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今年も届きました~多胞性腹膜中皮腫の患者さんの近況です。※2024年5月15日の日記を参照方です腹膜偽粘液種 の診断を受けて米村先生の元へ来られたのがかれこれ6年前かなでも、米村先生は これは腹膜偽粘液種じゃないよぉ もっと珍しい、多胞性腹膜中皮腫やなと診断。で、手術が施行されたのが6年前の7月です。このあたりの詳細は、昨年の日記をご覧くださいませ。当初は腹膜偽粘液腫と言われて、難病である事から不安しかなかった彼女ですが、更に、もっと珍しいとなると。。。どう捉えて良いものやら。。。だったんじゃないかと思います。 珍しい=症例数が少ない訳ですからね、専門家だって十分なデータを持ち合わせている訳ではないですから。「わからない」 が正直なところだと思うんです。こういう症例もあったし、あんな症例もあるし。。。でも、結論付けるほどの症例数はない。ならば、石橋を叩いて渡ろうっていうのが米村流でもあります。実際、今現在、術後6年が目前となりまして、元気そのものです唯一の難点と言えばですね、子宮、卵巣を切除したことから40代では早すぎる更年期障害の1つでもある、骨粗しょう症 だけです。なので、地元の整形外科には定期的に通院しています。確かに骨密度 は気になるところですけど、もっと気になるのが、整形外科の主治医にいつも言われる 「貴方は、大病をしているから」の言葉だそうな一般的なサプリにしても、大阪の先生に許可をもらわないと。。。って言われるらしいです。「大病」「大病」って言われるの、ちょっと嫌みたい。確かに「大病」ではなく彼女の場合は、これまでの経過をみても特に問題もなく過ごしていますしただ「稀な病気」なだけですからね。で、今回届いた1年ぶりのメールlは米村先生の外来報告でしたけど、どっこも問題はなく、サプリ等、何ら制限はないという米村先生のお墨付きを頂いたことでした稀なご病気である事は確かなので、できれば、毎年、ご報告は頂きたいと思っています。・・・って、彼女に言った記憶があります。ちゃんと約束、守ってくれています 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2025年06月23日
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先日、ちょっと笑えるメールが届きました。彼女の話は、時々、ここで書いています。なにかと大騒ぎする 偽粘液腫の患者さんとしてね。そう言えば、年齢を聞いてなかったけど40代だと思います。何かと大騒ぎする彼女ですけど、そんな彼女に私は救われたこともありました。2020年末に私自身が網膜剥離で1週間の入院で手術となった時、別の病院で入院中の母が危篤でもあったんです。そんな時、彼女、私のために泣いてくれたんですよね。この話は過去に書いてます。そんな彼女、今回の騒動は甲状腺異常です。彼女、この際、名前付けましょう。「ゆうちゃん」 これにします。ゆうちゃんの経過はと言いますと。。。2020年8月に婦人科検診で腹水がみつかりました。この頃、本人は「太ってきなたぁ」としか思っていなかったようです。かかりつけの内科を受診して腹水の相談をすると腫瘍マーカーの測定があり、婦人科の再診を勧められました。CA125 あたりが高かったんじゃないかなぁ。婦人科で再検査となり、虫垂に腫瘍らしきものがあって、そこから何やら、しみだしているとの見解。その病院から米村先生を紹介されて2020年9月に岸和田受診となりました。彼女の場合、先に虫垂のみ切除。これが2020年10月です。いわゆる アッペ ってやつです。時差して、同年12月に本来の手術となり今に至ります。再発なしです。術後は抗がん剤もなく、経過観察のみです。まぁ、ゆうちゃんはですねぇ、ちょっとした痛みでも、不安にかられれ大騒ぎするタイプでね。術後のちょっとした体調不良でもメールが術後1年もすると、もう何ともありゃしません。職場も復帰するし、息子さん達の世話も焼きまくりです。そんなゆうちゃん。術後3年が目前となりましたが、ここで冒頭の甲状腺異常問題が。職場の検診で、甲状腺のエコー検査があったらしいんですね。つい最近のことです。そこで、右側がすこぉ~しばかり腫れているとの指摘があったらしいんです。ま・さ・か・・・甲状腺がんではそう思ったゆうちゃん、検索しまくりました。そう言えば・・・時々、声がかすれる。。。のどに違和感がある。。。疲れやすい。。。当てはまる症状がいくつもヒット。(・・・おいおい)電話で話しましたよ、ゆうちゃんと。あのね、アタシだって咳が続いたせいもあって、声かすれることあるし、違和感もある。疲れやすいってね、あーた、もう若くはないんだから。。。ホント、妄想癖はかわらんなぁ。。まぁ、エコー検査してくれた医師が血液検査を勧めたというし、過去に、やはり甲状腺に異常がみつかった胃がん患者さんを知っているけど、この時、米村先生、専門外なこともあり専門病院の受診を勧めてたから、次回の米村先生の定期外来を待たずに専門家のいる病院で検査受けてみたらとアドバイスしました。で、彼女、専門病院を探して受診してきました。確かに、いざ、甲状腺を診てもらおうと思うと、どこの病院に行けば良いのか、すぐに思い浮かばないものですねぇ。そもそも、内科じゃなければ何科ここから疑問が出てきますもの。内分泌科 、もしくは 耳鼻咽喉科なんですけど、普段、お世話になったことがない科だけに、どこ って思います。さらに、癌という病気をもっていたら病院探し、迷いますよね。ゆうちゃん、口コミとか参考にして行ってきたら。。。血液検査、なんら問題なし。確かに、右側になんかの跡があるけれど、小さすぎてわからない。多分、水 じゃないかなぁとの見解が。また1年後に来てくださいで終了~これを聞いた途端、元気になっちゃって。。声のかすれはどうした疲れやすいのはどうした術後3年、お子さんの世話に、仕事に、自分の趣味に。。。忙しい毎日のゆうちゃんです 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2023年11月24日
