2010年10月31日
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* * *
* The Metropolitan Opera New York
Official site

Bravo Boris! Met does Mussorgsky opera proud (AP)-- The German bass Rene Pape sings the title role at the Metropolitan Opera for the first time in a new production "Boris Godunov" conducted by Valery Gergiev


featuring - a sort of Russian dream cast - not really, including Latvian, Belarus and German - the Belarus mezzo Ekaterina Semenchuk as Marina, the Latvian tenor Aleksandrs Antonenko as Grigory/Dimitry, the Russian tenor Andrey Popov as Holy Fool, the Russian bass-baritone Evgeny Nikitin as Rangoni and the Russian bass Mikhail Petrenko as Pimen.


Pape1-2.jpg

The King of Basses Rene Pape at the MET NY Oct. 2010     

*

* *


Boris Godunov
Saturday, October 30, 2010, 12:00 pm - 4:15 pm

Conductor: Pavel Smelkov
Marina: Ekaterina Semenchuk
Dimitri: Aleksandrs Antonenko
Shuisky: Oleg Balashov
Rangoni: Evgeny Nikitin
Boris Godunov: Ren? Pape
Pimen: Mikhail Petrenko


The Production Team
Production: Stephen Wadsworth
Set Designer: Ferdinand W?gerbauer
Costume Designer: Moidele Bickel
Lighting Designer: Duane Schuler
Choreographer: Apostolia Tsolaki

METボリス・ゴドゥノフ最終日

2010年10月30日
マチネ

上演時間4時間半

カーテンコール、

全員総立ちのスタンディングオベーション

パーぺは本当にすばらしかった

新しいボリス像を創造したような気がする。

彼はツァーというよりすごく子供思いのお父さんだった。
最初から悲しみに支配されていた。


アントネンコ
シュイスキー

二キーチン、
セメンチュク
Holy Fool すばらしかった

ペトレンコはピーメンには若すぎると感じた
ソフトな歌い方だった。

驚いたことに皇子のフョードル役はボーイソプラノの少年だった
うまかった
喝采を受けていた
クセーニャの歌手も17歳ということで
二人の子供が出ていたのでパーぺの演技にも真実味が加わった。

アントネンコはとてもよかった
いかにもディミトリという雰囲気が出ていた
声もすばらしい!
セメンチュクもすばらしい
悪い女をうまく演じていた
二キーチンはマリーナに欲望を感じていることを隠さないランゴーニを演じ圧倒的に存在感があった。

やはり演出的には期待を上回るものはなかった。

いろいろ現代的にアレンジしている。
細かいところをなるほどと思わせるが、
この大河ドラマにそれは「必要ない。

圧倒的にすばらしいタルコフスキーの演出を見ているだけにこの簡略化したセットが貧相に感じた。
わざとそうしているのはわかっているのだが
残念に感じた。
歌手が非常にすばらしいのに。

民衆が非常に残虐に描かれているんも胸が悪くなるくらいだった
やりすぎな感じを受けた。

***

幕間にロベルト・アラーニャとエリーナ・ガランチャが連れ立っているのに遭遇。
アメリカのお客さんは誰も気づかないのかノーリアクション。

第1幕

幕が開くと聖愚者がいる
するとなんとボリスが出てきて彼の姿を凝視する。
ここですでに2人は出会っている。
もちろん後半の伏線になっているのだ。

人々は新しい皇帝にボリスを求めている。
新しいリーダーに国を立て直してもらいたい
警察が彼らの行動を阻害する
立っていただけで殴り殺される男
妻の目の前で男は死ぬ。
この妻の嘆きがまた後の伏線になっている

ボリスは帝位に着くのを拒んでいる。

しかししばらしくしてボリスは帝位を受け入れる

彼は王冠をかぶって出てきて
娘と息子に勺と玉を渡される
しかし彼は最初からネガティブな心境。
人々の熱狂の中で一人だけ孤独で悲しんでいる

子供2人の愛らしい姿だけが彼の心をなごませる

パーペすばらしい。もう~なんかものすごい演技力だわ~
ロシア語がわかんなくてもびんびん来る。
声はソフトに歌ったりまた大きな声を出したりもする。
感情表現としてコントロールされた声。
彼は感情のまま荒れた声を出すということは絶対にない
基本的にリリカル。
リリカルなバスなのだ。

彼が帝位について時が数年流れた。
夜っぴて歴史書を書いているピーメン。
ペトレンコは思いのほかソフトな歌い方で
眠気が一気に押し寄せてくる(スイマセンなにしろ時差ボケで。日本はド深夜なんで)
その歴史書がでっか~い床に引いてあるもの

アントネンコのグリゴリーが登場する

2人が会話する時、
中央の玉座に座ったパーペの一人芝居が延々続く
これはこっちの方を見ちゃうよね
人々が周りを影絵のように囲んでいて
走り回ったりする
背景のセットは何もないんだよ

ピーメンはボリスの犯罪を示唆する。
ボリスが帝位に着くはずだった7歳の子供、ディミトリーを暗殺したと。
生きていればお前と同じ年で今頃即位していたと言われる。

いつも悪夢にうなされていたグリゴリーはぴーんと来る。
俺はディミトリーの生まれ変わりなのか?

