気もする。キャストのほうはというと、マチャミは意外と上手かったかなあ?河本もまあまあってところ。ただ、相武紗季がやはり今ひとつの感が否めない。ゲストの芸能人声優なんて、1人か2人で十分だってのに・・・。っていうかそもそも芸能人を声優に起用して、集客の効果あるんかいな?私だって、蒼井優ちゃん好きだけど、彼女が声優やった『鉄コン筋クリート』は観に行ってませんよ・・・。せめてメインのゲストキャラだけは、プロの声優を使ってほしいものだ(『ケロロ軍曹』だってそうだし。)。小学館、小学館プロダクションさん。「声優アワード」に共催してるんだったら、そこらへん何とかしてよ・・・。相武紗季らが目立ってた一方で、誰にも注目されずひっそり出演していたのはつぶやきシロー。って生きてたのかよ!?つぶやきシローも、こんなしょうもない役でしか仕事がもらえないのかなあ?(笑)それと『魔法少女マミ』。2作連続の魔美登場か~。やっぱ制作スタッフのみなさんも魔美が好きなんでしょうねえ~。お願いですから、『新魔界大冒険』の特典には、『魔法少女マミ』の本編まるまる1本入れてください(笑)。それだけで十分ですから。『のだめカンタービレ』の「プリごろ太」みたく。ついでに、しずかのパンチラが拝めたのは有難かった(笑)これ、テレビじゃ絶対出来ねえよ。とまあ、そんなこんなでそれなりに楽しませてもらいましたけど、結構観客入ってるようですね。先週の興行収入が、前年比約130%と下手すりゃ歴代最高ヒットも狙える数字。あんなクソプロモーションで、どうしてこんなに客入るんだ!?っていうか、観客のみなさん。観ようと思った最大のきっかけは何なんですか?こんだけ入られるとなると、来年以降も芸能人起用やらネタバレプロモーションやらが続いてしまうようで、複雑な気分ですな~。いや、それよりも、他のアニメ映画が、この映画のヒットを受けて、同じような真似をしでかすんじゃないかと、いらぬ心配をしているのだが・・・。それはさておき、来年の映画なのだが・・・(以下、ご覧になりたい方は反転させてください。)渡辺歩監督が復帰で、今度はリメイクではなく、原作作品の長編映画化になるとのこと。ということは、『ふしぎ風使い』や『ワンニャン』のような形をとるということか。う~ん、それもいいんだろうけど、中途半端な作品にならないことを祈りますよ。それにしても、どの作品を映画化するんだろう?来年はどうなることやら?
2007年03月17日
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「わさドラブログ」は知られているけど・・・(テレ朝版)二代目ジャイアンもいつの間にかブログを始めていたらしい。「ガキ大将☆ブログ!!」みなさま、応援よろしくお願いします。ところで、『新魔界大冒険』はいつ観に行くべきか??できればお金をあまり払わずに、ついでに静かに観たいと思ってるので、レイトショー上映を狙うか?(去年はナビオTOHOでやってたみたいだし。)なかったら、公開終了間際か・・・。
2007年03月10日
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河童のクゥと夏休み公式サイトと言っても、トップページのみだけどね。本格的なオープンは3月17日ということです。公開まであと5ヶ月。ますます楽しみになってきました。
2007年03月01日
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ドラえもん映画公開記念キャンペーンが行われてます。au限定コンテンツもあります。詳しくはEZトップメニューからどうぞ。それだけです。以上。
2007年02月28日
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最近、ネット上で話題になっている「ドラえもん最終話」の同人誌問題。「【知はうごく】「模倣が生む才能」著作権攻防(6)-3」(産経新聞)「「ドラえもん」パロディー本 「大ヒット」で困った事態」(J-CASTニュース)詳しい経緯とその後の状況については、上記のサイトを参照していただくとして、とうとうこの問題が、2月6日放送のフジテレビ「スーパーニュース」でも取り上げられた。それにしても、「スーパーニュース」って、「いぬかみ!」騒動といい、「クレしん」著作権問題といい、今回の一件といい、アニメ・漫画が絡むネタには他局よりも時間かけてるね(笑)その「ドラえもん最終話」、ドラえもんを作ったのは実はのび太だったという話は、もうかれこれ7,8年ぐらい前から聞いてたから、今更どうこう言っても仕方ないけど、でも、この最終話の存在について、私自身「複雑」な気分を抱いていたのが正直なところである。もちろん、同人誌・創作をすることを否定する気はない。むしろ、自分の好きな漫画のキャラを使って、何か書いてみたいと思うのは、ファンのごく自然な心理である。自分も、中学生の頃までは、ノートに「ドラえもん」の四コマ漫画を書いていたタチだから、なんとなくわかる気はする。ただそれよりも気になったのは、その「最終話」が公式のものだと勘違いする人が意外に多かったということだ。実際、自分の周りにも、その「最終話」が公式のものだと思っていた人が多かった。そのため、慌てて「公式ではない」と自分が弁明することもしばしばで、正直厄介に思っていたところもある。ニュースによれば、「道徳の教材に使いたい」という打診もあったほどだから、そこまでのレベルになってくると、さすがに小学館がそういう対応をしようとするのも無理もない話だろう。ただ、損害賠償・刑事告訴を検討しているとなると、今後、同人誌に対してますます厳しい目を向けられるのではという懸念もある。コミケには行ったことがない自分が言うのもなんだけど、そういった場での活動が、漫画文化の発展につながってきたというのも事実ではあるし、実際、同人誌からプロの漫画家になったというケースは多いからね。そこらへんもまた「複雑」なところである。いずれにせよ、今回の「ドラえもん最終話」問題。今後の動向が気になります。
2007年02月10日
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「番組ねつ造:「食行動は操作できる」放送作家がブログで」(毎日新聞)放送作家って、こういう人たちばかりなんでしょうか???もう呆れて笑うしかないですな。ハハハハ、ハハハハ、ハハハハ、ハハハ…( ´Д`)ハァ~。ちなみに、問題になった記事はこちらに転載されている↓http://zara1.seesaa.net/article/32903072.htmlついでに、タイトルの意味がわからない人のために…安達元一ブログまとめ
2007年02月05日
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「エスパー魔美」のDVD-BOX上下巻、全120話を今日ようやく制覇した。全体的な感想を言うなら、本当に面白く、時には笑い、時には涙しと、純粋なエンターテイメントとして楽しませてもらったというのが正直なところだ。原作が藤子・F・不二雄先生だからというのもあるだろうが、この「エスパー魔美」のアニメについては、むしろ原恵一氏や本郷みつる氏といった有能なアニメーターの演出が光っていたからこそ、これだけいいものになったと純粋に思っている。特に原恵一監督の演出には、身震いするほど純粋に感動し、純粋に面白かった。改めて原恵一監督の素晴らしさを思い知らされた。だが、その一方で、(放送当時のメインの視聴者層だったであろう)小中学生には果たして理解できるのだろうかという話もあったりで、子供を置いてけぼりにしているのではと感じたのも事実である。そういうところもまた、原監督らしいといえばらしいのだが。裏番組「ミスター味っ子」があれだけ派手な作りをしていたのに対し、こっちの「魔美」は地味だ。「味っ子」に勝てるインパクトといったら、せいぜい魔美のヌードシーンぐらいのものだ(笑)。そんな番組が当時はゴールデンで流れていたというから、ホントいい時代だったんですねえ~。やっぱり、「純粋に楽しめた」と、こうしてはっきり言えるのは、自分が年を重ねて、そのエピソードに秘められた真の意味というのを理解できるようになったからだと思う。ということで、これはむしろ、子供よりかは大人が見たほうが楽しめる作品なんだろうなと実感している。とはいえ、それが藤子アニメにとっていいのか悪いのかどうかはわからないけど。とにかく、こうして全話を制覇してみて、上下巻合わせて12万円以上という破格の金額を払って見たのだが、もうそれぐらいの価値のある作品だったと思う。もっと多くの人に見てもらいたいところだが、さすがにこんな高いDVD-BOXに手を出す人は少ないんだろうねえ…。せめて単巻DVDをレンタルできるようにしてほしいが…。さて、せっかく全話制覇したことだし、ここは全話レビュー・・・といきたいところだが、さすがにそこまで時間と心の余裕がない。魔美については一応いくつかネタを考えているが、それはまた後日更新するということで。あと残るは、『星空のダンシングドール』のDVD化ですな。『ダンシングドール』は一度レンタルビデオで一回見たきりなので、DVD化してもらっていつでも見られるようにしてほしいところ。今年は原恵一監督の最新作が公開されるから、それを記念しての発売という展開を期待しているんだけど…。 エスパー魔美DVD-BOX上巻 エスパー魔美 DVDーBOX 下巻
2007年02月03日
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なんか「新魔界大冒険」のメジューサ役と満月牧師役が誰なのか決まったって??どうでもいいよ、んなこと。それよりも、もっと重大なことがあるんだよ!!先週の土曜日、暇つぶしに(いつもは見ない)「天保異聞 妖奇士」(MBS・TBS系土曜18時、通称「土6」)をリアルタイムで見ていたんですよ。そしたらエンディング直前に・・・原恵一監督の最新作『河童のクゥと夏休み』のCMが流れました!!いやあ、公式サイトがなかなかできないから、いったい続報はいつ来るんだとばかり思ってたんですが、まさかこの時間に突然CMが流れるなんて超驚き&超興奮。あまりに映像に夢中になってしまったんで、さすがにビデオを録る余裕がありませんでした。とてもきれいでクオリティの高いアニメだったと思います。もしかしたら、(保証はないけど)今週土曜日の放送でも流れるかもしれませんね。原恵一監督ファンの皆様、要チェックです!!
2007年01月15日
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「スワッチのアニメ日記」(よみうりテレビ諏訪道彦プロデューサーの日記)1月1日分よりさて「結界師」と「名探偵コナン」は1月15日から今年のTV放送がスタートします。ここで1つ、スワッチからみんなに強くお願いがあります。もし見ていただけるのなら今年は、なるべく放送同時に、すなわちオンタイムで2つの作品を見て欲しいと思っているんだ。スタッフ全員そろってみんなに対して、月曜夜7時にどんなアニメを、そしてどんなストーリーを見て楽しんで過ごしてほしいか、を真剣に考えて番組を作っているからね。もちろん録画でも見てくれるだけイイけど、なるべく生でその時間に見るようにして下さいませ!・・・コナンも苦労してるんだね・・・。最近、日テレも視聴率低迷しているから、今年は大改編を行なうとか言われてるけど、やっぱりコナンもその対象に入っちゃってるのかなあ・・・。そんな状況下でも、どこかの某アニメ番組みたく、畑違いの放送作家を起用してバラエティ番組化させないで、愚直に「作品」本位の番組にするあたりは大したものですなあ~。こういうプロデューサーがいて、ほんと「コナン」は恵まれてますねえ・・・。でも、もし仮に「コナン」がゴールデンから撤退なんてことになったら、アニメ業界はどうなっちゃうんだか・・・。極論だけど、政府が本気でアニメ産業に力を入れたいと考えているんだったら、各放送局にゴールデンタイムでのアニメ放送を義務付けるというのはどうだろう?さすがにムリか・・・。(ちなみに、オーストラリアでは子供向け番組を特定時間帯に週最低5時間以上放送しなければならないという決まりがあるらしい。)
2007年01月12日
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「インビテーション・アワードの授賞式がありました」(「時をかける少女」公式ブログより)渡辺歩監督がタキシード着てるよ~!!違和感大アリ(笑) ちなみに自前だそうです。というわけで、「のび太の恐竜2006」第1回インビテーション・アワードアニメーション賞受賞オメデトウございます。これに関連して、本日(1月10日)発売の「Invitation」2月号(ぴあ)で、「時をかける少女」の細田守監督と、渡辺歩監督の対談記事が掲載されています。アニメファンの方は必見。
2007年01月10日
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え~、皆さん。新年あけまして・・・(家が喪中のため、自主規制。)2007年もよろしくお願いします。まあ、昨年はいろいろありましたね。嬉しいことやらムカつくことやら悲しいことやら、いろいろと・・・。そんな2006年の大晦日は、「ドラえもん」(ほぼ本編のみ。)と「紅白歌合戦」でのんびり過ごしました。で、今年も相変わらず家でだらけた正月を送っております。昨年はあんなことを書いておきながら、相変わらず更新が続いておりますが、今年の当ブログは、単なる思いつきで更新することもありますし、しょーもないことで更新することもあります。本当にグダグダ調子で更新していく予定なので、あまり期待しないでください(笑)挨拶だけするのもアレなので、ここで一つお知らせをしておきたいと思います。え~、今年に入って新たにwikiサイトを立ち上げることにしました。それは、、、「アニメ「ドラえもん」を守る会wiki」です。わかっている方もいると思うのですが、いわゆる安達ブログ騒動を契機に、アニメ「ドラえもん」の放送のあり方が(なんとなくではありますが、)ここに来て問われ始めているという実感をしています。一連のテコ入れ・企画に対し憤慨する人もいれば、「仕方ない」「必要悪」だと言って諦める人、放送業界に対し絶望感を抱く人と、その反応はさまざまでしょう。それだけになかなかこういう問題に正面から向き合えない、向き合いたくないと思う人もいることでしょう。しかし、果たして本当にそれでいいのでしょうか?私はこのブログで、一連のテコ入れに対する批判をちょくちょく書いてきましたが、今の「ドラえもん」に対するプロデュースが果たして視聴者・テレビ局どちらにとっても、本当にメリットのあることなのか?そう考えたからこそ、今のテコ入れに対して不満を持つようになったのです。視聴率優先の放送業界に対してはいろいろ思うことはあるのですが、それはおいとくとして、テレビ朝日は「ドラえもん」を長く続けていきたいという意思はあるようです。しかし現状の番組構成を見ると、その場しのぎで視聴率を上げさえすればいいという姿勢でテコ入れを行い、長期的な視点が抜け落ちているとしか思えません。そんな露骨な話題づくりを続ければ、視聴者側も食傷気味になったり呆れたりで、どこかでしわ寄せが来るのは明らかです。人気放送作家や芸能人を起用しているところを見ると、(あくまで憶測に過ぎませんが)番組制作費も以前よりかなりかかっていると見られます。視聴率を上げるために露骨な話題づくりをお金をかけて続け、しかもそれがファンから不評を買うものだったとしたら・・・それだけファンは離れていき、ファンをどんどん減らすだけではないでしょうか?実際、今の一連のテコ入れの成果はどうでしょう?視聴率はさほど上がったとはいえません。逆にファンからは不評の声が目立ちます。ファンが減って、「ドラえもん」にお金を落としてくれる人(=グッズなどを買う人、映画館に行って映画を観に行く人)が少なくなってしまえば、それだけ版権収入も下がるでしょう。視聴率も下がり、広告収入も下がります。そうなれば、番組制作費にお金がかかるだけで、「金喰い虫」を飼うのと一緒になってしまうでしょう。テレビ局にとっては、そんな赤字番組を続けるわけにはいかないでしょう。そういうのが、私が一番恐れている事態です。そうならないためにも、視聴者側ももう少し毅然な態度をとるべきではないかと思います。「仕方ない」などと言って諦めてしまえば、それだけテレビ局の暴走を許すだけだと思います。だからこそ、この場でテレビ局にとってもファンにとってもメリットのある「ドラえもん」の放送のあり方をみんなで考えていくべきではないでしょうか。これをやったからといって、すぐに制作体質をテレビ朝日が変えてくれるなどとは思っていません。というより最初からそんなのは期待していません。でも、だからって何もしないというのも問題です。視聴者はこう考えているんだということだけでもまずは示していくべきだと思います。もちろん、視聴者だからといって自分勝手に無責任に、テレビ局に意見を押し付けるというのもそれはそれでどうかと思います。テレビ局、業界の現状・実態なども踏まえた上で、意見を構築していければ・・・と考えています。非常にまとまりのない文章になってしまいましたが、要はアニメ「ドラえもん」が、これからも長く愛される番組であり続けるためには、どうあるべきかをみんなで考えていこうよということです。やはり「ドラえもん」ファンの方にも来ていただきたいのはもちろんですが、「それほど入れ込んでいるわけでは・・・」という方や業界人の方にも来ていただきたいと思います。そういった方々のほうが客観的な意見を出してくれるのではないかと思いますし、中身の濃い議論になるのではないかと思います。現在のところ、まだサイトを構築中なので、本格的にスタートするのはまだ先ですが、wikiの中では意見構築の参考になるような情報やリンク集、データベースなども作成していこうと思っています。一応、wikiなので訪問者の方でも自由に情報追加や書き込みが出来るようになっています。こういう情報を加えたほうがいいのではないか、こんな情報もあるよというのがありましたら、ぜひこちらに書き込んでいただければ幸いかと思います。このサイト自体、半ば思いつきで始めてしまったものですが、これが「ドラえもん」の制作体質を変えるきっかけになれればと、淡い期待ではありますが、そう考えています。これからこのサイトに何らかの形でご協力いただきたいこともあるかと思いますが、何卒よろしくお願いします。ま、こんな中途半端な管理人なんで、いつの間にか放置状態になってしまうかもしれませんが・・・(←っておい!!)
