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朝、目覚ましよりも少しだけ早く愛鳥が起こしてくれることがある。しかしそれは「チチチ...」という優しいさえずりの声ではなく、「ガダダダダ…」という電気ドリルのようなものすごい音。鳥かごの入り口の扉をくちばしでつつき、音を立てるのである(ーー;夜、帰宅してかごの外にだしてやらない日の翌日は、「抗議声明」といわんばかりにこれをやられるのでたまらない。しかし3日前の朝、前夜に遊んであげたにもかかわらず、この音を立てられた。私はうんざりして、鳥かごの入り口をせんたくばさみで固定し、音がならないようにした。翌日も同じだった。同じように入り口を固定する、今度は鳥かごの下の鉄柵をくちばしで持ち上げては離し、これまたうるさい音をたてはじめた。「賢い奴だ」と思いつつ、少し腹を立てた。帰宅して鳥かごからすぐに出したのだが、すぐ肩にちょこんと飛び乗り、耳たぶやほっぺたをつつき始めた。「何の不満があるんだろう?」1日2時間も鳥かごからだして遊んではやれない。PCを点けてお茶を飲んでいる1時間がせいぜいだ。でも、自分の少ない時間の中で、できる限り相手をしているのに。「淋しいんだろうな」と思い、手のひらで愛鳥の身体をそっと包むと、小さな身体を膨らませるようにして、すぐに目を瞑った。でも、その翌朝もまた音を立てる。今度は餌箱をくくりつけるワイヤをくちばしでいじり、「キリキリ」と嫌な金属音を立て始めた。餌箱の位置がゆがんだので、仕方なく直そうとすると、餌がからっぽなのに気がついた。「暴れていたのはもしかして...飢えてた?」そういえば、しばらく餌の管理を怠っていたことに気がつき、慌てて新しい餌をたっぷり箱にいれてやる。位置を固定する前に餌箱に飛び乗り、「くれ」といわんばかりにくちばしを出し、一心不乱に餌をつつきはじめた。その夜(昨夜)は、かごの外に出しても私の身体をつつくことなく、とても大人しかった。そして今朝も一心不乱に餌をつついています。食べ物がないと暴れるのは、飼い主に似てるのかなー。<お酒メモ>ギネス生2パイントギネス生メガパイント(通常のパイント@3倍)1つ
2009年01月31日
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皇居前に位置するパレスホテルが、1月末を持って閉鎖する。名残惜しくて、足を運んだ。昭和36年に国際観光ホテルとして営業を開始したホテルは昔ながらののんびりとした雰囲気が漂う。昔の名残からか、レストランも喫煙できるエリアが多い。金融系の会社の入るオフィスビルが近くにたくさんあったせいか、サブプライム問題が表面化し、金融恐慌になるまでは、昼に多くの金融マンがここに集まっていた。タバコが吸え、席間がゆったりとしたつくりは、金融マンとヘッドハンターが「逢引」する格好の場所だったからだ。昨年6月には失火騒ぎもあり、ハコモノとしては残念ながら「定年」なのだろう。取り壊したあとは高層ビルが立つ予定である。東京はスクラップ&ビルドの都市である。10年たつと街の表情が一変してしまう。整形したようにくるくる変わるのは、変化を楽しむ人にとっては愉快だろうが、跡形もなく歴史的な建造物が消えていくのは、私にとってはとても物哀しいことなのだ。<お酒メモ>ひる生ビール グラスで2つよる佐久の花 純米 山田錦 熊本酵母 18BY 1合夜明け前 吟醸しぼりたて生酒 1合御湖鶴 ひとごこち 純米吟醸 おりがらみ 1合秋鹿 山廃 半合弱
2009年01月30日
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「今年度中に支給困難か」という報道も飛び出した定額給付金。実は今回のこの給付金は、住民票登録されている在日外国人にも支払われるのである。(日本国籍を有している人でも「いつどうやって支払われるのか」がわからないのだから、もちろん、外国人の多くははもらえることを知らないらしい)今回の給付金支給の目的は当初「貧困対策」ではなく「内需を高めるカンフル剤」としての側面で立案されたのだから、日本にいる外国人にも支給するのは相当である。でも、最近マスコミ報道では「貧困に対する給付」のようなイメージを演出しているから、外国人に支給することが周知になったら「私たちの血税を・・・けしからん」という論調を唱える人が出てくるんじゃないかと思う。(外国人労働者もちゃんと給与天引きで納税しているのだから私はよいと思うのだが)脱線だが、もともと自治体レベルの判断だけれども、現状、在日外国人にも生活保護をあげたりとかしている。こういう状況下で旧社会党からやってきた民主党議員のなかには「事実上日本に来た外国人を保護しているんだから、移民政策でいっそのこと彼らに日本国籍をもたせたって同じことじゃないか」と言っている議員は、いそうな気がする。「実態がこうだから、建前も実態に合わせちゃえ」というロジックにみえて仕方がない。<お酒メモ>モルツ 生 中ジョッキ 1つ
2009年01月29日
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1月の相場はお休みすると言っておきながら、たまたま低いところで出しておいた指値がヒットして、先日、情報通信セクターのウェザーニューズ(4825)のホルダーになった。この会社とは結構付き合いが長いのだけれど、昨年の春先に売って以来、久しぶりに「お付き合い開始」。私の投資スタイルのなかで「売ったり買ったりする銘柄」というのは珍しい。ちなみにトヨタ自動車も「売ったり買ったり」する数少ない銘柄のひとつ(現在は保有していません)。国策銘柄に投資をしてもいいのだけれど、「テーマ投資」は実際にカネが流れるところと「皆の思惑」がずれることも間々あるし、このようなご時世、自分が世の中とずれた投資をすれば、痛手を蒙るので、しばらくは「増益基調の、値が軽い株を安値で拾う」ということに徹したいと思っている。そんななかもうすぐ2月のFUJIYAMA。事業資質や経営者をじっくりみて小型株に投資する、レオスの藤野社長、渋沢栄一さんの直系の渋沢健さん、セゾン投信の中野社長と楽しみなメンバーが揃う。ぜいたくついでに、司会もかいたく投信社長の森本さんにやってもらうことにした(^^)テーマは『ニッポンのよい会社・よい企業・よい株の見分け方』この人たちをぜひ当日質問攻めにして、次の投資方針を固めたいなーと思っている今日この頃です。以下はFUJIYAMA概要です。よろしかったらいらしてくださいね! 日時:2009年2月7日(土) 14:00~16:30 内容:「節分・福は内スペシャルセミナー」 場所:沼津市立図書館視聴覚ホール 参加費:1000円 詳細・申し込みフォームはこちらから ゲスト:★レオス・キャピタルワークス 代表取締役社長 藤野英人さん 『スリッパの法則』(PHP文庫)他多数の著書あり。 ★シブサワ・アンド・カンパニー 代表取締役 渋沢健さん 「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一氏の子孫。 ★セゾン投信 代表取締役 中野晴啓さん セゾン投信の代表 連絡先 株式会社 吉野エージェンシー TEL 0120-20-9016 (9:00~18:00) 鈴木さんまでできればご連絡をお願いします。
2009年01月28日
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病院でお医者さんとこんな話をした。雅「今年のインフルエンザの特徴って何ですか」医者「うーん。37度台の熱の低温インフルエンザの患者さんをいつもよりも見かけることかな」通常、38度以上の高熱が出たらインフルエンザを疑うべきなのだが、ワクチンを摂取したにもかかわらず罹患した人や、抵抗力がある(はたまた菌が弱いのか)人は37度台で「インフルエンザ」になることがあるというのだ。そういう低温のインフルエンザ患者さんに、タミフルは処方しないという。熱を下げる目的で使うから、その温度では使っても「意味がない」というニュアンスだった。抗生物質などを服用してもなかなか微熱が下がらないときには、インフルエンザのウィルスチェックをしてみてもよいのかもしれない。そういえば「なまじ発熱しても温度が低かったりすると、動けてしまうし、かえってパンデミックがひろがってしまうことがある」と、以前感染研の先生に聞いたことがある。「37度台のインフルエンザというのがある」ということについても世間に知らせていかないと、新型インフルエンザがもし上記のように(低発熱性に)変異したときに、罹患者を増やしてしまうな、と思った。