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久しぶりの更新ですみません今日は、あやちゃんのお話を。つい最近のことです。米村先生とお話する機会があったので、あやちゃんママの他界後、あやちゃんから電話がきた話をしたんです。母親が亡くなって、1か月くらいは学校に行けなかったようですが、中学校の卒業式には、ちゃんと出向き、その後は、地獄の春期講習に参加したようです。進学校は春休みにも春期講習がしっかりあるんですねぇ。。私なんぞ、ただの公立の中学校でしたから、春休みは、遊びまくってましたけど大げさでも何でもなく、あやちゃんママが米村先生と出会ってなければ、あつかましいけど、もっと言っちゃうと、あやちゃんママが私にメールを寄こさなければ、あやちゃんは、存在していませんでした。正しくは、米村先生がいなければですけどねそれだけに、米村先生にしてもあやちゃんの存在は、ある意味特別かな。あやちゃんママが、腹膜偽粘液腫と診断されて、米村先生の元へ来て、まだお子さんがいなかったあやちゃんママご夫婦に、お子さんを設ける時間をくれたんですから。米村先生の一言がなければ、お子さんは諦めていたはずです。病気を抱えながらの子育ての奮闘は、容易くはなかったでしょうけど、元気な時間は長かったですし、楽しんでいたことは確かです。何より、あやちゃんの成長は励みでしたね。生きたい、長生きしたいって思う力は、闘病の大事な要素です。だけれど。。。その肝心のあやちゃんママが亡くなり、その後のあやちゃんの姿を見た米村先生、あやちゃんに、かけたかった言葉があったんですって。 お母さんが一番喜ぶのは 一生懸命勉強する姿だよって。 でも、言えんかった あまりにも可哀そうで って言ってました。そうですよね、まだ中学生です。自分の中学生の頃を思えば、なんて能天気に過ごしていたんだって思いますもん。 僕も一生懸命勉強したんです 結果が付いてこないとダメでしょう だから苦しかった そんな事も言ってました。これ、うちの博士も言います。大学時代、卒業論文を書くのは地獄だったって言います。勉強は苦しいし、辛い。結果が出ないと更に苦しい。わかっているからこそ、母親を亡くしたばかりの中学生に言える言葉じゃないって思ったそうです。人生、何歳になっても、辛いことってあります。悲しいことってあります。乗り超えるのは容易くはないです。でも。。。あやちゃんママは、あやちゃんが元気で笑っていたら、それだけで幸せな気持ちになるのだから、それだけは、忘れないでいてね。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2024年04月29日
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あらあら、また1か月も更新をしていませんでしたか私的には、フツーにメール対応していますし、特に変わってはいないのですけど、更新だけ、間ばかり空いてしまっていますねぇ。米村先生も相変わらず、忙しくされていますしね。先日、用があって電話したんですよ。呼び出し音は鳴るけれど、出ない。数日空けて、また電話しても同じ。。。。こういう時は、また、どこか行ってるな。。。と思っていたら、案の定で、学会で海外でした。帰国されてから、 電話くれたでしょう 海外やったからぁ、 電話代、高くなるから出なかったんですわと、大変ありがたい対応でした何年か前も、似たようなことがあって、 今、海外におるからぁ、 電話、高くなりますよぉって言われて、 じゃ、切りますって慌てて切ったこと、ありましたっけ。このところ、新患さんからの相談が増えているという話は前回も書いたような気がします。米村先生って、昔から「最後の砦」って言われるんですよね。米村先生のことは、もう何年も前から知っていたけれど、その時は、治療も上手くいっていたから患者さんも、主治医を信頼してお任せ状態。もしもの時が来るような事があれば、最後の砦の米村先生を頼ろうって考える患者さんや、ご家族は今も多いですね。地理的な問題や、それに通じて経済的な問題も出てきますから、おいそれと行動できない方も多いですけどね。それでも、「米村先生の存在」があるだけで、患者さんにとっては、「お守り」というか、「保険」というか、「希望」というか。。。そういうものだと思うんです。米村先生のスタンスって言うか、昔から全然、変わっていませんからね。この間も、再発の虫垂癌の女性患者さんからすぐに手術して頂けなくても、手術できるような環境が整うのを願いながら待ちます。その為に、抗癌剤治療がちゃんとできるように、体力を作るために、食べられるようにならなきゃ腸閉塞で絶食では、体力がもたないから、人工肛門を作って下さいって、主治医に直訴しましたって方がいました。まだ米村先生とは1度も会ったこともない患者さんなのに。なかなかこういう決意、できません。人工肛門を拒絶する患者さんは多いですし、嫌悪する患者さんさえいます。誰だって、なりたくてなる訳じゃないですが、生きる為、と割り切るのは容易くはありません。すごい覚悟だなぁと。それだけ、米村先生の手術に「希望」を寄せているのだと感じました。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2025年04月28日
