全31件 (31件中 1-31件目)
1
ふるさと納税で野菜とか肉(鶏やジビエなど)とか頼んでいるうちに、最近横着してあまり買い物に行かなくなってしまった。特に野菜は詰合せなので、旬のものが複数種類あるものの、冬になると根菜が多くなる。そのため料理をしてもバリエーションが限られ口が飽きてくる。ならば「八百屋に行けばいいじゃないか」というツッコミが入りそうだが、家に食材があるのに八百屋に行っていては、(消費ペースが鈍って)せっかく頂いた野菜が傷んでしまったりするので、なんだか料理をしていてもいつもの爽快感みたいなものが半減している。自炊時は最低「一汁三菜」を徹底していたのに、最近では二菜程度になっているので、これはいけないと思い、ちょっと意識して炊事をしている。そもそも「一汁三菜」とは和食の基本で、ご飯の他、味噌汁(一汁)とおかず3品(三菜)を摂ることを指す。このうちの三菜のうち一品は必ず「香の物」を入れることとされている。なので、味噌汁と漬物以外にあと二品作る必要があるわけで、ひとつは魚や肉などのメインディッシュでよいのだが、もう一品を何にしようか、手持ちの食材だといろいろ考えてしまう。もう一品を肉魚などのたんぱく質にすると野菜が不足し、バランスを欠くので、一番よいのが煮物や蒸し物なのだろうが、冬野菜は数が少ないので、味噌汁の具と被らないようにするのにあれこれ考えてしまう。買い物に行かなければ確かに食費は浮くのだが、食事のバランスというか、彩りが貧しくなりがちである。このへん、どうバランスをとっていくべきなのかが最近の課題になっている。食材が偏ると、身体の調子もおかしいし、なんだか老け込みが早くなる気がするんですよねー。人間が老化する最大の原因はストレスだというけれど、抗酸化作用の食べ物が減ったり、好きなものを食べられなくなるというのもストレス要因としてウェイトは結構高いと思う。
2016年01月31日
コメント(0)
久しぶりにさる個人投資家さんとお会いした。テレビとか雑誌とかでひっぱりだこになっている有名な人。先日テレビで観たときに「あれ?顔が変わったな~、しかも傾き的には良いほうではない」と感じていたのだが、会ったときにそれは確信に変わった。引っ越しをして、環境が変わったこともあるのだろうけれど、おそらく、付き合っている周囲の人間の影響が強いんだなと思った。勝手なことを言えば、前に住んでいたところに居を戻して、少し市井の誘惑や影響などから距離を置いた方が、善く長く生きられるんじゃないかと感じた。服装が派手になり(もう少し違うファッションのほうが彼の良さが出ると思う)、享楽に身体を浸している人特有の雰囲気が出始めていた。そういう生き方が似合う人もいるけれど、その人はちょっと違うかなと思った。トレードが上手な人特有の手つきをしていたのに、手も少し変わってきていた。気がつけば10年以上個人投資家さんには会っているので、いろいろな方の顔つきの特徴、その人がどういう運命をたどっていくのかを、頭に叩き込むのが癖になっていて(趣味じゃないですよ)、「投資家顔相占い」なるものをいつも勝手にやってしまう。朱に交われば赤くなる、という言葉の通り、自分が普段どんな人や雰囲気に接しているかで、生き方というのは不思議と変わってくるのである。仮に金持ちになりたいと思ったりする。そういうときに「金持ちになりたければ金持ちと友達になりなさい」は正しいのだが、問題は「どういう金持ちになりたいか」というところまで明確にしないと、思った理想像とは違った道筋を歩むことになる。まぁ、自分と波長が合わなければ、友達になりたい、頻繁に会いたいと思っても、相手は逃げてしまうのだろうけれど(笑)のし上がってきた人というのは、「人間の匂い」というか、ある種の匂いに敏感だ。ケモノ勘とか本能みたいなものだろうが、「こいつはヤバい」「さげまんだ」「負のオーラがある」ということについてはかなり鋭い。人間のツキというのは、伝染るのだ。だから自分にマイナスになるような人とは付き合わないのである。だから、もしお近づきになりたい人の傍に行っても、相手がそれをひらりとかわして、気が付いたら忽然といなくなっていたとしたら、自分の生活の仕方や物の言い方、付き合っている人などに問題があるのかもしれない。<お酒メモ>1月29日金曜日生ビール アサヒスーパードライ タンブラー1つ黒龍三十八号 1合勢起 純米大吟醸 1合弱フランスボルドー 赤ワイン グラスで2つ
2016年01月30日
コメント(2)
整体に行った。薬をもらうよりも、体のこわばりをとったほうが、リンパその他の流れがスムーズになり、治りが早くなるような気がしたから。そこに行くまでにはちょっと距離があるので新幹線を使い、頑張ってようやく到着。背中の痛点を押されると相変わらず咳が止まらないのだが、合間合間で先生と会話した。「1月に入ってから、自分の顔を見るたび『ブスだな~』って思うんです。もともと地味で大した顔ではないんですが、それでもさらにブスに磨きがかかっているような気がして。新年だから企業さん主催のパーティとか行って写真一緒に撮るじゃないですか。その写真を送られて見ると、いつもよりも激しいブスがいるんです。もう、耐えられなくて」と言ったら、先生が突然顔を揉みだした。普段の治療では顔を触ることがないのだが、なされるがままにする。気持ちいくらいの痛さ。「顔の筋肉もずいぶん凝ってる、というかこわばっているよ。今日来た時に『あれ?いつもと笑顔の様子が違う』って思ったの。朝の情報番組に出てくる、顔の崩れた感じの日の速水もこみちみたいなぁと思って」と、先生。うー、やっぱり傍目にも、いつも以上にブサイクだったわけだ…ショック。終わってみると身体は意外なほどすっきりしていて、喉にあった塊みたいな違和感もだいぶ軽くなった。友人にも顔を見てもらったのだが「あ、確かに戻った。っていうかこの間最初見たとき『なんでブスに見えるんだ』と思ったので、戻ってる、戻ってる」とワケのわからないことを言われる始末。身体の治りは一進一退ですが、顔面はまず良くなった(?)ので、とりあえずはめでたし、めでたし(^^;
2016年01月29日
コメント(0)
休みを取っていたので、NHKで甘利氏の辞任会見(73分)のほとんどを生中継で見ることができた。会見の大枠は報道の通りだが、個人的に生で会見のやり取りを見る機会に恵まれて、本当に良かったなと思った。甘利氏という人物がどういう人なのか、直接お会いしたことがないので良く分からないが、テレビを通じて見る彼の言葉とか、考え方とか、正直に話しているのがつぶさにわかる様子にはとても共感した。政治家さんとはたまに会ったり話したり、酒を呑んだりするけれど、この人は機会があればご一緒して、此の事件じゃないことで、思うところを聞いてみたいと感じさせる人の好さや頭の良さ、決断力みたいなものがあった。頭の良さというのは2種類あって「勉強のできる頭の良さ」と「人間的な賢さ」に分けられるが、甘利さんは両方持っていると思う。人間が大成するには2つあったら申し分ないけれど、どちらかしかないとすれば、後者の頭の良さがあったほうが、人生が開ける、ということは今まである程度の数の人を見て言えることだ。会見後、最後の方でフジテレビの和田記者が「今回のようなことが起こらないためにはどういうことをすればよいのか」的な質問があったときに甘利氏が「防ぎようがない。