2009年01月27日
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週末、金がザラ場で900ドルを超えました。昨年中に900ドルを超えるかどうかで「否」というほうに賭けていたのですが、見事、勝利しました。わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪ わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪ わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪というわけで、賭けのお支払いをちゃんとしてもらいました。とってもおいしかったです(*^^*)
2009年01月26日
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時々、無性にあるものが食べたくなって、何日も食べ続けることがある。先週中頃からはまっているのが「はるさめ」。家に常備している乾物のひとつだが、ほぼ中華系スープをつくるときにしか使わない。先週たまたま野菜たっぷりのえびワンタン入りスープを作った(えびワンタンのほかに、はるさめ、白菜、にんじん、にんにく、しょうが、にら、もやし、エリンギを使用)。その中のはるさめが、つるつる、しこしこ・・・なんともいえぬ食感がたまらず、毎食でもいいから食べたくなってしまったのだった。その後、外で酒の予定もほとんど入れず、毎日はるさめ入りスープを食べていたら、体重が2日で2kg、するっと減った。はるさめは普茶料理(ふちゃりょうり)と呼ばれる、精進料理の食材としても使われているだけあって、ヘルシー食材なのである。普段使用しているのは緑豆のでんぷんから作られたものだが、ウィキペディアによればこれがはるさめの中でも一番カロリーが低いそうである。腹持ちもいいので、ダイエットスープの食材としてよく使われているけれど、野菜スープの中に入れるのが、もっとも効率がいいように思う。なぜなら、たっぷりの野菜で繊維質をたくさんとることができるし、スープと一緒に摂るならば腹の中でさらに膨らむため、空腹感がやってこないからである。だいたい私の場合、上記のスープをカレーなどに使う中深皿に山盛り2杯(1食あたり)を食べていたが、結果は体重減。年末年始にご馳走をたべすぎて太ってしまった人は、はるさめで身体をシェイプするのも一手かもしれない。<お酒メモ>24日土曜日生ビール グラスで1つ雅山流 吟月 搾りたて大吟醸生原酒 半合裏雅山流 月華 袋取り無濾過純米大吟醸 半合一の蔵 ひやおろし 半合小布施ワイン ソガペールェフィス 赤セパージュヨーロピエン2006 グラスで1つストラスアイラ 12y そのままで1つ
2009年01月25日
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いいお酒は、体に水のようにしみわたり、なかなか酔いが回らないので、善し悪しだな、といつも思う。ちなみにそういう酒はたいてい、二日酔いにもならない。けれども、確実にアルコールは摂取しているので、普通は(お酒の種類にかかわらず)ちゃんとお水を適宜呑みながら飲酒をしたほうがよいと思う。ちなみに水分はなるべく温かいものをとったほうがいい。肝臓に自信のない人はお湯、水、氷水の順でおすすめ。氷水はのどごしはいいけれど、身体を冷やすので、何杯もばかばか飲まないほうがいい。代謝やアルコール分解にも影響するので、お酒の弱い人は上記のように「飲むチェイサーの温度」も意識した方がいいかもしれない。焼酎を呑んでいる人が傍にいる席では、お酒を呑んでいる途中に、梅を入れたお湯を一度呑んでみたりすると、結構悪良いせずにすみます。梅のクエン酸が、身体を助けてくれるはずです。金曜日はそういうお酒をたくさん堪能しました。食事するのもそっちのけで呑んでいたかも(^^;もちろん、お水はごくごく呑みました^^というわけで今日も肝臓は快調です。<お酒メモ>23日金曜日小布施ワイン ソガペールェフィス 白小布施ブランVDP2007 1/2本白リースリングファミリー 1/2本赤セパージュヨーロピエン2006 1/2本弱ギネス 缶350ml 1つストラスアイラ 12y そのままで1つ
2009年01月24日
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国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」のデータによれば四半世紀後の2035年、日本の人口は約1億1360万人になるという。(※拾った「日本の将来推計人口」のデータ自体が02年と古いので、もうちょっと総数は少ないかもしれない)また、同年の認知症高齢者数は約445万人に達するといわれている。つまり、日本の総人口の約4%、25人に一人が認知症になっている社会というわけだ。ちょっと想像がつかない。認知症のひとつであるアルツハイマーの根治療技術は2019年には開発されるといわれているが、それが叶ったとしても、人口の4%が認知症という社会。医療費が膨らむことももちろんだが、介護する人手の不足を考えると、背中が寒くなる。定年制を廃止して、死ぬまで働くことができる社会に制度上なっていたとしても、みなが心身ともに健康でいられるわけではないから、国内の総労働力はものすごい勢いで縮小するだろう。日本は老齢社会の入り口に来ているというイメージは持っているが、こうやって数字を改めて見ると、来るべき社会で、今までのように豊かに暮らすことは非常に困難な気がする。<お酒メモ>イタリア白ワイン(ビアンコ) グラスで2つ同赤ワイン グラスで2つグラッパ グラスでたっぷり1つ
2009年01月23日
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さる慶應出身の方が、先日私に言った。「僕は慶応義塾の大学で法学部でしたが、法律を学んだというより、慶応義塾という環境の中で法律の授業を受けただけです。学んだのは『慶応義塾という空気』です」さらに「慶応義塾は結社みたいなもので(宗教学者の島田裕巳先生の言うように)創価学会と似たようなものです」ともつぶやいた。慶応義塾出身の方というのは、確かに不思議とある種の空気を纏っている。小泉元首相は慶応義塾出身だが、ほぼ同期で、朝の朝礼に出ていた人がかつて私に「慶應の朝の集会は、ある種の思想を植え付ける作業だった」と語っていたように、幼稚舎から上がっていた人も、大学から入った人も卒業する頃は、ある種の均質な「粒」を内包しているように感じるのだ。日本社会は紛れもなく「空気」で動く社会である。環境適応して「慶應なる思想」「慶應なる空気」を持つ人が、日本のリーダー層に多く入り込むことによって、ある種の方向に国のベクトルが傾いてやしないだろうか。いいか悪いかは別にして。脱線するが、慶応義塾を作ったのは、言わずと知れた1万円札の福沢諭吉だが、1984年に福沢諭吉が1万円札になってからバブル経済がこけてしまった。日本はおかしくなってしまった。小泉政権になってから規制緩和が叫ばれ、アメリカのサブプライムバブルの残滓を日本は受け取った。これらは、諭吉が『文明論之概略』に記した脱亜入欧の思想を日本が与すれば、豊かになるという哲学のメタファーなのではないかとすら思う。そして今や、企業のROEが高まらない割に、格差をあらわすジニ係数はアメリカ並になり、多くの「庶民」が苦しいと言い始めている。もしかしたらゲン担ぎでもいいから、1万円を聖徳太子に戻して、法律も沢山作らず、十七条憲法よろしくシンプルにしたら、よい治世になるのかも。なんてことを議員さんと話したら、周りが爆笑していた。<お酒メモ>サンタクリスティーナ 赤 2/3本