2007年01月02日
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今年も残すところあと3日。2006年もいろいろありました。世間ではホリエモン逮捕やら新庄劇場やら教育問題やら耐震偽造問題やらなんやら、もう忘れるぐらいいろいろありました。ドラえもん業界にも、今年はいろんな出来事がありました。そこで今日は2006年のドラえもん(・藤子関係もちょっと)ニュースを「流行語大賞」風に振り返ってみましょう。(なお、以下の「流行語」は私の独断で選んだものです。「これもあるだろう」「あれも忘れてねえか」と思った方はどうぞコメント欄に書き込んでください)まずは、「ボクノート」今年3月4日、新生ドラえもん映画、記念すべき第1弾の「のび太の恐竜2006」が公開。その主題歌が、スキマスイッチが歌ったこの曲。ファンからはおおむね好評で、シングルの売り上げはオリコンウィークリーランキング初登場3位とヒット。同曲は、今年の「第48回 日本レコード大賞」で金賞に選ばれ、大賞および最優秀歌唱賞の受賞が期待されるほか、年末の「NHK紅白歌合戦」で歌われることも決まり、映画公開が終わってもその存在感の強さを見せつけました。ドラえもんの映画主題歌としては、一番(?)「記録」にも残った名曲でしょう。「大山ドラ復活」4月21日、28日放送の「リニューアル1周年記念企画」として、「大山のぶ代の声が復活する」と、スポーツ紙やワイドショーが大々的に告知。しかし、実際の放送では、名場面ランキング内のみでの登場という番組構成に、大山ドラを期待していたファンから「詐欺まがい」「インチキ」との批判が続出。そしてここから、わさドラはさらに迷走していくのでした・・・「次回予告未収録」(ドラじゃないけど・・・)世間では、高校の未履修問題が騒がれましたが、こちらでは「未収録」問題で騒がれました(笑)もちろん、「エスパー魔美DVD-BOX」の話。結局、下巻では次回予告が収録され、上巻の方は連動特典のDVDに収録予定ということになり、まずは一安心といったところでしょうか?(心の中ではいろいろ思ってる人もいるだろうけど。)「もっぺんこいて~!」6月30日のスペシャルで放送された『ジ~ンと感動する話』で、しずかちゃんがのび太のオナラに感動して発した爆笑名セリフ。このセリフは、スネ夫役の関智一さんが考えたアドリブとのこと。(「ドラことば 心に響ドラえもん名言集」より。)いやあ~、ほんとに笑えたなあ~。「ぼく、ドラえもんでした」先代の声優、大山のぶ代さんが執筆した「ドラえもん」声優人生26年を振り返ったエッセイの題名。サイン会が東京、京都、広島の3都市で開かれ、大盛況。来年春からは、音響芸術専門学校の校長に就任し、後進の指導にあたる予定です。「海底ワールドファイナル」98年から続いた青函トンネルの吉岡海底駅で行なわれた「ドラえもん海底ワールド」が、今年の夏で惜しまれつつも終了。(北海道新幹線着工のため。)最後にしてようやく、海底列車と海底ワールドを今夏見に行ってきました。本当にお疲れ様でした。また復活を楽しみにしております。「没後10年」原作者、藤子・F・不二雄先生が96年に亡くなられて今年で10年になりました。の割には、さほど大きなビジネス展開もなく、特番が組まれるわけもなく、少し不満に思った方も多いのでは・・・?「ドラことば」「ドラことば 心に響ドラえもん名言集」が9月に発売。登場キャラクター達の口から語られる名言の数々に、「ドラえもん」の奥の深さを改めて感じさせられました。「冥土の土産になった」2006年第11回アニメーション神戸で、大山のぶ代さんら旧声優陣5人に特別賞が授与されました。その授賞式の壇上で、野村道子さんがしずかちゃんの声で発した喜びのコメント。場内は当然、爆笑の渦。ここでちょっと番外編「○○に骨を送る」いわゆる「い○かみっ!」の放送時間変更に対する抗議で、テレビ局に人骨が送りつけられた事件がそうなんですけど、そこから転じて、「テレビ局(あるいは製作)側の勝手な都合による時間変更や未放送、番組構成の変質などといったことに対する強い抗議の意」でなんとな~く使われることが多くなっちゃいましたねえ・・・。きっと皆さんも、どこかへ骨を送りたい気になったこと、あるんじゃないでしょうか・・・?そして、「ドラえもん界流行語大賞」トップテン。最後の一つは・・・「企画協力:○○○○(自主規制)」スタッフ一覧の中に、「~協力」とかっていう役職をよく見かけるんだけど、それってちょっとしたお手伝い程度で関わったとかそんな感じで使われるんだよね・・・そうだよね・・・?でも、「ドラえもん」については、「企画協力」といえども、だいぶ踏み込んでるように思うんですけど。千秋を推したのも、この企画協力だって言うしねえ・・・。今年のわさドラの迷走の象徴ともいえる「流行語」でしょうな。来年は、クレジットから消えてくれることを祈ります・・・。とまあ、こんな感じでドラえもん界はいろいろありました。来年はホント、どうなっちゃうんでしょうねえ・・・。はっきりいって・・・・・・不安です。ということで、今年の日記の更新は今日で最後だと思います。大晦日は、とりあえず「ドラえもん」(本編のみにしておきたいね・・・。)と紅白を見て年を越したいと思います。それではみなさん良いお年を・・・。P.S.「のび太の恐竜2006」が「第1回Invitation AWARDS」のアニメーション作品賞を受賞したそうです。(「時をかける少女」と同時受賞)おめでとうございます。(参照:アニメ!アニメ!ニュース)
2006年12月28日
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なんか、今年度から日本アカデミー賞に、アニメーション作品賞が設けられることになったそうです。(参照:アニメ!アニメ!ニュース)で、優秀作品賞が先日発表されたようで、その5作品はというと・・・(参照:日本アカデミー賞公式サイト)「あらしのよるに」「ゲド戦記」「時をかける少女」 「ブレイブ ストーリー」「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」「のび恐2006」入ってねえ~_| ̄|○って、なんであの「ゲド戦記」が入ってんだよ!!なんで「コナン」が入ってんだよ!!う~ん、やっぱりバックに日テレがついてるからかなあ~(爆)この中から、来年2月16日の授賞式で最優秀アニメーション作品賞が決まるということですが、世間の評価からいったら、やっぱり「時かけ」かなあ~?ほぼ決まりじゃないでしょうかね?これでもし「ゲド戦記」とか「コナン」とかだったら、日テレに骨送るから←だから、ダメだってば・・・。あ、そうそう、「のび太の恐竜2006」のDVD買いました。あの感動をもう一度味わいたいと思います。(でも、まだ「エスパー魔美」も十分見てないし、あと「BLOOD+」の最終巻も買っちゃったよ・・・。どれを先に見たらよいのやら??)P.S. 21日の当ブログアクセス数、いつもの10倍、1284hit来ました。やっぱ、あの記事の影響かなあ??
2006年12月21日
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さあ、みなさん御覧になってくれましたか!「サイゾー」1月号の30ページのところ。「視聴率重視でファン無視!?新生『ドラえもん』の迷走」!!やった!凄い!オレって凄い!やっぱ投稿採用率80%男!!!久しぶりに狙ってやったこの大仕事これは嬉しい!ブログのまとめページを作って・・・BPOの青少年委員会に抗議して・・・「ドラえもん」の視聴をボイコットして・・・これを狙って仕込んだ花火が上手く効果をもたらしてのこの報道でした「サイゾー」編集部のみなさん、ホントありがとうございました!これからも、あのバカどもの悪態ぶりをどんどん暴いていきましょう宜しくお願いします実は、今後も更に凄い安○下ろし作戦を仕掛けますのでお楽しみに!ヤバイよ、安○元一!年末には降板させられるんじゃないか!?すいません。今のはみんな冗談です(笑)「投稿採用率80%男」って一体なんなんだよ!?計算したこともないくせに(笑)元ネタは、もうみんなわかってるよね?でも、まあ今のアニメ「ドラえもん」で何が起こっているのかを、広く世間に知らしめるいい機会になりましたよ。この記事を掲載した「サイゾー」の編集部のみなさんには感謝感謝ですよ。とにかくこの記事が、「ドラえもん」の制作体質を変えてくれることを強く祈ります。以上。
2006年12月18日
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http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20061208-127393.htmlテレ朝に骨を送ってもいいですか?←イヤ、ダメだって。んで、その仕掛け人本人はというと・・・http://blogs.yahoo.co.jp/motoichi_adachi/44757736.html案の定、宣伝しているし。一言言いたい方はコメント欄へどうぞ~。(コメント解禁してます。)あ、そうそう、魔美DVD-BOX下巻が届きました~!!←初めて絵文字を使ってみましたいやあ、上巻だけでも本当に面白かったストーリーや感動したストーリーもたくさんあって、純粋に楽しめたんですが、考えたらまだ半分なんですね。これからもう半分、傑作ぞろいの作品に出会えるのかと思うと、本当に楽しみ。さっそく、明日から見ようかなあ?でも、その前にもう一度、上巻の傑作いくつか見直しておきたいなあ・・・。どうしようかなあ?そんなしょうもない(?)ことで悩む筆者でした・・・。
2006年12月08日
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http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/11/23/02.htmlま、予想してた通りってことで・・・。もうあのバカどもは、何べん言うても聞けへんっつーことで。今に見とけよ。近いうちに、世間に思う存分、あんたらの腐敗体質をぶちまけとくから、楽しみにしときや。え?どういう意味だって??それはまたおいおい。これだけじゃアレなんで、ドラ関連のニュースを二つほど。「文化庁は「ドラえもん」大山のぶ代ら表彰」(日刊スポーツ)先日のアニメーション神戸特別賞に続く受賞です。大山さん、本当におめでとうございます。「まんが20万点! 京都に総合博物館」(読売新聞)京都国際マンガミュージアムが25日にオープンします。「ドラえもん」のアジア各国の翻訳本も展示されるそうです。これは早めに行っとかなきゃ。詳しくは京都国際マンガミュージアム公式ページへ
2006年11月23日
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【重要】旧画像倉庫終了のお知らせ(旧倉庫に登録している)61枚もの画像を全部移行しろってことですか!?別に画像そのものが消えるわけじゃないけど・・・独自で作ったトップページのメニューバー(アニメ、ルポとか書いてるやつ。)は旧倉庫のだし、だいぶ前につけた日記の画像も40枚くらいあるし・・・。それらの管理ができなくなるってことだから、後で何かあったときにちょっと困るかも・・・。移行するとなると・・・画像のURLが変わるってことだから、当然タグを変えなきゃダメ。どれくらい編集し直さなきゃならないんだ・・・??そこまで時間とれねえよ・・・(泣)
2006年11月20日
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今日は祝日で仕事が休みだった。久々にリアルタイムで「ドラえもん」を見れた。もっとも「ドラえもん」自体、見るのも久しぶりだけど。というのも、10月20日の放送再開からは、「ドラえもん」の録画を控え完全に視聴をボイコットしていた。その理由は、まあアレですよ。あのバカ放送作家の一件で完全にブチギレたからだ。あの放送作家の言動もそうだけど、何より許せんのはファンの意見を全て封殺したということだ。単純にコメントが殺到して炎上→削除したのととはわけが違う。仮に、安達に封殺の意志はなかったとしても、それをさせたどこかのバカテレビ局も同罪だ。視聴者を完全に置き去りにして、自分たちの都合のいいように、(視聴率を最優先した)番組制作をする。これこそ、テレビ業界の腐敗体質そのものではないか。こんな体質を許していいはずがない。この一件については、ドラえもんファンとしてもそうだけど、テレビを愛する一視聴者として考えてもおかしいことだと思ったので、BPOの青少年委員会に抗議のメールを送っておいた。さらに、テレビ業界に批判的な某月刊誌にも、読者投稿というかたちで「告発」もした。採用されるかどうかはわからんけど、なんとか白日の下に晒してほしいものだ。少なくとも、「企画協力:安達元一」というクレジットがOPから消えない限り、視聴ボイコット(リアルタイムでの視聴は除いて)は続けるかもね。よほどのことがない限り。何度も言っておくけど、声優交代は賛成しているからね。本編は面白いからね。一部のスタッフが問題なわけだから。P.S. 事の詳細を知らない方のために、騒動の経緯を綴ったページを作っておいた。参照していただければ幸いである。安達元一 ブログまとめ
2006年11月03日
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こんな記事を見つけてしまいました。http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0505/23/news027.html似てる・・・似てるぞ・・・。あの某国民的人気アニメ番組と・・・。結局、連日更新しちゃってるオレ・・・。一応、これもド○えもんネタだし。
2006年10月16日
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久々にバンダイチャンネルで「シティーハンター2」を見た。第12話の「場外乱闘流血必至!! 恋のコブラツイスト」。美人女子プロレスラーが登場するお話なんだけど、そのレスラーの赤松久美を演じていたのが・・・よこざわけい子さんだった!!ありゃりゃ!?この人といったら、魔美やドラミやシータといった甲高い声のイメージしかなかったから、こんな大人の、それも女子レスラーを演じるなんて予想外。全然わからんかった・・・。声も全然違うし。そういや、「シティーハンター2」は確か「エスパー魔美」と同時期の放送だったっけ。録音監督はどっちも浦上靖夫さん。浦上さんは、こういう役も横沢さんはできるとわかっててキャスティングしたんでしょうか??さすが名音響監督。ちなみにライバルレスラーのルシファー役は、今は亡き、つかせのりこさん。ハゲ丸か~。懐かしいなあ・・・。「ハゲ丸」もはよDVD化してくれんかのう・・・。とまあ、こんなネタも思いついたら書き込んでいくつもり。運営縮小と言いつつも(笑)
2006年10月15日
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9日はWEBアニメスタイル主催の、「エスパー魔美」トークイベントに日帰りで行ってきた。このイベントには、アニメスタイル編集長の小黒祐一郎氏と、「エスパー魔美」のチーフディレクターで、『オトナ帝国』の監督を務めた原恵一監督が出演されるということなので、現在、DVDで魔美を堪能している身としては、ぜひ制作裏話などを聞きたいと思い、勢いで新宿にやってきてしまった。会場は、歌舞伎町にある「新宿ロフトプラスワン」。サブカル色の濃いライブハウスといった感じで、少し異様な雰囲気。ここで藤子アニメのトークイベントをやるのは、似つかわしいんだか似つかわしくないんだか(笑)12時30分に開場。店内でマスメディア研究所のsakさんと初めてお会いすることになった。sakさんは原恵一監督の大ファンであり、今回の目的も原監督に一目会いたかったからだそうだ。sakさんは一番前の左端のテーブルをキープしていて、ステージとは目と鼻の先。ベストポジションである。会場では、小黒氏が「アニメージュ」に毎月連載しているコーナーをまとめた単行本、「この人に話を聞きたい」が先行販売された。この本には、数々のアニメーター、スタッフ、声優さんに小黒氏が迫ったインタビュー記事が1冊にまとめられており、原監督もこの中に入っている。この他、渡辺歩監督や、テレ朝版初代しずか役の野村道子さんも入っているので、ファンの方は必読だろう。そして13時にイベント開始。小黒氏が軽く挨拶をしたのち、原監督が登場。『アニメーション監督 原恵一』などで、この人の人となりはある程度は聞いていたのだが、意外と腰の低い方で、ちょっと謙虚な印象を受けた。イベントは、トークのほか、「エスパー魔美」の傑作作品やパイロットフィルムなどの上映も行われた。作品の上映は、DVD映像をそのままプロジェクターに流すかたちをとっていたため、DVDを入れた後に出てくる、魔美のコーションメッセージも当然のごとく流れた。小黒氏は「コーションメッセージは長い上に、スキップできない」とツッコミ。さらに、魔美の「ウフっ、何赤くなってるの?」のメッセージに場内大爆笑(笑)そんなこんなで、第1話の上映が始まった。(ちなみに私は、ある裏技を使ってコーションを飛ばしている。DVDを入れて、販売会社のロゴ映像が流れたらすぐに停止→すぐに再生すると、ちゃんと本編のOPから始まるようになるのだ。ただし、これはマイノートパソコンで見た場合の話なので、他社製では対応できるかどうかはわかりませんのでご注意を。)上映後、見た感想を小黒氏に聞かれた原監督は一言。「(絵コンテ的に)あんまり変わってない」原監督にとっては、魔美からおよそ20年間、絵コンテは全然進歩していないということなのか??第1話のみに作られたアバンには、魔美が黒板に「佐倉魔美」と書くシーンがあるが、原監督は当初「エスパー魔美」にするつもりだったとのこと。ただ、それだと周囲には自分がエスパーだと隠しているのに、バラしちゃうじゃないか(笑)という理由で差し替えになったとのこと。