良い人だけと付き合っているのならよいが、悪い人とも付き合わなければいけない。小選挙区で戦う制度である以上、いろんな人と付き合って、そこからスクリーニングしていく必要がある。こういうことは誰にでも起こりうる」というような主旨のことを言った。これは、付き合いの枠を広く、自分の知らない人とでも人付き合いをしていこうという、ポジティブな人の考え方である。知っている人、誰かの身体検査をしたうえでOKが出た人、そういう「お墨付き」のついた人たちと会っていても人間の器は広がらないし、自分自身を試すというか、審美眼みたいなものはなかなか備わらない。正論を言っても誰も反論はしないが、物事はたいてい進んでいかない。リスクをとって、新しいことにチャレンジをする。でも自分の中に最低限の矜持を持ち、何かあったら責任を持つ。そういうことができる人は素晴らしいし、甘利氏はその一人なのかなと思った。起きたことや辞任というのは結果としては残念だけれど。肩書に依拠せず、自分でものを考え、相手を説得し…の結果が、TPPの功績を作ったのだと思う。辞任が国益にマイナスにならないといいけれど。それにしてもゲスの極み乙女。の川谷絵音はベッキーの件といい、SMAPマネージャの飯島女史の件に続けて甘利氏の辞任。かかわるとロクなことにならない。本当にさげまんだなぁ。。<お酒メモ>1月25日月曜日宗玄 生おりがらみ 3合小布施 サンシミ 2011 タナ、カベルネ、メルロ 赤のビオワイン 1/2本1月28日木曜日東一 純米64% 1合正雪 半合イタリアワイン 白 1/2本
2016年01月28日
コメント(0)
私が尊敬している発酵学者の小泉武夫氏作の鰹節を頂戴したヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!削り口が本当にいちいち美しいし、ほんのりピンクがかった鰹節はまさに芸術品といっていい。賞味期限があるので、いずれ体内に納めなくてはならないのだが、私は鰹節が大好きなので、見ているだけでうっとりしてしまう(笑)しかもかび付けを4回は行っているそうで、まさに高級品!!いや~、抗生物質をのみ終わったら早速食べようと思います^^
2016年01月27日
コメント(2)
気が付いたらもう1月も終わりに近づいている。正月気分をあまり味わうこともなく、なんだか師走がずっと続いているような1カ月だった。10年以上やっているギネス友の会に欠かさず参加してくれた投資家仲間が年末に脳出血で倒れ、先日病院に少しだけ顔を出した。幸い、血の塊を一部除去し、リハビリをはじめるということで、状況はゆっくりとだが改善しているようだった。それはよかったのだが、歳が近く、いつも率先していろいろなことにチャレンジしていた人がこういうことになり、私自身もめまいやらなにやらで体調が芳しくないので、自分も果たして大丈夫なのかな~などと思っている。杞憂かもしれないけれど、何かの病気の入り口に差し掛かっているのかもしれない。健康というのは失いかけて、あるいは失ってから、そのありがたさを知るものであり、金では100%は解決しきれないものだ。40、50歳を越えた人たちが延々と健康談義をするのを不思議に思っていたが、自分が健康なのが当たり前だと思っていたからこその「不思議」だったと、最近なんとなく感じるようになった。私が歳をとれば周りも当然同じように歳をとっていく。見渡せば億り人になって、次々と専業化していく投資家仲間を見ては、「そのうちオフ会でも、健康話が投資の話のウェイトを徐々に喰っていくのかなー」などと妄想している。そんな中で変わらないのがDAIBOUCHOUさんで、彼と最初に出会ってからもう10年以上経つのだが、自分のスタンスというか、考え方の根本が変わらず、かつ勉強熱心なのですごいなと思う。40代になればそこそこ中年体型になるのが普通なのだけれど、ジムに通っているせいか、以前よりシルエットもきれいだし、見るたびに「うーん、鍛錬というのはこうやってコツコツやっていくことなのだな」ということを痛感させられる。怠惰な私はいろいろ反省させられるのである(笑)投資においても同じで、いつも自分なりの視点で、ユニークな銘柄を選択しているDAIBOUCHOUさん。2月のサロンFUJIYAMAで「また話してください」という甘えたオーダーに二つ返事でOKと答えてくださり、昨年2月に続き、今年も話を聞けるのが楽しみだ。折しも相場は、乱高下しながらの右肩下がりの軌道を描き、静かに大暴落中である。大暴落中に大膨張(さんの話)が聞けるというのは個人的にも楽しみである。下げ相場でも「買い」で儲けられる株を発掘できる数少ない人だと思うので、まだ多少席に余裕があるみたいなので、よかったらお申し込みください^^<2月サロンFUJIYAMA>開催日:2016年2月6日(土) 15時~17時 講師:DAIBOUCHOUさん開催場所:東部地域イノベーションセンター 5階 沼津市大手町1-1-3(電話)055-964-1581 費用:1,000円(※現地にてお支払いください) お申込みは、吉野エージェンシー杉山純司さんまでお願いします。その際、以下の内容をお伝えください。1.お名前2.ご連絡先(お電話番号)3.懇親会への出欠 費用:6,000円程度を予定 (場所:安庵)※会場の都合上、先着順となりますので、ご希望の方はお早目にお申込みいただきますようお願いいたします。お申込みいただいた皆様には、別途お振込のご案内をお送りいたします。【メールアドレス】junji@hokenyoshi.jp【電話】0120-20-9016(9時~18時)
2016年01月26日
コメント(0)
休肝日が3日となり、「いよいよ治さないと酒が呑めなくなる…」と思い、気の乗らぬまま、病院へ行った。今回の体調不良はおかしくて、熱が平熱より1度以上低くなっている。病院へ行くのが嫌いなのは、すぐに抗生物質を出すから。抗生物質は腸内のよい細菌すら殺してしまうと言われたことがあり、そうだとしたら抗生物質をとりたくないと考えたのだ。なんて言ったって、いろんな発酵食品や酒を摂取していたので、腸内に住んでいるこれら菌たちが愛おしく、別れるのが嫌なのである。食べてきたもの、呑んだもののコレクションみたいなものだ(笑)というわけで、最後に抗生物質を服用したのは10年くらい前で、そこからは医者に行って抗生物質をもらってものまなかったり、「本当に必要ですか。のまなくてもよい状況だったら控えたいです」といって、処方を断ってきた。それ以前に、医者にいかないようにして、具合が悪くなった時には自力で養生していた。ただ、今回はさすがに「これはまずいかもしれない」という自覚症状があったので、かかりつけのお医者さんへ。その医師は話の分かる人というか、ちょっとワイルドなところがある。「抗生物質をのみながらでもこれくらいの症状だったら○合は呑んでもいいですよ」とか「食欲がなければ何日でも食事を抜いてOKだから」とか「今回は症状がひどいから、今すぐ2回分の薬を病院から出る前に一気にのんでください」などと、指示を出す。仕事のリズムを考えていろいろ言ってくれるので(めったに会わないが)、かかったときにはとても感謝している。診察してもらって今回は「咽頭の状況が良くない。抗生物質入りの喉の薬を服用したほうが、炎症が早く収まって痰や咳が軽くなるから、今度はちゃんと校正物質をのんだほうがいいよ」と言われ、そこまできっぱり言われたら服用すべきなのだな…と観念した。色とりどりの薬をのむ前にお腹をさすり「さよなら、腸内細菌たち…雅は無念だよ」と声をかける。そして、ついに抗生物質を「解禁」したのだった。久しぶりに薬をのむと、確かに服用後2時間くらいすると症状が軽くなり「効いているな」という感じはする。でも時間とともにまた症状がもとに戻ってくるので、なんだかなぁという感じ。熱がやたら低いのでインフルエンザではないのだが、医者には別の病気を疑われているので、薬が切れたころに治ってなかったら本格的な検査をすることになる。もし医者の見立て通りの病気だったら、2か月半は会社を休む必要があるらしく、ちょっと生活パターンが変わるかもしれない。