2009年01月22日
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20日は大寒。大寒は二十四節気のひとつで、1年でもっとも寒い日である。臨済宗では「行(ぎょう)」、日蓮宗では「托鉢」と呼ばれる修行を、毎年節分の日まで行う。19時~21時くらいの間、太鼓をたたきながら方々の寺で経文を唱えながら歩く、肉体的にも厳しい修行である。そんな修行の足元にも及ばないけれど、恒例の坐禅会に出てきた。般若心経を唱えた後、住職が本堂の入り口を開け放ち、練り歩く行者が経文を唱えた後、お言葉を返す。そうしたのち、坐禅が始まった。坐禅を組む本堂は暖房器具は一切ない。息を吐くと白い。そのようななかで裸足で組むのはなかなかしんどい。こんな日にいい加減な「なまくら禅」を組むと風邪を引くので、おへその下の丹田を意識した。丹田に集まるという温かい気を全身に流すイメージで呼吸すると、(ちゃんとやれば)寒さを感じないからだ。実は、坐禅会の数日前から、丹田の呼吸法を用いた坐禅を空いた時間にやっている。先日、体調の変化を感じたため、対処療法でやっているのだ。脱線するが、そもそも病院にはいったものの、経過観察扱いで加療は一切ナシだった。医者からは「むやみに薬を使いたくない。寒くしないように」と言われたのみの3分診療で、そんな月並みなアドバイスに何千円もの支払いがきてがっくりきた。過去と同じ症状だったため、自分で身体のことがある程度わかってはいたし、1週間くらい様子を見て、痛みの限界を感じたから行ったのだが、担当の医者が代わっていたのでイチからやりなおしだったのだ。薬や加療していただけないのなら「行くだけ無駄」だな、と思った。開業医でないと、いつの間にか先生が代わっていたりして、継続的にいい先生にかかれないうえ、カルテに蓄積したデータが役に立っていないことが多い。この点は個人的に病院に対して感じることである。というわけで、自分で治すしかないので、ここ数日は仏教で臭気や精が強く、食べることを禁じられている臭気の強い五葷(ごぐん=にんにく、にら、らっきょう、ねぎ、のびるなど)を食べたり、呼吸を意識しながらの坐禅をしていたら、大分症状が緩和された。休息する時間がもっとあれば、こんなことにならないのにな。。なかなか難しいです。<お酒メモ>サッポロ瓶ビール コップ半分
2009年01月21日
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今週号のSPA!(1/27)の連載、坪内祐三&福田和也の対談「これでいいのだ!」で勝間和代についての批判が載っていた。ちょっと長いが、引用する。坪内「例えば勝間和代? 彼女の小学館新書の『読書進化論』を読んでみたんだけどさ」福田「どう?」坪内「最悪ですよ」福田「ははは」坪内「あのね、情報処理としての読書というのは、オレにもわかるわけ。速読とかさ。それはそれでいいんだけれど、『読書進化論』で勝間さんは、「読書で人生は豊かになる」みたいなこと言ってるの。なのに、最後に出てくる「私を進化させた20人の著書」ってリストを見ると、すごいわけ。文学がほとんど出てこなくて、文芸で挙げられてるのは、桐野夏生さんはよしとして……誰だっけな、筒井康隆、新井素子、林真理子。勝間さんって、中学からずっと慶應の人だけど、「読書で人間は成長する」とか言いながら、そこまで読書体験が貧弱なのかって驚きがさ」(中略)坪内「思うのはね、例えば速読術みたいなテクニックは、「本から情報をいかに効率的に読み取るか」という方法論でしょう。確かに、そういう読み方にふさわしい“情報としての本”というのはあるんですよ。それは認める。情報源や学習媒体として本を便利に使うテクニックを教えます、っていうんなら、オレとは関係ない話として見てれるわけ。福田「ふむ」坪内「でも、読書の全てが情報収集じゃないんだよ。でさ、勝間は「読書って素晴らしいですね」と、読書=教養であるかのように言うわけね。そうなるとオレと同じ領域だから、ひっかかるんだよ」……(後略)これを読んで、「そうだ」と膝を打った。最近30代の女性を中心に勝間和代さんの生き方、考え方を尊敬する「カツマー」が増えているそうだが、私は勝間さんの「効率化」「合理性」「速読術」などのメソッドに時々違和感を覚えていたからだ。特に『読書進化論』は効率的な読書の「術」が載っているのだが、あれは中身がスカスカの本を読むための「術」だ。味わいながらゆっくりと読まねばならない本に適用したら、知識はほとんど身につかず、残るのは誰かに「○○の本を読んだことがある」ということをアピールすることくらいだろう。確かに昨今のビジネス本は語り口調が主体で、肝心な「ミソ」の部分は、見出しや本文のところどころに数行の固まりで書いてあるから「読み飛ばし」でOKのことが多い。でも、丸山真男とか、小林秀雄などの著書や、岩波文庫などに収録されている作品は、そういった読み方では、何も身につかないのではないか。学生時代、自分が本の虫だったからこそ、そんな風に感じるのである。また、CX系の日曜ニュース『サキヨミ!』でスーダンのルポをやっていた勝間さんを見た際にも違和感を覚えた。早口でまくし立て、聞き取りづらいのである。だから聴き手であるこちらの理解度が落ちてしまうのである。(勝間勝代スーダンルポ)http://jp.youtube.com/watch?v=qdlz0nu2Bj0http://www.youtube.com/watch?v=KQF2M8QUUEs&feature=related頭のいい人は、よどみなく喋る彼女の言葉を聞き取ることができるだろうが、テレビを見ている皆がそういう素養を持っているわけではない。勝間さんは頭の回転のよい人なのだから、私のような頭の悪い人間にもわかるように、話す内容のレヴェルを落とし、もっとゆっくりした喋り方にすればよいのに、どうしてできないのかな、と不思議に思う。(過去、どこかのクライアント相手に聞き取れないくらいのスピードで早口プレゼンすることで、自分はすごいと印象づける「ハクづけ」にはなったのかもしれないけれど)自分が折角話したことを、100%に近いかたちで相手に理解してもらうことをはじめから放棄しているのでは、とすら感じる。それってちょっと「損」なのではないか。もしかしたら「(話のスピードに)ついていけない人が悪い」「私は生活のあらゆる全てにおいて効率的・合理的だから、時間は1秒でもムダにしたくないの」というスタンスなのかもしれないが、ギャランティをもらって電波に乗っている以上、もうちょっと配慮してくれないかなーと思う。勝間和代って、どこかちょっと「もったいない」。
2009年01月20日
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少し前に戴いた乾燥ひじきを煮付けようと思い、他の具材を求めに出かけた。油揚げと人参、こんにゃく、干ししいたけは家にあったのだが、蓮根と大豆がなかったのだ。蓮根を近所の八百屋で買ったあと、乾物屋に向かった。私は乾物屋が大好きである。一見、地味な面構えの店が多いのだが、中に入るといろんな形や色の食べ物が売っているからだ。小さい頃よく訪れた駄菓子屋を髣髴とさせる。大きなプラスチックの箱に入ったかつお節とか、色とりどりの国産の豆が並んでいるのは見た目にも楽しい。こうや豆腐や昆布、麩などはひとつずつ形が異なっていて、どれを買ったら美味しいかなんてことを思案しながら選んでいく。小さい頃、乾物はよく食べたけれど、高野豆腐や干ししいたけは祖父が作って東京におろしていたから買ったことがなかったし、麩や昆布などはいつも田舎から送られてきていた。だから乾物屋さんを覗く機会は、実家を出るまでは一度もなかった。でも、家を出たら、自分で料理する必要もある。口が覚えている味をどうしても食べたい。だから乾物屋に足が向いた。けれども、何が置いてあるのか、どう買っていいかわからない乾物屋さんに最初に足を踏み入れたときには、ぶっきらぼうな初老の店主が「場違いだ」といわんばかりの表情で、非常に臆してしまった。よく行く乾物屋さんは「デシ」単位で豆を買うことができる。デシというのは乾物屋さんがよく使う単位で、2デシでだいたい1舛(ます)くらい。ここで国産の「つるのこ大豆」を2デシ(240円)買っていく。家に戻って、鍋やボウルを出し、いろんなものを水に戻す。ひじきは1時間。大豆は6時間。干ししいたけは2時間。(ついでに玄米も6時間浸してみた)その間は違う作業をしているけれど、時折キッチンに戻って水のなかでぶくぶく膨れていく乾物の変化を見るのが楽しい。手をかけて大きくなった乾物をそれぞれの大きさに切ったり、あく抜きしたりする作業も気分転換になるのだ。<お酒メモ>小布施ブランソガペールエフィス(どちらも白)リースリング ファミリー dry 2008 1/2本VDP2008 1/2本