アバンは、後の話にも入れる予定だったが、アバンを入ると1~2分のところで見始めた視聴者にはわかりにくく、視聴率的によくないとのいうことでプロデューサーから反対されたという。当時、20代でチーフディレクターを務めた原監督だったが、開始当初はその役割がよくわからず、第1話のSEのプランはほどんど浦上靖夫さん任せで、どちらかといえばプロデューサー主導で制作していたと当時を振り返っていた。続いては、オフィシャルの場では初公開となるパイロットフィルムが上映。パイロットフィルムは芝山努監督が絵コンテを担当。パイロットフィルムは、やや高年齢向けの作りで、魔美のテーマとして藤子F先生自身も語っていた「ヌードの日常化」をそのままコンセプトに持ってきた渾身の一作。本編よりもカッコいい高畑に加え、本編では一切なかった超能力使用時の電撃シーン、そしてさらに衝撃的だったのは、魔美が○○のままテレポート、ついでに敵をやっつけてしまうというシーンに、場内は衝撃と爆笑の嵐。さすが芝山監督、やるなあ(笑)ちなみに、パイロットフィルムの魔美を演じていたのは、荘真由美さんで、のちに劇場版の『星空のダンシングドール』で、人形劇団に所属する朋子役で出演している。小休憩を挟んだのち、第54話「たんぽぽのコーヒー」の上映に。絵コンテ・演出を原監督が担当したこの作品。上巻のDVDに収録されているが、自分は未見でした(笑)現時点で、まだDVD8巻の半ばまでしか視聴できていないので・・・。(第54話は第9巻に収録。)小黒氏曰く、劇中のBGMの付け方がシリーズ屈指だというこの作品。見たところ、確かに今まで見た中では、クラシック音楽が効果的に使われていてでなかなか印象的だ。もう一度DVDで見直してみたいと思った。この頃から、「魔美」はアニメオリジナルが多くなり、魔美が超能力を使って活躍するより、むしろ周辺の人物にスポットを当て、魔美があまり超能力を使わない話が多くなってくる。そのあたりは、原監督も意識はしていたようで、シナリオの方向性も、魔美が超能力をいかに使わないかに持っていったとのことだ。そのあと、100話から119話までの次回予告集が上映され、次はいよいよ原監督が自ら脚本を手がけた第96話の「俺たちTONBI」。米映画の『ヤング・ゼネレーション』みたいな映画を作りたいと思い、自身も自転車が好きだったということで、自転車を使った人力飛行機を飛ばすことに青春をかける高校生たちのドラマを描いている。高校生たちの名前は、いずれ当時の有名自転車メーカーからとっている。この話も初見だったが、まさしくこれは原監督の作家性がしっかり現れたものになっていて、感動を覚えた。実に20年ぶりに見たという原監督。見終わって一言。「恥ずかしい(笑)。青臭いなあ・・・」これには場内爆笑。また、作中で女子高生が「おたくら」と呼ぶシーンには、小黒氏を始め場内のほとんどの観客が妙に反応(笑)原監督が、「当時はよく呼ばれていた」と苦しいフォローを入れる一幕もあった。作中では、男子高生の部屋にブルーハーツのポスターが飾られているシーンもあった。原監督はもともとブルーハーツの曲を使いたいと思っていたが、さすがに著作権の問題もあってこれは実現しなかった。ポスターに関しては、所属事務所の許可をとって描くことができたが、残念ながらブルーハーツは解散して、事務所も変わり権利の所在が不明確になっているため、DVDの収録分ではポスターの部分は処理されることになっているそうだ。今回の上映分は加工前のものだったので、そういった意味では貴重な映像といえる。曲が使えなかった悔しさからか、原監督はこれを、ステレオでブルーハーツを流しながら、さもBGMがかかっているつもりで見ていたんだそうだ(笑)イベントも終わりが近づき、原監督への質問タイムに。「「魔美」をもう一度作ってみたいか」という質問には、「むしろ「魔美」のような作品を自分で(オリジナル)で作ってみたい」と、創作意欲を伺わせる返答。劇場版の『星空のダンシングドール』についての感想は、「エスパー魔美としては失敗作だった」と評して、映画を見た子供が「つまんないから外に出てるね」と言って出て行ってしまったエピソードを明かし、場内の笑いを誘っていた。そして注目の次回作については、すでに原画の作業は終了しており、これから音入れの作業に入り、年内には完成予定。公開は来年の夏を予定しているとのこと。近く正式な発表があるとのことなので、これはぜひ期待したい。質問タイムのあと、フロンティアワークスのDVD販売担当の方々が登場。DVD-BOX下巻のPRタイム。下巻には、小黒氏がインタビュアーで参加した、スタッフ・キャストインタビュー記事が収録されるブックレットがついてくるとのこと。そして一騒動あった次回予告については、下巻では収録されるとのことである。上巻の次回予告については、パイロットフィルムが収録される上下巻連動応募特典DVDに収録される予定なので、見送られた方は再度ご検討のほどを。購入特典では、植田佳奈(上巻)・桃井かおり(下巻)のトリビュートアルバムがついてくるが、二人が起用されたことについて小黒氏から説明を求められると、彼女たちはどちらも「エスパー魔美」の大ファンで、ライブでも主題歌をよく歌っていたことから白羽の矢が立ったとのこと。すると、観客から、「橋本(潮)さんや出演キャストが歌う企画は検討されたのか?」という鋭い質問が飛び、これについて担当者は「(植田・桃井のアルバムについては)アニメイトさんとのタイアップ企画で、既存ファンだけでなく、それ以外の方にも触れていただきたいと思い・・・」というちょっと苦しい弁明。これには、場内に気まずい空気が・・・。小黒氏が「人の想いはなかなか通じないものだねえ」とフォローを入れる一幕も。もうそれぐらいにしておきなさい・・・。なんだか担当者の方がかわいそうに思えた。また劇場版のDVD化については「検討中」とのこと。あとの楽しみにしておきましょう。イベントも終わりが近づき、ここで原監督が(一時期)裏番組だった「ミスター味っ子」の話に触れて、「魔美」とは対照的に、カツ丼が光ったり、味皇様が猛烈に涙流したりと、超ド派手な演出がウリだった「味っ子」を見て、原監督は逆にショックを受けたんだそうだ(笑)そりゃ、原監督からしたらあれはカルチャーショック受けるわな・・・。こうしてイベントは終了。そのあと、sakさんが一足早くサインをもらうために原監督のところに出向き、自分もsakさんにつられるように、ちょうど持ってきていた『アニメーション監督 原恵一』の本を取り出して、原監督からサインを頂いた。本当にありがとうございます。「次回作期待しています」と話すと、原監督は「いやあ、(絵コンテ的に)魔美と変わらないですよ」と謙虚なお言葉。いやいや、そんなに謙遜しなくても素晴らしいですよ、原監督のコンテは。会場をあとにして新宿駅まではsakさんと談笑。もう少し時間をとってゆっくり話したかったところだが、帰りの列車の時間が迫っていたため、駅にてお別れ。また会う機会があれば、ゆっくり話したいと思う。原監督にも会えて、制作裏話もたっぷり聞けて本当に上京した甲斐があった。12月に発売されるDVD下巻、そして原監督の劇場最新作がますます楽しみになってきた。原監督、そして主催してくださったアニメ様こと小黒裕一郎さん、楽しい時間を本当にありがとうございました。(今回の記事はうろ覚えで書いた部分もあります。間違っている箇所などがございましたら、コメント欄に書き込んでいただければ幸いです。) たんぽぽコーヒー(2gx30p)x5
2006年10月12日
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すっかり過ぎてしまったが、10月2日で当ブログは3周年を迎えました。開設から1102日。今日現在までの総アクセス数は239794(←実アクセス数はそれより少ないと思うけど。)いつの間にか、管理人の自分でも驚いてしまう数を重ねてしまったんだなあ(笑)思えば、このブログを始めようと思ったのは、もともとライターを希望していて、その文章力をつけたいと思って始めたのがきっかけだった。当時の楽天広場は、トラックバック機能なんてのもなく、ただ単に日記を書き込んでいくだけの軽い日記サイトだった。それから徐々にブログが浸透してきて、楽天広場もトラックバック機能やフォトアルバムやらいろいろつけるようになって、完全に「ブログ」としての機能を持つようになった。今では芸能人がブログを書いたり、ブログが書籍化されたりなんてのも当たり前になり、NHKの趣味講座でも「ブログ」が取り上げられるほど、今やブログはすっかり市民権を得たように思う。ブログの進化と同時に、私のブログにもいろいろと変化はあった。開始から1年ちょっとは、その日にあった出来事を書き綴るという、本当に純な日記だったが、2005年3月の「ドラえもん声優陣交代」という大事件が起こって以降は、「ドラえもん」ネタを書くことが格段に増えた。そのために、いろんなドラえもんファンのブログを知ることになったり、つながりができたりで、ブログに来る客層もなんとなく変化していったように思う。だんだん日常ネタが尽きてきて、昨年10月からは、「ごったニメーションblog」に名前に変えて、レビューに特化したブログにリニューアル(したつもり)。内容的には相変わらずグダグダのまま、今に至るのである。こうして、メールのやり取りをするような感覚で、ブログを書き込む人が増えたのは結構な話なのだが、ただ、(好き放題書いている自分が言うのも何だが、)「ブログ」をやるということについて、みんな軽々しく考えていないだろうかとなんとなく思ったりもする。あくまでも自分の実感なのだが、ブログというものは不思議なもので、普段言えないようなことやら、心の奥底に秘めていた思いやらが、ブログともなると、これがすらすらと書けてしまうのだ。ファンが集う掲示板やメーリングリストの場合だと、まだ抑え目になるが、ブログだとその場でも言えないようなことまで、自然と書けてしまうのである。例えを言うのなら、「ドラえもん」に出てくる秘密道具「テレパしい」のようなものか。それを食べると、自分がしゃべらなくても、心の中で思っていたことが相手に伝わってしまう道具だ。(単行本18巻に収録)ちなみに、藤子・F・不二雄先生のSF短編にも「テレパしい」が出てくる。知らない人のために解説するが、こちらの『テレパ椎』はSF短編PERFECT版第7巻に収録されている短編。こちらは、持っているだけで周りの人たちの心が読めてしまうというものだ。「テレパ椎」を拾った、主人公のイラストレーターは、それからというもの、周りの人たちの心の奥底を知ることになる。本人の前では決して表に出さない、不満やねたみ、怒りなどの負の感情に満ちた心の奥底を・・・。やがて、主人公は、もし人類が先天的にテレパシー能力を持っていたら・・・と考える。おそらく「群れ」を作らず、したがって「社会」も発生せず、「文明」も誕生しなかっただろうと。自分のアパートに上がりこんできた、弟カップル二人の喧嘩別れのために、彼は「テレパ椎」を使ったのち、それを粉々にして捨てるものの、今まで感じていた「善意に包まれた居心地のよい」世界はもう二度と戻ってこないと悟るのである。「ブログ」は、自分の思いを直接言うのは恥ずかしい、気がひけるという人や、同じ趣味を持った人同士と語り合いたい人にとっては、対人コミュニケーションの潤滑油として十分メリットのあるものだ。だが、一方で「匿名性」というものがあるがために、負の目的で使う人も少なくない。ちょくちょく他人のブログをのぞいたりもしているが、『テレパ椎』で描かれているような、負の感情に満ちた書き込みもよく見かける。それだけに、「ブログ」をやることでさまざまな弊害が起こる可能性も否定できない。自分のことを話しすぎてしまったがために、自分のプライバシーが侵害され、ストーカー被害に遭ってしまったというのはよく聞く話だ。会社の内部事情や秘密事項、悪口などを書いてしまったがために、会社をクビになったという話は、アメリカではすっかり定番である。それは、もちろん「語り」すぎてしまったがために、なるべくしてなったことだから、それは留意すべき点である。それと、インターネット上には、いろんな思想や考えを持った人たちがいる。当然、(あまり好ましくないことだが、)悪意を持った人たちだっている。自分とは異なる人たちが大勢いると考えたほうがいい。それだけに、自分の書いた言葉に、感情的に、あるいは悪意を持って反応する人たちが当然出てくるだろう。酷ければ、ブログの炎上にもつながる。炎上とまではいかなくても、別のブログや掲示板などで、自分の記事が転載されて、そこで陰口を叩かれることだってある。それでも平気だという人はいるだろうが、気になる人は、やっぱり気になるものだ。自分の書いたブログに対する反応には。そして、もっとも留意すべきと思うのは、使い方を誤れば、ブログも人間関係を壊しかねないものになるということだ。前述したのと似たような話だと思うが、いろいろ書き込みすぎてしまうことで、友人や知人に、自分のブログの存在を悟られる可能性もある。その書き込みの内容が、その友人や知人に対する秘めた負の思いだとしたら・・・当然のごとく、人間関係に亀裂が生じるだろう。あらかじめ、自分のブログの存在を友人たちに知らせておけば、書いている方も下手なことは書けないと感じて、それを避けることはできるだろうが。それでも、ある事柄に対する自分の考えを書き込んだとして、それを見ていた友人は、自分とは全く異なる考え方をしていたとしたら、、、そんな微妙なすれ違いのために、知らず知らずのうちに、友人と距離を置くことになるかもしれない。これは別に、自分の考えを書くことが悪いというわけではない。言論の自由は大いに保障されるべきだし、個人の考えは尊重すべきだと思う。それに、これは発信する側だけの問題ではなく、受け取る側もそれなりに寛容な態度で受け止めるべきだと思う。言いたかったのは、「ブログ」をやるということは、それぐらい重みのあるものだということだ。「ブログ」をやりたいというのであれば、まずはその重みを踏まえた上で、どういう形でやるのか、誰に向けてやるのか、そういったところをしっかり決めてやってほしいと思う。プライバシーの侵害や炎上が怖いというのであれば、わざわざ世界中に流れてしまうようなレンタルブログを借りるよりも、mixiで友人のみの公開に限って日記をやったほうがいい。友人たち限定の日記だったら、見ている人は気心が知れてるわけだから、ヘタなことは書けないだろう。一般ブログでやるにしても、コメントを停止するのも一つの手だ。友人や会社に知られたくないんであれば、自分のことを悟られるような書き込みはしないことだ。最近は、卒業した大学をプロフに書き込む人も多いが、それもやめたほうがいいかも。炎上しても構わない、自分の好き放題に書きたいというのであれば、どうぞどうぞ。その代わり、重大なトラブルが起こってもそこは自己責任である。これからブログを始めようと思っている人は、その重みをしっかり受け止めた上で始めてほしいものだ。さて、こんなに長々と雑感を書きましたが、ここで今後の当ブログの運営についてお知らせしておきます。当「ごったニメーションblog」は今後、運営を縮小したいと思います。運営縮小というのは、このブログが閉鎖するわけではありません。ただ、更新頻度が今後著しく減るかも・・・ということです。今までは、雑記なりレビューなりルポなりいろいろ書いてきたわけですが、今後は「ドラえもん」関連のネタに絞って、このブログを書いていこうと思います。とはいえ、ドラえもん関連のネタは、そう毎日書けるものではなく、大きなドラえもん関連のトピックがあった時に書いていくという程度にしておきます。ですので、更新は不定期になります(ってもともと不定期だろうが!!)それゆえ、更新の間隔が数ヶ月あくかもしれませんし、逆に1週間の間に2・3回更新なんてのもあるかもしれません。自然に更新停止なんてのもありえると思います。その理由は・・・まあ、いろいろ思うことはあるのだが、あえて言うなら、思わぬ方向へ進んでしまったかなあ?ライターを目指して文章力をつけたいと思って始めたのは確かだが、単に文章力だけでやっていけるものじゃないってことはよくわかったし、このまま惰性でブログをやっていくのもどうかなあと思った。私自身、ブログをやっている以上は、単なる一ブログとして終わりたくないという思いもあって、来てくれた人がみな楽しめるようなものにしていきたいと思っている。それには、中途半端に一個人の駄文を書いていくだけでは、訪問者はまず満足しないだろう。それゆえ、昨年「ごったニメーションblog」と名前を変えて再出発を図ったり、いろいろ新ブログを立ち上げたりしてはみたが、ほとんど失敗に終わった。こうなれば、このブログを閉鎖させていっそもう一度ゼロからやり直そうかとも思ったが、開設から3年の間に、いろんなファンサイトやブログで私のブログを支持くれている人たちが出てきた。(特に藤子ファンサイトや藤子ファンブロガーの間では。)私のブログを楽しみにしている人たちがいるのはうれしい反面、逆に今の現状では、このブログで自分の目指す方向へ持っていくのは、少し難しくなってきてしまった。結局、このブログについては今後は「ドラえもん」ネタに絞って書いていくことにして、レビュー関係については、新ブログでやることにした。現在も新ブログは運営中だが、まだまだ軌道に乗っていない。(更新頻度も低いし。)さすがにまだまだ方向性が定まっておらず、本当に試行錯誤の段階である。それゆえ、まだURLを教える気にはなれません。もっとも、mixi上ではURLを載せるかもしれませんけど。いろいろ意見もお有りかと思いますが、ドラえもん熱は下がっていませんし、ブログそのものへの熱が下がったわけでもありません。運営縮小しても、ファンサイトの掲示板へは気が向いたときに書き込みますし、ブログのコメント欄にもちょくちょく顔を出したいと思います。そのときはまたよろしくお願いします。なお、mixiでの日記は今後も続けます。こっちの日記は、ドラネタ度は低いですけど。運営は縮小しますが、当ブログを今後ともよろしくお願いします。もっとも、そう言いつつ数日後には、ブログ更新しているだろうけど。なにせ9日は「魔美」の某イベントに行く予定なので・・・(笑)
2006年10月07日