2016年01月25日
コメント(4)
「土曜日まで頑張れば、24日の日曜日は久しぶりに休みだぞ」そう思って、今月は頑張ってきたのだが、土曜日に仕事を終えた後、歌舞伎座で観劇している途中に具合が悪くなり、再び倒れてしまった。扁桃腺が腫れ、今は満足に声も出ない(><)今日は昼から酒を呑もうと思って、丸2日禁酒していたのだが(笑)「ここまでやれば」と思うときは気が張っているから何とかなるのだろうけれど、それを過ぎると気が緩むのかな。ならば、永遠にはずみ車の中でくるくるやるハムスターや泳ぎ続けるマグロにならないといけないのだろうか(汗)。1月最後の土日も仕事が入っており、つぶれるので、仕事の一部(の監督)をほかの人に任せてしまって、今週は何日か休もうかなと思っている。というか、そうでないとまずそうな体調である。11月末から、仕事の負荷が尋常ではなくなり、体調を崩しながら生活しているが、こういう状況下で(歌舞伎座に行ったこともあり)思い浮かぶのが「奈落」という言葉。もともとは地獄とか、舞台の下にある地下通路を指す。奈落部分はもともと暗く花道の下にあることから、個人的には「地味で評価されない作業を一所懸命やっている」ときには「今、私は花道を歩く人のために奈落で作業をしてるんだな」と思うこともあった。ひとつの舞台を成功させるためには、奈落で作業をしたり働く人は、大勢いる。どちらかというと裏方で働くことが好きな私は、人があまり好まない奈落のような場所での作業を好むタイプなのだが、加齢とともに「えいやっ」と仕事を片付けられなくなってきている。そろそろお役御免なのかもしれないですね。うーん、相場も私自身の健康も、2016年は弱気です。。
2016年01月24日
コメント(2)
会社の人と話していて知ったのだが、私は上司とか、役員とか社内の偉い人に怖がられているらしい。昔から「怖い」と言われることは時々あった。親ですら、金銭の絡む話でぴしゃりと言ったことが原因で、「怖い」と言われている(父が私を怖いと言っていた、と母親が私に告げることもあればその逆もあるので筒抜けなのだが)。要因の一つには緊張をするのを止め、どんな方にでも思ったことを誠実に伝えることに徹しているからだと思う。以前ほどではないが、今も感情的になることはたまにあるが、それよりも大事なことを伝えるときほど感情を抑えて、というか「抑圧」して話す。その「抑圧」した気みたいなものが、オーラのように背後から出ていて「怖い」のかもしれないが(笑)物怖じしない、と言われるのもこの辺が原因かもしれない。あとは人が言う「怖い」はイコール気力、気迫なのではないかと思う。人間、死にもの狂いになれば何らかの雰囲気は相手なり対象物なりに伝わるわけで、本気度を相手にどう知らせるか、ということの強弱で怖い、怖くない(この場合はバカにされることもあるかもしれない)が決まるのではないか。まぁ、「怖い」と言われても最近は「あ、そう。仕方ないや」と感じるだけになってしまったので、ふてぶてしくなっただけかも(^^;
2016年01月23日
コメント(0)
世界史の教科書や『ローマ人の物語』の影響もあってか、ときどきローマ史に触れたくなるときがある。昔、名古屋の投資家さんに「雅の性格や考え方はカエサルに似ている」と言われたことがある。褒められているのか気性のことを指摘されているのかどうかは不明だが、カエサルの書いた『ガリア戦記』は好きな本のひとつである。カエサルはそんなに嫌いな男じゃない。一方、ローマ史で最頻出の皇帝・アウグストゥスについては、世間ほど私は好きじゃないというか、「カエサルよりも特徴のない人だな」などと思ってしまう。だけれど、彼が遺したといわれる言葉で好きなものがひとつある。それが「ゆっくりと急げ」だ。原語はFestina lente.「急がば廻れ」「急いては事を仕損じる」と同じ意味だといわれることもあるが、直訳すればニュアンスが違うのは、多くの人が感じるところだろう。文字面通り、「周りが見えるほどよいスピードで、急いで進みなさい」という解釈のほうがしっくりくる。この言葉は坐禅に通じるところがあると思う。ときどき通っている坐禅では、呼吸を整える(調息)を意識しなさいといわれるが、呼吸が乱れると人間は神経や勘感情が乱れる。だから何かのトラブルやアクシデント、あるいは多忙だったりするときは、坐禅をしているときの調息のリズムを思い出して同じようにする。そうすると気持ちがおだやかになる。「忙しいときに息のことを考えるより、早く事を片付けたほうがよいのでは」と思う人もいるかもしれないが、一呼吸整えて何かをやったほうが、実際はかかる時間は短く、正確に物事をし終えることができる。「ゆっくりと急げ」は、こういう禅の世界の話と似たような言葉だなと思うのだ。株式投資も、多くの人はすぐに「億作る」ことを意識する。だから「短期で急騰する株」を探して、「信用取引でレバレッジをかける」ことが基本だとすら思う人もいる。でも、早く騰がる株は早く下がることも多い。リスクとリターンの幅は同じなのだ。仕事ではだいぶ「ゆっくりと急げ」ができるようになったとは思うが、株式取引では、周りとの競争?自慢?に巻き込まれ、つい資産の増幅を急ごうという誘惑に駆られることもある。だけれど、そういうときこそこのアウグストゥスの言葉を思い出し、自分に言い聞かせて調息するのである。
2016年01月22日
コメント(2)
毎日ポートフォリオが3%、4%と下がっていて、ついに堪忍袋の尾が切れて(笑)、1月21日(木)は肉を食べに行った(笑)リーマンショックでワンルームマンション1戸くらいを吹っ飛ばしたときにも、「よし、とことん全力投資してやる!まずは肉だ!肉を食うべし!!」と奮い立ちwww9945さんを捕まえて、いつもなら頼まない価格のワインや肉をとにかくたらふく食べたのである。その再現を7年ぶりに行ったわけである(^^)www9945さんは何を勘違いしたのか、店名を告げて「肉」と言ったにもかかわらず、魚の美味いいきつけの店に間違って行ってしまったらしく、待ち合わせ時間に「今どこ~」と連絡が来た。下落に動揺されていたのはないだろうか(笑)もう食べられない、もう呑めないと思ったのに「はしご」もして、今朝体重計に乗るのが怖かったのだが、量ってみるとなぜだか1kg痩せていた。私の身体は本当に謎である。それ以上に相場のことは永遠に謎で、理解はできないんだろうな~。<お酒メモ>1月21日木曜日シャトーポールマス 赤 1/2本グラスマウンテン マーカムヴィンヤーズ 赤 1/2本ソアベクラシコ 白 グラスで2つ飛露喜 特別純米 1合弱田酒 限定2016 1合弱新政 生 no.6 Sタイプ 1合
