
秋川雅史コンサート 2025春
~日本の未来を担う若手男声声楽家との共演~
2025年3月19日(水)12:00開場/13:00開演
浜離宮朝日ホール 音楽ホール
秋川雅史
ピアノ:小島さやか
工藤和真(テノール)
高橋宏典(バリトン)
杉尾真吾(バスバリトン)
***
この企画は二回目とのことです。
テノール、バリトン、バスとそれぞれの声種の若手ナンバーーワンが出演し、ソロと重唱を披露し圧巻でした。
秋川さんが言葉を尽くして彼らを紹介します。本当に優しい人です。言葉どおりのすばらしい歌手が揃いました♪秋川さんも最後まで全身全霊で歌っていてすごかったです。
***
(以下トーク部分はメモをもとにその概要を記述)(文中敬称略)
Verdi: Simon Boccanegra
O inferno! Amelia qui!...Sento avvampar nell'anima
秋川雅史
スピント。強く歌う。最高音も出している。
秋川「秋川は雨男として有名ですが、今日は雪!2020年から始めた企画、若手との共演。若手はホールで自分の声がどう響くか勉強することが大事。若い人に機会を与えようとコンサートを行ってきた。今日はちょっと違う。もうすでに売れている若手なのです。若手の中でそれぞれの声種において日本ナンバーワンの人たちです。極めてすごいです。これから日本のオペラ界を支えていく人たち。だから、私、今日、すごいプレッシャーなのです。今日は真剣勝負でやります!」
ペッチャ♪ロリータ
秋川雅史
秋川「バリトン、高橋宏典(こうすけ)さんはふくよかな美声。」
ヴェルディ「仮面舞踏会」からレナートのアリア
♪おまえこそ心を汚すもの
高橋宏典(バリトン)
低音域の響きも万全。ぶ厚く響く声。カヴァリエ・バリトン。
秋川「素敵な声、美声ですよね。
秋川「(次の工藤和真さんについて)工藤さんは日本で最も権威のあるコンクール、日本音楽コンクールで24歳で二位を獲った。これは相当すごいこと。海外を目指せ、日本に留まるなと彼には言っている。彼は「ラ・ボエーム」の主役ロドルフォを全国で歌った。
ㇱの♭(B)(B♭)が人間の地声で出せる限界と言われている。で、オペラはだいたいそこまでの音域で書かれている。
ハイC(ツェー)は高いドの音でいわばフィギュアの4回転ジャンプを演技の一番最後に跳ぶようなもの。」
プッチーニ『ラ・ボエーム』より
♪冷たき手を
工藤和真(テノール)
最高音High C完璧!すごいパワー!すばらしい!
秋川「(次の杉尾真吾(バスバリトン)について)コンクールですばらしかった、その上にイケメンなんです!日本人にバスはほとんどいません。貴重なパートです。
杉尾真吾(バスバリトン) Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artists
ヴェルディ「ドン・カルロ」よりフィリッポのアリア
♪一人寂しく眠ろう
Don Carlo: "Ella giammai m'amò"
杉尾真吾(バスバリトン)
すごい声量!箱が満たされる響き。抉るようなプロフォンドの響き!
ララ♪グラナダ
秋川雅史
大迫力
休憩
第二部
第二部は秋川さんと若手歌手の二重唱がメイン。最後に4人全員でオペラアリアメドレー(これがすごかった!)
秋川さんはお召し替え。
秋川「テノールの衣裳が銀なんで僕は金…」
杉尾さんとの二重唱
秋川「いいね、最高!またやろう!」
杉尾さん今後のスケジュールを語る。
杉尾「22日、立川のボエームのコッリーネ、サントリーホールの仮面舞踏会で高橋君と)
高橋宏典さん(バリトン)との二重唱
高橋宏典さん(バリトン) Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artists
秋川「高橋宏典さんは今回一番若い。今年31歳。
(歌い終わって握手。高橋さんの今後のスケジュール)
高橋宏典「4月にサントリーホールで『仮面舞踏会』、年末は各地で第九」
工藤和真さんとの二重唱
2人とも美声でうっとりです。
工藤和馬さん(テノール) Photo: ©Shevaibra, courtesy of the artists
工藤和真さんの今後のスケジュール
工藤和真「あすは町田市民フォーラムで「工藤和真と愉快な仲間たち」をやります。ボクも若手を応援する企画をやらせていただいている。25歳とかの若い子たちです。
大阪フィル、エッシェンバハ指揮の第九のソリストほか
秋川さんの予定
秋川「9月26日にオペラシティでソロリサイタルそのほか。」
4人の重唱オペラアリアメドレー
「リゴレット」から♪女心の歌(工藤)
↓
「フィガロの結婚」から♪もう飛ぶまいぞこの蝶々(杉尾)
杉尾さんの声、フィガロにぴったりです。
↓
「カルメン」から闘牛士の歌(高橋)
美声!
↓
プッチーニ『トスカ』から♪星は光りぬ(秋川)
↓
フニクリフニクラ(全員)ソロ 高橋→杉尾→工藤
最後に工藤さん B(?)を出す
↓
O sole mio(全員)低声2人→転調→高声2人
↓
昭和歌謡(全員)低声2人→秋川さんレガートがスゴイ →全員
↓
プッチーニ「トゥーランドット」から♪誰も寝てはならぬ
低声2人 杉尾 高橋→秋川→工藤→最後の All'alba vincerò の vincerò は全員 テノール2人はもちろんHで締め!
千の風になって
秋川
涙を禁じえない。名曲ですね!
秋川「次の世代も盛り上がってくれると、クラシック音楽も残っていける。彼らに、輝いていただけるとうれしい。私もまだ自分を磨いていきたい。」
Encore:
秋川
リリコスピントで歌う。レガートがスゴイ。驚異的な肺活量。どんどん音程が上がっていく。
お疲れ様でした。
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