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2005年05月15日

ガンダムSEED DESTINY PHASE-30「刹那の夢」

テーマ：ガンダムＳＥＥＤ　ＤＥＳＴＩＮＹ(258)

カテゴリ：アニメレビュー・トピックス

先の大戦で、深刻なダメージを受けたミネルバのＭＳ群。セイバーはもはや修復困難にまで大破され、個室でひとりアスランはうなだれる。ルナマリアはステラの横で、怪我の治療を受けていた。（下着姿で）

タリア 「毎度毎度、後味の悪い戦闘だわ・・・敗退したわけでもないのに・・・。」 そうつぶやき、タリアはその場を後にした。

一方、アークエンジェルには、トダカ一佐の遺志を継いだアマギらオーブ軍の軍人が集まっていた。アマギは、カガリにトダカ一佐の最後の言葉を伝えた。そして、オーブの理念とカガリの命令に背き、多くの兵を死なせてしまったことをアマギらは謝罪するのだった。そして、

アマギ「ですが、どうか、トダカ一佐と、我らの苦渋もどうか、おわかりくださえますのならば、この後は我らも、アークエンジェルと共に・・・どうか・・・。」

頭を下げるアマギに、カガリは涙を浮かべ、

カガリ 「私のほうこそ、すまぬ。すまない。」
アマギ 「カガリ様・・・」
カガリ 「私が愚かだったばかりに、非力だったばかりに・・・オーブの大事な、心ある者たちを・・・。」

「泣かないで」 とキラが声をかける。
そして、、、

キラ「今、僕たちにわかってるのは、このままじゃダメだっていうことだけです。でも、何をどうしたらいいのかはわからない。たぶんザフトを撃ってもダメだし、地球軍を撃ってもダメだ。そんなことはもう散々やってきたんですから・・・・だから、憎しみが止まらない、戦いが終わらない。僕たちも、戦い続けるから・・・。本当はダメなのかもしれない。僕たちは、たぶんみんな・・・・きっとプラントも地球も、幸せに暮らせる世界が欲しいだけなんです。だからあの、皆さんもそうだって言うんでしたら、あの・・・。」

自分の思いを確認するかのように語るキラ。それを聞いたアマギは・・・

アマギ「我らはオーブの理念を信望したからこそ、軍に身を置いたオーブの軍人です。ならば、その真実のオーブのためにこそ戦いたい。難しいことは承知しております。だからこそ、我らもカガリ様と、この艦とともに・・・。」

カガリにとっては心強い味方がついた。なんて感動するシーンなんだ！！さすがは高橋ナツコ氏。

場面は切り替わって、 ゲッ、シャワー！？今度は誰だ！？誰なんだ！！！？

んちゃ。アラレだよ、 じゃない、 タリアだあああ。 とても鉄の女とは思えないほどの美しいプロポーション。ってか、前作では、艦長のシャワーシーンなんてなかったのに・・・。

そのころ、シンは病室でステラを見守っていた。手には、ステラからもらった貝殻が・・・。日に日に衰弱していくステラ。そんなステラではあったが、シンの持っていた貝殻を見て微笑む。確かに覚えていたのだった。あの日のことを・・・。
しかし、容態は芳しくない。苦しみ続けるステラ。

「守るって・・・シン・・・守る・・。」

涙を浮かべるステラ。彼女を前に、シンはただ見守ることしかできなかった。ステラの様子に気づいた看護師は、薬を打ち、ステラを落ち着かせるのだった・・・。

シンの活躍ぶりを、ヴィーノとヨウランに話す みかん ・・・じゃないメイリン。（この日の朝放送の「あたしンち」見たけど、 みかんがメイリンヘアーしていた なんて、あまり知られてないだろうなあ・・・）

メイリン 「もう完璧エースって感じ？いっつもツンケンしてて怖いけどさ・・・戦闘中はもっとすごいって感じ？」

メイリン 「大丈夫？」
ルナ 「大丈夫？じゃないわよ、あんたはもう！人が被弾したっていうのに、見舞いにも来ないで・・・」

見舞いに来なかった自分の妹に、大不満のルナマリア。（ちなみに、 ループ」発売中で～す。 ）
セイバーが大破したのを見たルナマリアは、アスランの様子を聞く。そこに、シンもやってくる。
シンにもアスランの様子を聞くルナマリア。シンは知らないと言いつつも・・・