2016年01月21日
コメント(4)
世の中というのは繰り返すもの。だから歴史を学んでいくと、規則性や周期性みたいなものがおぼろげながら見えてくる。思えばアメリカでサブプライム問題が表面化する前の2007年夏に、「あれ、これは90年代の日本で起きた住専問題と同じようなものなのではないか?やばいことになるかも」と思った。ファニーメイやフレディマックといった、アメリカの住宅専門会社の債券は高格付け高利回りで、2000年以降、野村證券からよく勧められたものだった。でも、中身を見て怪しいなと思い、投資はせず、ずっとそれらをウォッチしていた。07年の夏、そうして慌てて書きものをしておきたいと思った。壊れゆく相場と壊れゆく自分のポートフォリオを助けるよりも、記録に残したほうが公益につながると強く思ったのだった。最近相場を見ていて、「中国経済の減速が明らかになった2015年8月以後」と「住専問題が勃発したとき」、そして「サブプライム問題から2008年9月のリーマンショックまで」の共通性と、そこから考えられる今後(特にbadシナリオ)についてあれこれめぐらしている。というのも、中国経済は政府による過剰な公共投資と不動産投機によって成り立っており、それが2008年以降傷ついていたアメリカの代わりに世界経済を牽引していたわけで。2008年のリーマンショックは「アメリカが抱えたサブプライム」が引き金だったが、今起こりつつあるのは、いわば「世界が抱えたサブプライム」なのではないかと思うのだ。もしそうなら、ある程度の量の株は手仕舞ったほうがよいだろうし、そのときに資産保全するための金融商品は何が最適なのかを考える必要がある。そういう場合、普通は「ゴールド」と答えるけれど、もしかしたらcash is KING.が正解なのかなぁ。。<お酒メモ>1月20日水曜日生ビール グラスで1つ秀よし 純米吟醸 1合高千穂 不老長生 1合久保田 千寿 1合久保田 万寿 1合赤ワイン グラスで2つ
2016年01月20日
コメント(0)
年初から相場が良く下がる下がる。気が付いたら、ポートフォリオの時価総額ウェイト順が結構変わっていたので以下メモ。<ポートフォリオ上位5銘柄>1位 綿半HD(3199)2位 ウェザーニューズ(4825)3位 三井住友トラストHD(8309)4位 丸紅(8002)5位 ウェルネット(2428)このところ日経平均以上に下げているのは三井住友トラストHDと丸紅。この2社の下落分が、資産が減った分の50%を占めているので、いかにマイナス貢献しているのかがよくわかる。三菱東京UFJなど、最近買ったのはまだ上位5位には入っていない(圏外)。投機というか、短期を視野に入れた売買のせいかもしれない。個人的には今日明日はデッド・キャット・バウンスっぽいなと思っているので、もしかしたらここ数日で買ったものはいったん手放してしまうかもしれない。最近ブログで株のことを頻繁に書くことが増えているけれど、生活時間のポートフォリオで言えば株に割く時間は数%でしかない。今日も日本株がいけいけドンドンだった1988年に公開された『またまたあぶない刑事』の再放送を「古~っ」と笑いながら観たり、V6の岡田さんと宮崎あおいさんが付き合うきっかけになったと言われている映画『天地明察』も視聴。仕事のメールを片付けつつ1.3倍速で観れば、時間もなんとかなるものである。今週初めての自炊もして、健康的な1日でした^^<お酒メモ>1月18日月曜日ギネス 生 2パイント幻舞 mari おりがらみ 1合半村祐 1合半新政 生 2合醸し人九平次 純米大吟醸 1合
2016年01月19日
コメント(0)
首都圏は朝から大雪で、ラッシュアワーが本当に大変。通勤にいつもの3倍の時間がかかった。かろうじて道路が凍っていないことが幸いというかんじである。雪は止んだもののまだ雨は降り続いている。でも雨脚が弱まるのと軌を一にして、相場の雨もだいぶ弱まってきた。そんな中、私は相変わらずのバカロング(=ひたすら買う)。twitterで有名な投資家で、強気なツイートをこまめにしているのに、意外とホンネでは弱気、の人をちらほら見かけて、「あらあら」と思ったりもする。つらいときは「つらいよ」と言ったほうがいいし、何十年も相場に戯れることで慣れれば、次第に弱音も吐かなくなるのではないか?など余計なことも考えたりもする。1年3年5年チャートの下げたところ、ジブリの法則を考えればあと1週間ほどで雨雪は止むはず、である^^先週ようやく買った四季報を眺め、見つけた割安株のページの端を折り、今の株価がそこより安くなってきているのでにんまりしながら見ている。今日は街中も空いているだろうから、こけないように気をつけながら夜はどこかに出かけたいな(^^)
2016年01月18日
コメント(0)
雪の予報が出ているからと、予定を少し早く切り上げて帰宅すると、ちょうど宅配便が来ていた。タイミングよく受け取りができて嬉しい。見ると、去年の12月に駆け込みで「ふるさと納税」を申し込んだ、きんかん(3kg)だった。みかんを小さくしたような感じのアレである。鹿児島県肝付市に1万円以上の寄付でいただける。総収入の目算を付けて申し込んだものだから、その後ボーナスが下方修正となっていろいろ大変だったなぁ、と思い出して笑ってしまった。「過去の私からのプレゼント」だが、忘れていたころに来るって、ちょっと嬉しい。この後も昨年秋にふるさと納税で頼んだプチトマトが来る予定。実は12月に到着予定だったのだが、出荷が遅れて未だに届かない。別に問い合わせなどせず、放っておいたのだが「生育が遅れています、ごめんなさい」という手紙とともに、自治体がお菓子を贈ってきたときには「そこまでしなくていいのにな」と思ったのであった。きんかんの話に戻るが、この果物は古くから「たん切り」に効くと言われていて、冬に喉を傷めやすい私にとってはありがたい。洗って皮ごと食べられるので、職場で仕事をしながらでも摂取できるのも嬉しい。この間入った和風イタリアンのお店では、大根、ごぼう、ニンジン、ブロッコリー他、きんかんをスライスして入れてサラダを出していたので、そのまま食べるだけではなく、料理にも使ってみようかなと思っている。レシピサイトだと、スイーツ系ばかりのレシピが目立つのだが、そもそも甘いものをより甘くしてどうするんだろう?とどうも思ってしまうクチの雅であった。
2016年01月17日
コメント(0)
出張に出ていてポートフォリオはおろか、15日金曜日の日経平均の引け値すら知らなかったのだが、アラート通知で金曜日にいくつかシブい値段で指していた買い注文が全部約定していた。まさか全部約定するとは思っていなかったので、ちょっと早かったかな、などと笑いながら結果を見ている。先日書いた「日経平均の目先目標は16600円」というところまであと540円。CMEの下げ幅を見れば(ちなみにCMEのほうが月曜の日経平均より最近は大きく下げる。だから、弱気な投資家は悲観しながら週末をすごすわけで、これは損である)、月曜はいちどこの目標にタッチするかもなと思っている。買ったのは大型株、小型株両方。これからの「落ちてくるナイフ」のために準備している資金は高配当銘柄を物色、投入する予定。一応最近はいつもよりもかなり仕事日程が過密なのだが、酒を呑み、株を買いということをやっていると「なんだ、雅は死にそうとかいっておいて余裕じゃん」とか言われるのがちょっと悲しい(^^;<お酒メモ>1月16日土曜日イタリア シャルドネ 白 1/2本ビオワイン イタリア ビアンコ 白 1/2本