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今日は、あやちゃんママの話を。あやちゃんママは腹膜偽粘液腫という病と、16年4か月向き合った、私の大切な友人です。あやちゃんママが亡くなって1か月が経過した頃。あやちゃんママの名前が表示された電話の着信がありました。 んと思いながら出てみると、あやちゃんママの声が飛び込んできました。 んん正しく、あやちゃんママの声です。頭の中、一瞬、真っ白になりました。 亡くなったって連絡があったけど、 あれは何かの間違いだったんだ 悪い夢だったんだ 縁起でもない、バカな夢を見たんだこんな思いが一瞬の間に駆け巡りました。そして、戸惑いました。でも次に聞こえた言葉は あやですでした。そう、あやちゃんママではなく、あやちゃん自身だったんです。声の主はこの春、高校生になったあやちゃんだったんです。声がね、話し方がね、ママそっくりなんです。こっちは、もう心臓バクバクもんでしたよ。あまりにも似ていて。なんかね、私自身がね、寂しくてね、私自身がね、傍にいたい気持ちになってね、小さなお花を贈ったんです。そのお礼の電話でした。色々とおしゃべりしました。実際に会ったのは1回きりで、当時、あやちゃんは小学生でしたから、その時の事は、あまり覚えていなかったけど。電話を切ってから、あやちゃんからショートメッセージが届きました。 これが私のケータイ番号です これからもお付き合いできたらうれしいですって。あやちゃんと、改めてお友達になりました。お友達なんて厚かましいですね。お母さん、いや、お祖母ちゃんかなまぁ、何でも良いや。これからは、お年頃の娘と父親の父子家庭になってしまうから、女同士じゃないと話せないことも出てくるかもしれないし、あやちゃんママの妹さんと一緒に見守っていけたら良いなぁと思っています。 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2024年04月01日
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またまた更新が滞ってしまいました仕事を始めてから、なかなかPCに向かう時間が取れなくなっています。誠にすみません。私のもう一つの気まぐれブログをご覧の方はご存じかと思いますけど、現在、私、ドラッグストアで「登録販売者」(研修中)として勤務しております。何故、そういう流れになったのかと申せば。。。登録販売者 という資格すら知らずに、ただのパートとして近くで働き始めました。そこで知ったこの資格。ネットで問題をちょっと見て見たら、「面白そう~」とワクワク感これ取得したら、今後、癌患者さんに役立つこともあるかもしれないと思ってしまいました。癌患者さんだって、普通に風邪をひくわけですし、皮膚のトラブルとかありますし、市販薬に頼ること、ありますものね。で、短期集中で3か月本を読んだら、奇跡的に合格したのは良いけれど、第一類医薬品なら、多少わかるものもあるけれど、第二類、第三類医薬品となるとさっぱりで、今、苦労の真っ最中です。おまけに、1920時間勤務しないと永遠に研修中。。。時間も稼がなければならず、今、結構、働いております。なかなか更新はできませんけど、メール対応はちゃんとやっております自分の話が長くなりましたが、肝心の本日の話題に移りますね。スキルス胃癌・腹膜播種、並びに食道浸潤の患者さんの近況が届きました。この8年、定期的に欠かさず届いています私の元に初めて相談メールが届いたのは、2016年の10月ですよ。当時、お子さんは小学生でした。相談メールが届く1年前から体調に異変がありました。みぞおちに違和感があり、貧血がありました。こういう場合、たんなる胃炎と診断されることが殆どです。よくある症状ですからね。特に、まだお若い女性となれば、貧血だって あるあるですから。でもちっとも良くならなくて、病院を変えたり、検査を繰り返したり。。。この原因が癌だってわかるまで9か月もかかってしまったんですよね。その間に癌は進行。顕著な症状が出たから判明したというところです。既に、腹膜播種、更に、食道浸潤でしたから。そこで米村先生の元へ来られ、2017年2月に腹膜切除を含む手術を受けました。現在、術後8年4か月が経過しています。体調はと言うと、少しは体重は増えたようですけど、太るのは、さすがに無理のようです。ダンピングは、まだあるみたい。でも、普通に当たり前の生活が送れています。病気発覚時は、小学三年生だったお子さんは高校三年生になり、受験を控えています。あのまま。。。手術を受けていなければ、この未来は無かったと思います。あの時は全く見えなかったこの8年後の未来。。。作り出すことって、本当にできるんだと私自身が実感しています相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2025年06月16日
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久しぶりに、あのカズコさんの近況が届きました。・・・ってご主人からですけどね。カズコさんの話は、昨年の11月以来となります。もちろん、元気満タンですよ。思えば。。。虫垂癌・腹膜播種が判明したのは2009年1月でした。その後、米村先生の元へ来られて、腹膜切除、及び、術中温熱療法を受けたのが2009年4月ですから、正真正銘、6年経過となります。過去のブログに書いてますけど、丁度1年前、もしや再発ってトラブルがあったんですよねぇ。。。思い起こせば6年前のこと。米村先生の手術予定日まで、あと半月だったかなぁ。。。腸閉塞で地元病院に緊急搬送ってことがありました。搬送先の病院では、緊急オペの提案があったんです。でも、米村先生の手術の日は決まっているし、今、ここで切って貰っても良いのだろうか・・・いやそれとも、切らないとマズイんだろうか・・・この日は、たまたま日曜日。確認を取りたくても、病院はお休みで連絡が取れない。それでご主人から私に電話があって、急いで、米村先生と連携を取ったんですよねぇ。。。