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シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・ベルトラン・ド・ゴ[2020]年■葡萄品種:グルナッシュ主体/シラー/ムールヴェードル/サンソー■熟成:オーク樽で9ヶ月シャトーヌフ・デュ・パプのフルボディ赤ワインファン感涙!南フランスの王様シャトーヌフ・デュ・パプ!生産者の名前を明かさない&醸造所ワインメーカーと直談判し、日本のインポーターさんがキュヴェを全量買い取ることで実現したスペシャル・プライス!造り手は、詳しく明かすことはできませんが、シャトーヌフ・デュ・パプ本拠地で創業1859年!ロバート・パーカー氏を始め、ジャンシス・ロビンソン女史、フランス アシェット・ガイド誌、ゴーミヨ誌、ベタンヌ&ドゥソーヴ2B&D等、各ワイン誌絶賛のシャトーヌフ(南ローヌ)を代表する大人気造り手による究極シャトーヌフ・デュ・パプ!例によって、今回もうきうきさん福袋銘柄。市販価格は2.6kとかなりお安めのヌフパプです。「生産者名を明かさない」というところになにやら胡散臭さを感じますが、おそらく別のインポーターと契約の問題だろうと推察します。グラスに注ぐと、濃厚なルビーの色調で、エッジにはまだ紫色が感じられます。黒系果実や甘草などのスパイス、タール、それに黒土などの重く湿った香り。15%というアルコール度にかなり身構えていましたが、飲んでみると、思いのほか外向的な、トロリとしたリッチな味わいです。果実味はよく熟していて、タンニンも攻撃的でないため、飲みづらさはなく、グイグイ杯が進みます。気づくと結構酔いが回っている危険なタイプです。出所不明の怪しさこそありますが、2K半ばとしてはかなりレベルの高い1本です。個人的に、これまでローヌのワインを進んでチョイスすることはありませんでしたが、このような高CPのワインを飲めるなら、イタリアやスペインの濃厚一辺倒銘柄よりむしろよいかもと思ったりもします。★★★★【6本以上ご購入で送料・代引無料】シャトーヌフ デュ パプ キュヴェ ベルトラン ド ゴ 2020 AOCシャトーヌフ デュ パプ 赤ワイン 辛口 フルボディ 750ml アルコール度数15度Chateauneuf du Pape Cuvee Bertrand de Got 2020 AOC Chateauneuf du Pape
2023年03月02日
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正月3日に開けたのは、長年我が家のセラーで寝かせていたウンブレヒトのピノグリ。2002年7月21日にウメムラさんで購入した楽天の購入履歴が残っているので、20年以上セラーで寝かせていたことになります。ちなみに購入時の価格は6980円。我が家には20年選手のボトルは他にもありますが、それらの多くは寺田倉庫に預けているものです。このボトルは、ほぼずっと自宅のセラーで熟成させたという点で、レアな1本です。グラスに注ぐと、見事なまでにアメ色がかったイエローの色調。香りは黄色い果実のドライフルーツやキャラメル、それに蜂蜜、セメダイン。飲んでみると、味わいはすっかり甘口ワインのそれです。この銘柄、本来甘口ではないはずですが、ウンブレヒトのワインは中甘口よりというか、若い時から甘みを感じることが多く、長年寝かせたことでデザートワインのような方向で熟成したようです。とはいえ、本格的な甘口ワインのような熟成能力は備えていなかったようで、今飲んでみると、なんというか、気の抜けたビールのような、精気の抜けた印象は否めません。アルザスの古酒といえば、昨年出回ったドルシュヴィールの古酒各VTを色々飲んでみましたが、酸の豊かな年など、年数を経て綺麗に熟成していることもありしたが、酸が控えめだった年は甘口ワインのできそこない(という表現も酷いですが)になりがちな印象でした。97VTは2本開けて、1本はかなりよい感じだったものの、もう1本はすっかりシェリーと化していました。今回のウンブレヒトについては、やはり寝かせすぎの印象は否めませんでした。もう10年早く飲んでやりたかったところですね。★★★
2023年01月03日
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6世代に渡りワイン作りを営む家族経営の老舗蔵。こちらの「ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュール リー」は、上品でエレガントなレモンやシトラスなどの果実のアロマ。 丸みのある柑橘系果実の風味に、いきいきとした小気味の良い酸味があり、食前酒や焼き魚などのシーフードにピッタリの辛口白です。ヴェリタスさん6本セットの1本。ミュスカデの魅力は、澱の上で熟成させること(シュールリー製法)によるほんのりパン粉っぽい独特の香りと、魚介類にマッチする繊細な香味だと思うのですが、概して酒質がデリケートで、価格レンジも低めのため、コンディションのよくないものによくあたるのが悩ましいところです。状態のよくないミュスカデは、ただのつまらない白ワインでしかありませんから…。その点、このボトルは及第点といえるもので、いかにもミュスカデらしい、軽いイースト香と優しい果実味、それになめらかな酸とのバランスが良く、スケール感や奥深さはないものの、気軽に飲める心地よい白ワインに仕上がっています。リースリングやソーヴィニヨンブランほど自己主張が強くない分、日常の晩酌にさりげなく寄り添ってくれそうな、そんなよさがあります。単体で探し求めてまでリピートしようとは思いませんが、この銘柄の入ったセットがあればまた試してみたいと思いました。
2022年08月09日
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少し前に97年と02年が2kを切る値段で大量に出ていた銘柄です。95年や03年など、他のVTも含めていろいろいろ買い込みましたが、これが最後の1本になります。キャップシールを剥がすと、コルクはこのような不健全な色調。とはいえ、栓としての機能は果たしてくれていたようです。長年ワインを飲んでいると、コルクを見ただけで概ねそのワインのコンディションがわかるようになります。この時点で危険度50%超というところでしょうか。色調は濃いイエローで麦わら色がかっています。香りはシェリーっぽいヒネ香の第一印象。ビニールや洋梨、マロン、それに蜂蜜っぽさもあります。今まで状態のよかったものは、多少なりとも柑橘っぽさが残っていましたが、このボトルからは全く感じられません。これはヤバいかな、と思いつつ口に含むと、味わいはドライで、すっかりシェリーと化しています。ブラインドで飲んだら、まんまシェリーと答えそうです。https://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/202007140000/前回飲んだものの印象がよかったので、期待値も高くなってしまいましたが、所詮は3kを切る古酒ですから、このようなボトル差による当たり外れも許容しなければならないのでしょうね。まあしかし、白ワインとしては完全に終わっていますが、シェリーを飲んでいると思えば、結構飲める味わいではあります(苦笑)。この日はスーパーの寿司に合わせて開けましたが、意外にもシェリー的なドライな風味が寿司にマッチしていました。★★
2022年05月24日
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子供が虫垂炎になって、結婚記念日当日にワインを開けることができませんでしたので、翌週の金曜日に開けることにしました。ちょうど仕事でも、ひと区切りとなる会議が終了したところでした。このダンピュイは、ウメムラさんで2本購入したうちの1本。輸入元はラックさん。抜栓してみると、ギガルらしい、非常に高質感のあるコルクですが、若干横の方まで染み出した痕跡があるようです。ただ、温度変化というよりはコルクが痩せてきて滲み出たような、そんな感じです。グラスはリーデルのボルドーグラスにしました。色調は濃厚なガーネットで、エッジはオレンジ色になっています。香りはブラックベリーやブラックチェリーのコンポート、深煎りのコーヒー、ビターチョコ、ユーカリ 味わいは、見た目からん感じるよりもずっと「軽やか」。液体が薄いというのではなく、むしろ濃すぎるほど濃いのですが、タンニンがシルキーで、スルリと喉を通るのです。酸は伸びやかで張りがあり、フィニッシュにはスモーキーな渋みがボワッと口の中に広がります。これはいいワインだなぁと改めて感心しました。これを飲んだあとだと、先日のCH.ピュイゲローのタンニンは、獰猛で粗野なものに感じられてしまいます。まあ価格のレンジが全く異なるので、比べるのは酷というものですが。それにしても98ギガル、24年が経過しているのに、まだまだ力強く若々しいぐらいなことに驚かされます。私たちも老け込んでいる場合ではないですね。★★★★☆翌日以降:小瓶に分けて3日かけて飲みました。98年のオールドVTということもあり、さすがに初日の官能性やフィネスは失われていましたが、それでも3日目までそれなりに美味しく飲めました。