2016年01月16日
コメント(2)
「雅は株式取引して、儲けたカネで今まで一番使ったのは何?」と質問されて、しばらく考え込んでしまった。その人は会社の先輩。マイホームを数年前に買って、住宅ローンを抱え、「株はギャンブル」だと考えている人だ。いわゆる日本人のサラリーマンの「ど真ん中」なのだと思う。「マイホームとか、興味ないわけ?」「ないですねぇ」私は信用取引をしないのを信条としているが、住宅ローンは「規模の大きい信用取引」なわけで。先輩は株式運用をしている私を「ギャンブラー」だと認知しているのだろうが、私からしたらよっぽど先輩の方がリスクの高い資産構成だ。働けなくなったり、収入の目途がなくなったら、家を処分しなければならないわけで、そういうことを考えながら(考えてないのかもしれないけれど)家族を養うのは、私よりよっぽど「ギャンブラー」で「男気」がある。それはさておいて、「株で儲けて、なおかつお前は1日1食なんでしょ。お金を使う暇がないわけで、どこで溜め込んでるわけ?」とやや失礼なところまで踏み込まれたので(笑)自分で今まで買った高額商品(消費)と言って思い浮かぶものを列挙してみた。●ギネスをダブリンで呑みたくて、飛行機に乗って発作的に行ったこと●お財布●おごりながらの鮨代●親への京都旅行とお小遣いをやること●年末のおせち料理(2万5千円)●家族との法事などの会食の費用を持つ●タイガース関連(日本シリーズのときは10万円位かかった)なので、お財布以外は基本、飲食に使っている。物に対する興味よりは食べたりして消えてしまう物に興味があるので、物が溜まらないのは良いのだけれど。これでは見た目「貧乏で地味」と思われるのは当たり前なのかも(笑)ただ、ヴィトンの鞄とか、アクセサリーとか、ブランドの服とか、そういうものを身につけても多分似合わないし、身につけても「物に着られている感、物に引きずられている感」が出るだけで痛々しくなるだけだと思っている。それぞれの人の分相応というのがあるわけで、それを守って生きていく方がラクかな、などと考えているので、多分これから仮に運用でお金が増えても、スタンスは変わらないだろう。エンゲル係数は、人並み以上だと思います。たぶん。おカネはここに湯水のごとく、なんだろうな。<お酒メモ>1月15日金曜日生ビール プラカップで1つ半菊水酒造謹製 田舎造り 五郎八 どぶろく(新潟県新発田市) 1合半南アフリカの白ワイン シャルドネ グラスで3つスペインの赤ワイン テンプラニーニョ グラスで3つ
2016年01月15日
コメント(0)
今日は日経平均が一時17000円を割った。結構安くなるかな?と思って、メガバンのMUFG(8306)を渋い買い指値しておいたら、約定していた。そのあと引けは騰がったので、ちょっとだけ鞘をとれて嬉しかった^^市場が悲観的な見方に支配されたとき、まだ戻りがあるかもなーなどと思うときには、(下落もそうだが)上昇の勢いが強い金融系の大型株を買っておくのが得かな、と考えた次第。残りのキャッシュは、昨年売却した外貨MMFの分などまだあるので、のんびり構えていこうという感じ。株がまた騰がってしまって出遅れたら、外貨に戻して、通貨バランスをとっても良いし(^^)とりあえずリバランスは、運用機関ではないので、ゆっくりテキトーに、でよいかと思っている。
2016年01月14日
コメント(0)
ベジタリアンの中でも最高峰とされるのがフルタリアン。要はフルーツしか口にしないという人たちである。肌にいいとか、長生きできるとか、いろいろ言われているが、先日、その手の人たちのカウンセリングをしている人が「あなた、1日1食ってフルーツだけとかじゃないよね。フルタリアンはみんな早死にするからダメよ」と、注意をされた。その人も、ベジタリアンではないが肉はあまり口にしない。ただ添加物とか、そういったものには気を付けて生活する類の人である。フルタリアンの相談に乗る立場の人だから、この忠告はちゃんと聞いておかないといけないな~と思ったのだった。少し前に長寿の統計資料を見たのだが、魚と野菜を中心にして、時々卵を摂る生活習慣の人が一番長生きするそうである。次に、前項に加えて鶏肉を食べる人、というデータがあった。私は鶏肉とジビエは食べるので、長生きする層の順で言うと上から3番目くらいになる。ただ、それはあくまで食事だけの話であった、生活スタイルを加味すると、まぁ自慢できる感じではないですね(笑)<お酒メモ>1月13日水曜日蒼空 美山錦 1合半新政 6号酵母 生 1合半飛露喜 特別純米 2合1月14日木曜日生ビール 小ジョッキ1つ会津中将 純米吟醸 おちょこで3つ八海山 おちょこで2つバルベニーダブルウッド12y そのままで1つ
2016年01月13日
コメント(0)
日記の日付と更新日が微妙にずれてきている昨今でございます。正月からほとんど休みがないのですが、今週は特にスケジュールが真っ黒で、24日(日)までは休みがないことが確定。身体は大丈夫かなと思いながら日々を過ごしている(明け方に帯状疱疹出たので大丈夫じゃないけれど)。そんな中で、日経平均が下げる日が続いている。13日(水)に今年初めてプラスでの引けになったけれど、もう少し底は先かと思っている。先週サロンFUJIYAMAに行った際、平九郎さんのスマホでハイパーSBIで日経平均チャートで株価の高さを確認してみた。その時点で「16600円くらいまではつける」と見立てていた。そんな話をした前日8日(金)の終値は17,697.96円。なので「あと1000円下がるって感じかな」と私がいうと「うーん、いくかもな」という返答。なので、数字遊びだが、14日(木)現時点で17000円くらいだから、あと400円くらいは我慢の子かなと思っている。今週末と来週末はジブリアニメもあるので、ジンクス的には十分下げ余地がある(笑)この下げている間に、手元のキャッシュで何を買うかを考えるのも楽しい作業かな。<お酒メモ>1月12日火曜日黄桜 たる酒 マスの半分黒獅子 熱燗 2合弱
2016年01月12日
コメント(2)
三連休明けの12日の相場は、ポートフォリオほぼ全面安という状態で、唯一騰がっていたのがコアと情報企画だけだった。特にコアはザラ場でちら見したら、10%以上騰がっていたので1枚だけ遺して全部売った(^o^)/でもそのあと、売り約定した値段から100円近く騰がって凹んだ_| ̄|○(注:よい子は噴いたところで半分売りましょう。一気にほぼ全部売るのはど素人かおばかさんです)と、いうところで終わればいいのに、「最近めまいがするけれど、ここで人生終わってたまるか!ここで退いたら女が廃るワイ!」と気力を振り絞って、(仕事が忙しいのだからよせばいいのに)売値よりも100円ちょっと下で売った株数の半分を再度買い指値。さっきパソコンの前で確認したら、約定して、最初に売った値段よりも少し上の株価でひけていた。コアを恐々(コアコア)取引(^^)←オヤジギャグ。個人的には明日噴けば今日買ったのも売るし、下がれば買い増しする予定。どっちでもよい感じである。ただ、最近の相場の勢いやPBR、決算のクセ(上方/下方修正をどう出しているか)ということを考えると、なかなか難しい位置に来ていると思う。確かに騰がるテーマとしての材料は豊富だし、おしゃれな優待もある。将来性もあるし、社長も信頼している。でも株価の動きがちょっと早いかなという感じもする。駅探を売ったカネの一部で中途半端な枚数を7月末に買ったのだけれど、2倍になったので、時価総額が目減りする中でよい利益確定とクロスになった。ここで一回モミモミして、企業価値の増加にゆっくり反応する株に戻ってくれれば、長期でお付き合いしたいと思っている。ウェルネット(2428)もそうなのだけれど、日中の値動きが粗いものをときどき売買して鞘を獲りながらバイ&ホールドする。自分はこのトレードスタイルが得意なのだが、仕事が仕事なので、年に数回しかこういうことはできない。時間があればもっとできるんですけれどね^^