2009年01月19日
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試飲会に参加。体調不良で病院に行ったのだが、途中で道に迷い、到着したら受付が終わっていた。帰りがけに酒屋で酒を調達しようと立ち寄ったら「今日、試飲会があるんだけれど、やっていかない?」と店主にいわれたのである。思わず「うん」と頷いてしまった(←意志薄弱)試飲会は、10月の「ひやおろし」に続いて、2カ月ぶり。昨年収獲した米がよかったせいか、今年は総じて出来がいいように感じる。同じお酒の銘柄でも、原料となるその年の米の性格が味を大きく左右させる。一昨年の米は水分を多く含み、よくいえば「さらっとしている」、悪く言えば「水っぽい」感じだったのだけれど、昨年の米は「粒が揃っていて、甘さを感じる」。日本酒を造るにはよい作柄だったと思う。というわけで、以下は試飲会でやった酒、計11種類。雅が試飲会場で書いたメモを一部抜粋した。例によって上から下に行くに従って日本酒度が高くなる(=辛く感じるようになる)ように表記しました。おすすめは◎で示しています。嘉美心(岡山)/桃花源しぼりたて「白桃酵母」(アルコール度16.8/日本酒度-9.5/酸度1.5/アミノ酸度1.3)特別純米原酒。見た目は「おり」がすごく、濃そうな感じ。酸度とアミノ酸のバランスがよい。呑み始めと呑んでいる最中は存在感があるが、最後の味わいは口の中で淡く溶けていく感じなので、するすると呑める。ゆっくり味わうと、だんだん甘みが増し、酸があがってくる。越の誉(新潟)/純米しぼりたて原酒(アルコール度17~17.9/日本酒度-1/酸度1.7/アミノ酸度1.6)純米原酒。メロンのような芳香とクリアですっきりした味わいが特徴。いわゆる新潟酒の特徴である「端麗辛口」。度数のわりに辛さを感じる。まるで雪をかんでいたような後口は、雪の中で常温で呑んでみたいと言う気にさせる。奥の松(福島)/特別純米原酒生しぼり(アルコール度17/日本酒度±0/酸度1.6/アミノ酸度1.4)口に含むと共にバナナのような香りが広がる。酸度はあるが、バランスの取れた味で、「一の蔵」よりも、より入門者向け。ゆっくり呑むほど、空気と混ざってしっかりした味に変化するので、晩酌にも向く。◎一の蔵(宮城)/特別純米生原酒しぼりたて(アルコール度18~18.9/日本酒度±0~+2/酸度1.6~1.8/アミノ酸度1.7~1.9)花が開いたような米の香りが立ち上る。酸度は高めだがバランスがとれている。「南部美人」や「南」など、酸味が好きな日本酒党におすすめ。実際の度数より辛く感じるため、ゆっくりと呑めるし、後口が心地よい。今回呑んだ中で一番の好み。千代寿(山形)/特別純米初しぼり「豊国」(アルコール度15.8/日本酒度+2/酸度1.2/アミノ酸度1)塩系のシンプルな料理や、炭火などの焼き物や炙りとあわせると美味しい。新潟の「洗心」やリーズナブルラインの「上善水如」が好きな人に向いている。家でちょっと呑みたいという気分のときに一杯やるといい一本。◎新政(秋田)/「六號」微発泡霞酒(アルコール度16.3/日本酒度+2/酸度1.5/アミノ酸度1.2)純米原酒の生。薄にごりの微発泡酒。細かいきめの整った泡が優しくはじける。酒自体がでしゃばらないので、食事とあわせてもよい。地味だけれど味が濃く、よい酒。アウトドアでBBQをやるときにも、食事に負けないのでおすすめ。春鹿(奈良)/純米吟醸しぼりばな(アルコール度16~16.9/日本酒度+2~3/酸度1.4/アミノ酸度1.1)春日大社のお神酒を作っている蔵。やや口当たりがメロゥだが、奈良の酒らしいしっかりとした「重さ」もある。月の桂(京都)/純米にごり酒(アルコール度17~17.9/日本酒度+3~5/酸度1.5/アミノ酸度非公開)純米原酒の発泡酒。ピリリとした刺激が大胆に口の中に入る。味わいはドライだが、最後にほのかな甘みが舌に残る。個性的で存在感があるため、肴をサブにおいて、酒をメインにして呑みたい。◎大山(山形)/初しぼり本醸造(アルコール度16~16.9/日本酒度+4~5/酸度1.2~1.3/アミノ酸度0.9~1)鍋が恋しくなる味。牡丹鍋と一緒に呑んでも酒が負けることのない、しっかりとした味わいだが、重たすぎないので日本酒入門者にも向く。お燗でも冷でもいけるマルチな酒。やや辛口だが、そう辛さを感じさせない。「田酒」が好きな人はさっぱりした「田酒」が呑みたいな、と思ったときにチョイスするとよい。本醸造とは思えない味わい。司牡丹(高知)/本醸造しぼりたて(アルコール度16.8/日本酒度+5/酸度1.5/アミノ酸度1.2)バナナのような強烈なエステル香が特徴。酸味もあるので呑みはじめはパンチがあるが、その後はフラットな味わいで、するすると呑め、最後には米のなつかしい味の余韻が残る。酒の呑み始め→堪能中→フィニッシュまでとかくフラットなので、味自体にはヤマ場がない。その分、食事を邪魔しないので、TPOにあわせて選びたい。<番外編>◎信濃錦(長野)/純正あま酒 ※ノンアルコール地元伊那谷で栽培した減農薬米を使用。蒸し栗の香りというよりは、ふかし芋のような懐かしい味。疲労回復と、脳の疲れに効果があると、医学論文で話題に。甘く、さらっとした味わいが特徴。
2009年01月18日
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昨年は祖父が死んだり、株が暴落したり、平熱が37度5分近くになったりと、本当にいろいろあったけれど、その中でよかったな、と思うのが(汚くて申し訳ないのだが)血尿の減少である。前年の1/4程度になったのだが、その分吐血は増えた。無理がたたると粘膜が弱ってしまうので、喉や口腔の一部が切れやすくなるんだと思う。「黒っぽい血は内臓出血のおそれがあってまずいが、鮮血は喉が切れただけだろうから大丈夫」といわれたことがあり、吐血はいつも鮮血なので、大丈夫だろうと思っている。こうやってしょっちゅう出血しているものだから、自分は慣れっこなのだが、傍目には「仕事しすぎ」だと思われるらしい。(多分粘膜がもともと弱いせいだと思うのだが)あるとき、若手経済評論家のK氏にいわれた。「雅さんの話が最初○○さんから出たときに、『血尿を出すくらい働きマンの女性』って評されたんだよね。松下幸之助くらい働かないと、血尿ってでないもんだと思っていたから、相当仕事人間だと思ってた」なぜ松下幸之助なのかというと、Kさん曰く、幸之助の著書の中で、「自社の経営理念をは明文化し決定するのに血尿がでるまで考えた」「会社のことを考え夜も眠れず、血の小便をしたことないやつは経営者として認めない」 「とにかく考えろ、血尿が出るまで考えろ」というような、血尿についてのくだりが出てくるのだという。昭和49年に出た本で、幸之助が「今の人は経験したこともないだろうが」と前置きして血尿について語っているという。Kさんは「そんな昭和40年代のようなことを経験しているやつを拝んでみたいものだ」と思い、私と会う気になったという。うーん、複雑だ(ーー;他にも東武鉄道社長、日本第一麦酒(今のアサヒビール、サッポロビールの前身)社長、館林製粉所(今の日清製粉)社長などを務めた実業家、根津嘉一郎氏は、30代のときに株の相場師だった。しかし株の大暴落で借金をこさえて、しまいには血尿が出て、実業の世界に転身したという。ちょっと話はずれてしまったが、疲れたらなるべく早めに休む、ビタミンBをサプリで補充して、粘膜を丈夫にする、身体を冷やさないといったかたちで、吐血も血尿も減らすべく気をつけている。のだけれど。どうやら一眠りしたら病院いかなきゃな、という状態。病院明細見たら、去年も同じ時期に血尿で病院にかかっております(><)