地元病院での手術に待ったをかけて本来の手術まで、経過観察。そして本番の手術になったのが、2009年4月です。とまぁ、こんな経緯があったことは、何度も書いてますけどね。で、昨年のトラブルなんですけど。ご本人が、「なんか、腸閉塞っぽい」 って言い出したんです。その時、私、カズコさんと直接電話でお話ししたんですけど、 ほら、腸閉塞ってお腹がポコポコするじゃないですかぁ・・・って言われてもポコポコわからない。。。わからないけど、腸閉塞経験者が 「腸閉塞っぽい」って言うんだから、これはもうただ事じゃないって思った訳ですよ。それで私、ご主人に、万が一って事もあるし、私はそういう患者さんを沢山みてきているし、米村先生も、直ぐに来てって言われるし、兎に角、遠いけど直ぐに大阪に行って下さいって言ったんです。ご主人も5年ぶりに焦って、嫌がるカズコさんを説得して、説得して・・・おだてて、おだてて・・・まぁ、あれやこれやして、本人を大阪に行かせたんですよねぇ。そしたら、食べすぎで胃腸が弱っていただけでした。胃腸薬を処方されて、ハイ、終わり。で、あれから1年が経ちまして、先日、米村先生の静岡外来だったんです。カズコさん、お一人で車で高速を飛ばして行って来たようです。 じゃ、次の外来は1年後ね~で終わりです。無事に6年を迎えましたって、ご主人からメールが届いたってわけです。このメールですが、冒頭に 「ペナントレースが始まり、 ひょっとしたら、今頃、東京ドーム と思いながら、報告メールです」ってありましてねぇ。。。(なんでなんでわかったん)はっははは・・・このメール、東京ドームで受信しました。だってぇ、開幕戦ですもん。6年も付き合っていると、私の行動も、もうバレバレのようです
2015年03月30日
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久しぶりの更新です書こうと思う内容は幾つもあるんですけど、とある出来事が年始早々にありまして、どうにも、更新の手が止まってしまっていたと申しましょうか。。。時間が取れなかったのも事実ですけど。この「問題」を自分の中で消化しないといけないような気がしていて。。。いつか、この内容も書こうと思っていますし、患者さんのご家族からは、大変、感謝はされたのですけども、私がやりたかった事はこういう事だったんだろうか・・・何かが違うような気がする・・・とずっと、自問していたと申しましょうか。まぁ、考えても答えは出てこないままなんですけど。そんな中で、風邪をひいて、ダウンしていた時期もありまして、更新、かなりサボってしまいました。でもちゃんとメールのお返事はしてましたよ長年、お付き合いのある、偽粘液種の患者さんから久しぶりにメールが届きました。簡単な手術だったんですけど、その傷口の治りが、かなり遅いようでした。傷口は数センチですし、傷口以外は、順調に回復して予定通りに退院して自宅療養しています。その小さな傷口から、粘液が出始めたらしいんです。かるく押すと、さらに出てくるらしく。。。これはどうしたものやら・・って内容でした。たしか・・・他の患者さんだけど、似たようなことが過去にもあって、その時、米村先生は 出てくれた方がええんですわ 患者さんの中には、自分から傷口に指を入れて 掻き出している人もおる 自分で自分を治療しているようなもんやね※この患者さんの場合は、もっと大きな傷口が自然にぱっくり空いてしまったんですけどって仰った記憶があったので、その時の話を伝えました。自然に出る分には、問題ないこと押し出して、傷口が更に開いたり、出血したりするようなことがなければ、押し出すこも、問題ないと思われることくれぐれも、傷口は清潔に、ばい菌が入らないように気を付けてくださいって返事しました。米村先生には確認とりますけどって付け加えてね。この病気、本当に厄介な事が少なからず起こることがあります。この患者さんも、もう長年、この病気と向き合っています。あやちゃんママよりは短いけど、10年は経ったと思います。私とのお付き合いも長いです。こんなあやふやな答えだったんですけど、電話入れたら なんか・・・ 声を聞けただけで、すごい安心感って言ってたけど、こんな声で良ければ、また電話するよぉ~彼女、痛みのコントロールがイマイチらしく・・・地元の病院で、あれやこれやで試しているようですが、パッとしない風でね。でも、体を温めると痛みが和らぐって言ってました。もうじき、米村先生の外来日らしいので、この点、相談してくるようです。そうそう、肝心の米村先生のコメントですけど、 そりゃええことなんですでした相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2024年02月08日
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今日は、悲しいお話ですから、スルーを選択の方はここまでということでアップしようかどうしようか・・・迷っていました。下書きに眠っていた記事になります。今年の2月の終わりに書いた、腹膜偽粘液腫の患者さんの訃報が届きました。小さな手術の傷が、なかなか治らず、治らないまま、そこから粘液が漏れ出て不安で電話をかけてきた、あの彼女です。思い起こせば。。。初めて米村先生の手術を受けたのは11年前ですから、11年以上、闘病していたことになります。闘病って言うと、常に大変な日常みたいなイメージですけど、そうではないですよ。水戸黄門の人生、楽ありゃ苦もあるさ~と同じで、闘病中だって、常に何かと戦っている訳じゃありません。楽しいこと、沢山ありました。美味しいもの、沢山食べました。食べるの大好きな彼女でした。大阪へ行くと、〇〇食べて来ました~って嬉しそうでしたもん。病気でも、長く生きられたからこそです。彼女は、米村先生の元へ来る数年前に、地元の病院で虫垂炎で手術を受けていました。