2022年04月26日
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ローヌの白には前々から興味があるのです。ワイン会で言葉にならないほどすばらしいエルミタージュブランを飲ませていただいたこともありますし、ワインバーのグラスワインでも、ハッとするほど美味しいヌフパプのブランやコンドリューに出会ったことがあります。ところが、その片鱗を感じたいと思って、自宅で3K前後のボトルを買ってみても、なかなか「コレだよ、コレ!」というものに巡り会えません。単に私のリサーチ不足かもしれませんが。今回購入してみたのは、表題のとおりシャプティエのサンジョゼフ。『デシャン』とは、アルデッシュ地方の言葉で「畑」を意味するそうです。ザルトのユニバーサルグラスに注いでみると、色調は少し麦わら色がかった中程度のイエロー。パイナップルやパッションフルーツなどの熟れた果実、蜂蜜、へーゼルナッツ、マロン、それにミネラル。味わいはかなり芯に甘さを感じます。酸は角がとれていて丸く、後半にかけてナッティなフレーバーと苦味が加わります。この苦味のアクセントがなかなかよいと思うのですが、味わいが総じて甘みが目立ち、酒躯の締まりのなさもマイナスポイント。もう少しタイトかつドライに仕上げた方が好みです。冷蔵庫で少し冷やしたら、かなり味わいに締まりが出ました(が、香りが閉じてしまいました。)途中から、木村硝子15オンスに変えたところ、こちらの方が相性がよいのか、香りが立つようになって、酸味もザルトより前面に出てきたように感じられました。グラスの形状による香味の感じられ方の違いって面白いですね。★★★左がザルト、右が木村硝子。名入れ ワイングラス Zalto ユニバーサル DENKART木村硝子店 Cava サヴァ 15oz ビール/ワイン 460ml 1脚GS305KC ※ラッピング不可商品
2021年05月21日
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ツェレンベルグ村から西へ2km、リクヴィル村のアンヌさんが所有する畑の2品種を古樽で24 ヶ月発酵・熟成しました。1月は寒く霜の後開花が早まり穏やかな初夏を経た後、熱波に見舞われたため低収量でしたがクオリティの高い年でした。ゴールドの外観から金柑のシロップ漬け、コンフィチュールやアプリコットのアロマ、厚みのあるジューシーなエキス、金柑の甘味が余韻を彩ります。尾張一宮さんオーダーメード福袋の1本。こちらからのお題は「13.5度以下の世界の白ワインセパージュ問わずで3、4本」というものでした。セパージュはリースリング60%、ピノグリ40%とのことですが、香りやアタックからはリースリングっぽさを強く感じます。塩ビ、アカシア、花の蜜、シロップにつけた黄色いフルーツ。飲んでみると、伸びやかで綺麗な酸があり、ホッコリとした果実、高めのアルコール度とあいまって構造のしっかりしたワインです。花のデザインのラベルからエレガントで軽いワインを想像していましたが、実物はもっと骨太で力強い仕上がりでした。ピノグリと混醸することによってどのように味わいが違ってくるのか、リースリング単体と飲み比べてみたいところです。★★★★
2021年03月03日
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河野酒店さんの「オーダーメイド福袋」の1本。ロワールの自然派シュナンブランです。やや濃いめのイエローの色調。カリン、アカシア、揮発性塗料、塩ビなどの独特の香り。味わいは思いのほかオイリーで、辛口仕立ての中に蜜っぽい甘みが感じられます。酸はそれほど印象的ではありませんが、構成において不足しているというほどではありません。実はこのワイン、初日はスカスカで、「なんでこんな銘柄をオーダーメイドの福袋に入れるかな〜」と少し腹立たしくさえ感じていたのですが、小瓶に残した二日目になると、液体にオイリーさが増して、なかなか魅力的な味わいになりました。正直、初日の味わいなら千五百円程度が妥当ではないかと思いました。ロワールのシュナンブランといえば、資格試験の前後にはよく飲んだものですが、なかなか自発的に購入しようとは思わなくなっていました。こうしてたまに飲んでみると、新たな発見があってよいですね。これぞ福袋の醍醐味です。★★☆→★★★☆
2021年02月19日
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子供の生まれ年のビンテージが安価に出回っているのを見つけて3本購入した02ドルシュヴィール。これが最後の一本です。濃厚なイエローでゴールドがかかっています。香りは綺麗なセメダイン香、塩ビ、黄色い花、メープルシロップ。味わいは甘く濃縮感のある果実味のアタック。酸はビビッドとはいえませんが、それなりにあります。総じて完全に半甘口といってよい仕上がりで、同時に購入した97年や03年との味わいの違いには驚くばかりです。とはいえ、3千円を切るボトルとしては十分な内容で、たまたま一緒に食したかぼちゃのムースに良くマッチしていました。★★★☆
2021年02月11日
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バックビンテージが安く出ていたので、何本か買ってみたうちの1本です。購入した中ではこの95年が一番古いビンテージでした。う〜ん、ダメですね、これは。まずそもそそもコルクがよくありません。スクリューを差し込んだ時点でクルクルと回ってしまうのです。これでは中身も参加しているだろうなぁと思いながら飲んでみましたが、案の定でした。麦わら色がかった濃いイエロー。蜂蜜や塩ビ製品系の特徴的な香り。香りだけならまあ2002年なども同じ傾向だったのですが、味わいがどうもエグミとピリピリした神経質な酸とがあって、全然楽しめないのです。加えて、少しブショネっぽいニュアンスもあります。これは失敗、というかハズレでしたねぇ。まあこのドメーヌには、ここまでそれなりに楽しませてもらったので、あまり損したという気にはなりませんが。★☆(コルク不良)
2020年12月29日
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ラベルは綺麗ですが、ボトルとコルクの下部には澱がびっしりとついています。色調は濃い目のガーネットでエッジにははっきりとオレンジ。少しドライになりかけた黒果実、ほっこりした小豆のような香りや黒胡椒などのスパイス。カベルネ系とは明確に異なる香り。味わいはホワッとした果実味のアタック。その後スパイス感が広がって、奥からじんわりとした腰のある酸が出てきます。若い頃は豊富だったであろうタンニンもほどよく溶け込んでいます。全般にやや大味で少しピンボケした写真のような緩さが気になりますが、購入価格3500円のクローズエルミタージュとしては十分アタリのボトルだと思いました。ただ、なんといいますか、味筋として、やはり私はローヌにはあまり食指が動かないなぁということを再認識した一本でもありました。★★★☆
2020年10月01日
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古いビンテージが出回っていたアルザスのドメーヌ。97、02、03年とリースリングを飲んできましたが、今回は97年のピノノワールです。しかも値段は2K台という、ギャンブル色の強いボトル。抜栓してみると、短いながらもしっかりしたコルク。半分近くまで染みてきていますが、年代を考えれば仕方ないでしょう。底面には酒石がキラキラと輝いています。赤い果実のドライフルーツ、スーボワ、タバコ、粘土、ヨード、それに血のようなニュアンスもあります。香りとしては明らかにピークを越えていて、下っている香りですが、不快な要素が前面に出てきていないのには好感が持てます。味わいは酸が多少立ってはいるものの、ドライになった果実味を軸にこじんまりとまとまっていて、悪くないものです。「古酒」というジャンルで語るにはちょっと荷が重い感じもしますが、といってギャンブルに負けたと悔やむこともない、3k弱という価格に十分見合うクオリティだとは思います。リピートしたいとは思いませんが、レストランで5〜6K程度で出てきてもまあ文句は出ないであろう水準。褒めているのだか、けなしているのだかよくわからなくなってしまいましたが、まあそんな一本だったということで。★★★