2009年01月17日
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坐禅を組んでいて、神秘体験をすることは往々にしてある。だが、それで「私は悟った」と勘違いし、不遜な気持ちになる「なまくらな禅」のあり方を「野狐禅(やこぜん)」と呼ぶ。坐禅に限らなくても、はじめたばかりの仕事がたまたまうまく行って「自分はできる」とか「この仕事はちゃらいものだ」という奢りの心をもったことはないだろうか。あるいは投資をしている人ならば、あるひとつのトレード法がたまたまうまくいき、その成功体験が強かったことで慢心が生まれたことはないだろうか。私は、そういう心のあり方も「野狐禅」に共通するものだと思っている。確かに世の中には、その道で平均よりも優秀な人というのはいるし、そういう人に会うことは時々ある。会った時点で優秀なパフォーマンスを出している人のなかには、そういう「野狐禅」のような振る舞いや雰囲気を持った人も、残念ながらいる。よく「人間の人格を量るには、その人の周りの人間を見れば分かる」というが、これはかなり的確な意見だと思う。なぜならば、人間は群れや共同体といった環境に順応する性質があるためだ。だから、付き合う人は慎重に選んだほうがよい。知らず知らずのうちに、良くも悪くも付き合っている人に、自分の資質が引きずられたり、溶け合ったりするからだ。<お酒メモ>サンタクリスティーナ 赤 1/2本
2009年01月16日
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最近、メディアで住宅記事が目に付く。「資産価値がここ10年で下がらなかったエリア」なんてのが紹介されていたりするけれど、算定方法にちょっと疑問をもっている。というのも、あの手のデータの算定の根拠は、日本の人口数や、平均年齢の大幅な上昇で、あまり役に立たなくなってしまったのではないか、と思っているのだ。例えば、マンションPBRという指標は、10年前の坪当たりの価格をPBR1倍と考えると、最新のデータである07年がPBR1倍以上の高PBRエリアが「買ってよいところ」と判定される。つまり10年前の買値よりも売却益のほうが大きく、得だったということである。でも07年は住宅需要が旺盛で、メーカーもそこそこ強気、巧くはけていた。だから10年ベースでみても、当然「資産価値がここ10年で下がらなかったエリア」の数も多かったんだと思う。でも、これからは世帯数も減るし、団塊ジュニアの年齢から見ると、とりあえずマイホーム需要は下がる。ルームシェアも20代の人の間で増えている感覚がするし、過去の賃料利回りや資産価値算定は、これからはあてにならないような気がする。マンションPERも同じ。買った住戸の値段を、周辺の平均賃料で貸し出した場合、何年で回収できるか、という指標だけれど、平均賃料は、需給変動でいくらでも増減する。また、タワーマンションが都心にできて、総延べ床面積は皆が思っている以上に膨らんでいる。住む人間が増えないのに、述べ床が増えたら、今までどおりの賃料は保証されない。賃料が下落すれば自然とPERは高くなる。今、企業収益が落ち、下方修正で一株利益(EPS)が落ちれば、来期、来来期の予想PERが勝手に高くなってしまう。これと同じだと思うのだが。なんてことをぼんやりと、考えている。おうちにさっき帰ってきて、今日はなんだかとってもくたくたなので、雑文ご容赦ください。
2009年01月15日
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追い立てられている時間は嫌い。ぼーっとして、言葉がなくても、微笑んでいられる時間は、好き。ギネスのシャムロックが「ぷかーり」と浮いている様を黙って眺め、これから入る一口のことを考える。そんな時間が好きだ。そんな風に、少しでもいいから、好きなことをしたり、好きな人と会ったりして、なるべく笑っていられる時間が長続きするといいなぁ、と思っている。そういう心の余裕がないと、人間関係も、お仕事も、運用も、そして私自身も壊れてしまう気がするから。ここ数年「嫌い」の時間のほうが多かった気がする。だから今年は「好き」の時間を少しでも増やしたいな、と思っている。<お酒メモ>樽平 1合半五大天(純米)半合
2009年01月14日
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不景気で「生活防衛」をしようと、手作り弁当を持参する独身の男性会社員が増えているそうだ。ちょっと前までは「手弁当」を作ると「ケチだ」みたいな言われ方すらされかねなかったのだけれど、最近は、独身の男性が弁当を作って、それがとてもきれいだったりすると、周りの女性社員から賞賛に近い感じで褒められたりしている。私も美味しいものに目がないとか、工夫して料理を作る男性は好ましく思ったりするので、弁当男子の増加は何となく、嬉しい。ちなみに友人の話によると、派遣さんは弁当比率が高いそうだ。「事務系で食堂で食事をとる派遣さんはまずいない。前は若干社員食堂で食べている人がいたけれど、今は10人中10人弁当になっているよ」とのこと。さて、気になるのは生活防衛の象徴となっている「弁当」のコストだが、なかには一食200円で、彩りよい弁当を作るツワモノもいるという。コストを切り詰めるために、まとめ買いをして、週末に料理をして「冷凍ストック」し、毎朝、組み合わせて詰めるという「コツ」が新聞には載っていたけれど、どうも栄養価とか味が落ちる気がしなくもない。どうやったら200円で好みの弁当ができるんだろうと考えてみた。というわけで、早速精査(笑)以下は、明日のお昼に、と思って詰めた弁当である。今日は買い物にいけなかったから、冷蔵庫にあった野菜とか肉でありあわせの夕食を作り、一部をアレンジして弁当にちょこちょこ詰めていった。「いくらかかるのか」が主目的なので、みすぼらしいのは堪忍してください(^-^;●おかずの部ローストポーク 1枚 25円(1/3枚に切って、重ねることで量を多く見せる)かいわれ 3円 (1パック27円)ベビーリーフサラダ(ハーブ、レタスなど6種) 1/3袋 25円(※家で育てているバジル込みだがこれはタダなので入れない)ゆでたまご(地鶏の赤玉、Mサイズ) 1個 30円南部鳥砂肝とセロリのサラダ 30円(砂肝は118円@100g、セロリは1本65円の)塩茹でしたブロッコリー(無人販売所で購入)33円 1房で100円しそ昆布佃煮 25円●ごはんの部(明日出勤直前に詰める予定)無農薬玄米ご飯 38円 (1合500円くらい)紀州南高梅梅干 1個 52円有明産のり 7円 (全形10枚で400円くらい)光熱費を除くと、上記で約268円。意外とかかっているかも(もうちょっとかかっていないと思っていた)。でも、外食が多い身の上としては、塩分を自分の好みに調節でき、かつ揚げ物を排除した弁当は、とても身体にとって嬉しいものだ。そういえば昨年下半期当初は、景気後退懸念と健康を兼ねて、昼食は全て手作り弁当、ということをした週が2週くらいあったけれども、最近は「忙しい」「ビジネスランチが入って」などといった理由(言い訳?)で週1がいいところだった。毎日作るのは無理だとしても、せめて週の半分はできたらいいなぁ。
2009年01月13日