この時、虫垂は破裂していて、今思えば、この時に粘液腫瘍がお腹に飛び散っていたんじゃないかと。でも、この時には「癌」なんて言葉は出ていなくて、癌と診断が下りたのは、この数年後でした。たらればを言ってみたところで意味はないけれど、恐らく、破裂した時点で癌だと判明したとしても、どうすることもできなかったんじゃないかと私は思います。ただ、この時点で癌だと判明していたら、切除内容は違っていたと思われ、リンパ節のカクセイが行われていたと思われ、もし、そうなっていたら、ここで、敢えて意味のない「たられば」を言いますが、転移状況は変わっていたのかもしれません。話は戻って・・・彼女は不快ながらも、傷口からの粘液はガーゼ等で処置をして、過ごしていました。これ自体は、特に問題もありませんでした。粘液腫瘍が体内で増殖し続けるより、傷口からであっても、不本意ではあっても、排出されるということは良いことだからです。そんな彼女から、4月の半ば過ぎに電話がかかってきたんです。突然、大量出血をして地元で診て貰っている病院にかけこみ、そのまま入院になったようでした。輸血をして貰って、落ち着いているけれど、今も、少しずつ出血は続いている様子でした。 家族が、すごく心配していて。。。 今の状態を、何て説明したら良い のかわからなくて って、か細い声で言います。 「そんな心配は要らないってば そちらの先生から、ご家族は ちゃんと説明は受けているはずだから 輸血したのなら、 もうじき、出血も治まるんじゃないかしら」そんな返事をしました。 痛みも凄くて、 今、一杯、鎮痛剤を使ってて。。。 アタシ、何かおかしな事言ってませんかと言います。 鎮痛剤の影響だと思いますが、たまに、の言動をすることがあること、ご自分で、わかっている様子でした。痛みって、ずっと一定じゃなく、鎮痛剤の処方って、痛みのMAXに合わせるものだから、この釣り合いが上手くいっている時はおかしな言動なんてないはずなんだけど、そうじゃない時に、そういう事が起こるみたいですね。「ぜんせん、おかしな事言ってないわよ 大丈夫、ちゃんとしてるよ~」って答えると、小さく笑って 良かったって。 凄い睡魔に襲われてて・・・ 眠くて仕方ないんです眠くて眠くて、もの凄い睡魔で。。。話したい、話していたいんだけど眠い、眠い、どうにも眠い。。。そんな状態が伝わってきました。 「無理しないで 眠気がない時にまた電話頂戴 午前中は出られないことも多いから 午後にね」って言うと、 午後ですね、わかりましたって言って、電話が切れました。訃報がご家族から届いたのは、この20日後です。あれから電話はなくて、常に睡魔と戦ってたのか・・辛い思いをしていたのか・・・今となってはわからないけれど、また、私に電話をするつもりだったのは間違いなくて・・・私から電話をすれば良かったと後悔もあるけれど、睡魔に襲われている頃かもしれない、ご家族と大事な時間を過ごしている頃かもしれない・・・私から着歴があれば、無理しちゃうかもしれない。。。そんな思いもあって、電話を躊躇していました。米村先生には報告を入れました。入院先の病院からも連絡が届いたようで、 〇〇さん、亡くなったんやね 10年以上経つのにと、ぽつり。。。。なんでかな。。。手術して元気になった事は確かだし、それで、寿命が延びたことも確かだけれど、5年経ったら、完治って言いたいのに言えない患者さんがいて・・なんか納得がいかないって言うか。。この気持ちの葛藤は、上手く言えない。また、電話がかかってくるんじゃないかって、思う自分がいて、でも、それはもうなくて、彼女の声が聞けないのかと思うと、やるせないのです。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。tt
2024年06月03日
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今日は、久しぶりの、あの彼女の話です。2023年12月4日の日記以来だと思いますから、、、1年5か月ぶりでしょうか。S状結腸癌の再再発の患者さんです。前回書いた時には、骨盤内に転移、骨に転移が認められました。私のブログの読者の方の中には、「あの患者さん、その後、どうなったんだろう」って気にしている方も少なくないと思います。ちょくちょく書いていたのに、1年以上もご無沙汰・・・って思った方、いるんじゃないでしょうか。実際、私にもずっと便りがなかったんです。ですから、私も経過を知らないまま時間が流れました。それで、思い切って彼女に電話してみました。過去に、同様の患者さんは何人もいました。あれだけちょくちょく連絡を寄こしていたのにぷっつり音沙汰なし。どうしたんだろうって気になる患者さんがね。「便りがないのは無事な証拠」って言うじゃないですか。そう思いたいじゃないですか。でもね、私の場合は、必ずしもそうではなかったんですよね。だから、気になるから電話って即、行動に移せなかったんです。勇気がいるのです。で、勇気を出してかけてみたら、呼び出し音が鳴りました。まず、ほっとしました。電話をかければ、呼び出し音が鳴るって私には当たり前じゃなかったんです。「おかけになった電話番号は・・・」のテロップを何度聞いたことでしょう。だから、鳴っただけでも心底、ほっとしたんです。そして次に ひろりんさぁ~んの以前と変わらぬ、ちょっと甘えた声が聞こえてきました。もう、この時点で涙ものです。1年以上のご無沙汰の間に、入退院を繰り返していたそうです。確か、前回、電話で話した時はお尻の仙骨の箇所に激痛があって、座ることもままならないと言ってました。仙骨に癌が転移していたんです。それで、結局のところ再々手術とはならず、地元の病院で治療を続けていました。骨への転移に関しては、抗癌剤ってなかなか難しくなります。全く効かない訳ではないけれど、劇的に効くという抗癌剤は聞いたことがありません。そこで、彼女は重粒子線治療を考えました。