2020年09月18日
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色調は相変わらずかなり濃いめ。香りは最初柑橘系のトップノーズがありますが、すぐに蜂蜜や水飴のような甘い香りが優勢になります。口に含むと、最初の1本よりもさらに甘みがあります。セメダイン的な含み香も強く、ほとんど甘口ワインです。まあ甘口ワインだと思って飲めば、普通に美味しいのですが、97年や03年を飲んだあとだと、やはりもっと酸が欲しいなあと思ってしまいます。とはいえ、税込み3Kを切る価格を思えば、それなりに楽しませてくれる内容だとは思います。3本買うことはなかったなぁ、とは思いますがね。★★★
2020年08月14日
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02年、97年と飲んだシャトー・ドルシュヴィールの熟成安リースリング。今度は03年を飲んでみました。03年といえば、フランスでは灼熱のVTと言われた年。ブルゴーニュなどでは焦げたフレーバーや酸の低さが問題になった年でした。今更このビンテージのフランスの白ワインを買うというのはそれなりにリスキーだと思います。私は、下の子のVTだからという理由でダメ元で購入しました。ところがグラスに注いでみると、思いのほか色調は若め。少なくとも02年よりはずっと健康的な色調です。香りはアタックにペトロール、あとから塩ビ、蜂蜜。フルーティな要素は希薄になっていますが、柑橘系の香りも残っています。味わいは、「思いのほか検討している」と言っておきましょう。酒躯は緩めで、もう少し酸が欲しいところですが、といってよくある「逝ってしまった」味わいではなくて、それなりに楽しめるものです。総じて飲み頃を過ぎている感は否めませんが、3K台前半の値段なりの価値はあるとみてよいでしょう。こうして97、03年を飲んでみると、最初に飲んだ02年はやはりこの作り手としては失敗作だったのかなと思います。★★★p.s.翌日、小瓶に残したものを飲んでみると、意外にもヘタっていなくて、冷蔵庫でキンキンに冷やしたせいか、むしろ初日より美味しく飲めました。2日目の香味は明らかに97年、02年以上でした。
2020年08月01日
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前回02年を飲んだシャトー・ドルシュヴィール。飲んでみて良かったら買い増そうとの思惑を兼ねて、今度は97VTを開けてみました。コルクの表面は相変わらずカビに覆われていますが、抜栓してみると健全。色調は02年同様、かなりオレンジがかっています。香りはアカシアや柑橘類、ハチミツなど、02より複雑で、ペトロール香は控えめ。02年にはなかった柑橘っぽさに期待が高まります。飲んでみると、香り同様、02より酸度が高めで、バランスは明らかにこちらの方が上。レモン風味のアタックのあと、口の中で酸が広がり、含み香も豊か。後半はやはり残糖を感じますが、02年ほどではありません。このぐらいの年代になると、ボトル差、ロット差もあろうかと思いますが、今回開けたボトルに関しては間違いなく「当たり」、CPを考えれば素晴らしいものです。02年は、まあ悪くないかな、というレベルでしたが、こちらはリピートしたいと思わせるものでした。★★★★そんなわけで、95年、97年、03年、それにピノを追加購入してみました。03年あたりは相当苦しいと思いますが、下の子のVTなので、まあダメ元で・・(^ー^)シャトー・ドルシュヴィールを楽天で探すシャトー・ドルシュヴィール リースリング グラン・クリュ ランゲン [1997]750ml価格:2948円(税込、送料別) (2020/6/29時点)
2020年07月14日
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最近、安価な価格で出回っている熟成リースリング、私も数本購入してみたのですが、ウメムラさんのサイトを見たら、コルクが怪しげなボトルが混じってるとかいないとか。それに02年についてはかなり熟成が進んだ色調だとも書いてあります。気になったので、到着早々、1本開けてみることにしました。コルクはこんな感じ。実物は写真よりもてっぺんの部分が青黒くカビていて、ちょっとイヤな感じになっていましたが、抜栓してみると短いながらも密度感のあるしっかりしたものでした。ザルトのユニバーサルグラスで飲んでみました。ペトロール、塩ビ人形などの典型的な香りに、蜂蜜や白桃のコンポートのような甘い香りが絡みます。味わいもこってりとしていて濃厚。少しピリリとした神経質な酸、後味はかなり甘め。甘みに支えられて熟成している印象です。残糖値は11.9g/lとのことで、さもあらんという感じ。絶賛するレベルでは決してありませんが、3Kを切る価格で熟成リースリングの片鱗を味わえるという意味ではまあ悪くないと思います。ウメムラさんのコメントによると、97VTは1.3g/lとのこと。次は97VTを開けてみます。★★★シャトー・ドルシュヴィール リースリング グラン・クリュ ランゲン [2002]750ml価格:2948円(税込、送料別) (2020/6/29時点)シャトー・ドルシュヴィール リースリング グラン・クリュ ランゲン [1997]750ml価格:2948円(税込、送料別) (2020/6/29時点)
2020年07月10日
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ヴェリタスさんのサイトでモンペラを何本か購入した際に、たまたま目についた合わせ買いしたボトルです。ミュスカデでなく、ミュスカ(品種)のボトルを家で開けるのは、ひょっとしたら初かもしれません。ところでこの銘柄、ヴィニョーブル デ ドゥ リュンヌという作り手が作っているらしいのですが、ラベル上の「ブシェール フィクス」というのがブランド名なのか商品ラインの名前なのか、ヴェリタスさんの解説文を読んでもよくわかりません。まあ千円台の銘柄なので深くは考えないことにしましょう。グラスに注ぐと、黄緑がかったイエローの色調。芳香力自体は弱めですが、白い花やライチ、白桃などとてもアロマチックです。口に含むと、なんというか良い意味で「生っぽい」果実味があって実にアロマチックで繊細、冷涼感のある味わいです。2014年ということですが、とくに経年による変化や劣化らしきものは感じず、フレッシュそのもの。全般に香りも味わいも大人しめのキャラクターですが、生々しい果実のアロマが逆に個性的に感じられます。いつもいつも飲みたくなるタイプではありませんが、これはこれで面白いかも、と改めて思いました。★★★☆
2019年01月08日
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めっきり飲む機会がなくなってしまったギガルのネゴスもの。ワインにハマり始めたころにはよく飲んでいたものです。といっても、裾もののコート・デュ・ローヌばかりでしたが。グラスに注ぐと、思いの外濃厚な色調のルビーでエッジが少しくすんだピンク色になっています。香りはブラックベリーやブラックチェリー、オリーブ、それに特徴的な黒胡椒などのスパイス。全般に皮革や土っぽいニュアンスもあり、豪州産のシラーとは産地の違いを感じます。口に含むとたっぷりした果実味のアタック。酸が思いの外強めで、タンニンは色合いから想像するほどではないものの豊富で結構収斂味があります。総じて酸がひっぱるバランスで、タンニンもやや荒削り。少し寝かせたほうが本領を発揮してくれそうです。2千円台前半の銘柄としてはそこそこよくできていると思うのですが、逆に2千円程度のボトルなら、寝かせることが前提となるものよりも、今すぐ飲んで美味しいものを求めたくなってしまいます。自宅でのリピートはないかなぁ。★★★楽天でギガルを検索する送料無料 2019森公美子プロデュースおせち 四段重 これぞ久本 日本テレビ 森クミ もりくみ おせち からすみ価格:14800円(税込、送料無料) (2018/11/2時点)
2018年11月02日