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2005年10月より一年間放送された「エンジェル・ハート」。「シティーハンター」のアナザーワールドということで、一年間見てきたわけだが、その総まとめレビューを簡潔に。<ストーリー面>これは、もはや「シティーハンター」とは似て非なる、(全くとまではいかなくとも)ほぼ別物という感じである。もちろん、初回からそういう雰囲気はしていたから、それは承知の上だったのだが、やはりリョウの「もっこり」を期待していた自分にとっては、少し物足りなさを感じた。現在、Gyaoで無料放送中の前作と見比べれれば、その差は一目瞭然だ。一応、原作コミックも少し目を通したことはあるのだが、原作の方はまだまだギャグのテイストは残していて、十分楽しめるものだったのに、アニメの方は、そのテイストが薄れ、ヒューマンドラマのほうに重きを置いてしまった感が否めなかった。あんまり「もっこり」を強調しすぎると、視聴者から「セクハラ」だとクレームが来てしまうご時世だからか??(笑)もう少しハジけて作っちゃってもよかったんじゃなかろうかと思う。<キャスト面>今作の主役、香瑩役はオーディションで選ばれた川崎真央が務めたが、初回は演技の未熟さにちょっと閉口してしまった。ま、諏訪・植田両プロデューサーは、どちらかといったら新しい「声」を探すということに重点を置いていたようなので、そうなったのだろうけど。とはいえ、変に有名芸能人を起用するよりかはマシだと思うので、とりあえず長い目で見てきたが、回を追うごとに演技力も向上してきて、最終的にはすっかり慣れてしまったというのが正直な感想である。周りはベテランの大声優さんばかりだから、彼らに囲まれれば、自然と上達してくるんでしょうなあ・・・。まだまだ伸びるとは思うので、今後も頑張ってもらいたいものだ。リョウや冴子ら前作から引き続き登場のキャラについては、特に言うことはないが、驚いたのはミキ役の小山茉美さん。前作とは違い、幼い少女として海坊主の前に現れたミキだが、それもまさか小山さんとはねえ・・・。久々にアニメでアラレちゃん声が聞けるとは思ってもみなかった。アラレ健在。<技術面>「シティーハンター」の最後の新作から7年も経ち、セルからデジタルに移行したので、作画的にだいぶ異なる雰囲気。それはいいとして、ただリョウがなんとなくカッコよくなりすぎてしまっているかも。(笑)正直言って、リョウには似合わない。それと、時折作画崩れが目立ったところもいただけない。結構違和感覚えたぞ。<音楽面>「シティーハンター」から続いて「エンジェル・ハート」も音楽のほうに力を入れていたが、個人的にはちょっと馴染めなかったかも。(「誰かが君を想っている」は良かったけど。)まあ、作品そのものの雰囲気が違うから、音楽の雰囲気も変わってくるから、そう思っちゃうのだろうけど。「シティーハンター」の主題歌集は買ったけど、今回はちょっと見送った。とまあ、こんなことを書いたけど、さすがに一年で終わるのは、少し惜しいかなとも思っている。まだまだ原作は連載中だし、アニメ化されていない原作もあるので、少し間を置いたら続編をやってほしいと思う。そのときはもう少しギャグのテイストを増やして見やすいものにしてほしい。あと、諏訪プロデューサーによれば、「エンジェル・ハート」はもちろんのこと、「シティーハンター」もなんらかの展開をしていきたいとのことなので、ぜひとも99年以来音沙汰のない「シティーハンター」の(正統な)最新作を近いうちに見たいものだ。その日までにじっくり「シティーハンター」を復習しておくとするか。とりあえず一年間どうもありがとうございました。よかったら、クリックお願いします→
2006年10月01日
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2005年10月から一年間放送され、9月23日に最終回を迎えた「BLOOD+」。プロダクションI.G.制作ということで、放送開始前から入れ込んで、終わりまでずっと見てきたが、その総まとめレビューを記す。あくまで自分が思ったことを書くだけなので、その点を踏まえてご覧ください。<ストーリー面>どちらかといえば、面白かったというのが正直な感想である。少なくとも、「これからどうなるのか」という先の楽しみを十分に与えてくれる展開で、毎週土曜日を楽しみにしていたところもある。ただ、ストーリー上、果たして必要だったのかと思うところや、逆に不十分だったのではと思うところが目立ち、消化不良の感も否めない。特にカールやソロモン。そして、シフたちの扱いが軽薄だった気もする。なぜカールやソロモンが、小夜に対し執着心を持ったのかが十分に描ききれていなく、彼らの死に方もあっけない。もう少し彼らのキャラクターを描いていれば、まだ納得できたように思うのだが。シフについては、果たして必要だったのかとさえも思った。正直、登場キャラクターを増やしすぎてしまったがために、一人ひとりのキャラクターのバッググランドを描ききれなかったのではなかろうか?(時間的な問題で。)それが、終盤のご都合主義ともとれるあっけない死に方につながってしまったように思う。あとは、33話からは1年後という設定になっているが、必要だったのかなあ?まあ、小夜の眠りを近づけさせるための措置みたいなもんだろうけど、でもねえ・・・。番外編として、「空白の一年」を描いたストーリーをやるというのなら、話は別だけど。舞台や物語の背景、そして作風からして、この「BLOOD+」は他のアニメと比べてややクールな雰囲気である。「功殻機動隊」とは違い、若年層向けに作られたTVアニメではあるが、それでもI.G.らしいクールな雰囲気はうまく出ていたと思う。ただ、この作品のメインテーマとなる「家族愛」を描くにしては、あまりにもギャップが激しすぎたのでは?もちろん、I.G.らしさを完全に無くせとは言わないし、私自身はI.G.作品の雰囲気は好きなのだが、もう少しI.G.らしさを排したほうが、まだ十分見やすかったように思う。同じI.G.制作の「xxxHOLIC」とまではいかなくても、それに少しでも近い雰囲気を入れれば・・・と個人的に思ったのだが・・・。さすがにそこらへんは難しいだろうねえ。まあ、製作スタッフの方も、「BLOOD+」の出来には100%満足はしていないようだし。それなりにI.G.もこのテレビシリーズ「BLOOD+」で課題が見えてきたことだろう。今回の課題を生かして、(いつになるかはわからないけど)次のテレビシリーズにつないでいってほしいものだ。<キャスト面>これについてはほぼベストマッチングだったと思う。どのキャラクターもしっかりキャラがハマっていたし、いい演技を見せてくれたように思う。もちろん、演じた声優の多くが一流だったからだろうけれども、声優さんの技量だけでこんなにマッチするとは思えない。ここらへんは音響監督の手腕もあるだろう。こういうところは、やはり押井守氏が声優を大事にしているから、I.G.もそんな気風があるのだろう。そんな一流の声優陣に囲まれて主役を演じた小夜役の喜多村英梨だったが、脇を固めた他の声優に引けをとらないぐらいのいい演技力だったと思う。初回から彼女の演技はなかなかのもので好感が持てたが、それが回を重ねるごとに成長していって、演技力もかなり向上していたように思う。最近、同じI.G.制作の「シュヴァリエ」にもレギュラー出演を果たし、これからの活躍によりいっそうの期待が持てる。これからも実力派の若手声優として頑張ってほしい。もう一つ特筆すべき点は、リク&ディーヴァを演じた矢島晶子さん。まさか矢島さんの二役(いや、ディーヴァのリクバージョンに、双子の妹合わせたら四役か??)をここで見ることになるなんて思ってもみなかった。おかげで、声優ネタで結構遊んでしまった(笑)いまじゃ、彼女の代表作といったら「クレヨンしんちゃん」だけど、矢島さんの真骨頂が現れた作品としては、この「BLOOD+」が代表作と言ってもいいのではなかろうか。「クレしん」に次ぐ代表作となったといっても過言ではない気がする。ムトウ監督(「クレしん」監督)、どうか「BLOOD+」のパロディを是非・・・(笑)<演出・技術面>タイトルどおり、容赦なく「血」が吹き出てくるシーンは、やはり土6ならではだろう。だけど、これだけ過激な映像は、夕方はもちろんのこと、深夜帯でも普通なら放送できないだろう。いくらキングT@KEDA(竹田青滋プロデューサー)が寛容とはいえ、下手したら上から止められてもおかしくはないと思うが。それでも堂々と見せつけたのだから、ある意味毎日放送は凄いテレビ局だと思う。地元大阪のテレビ局なんでこれからも応援したいですなあ・・・。技術面については、さすがはI.G。クオリティの高さは相変わらず。特に、目をひいたのは、第2期・第3期のオープニング映像。あれは本当にI.G.らしさが思う存分発揮されていて、あれだけでも十分作品といて評価のあるものに仕上がっているのではなかろうかとさえ思う。<音楽面>さすがにハリウッドの作曲家が手がけたこともあってか、劇中音楽は秀逸。どの曲も心に響くいい曲だったと思う。あまりのよさについついサウンドトラックを買ってしまいました。主題歌はというと、1クール目はOP・EDともにマッチしていたんだけど・・・2クール目からはちょっと・・・。う~ん、「ガンダムSEED」もそうなんだけど、どうして1クール目のは良くて、2クール目からはパワーダウンしちゃうのかなあ??それならずっとその曲で通してもいいような気がしないでもないが。ま、別に1クールごとに曲を変えることに反対ではないけど。とりあえず、こんなところである。まあ、I.G.としては4クールのテレビシリーズは初めてだから、及第点といったところでしょうね。個人的にI.G.の雰囲気は好きで、他のアニメスタジオと比べたら、スタジオ独特の個性を持っていて、かつしっかりとした作品を作っていると思うので、今後のアニメ界の牽引役として期待している。次のテレビシリーズでは、制作も視聴者も納得のいく作品を作り出してほしい。さて、次の新番組はボンズの時代劇アニメか・・・。声優陣が、主演の藤原啓治さんをはじめ、かなり渋いキャスティングだなあ。(笑)でも、見たいかというと・・・まだまだ微妙なところ。次週の特別番組を見て、見るかどうか決めようかな?もっとも、もう毎回こんなグダグダなレビューを書くことはないけど。とりあえず、一年間どうもありがとうございました。では。よかったら、クリックお願いします→
2006年09月25日
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ついにBLOOD+も今日で最終回。さあ、果たしてどんな結末を迎えるのか・・・。第50話 「ナンクルナイサ」脚本:藤咲淳一 絵コンテ・演出:松本淳 作画監督:石井明治<あらすじ>繭から生まれたディーヴァの子供を目の前にして、もう誰にも傷ついて欲しくないと願う小夜は、刀を構えゆっくりと切っ先を上げていく・・・・・・。その頃、米軍の手により、翼手を闇に葬り全ての証拠を消し去ることを目的とした計画が発動されていた!! (公式サイトより)<感想・レビュー>アバンなしでいきなりOPですか。それもノークレジット。ノークレジットOPをテレビ放送で見られるとはこりゃまた珍しい。ディーヴァが死んだために、おとなしくなった翼手とコープスコーズ。やがて翼手は、空に向かった咆哮する。デヴィッドは、オペラハウスに取り残されていたヴァンから、「オプションD」が発動されることを聞き、ジュリアに情報収集の協力を求める。必ず戻ってきてと願うジュリア。それにデヴィッドは「わかってる」とだけ返事をして、電話を切った。一方、ステージの小夜とハジ、そしてカイ。双子を殺して自分も死ぬという小夜の決意を知ったカイ。自分たちの血のために争いが起き、戦争の道具にされる。それが起こるのはもう見たくない。誰も傷ついてほしくない。だから死ぬ。そう思った小夜の決断だった。ディーヴァの子供たちに向けて刃を向ける小夜。「ごめんね」と悲しげにつぶやく彼女。だが、次の瞬間、カイは「ふざけるな」と言って、小夜を止める。小夜たちを認めないという奴がいるのなら、自分がぶん殴ってやると。小夜が泣き虫で大喰らいの普通の女だということをわからせてやると。自分が愛情注いで、面倒を見て、小夜たちの居場所はなんとかするとカイは説得する。そしてハジにも問いかける。ハジもそう思うだろう?と・・・。だが、ハジの答えは・・・「私は小夜に従う者。すべては小夜の望みのままに・・・」と相変わらずの返答。これを聞いたカイは、、、ハジをぶん殴ったー!!(おお、なんかカッコいいぞ、カイ。)カイ「お前は誰なんだよ!!お前はお前だろ!!言ってみろよ、自分の言葉で!お前が何を望んでいるのかを!お前だって小夜を・・・小夜を愛してるんだろ?」自分の思いを小夜に話そうとしなかったハジに、カイは激昂する。そんなカイに促されたのか、ハジは・・・ハジ「笑顔が欲しかったのです・・・。」小夜と出会ったころのあの笑顔。それがもう一度見たかった。その笑顔が戻るのなら、すべてを引き換えにしていいと、小夜にハジは尽くしてきた。そしてシュヴァリエとなって目覚めたとき、小夜が最初に見せたのは涙、そして怒りに燃えて武器をとって戦う姿だった。だが、沖縄で小夜を見たとき、小夜は笑顔に包まれていた。自分が望んでも与えることのできなかった笑顔を、カイとその家族は与えてくれた。ハジはシュヴァリエとなって、初めて小夜に背いた・・・ハジ「生きて・・・生きてください。明日のために、今日を生きて・・・。もうあなたが戦うことはないのです・・・。」ハジは涙を流して小夜に願う。顔を寄せ合う二人。ハジの願いを感じ取った小夜は涙を流し・・・小夜「生きたい・・・。」そうつぶやいた。二人はやがて口づけを交わし、小夜は生きることを選んだのだった。カイ「今日を生きて、明日を笑うんだ。明日を向いて、一生懸命生きていけばなんとかなるさ。ナンクルナイサー。」と、そこにデヴィッドがやってきて、オプションDが発動されたことを伝える。急いでオペラハウスからの脱出を図るカイたち。小夜はディーヴァの亡骸に手を触れ、彼女に別れを告げる。もう一人の自分に・・・。と、そこに急襲が。その正体はアンシェルだった!!!生きてたのかよ、アンシェル!!ディーヴァの子供たちに執着心を抱くアンシェル。そうはさせまいと小夜は刀をとり、アンシェルに向かっていく。その刀をハジが取り、そしてハジがアンシェルに刀を刺しこんでいく!!結晶化していくアンシェル。だが、最後の力を振り絞り、アンシェルはハジの体に牙をぶち刺す。ハジを案じる小夜。しかしハジは、カイに小夜を明日に導いてほしいと言って、自らはここに留まると。それを嫌がる小夜。するとハジは・・・ハジ「ナンクルナイサ。あなたを愛しています・・・」そしてオペラハウスの瓦礫が崩れ落ち、ハジはその下敷きに・・・小夜「ハジーーーー!!」やがて米軍はオペラハウスに爆弾を投下した・・・。時は過ぎて、沖縄。小夜は高校に戻ってきた。第1話で切り取られた木の切り株には、新たな枝が生えていた。その葉から滴れる雫を手にとる小夜。と、そこに香里が頭突き。痛がる小夜。「血が出たみたい」と香里にハンカチを借りようとするも・・・それは全くのウソ。そのウソに騙された香里は、そばの木の葉の雫を小夜に浴びせる。あ~、あの二人の仲良しぶりが戻ってきましたなあ・・・。米軍は、オペラハウスの爆破を、テロリストとの犯行だとした。その一方で、グラント国防長官とサンクフレッシュアメリカとの癒着疑惑がもたれ、特別調査委員会が発足されることとなった。そのあおりを受けて、ヴァン・アルジャーノは当局に連行されてしまいました(笑)最後の最後までヘタレキャラでしたなあ・・・。そのヴァン・アルジャーノの連行を追いかける一人の報道記者。あれ・・・この口調は・・・?報道記者はアーチャー調査補佐官(、ってヴァンのそばにいたメガネの男じゃないか!!なんとか生きてたのね。)が、サンクフレシュに潜入していた噂について追及していた。彼の返答は、「ノーコメント」。で、その報道記者はというと・・・・あっ!ネイサン!!あんた死んだんじゃ・・・。あ、でもネイサン・マーラーとしては死んだんだね。う~ん、結局こいつ、本当は何者だ??これからも彼は、小夜とディーヴァの子供たち、そしてこの世界の行く末を見守っていくのだろう。ディーヴァが死に、世界の翼手事件が沈静化に向かい、デルタシリーズも小夜から取り出した酵素が量産化できれば完全に沈黙できると、事態は収束に向かっているようだ。ルルゥもなんとか延命できるとのこと。小夜は奇跡的に覚醒を維持していた・・・だが、・・・。診療室で横になり輸血を受ける小夜。いつもより調子がいいと言う小夜。そんな彼女はジュリアのことをなぜか気づかう。そのジュリアのお腹を触る小夜。なんとジュリアは妊娠していた。キャー!!デヴィッドやりよった!!やるなあ、デヴィッド。診療所にはルルゥもやってきた。トマトジュースのパックを渡し、今夜の開店パーティーにはそれに血液パックの中身を移して持ってくるようにとルルゥに言った。「OMORO」に戻ってきた小夜。弁当の感想を聞くカイ。おいしかったのはゆで卵という回答にカイは不満気。そしてカイは小夜の髪を切ってあげることに・・・。髪を切ってる最中、小夜は岡村がまた海外に行くことを知らされる。中東のほうに行くそうだ。真央もついていくらしい。って結局、この凸凹コンビは離れられないんかい!!前髪を切ろうとしたとき、カイはハジのことを思う。最初はハジのことを嫌っていたカイも、自分と同じで小夜のことを見ていたんだと述懐する。カイは小夜のために一緒に戦った人たちのことを忘れないと固く誓う。小夜を愛したハジのことも、彼らの思い出も、みんなすべて小夜になっていくのだと・・・。髪を切り終えて、カイは鏡で小夜の髪型を見せる。その髪型は、あの頃のときのだった・・・。夜になり、開店パーティーで「OMORO」の店内は盛り上がる。が、、、小夜は気分が悪くなり、外に出る。「OMORO」の看板を寂しげに見つめる小夜。と、突然目まいが襲う・・・眠りのときがやってきたのだ・・・。と、そこにカイがやってきて倒れそうになった小夜を抱える。ジュリアを呼ぼうとするも、小夜はみんなには知らせないでと止める。そして小夜は、「はじまりの場所」に連れてってとカイに頼む。小夜の好きだった海。そこを横目にカイは小夜を乗せ、バイクを走らせる。やがて「はじまりの場所」、宮城家の墓へと続く階段を、カイは小夜をおんぶして歩く。そして、小夜はつぶやいた。小夜「もうすぐだね、カイ。ありがとう・・・」礼なんていいさと言うカイ。が、そのあと、小夜に返事がない。やがて小夜の手から一枚の写真が落ちていった・・・その寝顔はとても心地よさそうに眠っているようだった。小夜の持っていた写真は、ロンドンにいたとき三人で写った写真だった。カイ「小夜、お前に教えてもらったんだ。オレの生きる明日ってやつを・・・。お前が戦ってきたのは、このためだったよな。自分だけの幸せじゃなくて、みんなが幸せになるように。ただそれだけを思って・・・。約束するよ。オレは絶対お前らを幸せにする。だから・・・おやすみ、小夜。」こうして小夜は「はじまりの場所」で再び眠りについたのだった。そしてエンディング。あ、「語り継ぐこと」か~。う~ん、「はじまりの場所」に戻って第1期のEDに戻しましたか~。うん、いいねえ。そして数年後。双子の子供たちは成長し、カイは二人を連れて小夜たちの眠る宮城家の墓にやってきた。抱っこ、おんぶを求める健気な子供たち。いい加減お父さんと呼べと言うカイ。で、双子の声は・・・一人はやっぱり矢島晶子さんだあ。予想通り。でも、この声も、あらかじめ矢島さんだとわかってないとわからんよなあ・・・最後の最後まで凄い演技力を見せてますこと。んでもう一人は、門脇舞か??いや、喜多村英梨でよろしいのか??う~ん、わからん・・・。その宮城家の墓に、置かれてあったリボンのついた一輪のバラの花。カイ「あいつ、来てたのか・・・。」ENDう~ん、最終回としては、どちらかといったらいい方かなあ。ちょっぴり切なくもあるけど、ハッピーエンドと言ってもいいでしょうね。まあ、一年間それなりに楽しませてもらいました。スタッフ、声優陣のみなさま。本当にありがとうございました。総まとめレビューへよかったら、クリックお願いします→