実際、相談に赴いたそうですが、適応外と断れたそうです。ならば、陽子線治療ならどうかと、今度は陽子線治療の相談に行ったそうです。ここでもやはり断られたそうですが、頭を下げまくって、お願いしまくり、やって頂くことになったそうです。とにかく、仙骨の癌を何とかしなければ、座ることができないし、家事も車の運転も何もできないからと言ってました。そこで3回、仙骨に陽子線を当てたそうです。腫瘍マーカーは基準値に下がったそうですが、本人、 お尻に陽子線を当てすぎて お尻がダメになってしまって・・・と言います。お尻がダメになるちょっと想像がつきません。本人も、何って言ったら良いのか・・・と言葉を必死に探していましたけど、「ダメになる」としか言いようがな状態のようです。そこで形成外科の先生に相談となり、太ももの肉をお尻に移植という手術をしたそうで、私が電話をしたのおは、この手術から3週間経った頃の入院中でした。婦人科と、泌尿器科と、整形外科と形成外科の合同手術だったそうで、滅多にな凄い手術でもあり、見学に来る医師が何人もいたそうで。。。なので、この3週間はずっとベッド上安静で、ずっと寝たままだそう。 すっごい暇してますって笑ってました。抗癌剤も続けていると言ってました。アバスチン と ロンサーフだそうです。こんな状態だから、米村先生には電話で毎月、状況を報告しているのだそう。基本的に、腹膜播種の患者さんは重粒子線治療や、陽子線治療は対象外ですけど、彼女のように、局所的な癌に対してはやってみる価値はあるのかもしれません。下世話な話、すごくお金はかかりますが。話を聞く限り、精神的にも凄く過酷な状況に思えますが、彼女の声は明るかったんです。 「明るい声で安心したよ~」って私が言うと ひろりんさんだからですよぉ~ってちょっと涙っぽい声で返ってきました。この移植手術は3回に分けて行われるそうで、あと1回、皮膚移植が残っているのだと言ってました。彼女が済む土地は、大都会ではありませんが、こういった特殊な治療施設が揃っています。 今は、座ることが目標なんですそう言ってました。ひとしきり、笑いながらおしゃべりをして電話を切りました。切った後、何故か涙が溢れてきました。 良かった、生きていてくれた、 本当に良かった。。。。 また話せるんだ 良かった、良かった。。。また連絡するからね 相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。
2025年05月19日
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昨日からニュースやワイドショー、新聞等で俳優の児玉清さんの訃報が流れています。死因が 「胃癌」 ということで、ここに常に訪れておられる方々もさぞ不安になっておられるのではないでしょうか。そこで、新聞等で得た情報でしかありませんが、恐らくこういう事ではないか?と、私なりに推測する事柄をちょっと。。。報道内容によれば、2月下旬に体調不良を訴えて、検査の結果3月半ばに胃癌・肝転移が判明したとか。手術不能で抗癌剤治療を施行するも、1度の投与で体力を消耗して、2度以降は出来なかったとか。胃癌とだけ書かれていて、スキルス胃癌か否かは不明ながら、こういった状況であれば、胃癌であっても、スキルス胃癌であっても経過にさほどの差は無いと思われます。胃癌の肝転移というのは、実はあまりありません。滅多に無いと申しても過言ではないくらいなんです。胃癌患者さんの経過は 500~600人は見て参りましたけど、肝臓に転移した患者さんとなると、片手に余るように思います。何故か?はわかりませんが、少ない事は確かです。ただ、病状が進行するとよく見られる症状に、胆管閉塞(狭窄)がありますので、肝機能がドンと落ちることは多々あります。この症状が更に進むと、肝転移に至るのかどうか、これまた不明ですが、大抵はそこに至るまでに、他にもあちこち転移してしまうので、結果的に肝転移になる前に他界してしまうとでも申しましょうか・・・とにかく、肝臓への転移が判明する方は珍しいと言えます。児玉さんの場合、この珍しい肝転移が病気と共に発覚した模様。同様の方を、スキルス胃癌の患者さんで、1人だけ存じております。スキルス胃癌判明と同時に、肝臓への多発性の転移が認められました。50代の女性患者さんでした。腹水も認められた為、腹膜播種でもあったので、娘さんから相談メールが届きました。当の母親は入院中でしたので、米村先生のセカンドオピニオンを娘さんが代理受診しました。これまで、多くの患者さんが米村先生の元へ駆け込んで来ています。どこにも行き場を失くして来られる方も少なくないです。どうにも難しい状態の患者さんを、多数、米村先生は引き受けておられます。ゼロではありませんが、滅多に 「治療不可」 とは言いません。その米村先生が、「どうにもならない」 と白旗を挙げたのがこの患者さんでした。これは、とても珍しいことです。米村先生がこう言うってことは、相当、悪い状態なのだろうとは思っていましたが、この患者さん、病気発覚2ヶ月で他界されました。米村先生のセカンドオピニオンを受診してから、2週間経ったか経たないか・・の事でした。恐らく、児玉さんも多発性の肝転移があったのではないかと・・・肝臓に転移があると、肝臓の解毒作用が働かず、抗癌剤治療も早々に出来なくなる事が考えられます。他にも、スキルス胃癌が発覚して、2週間で他界された80代のお爺ちゃんがいましたが、この方も、判明した時はビルビリン値が12 と言う数値でねぇ。凄い黄疸状態でした。到底、抗癌剤など使用できるものでもなく・・・あっと言う間でした。胃癌・肝転移は本当に珍しく、滅多にありません。児玉さんは本当に味のある俳優さんだったと思います。昨年は、NHKの竜馬伝で良い味を出しておられましたし、少し前には、キムタクのHEROでも、良い味を出してましたよね。。。
2011年05月18日