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会社の同僚たちと虎ノ門のボワ・ヴェールへ。青森の食材を使った料理とワインという尖ったコンセプトの店です。https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13017110/5000円のコースを注文しましたが、どの料理も美味しいし、ボリュームたっぷりでした。中でも締めの玉子を絡めたチーズリゾットが絶品でした。平日ど真ん中なのに店内満員だったのも納得です。写真は前菜盛り合わせ。(皿数が多くて途中で撮影やめました。)ワインは白をボトルで、赤はデキャンタで注文。「料理に合うものを」とお願いして出てきたのがコレでした(赤は銘柄失念。南仏系のものだったかと)。レモンや柑橘、アカシア、ミネラルなどの清々とした香り。味わいは酸がキリリとしていてフレッシュな果実とのバランスも良好。タイトな仕上がりで、前菜や魚料理に幅広区く合わせられそうです。最近ご無沙汰でしたが、たまに飲むとハッとするような美味しさがありますね>ソーヴィニヨンブラン。自宅のセラーにまた常備しておこうと思いました。楽天でアンリ・ブルジョワを検索する
2018年02月10日
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ウメムラさんでティボー・リジェ・ベレールの11シャルム・シャンベルタン安いです古葡萄さんの06クードレ・ド・ボーカステル ルージュ。4k。他にもローヌいろいろありますドラジェさんの辛口リースリング飲み比べセットに入っていた一本。1960年から続くアルザスの生産者ドメーヌ・メルシオル。自然のテロワールを活かすワイン造りで、2009年にはオーガニック認証を取得しています。レモンやグレープフルーツなど爽やかな柑橘やミネラルなどの比較的シンプルながら鮮やかな香り。味わいは、う〜ん、果実味がしっかりしているんですが、甘くてコッテリ感がありますね。アルコール感がやや浮いた感じもあり、あまり杯が進みません。アルザスのリースリングは辛口と言いつつ後味が甘いものが多くて、すこし苦手です。単品で2千円以下で売られている銘柄ですから、あまり多くを望むのも酷ですが、個人的には、もうすこしスッキリ系に仕上げられたものが晩酌時の応用範囲が広くて好ましいですね。★★★【送料無料】【ワインセット】<第5弾>ワイン通の方もきっと納得!ドラジェ厳選白ワイン3本セット! ※送料無料のまま、あとワイン9本まで一緒に送れます。【沖縄・離島は別料金加算】ドラジェさんのこのセット、なかなか面白かったです。3本の中ではNZのものがもっとも好印象でした。
2017年11月01日
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地元の友人と久しぶりにサシで飲もうという話になって、三軒茶屋の三角地帯にある「CAZE UZUMAKI」さんに予約を入れて行ったのですが、いざ現地に着いてみると、店内は20人を軽く超えそうな団体がテーブル一列でほとんどお誕生会状態。私たちはそのすぐ脇のカウンター席という、まるで罰ゲームようなレイアウトでした。さすがに勘弁してくれと言って店を出て、すぐそばにある「トロワ」さんに入りました。メニューのバリエーションはお世辞にも多いとはいえず、料理が出てくるペースももう少し早いといいなぁとは思いましたが、総じて味付けのレベルは高かったです。ビールで乾杯した後、安いボトルを二人で一本飲みましょうかといって、数本持って来てもらったワインボトルの中から何気なく選んだ選んだのがこちら。(写真撮り忘れたので、湘南さんのHPから拝借)【レ・ビネール】ネゴシアンといっても、ビネールの場合特別なのは使用する葡萄が【ステファン・ヴァンワルト】の葡萄のみという点。 クリスチャン・ビネールの親友であるステファン(当店でも販売してい るローラン・バンワールトの)は、ビネールでの研修経験もある若手醸造家。 父の後を継いでからはビネールの全面的なコンサルタントの元で自らワインをリリースしていますが、次第にマーケティングや顧客の開拓を自らするよりも葡萄栽培に集中したいという思いが強まったそう。 そこで2012年からはドメーヌ・ビネールへ自らの葡萄を提供しクリスチャン・ビネールが醸造を行った上で、ネゴシアン・ワイン【レ・ビネール】としてリリースされることになったのですクリスチャン・ビネールのネゴシアンブランドのようですね。あまり期待せずに飲みましたが、さすがビネール、果実味豊かで酸もしっかりしていてしなやか、甘くならずキリッと締まった骨太なリースリングでした。メインに頼んだ魚料理にもよくマッチングして、値段を思えばなかなか満足度の高い一本でした。この時期はこういう白がいいですね。★★★★楽天でビネールを検索するそれにしても、ウズマキさん、2週間も前に予約を入れていた客に対してこの扱いはちょっと酷いと思いますよ。
2017年07月25日
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さて、子供たちのメモリアルウイークの後は、私たちのメモリアルウイークです(笑)。4月19日は○○回目の結婚記念日。ということで結婚年のボトルを開けました。ん?ということは、○○回と伏字にする意味ないですね。以前、何度か熟成したラヤスを飲んで感動したことがありましたが、この銘柄はラヤスの作るAOCコートデュローヌ。グルナッシュ主体でシラーを混醸。そういえば、以前はキュベ・シラーという銘柄も見かけましたが、最近は作ってないんですかね?色調はかなりオレンジがかった濃いガーネット。香りは最初しんみり。時間とともに赤と黒の中間ぐらいのジャム状果実、紅茶、乾燥プルーン、八角丁子などのスパイス類、腐葉土などがゆっくりとグラスから立ち上ってきます。口に含むと、ネットリとした果実味のアタック。酸は滑らか、タンニンは豊富で湿った印象。アルコール度も高く、液体に粘度の高さを感じます。これは屈強なワインですね。タンニンガシガシではないものの、目の詰まり方とアルコール度の高さとに圧倒されます。好きなタイプかと問われれば、正直、現在の私には強すぎます。ボトルを横向きに寝かせていた、下にあたるの部分にはかなりの澱がこびりついていましたが、まだまだ酒質は強めで、先は長そうです。ただ、ラヤスのCNPのような、濃い中にもクリアで透明な感じはなくて、力まかせな印象を受けてしまうあたり、わたし的にはどこまで行っても好みではなさそうですが。★★★翌日はタンニンが優って、さながら「泥水」のようになってしまい、飲めたものでありませんでした(泣)。酒質の強さに隠れていただけで、実はあまり状態もよくなかったのかもしれません。
2017年04月21日
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4月になって下の子も進級したのに、上の子のビンテージばかり開けていて不公平だ・・と言われた訳でもありませんが、下の子のビンテージである03年のボトルも何本か飲んでみることにしました。まず開けたのは表題のヴァインバック。私の好きな生産者のひとりです。このボトル、まず驚いたことに、抜栓しようとしたら、王冠の栓を抜くようにスポンと音がしてコルクが抜けてしまいました。よほどコルクが緩かったのでしょう。こんなこと、長いことワインを飲んできて初めてです。案の定、コルクの上の方まで染みた跡があります。最初から緩かったのか、それともやせ細ってしまったのか・・。グラスに注ぐと、色調はかなり濃厚なイエローで、やや麦わら色がかっています。香りは残念ながらあまり立ち上ってきません。黄桃や洋梨、黄色い花、軽くセメダイン、それにスイオートポテトのようなホッコリとしたニュアンスもあります。飲んでみると、甘くコテッとした果実味により、ほとんど甘口ワインの世界です。それでも食中酒としても結構飲めるのは、酸がそこそこしっかり下支えをしているからでしょう。一体いつ仕入れたのかと記録を紐解いてみると、実はそんなに古いものではなくて、2年ぐらい前に某所のセールで5k程度で購入したボトルでした。14年熟成させたことによる付加価値はあまり感じられませんでしたが、たまにはアルザスも目先が変わっていいですね。コルクの状態がよければ、もっとすばらしい香味だったのかもしれませんが。★★★
2017年04月18日
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久しぶりにピアット・デル・ベオーネさんにワインを持ち込みました。といってもワイン会ではなく、取引先の人たちとの会食です。ワインは嫌いでないけれども、専門的な知識や愛好家的な視線があるわけではない。そういった方々と飲むとき、どんな銘柄をもっていこうか悩みますよね。今回はアルザスとスペインの二本を持参してみました。アルザスは、ヴァインバックのリースリング・シュロスベルク2011年です。いいですね。久しぶりに飲みましたが、クリーンで繊細ななテクスチャーは相変わらずです。白桃やリンゴ、ミネラル、それに花の蜜のようなかぐわしい含み香を伴った果実味が広がります。芯のあるキリリとした酸と華やかな果実味とのバランスが絶妙。最近のアルザスは辛口といっても結構後味が甘いものが多いように思いますが、この銘柄は果実由来の甘みもそこはかとなく感じさせながらも、総じてドライに仕上がっています。相変わらず素晴らしいつくり手だと思います。★★★★赤は別エントリーで。