2006年09月24日
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9月23日といったら世間一般は「秋分の日」という祝日の認識だろうが、僕らのような熱心なドラえもんファンにとってはこの日は特別な日である。そう、原作者、藤子・F・不二雄先生の命日である。1996年の今日に天に召されてからちょうど10年経ったわけだ。10年前といったら当時中学3年生で、ちょうど高校受験の勉強中に、よみうりテレビの20時54分のニュースで訃報を知ったのだ。ちなみにこの日は、オリックス・ブルーウェーブ(現バファローズ)がリーグ優勝を決めた日で、イチローがレフトにサヨナラタイムリーを打って決めたのが印象に残っている。ちょうど中継見てたし。(もっともかく言う私はオリックスファンではないけど。)オリックスファンでなおかつドラえもんファン・藤子ファンという人にとっては、本当に忘れられない日でしょうなあ・・・。没後10年ということで、何らかの藤子F先生関連のビジネス展開があるかと思っていたが、それほどでもなかったかなあ?まあ、「エスパー魔美」のDVD化や「みきおとミキオ」の文庫化がそうなのだろうけど。でも、もう一つ何か大きいのが欲しいんだよね。例えば・・・「モジャ公」以来9年ぶりの藤子アニメ最新作とか。もっとも、今のアニメの放送状況や、先生が亡くなられていることを考えると難しいでしょうけども。そんなこんなでいろいろ思うことはあるのだが、ついに最近になってどこかのバカな放送作家のブログを見つけてしまい、そこでアニメドラの裏側の一端を知ることになってしまった。そのブログの動向をここ数日気にしていたのだが、関連記事・コメント全て削除という「屈辱」とも言える結末に、怒りを通り越してただ呆れた。こんなバカがアニメドラに関わっているのかと思うと、失望感すらも覚える。そしてこんなバカを招き入れた某テレビ局に対しても・・・なんとなく思っていることだが、アニメドラは野球界で言うところの「読売ジャイアンツ」と化しているように思う。「ドラえもん」は今や日本中で一番知られた国民的人気キャラクターであることは疑いようのない事実だろう。それこそ球界の盟主とも呼ばれ、12球団の中でも一番ファンの多いジャイアンツの人気ぶりと似たような感覚を覚える。もう「キャラクター界の盟主」と呼んでもいいのかもしれない。人気度だけなら・・・。だが、その人気ぶりにあぐらをかいて、ジャイアンツは圧倒的な財政力や権力をバックに、FAなどで他球団から4番打者を次々と獲得し、戦力バランスを崩してまで「優勝」のための補強にこだわった。一方のドラえもんは、「視聴率200%男」なるバカ放送作家の力を借りてまで「視聴率」獲得のためのテコ入れにこだわる。作品の雰囲気を壊しかねないことまでやりながら・・・。加えて、両者とも、果たして自分たちのいる(あるいは手がけている)チームや作品が、どのような思いが込められて作られたのか。作った人たちの思い、理念というものをどれだけ理解しているのかどうか、甚だ疑問に思う。その人物こそ、ジャイアンツでいえば正力松太郎氏であり、ドラえもんでいえばもちろん原作者の藤子・F・不二雄先生であろう。これにジャイアンツで言うところのナベツネ的存在が、アニメドラの方でも明るみになれば、もう完璧に似たもの同士と言っても差し支えないのだが・・・(とらえようによってはあの放送作家が、アニメドラ界のナベツネかもしれないけど。)では、そんな愚行を繰り返してきたジャイアンツは一体どうなったか。その場しのぎで、短期的でしかチーム補強を考えなかったがために、若手の育成が遅れ、投打がかみ合わない。成績が落ち込めば、またさらに外からの補強ばかりに頼る。こうやって悪循環が続けば、呆れるファンも当然出てくるだろう。そうやってファンは巨人から離れていき、中継などは見なくなる。結果、今シーズンの視聴率減少→中継削減という結果になったのではなかろうか。(もちろん人気低下の要因はそれだけではないけど。)このジャイアンツの低迷は、なんだかアニメドラえもんの数年先を見ているような気がして、不安と恐怖すら覚える。国民的人気者は、こうなるのが運命なのか・・・?もちろん、これはあくまでなんとなく私が思ったことであり、私もジャイアンツファンではないので、一概に似ているとは言い切れない。野球のチームとアニメ番組は全く違うものだしね。ただ、何のために野球をやっているのか、アニメを作っているのかが、どちらも本来とは全く別方向に向いているような気がする。金のためと言うのは結構だが、それ以前に「ドラえもん」や「プロ野球」は誰のために作られたのか、そこらへんへの理解力があまりにも欠如しているように思う。いや、現場の選手・スタッフたちは、ちゃんとわかっているかもしれない。わかっていないのは、むしろフロント陣のほうか?そんな気さえ覚えるのだ。プロ野球界にしても、アニメドラにしても変えていかなければならない部分は山ほどあると思う。それこそ、ドラえもん界にも、古田敦也のような人物が現れてくれることをただ祈るしかない。変な期待かもしれないが。とまあ、こんなヘンなことを書いてはみたけど、ぶっちゃけた話、僕はなにも現在のアニメドラへのテコ入れに全否定しているわけではない。本当にスタッフがそれをやれば、長年愛されるアニメになれると思っているのなら、それはそれでいいよ。少なくても僕らはテレビやアニメ業界のことについては素人なわけだから、素人がやるよりかは業界人がやったほうがいいってのはわかる。ならば、業界人の方が思うとおりにやってもらったらいい。それでもし続かなかったとしたら、それはそれで仕方がないと思うのだ。(心の中は別なこと言っているだろうけど。)もはや製作の主導権はあちらが握っている以上、僕らがどうこう言ったって、どうにかなるわけがないだろう。今後も「視聴率絶対主義」などという業界体質が続く限り、このようなことはこれからもどんどん続けるだろう。僕らの意見なんて、どうせ一視聴者の意見として聞き流されるのがオチだ。もし、彼らのやることが気に入らない、彼らの意に沿えないというのであれば、もうこちらからアニメドラに「見切り」をつけてもいいのではないかと思う。だいたいマンガやテレビ、ゲームなどの娯楽なんてものは、日々の身体的・精神的な疲れの癒しや、人の心を穏やかにするための清涼剤としてあるものだ。それが、もし見ていてストレスが溜まるようなものであれば、(少なくてもその人にとっては)もはや「娯楽」ではない。そんな「娯楽」でないものを見て、ストレスを溜めるくらいならば、もう見るのをやめて別の楽しみを見つけたほうがいいと思うのだ。そのほうが、心身ともに余計なストレスが溜まらなくて、体にいいと思うのだ。アニメドラが気に入らないんであれば、その時間はテレビを消して、原作本を読むなり、別の番組を見るなりしたほうがいい。もっとも、熱心なファンは、やろうと思ってもなかなかできるものじゃないと思う。そりゃ当然だろうね。それもイヤだというのなら、製作側(テレビ朝日・小学館・シンエイ動画)にどうにかして入り込む努力をしたほうがいいだろう。もっとも、入り込むだけでも厳しいし、入ったところで、実際に製作に入れるまではかなりの時間と努力を要するだろうけど。それに、理想とかけ離れた現実を思い知らされることになるだろうけど。それもダメなら、テレビ朝日の株でも買って、株主総会に直接乗り込むぐらいしかないだろう。もっとも、9月22日現在のテレビ朝日の株価は240000円。経済力に自信のある方はぜひ・・・。ということを最近なんとなく思うのだが、これは極論だろうか??言っておくが、現場の選手たち(=アニメの制作スタッフ・声優陣)はよく頑張っていると思うし、いい作品を作っていると思う。声優交代・原作路線は大いに賛同する。問題なのは、その現場とは対照的に何を考えているんだかわからないフロント陣のほうだ。彼らの意識が変わらない限り、アニメドラがこれからも愛されるアニメになれるかなんて現時点では不透明だ。こうまで無視されるものかね、「現場」なんてものは。アニメドラやプロ野球に限らず、いろんなところでも言える話だけど。なんか、メチャクチャな文章になってしまった。読みづらかったらゴメンなさい。m(_ _)m
2006年09月23日
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某放送作家A・M氏が「ドラえもん」の番組に対する意見を募る場を設けたことは昨日伝えた。ところが、、、わずか一日で意見募集の記事は削除され、さらにこれまで書かれていた「ドラえもん」関連記事の一切も削除され、寄せられていたコメント・トラックバックも削除されるという、まさに「寝耳に水」のとんでもない事態となってしまったのだ。現在のところ、コメントは一切受け付けていないようだ。そうなれば、ここは怒るべきところではあるが・・・今の私には怒る気などはない。むしろ自分の心の中の大部分は、無念と無力感に包まれているという感じである。一応、削除の件についてはこちらでも記している(こちらの記事も削除された模様。画像はこちら。)のだが、どうしても納得できない。ならばなぜ、いろんな人たちが強い思いを持って書き込んだコメント・意見までも消してしまうのか。意見を募る機会まで設けていながら、なぜわずか一日でやめてしまうのか?ファンに対する背信行為ではないか?こんなので、ファンが納得するとでも思っているのか?いや、ファンでなくても、このブログに来ている常連の人たちも、こんな終わり方は納得しているのか??仮に私がドラえもんファンでなかったとしても納得はしないだろう。あくまでも自分勝手な憶測だが、テレビ局の方から「やめてくれ」という圧力があったのではと思う。さすがに、子供向けの商売やっているから、夢を壊すような裏事情などは表沙汰にしたくないんだろうね。自分たちの思いが届くのでは・・・という淡い期待を持ってはいたが、そう考えていた自分が甘かった。それだけに無念としか言いようがない。同時に、視聴者の意見なんて、所詮そうやって流されていくものなのだということを痛烈に思い知らされた。これほど無力な存在なのだ、視聴者なんて・・・。もうこうなれば、覚悟を決めるしかないのか・・・。最後に、A・M氏にはブログの改名を要求する。新ブログ名は「視聴率200%男!安○元○のテレビじゃ言えない!? ド○えもんの裏事情はブログでも言えない!」
2006年09月19日
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先日触れた、某放送作家のブログ。あれからコメント欄には、ファンから批判的な書き込みが相次いだ。これには、さすがに懲りたのか折れたのかどうかは知らないが、とうとう意見を募る場を設けたとのこと。http://blogs.yahoo.co.jp/motoichi_adachi/41898904.htmlまずはそういう場を設けたことについては素直に感謝したい。何か言いたいことがあるドラえもんファン、藤子ファンの皆様方。ぜひ思いのたけを書き込んでいってほしい。9月19日付けで記事は削除されました。詳しくはこちら
2006年09月18日
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第49話「二人の女王」脚本:砂山蔵澄 絵コンテ・演出:山内重保 作画監督:福島豊明・飯田宏義<あらすじ>戦場と化したオペラハウス。その舞台では、戦う二人の女王・小夜とディーヴァの刀が激しくぶつかりあう。一方、舞台袖ではハジとアンシェル、二人のシュヴァリエが対峙していた。その頃、オペラハウスの表では、周囲を翼手に囲まれた中継車の中、デヴィッド、カイたちは身動きが取れずにいた。事態を打開すべく、デヴィッドは自ら囮になることを申し出るが・・・・・・。 (公式サイトより)<感想・レビュー>オペラハウスはもはや翼手だらけ。何が何だかわからないヴァン。大統領は、「オプションD」の発動を決める。そしてヴァンは・・・「君はアメリカの人間ではない。安全保障の対象外だ。」と言われて、オペラハウスに取り残されてしまう。ヴァン「もう、おしまいだ・・・。」あ~あ、完全にヘタレキャラになっちゃったねえ、ヴァン・アルジャーノ。果たして来週まで生き残ってるんだか・・・。ついに顔をあわせた小夜とディーヴァ。自分たちの存在が、人間たちを不幸にする。そのためにディーヴァを倒そうとする小夜。自分が翼手であっても、みんな家族でいてくれた。友達でいてくれた。その思いを語る小夜に、ディーヴァはつぶやく。ディーヴァ「姉様はずるいよ。自分だけ人間扱いされて・・・自分だけ、幸せで・・・自分だけ楽しくてさ・・・。」ジョエルの研究対象としてしか扱われず、「愛」を与えられなかったディーヴァ。そんな彼女の悲しい思いが、小夜の胸に響く。そして、、、ディーヴァは女モードに変身。相変わらず見事に切り替えてますなあ、矢島晶子さん。さすが、「クレしん」の予告で、「しんちゃん→しあわせうさぎ」という離れ業をやっただけある(笑)一方、ハジとアンシェル。アンシェルは、ディーヴァの花婿になれるハジを妬ましく思っていたことを明かす。だが、ディーヴァが母親となった今は、ハジに対する羨望も憎悪もない。そして、昔、一切れのパンと引き換えに買われたハジには、十分楽しませてもらったと感謝する。その言葉をそのまま返すように、小夜と巡りあわせてくれたことを感謝するハジ。そしてハジは羽を伸ばし、腕も翼手化。アンシェルも完全に翼手へと変貌。とうとうアンシェル、本性現したか。さあ、ハジvsアンシェルの対決も始まりだあ。そのころ、カイたち。翼手に囲まれ絶体絶命の大ピンチ。するとルイスは自分が囮になるといい、デヴィッドとカイをオペラハウスに向かわせる。(って、あらすじではデヴィッドだったはずじゃあ・・・?)一人応戦する「不死身」のルイスだが、「不死身」のルルゥも参戦。二人で翼手を倒していく。上空で激しい死闘を繰り広げるハジとアンシェル。やがて、ハジはアンシェルを掴んで・・・・・・そして、エンパイヤステートビルの尖塔に串刺した!!しかし、それで死ぬアンシェルではなく、その尖塔からなんとか脱出しようとする。と、そのとき。そこに雷が落ちたーーー!!結果、アンシェルは雷にやられ、息絶えた・・・(ってあっけなさすぎるよ、おい!!)小夜のところに向かおうとしていたデヴィッドとカイ。と、カイはふと、ポケットの中に何か入っていたことに気がつく。それは、小夜に渡していた「OMORO」の合鍵だった。雷で停電し、暗闇の中戦う、小夜とディーヴァ。翼手はこの世に存在してはいけないという小夜に、ディーヴァは自分の双子の繭を見せる。あの子たちも斬るのかと聞くディーヴァに、小夜はもう話す気もなかった。小夜とディーヴァ。お互い刀に自らの血を含ませ、剣を交える。それを楽しそうに眺めるネイサン。そこにハジもやってきた。だが、ネイサンには戦う気などなかった。小夜とディーヴァ。二人の女王によってのみ行われる決闘。自分はそれを見届けるためにここにいると語るネイサン。やがて、小夜とディーヴァは、服を破り再び刀に血を塗らせ、最後の勝負に出る。そして次の瞬間・・・・互いの刀が互いの胸元を貫いた!!相撃ちか・・・??だが、結晶化したのは、ディーヴァだけだった・・・。崩れ落ちていくディーヴァを前に、小夜はディーヴァのもとへ駆けていき、腕をつなげようとするが、それができるわけもなく、さらに崩れていく・・・。倒れたディーヴァのそばに、二つの繭を持ってネイサンが現れた。その繭に優しく触れるディーヴァ。ディーヴァはただ「家族」が欲しかっただけ。アンシェルは、それをわからず、ディーヴァを「試験管」から出してあげられなかったのだ。それをようやく最後に手に入れたのだ。子を宿したことで自らの血が力を失ったことに気がつかずに・・・。そしてネイサンは、小夜に自分を殺すように懇願する。もはやディーヴァが死んだ今となっては、彼女のシュヴァリエである必要はなくなった。自分が生きていたら、小夜の望んだとおりにはならないだろうからと。ネイサン「ネイサン・マーラーはここで終わるのよ!!そして次の後番組の主役はオレだー!!」小夜は彼の望みどおりに斬ったのだった。ディーヴァの亡骸を前に、大泣きする小夜。ディーヴァの気持ちというものを今になってようやくわかったせいなのだろうか・・・すると、繭から二人のしんのすけ子供たちが生まれた。産声を上げる二人の子供たちを斬ってすべてを終わらせようとする小夜。そんな小夜を見て、二人の子供たちは笑いかける。と、そこにカイの姿が。小夜はカイの前で、ようやくハジとの約束を明かした。この子たちを殺して、自分も死ぬと。ついにハジとの約束を知ってしまったカイ。果たしてカイは、小夜はどうするというのか??ついにディーヴァを倒しましたか。う~ん、でも個人的にはまだ生きててほしかったなあという気がする。もう声ネタができなくなるからか(笑)ついでにネイサンもディーヴァを後を追うように死にました。いやあ、野原親子の二人さん、どうもお疲れ様でした~。(あ、でも・・・まだ「お疲れさま」って言うのは、早いような気がする。特に矢島さんのほう。いや、あくまで何となくの話だけど・・・。)なんか、アンシェルの死に方、あっけないよ。う~ん、ディーヴァのシュヴァリエたちのやられ方。ちょっと酷くないか??ついに次回は最終回!!果たして小夜は、双子を殺して自分も死ぬのか。カイは一体どうするのか?どんな最終回になるのやら??来週23日の放送を楽しみにしておこう。(ついでに最終回レビューのあと、総まとめレビューも書く予定)よかったら、クリックお願いします→