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お久しぶりです~気が付けば・・・1か月くらい間が空いているではありませんかいつの間に。。。自分でびっくりまずは米村先生の近況を。ご存じの方も多いと思いますけど米村先生、手術ができる病院が増えました。大阪の病院での、新患受け入れが今年の3月末よりストップしていることはこちらを訪れる方々は、ご存じかと思います。事実上、新患さんの手術ができなくなっています。以前から通っている患者さんの手術はこれまで通り、大阪で行えています。新患さんの手術ができる新たな病院を求め続けたところ、新たな病院で新患さんの手術が行えるようになりました。 岐阜県 大垣徳洲会病院 愛知県 名古屋特殊会病院ただ、上記の病院では、米村先生の外来そのものは行っておらず、手術のみだそうです。捌の病院で新患外来を行い、新患さんの手術は上記病院で・・・という流れだそうですよ。 いまぁ、5つの病院を行ったり来たりしてるからぁ いっそがしいんですわぁって言うとりました恐るべき体力です。 手術ってすごいストレスかかるんですよぉ 大変なんです だから外科医になる人が減ってるんやろなぁと外科医不足を嘆いておられました。確かに。。。どんなに医療が進歩しても、医師のなり手が減っています。外科医は特に激減のようで、これから癌にり患しても、初期で見つかっても、簡単な手術で治るような病気でも、してくれる医師がいないそんな世の中になっていくのでしょうか。。。大変な仕事ですからね、やろうと思う若者、減っているんだろうなぁ。新たな病院のお話は夏には聞いていたんですけど、ご本人が公表するまでは、ここでは控えておりました。今は、米村先生のFBでも書かれていますし、 書いてもええよぉって言うてましたので、書くことにしました。ここからは、肝心の題目の患者さんの近況です昨年の今頃も書いている、虫垂癌・腹膜播種で15年前に腹膜切除術を受けた患者さん、カズコさんの近況が届きました。経過は、昨年の11月のブログを参照方です。現在はですねぇ。。。元気、元気~ですよ15年経ったんですよねぇ。。。腹膜播種だ、余命云々だ・・・ってなって、手術を受けてから。手術直前に、腸閉塞で救急搬送されたんですよねぇ。。。救急搬送された地元の病院で、緊急手術って言われて、慌てふためいたご主人から電話がかかってきたんですよねぇ・・・米村先生の手術を来週に控えていたので、どうしたら良いのか・・・困り果てていたんですよね。急いで米村先生に電話を入れて、緊急手術を待ってもらってねぇ。米村先生が言うには、そこで手術してしまうと、癒着ができて、取れる癌が取れなくなる可能性があるから緊急手術、して欲しくなかったんですよね。あのドタバタから15年かぁ。。。懐かしいな。カズコさん、今は、仕事をしながら、90代の親御さんの介護もしているそうです。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております。虫垂癌・腹膜播種 術後14年経過! 元気です
2024年11月27日
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今年も鳥取県から届きましたカズオさんの梨です。このブログの長年の読者の方々なら、おわかりですね。2005年11月にカズオさんは、40代後半の年齢でスキルス胃癌で旅立ちました。梨農家を営んでおられ、亡くなる2ヶ月前病床に臥しておられた時に「ひろりんさんに食べて欲しいから」と、送ってくれました。あれから12年。。。奥さんが毎年、欠かさずにこうやって送ってくださるのです。温かなお心と一緒に。ところで、今日は驚きと共に嬉しいご報告が届きましたので、書き留めておきます。患者さんは50代の男性で、スキルス胃癌です。毎年、人間ドックを受けていて、問題なく過ごしていました。今年も、もうじき恒例の人間ドック・・・そんな矢先に食事が詰まる、吐くという体調の異変が。これがスキルス胃癌ってヤツなのです。毎年、検診を受けていたのに・・等、よく聞きます。中には、人間ドックで A 表示を頂くほど万全だったのに、その直ぐ後に、腹水でお腹がパンパン・・という方もいました。通常、癌が存在していても症状として現れるまで、数年はかかります。予定の人間ドックの胃カメラの生検でスキルス胃癌判明。ステージ2もしくは3の予想。直ぐに手術の予定が組まれました。その際の説明に、お腹の中に癌がある場合もあるので、その場合は、手術中止。との説明があったそう。奥さんは最悪の状態をも考慮して、ネットで猛勉強。私のブログに辿りつき、万が一、腹膜播種でも手術してくれる先生がいる事を知りました。そして手術の日。開腹してみると、やはり腹膜播種。それもかなり広範囲に広がっていて、インオペとなりました。執刀医に、「最悪の状況での癌の広がり」と言わせるほどの状態。何もしなければ余命半年。抗癌剤治療が上手くいっても16ヶ月。治療が上手くいって、胃切除の手術に持ち込める可能性は数パーセント。根治の可能性は更に、数パーセント。こう告げられました。予め、こんな最悪の場合を想定していて良かった。迷うことなく直ぐに米村先生の元へ。一先ず、腹腔内化学療法と同等の効果があるDCS療法を施行。D = ドセタキセル(タキソテール)C = シスプラチン(CDDP)S = S1(TS-1)これをDCS療法と言います。腹腔内化学療法は、TS-1 服用 + 腹腔内にドセタキセル とシスプラチンを投与ですから、使用する薬剤は全く同じなんですね。静脈から入れるのと、腹腔内に入れるの違いです。腹腔内に投与するメリットは、薬剤が薄くならず、そのまま腹膜の癌に行き渡ること。そして、静脈に入れるよりも副作用が軽いとされること。DCS療法 を経て、温熱療法を施行。この時に、腹腔内投与に切り替える為に、腹腔ポートの埋め込みと、腹膜の癌の状態の確認をします。