2015年12月07日
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アルフォンス・メロ。好きな作り手なんですが、濃密な果実味とのトレードオフで、時に味わいがSBにしては鈍重になりかねないのが手放しで賞賛しずらい点でもあります。前回飲んだ"ジェネラシオン19"もそんな味わいでした。http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201503280000/キュヴェ・エドモンドはトップキュベで、最も樹齢の古い40‐87年のヴィエイユ・ヴィーニュの区画から収穫されたブドウを使用。発酵・熟成ともに新樽が使用され、10~14ヶ月の熟成とのことです。柑橘類やレモン、白桃、ミネラルなどの爽やかな香り。口に含むとこれが実に秀逸。果実味は厚みがありながらもフレッシュさを失っておらず、鑢で研いだようなエッジの丸い、それでいて伸びのある酸とあいまって、軽やかなのに目が詰まっているという二律背反的な要素を上手に両立させています。全般にドライでありながらも、フィニッシュには蜜っぽい甘みも感じられ、口中での含み香や抑揚も豊かです。これはいいワインですね。前回の"ジェネラシオン19"の95点(WA)は盛りすぎだろうと思いましたが、こちらのWA96点には納得感があります。高価ですが、機会があればまた購入してみたい銘柄です。★★★★☆★アルフォンス・メロを楽天で探す★
2015年09月09日
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ウンブレヒトはゲベルュヴィール村からはミュスカとゲビュルツの特級銘柄をリリースしているようですが、今回開けたのはセールで安く買ったリースリングです。ちなみにお値段は3k弱でした。グラスに注ぐと濃い目のイエローの色調。香りは黄桃や白桃、アカシア、ミネラル、それに特徴的なペトロール香が感じられます。口に含むと鋭角的な酸のアタック。08年といっても果実味はまだ若々しく豊かで、酒質にはそこそこの粘性があります。やや酸が浮いているようなところがあって、必ずしもバランスが良いとは言いずらいのですが、最近辛口といいながら後味が甘ったるい自然派系のアルザスが多い中にあって、キリリと端麗に仕上げているところには好感が持てます。このところオーストリアに目が行き勝ちでしたが、またアルザスの中堅どころなども仕込んでみようかと思います。★★★
2015年08月25日
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フランソワ・ヴィラールといえば、コンドリューを代表する作り手のひとりですが、この銘柄はCoteaux de Poncinに連なる隣の区画から生産されるもので、ACコンドリューの区域から外れてしまっているためVin de Paysになっているのだそうです。といっても、定価は約4kとそこそこいいお値段。今回は東急の2割引セールで安く買えました。濃い目のイエローの色調。特徴的なアプリコットやライチ、パッションフルーツ、それに白い花などのエキゾチックな香り。味わいもアロマチックなもので、口の中で含み香が広がります。果実味は十分凝縮感があってネットリとしており、後半には苦味が前面に出てきます。酸もそこそこあるのですが、アタックのインパクトに比べて中盤から後半の味わいがやや散漫というか平板というか、その辺が本家コンドリューに及ばない所以でしょう。値段も本家の三分の二ぐらいなので、この違いをどう捕らえるかですね。私は問われれば、どちらも選ばずに南仏か新世界のヴィオニエに走るかもしれませんが。★★★
2015年08月23日
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2000年のリースリングと一緒に買ってみたものです。残念ながら00リースリングは凡庸なものでしたが、こちらはどうかなと。白桃やライチなどのフルーティな香りの中に少しばかり重油香っぽい熟成したニュアンスが感じられます。飲んでみると、味わいは甘く酸は丸く、まるでフルーツジュースのようです。そこそこボリューム感のある酸のおかげで、コッテリとした果実味のわりに後味はさっぱりとしています。まあ2000円前半のワインなので多くを望むのも酷ですが、これといって貶す要素こそない代わりに褒める要素もあまり見当たらない、微妙な立ち位置の一本です。あえて褒めるとすれば、アルコールが苦手な向きにも喜ばれそうな近づきやすい味わいだということでしょうか。★★☆
2015年05月27日
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サンセールの至宝、といいつつ、なんだか某所の特売のおなじみ銘柄の感すらあるアルフォンス・メロ。いい作り手だと思うんですがね。ロワールのソーヴィニヨンブランというややマイナーなポジションであることに加えて値付けが総じて高めなんですよね。この銘柄は当主アルフォンスが19代目という事で命名されたスペシャルキュヴェで、樽発酵で造られるそうです。黄桃やリンゴ、アプリコットなどのやや重めの果実、アカシア、ミネラル。味わいは厚みのある果実味が印象的ですが、やや酒質に鈍重さを感じるのと、後半に蜜っぽい甘さが残るのがマイナスポイントです。力強くグラマラスな味わいのベクトルはソーヴィニヨンブランの品種特性とはややギャップがあるように感じます。PPは95点とかなり高いようですが、個人的にはあまりツボにはまることのない香味でした。小瓶に残した翌日、各要素が馴染んで飲みやすくなりました。少し寝かせるとまた違った表情を見せてくれそうです。PP96点のキュベ・エドモンも同時に購入したので、こちらはもうしばらく寝かせてから飲んでみようと思います。寺田倉庫に預けてしばらく忘れてみるのも一案かもしれません。★★★★楽天でアルフォンス・メロを検索★
2015年03月28日
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アンリ・ブルジョワは土壌ごとにいろいろな銘柄をリリースしていますが、これはシレックス土壌の最良区画から作られるキュベです。火打ち石の混じる石灰質土壌。樹齢40年。リュット・レゾネによる栽培。除梗せず自然酵母のみで発酵。フレンチオーク樽(60%)とステンレスタンクにて、11ヶ月間熟成。無清澄、無濾過で満月後に滓引き…だそうです。グレープフルーツや白桃、ハーブ、ミネラル、それに白い花のかぐわしい香り。味わいは果実味がギュッと凝縮していて蜜っぽいニュアンスを伴いますが、決してそれが下品にならず、エッジの丸い伸びやかな酸との間で心地よくバランスがとれています。これはすばらしいですね。前回飲んだバロンヌ・ブランとは比較にならない香味、…と思ってネットで検索してみたら、値段が倍ぐらい違う。普通に買うと6k以上するんですね。。美味しいはずです。(ちなみにこのボトルはセールで4k前後で購入)。6kとなるとリピートにはやや二の足を踏んでしまいますが、セールで安く出ていればまた買ってみたい銘柄です。★★★★★楽天でアンリ・ブルジョワを検索★
2015年03月10日
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ヴァインバックのコレット・ファレール夫人が亡くなられたとのこと。ご冥福をお祈りします。http://winereport.blog.fc2.com/blog-entry-1108.html昨晩はマリネやカレイの煮付けなどにあわせてなんとなくアルザスを飲もうと思っていたところでした。このニュースを知っていたら、迷わずヴァインバックを開けたのですが。ちなみにこのヒューゲルは近所の酒屋で衝動買いしました。ジュビリーではなく、素ゲビュルツ?です。なんだかまた写真が斜めになっていますね。画角を4:3に戻したらどうも上手く撮影できません。グラスに注ぐと健全な濃いめのイエローの色調。まだ若々しい色合いです。香りは例によってアロマチックなもので、マンゴーやパッションーツ、缶詰の白桃、オレンジピール、花の蜜など。口に含むと、しっとりとしたコクと果実由来の甘みがあって、酸は丸くてやや控えめ。ワインを飲みつけない女性などにも好まれそうな外向的な味わいです。ゲビュルツやヴィオニエって、毎晩飲もうとは思いませんが、時々無性に飲みたくなります。エキゾチックな料理、エスニック料理の相方や変化球的なマリアージュを楽しみたいときにもよいと思います。我が家のセラーも最近はこの両品種を常備しています。ただ、問題は、小瓶に残すと翌日飲み飽きることです。(^^;★★★★楽天でHUGELを検索★
2015年02月11日