2016年01月11日
コメント(2)
女優の北川景子が竹下登の孫、DAIGOとめでたく結婚発表したので、お祝いの今日は宮崎県延岡市の名産、北川うなぎを食べることにした(^Q^)北川うなぎは国内で採ったシラスウナギだけを使用しているという触れ込みで、これを地元の清流の伏流水で大切に育てた逸品。時に品物によってはうなぎのにおい自体が気になる私だが、ここのは白焼きでも本当に臭みがなく、素晴らしい。うなぎは浜松や三島など、静岡などが有名どころだが、ここもかなりうまいのである(^^)自宅で食べるときはほぼ100%白焼き。なので、今日も白焼きでいただく予定である。あつあつのうなぎに塩をはらりとまぶし、おろしの生わさびをちょこんと載せていただく白焼きはまた格別。北川景子に会ったことはもちろんないのですが、誰かのハッピーに乗じてうまいものを食べるのはいいものですね^^でも今日は禁酒。サイキンノミスギデスヨ( -_-)<お酒メモ>1月10日日曜日開運 無濾過生 1合原田 特別純米 1合ストーンヘッジ セパージュ シャルドネ カリフォルニア 白 1/2本
2016年01月10日
コメント(0)
9日土曜日のサロンFUJIYAMAは講師が御発注さんだったのだが、「(優待と配当を含めた)総合利回りの高い銘柄×名義分散でキャッシュフローを産む投資」が有効という話をされていた。うすうす思っていたのだが、相続税の改正を含めた国の政策は・3世帯同居など、大所帯で暮らして介護他、自助でできる共同体を増やし、そういう生活をしている世帯を優遇する・母子家庭を中心に、片親で収入が低い国民を優遇するといったほうにシフトしてきていると思う。ただ、先日の最高裁判決で「夫婦別姓」が認められなかったので、これは少子化対策にはマイナスだと思う。事実、一人っ子や、家族の姓を継ぐ必要があるために、結婚をしないカップルをちらほらみかける。それで「できちゃった婚」となれば、事情を説明しても、わからない方々もいるわけで。ある年齢まではキャリアのために子供をあきらめるを得ず、出産の高齢化や産まない女性を増やす、ということにつながっている。また、これも友人の例で恐縮だが、ハイキャリアの人は、パートナーもハイキャリアだったりすることが多いので、世界中を飛び回っていることが多い。職業上、旧姓を名乗ることはできるが、パスポートでは姓が違うので、入国時に足止めを喰ってしまったり、ビザの発行で時間がかかるなどの不便を強いられることが多いという。そんな話を聞いているから、じっくりと時間をかけた後での結婚となるし、結婚後は「出国面倒」という声も聞く。別姓制度があるうえで婚姻契約を結んでいれば、もう少し多く、早く出産しているカップルも多いのでないかという気もする。夫婦別姓制度が何でないのだ!とワイン片手に盛り上がることもしばしばである。世界で活躍できる人材には不便が多く、税金もたくさん持っていかれる(国の)業界構造で、「世界に伍していけるグローバルで稼げる、さらに愛国心もある」なんて人間が作れるわけがない。結局「日本が好きだけれど、他国に住む」とか「金持ちなのに、貧乏なふりをして国の保護を受ける」というかたちのどちらかを考える方ばかりに知恵が行く。そうでないと豊かな生活が送れない、という仕組みの中で、夢を持つのは難しい。こういう社会の流れになる中で救われるのは誰なのだろうか。私は日本でよく使われる「拝金主義」という言葉に違和感を持っている。お金を拝むことをさも悪いことのように言っているように聞こえるが、お金を拝んで、お金がたくさん入ってきて、入ってきたなりに使うことの何が悪いのか。お金を持っていても溜め込んだり、「頭に汗をかかず」に漫然と生き、自分の地位について「社会が悪い、国が悪い」といっているほうがよっぽど性質が悪いと思う。冒頭に掲げた国の政策の方向性は、確かに社会保障費の削減や人口増には必要なことのひとつかもしれないが、その部分から手を付けていくと、またたかる人たちから儲かる構造になってしまう。フランスみたいに高所得者が、3人以上生んでいくと所得税がものすごく少なくなっていって、教育にカネをかけられるようになるとか、そういったことのほうが理に適っているのではないか。<お酒メモ>1月9日土曜日瓶ビール コップで1つ花の香 無濾過純米生原酒 半合尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 生 半合三連星 26BY 純米 生 半合独楽蔵 純米吟醸 生 半合神亀 90年代の古酒&ひこ孫 御燗で合計1合弱北島 特別純米 半合弱獺祭 2割6分 おちょこで1つ
2016年01月09日
コメント(0)
ベッキーが「ゲスの極み乙女。」のバンドのボーカル川谷絵音との不倫騒動が、結構話題になっている。報道した『週刊文春』は完売だそうで。いつの世も、なんだかんだ言って人は他人のスキャンダルが好物なんだなと思う。周囲の女の子が「嫌ねぇ」という感じで、ニコニコというよりにやにやしながらこの報道の話をネタにしている。それを見て「あ、ベッキーって女性に嫌われているんだな」などと新しい視点を得たりする。個人的にはベッキーには好悪の感情はなく、いつも感じるるのは「化粧を落とした方が美人で、意外とタレント顔に化粧をしているプロ意識」「仕事に一途で恋愛は二の次。清純派で正論キャラなので、大変そうなポジションなのによく頑張っているな」ということだけだった。私の中身がオジサンなせいかもしれないけれど、仕事に徹して私生活を捨てる、って普通の人が思っているより意外と大変だし、犠牲を払っているのですよ。だからなんか「女」を全開出したベッキーが、よりによって女を出した相手がゲスの彼だったが故に、こういうことになったのではないかと。選んだ相手もタイミングもつくづく運が悪いなーなどと思うし、なんだか気の毒である。ちなみにベッキーのホームページの名前は「べき子製作所」というそうである。私がベッキーに対して全面的に同情する唯一の部分は、この名前に象徴されるように、「正論キャラ」でいなければならないがために、いつも己に「べき」を課してコメントをし、仕事をしていたことである。そこには計り知れないほどのストレスもあるだろうから、忍耐力も半端なかったと思う。性格が悪いだの、何だのとベッキーを悪く言うタレントのコメントはよく目にするが、それが真実だとしても、彼女が背負っているポジションが、ほかの人にはできなかったということを考えると、それなりにストレスがあったのだろうし、だからこその「所作」が時々出たのではないか。