2006年09月17日
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第48話「摩天楼オペラ」脚本:菅正太郎 絵コンテ:雲井一夢 演出:いとがしんたろー作画監督:小谷杏子・宮前真一<あらすじ>世界中が注目する中、ついにその時を迎えたディーヴァのニューヨーク公演。その歌声によるシンクロニシティの影響により世界を翼手で満たそうとするアンシェルの計画を阻止するべく、小夜たちは舞台となるオペラハウスに潜入、最終決戦の時を待つ。一方、アンシェルと会話を交わすネイサン、その口から、自身の驚くべき正体が明かされる!! (公式サイトより)<感想・レビュー>ついに最終決戦の地、メトロポリタンオペラハウスに乗り込んだ小夜たち。眠りの時が近づき、倒れそうになる小夜。う~ん、これで本当にディーヴァを倒せるというのか??全世界衛星生中継でディーヴァの歌声を流す。これってよほど大金積まないとできないことだろうなあ。サンクフレッシュはいったいどんだけの金持ってるんだ!?ま、アメリカ政府とつるんでるから、政府からの支援もあっただろうけど。翼手が支配する世界にしたいアンシェル、それに対してナンセンスだと言うネイサン。そして、アンシェルの実験のために、世界とディーヴァがあるわけではない。この世界すべてがディーヴァの舞台として存在する。それはディーヴァが生まれる前から繰り返されてきたことだと、意味深な発言。そのあと、ネイサンの口から出たのは、「小夜とディーヴァ、二人の母親だったミイラ。彼女にも同じように、シュヴァリエがいたとしたら・・・」なんとネイサンは、小夜とディーヴァの母親のシュヴァリエだったのだ!!最終回目前にして判明したネイサンの正体。う~ん、小夜とディーヴァの対決の行方を決める、重要なキーパーソンになりそうだ。デヴィッドたち「赤い盾」御一行もオペラハウスに潜入。って、カイ髪型変わっちゃってるよ!!おお、爽やかというか凛々しくなったというか。いいねえ。よ、男前!!そのカイはハジに向かって、小夜の眠りが近いことを隠していたことを怒る。そして、本当は小夜は戦うことを望んでいないではとハジに詰め寄る。だがそうは言っても、カイは、小夜のほかにディーヴァを倒せるのがいないから、彼女は戦っていることを理解はしていた。小夜の笑顔を守りたい。でも、ディーヴァを倒すのに、人間であるカイは何もできない。だから、、、カイはハジに、小夜のことを頼んだ・・・。そんなカイに、ハジは言い放った。「あなたに、、、私の何がわかるというのです・・・?」それは小夜との約束を知っているがゆえの、彼なりの苦悩があったからこそ出た言葉かもしれない。なんだか痛々しく伝わってくる。そのかたわらで、小夜はカイからもらった「OMORO」の合鍵を、彼のスーツのポケットに忍ばせた。「ありがとう・・・カイ。さようなら・・・。」う~ん、やっぱり小夜は、ハジとの約束を守ることを選ぶのか・・・?ディーヴァが到着し、戦闘態勢に入る小夜たち。カイも準備に入るが、向かおうとしたそのとき、小夜がカイの腕を掴む。何かを伝えたげな表情を見せるも、無言のまま、彼女はカイの顔を見つめるだけ。結局、何も言わないまま、彼女はハジと共にステージ裏に向かった・・・。ステージ裏にはすでにディーヴァの姿が。ディーヴァに斬りかかろうとするも、小夜は目まいで思うように動けない。ハジが攻めまくるも、ディーヴァはこれをかわす。と、ステージの幕が上がると、そこには・・・小林幸子風の衣装(笑)を着たディーヴァの姿が・・・。そしてステージ裏のディーヴァ・・・その正体はアンシェルだった。おお、敵ながらアッパレ!!そう来るか。やがてディーヴァが、小林幸子ビーム(ってそりゃ『嵐を呼ぶジャングル』だ。)を・・・じゃなくて、歌い始める。ルイスは衛星アンテナを爆破し、電波を遮断するも・・・軍の衛星が使われ、再びディーヴァの歌声が世界に流れる。そして会場で、世界各地で、翼手が現れ混乱する。ヴァン、大統領と同行していた女性長官も翼手と化す。予想外の出来事に茫然とするヴァン。デヴィッドたちは発信元の中継車を破壊し、なんとか電波を食い止める・・・って、あれ??最初からそう・・・(以下略。ツッコミは野暮というもの。)破壊をし終えたデヴィッドたちだが、そこにも翼手の魔の手が・・・デヴィッドが負傷し、四方八方翼手に囲まれた。どうする、カイ!?ディーヴァのすべてを知り尽くしたいと語るアンシェル。翼手に満ちた世界に、ディーヴァの子供たちが生まれ、そして育つ。そのとき、ディーヴァはどうするのか?それが見たいと。そのためにデルタ計画を進め、シフ、コープスコーズを作り上げた。それは人間が求めたもの。戦場で流れるものは、血と汗と涙、そして金。今も愚かしい戦争を人間が続けるわけは、そこに流れるもののために。自分はそれを求める人間たちに寄り添い、彼らの求めるものを提供してきたに過ぎない。人間は自ら戦争を起こし、「滅び」の道を歩もうとしている。その戦争を我々が道具としている以上、人間は翼手の手のうえで踊っているに過ぎないと、彼は自らの思いを明かす。そんな彼に小夜は、自分たちはこの世界に現れるべきではなかった、だからあるべき場所に戻り、自分たちはここで滅ぶと、自らの決意を明かす。ハジはアンシェルとの戦いに身を投じ、小夜をディーヴァのところに向かわせた。全てを終わらせるために・・・そしてステージに立った小夜。そこにはフェンシングの剣を持ったディーヴァがいた。ネイサンと、二人の子供たちが見守る中・・・ディーヴァ「小夜姉さま。早く私を殺しにいらっしゃ~い!!」(って違う違う!!)もう最終回目前でハラハラしちゃうなあ。次回は女ディーヴァ復活。決着がつくのだろうか?ホント、気になるなあ・・・。よかったら、クリックお願いします→
2006年09月10日
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知っている人もいると思うが、知らない人も多いと思うので、念のため伝えておく。もっとも、かくいう私も、きょう初めて知ったことだが。とりあえず、以下のブログの記事を見ていただきたい。http://blogs.yahoo.co.jp/motoichi_adachi/41365686.htmlhttp://blogs.yahoo.co.jp/motoichi_adachi/38767855.htmlhttp://blogs.yahoo.co.jp/motoichi_adachi/37617701.htmlhttp://blogs.yahoo.co.jp/motoichi_adachi/31912526.html(9月19日付けでこれらの記事は削除された模様。)削除前の記事画像(トリミング以外加工は施しておりません。)ようは、黒幕がいたということだ。って、そもそもこの人、畑違いじゃなくて!?どうしてこういう人にやらせようとするのか、さっぱりわからん。(ま、理由はわかりきってるけど。)一言いいたい方は、吉○Pのブログよりも、こちらに書き込みに行ったほうがいいかも。こっちはコメント・トラバ解禁しているようなので。(9月19日現在、コメントの受付停止中。)(9.8追記)<関連記事>「わさドラ迷走の元凶?」(月あかりの予感)「ドラえもんに見るテレビ業界の腐敗」(マスメディア研究所)(9.9追記)このブログを見つけてから、私もちょくちょく見に行っているが、この人、一応コメントを返してくれてるみたい。でも、そのコメントがなあ・・・。ファンがなぜ怒っているのかということをもう少し理解してほしいもんだ。
2006年09月05日
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第47話「全ての血を超えて」脚本:吉田玲子 絵コンテ:隆一郎 演出:高島大輔 作画監督:大久保徹・山本善哉<あらすじ>ディーヴァに瀕死の重傷を負わされ、囚われの身となったソロモンの前に、ジェイムズが現れる。全ての者に絶望をもたらそうとするジェイムズは、小夜を抹殺する事をソロモンに宣言する。一方デヴィッド、カイ達は、ディーヴァのオペラの世界同時生中継を阻止すべく、作戦行動に出ていた。ハジ・ルルゥのみのアパートで眠る小夜に、ジェイムズの凶刃が近づく・・・・・・(公式サイトより)<感想・レビュー>金城香里、キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!いやあどうしたのかと思ったけど、元気でやっていそう・・・に見えないね。考えたら金城は、小夜の眠りが近づいていることとか、ハジの約束だとか、リクが死んだとか、それを知らないまま沖縄にいるんだよね・・・。う~ん、いいんだか悪いんだか・・・。デヴィッドたちは、衛星放送のパラボラアンテナ爆破を計画。公演が中止できなかった場合の保険ということらしい。その計画には、岡村も巻き込まれてしまったわけで。岡村は、父の形見であるカメラを真央に託す。その真意は如何に???ま、まさかこれって・・・○○フラグってやつ??気になるなあ・・・。ジュリアは、デヴィッドのことを案じ、デヴィッドはその思いを受け止め、彼ら一同は発っていった。小夜は体調が優れず、ハジがこの体で戦うのは無理と言っても彼女は聞かない。次に目覚めたときは、翼手が支配している世界になっているかもしれない。ディーヴァを倒してすべてを終わらせ、自分に流れている血を絶やすためにも、今は戦うしかないという小夜。一方で、ハジはカイとなら大丈夫だと思っているようだ。ハジもカイを見ていくうちに考えを変えたのだろうか??しかし、小夜は「自分は人間と一緒には暮らせない。カイが生きていく明日は自分にはまぶしすぎる。」と言って聞かない。もはや彼女には「戦う」しかないのか?なんだか切なすぎるなあ・・・。そのころ、ソロモンは、ネイサン宅の地下室にて鎖につながれ、瀕死の重傷。ジェイムズは、これから小夜を殺しに行くと宣言。「ママにひざまずかぬ者は、この世に存在する価値がない」と言って、小夜のところに向かう。ジェイムズが去ったのち、アンシェルから、ジェイムズが担うはずだったシュヴェリエ殺しを継ぐかとネイサンに言うと、ネイサンは「オレに命令するな」と言って刃向かう。アンシェルは、ディーヴァを実験体としてしか見ていないと言い、二人は対峙する。う~ん、ネイサン。お前はいったい何者なんだ。(いや、だからディーヴァのとうちゃん。)岡村は向かう船の中で、自分の父親のことを思う。ベトナムで小夜を撮った岡村の父は、その後、カメラマンをやめ、町の小さな写真屋を営むようになった。そのときの父の気持ちが今になってわかるという岡村。「真実を知りすぎると、何もしないか、何かをするか、どちらを選ぶか」という気になってしまうと。そしてデヴィッドは、なぜ自分を傷つけた小夜を保護し、ジョージに託したのか、それを知りたいと思った。その結論は、小夜は自分たちに残された唯一の希望だと。親の血というものを感じる二人。そこにカイが割って入り、自分は父ジョージとも小夜とも血のつながりはないけれど、そうしたいからここにいると。それを聞いて改めて自分の思いを確かめた岡村とデヴィッドだった。相変わらず捕まったままのソロモン。と、そこにネイサンが現れ、こう告げる。「私に見せてちょうだい。愛を貫くあなたが綴る、新しいソロネの物語を。」そう言って彼は、ソロモンにつながれた鎖を壊す。いったいなぜ彼は??そして、小夜のいるアパートにジェイムズが急襲。小夜はすぐさま刀を持って戦闘態勢に。しかし、ジェイムズの皮膚は堅く、斬れない。相変わらずハジは、ジェイムズの串攻撃に刺されっぱなし。ルルゥも参戦するも、追いやられてしまう。そしてジェイムズは奪った刀で小夜を倒そうとするも、そこに現れたのはソロモン。「たとえ報われなくても、僕は小夜のシュヴァリエになる。僕は僕の意志で、あなたのシュヴァリエになる」と、ソロモンは小夜を守る。ソロモンはジェイムスの腕を強く握って、刀を離す。と、そのとき、刀がソロモンの腕を切った・・・。ソロモン、ハジ、小夜の3人は、ジェイムズに攻めかかるも、ジェイムズの圧倒的な力を前に苦戦。もうダメかと思ったそのとき、、、ジェイムズにソーンが・・・。そしてすかさず、ハジが小夜をつかみ空を飛んで、小夜は刀をぶち刺す。ジェイムズは、石化していった・・・。って、あっけないぞ、これ・・・。そしてソロモンは、必要なときはいつでも自分の名を呼んでほしいと言って、手の甲にキスをし、その場をあとに。小夜はソロモンの名を呼ぶも、すでに姿は消えていた。そこにデヴィッドたちが戻ってきた。体力の消耗が激しく、寝てばかりの体に、ジュリアは悟る。眠りのときが近づいているということに・・・。それを知ってしまったデヴィッド、カイたち。これから一体どうするというのか・・・。ソロモンは一人、裏の路地にいた。その左腕は、、、すでに結晶化していた。あのときに切られたために・・・。そこにアンシェルが現れ、ソロモンはアンシェルを斬ろうとするも、もはや成す術はなかった・・・。ソロモンは息絶えた・・・。ジェイムズとソロモンが死に、ディーヴァのシュヴァリエは、ネイサンとアンシェルのみ。それでも寂しくないというディーヴァ。なぜなら、あの双子たちがいるからと。これから生まれてくるであろう子供たちは、何か別のものを与えてくれる。そんな気がすると・・・。そして公演の幕が上がる・・・・。なんか、ジェイムズ、ソロモン、あっけないよ!!う~ん、やっぱり最終回近いから、無理矢理退場させちゃったような・・・。小夜がこんな状態で果たしてディーヴァに勝てるんだか・・・。ついでにディーヴァの子供たちはどうなっちゃうんだか。残り3話でどうまとまるんだか・・・。次回はいよいよステージの幕が上がる。ネイサンの正体も明らかになるんだとか。ま、まさか本当にディーヴァのとうちゃんっていうんじゃないでしょうね。(ということは小夜のとうちゃんでもあるわけか・・・。)気になるなあ~。ついでに、、、土6新番組の予告が・・・。主役は、、、ネイサン(=藤原啓治)か・・・。引っ張りだこだねえ、とうちゃん。よかったら、クリックお願いします→
2006年09月03日
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第46話「あした天気になあれ」脚本:森田繁 絵コンテ:神楽坂時市 演出:立仙裕俊 作画監督:阿部恵美子・松井誠<あらすじ>ネイサンに付き添われディーヴァの前に現れたソロモン。右手をブレードに変えたソロモンは、ディーヴァに斬りかかる。一方、ディーヴァのD塩基の研究を進めるジュリアは、その歌声によるシンクロニシティの影響に気付き、驚愕を覚える。(公式サイトより)<感想・レビュー>ついにハジと小夜の約束が明らかに。自分を殺して・・・ですか。自分やディーヴァがいるから、翼手がいる。それで周りの人間を傷つけてしまう。だから、彼女は自分が死ぬことで、すべてを終わらせようというのか。まあ、小夜らしいといえば、小夜らしい。その一方で、「OMORO」のスペアキーを彼女に渡したカイ。小夜と一緒にいてもらいたいというカイは告白に、小夜はどうする気なのか。ハジとの約束がそうとも知らないカイ。その約束を知ったとき、カイはどうするのか?ハジに殺されることを選ぶのか、カイと生き続けることを選ぶのか。最終回の最大の注目点になりそうだなあ・・・。サンクフレシュとアメリカの狙いが明らかに。アメリカの狙いは、世界の飢餓・貧困地域に、サンクフレシュの(人を翼手化させる成分が入った)食品を援助物資として送り、それを口にした者の中から、翼手に変貌した者達を「敵」として倒す。その力によって、アメリカは世界をも服従しようというのだ。アメリカは「敵」を常に求め、「敵」の存在が国民を団結し、アメリカという国家が成り立っていると語るラ○ス女性長官とブ○シュ大統領。うわああああ、完全にアメリカが「悪」になっているよ・・・ここまで徹底的に描くか、キングT@KEDA。ちょっとヤバくねえか・・・。それを褒め称えるヴァン・アルジャーノ。一方、傍らで聞いていたアンシェルは、どこか乗り気じゃない様子。彼には、何か他に目的があるのか??ジュリアによれば、現状での発症率は、全世界人口の3%がサンクフレシュの食品を摂取しており、その1万分の1が翼手化するという。全世界で2万人の人間が翼手化する潜在性を秘めているということだ。そして、さらにディーヴァの歌声を聞かせると、シンクロニシティの影響で、発症率は100%に近くなる。それは全世界で30人に1人が発症する割合。ディーヴァのライブはネットで中継されるため、2億人の人間が翼手になってしまうというのだ。う~ん、恐るべし「世界翼手化計画」。一方、小夜にフラれたソロモンはというと、ネイサンに連れられて、ディーヴァの子供たちに会う。ディーヴァはといえば、、、ありゃりゃ、産まれたの??と思ったけど、まだ繭の状態。お腹を切って取り出しただけのようで。ネイサンは、次世代の女王が産まれた以上、戦う意味はないと言う。するとネイサンは、ディーヴァに牙をむく・・・が、あっけなくやられちゃいました。(笑)ソロモン、よわっ。いや、ディーヴァが強すぎるだけなのかな。ソロモンの顔を踏みつけちゃって・・・ディーヴァ怖いよディーヴァ・・・。ついでにネイサンも「ほんと、バカなシュヴァリエ。」とソロモンを、ドスの効いた声で一喝。う~ん、恐るべし。野原親子・・・。次回は、再びジェイムズが小夜と対決。そしてソロモンはどうなっちゃうの!?