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ウメムラさんで買ったアルザスのバックビンテージ。2000年でありながら3Kという安さです。他にもいろいろなラインアップがありますね。グラスに注ぐと、濃いめのイエローで黄金色がかった素敵な色調です。香りはアプリコットやカリン、蜂蜜、黄色い花、それに顕著なペトロール香。とまあ、色と香りまではよかったのですが、味わいがややいただけない。辛口といいながら、甘いんですよね。果実味はそれなりに豊かで厚みもあるのですが、ドイツの中甘口のような繊細な酸があるわけでもなく、全般に寸胴な印象を免れません。まあ15年もののリースリングが3kという値段なので、多くを求めるのも酷というものですが。フレデリック・マロという生産者のことは知りませんが、最終的な評価は同時に購入したゲビュルツを飲んでからにしたいと思います。★★☆
2015年01月30日
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早くも13VTです。黄緑がかった若々しい色調。柑橘類やレモン、ミネラル、それに強めのハーブ香。ブラインドで出されたら私でも間違えずに答えられそうです。飲んでみると、シャープな酸があって、酒躯は細身でドライな印象。上のクラスになると、酸がシャープでありながらもエッジが丸くなめらかだったり、果実味がもっとリッチでふくよかだったりするのですが、このボトルはまだ厳しさが先にたっていて、これを飲んでもSB贔屓にはならないだろうな、と思ってしまいます。同じようなプライスレンジだったら、ニュージーのものを選びたくなるかも。少し辛めのコメントになってしまいましたが、上級グレードも一緒に買ったので遠からず開けてみようと思います。★★☆翌日:冷蔵庫でキンキンに冷やして飲んだら、蜜っぽい甘さが乗って口いっぱいにハーブのフレーバーが広がるようになり、初日より印象はよくなりました。といっても、星の数を増やすほどではありませんが。
2014年12月06日
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エスカルゴさんの12デュジャック話のタネにもいいかと。フィッチさんより勝沼醸造の甲州テロワール・セレクション・祝キタザワさんの熟成シャンパーニュ。89&90ギィ・ミッシェルみちのく福箱よりデュジャックの11グランクリュ2本セットなんだかんだで51回目の誕生日を迎えてしまいました。毎年誕生日には何を開けようかと悩みますが、今年は平日だったことと私自身がイマイチ体調が優れなかったこともあって、地味目な銘柄を開けることにしました。このコルナスは、リリース後すぐに購入して以来、ずっと寺田倉庫、のち自宅セラーで保存していたボトルです。インポーターはフィネス。抜栓するとワイン自体はコルク最低部にしか染みこんでおらず、さすがフィネスものと感心。加えて、我が家のこれまでの保存環境も問題なかったことも証明されました。香りは黒系果実のコンポートや丁子、ナツメグなどのスパイス類、腐葉土、黒胡椒など。まだ手ごわそうな香りです。飲んでみると、案の定まだ硬い!濃縮感のある果実味と高めの酸、それにザラッとして豊富なタンニン。さすがはシラー100%のコルナス。これにヴィオニエを混ぜたくなる気持ちがよくわかります(笑)。小手先の技を使用せず直球一本勝負という感じの、よくいえば純朴な、悪く言えば不器用な味わい。かなりボトルが冷えていたことも手ごわさを感じた一因でした。これは翌日以降に持ち越したほうがよかろうということで、例によって半分弱飲んだところで小瓶に移し、もう一本別のボトルを抜栓することにしました。(つづきます)★★★
2014年11月29日
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信濃屋さん実店舗で薦められていたので衝動買いしてみました。シルヴァーナというのもなかなか進んで買わない品種ですが、この銘柄は世界ソムリエコンクールで優勝した某ソムリエが「世界最高のシルヴァーナだ」と言ったとか言わないとか。色調は濃いめでやや麦わら色がかっています。グレープフルーツやカリン、それにキンモクセイなどの黄色っぽい香り。味わいは果実味がたっぷりしていて、体躯はやや太めですが、甘ったるくならずにキリッと辛口に仕上がっているところは好みです。そのためにも供出温度は低めを推奨したいですね。★★★★楽天でローラン・シュミットを検索★
2014年09月19日
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カーブドリラックスさんの実店舗でアウトレット扱い(ビンに割れ)のものを購入。地味な銘柄ですが、これがなかなかよかった。柑橘やライチ、白桃などの果実、それにハーブやアカシアなどのアロマチックな香り。飲んでみると瑞々しい果実味を伸びのあるしっかりした酸が受け止める中庸を得た味わいで、特段スゴイとか感動させられるものはありませんが、日常の晩酌に違和感なく溶け込んでくれる安心感があります。私の場合、ピノブランはなかなか進んで購入しようとは思わない品種ですが、たまにこうして飲むと目からウロコですね。食わず嫌いはよくないです。★★★☆★楽天でジョスメイヤーを検索★
2014年09月12日
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当ブログとしては非常に珍しいローヌの白です。今まで食わず嫌いだったといいましょうか、先だってワインバーでグラスで飲んだものが思いがけず美味しかったことで最近ローヌの白にも興味が募っています。グラスに注ぐと中程度のきれいなイエローの色調。少し黄緑がかっています。香りはやや控えめで、白桃やメロン、花の蜜、グラスハーブなど。味わいは果実に厚みがあって蜜のような甘さを感じます。それを支える酸はやや控えめですが、フィニッシュにはナッティなニュアンスとともに苦味が感じられて、甘苦いフィニッシュを形成します。ふだん飲まない味筋の白ですが、やはりこれはこれで面白いです。ただ、このボトルに関しては、リピートするかと問われるとかなり微妙な気もしますが。★★★☆★ヌフパプの白を楽天で検索してみる★
2014年05月13日
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桜は昨日の雨でかなり散ってしまいましたね。写真は一昨日武道館のそばのお堀で撮ったものです。この日開けたのは、コタのサンセールのバックビンテージ。最近SBへの興味が高じていたところに、たまたまゆはらさんでコタの97と98年がいずれも3K台で出ていたので購入してみたものです。※購入履歴を調べたら、購入したショップは大元さんで、価格は4K台でした。他の銘柄と混同していたようです。失礼しました。当初は珍品ということで、ワイン会の余興にでも持参しようかなと思ったのですが、とりあえず97を開けてしまうことにしました。なぜこのタイミングでそう思ったかというと、山本昭彦さんが同じ97年を飲まれて、すでに飲み頃を過ぎていたと書かれていたからです。http://winereport.blog.fc2.com/blog-entry-232.htmlちなみに02年はそれなりによかったようですね。http://winereport.blog.fc2.com/blog-entry-305.htmlいやあ、これはキツかったですね。グラスに注ぐと黄金色がかったイエローでかなり濃厚な色調。香りがいけません。完全にシェリーと化しています。液体はトロリとしており、若いころにはそれなりに凝縮した果実味を味わえたのだろうなと想像できますが、それを支える酸が十分でなかったようです。そもそも90年代のソーヴィニヨンブラン、しかも価格は3K台という時点で分の悪いギャンブルであることをもっと自覚すべきでした。まあ「蓼食う虫も好き好き」と言いますし、シェリーだと思って飲めば飲めなくもありません。とりあえず私はキンキンに冷やして食前にアーモンドと一緒に飲みましたが、これはなかなかよい組み合わせだったかなと。★☆★楽天でパスカル・コタを検索★
2014年04月04日