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ドル円が90円をつけている。この1カ月、88円~93円のあいだをいったりきたりしているが、日経平均に組入れられている国際優良株を見ると、90円を境に、株価が大きく動いているように見える。すなわち、「90円→91円で国際優良株が大きく反発」し、「91円→90円で大きく下がる」といった感じだ。不思議なのは「91円→92円」のときは、「90円→91円」ほど国際優良株が大きく反発しないことだ(前日のNYの上下も多少は影響しているだろうが)。同じ値幅なのに、このようなことが起こるのは心理的に90円という節目が、市場参加者にとってインパクトを与える数字だからだ。というわけで、今のような値動きの荒い状況は2月も続くと仮定して、どういうタイミングで株を買い付けようか考えている。おそらくドル円が90円の節目をつけるタイミングにあわせて、国際優良株(90円切った時に買い)や内需株(91円よりも円安でニュースに「円高一服」などという見出しが躍りそうな時)を注文していこうと思っている。少しでも安い値段で買えたほうが嬉しいですからね^^<お酒メモ>11日日曜日小布施ワイナリースパークリングワイン 1/2本(スパーク E ロゼ シャンパン製法 6気圧 辛口)ソガペールエフィス 白 VDP2007 1/2本ギネス 缶 グラスで1つキリン ザ プレミアム 無濾過 小瓶で半分ストラスアイラ 12y そのままで2つ
2009年01月12日
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冬至の時期に無農薬の柚子をたくさんいただいたので、年末から空き時間を使ってはゆずの漬物を作っている。タッパーを2つ用意して、それぞれに漬け込む野菜を変えて、日替わりで楽しんでいる。ご飯物にはゆず白菜がぴったりなのだが、深夜のお酒のおつまみのときは、さっぱりしてちょこちょこ食べられる「ゆず大根」がお気に入り。1日の深夜も早速、寒中見舞いの文章をこさえながら、ついつい国産白ワインを開けてしまい、(最初はあっさりめのブルーチーズを食べていたのですが)夜も白むころのつまみは「ゆず大根」でした(^^;カロリーが低いし、安心してついつい食べ過ぎてしまうのが玉に瑕ですが、だいたい以下のようなレシピでやっています。呑んだくれなので、甘酢の漬物ではなく、塩系の味です。そうして毎日のように食べていたら、いよいよゆずがなくなったので、この習慣もお終いだな、と思ったのだけれど、またまた追加でいただいてしまった。というわけで、今月いっぱいは、ゆずの漬物を毎日食べることになりそうです。(分量は3人前程度)【ゆず大根】大根……1/4本ゆず……1/2個大根の葉……1本分全部(お好みで)七福の白だし……大さじ5杯(なければ市販の適当なだしでもOK)塩(天然のものがよい)……小さじ1杯 →チベット塩使いました赤唐辛子……2本1)大根は洗って皮をむき、2ミリ程度の厚さのいちょう切りにする。大根の葉は8ミリ程度にざく切りする。2)タッパ-に白だしと塩小さじ半分を入れた後、大根と大根の葉を漬け込む量の2/3だけ入れる。ゆずは種をとって搾り、汁を入れる。3)搾ったゆずをこまかく刻み、2)に入れる。その後押すようにして残りの大根と葉を入れる。ここで赤唐辛子をそのまま一緒に入れる。最後に塩小さじ半分を上にふりかけて、ふたをする。4)下にたまっただしがなじむように、軽く3)をさかさまにして、全体に行き渡ったら冷蔵庫へ。半日から3日寝かしてできあがり。日が経つほどしんなりした感じになります。【ゆず白菜】白菜……大葉4枚ゆず……1/2個七福の白だし……大さじ4杯日高昆布(乾燥)……5センチ塩(天然のものがよい)……大さじ1杯 →チベット塩使いました1)白菜は白い芯に近い部分は斜めにそぎ切りする(表面積を増え、味のなじみが早くなる)。緑の葉の部分はお好みのサイズで。2)タッパ-に白だしと塩大さじ半分を入れた後、白菜を漬け込む量の2/3だけ入れる。芯の部分を中心に入れる。ゆずは種をとって搾り、汁を入れる。3)日高昆布を酢で湿らしたふきんで軽くふき、はさみでパチパチと細い短冊状に切り、こまかく刻んだゆずとともに、2)に入れる。その後押すようにして残りの白菜を入れ、最後に塩を入れ、ふたをしてなじませた後、冷蔵庫へ。<お酒メモ>10日土曜日生ビール グラスで1つ越州 特別純米 1合くらい黒帯 1合ちょっとカリラ 1982年の。 そのままで1つブラッカダー ローカスク クライネリッシュ そのままで2つストラスアイラ 12y そのままで1つ
2009年01月11日
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日付変わって今日は1月のサロンFUJIYAMAが開催されます。今回も12月に引き続いて、平九郎さんが講師を務めます。 日時:2009年1月10日(土) 15:00~17:00 内容:平九郎のジジ放談「温泉街の片隅で世界経済を語る」(^O^)/ 後編 参加費:1,000円 場所:ぬまづ産業振興プラザ 所在地 〒410-0801 静岡県沼津市大手町1‐1‐3 沼津駅南口より徒歩1分 地図↓ http://numazu-plaza.net/main/plaza/location.htmlおそらく「金(ゴールド)」についても語っていただけるのではないかと思っています。日本で買える金ETF「SPDRゴールド・シェア」は10月の6000円台を底値として徐々に値を上げていますが、円高と相まって、価格はまだ鈍いです。平九郎さん以外にも、一昨年07年&昨年08年も現物ロングオンリーで、プラスのパフォーマンスを出しているバリュー系の長期投資家さんが、年末に「SPDRゴールドのETFを10%程度組み入れたいんだよね」と言い出していたので、私も少しは気にかけています。今後のシナリオを練るためにもぜひお話を伺いたいところです。ちなみに2月のFUJIYAMAはかなり「お祭り」系です。レオスの藤野社長、渋沢栄一さんの直系の渋沢健さん、セゾン投信の中野社長の3人を呼んで、いつもより30分多くFUJIYAMAをやろうと思っています。200人程度参加できる場所を用意しましたので、ぜひ奮ってご参加ください! 日時:2009年2月7日(土) 14:00~16:30 内容:「節分・福は内スペシャルセミナー」 場所:沼津市立図書館視聴覚ホール 詳細:http://www.e-want.to/event/fujiyama/20090207.html ゲスト:★レオス・キャピタルワークス 代表取締役社長 藤野英人さん 『スリッパの法則』(PHP文庫)他多数の著書あり。 ★シブサワ・アンド・カンパニー 代表取締役 渋沢健さん 「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一氏の子孫。 ★セゾン投信 代表取締役 中野晴啓さん セゾン投信の代表 連絡先 株式会社 吉野エージェンシー TEL 0120-20-9016 (9:00~18:00) 鈴木さんまでできればご連絡をお願いします。 お申込 info@yoshinoag.co.jp
2009年01月10日
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10kg近い鞄を毎日抱えて走っていたら、数日前から右の腰の後ろが腫れていることに気がついた。「(年末年始の酒で)肝臓が疲れてるんだろう」と思って、夜さすったら、柔らかくなって、寝たら痛みが取れるだろうと思っていた。ところが、翌日起きてもまだ痛い。そこで気づいたのが「重たい鞄」の持ち方だった。右手で持ったまま何時間も歩き回ったせいで、身体がゆがんで、腰にきたのではないかと思ったのである。鏡に身体を映すと、骨盤の位置が右だけ高くなり、左が下がっていた。明らかにゆがんでいる。そこで腰痛2日目の夜はストレッチなどをして、骨盤の位置を平行にしてから眠った。ところが3日目。まだ痛い。痛いと気づいた初日よりもましだが、痛いことには変わらない。ヘルニアとか、病院にかからねばならないところまできているのかな、と心配になり始めている。とりあえず、腰が痛いながらも続けていた、寝る前の腹筋80回とストレッチを今日から休止する予定である。また太っちゃうかな…(ToT)<お酒メモ>南部美人 お燗 半合秋鹿 お燗 半合
2009年01月09日