こう書くとベッキーが好きなように見えるけれど、私は本当に興味がなくて。ただ一部始終見ていると、相手の男は逃げているし、名前が売れていて初スキャンダルという話題性込みで矢面に立たされた彼女が、客観的に見て割を喰っているなと思うのである。私もその昔は「べき」を多用して、自らを律し、他人を自分の正義で「~すべきだ」とよく主張していたと思う。でも「べき」というのは他人との違いを際立たせるだけだし、己が凛としているように見えるだけであって、実はなんのコミュニケーションも産まないんですよね。良くも悪くも孤高の人になってしまう。だからベッキーも「べき子」なんて名乗るのをやめて「べき」で生きるのを止めたら、ずっと楽になるんじゃないか。ちょっと不憫なんですよね。<お酒メモ>1月7日木曜日一白水成 半合貴 山廃 半合醸し人九平次 純米大吟醸 半合羽根屋 純米吟醸 半合羽根屋 特別純米 半合1月8日金曜日キリンラガー 生 中グラスで1つ甕入り紹興酒5年 3合シラー アメリカ 赤 グラスで2つジンファンデル 赤 グラスで2つ半
2016年01月08日
コメント(0)
昨年末くらいから頻繁に眩暈(めまい)が起こるようになり、かつ回数が日ごとに増えている。くらくらする眩暈ではなく、昔のテレビのチャンネルのように「カチ、カチ、カチ」と時計回りに視界が廻るタイプ。布団の上で目を開けているときも起こる。インターホンが鳴り、会話をしようと、機械のそばへ慌てて行く途中にも眩暈が起こり、ついに転んでしまった。交差点を通過するときに眩暈が起きて、車が走ってきたとき、慌てて避けたけれど、「高齢者とか、こうやって轢かれてしまうんだな」などとぼんやり思った。回転性の眩暈は三半規管や脳の異常で起こることが多いという。病院に行ったほうがいいかどうか悩んでいる。疲れているんだろう、眠ったら治るかな、あるいは少しましになっているかな?などと思いながら眠りにつくが、目をつむっていても眩暈を感じると、文字通り「眩暈がしてくる」気分になる。自分の症状のメモを兼ねて説明すると、年末は1日に2回程度だったのだが、昨日今日は1時間に1回以上くらくらしているので、大丈夫かなーと思う。自分でもちょっと心配。原因は疲労かもしれないと思っている。なので(自分よりも多く部下を抱えている人よりも、仕事の割り当てが多く、ノルマ的の数字が破綻しているので)上司に仕事の配分がおかしいのではないですか?と指摘したが、「できない人のために、できる人が他の人間より多くやるのが組織というものだろう」とにべもなく、体調が悪い、最近本当に休みがない、ということを説明したのだが、とりあってもらえなかった。身体を壊してからでしか、疲労がピークに達していた、ということは証明できないということか。「困ったら相談して」という上司の言葉がむなしく響く。相談しているんだけれどなー。違う意味でくらくらしているのかもしれない。<お酒メモ>1月6日水曜日千代ノ園 大吟醸エクセル 3合弱鑑評会出品酒。コルクで抜くタイプのお酒。さらっとしていて外国人に受けそうな感じ。熊本の酵母を使用。吟醸香があり、甘さと辛さもそれぞれ感じられるタイプ。洋食向きかも。黒豚煮付けなど甘い味付けのものと一緒にやるとよさそう。
2016年01月07日
コメント(14)
一昨日だったか、新聞の朝刊の1面下に『奴隷のしつけ方』という本の広告が載っており、その本のコピーが揮っていた。曰く、テルマエ・ロマエ』『プリニウス』のヤマザキマリ推薦!!「古代の大帝国を支えた奴隷越しに 我々の生きる現代社会が見えてくる」古代ローマ貴族が教える、究極の“人を使う技術”◆奴隷の買い方 →若いやつにかぎる◆やる気を出させるには →目標を持たせ、成果報酬を採用しろ◆管理職にするなら →顔の良い男は避けろ◆拷問の行い方 →奴隷は資産。適度な鞭打ち、鉤吊りを◆性と奴隷 →家族を持たせて人質に◆反乱を防ぐには →互いに話をさせるな他、古代ローマ社会を知り、立派な主人になるためのヒントが満載!!とある。この広告コピーを読んだときに思ったのは、「あ、これって現在の社会の管理職のための教科書と同じだな」ということ(笑)サラリーマンはしばしば自虐的に自らを「社畜」というが、正鵠を得ている。奴隷の買い方は「採用するときの目安」だし、ノルマをこなすためにする「やる気を出させる方法」は現代社会にも応用できる。家族を持たせ、マイホームを購入した瞬間に転勤させるのも然り。古代ローマから今まで、世の中というのは長い年月をかけてもやっていることは変わらないのだというのが、見出しを見るだけでつくづく理解できる。時間があったらぜひ読みたいのだが、娯楽目的の本で2000円近いという価格にもちょっと抵抗があり、今は広告を読むだけで満足してしまっている。すみません(^^ゞ
2016年01月06日
コメント(2)
日本テレビの金曜ロードショーでジブリアニメを放映する週の週明けの日経平均株価が急落するという「ジブリの法則」。個人投資家の間では有名すぎる「ジンクス」だが、今年は「冬もジブリアニメ」というキャンペーンを張るらしく、1月15日、22日と2週連続で放送するらしい…。Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ やめてやめてー。幸い、自分のポートフォリオは昨日今日とこらえてくれたので、日経平均と違って穏やかなのだが、そうすると動くのが己の中にある「買いの虫」。「そろそろ買おうかな~キャッシュもあるし」という気持ちになっていた矢先にジブリアニメ放映のニュースを知ったので、来週月曜日まで買いを入れるのは待ったほうがよいかな?などと方針が揺れている。個人投資家さんのブログやツイッターを見ると、弱気が大勢で、高配当シフトを敷いている人も少なくない。もともと高配当の株をポートフォリオに組み込んでいるため、インデックスと違って平和なのかな?などと感じている。<お酒メモ>1月4日月曜日アルゼンチン ノートン カベルネソーヴィニヨン 赤 1/2本而今 八反錦火入れ 2合半
2016年01月05日
コメント(0)
実は、12月に発売した四季報をまだ買っていない。誰よりも早く表紙は四季報新春号の表紙は見たのに…おかしいなぁ(笑)はっきりいって、「現物のみ、買いから入る、ファンダ派」の投資家としては「大丈夫ですか?」という状態である。12月は書店に足を運ぶ機会が一度もなく、体調を崩しながら仕事と忘年会に明け暮れていたのが原因かもしれない。結局、年末年始の休みは1月3日の1日だけだったし(汗)体調が崩れやすくなっていることと、投資の時間がとれないのは働き過ぎが原因ということはわかっている。この2年、仕事において「量→質への転換」に取り組んで来たのだが、量を減らしてもらえなくなってしまったので、残念だけれどやっぱり会社との距離の取り方を変える必要がある。個人投資家の白米さんじゃないけれど「会社を辞める」はやっぱりひとつの選択肢として頭の片隅にあるが、とにもかくにも、まず税金をちゃんと計算しなければいけない。正直、今は株の譲渡益の税金の金額が膨れて結構ナーバスな状態になっているからだ。会社を離れる場合、それを計画的に実行しないと、手元キャッシュフローがマイナスになって破綻してしまう。時価総額がいくらいくらあるからといって、それが豊かな状態だと考えるのは大間違い。所得税、住民税、社会保険料その他…それぞれの支払いのことを念頭に置いて手元に現金を置く必要がある。手元にカネがなく、無職の場合、配当金や株式譲渡益から捻出するわけだが、税金を払うために株を売却すると、その含み益も翌年の利益として税金が乗っかってくる。つまり目前の税金の支払いのために翌年の税金を作ってしまうわけで、無限ループになるのだ。身の回りにいる「アーリーリタイア」した個人投資家さんはこの壁を越えて晴れて専業になったわけだが、正直「頭いいなぁ」「よくできたなぁ」と思う。恥ずかしながら「言うは易し、行うは難し」で、仕事と自分の生活のバランスを変えるには、年単位での調整が必要になりそうである。<お酒メモ>1月3日日曜日琥珀ヱビス 大ジョッキ1つヱビススタウト 3つ(ハーフパイントくらいのサイズのグラス)