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前回に続いてリースリング。このワイナリーのものを飲むのは初めてです。キュヴェ名の「LesFossiles」は「化石」の意味で、太古は海であったこの畑の土壌が、もともとは貝殻からできた石灰質であることから命名されたとのこと。兄弟で共同経営していて、どちらかのご当主の奥様が日本人のようですね。厚みのあるクリーンでよく熟した果実味が印象的です。熟れた柑橘類や白桃、白い花、塩ビ製品などの典型的なリースリングの香り。温度が高いと蜜のような甘みが前面に出てきます(正直これが苦手)が、冷蔵庫で冷やし気味にすると、味わい全般に締まりが出てきてよい感じになります。といって冷やしすぎると今度は後半の苦味が際立つようになるので、供出温度がポイントに気をつけてやる必要がありますね。ヴァインバックのようなデリカシーはありませんが、代わりに堅牢な構造があり、オーソドックスで破綻のないリースリングだと思います。ところでアルザスといえば、最近はビオに取り組む生産者が多いとのこと。でもってこのボトルはスクリューキャップです。今までの脱酸素パック関連の検証や考察から、SO2のバリアをもたないビオ系銘柄はSO2を使っているボトルに比べてリリース後の移動(特に赤道をわたるような)にはことのほか弱く、そのため、徹底した温度管理、もしくは何かしらの施策が必要であると私は思っています。その「施策」のひとつが、スクリューキャップではないかと思うのです。赤ワインだと還元の問題なども出てくるようですが、このボトルに関してはミネラル感もよく残っていて綺麗な香りが出ており、よい相乗効果を生み出していると思います、ハイ。。★★★
2014年01月18日
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この日の夕食は我が家には珍しく天ぷらと蕎麦でした。通常、私はワインと食事のマリアージュに関しては全くといってよいほど無頓着を決め込んでいます。ひとつにはマリアージュよりもむしろ自分の好きな品種(ピノなんですけど)を優先的に飲みたいという欲求のため。明らかに合わないという組み合わせの場合は、食事を先に済ませて、食後にチーズやアーモンドとともにワインを飲んだりしています。もうひとつは、セラーの在庫に偏りがあるため、何と何があうといわれても実際には対応できないという事情もあります。なので、今までは天ぷらやそばだったら、ワインは食後に回すか、あるいはシャンパーニュなどの泡モノを開けるか、というところだったのですが…。最近は自分の中で他品種への興味と欲求が高まっていまして、結構今まで飲まなかった白品種も浅く広くセラーに常備しているんですよね。なので今回もSBとリースリングとどちらにするか迷った末、先日ヴィラ・マリアのSBを開けたばかりなこともあり、ヴァインバックのリースリングにすることにしました。アルザスのリースリングって、辛口といいながら結構甘く感じるものが多く、最近それであまり食指が動かなくなってきているのですが、この銘柄はどうでしょうか。なかなかイイですね。アカシアや柑橘系果実、白桃、ミネラルなどのアロマチックな香り。味わいは華やかな果実味とヴィヴィッドで繊細な酸とのバランスがよく、テクスチャーも艶やかでなめらか。デリカシーと品格のある仕上がりになっています。個人的な好みでいえばさらにもう少しドライでもいいかなと思ったりもしますが、一般的には十分でしょう。蕎麦、天ぷらにあわせるといえば、あとはグリュナー・フェルトリナーなどもいいですよね。セラーにないので、こちらも機会があれば仕入れておこうかなと。★★★☆★楽天でヴァインバックを検索★
2014年01月14日
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アーベンさんよりヴォギュエの10ミュジニーとボンヌ・マールのセットAWCさんよりメオカミュゼの11クロ・パラントゥー セット ウメムラさんの10オーパス・ワンフィッチさんよりバンジャマン・ルルーの11ブルゴーニュ ルージュこのところ脱酸素の話ばかりで飲んだワインのメモがたまってきたので、少しずつそちらも消化していきます。以下はいずれも晩酌で飲んだワインです。サンセール・キュベ・エドモン11(アルフォンス・メロ)私の好きなアルフォンス・メロ。といいつつ、あまりこのブログには登場しませんが。SBって、家ではあまり飲まないんですよねぇ。色調は中程度からやや濃いイエローで軽く黄緑がかっています。香りはグレープフルーツ、レモン、ハーブ、ミネラル、それに花の蜜のような甘いニュアンスもあります。口に含むとSBらしいシャープでビビッドな酸。といってもエッジは軽くヤスリでこすったかのようになめらかです。果実味は厚みがあり、粘性すら感じます。香りの中に蜜っぽさがあったので、ひょっとして甘いかなと思いましたが、そのようなことはなく、また後半に苦味が加わることもなく、リッチさと爽やかさとを高い次元で両立させたどこまでもナチュラルで自然な味わいはすばらしい。やっぱりイイわ、アルフォンス・メロ。また買い足したいと思います。★★★★★楽天でアルフォス・メロを検索★フルーリー・オー・ボン・グレ2011(ミッシェル・ギニエ)「ボジョレー再発見プロジェクト」ボトル。チェリーやラズベリー、ハーブ、紅茶などのクリーンな香りと例によってビオ系の臭いが同居しています。飲んでみると味わいはクリーンで肩肘はったところがなく、スルスルと飲めてしまいます。ジャンクフードや和食などとも幅広く喧嘩せずに併せられそうなのは美点です(ちなみにこの日は鍋に併せました)、ワイン単独のキャラクターとしては可もなく不可もなくといったところでしょうか。このボトルは楽天優勝セールで1K台で購入したものでしたが、通常の3k弱の値段だと、積極的に推すにはやや微妙なラインですね。★★★
2013年12月17日
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私らしくないというか、私にしては珍しいというか、ふだんこの手のワインを家で買って飲むことはめったにないのですが、たまたま目に留まって、ラベルもかわいらしいので購入してみました。大岡さんがプロデュースした チャリティーワインです。売上から1本/100円がインポーターさんより震災復興のために寄付されます。大岡さんの親友がサンペレの発泡酒を造っており、 そのワインの瓶内二次発酵が途中で止まり、何年経っても発酵が始まらずわずかに甘い微発泡酒となりました。残糖は、6.6g/Lです。 DEMI-SECのサンペレとしての販売は可能ですが、このままの状態が大変美味しいので澱引きのデゴルジュマンもせず、そのまま出荷することに大岡さんが決めました。アペラシオンはとらずにVin Mousseux de Franceになっています。ラベルは、クレレットドディーのデザインで黄色いラベルです。マルサンヌという固有品種からうまれるサンペレ2001〜2002のワインを2003に瓶内2次発酵させ、そのまま8年間瓶内熟成させたものを2011年にリリース。 …とのことですが、要は瓶内二次発酵が途中で止まってしまったサンペレ泡の出来損ないをチャリティ用に仕立てましたというボトルなわけですね。それってどうなのよ、という気がしないでもないですが、8年寝かせた挙句デゴルジュマンせずに出荷したというのはそれはそれで興味深いと思った次第。色あいは少し麦わらがかった濃いめのイエロー。泡はわずかで、微発泡という表現がまさにふさわしい。香りはバナナや洋ナシ、それにキンモクセイやホッコリしたマロン系の焼き菓子のような香りがします。飲んでみるとコッテリトロトロとした中に酸化したフレーバー乳酸系のフレーバー、それに濃縮された旨みとで独特な味わいです。なかなか興味深いワインです。 ただし2000円はちょっと高いかな。まあチャリティだと思えば納得できる香味ですが。★★★★楽天でグラン・コリーヌを検索★
2013年07月30日
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ナナ・ヴァン・エ・コンパニーは、ロワールのビオワイン生産者クリスチャン・ショサール氏のネゴシアン事業。コーとガメイの混醸による「ユー・アー・ソー・ナイス」も旨安ワインとして知られていますね。他にもソー・ファインとか、ソー・プリティとかソー・バブリーとかあるようです。このボトルは新橋の「BISTRO Okei」に伺った際に注文しました。http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13102049/市価2Kのピノですから、まああまり多くは望めないのですけど、個人的には、微妙なボトルですねぇ。よくない意味で自然派らしいワインです。例の好ましくない香りが支配的。まあこれも好きな人は好きなんでしょうけど。飲んでみるとそれほどエキセントリックさはなくて、赤系果実と紅茶、それに少し漬物っぽさが加わったフレーバー。ブラインドだとアルザスあたりのピノと答えそうな雰囲気です。たまに目先を変えるのにはよいかもしれませんが、市価2Kで買うならブルゴーニュのメジャーな作り手の裾モノを選びたくなります。★ナナ・ヴァン・エ・カンパニーのワインを検索★
2012年09月27日