手術の前に、温熱療法を米村先生が推奨される時は、腹膜播種の状況が、比較的酷いことが多いです。持参されたデータから、そうご判断されたのかもしれません。DCS療法を1クールしただけなのに、腹膜にあった夥しいほどの癌が、消えていました。PCIスコア もゼロです。今後は、腹腔内化学療法に切り替え、手術を目指すことになります。こんな奇跡的な状況になり、奥さんが感激のあまり、メールを送ってこられました。今後のことは、まだわからないけれど、このブログのお陰で、希望が見えましたと。なんだか私、正直、感激してしまいまして・・・このブログがあったからこそ、迷いは無かったと。この気持ちをどうしても伝えたくて・・・と書かれていたのです。私ね。。。素直に嬉しかったのです。相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください 沢山の方とメールの交流がございます 必ず、お名前の明記をお願い致します お返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください
2017年09月18日
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今日は、久しぶりに長年お付き合いのある患者さんの奥様から、近況が届きましたのでご報告します。患者さんは、胃癌の中でも性質が悪いとされる印環細胞癌でした。印環細胞癌とスキルスとは違うのですが、性質の悪いことから、スキルスと告知する医師もいるようです。2008年9月に胃の幽門側 4/5 を切除しましたが、T3 でした。つまり、胃壁に浸潤していたのです。ですが、N0(エヌゼロ)これは、リンパ節転移なしの判定です。55歳でした。術後はTS-1を服用するも、翌年、2009年早々には腫瘍マーカーが上昇。CA19-9 が57→100とどんどん上がってしまいました。腸間膜に腫れも見られたことから腹膜播種による再発と診断され、同年3月に米村先生の元へ。確かに、腫瘍マーカーの上昇は顕著でしたが、米村先生の感想は 本当に腹膜播種かなぁでした。ただ、疑わしきは罰しないと手遅れになるのが、腹膜播種なので、全身化学療法に加え、腹腔内投与を行いました。すると、120まで上昇していたマーカー値が67に減少し、洗浄細胞診もクラス2に。腹腔内投与は月1回に変更。(週1のこともありますが、通常は、2週間~3週間に1回)同年9月には、正常値になりました。腹膜播種だったかもしれませんけど、もう、腹膜播種ではなくなった感じです。当初から、腹膜播種の診断に懐疑的だった米村先生は、このまま抗癌剤で経過観察にしました。そして、2010年10月のことです。初診から1年が経過することもあり、米村先生、突然、PETでも撮ってみようかと思いつき、PET CT 検査を施行。胃癌の状態確認の為だったのですが、甲状腺に しこり が見つかったんです肝心の胃癌の方は問題なし。たまたま見つかった甲状腺がんでした。米村先生、お手柄です甲状腺がんの方は、専門医にお願いして治療。そんなこんながあって、今、55歳で胃癌になったこの患者さん、70歳になりました。つい先日、古希のお祝いの写真を送ってくれました。当時、医学生だったお二人のお子さん方は、お二人共、今は医師として働いています。ご子息の方は、博士号を取得したばかりだとか。それに感化されたのかご息女の方も、博士号取得の為の勉強中のようです。お孫さんにも恵まれ、素敵なご家族の写真です。奥さんが言ってました まさか、こんな未来が待っていてくれたなんて、 あの頃は、思ってもみませんでしたって。子育てに追われ、自営業ですから奥さんも、仕事にも追われ・・・お子さん二人が、医学部に入学したら、ご主人が、胃癌。それも、腹膜播種だから余命云々って言われて、もう、大変な思いをされました。 今があるのは、 米村先生とひろりんさんのお陰ですって言われます。いやいや、米村先生はわかりますけど、私は何もしておりません。ただ、患者さんであるご主人からは、以前、「家内が何とか正気でいられたのは、ひろりんさんがいてくれたからです」って言われた事があり、奥さんに対しては、少しばかりですけど、力にはなれたようです。長い間には、そりゃ色々ありましたよ。腹腔内ポートを入れたまま、お仕事で海外に出向かれた時には、空港で、麻薬の運び屋ではって疑われたり・・・お酒の量が増えると、奥さんが心配して相談を受けたこともありました。米村先生に言ってみたら お酒はどんだけ飲んでもええんです そんなに心配ならぁ、 やっすい酒を買ってくればええんですわ 美味しくない酒なら、沢山は飲めないからって、実にナイスなアドバイスを頂いたり米村先生、絶対、お酒はダメって言いません。たしなむ程度なら良いとかも言いません。何故なら、自分自身が言われると嫌な言葉だから自分が言われて嫌なことは言わない主義のお人です。まぁ、色々とありましたけれど、お元気で70歳を迎えました相談受付アドレス yukibasiri1188@yahoo.co.jp「 癌の相談」である事がわかるように件名にご明記ください癌 の診断がおりた方からの相談に応じさせて頂いております沢山の方とメールの交流がございます必ず、HN等ではなくお名前の明記をお願い致します目が難儀しております、恐れ入りますが、電話番号の明記もお願いしますこちらから、電話させて頂きます尚、患者さんのブログのご紹介はしておりませんのであしからずですお返事は別の未公開の交流アドレスから致します通常、新規の方には3日以内にお返事していますが、3日以上、経ってもお返事が届かない場合はお手数ですが、再度、メールをお送りください。尚、通常のお返事は4~5日程度お待ち頂いております
2022年12月05日
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