アントネンコすばらしい声
特異な稀有な存在ですよねやはり

皇太子の偽物として旗揚げしようと
偽ディミトリーのグリゴリーは国外へ脱出する
その逃避行は破戒僧2人連れといっしょ。
宿屋にやってくる
陽気なおかみさんは旅人たちに酒をふるまう
あつかましいヴァルラームとミサイルに人々笑う

しかし追手がくる
追っての警官は手配書をグリゴリーに読ませる
しかし嘘を並べ立てるのでさすがに罪を着せられたヴァルラームが気付く
読めないながらも一言一言手配書を読みだす。

音楽的ですばらしいんだよね~このシーンも

グリゴリーのウソがばれ、彼は逃げ出す。

子供が玉座の前で遊んでいる
クセーニャは17歳の初々しい少女
フョードルはボーイソプラノの愛らしい少年。
遊んでいるところにボリスがやってきて幸せそうに聞いている
ボリスに気付いて死ぬほどびっくりする乳母。

子供の成長に目を細めるボリス。

しかしシュイスキーが面会を申し出てくる

シュイスキーは陰謀をたくらんでいる
どうもこの男は
信用できない
ボリスはシュイスキーをイワン雷帝も墓の下で震えるような残酷なやり方で処刑すると言う。

私はその苦痛が怖いわけではなく
あなたのその勘気が心配です

シュイスキーはリトアニアで謀反を企んで旗揚げした偽ディミトリーのことを告げる
その名前に一気に動揺し錯乱し始めるボリス
言葉も荒くフョードルを追い払う

ボリスは子供の幻覚を見る
血まみれの子供があらわれる
行け!
俺にかまうな
来るな!来るな!

(実際には亡霊は出てきません)

第2幕

ここはポーランド

貴族たちのダンス

森の中の庭のような場所で
マリーナが女中たちにかしづかれている

マリーナはおべっかが嫌い
野心的な彼女はロシア皇帝の座を狙っている偽ディミトリーに恋している

すばらしい歌唱
印象的なメロディライン。大好きなシーン。

ロシアにカトリックを布教したいランゴーニはそんな彼女の下心を見抜いている
似たもの同士。

心の独白を聞かれたマリーナ。
ランゴーニは自分の欲望を隠そうともせず大胆にマリーナに自分の思惑通りさせようとする

マリーナはそんな彼に反発しながらも結局は妥協する。

キス。

あらあら。
カトリックの高位にあるランゴーニが?
ニキーチンはすばらしかった

そしてやってくる
偽ディミトリーのグリゴリー。
彼はすっかり自分でも自分をディミトリーだと信じているようだ。

2人はお互いの野心を満足させるため計算ずくで手を組む(恋人になる)

ロシア

飢えに苦しむ人々
パンを配るボリス

しかしそれじゃ足りない

パンをくれ!パンをくれ!

そこに現われる聖愚者。

ボリス、あの子たちが僕の銅貨を盗ったんだ
あの子たちを殺してよ
(客席が一部笑う)
ボリスが子供を殺したように…
(凍りつく)

気色ばむ一同
ボリスは制し、私のために祈ってくれという。

できないよボリス、だってマリア様は許さないよ。

ボリスは打ちのめされる。ここで完全に心のタガが外れてしまった。

可哀想でならない。パーペの演技が悲しみを誘う。

最高会議が開かれ重臣が集まっている

どうしてシュイスキーがいないんだ?

すみません遅れまして。

シュイスキーはまた企んでいる

彼はボリスのことを告げ口する

錯乱して、子供の亡霊にくるなくるなって言ってる

ちょうどその時ボリスが錯乱しながら現われる

来るな!来るな!

人々は息を呑む

ボリスは暗闇にとらわれている。

もう死期が近い

ダメ押しの一手

シュイスキーはピーメンを召喚する。

ピーメンは語りだす、あるめしいが体験したことを
彼はディミトリーの声を聞いた
僕は死んでいる。僕のために祈って…

ボリスは動揺し始める。

息子を呼んでくれ!

Part2  に続く





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最終更新日  2011年03月13日 10時30分49秒


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