2006年08月31日
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すっかり10日以上も経ってしまったが、お盆の8月12日~16日まで寝台列車で函館旅行に出ていた。そのメインの目的は、今年の夏でファイナルを迎える「ドラえもん海底列車」である。ドラえもんファンでもあり、かつテツの血も少し混じっている自分としては、さすがに逃すわけにはいかないと思い、函館行きを決めたというわけ。だが、さすがに最後というだけあって「ドラえもん海底列車」のきっぷはすでに満席で予約が取れず、結局「白鳥」号で向かうコースで海底ワールドに行くことになった。海底列車に乗りたかったのだが、こればかりは仕方がない。せめて、「ドラえもん海底列車」の姿を一目見るだけでもと思い、14日の7時30分に函館駅に向かい、入場券を購入して、50分発の「ドラえもん海底列車」をホームから眺めることにした。函館駅ホームの横断幕函館駅に着くと、構内アナウンスで「ドラえもん海底列車」の発車案内が流れる。駅で「ドラえもん海底列車」とアナウンスされるというのには、ちょっと感銘を受ける。そして電光案内板には、「ドラえもん海底列車」の文字が表示される。これも普段ではめったに見られない光景だ。ホームにはすでに海底列車の姿があり、ドラえもんとのび太が乗客を出迎えていた。(それにしても、のび太、なんかヘンだぞ・・・。)ドラえもんたちと一緒に記念写真車両は、最前の6号車正面は、赤色に白のストライプが入り、それをバックにドラえもんが口を開けて大きく笑っているデザインで、最後尾の1号車正面は、ブルーバックにドラえもんがにこやかな表情をしているデザインである。それぞれの車両にはさまざまな秘密道具で遊んでいる光景を描いたイラストが塗装されている。4号車のドラえもんカーは「空気クレヨン」のようだ。最後尾1号車正面6号車正面4号車「空気クレヨン」乗車口車両の内部をちょっと覗いてみると、座席カバーはこちらも「ドラえもん海底ワールド」のイラストが描かれたものになっている。また座席にはそれぞれうちわなどの記念品が置かれていた。時間も迫り、7時50分。「ドラえもん海底列車」が発車する。すると発車メロディが、なんと「ハグしちゃお」ではないか。歌の冒頭部分が少し流れ、それが止むと電車はのび太に見送られて発車。これから約1時間かけて電車は吉岡海底駅に向かう。ああ、乗りたかったなあ~(泣)そのあとは、白鳥18号の発車時刻の10時40分まで、函館駅近くの朝市にて過ごし、新鮮なカニ・ウニ・イクラのどんぶりをたっぷり堪能。そして、白鳥号に乗り込み、一路吉岡海底駅に向かう。吉岡海底駅には出発から約1時間ほどで到着。この駅では2号車からしか下車できないため、到着前には多くのお客が2号車に集まってきた。たまたま私は2号車の自由席に乗っていたので、わざわざ車両を歩く手間が省けた。ようやく吉岡海底駅に降り立ったが、ここは駅らしからぬ駅だ。ホーム幅は、人一人がやっと通れるぐらいの狭い幅で、電車の各車両の降り口となるところがトンネル状の通路になっているという変わった構造の駅である。もちろん、これは通常の旅客駅として作られたのではなく、緊急時に使う臨時駅として作られたものであるため、必要最低限でこの構造にしたのだろう。吉岡海底駅のホーム吉岡海底駅ホーム簡略図吉岡海底駅駅名標吉岡海底駅通路さすがに海底駅というだけあって、陰気で暗いムードが漂う。本当にここに「海底ワールド」があるのだろうか。駅には、係員の人が待っていて「ドラえもん海底ワールド」へ誘導してくれる。「海底ワールド」へ続く道は、登り坂あり下り坂ありと、やや複雑になっている。ひたすら係員についていき、そしてようやく「ドラえもん海底ワールド」に到着した。海底ワールド入り口ゲート入り口には、歴代ドラえもん映画のポスターや「ドラえもん」の歴史年表が展示され、これまでの陰気なムードが一転、光り輝いて明るいムードに変わった。入り口で、記念品としてうちわやスタンプラリーの用紙、ポストカード、そして特製シールが配布された。(この特製シールは、本来スタンプラリーでスタンプを3つゲットした人に、帰りの「ドラえもん海底列車」でもらえるというものなのだが、「白鳥」コースのため、参加者全員に配布された。)ゲートをくぐって、さっそく「ドラえもん海底ワールド」に入る。海底ワールドには、ドラえもんの秘密道具の実物模型や、のび太たちが住んでいる町の模型。のび太たちの家や部屋を再現したコーナーなどが設けられ、一気に「ドラえもん」の世界に入ったような気分になる。「運転席でツーショット」のコーナーでは、「ドラえもん海底列車」に乗ったドラえもんと一緒に運転士になって写真が撮れるようになっている。またここには、「ドラえもん海底列車」と同型車両の運転席から撮影された車窓風景が見られるコーナーもあり、鉄道ファンでもある私にとっては、かなり興味を惹かれるものだ。ご丁寧に、運転席までついているところがミソである。秘密道具の実物のび太の部屋。押入れではドラえもんが寝ている。「運転席でツーショット」のコーナーの運転席ジャイアン&しずかの恐怖のコンサート…ところで、これらの展示物には、それぞれプレートがつけられているのだが、「日本語・英語・中国語」の3ヶ国語表記になっている。聞けば海外からもこのイベントに来ている人もいるようで、そのための配慮ということなのだろう。その中国語の表記を見れば、それぞれのキャラクターが香港・台湾などではどう呼ばれているのかがわかる。ドラえもんは「小叮○(口ヘンに「富」に似た字)」、のび太は「大雄」というのは、コアなファンならわかるだろうが、スネ夫は「阿夫」、しずかは「宜静」、ドラミは「叮鈴」、そしてジャイ子は「技蘭(蘭の「東」部分は「束」)」というふうに呼ばれているらしい。ちなみにジャイアンは確認できなかった。毎回恒例の企画となっている「海底駅ポスト」もあり。このポストから住所を書いて投函すると吉岡海底駅オリジナル消印が押されて届くというものである。やってみようかとは思ったが、さすがに送る相手もいないし、自分宛に送るのもアレなんで、今回は見送り。なお、ドラえもんから返事がもらえる企画については、今回は行われなかったようだ。ステージでは、ドラえもんキャラクターショーが行われ、子供たちがワイワイ楽しんでいる様子。そしてクイズ大会が行われ、正解した人にはドラえもんたちと記念撮影ができるとあって、熱気が上がる。キャラクターショー売店では、すっかり定番のご当地ドラをはじめ、さまざまなグッズを販売しているほか、ドラえもん海底ワールド記念のオレンジカード(1枚1000円)も発売されていた。このオレンジカードは、みどりの窓口ではすでに売り切れになっているようで、今はここでしか買えないようだ。4種類あったが、もちろん全種類購入。最後のドラえもん海底ワールドの記念として、つい買ってしまった。海底ワールドに入ってから、だいたい50分ぐらいしたところで、帰りの電車の時刻が迫ってきたため、海底ワールドとはこれでお別れ。帰りも係員に先導されて、ホームに向かい、白鳥3号に乗り込み、函館駅に戻った。こうして今年で最後の「ドラえもん海底ワールド」に行けたのと同時に、めったに行けない海底駅の一部を垣間見たことができたのは本当によかった。北海道新幹線の着工のため、もうしばらくは海底駅に行けなくなるというのは寂しいが、また復活を心待ちにしたいものである。8年間ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。P.S. 今回の写真は使い捨てカメラで撮ったため、画像が粗く、一部お見苦しいところがあるかと思います。何卒ご了承ください。なんで携帯カメラが急にぶっ壊れるんだよ・・・(泣)<おまけ>入り口にあった、世界で一番深いところにある公衆電話よかったら、クリックお願いします→
2006年08月27日
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「劇場版ポケットモンスターがシリーズ9作で累計興行収入400億円突破」(東宝トピックス)だそうで。「マナフィ」は30億円突破か。あと1週間ちょっとで、32.8億円(『ドラえもん のび太の恐竜2006』の推定興行収入)を上回るかどうか…。98年から続いた対ポケモン映画連敗ストップがかかってるんだ…。これ以上稼がんといて~。って、こんなことを書いてるヒマあるなら、はよ「ドラえもん海底ワールド」のルポ書かんかい!!(↑一人ツッコミ)え~、お盆は「ドラえもん海底ワールド」に行くため、函館に行っておりました。近日「ドラえもん海底ワールド」のルポを書く予定ですので、どうぞお楽しみに。あと、「ドラえもんチャンネル」のメルマガからの情報。『のび太の恐竜2006』のセルDVDが12月に発売予定だそうです。<スペシャル版>ってのがあるらしいので、特典映像がどうなるのか楽しみ。12月っていったら、、、「魔美」のDVD下巻もその月に発売じゃん…。お金あるかどうか…(汗)
2006年08月25日
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第45話「手のひらを太陽に」脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:松林唯人 演出:藤咲淳一 作画監督:飯田宏義<あらすじ>印(ソーン)が現れ、死を覚悟したカルマンを抱きしめ、「死なせはしない!」と誓うモーゼス。生き残るためにディーヴァの血が必要だと、ジェイムズから聞かされたモーゼスは、その血を得る代償として要求されたものを奪いにゆく。それは、カイの命だった・・・・・・。ジェイムズの真意になど気づくわけもなく、モーゼスは一人、刃を手にする。(公式サイトより)<感想・レビュー>先週は旅行に出ていたので、二週間ぶりのレビュー。ただ時間がないので、今週は簡潔に。先週に引き続いて、今週もシフ中心のストーリー。ソーンが現れたカルマンを救おうとするモーゼス。そんなモーゼスの前に、ジェイムズが現れ、生き残る方法があると彼に言う。そしてそのために彼が起こした行動は、カイを殺すというものだった。ジェイムズはコープスコーズの体を移植されて生き返ったものの、ディーヴァはその姿のジェイムズがお気に召さなかった様子。もうジェイムズはいらないと言って切り捨ててしまう。かわいそうなジェイムズ。今ディーヴァは、自分のお腹で育っている双子に夢中な様子。お腹ちょっと膨らんできたね。この成長具合を見ると、最終回あたりで生まれてきそうな感じ。ジェイムズは、シフを使ってカイを殺させようとする。ジェイムズは、「記憶と思考をつかさどる脳さえあれば、器となる体を替えても永遠に生き続けられる。それを可能にしているのがディーヴァの血」だと言い、モーゼスたちにシュヴァリエになるように誘う。そうすれば、ソーンのくびきから解き放たれるだろうと。その交換条件として、カイを殺すことをモーゼスに要求する。だが、ジェイムズの真の目的は…わかりやすく言えば、シフたちへの復讐。シフたちに斬られて、コープスコーズの体を移植されて生き返ったとはいえ、ディーヴァに捨てられてしまった…その腹いせだったわけね…。浅はかというかなんというか…。もう完全に悪役ですな、ジェイムズ。ディーヴァの血があっても、シフには死の呪縛からは逃れられない。そうカルマンに言い放って高らかに笑うジェイムズ。なんか怖いよ、ロイ・マスタング。カイはセントラルパークに逃げ込むも、執拗に追ってくるモーゼス。カイは銃で抵抗。モーゼスが被っていた黒装束を銃で破り、太陽の光で彼を苦しめる。が、すぐさまカイはジャケットをモーゼスに被せる。情をかけるカイに対し、モーゼスはカルマンが生きていたという痕跡を残したいという思いを打ち明ける。そのための時間が欲しいと。そのためにカイを殺さなければならないと。そう言って手から槍を出し、カイに向ける。と、カイを庇って刺されたのはカルマンだった。おお~、驚いた。カルマンは自分たちを嵌めたシュヴァリエへの怒りと、人間へのおせっかいが自分に最後の力を与えてくれたと言う。カルマンは、こんなことをして未来を切り開けるわけがないことをわかっているだろうと、モーゼスに語りかける。ようやくカルマンの思いに気づいたモーゼス。そして二人は、武器をルルゥに託すようにとカイに頼み、去っていった。二人は、沈みゆく夕日の光を浴びて、運命を共にしたのだった。なんか今回はえらく感動的なお話でしたなあ。というか、まさかモーゼスがああなるなんて予想外の展開。まさしくクライマックスが迫っているという感じですねえ。さて次回は・・・ハジと小夜の約束が明らかになるのか~??よかったら、クリックお願いします→
2006年08月20日
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第43話「こころ乱れて」脚本:吉田玲子 絵コンテ:まつぞのひろし 演出:いとがしんたろー 作画監督:小村方宏治<あらすじ>ソロモンに連れ去られた小夜は、目覚めると見知らぬ部屋のベッドの中に一人でいた。そこにドアを開け、部屋に入ってきたのはソロモンであった。警戒し、身を硬くする小夜に構わずソロモンは告げる。「僕の花嫁になって」と・・・・・・一方、ハジは小夜を捜し、夜の摩天楼を駆ける。そしてカイは・・・・・・(公式サイトより)<感想・レビュー>ソロモンに連れ去られ、目覚めるとどこかのホテルのベッドで寝ていた小夜。って、裸で寝かせてたのかよ、ソロモン!!小夜、エロいなあ~(オイ!!)一方、コリンズに撃たれたデヴィッドはすぐさま病院に運ばれる。デヴィッドの容態を案ずるジュリア。そんな彼女にデヴィッドは「赤い盾」に戻ってこいと言った。そのころ、米軍基地でのコープスコーズのデモンストレーションを終えたアンシェル。そのコープスコーズの出来栄えを褒め称えるのは、米軍の長官か?その長官と握手を交わすアンシェル。米軍と親しくなって、世界征服を企む気か??ドレス姿に着替えた小夜。(裸じゃいられないから仕方なく、だけど。)ソロモンは小夜に歩み寄るも、小夜は彼を避ける。着飾った言葉で、ドレス姿の小夜を誉めるソロモン。ふ、キザな奴め。自分とは敵同士のはずだという小夜に対し、ソロモンはもう自分はディーヴァのシュヴァリエではないと言い、自分には小夜しかいないと、自らの思いを告白する。小夜と永遠の時間を生きるために…。ソロモン「僕の花嫁になって・・・私の子を産んでくれないか?」ここで珊瑚の飛来骨が炸裂…するわけない。(ちなみに珊瑚の弟はディーヴァだ。)アパートに戻り、小夜の帰りを待つカイ。すでにアパートには真央も帰っていた。しょぼくれた顔のカイを見て、真央は、、不意打ちにカイにキス!!キャー、なんて大胆なことを。真央「今のあんた、隙だらけ。そんなんじゃ小夜を取られちゃうわよ。」そういってカイをからかう真央。だが、彼女の真意は、、、やっぱりカイには自分のことも見てほしいんだね。ソロモンは、相変わらず小夜を誘う。小夜の夢だった、自由に世界を回るという夢を叶えたいというソロモン。ディーヴァのシュヴァリエである前に、小夜を愛する一人の男だと。そう言ってソロモンは口づけを交わそうとするも・・・小夜にビンタされました…。それでも小夜を抱いて、積極的にアプローチするソロモン。小夜の望みを叶えるというソロモンに、小夜は言った。自分の望みは、ディーヴァを殺すことだと。一方、アンシェルとネイサン。ネイサンは、ディーヴァに子供が産まれたら、アンシェルはディーヴァから手を引けと言う。自分はディーヴァを選び、自分がプロデュースして、美しく気高く自由なディーヴァの至高の唄を聞かせたいと。だから、「邪魔するなよ。」と男に戻って(笑)、アンシェルを脅す。ネイサンの真意も気になるところだな。ディーヴァを殺すのが自分の願い。その願いを聞いたソロモンは、自分がディーヴァを殺めるといい、地獄の業火に焼かれても、小夜と共に生きたいと話す。そして、その唇で自分に命じてほしいと彼が言うと、小夜は目をつぶり、、、、と、そのとき、、ハジが邪魔しに来ました。(笑)さあ、ハジとソロモンによる小夜争奪戦の始まり~。ニューヨークの高層ビル街で繰り広げられる戦い。ソロモンは翼手化して、ハジを捕まえ、彼を地上に叩き落そうとする。二人を見守る小夜。が、目まいで小夜はビルから落ちてしまう。即座にハジは小夜を捕まえ、彼女を抱く…そして、次の瞬間…ハジに翼が生えたーーーー!!ハジの翼手としての力が目覚めたのだ。かつて「動物園」から去るとき、小夜を得ようとする人間たちを翼手の力を出したことで傷つけ、それが小夜にショックを与えていた。それを悔やんだハジは、以来翼手の力を封印していたのだった。地上に降り立ち、小夜はソロモンからのプロポーズを断った。もう甘い夢を見ている時間がないからと。そして、ディーヴァを殺すのは自分。なぜなら、これは自分の戦いだからと。そんな彼女に、ソロモンはある事実を伝える。ディーヴァは、リクの子供を宿しているということを…。自分とディーヴァと同じ運命を背負った子供たちを殺せるのかと聞くソロモン。その事実に、小夜は言葉を失った…。そして、撃たれたデヴィッドはどうやら一命を取りとめたようだ。戻ってきたデヴィッドに、ジュリアはキスをするのだった。小夜も、ディーヴァの妊娠の事実を知ってしまった。はたして本当にそれでディーヴァを殺せるというのか?う~ん、本当に気になるよ、これ。残りあと7話だよ!!本当に終わるの、これ??よかったら、クリックお願いします→