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10月の暴落相場を経たあたりから、新規の個人投資家が参入している感触があった。また、個人投資家が大好きな銘柄である「ソフトバンク」が11~12月にかけて出来高を伴ってぐんぐん騰がった。だから09年は「1月効果(※)がある」だろうと見込んでいたけれど、その通りになってしまった。ちと悲しい。確かに騰がるとは思ったけれど、ウォッチしている銘柄の騰がるスピードがこんなにものすごいと思わなかったのである。というわけで、相場に置いていかれて、やっぱりちと悲しい(笑)ただ、もともと1月は無視して、2月以降に買いを入れようかと思っていたので、ここはぐぐっと我慢して、眺めるつもりである。ここで慌てて買うのは超「ジャンピングキャッチ」になりそうだから。※1月効果…1月に株価が高くなるということ。もともと中小型株についての月ごとに株価の騰落を調べたところ、1月が統計的優位だということから名づけられたのだが、なぜか日本は大型株も似たような感じで動いている(ような年が、21世紀に入ってからは多い気がする)。
2009年01月08日
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仕事柄、年上の「おじさん」に会う機会がよくある。「セクハラ」することで、社会的ダメージを食らうことが頭でわかっていても、セクハラっぽい質問とか、セクハラすれすれのことをしてくる方はちゃんと、いる。「そういうのやめてください」というキャラクターでもないし、真面目な受け答えをして場を冷やすのも何なので、私はたいてい、セクハラトークを逆手にとって、笑いをとることが多い。昔は下ネタとか、体育会系コミュニケーションなど、それはもう大の苦手だった。笑われるかもしれないが、部活の基礎練習後、ペットボトルの回し飲みをみんなでするときに、とても気持ちが悪くて参加できなかった。それくらい潔癖な部分もあった。しかし、下ネタに関しては、高校時代に麻雀を一緒にやった男友達たちが、ジャラジャラと牌を混ぜながら言っていたことで、次第に慣れていった。ヘンな言い方だけれど、今はこの友達に感謝(?)している。ところが、年末年始を数年ぶりに幾日かちゃんと休んだせいか、どうも自分の様子がおかしい。というのも、外出先で取引先の方が、「仕事にも利用しているノートPCで、エロDVDを見るんだけれど・・・この間PCをミーティングに持っていって、プロジェクターを使って説明しようとしたら、間違ってそのDVDを起動しちゃって・・・女性社員が・・・」と笑い話で話してくださったとき、いつもだったら「あははは・・・」と笑い飛ばすところが、自分の中でドン引きしてしまったのだ。そのあと、ちゃんと相手の目を見て話すことができなくなってしまって、反応が違う自分自身に戸惑ってしまった。大失敗であった。普段は周囲から「男扱い」だから、下ネタも含めてスルーしてしまうのだけれど、もしかしたら年末年始に休んだせいで免疫がなくなってしまったのだろうか?ちょっと悩んでいる。早く、男スイッチ捜さなきゃ・・・。
2009年01月07日
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「あけましておめぇでとうございます」羊屋にそう電話をすると「ギャハハ、雅さん、おめでとうございます。焼きたてですよ~」と返答された。今日は羊屋の年初開店日なので、焼きたての子羊のロースト(=アニョ)があると思い、早速行って来た。年末年始に「ちょっと太った?」と5人の人に言われたが、それをものともせず、食事を堪能。(本当は一時6キロ減って、その後2キロもどっただけなんだけれど)今日は投資家さんたちとの会食だったので、名古屋の景況感とか、年末年始に個別銘柄で自分がいいと思った銘柄のお話をした。そのなかの一人が「知り合いがロシア株とインド株で大損こいで、これからは金とかプラチナに投資するとか言ってる」といった言葉が印象的でした。(↑平気だと思ったのですが、書いたらまずいことだったらすぐに消すので、お知らせくださいね)先日も居酒屋で「ソフトバンクが・・・」と叫んでいる、競馬好きのおばちゃんがいたけれど、こういう一般の人の感想って、実は投資判断にとっても大切なのである。<お酒メモ>サンタクリスティーナ 赤 ボトル 2/3弱
2009年01月06日
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本当は伊勢神宮にお参りに行きたかったのだけれど、名古屋で仕事をしてから行くのは、時間的に難しい。そこで気分だけでも、と思い赤福(折箱)だけ、名駅で買ってきた。赤福は「伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎをかたどった」和菓子で、「餡につけた三筋の形は清流、白いお餅は川底の小石を表している」という。お店では山積みになっていた折箱が瞬く間に売れてゆき、慌てて1箱だけ買い求めた。久しぶりの対面仕事だったので、どうも疲れていたらしい。ブランチを食べたっきり食欲がまるでないので、鉄瓶で緑茶を淹れ、赤福の箱を開ける。すると、中に一葉の「伊勢だより」が入っていた。裏面にはこうあった。神宮の参道で鶏を見かけられましたか?これは「ご神鶏」といって、神宮が飼っておられる鶏。ご遷宮にも「鶏鳴三声」がとなえられるように、むかしの神話の世界でも、鶏は神さまのお使いとして朝ごとにトキを告げていました。そんな由来で飼われているのです。鶏鳴であけたこの一年が明るい年であることを念じます。一月四日 各位 赤福十一代目店主伊勢神宮にはお参りできなかったけれど、なんだか、この便りが伊勢の空気を運んでくれた気持ちになった。「チチチッ」手に乗っていた愛鳥が、囀りながら、赤福の餡の部分にある三筋に嘴(くちばし)をつけた。つまみぐいよろしく、もぐもぐと食べている。神鶏にはほど遠いけれど、のんびりしたその様子は、見ている人間をほっとさせる。「仕方ないなぁ」とは思いつつ、素朴で美味しいものでないと決して人間の食べ物に手をつけない愛鳥が珍しく食べているのを見て、なんだか愛しい気持ちになった。「いただきます」と、感謝の気持ちをこめて手を合わせた後、木べらを使いながら、赤福をひとつ、口にする。以前にもまして「もちもち」っとした食感がたまらないと思うのは、気のせいだろうか。
2009年01月05日
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実は本日4日(日)から仕事始め。いきなり出張なのです。09年3月期に戦後初の営業赤字が見込まれるトヨタのお膝元、名古屋方面に行くので、街の様子をよく観察してこようと思います。ところで、日経新聞恒例の「2009年私の見方、経営者・有識者40人に聞く、株価、回答分析」が3日付の19面に掲載されていました。2002年からトヨタがほぼ毎年の上位にランクインされていたけれど、今年は1位 信越化学(4) 23点2位 東京電力(新) 21点3位 任天堂 (新) 18点4位 ファーストリテイリング(新) 17点5位 アサヒビール、JR東、武田薬品(いずれも新) 11点などで、昨年1位のコマツは10位(9点)、常勝トヨタは5点で10位圏外となっていました。感覚的にですが、だいたい上位にランクされた企業はその年に高パフォーマンスをなかなか記録できないというイメージがあります。信越化学については、役員の方を含めて、とても優秀で素敵な方が多く、会社もしっかりしていますが、為替差損を超えられるか、自社株買い価格よりも現状の株価が下回り、もし09年6月の株主総会で大規模な役員人事替えがあったら、ということを思うと、なかなか(おすすめかといわれれば)難しいところです。よい会社と、その年に株価があがる会社というのは、また違うからです。(ちなみに、金川社長が3-5月に日経平均がボトム6000円をつける、と予想)と、仕事モードは既に全開なのに、自分でもあきれてしまいます。笑われるかもしれませんが、ワーカホリックなせいか、正月も落ち着かないのでお仕事をちょこちょことやっておりました。とはいっても、仕事の電話やメールが格段に減ったせいか、大分精神的に快復したと思います。こんな年末を過ごしたのは4~5年ぶりくらいかも。お酒も「呑みたい量だけ」と、節制もせずにやっていましたが、(個人的な肝臓の強さからすれば)痛飲もせず、呑気に呑みました。今も呑んでいるのですが、明日は早いので起きられるかな・・・。<お酒メモ>3日(土)ソガペールエフィス白 2008 1/2本九郎左衛門 極月 雅山流 袋どり純米大吟醸 1合