2016年01月04日
コメント(8)
象印マホービン(7965)の社長が「爆買いはピークを過ぎた」と発言してからしばらく経つ。株式市場を見ると、爆買い期待で買われていたラオックス(8202)を筆頭に、松屋(8237)、コメ兵(2780)などはチャート的にはダウントレンドがはっきりしている。その中で、スマートベータという「新指標」で株価の底上げがあり、チャート的に堅調なのが東洋水産(2875)。「マルちゃん」シリーズのカップ麺が世界中で売れているし、その売り上げが好調、と報道もされている。だけれど最近は毎日手元に来る新聞の折り込みチラシでしょっちゅう特売をやっていて、割引後120円台で売られていたのに、最近は税込みで100円以下でも買えてしまう。ドラッグストアやスーパーで、特売のマルちゃんのカップの裏を見ると、賞味期限まで2~3カ月と短くなってきており、在庫がだぶついているのではないか、などと勘繰ってしまう。短期で売り上げを嵩上げしたいがために、あちことで特売を行っているような気もする。ちなみに1年以上保有じゃないと優待をいただけない株なので、優待目当てで買われるというカタリストが起動するかどうかは不透明である。私は信用取引口座を開けていないので空売りはもちろんできないのだが、もし売るとしたら、こういう身の回りの所から糸口を見つけて、月次を見て、チャートの動きを見て、空売りするんだろうなー。今年は弱気の虫がうずいているので、つい弱気になりそうな材料を見つけると、そういう見方をしてしまうんですよね^^<お酒メモ>1月2日土曜日 酒初め^^原田 特別純米 2合開運 無濾過生原酒 1合庭のうぐいす ピンクスパークリング日本酒 1合半小布施 オーディエール ソーヴィニヨンブラン 白 1/2本
2016年01月03日
コメント(0)
年末年始は「食べること、呑むこと」で体調を崩すことが体感的にわかってきたので、今年の正月は以下を実践。1)極力食べない人につられて3食食べない。普段通り1~2食で収める。お雑煮は餅を入れない。あるいは餅の数を1個とか半分にする。食事も夜22時まで。周囲が食べていたとしても、つまみも口に入れない。2)減酒酒は1日4合まで(といっても普通の人の摂取量より多いのですがw)。それ以上は白湯かお茶を飲む。3)夜更かしをしないもともと夜ふかし体質だが、深夜2時くらいまでには眠って、睡眠を6~8時間とる。睡眠は身体をリセットするし、たくさん眠るほど胃腸が休む時間が増えるので、苦がなく消化器を労わることができる。4)歩くタクシーを使わず、とりあえず歩く機会を増やす。運動不足でだるい→外に出るのが億劫という「デブのルーティーン」を作らないようにする。いい年齢になって代謝も落ちてきているので、今も松の内だからといって、自分を甘やかすと取り返しのつかないことになる。すぐ絞ればいいやと、太ったり痩せたりを繰り返していると、皮がなかなか縮まなくて、しばらく皺(しわ)みたいになってしまうこともある。というわけで、多くの人に会わない今だからこそ、自分が決めたことを実践できれば(己の身体を)規制できることを進んでやるようにしている。他人の誘惑には弱いけれど、自分の誘惑には厳しいんです^^…それとも、魅力がないから自分で自分を篭絡できないのかなΣ(゚Д゚;)アラマッ
2016年01月02日
コメント(0)
家に戻ると、年賀状が届いていた。2015年は昔からの友人が結構出産ラッシュで、年賀状は子供たちの写真であふれていた。こういうのを見て「結婚しないと子供も産めなくなるけど、これでいいのかな?」などという気持ちはなくもないが、子供を授かるために無理に男の人を捕まえて、何となくで結婚すると、私の性格上、早期に破綻するので、そういうことはしないほうがいいなと、自分を諫めたりもする(笑)近年、自分の親と24時間一緒にいるだけで苦痛を感じてしまうので、「家族を作る」ことに後ろ向きなのも、そのあたりに原因があるのかもしれない。人が家族を作るのは「誰かと一緒でないと寂しい」と思う気持ちが少なからずあるように思う。それに加え、配偶者や血族(特に自分の子供)は、価値観を同じくしやすいきらいがあるからなのではないか。だけれど、私は母の話を聞いていると、どんどん息苦しくなる。「仕事を辞めて結婚して子供を作ったほうがいい」「子供は何よりもかすがいだから仕事優先だときっと後悔する」「何よりも理解してくれるのは家族なんだよ」「家庭を持てばいまある人間関係もやがてなくなる」「たくさん年収があるよりも、貧乏でも人と協調性があって、どんな人にも優しく接する人こそ何より尊い」…。いや、そういっているあなたこそ、いつも誰かと自分の身を比べて張り合ってばかりいる。子である私のことも理解してくれなかったじゃないか。幼い頃、私にうそをついて児童相談所に送り込んだのに、何を言ってるんだろう、と心の中で思う。「母はうそつきだよね」「いや、この女性は、自分自身を保つのにいっぱいいっぱいで矛盾に気づかないのだよ。黙ってスルーしてあげなよ」。心の中でいろんな自分が、いろんなことを言いあう。家族から、家から離れてから、私は居場所というものを見つけた。仕事でのご縁、居酒屋での出会い、株を通じての仲間などなど、いろんなコミュニティに所属する人との交流で、自分自身の考え方が世の中的にどうなのか、立ち位置としてどうなのか、客観的に自分を見ることもできた。そういうつながりが、小さい頃母親に抱かれて眠るよりも気持ちがよかった。確かに家族はよい絆を結ぶことのできる確率が高いコミュニティかもしれない。でも私は、そういう意味では不適格な存在だった。母は「私の育て方が悪かったから、雅はこんな風に育ってしまった」と卑屈な物言いをすることで、間接的に私をなじった。賽の河原で石を積む子供のように、そういわれるたび私の心に石がいくつもいくつも重ねられて、うず高くなった。正月に帰省するのは苦行に近い。毎年、年末に気の置けない人たちと酒を酌み交わし、たくさんの笑顔に囲まれて感謝の気持ちでいっぱいになる。だのに家族に会うとそれが木っ端みじんになる。安寧を得られる居場所というのは何なのだろう?普通の人とは違う答えだろうけれど、家族じゃないところに私は居場所を持っている。それは、自分が素直になれる瞬間。「自分が」という思いが小さくなって、ただただ今生きていることに感謝できる空間なのだと思う。居場所があるだけ、私は幸いだと思う。
2016年01月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1