2006年08月07日
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『ゲド戦記』 2006年製作・日本宮崎駿監督の息子、吾朗氏が監督を務め、手嶌葵の歌った主題歌が話題となっている一方で、Yahooのユーザーレビューを見ればわかるように、あまりの評判の悪さでも注目されているスタジオジブリの最新作である。これだけの評価の低さには、正直私は首を傾げてしまい、宮崎駿作品並みのクオリティを期待してしまったがために、そのような低い評価になってしまっているのではないかと思っていた。吾朗氏に親父並みの技量を求めるというのは酷な話ではあるし、とりあえずこれまでのジブリ作品のイメージを一切捨てて、この映画を鑑賞してみた。全体的な評価としては、まずそんな酷い作品ではないと思う。つまらないわけではない。ただ、かといって面白いかというと、それがまた微妙なところである。どっちつかずの平凡な作品。そう評価する以外に言葉が見つからない。敢えてそのように見せているのか、それともただ単に監督の技量がまずかっただけなのか。正直言えば、結局『ゲド戦記』でどうしたかったのか、何を見せたかったのか、それが作品からはあまり見えてこないのである。さすがにこれだと、あれほどの酷評を受けても仕方がないように思う。演出については、別に下手というわけではないのだが、どちらかといえばテレビアニメ的な演出という感じだろうか。普通に30分の平凡なテレビアニメを、2時間ぐらいに伸ばして見せてみたというところか。静かに淡々とストーリーを見せているという感じである。だが、やはりこれは映画なのだから、映画には映画なりの見せ方があるように思う。それこそスタジオジブリの技術力をもってすれば、もっと別の見せ方があったのではなかろうか。さすがに吾朗氏はアニメ未経験だったがゆえに、演出の未熟さが露呈してしまった格好だ。それゆえに、ジブリの技術力が十分に発揮できず、不完全燃焼に終わった感も否めない。ストーリー展開にしても、物語の世界観や背景はなんとなくわかるにしても、それが登場人物の心情や行動にどうしても結びついてこない。もちろん全く関係ないこともないのだろうが、その関連性が薄い。それと「真の名」とは一体なんだったのか。物語のキーとなっている竜とはいったい??そこのところも不可解で、作品を見る限りでは全くわからない。ちょっとこればかりは、あらかじめ監督、プロデューサーインタビューや、『ゲド戦記』の原作を読むなりして予習しないと、もしかしたらついて来れないのかも??そんな不完全燃焼に終わった『ゲド戦記』だが、その酷評とは裏腹に、興行ランキングは初登場1位を記録するなど好調である。これはもはや「スタジオジブリ」というブランドが、名前だけで100億を稼げるくらいに大きくなりすぎてしまったことを表しているだろう。これに気を良くして、「スタジオジブリ」というブランドにあぐらをかいて、粗悪な作品を作ってしまわないかどうか少し心配な感もある。いい映画というものは、興行収入の高さで決まるわけではない。いかに観客を満足させたか。これが一番大事なことだろう。スタジオジブリは、これを100%成功したと思わないでいただきたい。この低評価の現実を重く受け止めて、次なる作品につないでいってもらいたい。ジブリファンとして、これだけは言わせていただく。~作品データ~<解説>アメリカの女流作家アーシュラ・K・ル=グウィンの「ゲド戦記」シリーズを、スタジオジブリが映像化したファンタジー・アニメ超大作。宮崎駿監督の実子である宮崎吾朗がメガホンを取り、少年アレンと大賢人ゲドの旅を通じて混迷する時代を生き抜くためのメッセージを投げかける。(Yahoo!ムービーより)<あらすじ>多島海世界のアースシーでは、聖なる生物の竜が共食いを始め、農民は田畑を捨て、職人は技を忘れていくなどさまざまな異変が起こり始めていた。やがて人々が魔法を信じることができなくなったとき、大賢人ゲドは世界のバランスを崩す者の正体を突き止めるための旅に出て、国を捨てた王子アレンと出会う。(Yahoo!ムービーより)<スタッフ>監督:宮崎吾朗脚本:宮崎吾朗、丹羽圭子原作:アーシュラ・K・ル=グウィン音楽:寺嶋民哉(『半落ち』)プロデューサー:鈴木敏夫(『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』)<キャスト>アレン:岡田准一(『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』『花よりもなほ』)テルー:手嶌葵ハイタカ(ゲド):菅原文太(『わたしのグランパ』『トラック野郎』シリーズ)クモ:田中裕子(『いつか読書する日』『火火』)ウサギ:香川照之(『嫌われ松子の一生』『北の零年』)テナー:風吹ジュン(『コキーユ ―貝殻―』『恋と花火と観覧車』)<関連作品> ゲド戦記(6冊)セット ゲド~戦いのはじまり~ 手嶌葵“テルーの唄”よかったら、クリックお願いします→
2006年08月06日
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先日5日に、『ぼく、ドラえもんでした』の発売を記念して、大山のぶ代さんのサイン会が京都の大垣書店ダイアモンドシティ店にて行われた。それにしても、去年のたてかべ和也氏講演会といい、春のドラタウンといい、声優さんが来るドラ関連のイベントは、関西ではいつも京都でやっているなあ…。なぜ大阪でやらないんだろう?大阪の方が家から近いのに…。本当は、大山さんのサインを貰おうとは思っていたのだが、それにはここの大垣書店で本を購入して整理券を手に入れなければならず、さすがに当日までに京都に行く時間が取れなかった。それでも、わずかな望みにかけて、サイン会の始まる2時間以上前に大垣書店に来て、整理券を手に入れようと思っていたのだが、、、やっぱり整理券の配布はすでに終了していた。結局今回は、うらやましそうに大山さんのサイン会を眺めることとなった。13時半ぐらいになると、大垣書店前はサイン会場の設営準備で慌しくなり、徐々にお客さんが集まってきていた。私は大山さんの姿を間近で見られるように、サイン会場のすぐ前に陣取り、開始を待つ。時間が経つにつれ、サインの列も長くなり、客がたくさん押し寄せてきた。そして14時。大山のぶ代さんが登場。生で見るのは、一昨年のオールナイト以来だが、そのときは後ろのほうの席に座っていたので、小さい姿でしか見られなかったのだが、今回は間近で生の大山さんを見ることができた。大山さんは、英字新聞をあしらった洋服を着て登場。以前に「徹子の部屋」で出演していた時と同じ服である。そして、耳には黄金のドラえもんイヤリングをはめていた。サイン会に先立って、まずは大山さんが挨拶。携帯電話で写真を撮っているお客さんに向かって、「そのまま保存しておかないで、どんどんいろんなところに出しちゃってください」みたいなことを言っていた。え?それって、ブログに掲載してもいいってことですか??そんなわけで、、、。お客さんに向かって挨拶をする大山さん。そして懐かしのドラえもんの声で、本のタイトル『ぼく、ドラえもんでした』と言うと、観客からは一気に「おおー」の大歓声が上がった。挨拶を終えた後、すぐにサイン会がスタートした。一冊ずつ丁寧にサインをしていく大山さんサインを待っていた人のほとんどは、20代~30代のファンといったところ。カップルや夫婦で来ていた人も目立ち、中には家族連れで来られた人もいた。もちろん、藤子ファンらしき人の姿も。(実際に、某有名藤子ファンブロガーの方も来ていたらしい。ニアミスしていたということか…。)時折、大山さんはハンカチで汗を拭っていた。中は冷房を入れているとはいえ、大山さんの服装は長袖で少し厚めのものだったので、その服装だと相当暑かったに違いない。大山さんを気遣って、係員の人が扇風機を用意して少しでも暑さを和らげようとしていた。それでも大山さんは暑そうな表情を全く見せず、ファン一人一人に優しく声をかけ、手を休めなかった。また、サインのあとには、係員の人が記念写真を撮ってくれるので、ときどき席から立って一緒に写ったりもしていた。立ったり座ったり、サインを書いたり…200人のファンを相手にこれだけのことをやるのはとても大変なことだ。開始から1時間くらいその場にいたのだが、まだまだサインを待つ人の列は長く、相当時間がかかりそうだったので、今回はこれぐらいにして、その場をあとにした。大山さん。今日は本当にご苦労様でした。<おまけ> 近くのDVDショップで、ドラDVDのセールをやっていた。 二代目ドラミ…(爆)。同書店にて
2006年08月05日
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あまりに興奮して、ついつい携帯のカメラで撮ってしまった。(左はDVDの入ったBOX、右はトリビュートアルバム。Animateのネット通販で買ったので。)ようやく、ようやく、「エスパー魔美」のDVD-BOX上巻が発売された。この日が来るのを実に何年待ったことか。6万円を出した甲斐があるというものだ。もう「嬉しい」の一言に尽きる。それしか言葉が浮かばない。かくいう私ではあるが、実はアニメ「エスパー魔美」はテレビではそんなに見ていないのである。リアルタイムか再放送かで、ちょくちょく見ていた程度で、主題歌こそは覚えているものの、肝心の中身については記憶が薄いのだ。当時は、たぶん小学校低学年ぐらいだったと思うが、「エスパー魔美」は中学生の魔美を主人公にしているので、当時の自分にとっては少し大人向けの内容だったから、あまり馴染めなかったからかもしれない。その後、10年ぐらいの月日が流れ、ネットで「エスパー魔美」のアニメの評判の良さを、いろんなところで目にするようになり、また、チーフディレクターを務めていたのが、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』などの原恵一監督で、その原監督の台頭もあって、徐々にアニメ「エスパー魔美」をもう一度改めて見直そうという思いが強まっていた。まだ幼かったがゆえにわからなかったことも、成長した今ならアニメ「エスパー魔美」のよさがわかるかもしれない。そんな思いで「エスパー魔美」をもう一度見られる機会が欲しかったのだが、関西ではなかなか再放送がされず、CSのテレ朝チャンネルに加入しようにも、実家暮らしで、親がチャンネルを増やすのを許さないがために、観られる機会といえば、もはやDVD化以外になかった。それだけに、今回の発売には本当に嬉しい。毎月コツコツ貯金をしたのも、ほとんどはこの日のためと言ってもいい。こんなに語りつつも、実はまだDVDを観てはいない。このブログを書き終えたら、すぐにDVDを取り出して鑑賞するつもりである。上巻だけで60話もあるこのDVD-BOX。なんとか下巻発売までには制覇したいものだ。ところで、このDVD-BOXには次回予告が収録されていない。(上下巻両購入特典のDVDには収録されるようだが。)これについて、一部の藤子ファンブログや掲示板などで、批判や購入を見合わせる書き込みなどが相次いだ。だが、正直なところを言えば、そういう人たちの意見に私は同感できない。それどころかむしろ反感すら覚える。そもそもDVD-BOXの発売というのは、たやすくできているようでいて、実は大変な作業だということは、私も業界に近い人から一度話を聞いたことはある。採算性や著作権の許諾の問題。さらにフィルムの残存状況など、DVD化に至るまではさまざまな障壁があるのだ。復刊ドットコムでの、復刊に至るまでの経緯や難しさなどは、著書を読んでいたのでわかるが、アニメとなると、出版物以上に多くの人が関わっているから、さらに難しくなってしまうのは容易に想像ができる。その過程の上で、どうしても断念せざるをえない事情が出てくるのは当然のことだろう。それを考えると、必要以上にDVD-BOXにいろんなものを求めるというのは酷な話ではないのか?それに、何より大事なのは、「作品」としてのアニメ「エスパー魔美」をしっかり残していくことではないのか?はっきり言って、今後「エスパー魔美」が、地上波で再放送されるのは難しいだろう。表現上の問題からすれば、さすがに深夜放送でも難しい。CS放送も、番組編成の都合などで、いつ放送してくれるのか、全話放送してくれるのかなんて全く不明だ。確実性はあまりないと言っていい。そして、気になるのが、最近では児童ポルノ規制法は、「絵」などの二次元物も対象に含めるべきだという論議もされていると聞いている。そうなることは絶対避けてもらいたいものだが、もし万が一そういうことになってしまえば、それこそ「エスパー魔美」という作品そのものが封印されてしまう可能性も否定できない。「エスパー魔美」という作品を残し、そのよさを示すということを考えれば、このDVD化は十分意義のあることではないのだろうか?それなのに、そのことで購入を見合わせたり、販売元を中傷したりするというのはどういうことなのだろう。「完全」なものになるまではDVDを出すなと言う意見もあったが、だとしたら(少なくとも「エスパー魔美」をあまり知らない)僕らはいつまで待てばいいというのか。藤子・F・不二雄原作で、『クレしん』の原恵一監督が手がけ、I.G.タツノコ(現Production I.G.)も参加していたという、一アニメとしてもおそらく価値があるであろうアニメを、ずっと世に出さないままでいいのか。原恵一監督の今後の活躍次第では、このアニメ「エスパー魔美」が、今以上に輝きを持ったものになるかもしれないというのに。彼らは彼らなりに、「作品」への愛情を持っているだろうけれども、私からしたら、彼らの「作品(厳密に言えば本編)」に対する思いは、それで潰れてしまうような、所詮その程度のものだったのかと疑いたくなる。このDVD-BOXは、もちろんリアルタイムで接した藤子ファンもそうなんだろうけど、魔美を見たことのないファンや原恵一監督のファンなど、いろんな人たちにも向けられたものであるということを忘れてはならない。だからこそ、DVD化されたということにみんなもっと素直に喜ぶべきではなかろうか?ま、こういうことを書いてはみたけど、別にイヤなら無理して買わなくても結構である。不完全な「エスパー魔美」世代の、一ファンの戯言だと思って、聞き流してください。それにしても、次回予告の件が、これほどまでに物議を醸すとは思いもしなかった。本音を言えば、せっかくの歓迎ムードに水を差された気分である。参照リンク:「魔美DVD予告未収録に関する雑記」(歌うように奇蹟のように) 「今『魔美』のためにできること」(ねたばれ評論家) 「バスジャックの話かもしれない」(ねたばれ評論家)
2006年08月04日
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