2009年01月04日
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深夜近く。人まばらな電車にゆられていた。最前列の車輌でボーっと座っていたら、突然、身長180センチを超えた大柄の男の人が「ふらっ」という感じでやってきた。あわやぶつかりそうというところだったが、危うくセーフ。「酔っ払いかな」と思って見ると、中指を突き立てている。今度はスペースを開けて座っていた隣のおじさんに「バカヤロウ」と怒鳴っている。おじさん、無視。舌打ちして、一番前のドアの手前に座り込んで、大人しくなった。なんとなく緊張していた車内の空気が、落ち着いた。でも、数十秒後、その男がむくっと起き上がって、一番端の眠っていたカップルに難癖をつけはじめた。カップルの男性に「弱虫、かかってこいよ」などと言っている。再び車内が緊迫した雰囲気になった。カップルが無視すると、横のドアをものすごい音で何度も蹴り上げていたが、到着駅だったのか降りていった。しかし、そこでくるっと振り向いて、「バカ女」と罵り、またそのカップルを挑発しはじめた。そこでドアが閉まったのでホッとしていたのもつかの間、男が窓ガラスや閉じたドアを何度も叩き、蹴る。よせばいいのに、閉じたドアを車掌が開いてしまった。「やめて」と女性が言ったにもかかわらず、カップルの男性は電車を飛び降り、近くにいたカップルの男性(多分お互いは見知らぬ関係だと思うが)が加勢しに降りてしまった。すぐさまできることを確認する。非常用のドアコックは「開」のみで、「閉」はない。警報ブザーもその路線はホームにしかないようだった。幸い、カップルを含めて、まぁ事なきを得た、という結果になったが、背中がとても寒くなった。最近、こういう「緊迫した風景」に出会う。秋葉原の殺傷事件や、先日の六本木ヒルズの刃物男ほか、通り魔関連の事件を「運の悪いこと、私には関係ない」とは思えなくなってきている。「不況だからオレはもう終わりだ。ならめちゃくちゃにしてやれ」。犯行動機を社会のせいにする安直さを説いても、こういう人たちには通じない。ばったり会ったら逃げるしかない。世の中の鬱憤がストレートに、無差別に出てくる時代なのはわかっているから。東海道線などの長距離では、いやがらせされることも時々はある。そこで怖いのは、次の駅まで「車輌の外に逃げられない」こと。密閉された空間に、知らない人と乗り合わせること。今までは別にどうも思わなかったのに、少しずつ恐怖を感じるようになっている。治安が悪くなれば「お金がないから外出しない」というより、「身の安全を図る」ために、巣篭もりする人が増えるだろう。1日付の日経新聞1面で、住友商事がネット専業スーパーをはじめると書いてあったが、こういった巣篭もり派や、新型インフルエンザの流行を見越しての新規事業なのかもしれない。需要は意外とあると思う。<お酒メモ>1日(木)深夜ソガペールエフィス白 2008 1/2本2日(金)プレミアムモルツ 350ml缶 ひとつ
2009年01月03日
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「派遣切り」の話題が、あちこちのメディアで踊っている。年末年始にテレビを久しぶりに見たのだが、雇用関連のニュースで「暮らせない」と語る期間従業員のコメントを複数さしこんだりするのはお約束として、NHKですら元旦の願掛けの絵馬を大写しにして、「正社員になりたい」他、「不況で苦しむ人のイメージ」を強調しているのには、少しだけ違和感を覚えた。個人的には、雇用の流動化が促進され、雇用も解雇もドライに行われる時代なら、そういう時代に合わせた生き方を模索するのも一考だと感じている。たとえば「年収300万円時代」ならば、年収300万円の仕事を2つ持てば600万円、3つ持てれば900万円になるわけである。ひとつのところに自分の身を全て捧げて年収300万円、というところでないお仕事を探す、あるいは複数のところで働くといった、時代に応じた働き方を考えるというのもアリなんじゃないかと感じるのである。株を触っている人に言うのなら「株だけでなく働き方だって『分散』してもいいんじゃないの?」というニュアンスかな。自己運用をひとつの「お仕事」として捉えると、年によってはマイナスリターンになることもある。けれども、純粋に労働の質と時間を掛け合わせて報酬が出るものを複数持つことによって、会社への忠誠心や依存度合いも変わるだろうし、本当の意味でワークライフバランスというものを見つめなおすことができるのではないか。進化論を唱えたダーウィンが『種の起源』で、「生き残ることのできる生物の種族は最も優れた生態能力を持った種族ではなく環境の変化に対応できる種族である」ということを述べている。まさに今の日本社会ではそういう「変化」が起きつつあるんじゃないか。それに適応したものが、自分なりの「善いと思える生き方」を獲得できるんじゃないのかな、なんていうことを感じるのである。
2009年01月02日
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2009年がはじまりました。今年もどうぞ宜しくお願いします。昨春、祖父が亡くなったため、今年は正月にゆっくりと寒中見舞いの文章を考えようと思っています。「100年に一度の未曾有の危機」といわれた08年は、経済状況だけではなく、私の身の回りでもいろいろ起こった1年でした。端から見れば、よいことも、悪いことも含めて、とにかくいろんな経験をさせてもらったような気がします。人の輪も、以前よりも大きく広がりました。相手の立場や肩書きに関係なく、どうしたら相手に喜んでもらえるか、自分の意見が率直に言えるか。そういうことでいくつか悩むこともありましたが、失敗だと自分が思うことも含めて、いい経験になったし、悔いはなかったです。仕事も担当するものに関しては、07年に引き続いてある程度の数字は残せたと思います。ただ、結果を出すたびに、自分の中にある「自尊心」がどんどん小さくなっていくのを自覚するようになりました。大したことをやっていない、手際が悪いことで忙しがったりしていた過去の己を反省しつつ、今後はどう手塩にかけたら、もっといいものができるのか、ということを考えるようになりました。メディア関連に取材されることもありましたが、これはまだそんなに慣れていないので、今後機会があれば課題にしたいです。投資については、(利益を得たものの)ウェザーニューズを手放したタイミングがちょっと早かったかな、と反省しています。あとは、主力のメガチップスが、相場環境に反して元気だったため、ポートフォリオの大きな下落を救ってくれました。株式のパフォーマンスについては年央くらいから配当金を含めた運用資金の増資は止めたので、結果的に▼12%でした。09年はこれが戻ればいいなぁと思っています。サロンFUJIYAMAの活動も2年目に入って、いろんな人の話を聞くことで、改善すべき点や、新しい視点を得られてよかったです。いろんなことがあった08年だったので、精神的には「腹が座ってきた」と思います。「失敗したらどうしよう」という心持ちではなく、自分がよいと思う方向にまずは進んでみて、問題点があればそこで軌道修正しようという気持ちが強くなりました。ただ、それは人様に迷惑をかけないということが前提かな、なんてことも同時に思っています。多分、上記のことを抜粋しながら寒中見舞いを出すと思うので、ネットを介してお会いしているみなさまには、このエントリーを以ってご挨拶に代えさせていただきます。<お酒メモ>31日水曜日小布施ブラン セパージュ ヨーロピエン 2006(赤) 1/2本春鶯囀(萬屋酒造店)純米吟醸と純米大吟醸 計1合くらいこのお酒の銘は与謝野晶子が来訪して、この酒を讃えことにちなんでつけられたそうです。両親と一緒に呑みました。1日木曜日春鶯囀(萬屋酒造店) 辛口純米 半合※これからさらに呑もうか考え中。。
2009年01月01日
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