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じんわりと暑くなってきたので、近所のワインショップで白ワインを仕入れようと覗いてみたら、表記の銘柄を見つけて衝動買いしてしまいました。サン・イポリットとベブランハイムのピノ・ノワール100%。平均樹齢20年。年間生産量5000本の限定品、だそうです。3500円位で買いましたが、ネットでは3K前後で売られているところもありますね。グラスに注ぐと、やや濁りのあるルビーの色調。香りは、う~ん、劣化ではないのですが、醸造上の問題でしょうか、厩系のあまり好み出ない香りが支配的です。飲んでみると、酸に張りがあって、赤系果実の心地よい味わいがあります。深みやスケール感には乏しく、いいところ価格相応というところでしょうか。翌日は、小瓶に移し変えたことがデキャンティングの役割を果たしたのか、香りのイヤな要素はなくなりましたが、味わいに少しばかり「饐えた」ようなニュアンスが加わるようになりました。期待が大きかっただけに、少しばかり肩透かしを食らわされたダイスの赤でした。★楽天でマルセル・ダイスを検索★
2012年06月06日
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サンセールの名手、アルフォンス・メロのバックビンテージです。タカムラさんで購入しました。夏も終わりということで、シチューにあわせて開けることにしました。グラスに注ぐと、かなり濃い色調のイエローです。黄桃やバニラ、ヘーゼルナッツなどのモワッとした香りが一瞬よぎきりますが、あまり長く続いてくれません。味わいはよくもわるくもトロトロ。ただ、ブルゴーニュのシャルドネのように熟成によって大きく付加価値が加わっているかというと、こういう味わいを好む人もいる一方で、若いころの繊細でヴィヴィッドな味わいのほうがよいという人もいそうで悩ましいところです。個人的には、このボトルに関しては、もう少し早く飲んであげた方が幸せだったかな、と思いました。
2011年09月13日
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夜の会食で、とある中華料理店にワインを持ち込むことになりました。こういうときのワイン買出しは私の役割です。昼休みに虎ノ門のカーブドリラックスに行って見繕ったのが、上記の2本。どちらも同じVTは飲んだことはないものの、何度か過去に飲んでいて、手堅い線で選びました。リースリング・キュベ・テオ2009(ヴァインバック)いいですね。艶々したリースリングです。ややパッションがかった柑橘系フルーツ、アカシアの花、ミネラルなどの華やかな香り。口に含むと、ツルリとしたテクスチャーの中にも伸びのある酸があります。口の中での表情も豊かで、同席した方々にも好評でした。★楽天でヴァインバックを検索する★モレサンドニ2008(ダヴィッド・デュヴァン)かつてのトルショーさんの畑ですかね?以前はモダンで濃いめの作りをする印象があったダヴィッド・デュヴァンでしたが、この08年はずいぶんと抽出もやわらかくエレガントなワインに仕上がっています。赤系果実やシナモンなどのスパイス、紅茶などのクリーンな香り。味わいはミディアムボディで、含み香が豊か。やや力強さには欠けますが、中庸を得た仕上がりのよいワインだと思いました。↑銘柄違いますが‥。カーブドリラックスさん、さすがいい品置いてますね。
2011年06月10日
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晩飯が魚メインだったので、この日は白ワインにしました。地震で家のグラスが割れてしまったという話をよく聞きますが、我が家のロブマイヤーたちは幸いみな無事でした。この日はやや小ぶりなTypeVのグラスを使うことにしました。グラスに注ぐと、ほとんどグリーンのニュアンスを感じない、濃い色調のイエロー。黄桃のコンポートやアンズ、グレープフルーツ、キンモクセイ、花の蜜などの華やかな香り。、飲んでみると、甘く濃厚な果実味を力強い酸が支える外向的な味わいです。果実味が豊かな分目立ちませんが、酸はかなり強靭で、調子に乗ってグビグビ飲んでいると、歯茎がヒリヒリしてきます。純和食よりは、バターを使った料理などにあわせたい味わいですね。お値段は3K前後ですか。こういうワインを何本か寝かせておいて、熟成させた姿を愉しむのもまた一興かと思います。
2011年04月05日
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■サンセール・レ・モン・ダネ2004(パスカル・コタ)04年の白ということで、もっとも心配していたボトルですが、どうやら私は日ごろの行いが良いようです(笑)。このボトルも大丈夫でした。やや黄緑がかった中程度のイエローの色調。色合いだけみるとブルゴーニュのシャルドネと区別がつきませんが、香りを嗅ぐと上質なロワールであることをすぐに認識できます。レモン、青リンゴ、ハーブ、ミネラル、それにバニラっぽいニュアンスがアクセントを添えています。味わいは柔らかな果実味を豊かでしっかりした、それでいてエッジの丸い酸が支える繊細なものですが、その一方で、果実味に力があり、中盤から後半にかけての味わいも充実しています。12,5%のアルコール度もほどよい加減で、ほとんど否のうちどころのないソーヴィニヨンブランといえましょう。まあ、考えてみれば、半額セールで2千円台でしたけど、本来は5千円前後で流通している銘柄ですからね。美味しいはずです。コンディションについては、ベストの状態だったのかはわかりませんけど、少なくともワインバーやレストランで出されても文句の出るレベルでなかったのは確かです。★楽天でパスカル・コタを検索。★p.s.翌々日。小瓶に移した残りを飲んでいますが、思い切り開いて、果実味は柑橘というより黄桃やパイナップルなどの風味が出ています。酒質もオイリーになって、口の中での旨み感と含み香の豊かさは初日にはなかったものです。今日ブラインドで飲んだら、その華やかさから、SBとは言わずにリースリングと答えそうです。すばらしい味わいのパスカル・コタでした。
2009年11月16日
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夕刻の会議が中止になり、珍しく月曜日から早く帰宅できました。翌火曜日も夜の部はなし。となると、ワイン飲むしかありません。この日開けたのは、私としては珍しい、ローヌの赤。サンタ・デュックのジゴンダス・プレステージ・オート・ガリグ、VTは2000年です。品種はグルナッシュ80%、ムールヴェードル20%。WA誌の点数は94点、飲み頃予想は2005年から2025年。少し早いかな、と思いつつ飲んでみました。濃厚なルビーの色調ですが、エッジはピンクというかオレンジというか、やや複雑な様相を示しています。香りはむせるようなブラックベリー、黒胡椒、丁子、ナツメグ、墨、スモーク、ビターチョコなどの芳香。まだ熟成香は支配的ではありませんが、もう少し置いておけば、腐葉土や皮革系の香りが出てくるのだろうなという感じですね。口に含むと、噛めるような充実した果実味のアタック。酸もしっかりしていて、後味にはやや粉っぽい多量のタンニンが残ります。アルコール度の高さとあいまって堂々たる体躯があり、いいワインだなあと実感します。購入後数年寝かせたのですが、まだまだ早かった感じです。お持ちの方は、あと数年我慢したほうがいいでしょうね。★サンタ・デュックのジゴンダスを探す。ワンクリック応援よろしく!
2008年10月21日
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月火と宴会が続いたので、本来なら休肝日にしたいところですが、なんとなく勢いで開けたのがコレです。この銘柄、もともとACトゥーレーヌのピノノワールとして出されていたものが、06年はINAOから「トゥーレーヌのピノの特徴がない」とされ、ヴァンドターブルとしてリリースされたものだそうです。色調は濃いルビーで、全般にやや濁りが見られます。香りは、シロップ漬けの赤い果実やスパイスに加えて、独特のぬか漬のような香りがあります。口に含むと、スパイシーで厚みのある味わい。酸はしっかり、タンニンは粉っぽくややざらつく感じがあり、フィニッシュには収斂性を伴います。自然派銘柄は、飲む時期とか、ボトル差などにより、その都度印象が異なることが多いのですが、この銘柄も某誌の試飲で飲んだときに比べるとちょっと「?」な印象ですねぇ。特にぬか漬けチックなニュアンスが強いのには興ざめさせられます。基本的には好きな生産者なんですけど‥。★ティエリー・ピュズラのワインを探す★
2008年07月02日
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