シン「派手にやられてたからね、フリーダムに。部屋でドーンと落ちこんでんじゃないの？」

正解。アスラン、本当に部屋で落ち込んでました。

シン 「あんま強くないよね、あの人。なんで、あれでフェイスなんだか・・・。昔は強かったってやつ？」

うわああ、どんどん悪ガキンチョになっていくぞ、シン・・・。

一方、ファントムペインのネオ、ジブリールの言葉が頭をよぎる。目的を達するためのファントムペインであるということを忘れるなということを・・・。

ネオ 「何のために戦うのか？そんなことを考え始めたら、終わりだな・・・。」

予断を許さない状況の続くステラ。これ以上の延命措置は、かえってよくないとする医師に対し、タリアはステラを研究資料として、生きたままでの引き渡しを要望。評議会が欲しがってるのは、生きたままのエクステンデッドなのだからと。それをこっそり聞いてしまったシンは・・・・。

海で一人たそがれるアスラン。父パトリック、ウズミ、デュランダル、そしてキラ。さまざまな人の思いが交錯するこの戦争。一体、自分はどうすればいい？

そこにやってきたのはシンだった・・。

シン 「部屋じゃなくて、こんなところで落ち込んでたんですか。」

いや、一応、部屋でも落ち込んでたんだけどね。

シン 「のん気なもんですね。ルナが心配してましたよ、どうしてるかって。自分もやられて怪我してるくせに・・。」
アスラン 「シン・・・」
シン 「そうやって偉そうな顔したって、何もできなきゃ同じです！！」
アスラン 「なんだと・・・」
シン「悪いのは全部地球軍なんだ。あんただって、それと戦うためにザフト軍に戻ってきたんでしょ！だったら、もっとしっかりしてくださいよ・・・」

もう完全に悪ガキだなあ・・・なんかアスランがかわいそうに見えた・・。

夜、部屋で調べものをするシン。レイが気づいて起きて聞いてくるが、シンは「なんでもない」とかわす。
そして、病室。ステラのほかには、看護師が一人だけ。そこに、シンが入ってきて・・・看護師の腹を殴り、気絶させる。
うわあああ、なんて大胆なことを・・・やべえ。

そして、ベッドのステラに声をかける。

シン 「帰ろう・・・。俺は約束は守るさ・・・ステラを守る。」

ベッドごとステラを連れ出し、 ってかなり目立つだろ、おい！！
当然のごとく、兵に気づかれ、取り囲まれる。が、レイが兵を次々と殴り倒し、シンもすきを突いて、兵を殴り倒す。

レイ 「返すのか？」
シン 「ああ。このままじゃ死んでしまう・・・そのあとも実験動物みたいに・・・・俺はそんなの・・・。」

インパルスのところへ向かおうとするシンに、レイは・・・。

レイ 「お前は戻ってくるんだな？」
シン 「当たり前だ。」
レイ 「なら急げ。ゲートは俺が開けてやる。」
シン 「え？」
レイ 「どんな命でも生きられるのなら、生きたいだろう・・・。」

ステラを抱え、インパルスに乗るシン。ゲートの開扉準備をするレイ。すぐさま発進し、地球軍のところへ・・・。

騒動はミネルバ中に知れ渡れ、レイが連行される。タリアのところへ突き出されるレイ。

レイ 「追撃などしなくても、シンは戻ってきます。」
タリア 「どういうこと、レイ？これもあの人からの指示かしら？」
レイ 「今回のことは私の一存です。通常の処分をお願いいたします。シンは、彼女を返しにいっただけです。必ず戻ります。」

インパルスからの信号をキャッチした地球軍のファントムペイン。応答すると、

シン 「ネオへ、ステラが待ってる。ポイント２２８Ｓへ、一人で迎えに行ってくれ。」 シンはそう要求した。
要求どおり、ネオはウィンダムに乗り、指示された場所へ向かった・・・。
そこにインパルスの姿があった。

ネオ 「来たぞ、ネオ・ロアノークだ。約束どおり一人だ！」

呼びかけると、シンがステラを連れ、降りてくる。そして、

シン「死なせたくないから返すんだ！！だから絶対に約束してくれ。決して戦争とかMSとか、そんな死ぬようなこととは絶対遠い、優しくて、暖かい世界へ彼女を返すって！！」

それにネオは

ネオ 「約束・・・するよ。」

それを聞くと、ネオのところへ歩みだし、ステラを渡す。ネオが声をかけると、ステラは安心したかのように微笑む。
ネオが帰ろうとすると、シンはあるものをステラに渡す。それはステラからもらった貝殻だった・・・。

ステラ 「シン・・・」
シン 「忘れないで、ステラ。俺、忘れないで・・・。」

別れることへの寂しさからだったのか、涙を浮かべ、インパルスに戻るシン。そして、目を拭い、ミネルバに戻るのだった。

ステラ 「シン・・・・」

だが、シンにこれから待ち受けるものは・・・・・。次回はデストロイ登場！？もう先が読めない。どうなっちゃうの？

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